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2008/06/10のBlog
[ 18:05 ]
[ 現場報告 ]
前回は、外壁を張っているところをご紹介しました苗加の家です。外壁の板はほぼ張り終わり、家の中では床板を張る作業が行われています。
この家は(も)、1階から2階まで和室のタタミ敷き部分や浴室・玄関の床以外、すべて杉板張りの床です。ただし、同じ杉の床板でも色の違いがあります。
違いとは赤と白のことであり、杉の赤身部分と白太部分のことです。上の写真に張ってある板は、色が赤色のみですよね。つまり、杉の赤身だけの板なのです。(写真の上半分が赤身のみの床板で、下半分に見えるのは、床下地の杉荒板です。)
それに対して下の写真の板は、赤だけの部分もありますが、赤と白が混ざっている板であるというのが分かると思います。板の真ん中が赤身部分であり、その両横が白太部分になるわけです。
一枚の板は長さ4mありますから、木の根っこ側の方が赤身部分が多くて、木の先にいくにしたがって白太部分が多くなるので、赤身だけのところと赤白混ざるところができてきます。
(上の写真と下の写真で木の赤身の色が違うのは、カメラのフラッシュありとなしだからです。)
この家は(も)、1階から2階まで和室のタタミ敷き部分や浴室・玄関の床以外、すべて杉板張りの床です。ただし、同じ杉の床板でも色の違いがあります。
違いとは赤と白のことであり、杉の赤身部分と白太部分のことです。上の写真に張ってある板は、色が赤色のみですよね。つまり、杉の赤身だけの板なのです。(写真の上半分が赤身のみの床板で、下半分に見えるのは、床下地の杉荒板です。)
それに対して下の写真の板は、赤だけの部分もありますが、赤と白が混ざっている板であるというのが分かると思います。板の真ん中が赤身部分であり、その両横が白太部分になるわけです。
一枚の板は長さ4mありますから、木の根っこ側の方が赤身部分が多くて、木の先にいくにしたがって白太部分が多くなるので、赤身だけのところと赤白混ざるところができてきます。
(上の写真と下の写真で木の赤身の色が違うのは、カメラのフラッシュありとなしだからです。)
床板を製材する場合、赤身だけの板にしようと思うと、それだけ太い丸太がいるのです。なので、板の値段も赤身だけの方が、少しだけ高いです。板は、この2種類に分けて注文します。
赤身だけの板は、赤。赤白混ざる板を源平と呼びます。どういう風に張り分けるかと言いますと、やはり玄関やリビングなど1階の主要なスペースの床を赤にして、脱衣室や物置などや2階の寝室子供室などを源平にすることが多いです。
せっかくなら、1階から2階すべて赤にしたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、赤身だけで製材するのは大変(丸太の無駄遣いでもある)なので、この木(構造材から板材まで)を用意してくれている山(林業家)が、「それは、贅沢だ!」と怒ります。
誰かだけが木の良い所ばかりを使いすぎては、たくさんのお客様のための木が無くなるからです。そんなことまで考えながら、木を用意してくれている山(林業家)なのですよ。
また、赤白の色違いが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配なく。少し年月がたつと落ち着いた色になり、色の違いが目立たなくなります。(どういう風に落ち着いていくか、年月が経った家の床板をまたご紹介しますね。)
家じゅう木に囲まれている家ですが、床板はいつも足に触れています。梅雨時期でもべたつかず、夏はヒンヤリ・冬温かい、そして呼吸してくれる床板です。
一年中、気持ちの良い生活のできる家ですね。
赤身だけの板は、赤。赤白混ざる板を源平と呼びます。どういう風に張り分けるかと言いますと、やはり玄関やリビングなど1階の主要なスペースの床を赤にして、脱衣室や物置などや2階の寝室子供室などを源平にすることが多いです。
せっかくなら、1階から2階すべて赤にしたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、赤身だけで製材するのは大変(丸太の無駄遣いでもある)なので、この木(構造材から板材まで)を用意してくれている山(林業家)が、「それは、贅沢だ!」と怒ります。
誰かだけが木の良い所ばかりを使いすぎては、たくさんのお客様のための木が無くなるからです。そんなことまで考えながら、木を用意してくれている山(林業家)なのですよ。
また、赤白の色違いが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご心配なく。少し年月がたつと落ち着いた色になり、色の違いが目立たなくなります。(どういう風に落ち着いていくか、年月が経った家の床板をまたご紹介しますね。)
家じゅう木に囲まれている家ですが、床板はいつも足に触れています。梅雨時期でもべたつかず、夏はヒンヤリ・冬温かい、そして呼吸してくれる床板です。
一年中、気持ちの良い生活のできる家ですね。
2008/06/02のBlog
[ 17:27 ]
[ 現場報告 ]
建て方が始まった妙川寺の家、前回は2日目までのクライマックスをご紹介しましたが、その続きです。
2日目いっぱいで、棟木も上がって屋根タルキの一部まで作業が進みましたので、本来の上棟(棟木が上がること)が終えたことになります。
3日目は、残りの屋根タルキを取り付けてから、屋根の野地板張りが始まりました。ですから、骨組みの建て方は終了し、ここからは屋根をつくっていく作業が始まったと言えます。
1枚目の写真は、屋根のタルキを取り付けているところです。
2日目いっぱいで、棟木も上がって屋根タルキの一部まで作業が進みましたので、本来の上棟(棟木が上がること)が終えたことになります。
3日目は、残りの屋根タルキを取り付けてから、屋根の野地板張りが始まりました。ですから、骨組みの建て方は終了し、ここからは屋根をつくっていく作業が始まったと言えます。
1枚目の写真は、屋根のタルキを取り付けているところです。
2枚目の写真は、屋根の野地板を張り終えた部分を下から見た状態です。写真の左上から右下方向にかかっている材料が、タイコ梁です。
これらの構造材(柱・梁すべて)も野地板も、完成しても全部見えてきます。とても綺麗な色をした木ですね。
天然乾燥された材料ならではの、良い色艶をしている木なのです。
野地板の次には、防水紙や断熱材・・・と何重もの屋根下地の肯定があり、3日目いっぱいでなんとかその作業を終えました。
この家は瓦葺きですので、あとは瓦を葺くだけとなり、瓦の下のルーフィングまで張ってありますので、もう雨が降っても大丈夫です。
これらの構造材(柱・梁すべて)も野地板も、完成しても全部見えてきます。とても綺麗な色をした木ですね。
天然乾燥された材料ならではの、良い色艶をしている木なのです。
野地板の次には、防水紙や断熱材・・・と何重もの屋根下地の肯定があり、3日目いっぱいでなんとかその作業を終えました。
この家は瓦葺きですので、あとは瓦を葺くだけとなり、瓦の下のルーフィングまで張ってありますので、もう雨が降っても大丈夫です。
3日目のクライマックスは、こういった作業ではなく、夕方から行われた上棟式と餅まきです。
夕方になると、どこからともなく近所の方やお客様のお知り合いの方?など、たくさんの方が家の前に集まってこられました。
棟梁による上棟式を終えたあと、餅まきが始まりました。お客様と、棟梁・若棟梁・大工さんの計5人で、お餅・お菓子・おひねりまで、こんなにたくさんまくの?と思うほど。
わが家も、参加させていただきました。餅まきといっても分からない息子が、いざ始まると一生懸命拾って楽しそうでした。
参加してくれた子供たちには、おもちゃのお土産までありましたので、うちの息子も他の子供たちも大喜び。
こういう家づくりもそうですが、昔ならではのこういう儀式もやっぱり良いものですね。子供たちにとって、とても良い思い出となったことでしょう。
この家のお客様、大工さんたち、3日間お疲れ様でした。
夕方になると、どこからともなく近所の方やお客様のお知り合いの方?など、たくさんの方が家の前に集まってこられました。
棟梁による上棟式を終えたあと、餅まきが始まりました。お客様と、棟梁・若棟梁・大工さんの計5人で、お餅・お菓子・おひねりまで、こんなにたくさんまくの?と思うほど。
わが家も、参加させていただきました。餅まきといっても分からない息子が、いざ始まると一生懸命拾って楽しそうでした。
参加してくれた子供たちには、おもちゃのお土産までありましたので、うちの息子も他の子供たちも大喜び。
こういう家づくりもそうですが、昔ならではのこういう儀式もやっぱり良いものですね。子供たちにとって、とても良い思い出となったことでしょう。
この家のお客様、大工さんたち、3日間お疲れ様でした。
2008/05/30のBlog
[ 19:51 ]
[ 現場報告 ]
妙川寺の家、建て方が始まって今日で2日間の作業を終えました。
細かいところまで写真をご紹介したいのですが、それは後回しにして、昨日と今日のクライマックスを見ていただきましょう。
建て方1日目の前日に、土台敷きを行い、1階を歩けるように仮の床がつくられました。土台は桧の赤身、土台土台の間に入る大引という部材は杉の赤身を使っていますよ。
細かいところまで写真をご紹介したいのですが、それは後回しにして、昨日と今日のクライマックスを見ていただきましょう。
建て方1日目の前日に、土台敷きを行い、1階を歩けるように仮の床がつくられました。土台は桧の赤身、土台土台の間に入る大引という部材は杉の赤身を使っていますよ。
1枚目の写真・・・建て方1日目は1階の柱から立てていきます。まず、家の中心になる8寸(24cm)角の大黒柱とそれをつなぐ、大きな梁を下で組んでから、レッカーで持ち上げて建て込まれていくのです。
こんな大きな大黒柱が持ち上げられると、とても興奮しますよ。私は何度も見ていますが、何度見ても凄いと思ってしまいます。
2枚目の写真・・・1日目はここまで、作業が行われて終了となりました。中央の大黒柱以外に、写真の手前と奥の方に長い柱が見えていますが、2階建て部分になる四隅の通し柱です。この通し柱で、6寸(18cm)角の太さがあります。
こんな大きな大黒柱が持ち上げられると、とても興奮しますよ。私は何度も見ていますが、何度見ても凄いと思ってしまいます。
2枚目の写真・・・1日目はここまで、作業が行われて終了となりました。中央の大黒柱以外に、写真の手前と奥の方に長い柱が見えていますが、2階建て部分になる四隅の通し柱です。この通し柱で、6寸(18cm)角の太さがあります。
3枚目の写真・・・いよいよ、この家ならではの牛梁の登場です。
この家の構造材が大工さんの作業所に運ばれてきた時や、墨付け・刻みなどの作業をご報告した時に、何度かご紹介してきた牛梁です。
長さは11mあり、写真の手前から奥まで1本物です。大きさは、幅が8寸(24cm)・高さ1尺2寸(36cm)もありますよ。
普通なら、もっと短い材料何本かで継いであって当たり前なのですが、こんな木を用意してくれる山(林業家)が凄い!
この家の構造材が大工さんの作業所に運ばれてきた時や、墨付け・刻みなどの作業をご報告した時に、何度かご紹介してきた牛梁です。
長さは11mあり、写真の手前から奥まで1本物です。大きさは、幅が8寸(24cm)・高さ1尺2寸(36cm)もありますよ。
普通なら、もっと短い材料何本かで継いであって当たり前なのですが、こんな木を用意してくれる山(林業家)が凄い!
2008/05/28のBlog
[ 18:11 ]
[ 最近完成した家 ]
蓮町の家、前回から2階に上がって、まずホール(兼勉強スペース)をご紹介しましたね。今日は、そのホールの横にある子供室をご覧いただきましょう。
この家のお子様はまだ小さいので、子供室を使うのはだいぶ先の話ですが、子供室は2室あります。
上の写真に見えている引戸を境に、こちら側と向こう側とで2室です。(全く同じ大きさ・同じものがついた2室が対称に並んでいます。)
この部屋は屋根なりの勾配(斜め)天井になっていて、子供室の天井の高いところにロフトがありますね。
このロフトは、タタミ2枚分の広さで、ハシゴで昇り降りします。もちろん子供室2室ともに、それぞれのロフトがついていますよ。だから、ハシゴが2つあります。
この家のお子様はまだ小さいので、子供室を使うのはだいぶ先の話ですが、子供室は2室あります。
上の写真に見えている引戸を境に、こちら側と向こう側とで2室です。(全く同じ大きさ・同じものがついた2室が対称に並んでいます。)
この部屋は屋根なりの勾配(斜め)天井になっていて、子供室の天井の高いところにロフトがありますね。
このロフトは、タタミ2枚分の広さで、ハシゴで昇り降りします。もちろん子供室2室ともに、それぞれのロフトがついていますよ。だから、ハシゴが2つあります。
上の写真で見えている向こう側の子供室に行って、前回のホール側を見たのが下の写真です。ホールと子供室は、こんな感じでつながるのです。
ドア・壁で部屋と廊下に区切られているのではなく、下の写真に見えている大きな引戸(幅170cmの1枚戸)をガラガラガラッと開けて、ホールが部屋の延長としてつながりますので、その分広々と使うことが出来るようにしてあるのです。
子供室1室は、6帖+収納+ロフトですが、こういう風に6帖より大きく開放的に使うことが出来ます。収納はどこに?・・・、大きな引戸の裏にあるのです。写真では引戸を開放して写していますが、閉めると収納が現れてくるという訳です。
勉強はホールの机で、遊ぶ時は引戸を開放して広々と、着替えや寝る時だけ戸を閉めるような感じでしょうか。子供室からホールまで含めて、子供スペースになっている家なのでした。
ドア・壁で部屋と廊下に区切られているのではなく、下の写真に見えている大きな引戸(幅170cmの1枚戸)をガラガラガラッと開けて、ホールが部屋の延長としてつながりますので、その分広々と使うことが出来るようにしてあるのです。
子供室1室は、6帖+収納+ロフトですが、こういう風に6帖より大きく開放的に使うことが出来ます。収納はどこに?・・・、大きな引戸の裏にあるのです。写真では引戸を開放して写していますが、閉めると収納が現れてくるという訳です。
勉強はホールの机で、遊ぶ時は引戸を開放して広々と、着替えや寝る時だけ戸を閉めるような感じでしょうか。子供室からホールまで含めて、子供スペースになっている家なのでした。
2008/05/23のBlog
[ 18:11 ]
[ 現場報告 ]
こちらの家、外壁の板が張り始められましたよ。
上の写真でお分かりのように、黒い板が張られていますね。実際に張っている板は、下の写真にある黒い板を横張りしています。
外壁は、たくさんの種類がありますね。サイディングなどの建材・鋼板(金属板)・塗り壁・木・その他いろいろ。この家のお客様は最初から、外壁には本物の木を張る、と決めて(こだわって)いらっしゃいました。
本物の木を外壁に張るといっても、種類があります。樹種だけでなく、木のどの部分を製材した板なのか、木の加工方法などです。そして、その木を使ってどういう風に張るか、いわゆる張り方にもいろいろな方法があります。縦に張るのか、横に張るのか。
また、板の継ぎ目をどうするか。それには、本実板を使う場合と合決り板を使う場合もあり、本実も合決りもしていない板を重ねて張るやり方、重ねずに押縁・目板を使う張り方などと、たくさんの張り方があるのです。
結局この家は、焼杉板を使ってその端っこを少し重ねながら、横に張っていく外壁にされました。(下見張りという張り方。)板を焼くというのは、塗装に頼らず木に耐久性がでるようにした昔ながらのやり方です。
上の写真でお分かりのように、黒い板が張られていますね。実際に張っている板は、下の写真にある黒い板を横張りしています。
外壁は、たくさんの種類がありますね。サイディングなどの建材・鋼板(金属板)・塗り壁・木・その他いろいろ。この家のお客様は最初から、外壁には本物の木を張る、と決めて(こだわって)いらっしゃいました。
本物の木を外壁に張るといっても、種類があります。樹種だけでなく、木のどの部分を製材した板なのか、木の加工方法などです。そして、その木を使ってどういう風に張るか、いわゆる張り方にもいろいろな方法があります。縦に張るのか、横に張るのか。
また、板の継ぎ目をどうするか。それには、本実板を使う場合と合決り板を使う場合もあり、本実も合決りもしていない板を重ねて張るやり方、重ねずに押縁・目板を使う張り方などと、たくさんの張り方があるのです。
結局この家は、焼杉板を使ってその端っこを少し重ねながら、横に張っていく外壁にされました。(下見張りという張り方。)板を焼くというのは、塗装に頼らず木に耐久性がでるようにした昔ながらのやり方です。
ですから、写真のこの板も焼いてありますので、煤(すす)がいっぱい付いています。しかし、この煤は風雨によって落ちてしまいますから、月日が経つと黒い板というより茶色の板になっていきます。
この家が完成する頃には、この黒色はだいぶ薄くなっているでしょう。今の状態でも木目が見えていますが、煤が落ちるとより木目が浮きだち、もっと綺麗な板に変化していくのですよ。
前回、この家の屋根の裏(軒裏)は塗装など何も塗らないで、写真の状態で仕上がっていると紹介しましたが、この外壁も何も塗りません。(焼板の場合は塗る必要がない。)
普通の家では、外部内部とも木の部分には何かしらの塗装を塗りますが、この家ではこういう外壁にしたこともあり、外部内部とも木部の塗装が全くありません。木部の塗装工事費が、不要になりますね。コスト面だけでなく、健康面で塗装を気にしていらっしゃる方にも、おススメです。
ただし、これが可能なのは本物の木を適材適所に使うこと、そしてもう1つは天然乾燥された木であるということが重要なのですよ。
決して、これがベストですよ、と言っているのではありません。この家のお客様は、こういう家づくりをされました。外壁の板張りは、板の種類・張り方がいろいろありますので、デザイン面だけで決めるのではなく、種類と張り方の長所短所・コストなどを良く理解したうえで決めましょう。
この家が完成する頃には、この黒色はだいぶ薄くなっているでしょう。今の状態でも木目が見えていますが、煤が落ちるとより木目が浮きだち、もっと綺麗な板に変化していくのですよ。
前回、この家の屋根の裏(軒裏)は塗装など何も塗らないで、写真の状態で仕上がっていると紹介しましたが、この外壁も何も塗りません。(焼板の場合は塗る必要がない。)
普通の家では、外部内部とも木の部分には何かしらの塗装を塗りますが、この家ではこういう外壁にしたこともあり、外部内部とも木部の塗装が全くありません。木部の塗装工事費が、不要になりますね。コスト面だけでなく、健康面で塗装を気にしていらっしゃる方にも、おススメです。
ただし、これが可能なのは本物の木を適材適所に使うこと、そしてもう1つは天然乾燥された木であるということが重要なのですよ。
決して、これがベストですよ、と言っているのではありません。この家のお客様は、こういう家づくりをされました。外壁の板張りは、板の種類・張り方がいろいろありますので、デザイン面だけで決めるのではなく、種類と張り方の長所短所・コストなどを良く理解したうえで決めましょう。
2008/05/20のBlog
[ 23:59 ]
[ お知らせ ]
現場報告でご紹介している苗加の家の上棟式が、4月23日に行われます。
上棟の様子、上棟直後からしばらくの間、希望者の方に構造見学をしていただくことができます。
ただし、見学希望のお申し込みをされた方のみといたしますのでご了承下さい。
「苗加の家」上棟~構造見学のお知らせ
日 時 2008年4月23日~5月末日(これ以降も可)
場 所 砺波市苗加
詳しい場所は、お申込み後にご案内します。
お申込みは、草野鉄男建築工房までメールまたはお電話でどうぞ。
見学は、平日・土日を問わず可能です。ご希望の日時をお問合せ下さい。(なるべく、見学希望日の5日前迄にお申し込みをお願いします。)
日 時 2008年4月23日~5月末日(これ以降も可)
場 所 砺波市苗加
詳しい場所は、お申込み後にご案内します。
お申込みは、草野鉄男建築工房までメールまたはお電話でどうぞ。
見学は、平日・土日を問わず可能です。ご希望の日時をお問合せ下さい。(なるべく、見学希望日の5日前迄にお申し込みをお願いします。)
上の写真は、この家の大黒柱を刻んでいるところ。下の写真は、伝統的な手刻みならではの複雑な形状をした継手。
天然乾燥した本物の木を使い、伝統工法の良さを生かした、真の丈夫で長持ちする構造体(骨組み)の家です。
※ 次の上棟~構造見学は、5月下旬頃に八尾町妙川寺で行う予定です。
天然乾燥した本物の木を使い、伝統工法の良さを生かした、真の丈夫で長持ちする構造体(骨組み)の家です。
※ 次の上棟~構造見学は、5月下旬頃に八尾町妙川寺で行う予定です。
2008/05/19のBlog
[ 17:43 ]
[ 現場報告 ]
妙川寺の家は、今月末に建て方(上棟)を行うことになりました。
作業所では、それにめがけて大工さんたちが一生懸命に、構造材の刻みが進められています。
この日も4人の大工さんが、たくさんあるいろいろな材料(柱・梁・屋根タルキ・その他)を分担して、作業をしておられました。
上の写真では、刻み終えた梁が一番左側に積まれているのです。写真では見えにくいですが、梁の両端が複雑な形状(伝統的な継手)に刻まれています。
そのすぐ右に、刻んでいる途中の梁が置いてありますよ。そのまた右に、これから刻もうとする梁があり、右から左へと梁が移動されていきます。
これらの梁(特に、これから刻もうとする梁)、とても長いですね。普通の家に使われている梁よりも長い、というのも特徴です。
写真の右側に置いてある正方形の太い材料が、この家の大黒柱です。いよいよ大黒柱も、刻みが始まったのです。
作業所では、それにめがけて大工さんたちが一生懸命に、構造材の刻みが進められています。
この日も4人の大工さんが、たくさんあるいろいろな材料(柱・梁・屋根タルキ・その他)を分担して、作業をしておられました。
上の写真では、刻み終えた梁が一番左側に積まれているのです。写真では見えにくいですが、梁の両端が複雑な形状(伝統的な継手)に刻まれています。
そのすぐ右に、刻んでいる途中の梁が置いてありますよ。そのまた右に、これから刻もうとする梁があり、右から左へと梁が移動されていきます。
これらの梁(特に、これから刻もうとする梁)、とても長いですね。普通の家に使われている梁よりも長い、というのも特徴です。
写真の右側に置いてある正方形の太い材料が、この家の大黒柱です。いよいよ大黒柱も、刻みが始まったのです。
この日、この家のお客様もお子様と一緒に、作業の様子を見に来られました。
下の写真で、大工さん(ここの若棟梁です)とお客様の前に積まれている材料が、大黒柱(8寸角)・通し柱(6寸角)以外の4寸角の柱です。この柱の数は、この家で約90本もあるんですよ。
当たり前ですが、本物の木なので1本1本すべて違います。ちょうど若棟梁が、どこにどの柱を使おうかと、柱の番付けをしているところでした。
お客様に、どういう風に柱を見ているかの説明や、どの部屋を優先して柱を決めていくかなど、相談しているところです。
いよいよ、建て方(上棟)が近づいてきたという感じになってまいりました。もうすぐ、この家の上棟~構造見学のご案内をしますので、お楽しみに。
下の写真で、大工さん(ここの若棟梁です)とお客様の前に積まれている材料が、大黒柱(8寸角)・通し柱(6寸角)以外の4寸角の柱です。この柱の数は、この家で約90本もあるんですよ。
当たり前ですが、本物の木なので1本1本すべて違います。ちょうど若棟梁が、どこにどの柱を使おうかと、柱の番付けをしているところでした。
お客様に、どういう風に柱を見ているかの説明や、どの部屋を優先して柱を決めていくかなど、相談しているところです。
いよいよ、建て方(上棟)が近づいてきたという感じになってまいりました。もうすぐ、この家の上棟~構造見学のご案内をしますので、お楽しみに。
2008/05/14のBlog
[ 19:17 ]
[ 現場報告 ]
この家の屋根が完了し、それを下から見た状態の2枚の写真をご紹介しましょう。(屋根工事が完了したのは、だいぶ以前であり実際の現場はもっと進んでいます。)
写真を見ていただければ分かりますが、上の写真が外部の屋根の裏であり、下の写真が内部から屋根を見ています。
前回の建て方で、屋根の一番高いてっぺんの棟木が上がると、その次に屋根の板を支えるタルキと呼ばれる部材が打ちつけられ、そして屋根の野地板を張っていく様子をご紹介しましたよね。
これらの棟木(その他にも軒桁や母屋という構造部材も)やタルキ・野地板などは、完成してもすべて見えています。
写真を見ていただければ分かりますが、上の写真が外部の屋根の裏であり、下の写真が内部から屋根を見ています。
前回の建て方で、屋根の一番高いてっぺんの棟木が上がると、その次に屋根の板を支えるタルキと呼ばれる部材が打ちつけられ、そして屋根の野地板を張っていく様子をご紹介しましたよね。
これらの棟木(その他にも軒桁や母屋という構造部材も)やタルキ・野地板などは、完成してもすべて見えています。
建て方で野地板を張り終えると、軒裏や2階の天井が出来上がってしまうのです。つまり、上の写真では外部の屋根の野地板がそのまま軒裏になり、下の写真では屋根の野地板がそのまま2階の天井なのです。
そして、外部軒裏も内部2階の天井も、塗装など何も塗りませんので、本当の意味でこれで軒裏・天井が仕上がったというわけです。
外部軒裏の場合、お客様によっては色をつけるために塗装することもありますが、この家では何も塗らない軒裏にされました。
こういう風に、本物の木で・その木が持つそのままの色が見えているのも、とても綺麗ですよね。ただし木の色艶が良いのは、これらの構造材・タルキ・野地板などすべての木が、天然乾燥されているからなのですよ。
では、この家の外壁はどんな感じに仕上がるのか?・・・外壁が張られたら、ご紹介しますね。
そして、外部軒裏も内部2階の天井も、塗装など何も塗りませんので、本当の意味でこれで軒裏・天井が仕上がったというわけです。
外部軒裏の場合、お客様によっては色をつけるために塗装することもありますが、この家では何も塗らない軒裏にされました。
こういう風に、本物の木で・その木が持つそのままの色が見えているのも、とても綺麗ですよね。ただし木の色艶が良いのは、これらの構造材・タルキ・野地板などすべての木が、天然乾燥されているからなのですよ。
では、この家の外壁はどんな感じに仕上がるのか?・・・外壁が張られたら、ご紹介しますね。
2008/05/09のBlog
[ 18:07 ]
[ 最近完成した家 ]
前回、洗面をご紹介した東石金の家です。今日は、洗面の隣にあるトイレをご覧いただきましょう。
広さは、タタミ1枚の0.5坪より少し広めにとってあって、タタミ1.5枚分の0.75坪あることになります。
便器のメーカー名は書きませんが、この家のお客様が選ばれた便器はこういう形式です。トイレだけでなく、キッチン地・お風呂など水回りすべての設備機器に標準仕様はありません。(あくまでもお客様のお好み・こだわりで決めていただきます。)
便器の後ろには、ちょっとした物を飾っておける板がありますね。また、その反対(向かい)側の壁の上には、トイレットペーパーなど小物を置いておける板が見えていますよ。
これらの板は、このトイレの天井(トイレだけでなくすべての部屋の天井)にも貼ってある厚さ3cmの板を使って、大工さんに造り付けてもらいます。正面の壁には、手摺がついていますね。この手摺は、土台の桧のあまった材料で造ってもらったものです。
これだけ本物の木に囲まれていると、写真をみているだけでも温もりを感じますね。建材や集成材にはない、本物ならではの木の良さです。
そして、本物の木の香りがまた良いのです。ただし、住み慣れてしまうと感じなくなるのですが、ちゃんと香りは出続けています。変な芳香剤を置くよりも、木の香りそのままが一番良いですね。また杉の赤身には、アンモニアの匂いを消臭する効果もあるのですよ。
建材や集成材は論外として、本物であってもこういう木の良さが残っている木と、そうでない木もあります。木の良さがちゃんと残っているのは、天然乾燥された木であるということです。
構造材(柱・梁)から床板・天井板に上記の棚板類まで、すべて天然乾燥された本物の木が使われています。
本物の木に囲まれている、快適なトイレなのです。
広さは、タタミ1枚の0.5坪より少し広めにとってあって、タタミ1.5枚分の0.75坪あることになります。
便器のメーカー名は書きませんが、この家のお客様が選ばれた便器はこういう形式です。トイレだけでなく、キッチン地・お風呂など水回りすべての設備機器に標準仕様はありません。(あくまでもお客様のお好み・こだわりで決めていただきます。)
便器の後ろには、ちょっとした物を飾っておける板がありますね。また、その反対(向かい)側の壁の上には、トイレットペーパーなど小物を置いておける板が見えていますよ。
これらの板は、このトイレの天井(トイレだけでなくすべての部屋の天井)にも貼ってある厚さ3cmの板を使って、大工さんに造り付けてもらいます。正面の壁には、手摺がついていますね。この手摺は、土台の桧のあまった材料で造ってもらったものです。
これだけ本物の木に囲まれていると、写真をみているだけでも温もりを感じますね。建材や集成材にはない、本物ならではの木の良さです。
そして、本物の木の香りがまた良いのです。ただし、住み慣れてしまうと感じなくなるのですが、ちゃんと香りは出続けています。変な芳香剤を置くよりも、木の香りそのままが一番良いですね。また杉の赤身には、アンモニアの匂いを消臭する効果もあるのですよ。
建材や集成材は論外として、本物であってもこういう木の良さが残っている木と、そうでない木もあります。木の良さがちゃんと残っているのは、天然乾燥された木であるということです。
構造材(柱・梁)から床板・天井板に上記の棚板類まで、すべて天然乾燥された本物の木が使われています。
本物の木に囲まれている、快適なトイレなのです。
2008/05/07のBlog
[ 19:01 ]
[ 地域情報 ]
GWも、終わってしまいましたね。皆様は、どう過ごされたでしょうか?
私は、仕事半分と家族サービス半分という感じで、近くの公園やスーパーへ買い物に、そして自宅でバーベキューをしたりして過ごしました。
唯一、初めて行って来ましたと言えるのは、写真の場所です。ジャングル?、それともどこかの山奥?、と思わせるような風景ですね。
山奥の高地であればまだ分かるのですが、ここは平地です。平地どころか、日本海が目と鼻の先にあるという場所なのです。
場所は、富山県入善町吉原。入善と言えば、今年の2月末に日本海の低気圧により高波被害があったのを覚えていらっしゃいますでしょうか? この場所も、そこから車で10分もかからない位です。
黒部川扇状地の末端部に位置し、地下水が湧き出ている海岸に近くにスギの多い林が発達していて、林一帯を「杉沢」と言い、そこに生えているスギを「沢スギ」と呼んでいるのです。
私は、仕事半分と家族サービス半分という感じで、近くの公園やスーパーへ買い物に、そして自宅でバーベキューをしたりして過ごしました。
唯一、初めて行って来ましたと言えるのは、写真の場所です。ジャングル?、それともどこかの山奥?、と思わせるような風景ですね。
山奥の高地であればまだ分かるのですが、ここは平地です。平地どころか、日本海が目と鼻の先にあるという場所なのです。
場所は、富山県入善町吉原。入善と言えば、今年の2月末に日本海の低気圧により高波被害があったのを覚えていらっしゃいますでしょうか? この場所も、そこから車で10分もかからない位です。
黒部川扇状地の末端部に位置し、地下水が湧き出ている海岸に近くにスギの多い林が発達していて、林一帯を「杉沢」と言い、そこに生えているスギを「沢スギ」と呼んでいるのです。
昭和44年頃までは、約45haもあった杉沢だったのですが、整備事業によりそのほとんどを水田にしたため、残っているのは約2.7ha。地元の人たちの活動のおかげで、保存されてきました。
昭和48年には国の天然記念物に指定され、また昭和60年に全国名水百選にも認定されたので、全国的にも知られるようになりました。
ここに生えているスギの特徴は、伏条更新です。伏条更新とは、スギ株の根元から萌芽したスギの苗木が、生育すると雪の重みなどで倒れ、元に戻るということが続くと側方に曲がり、先端が上に向きながら成長する。
そして、スギ自体の重みで曲がった部分が着地し、そこから発根し成長する。このように伏条する現象は、日本の平地では杉沢の沢スギ林1ヵ所と言われています。
林内には、一年中同じ温度の湧き水が流れていることにより、冬は暖かかいので暖地性の植物が多く見られ、また黒部川が氾濫したときに、種子や根茎が運ばれてきたと考えられる山地性の植物も多い。
このように、暖地性と山地性の植物が見られ、しかもその種類が多いこと、さらにシダ類の種類の多さも含めて、全国的にも珍しい林と言えるのです。
昭和48年には国の天然記念物に指定され、また昭和60年に全国名水百選にも認定されたので、全国的にも知られるようになりました。
ここに生えているスギの特徴は、伏条更新です。伏条更新とは、スギ株の根元から萌芽したスギの苗木が、生育すると雪の重みなどで倒れ、元に戻るということが続くと側方に曲がり、先端が上に向きながら成長する。
そして、スギ自体の重みで曲がった部分が着地し、そこから発根し成長する。このように伏条する現象は、日本の平地では杉沢の沢スギ林1ヵ所と言われています。
林内には、一年中同じ温度の湧き水が流れていることにより、冬は暖かかいので暖地性の植物が多く見られ、また黒部川が氾濫したときに、種子や根茎が運ばれてきたと考えられる山地性の植物も多い。
このように、暖地性と山地性の植物が見られ、しかもその種類が多いこと、さらにシダ類の種類の多さも含めて、全国的にも珍しい林と言えるのです。
私も、以前から1回行ってみたいと思っていて、ようやく実現しました。一度冬の時期に行こうとしたら、冬の期間は休館となっていたので諦めました。
3枚目の写真に見えている建物が、沢スギ自然館です。しかし、沢スギ自然館・林内とも入場無料で、冬季休館なのはこの自然館のみでした。(林内へ直接入っていくことも可能なので、杉沢の冬の風景を見ることも可能ですよ。)
冬の話よりも・・・、夏の暑い時に行くと冷んやりと気持ち良い避暑スポットです。林内は、遊歩道がちゃんと作ってありますのでご安心を。その遊歩道は迷路のような感じなので、子供が喜んであちこち走り回っていました。
近くまで行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみた下さいね。
3枚目の写真に見えている建物が、沢スギ自然館です。しかし、沢スギ自然館・林内とも入場無料で、冬季休館なのはこの自然館のみでした。(林内へ直接入っていくことも可能なので、杉沢の冬の風景を見ることも可能ですよ。)
冬の話よりも・・・、夏の暑い時に行くと冷んやりと気持ち良い避暑スポットです。林内は、遊歩道がちゃんと作ってありますのでご安心を。その遊歩道は迷路のような感じなので、子供が喜んであちこち走り回っていました。
近くまで行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみた下さいね。
2008/05/02のBlog
[ 17:51 ]
[ 現場報告 ]
妙川寺の家、山から材料が運ばれてきて、番付けなどの作業も終わり、墨付け・刻みが始まっています。
材料のお出迎えや番付けをした数日後、わが家の柱・梁になってくれる木を、家族揃って休日に見に来られました。
1枚目の写真、奥様がだんな様にこれが大黒柱だよって説明しておられるところです。大黒柱を見て手で触れて、その太さに関心していらっしゃいました。
柱や梁を建てて組んでしまうと、その断面(材料の端)が見えなくなりますが、こういう段階では大きな断面が見えるので、太さ・大きさが良く分かります。
材料のお出迎えや番付けをした数日後、わが家の柱・梁になってくれる木を、家族揃って休日に見に来られました。
1枚目の写真、奥様がだんな様にこれが大黒柱だよって説明しておられるところです。大黒柱を見て手で触れて、その太さに関心していらっしゃいました。
柱や梁を建てて組んでしまうと、その断面(材料の端)が見えなくなりますが、こういう段階では大きな断面が見えるので、太さ・大きさが良く分かります。
2枚目の写真は、そのまた数日後。棟梁から、牛梁を加工するよと連絡があり、お客様も見に来て下さいました。
長さが11mもありますので、移動するだけでも大変な仕事です。早速、皮むき作業から始められ、皮をむいた木の表情を見せてもらいました。
2枚目の写真で、皮をむいているこっち側が木の末(木の上側)で、向こう側が木の元(木の根っこ側)になります。木は、元(根っこ側)の方が太くて、末つまり上の方に行くに従って、細くなっていきますよね。
この牛梁、写真の向こう側の元の方は、製材のときに削られて四角くなっていますが、少しずつ細くなっていくために、こっちの末の方だけ梁の上下に丸みが残っているというわけです。
長さが11mもありますので、移動するだけでも大変な仕事です。早速、皮むき作業から始められ、皮をむいた木の表情を見せてもらいました。
2枚目の写真で、皮をむいているこっち側が木の末(木の上側)で、向こう側が木の元(木の根っこ側)になります。木は、元(根っこ側)の方が太くて、末つまり上の方に行くに従って、細くなっていきますよね。
この牛梁、写真の向こう側の元の方は、製材のときに削られて四角くなっていますが、少しずつ細くなっていくために、こっちの末の方だけ梁の上下に丸みが残っているというわけです。
2008/04/30のBlog
[ 17:13 ]
[ 現場報告 ]
前回、この家の構造材が山から運ばれてきました。それを、この家のお客様がお出迎えしていただいたことをご紹介しましたね。
その時は、構造材がトラックから降ろされ、大工さんの作業所の中に移動して、材料搬入の終了でした。
数日後改めて、たくさんある木をゆっくり見るために、訪ねてこられたのです。そのついでに、番付けという作業にも参加していただきました。
本物の木ですから、同じ大きさの木であっても木の表情が違います。すべて同じ山の木なので、全体的には色が揃っていますが、微妙な色合いや節・木目など、よーく見れば見るほど違っているのです。これらの柱や梁を1本1本見比べて、どれをどこにどう使うかを決めるのです。
お客様に、1本の木の特徴を説明しながら見ていただき、またお客様の声(リビングのソファに座った正面に見える所は、綺麗な表情の梁に・・・)などをヒントに、番付けをしていきました。
その時は、構造材がトラックから降ろされ、大工さんの作業所の中に移動して、材料搬入の終了でした。
数日後改めて、たくさんある木をゆっくり見るために、訪ねてこられたのです。そのついでに、番付けという作業にも参加していただきました。
本物の木ですから、同じ大きさの木であっても木の表情が違います。すべて同じ山の木なので、全体的には色が揃っていますが、微妙な色合いや節・木目など、よーく見れば見るほど違っているのです。これらの柱や梁を1本1本見比べて、どれをどこにどう使うかを決めるのです。
お客様に、1本の木の特徴を説明しながら見ていただき、またお客様の声(リビングのソファに座った正面に見える所は、綺麗な表情の梁に・・・)などをヒントに、番付けをしていきました。
上の写真は、2本のタイコ梁をどう使うか、見ていただいているところです。
前回、この家に使う長ーい牛梁をご紹介しましたが、その牛梁にここに置いてある2本のタイコ梁が、リビング上の吹抜け部分で掛け渡されるのです。
タイコ梁の上下には、木の皮がついたままの状態で運ばれてきますので、その皮をむいてみたうえでどこまで皮をむく(削る)かを決めます。リビングの真上に見えてくる部分に、どっちのタイコ梁を使うのか、お客様の決めていただきました。
以前に他の家の現場報告で、お客様がタイコ梁の皮むきを体験しておられる様子を紹介しました。その記事をこのお客様は見ておられて、わが家のタイコ梁が来た時には、ぜひ自分の手で・・・と。
大工さんが、皮むきをしている作業を目にしてすぐに、「私にもやらせて下さい。」と、皮むき体験が実現したのでした。
前回、この家に使う長ーい牛梁をご紹介しましたが、その牛梁にここに置いてある2本のタイコ梁が、リビング上の吹抜け部分で掛け渡されるのです。
タイコ梁の上下には、木の皮がついたままの状態で運ばれてきますので、その皮をむいてみたうえでどこまで皮をむく(削る)かを決めます。リビングの真上に見えてくる部分に、どっちのタイコ梁を使うのか、お客様の決めていただきました。
以前に他の家の現場報告で、お客様がタイコ梁の皮むきを体験しておられる様子を紹介しました。その記事をこのお客様は見ておられて、わが家のタイコ梁が来た時には、ぜひ自分の手で・・・と。
大工さんが、皮むきをしている作業を目にしてすぐに、「私にもやらせて下さい。」と、皮むき体験が実現したのでした。
2008/04/25のBlog
[ 18:17 ]
[ 現場報告 ]
前回、解体工事をご報告した妙川寺の家です。無事解体も終わり、現場では基礎工事が始まろうとしています。
大工さんの作業所では、天然乾燥を終えたこの家の構造材が、山(製材所)から運ばれてきました。
わが家の構造材になってくれる木に、少しでも早く会いたいと、この家のお客様がお出迎えに来て下さいました。
普通は、運び終えた材料を1本1本見れるように作業所の中で広げてから、見に来ていただいているのですが、どんな風に運ばれてくるのかも含めて、トラックがやって来るところから見守ってあげたいという、この家のお客様の熱い思いからです。
写真でもお分かりのように、1本だけ特別長ーい材料がありますね。梁になる材料なのですが、構造部材名でいうと、牛梁(うしばり)と呼ばれます。
大工さんの作業所では、天然乾燥を終えたこの家の構造材が、山(製材所)から運ばれてきました。
わが家の構造材になってくれる木に、少しでも早く会いたいと、この家のお客様がお出迎えに来て下さいました。
普通は、運び終えた材料を1本1本見れるように作業所の中で広げてから、見に来ていただいているのですが、どんな風に運ばれてくるのかも含めて、トラックがやって来るところから見守ってあげたいという、この家のお客様の熱い思いからです。
写真でもお分かりのように、1本だけ特別長ーい材料がありますね。梁になる材料なのですが、構造部材名でいうと、牛梁(うしばり)と呼ばれます。
もちろん、こういう長い材料があることも分かっておられましたので、それがどうやって積まれてくるのかが、どんな風に運ばれてくるのかという意味だったのです。
この牛梁、長さは何と11m! 他にも、普通の家にはないような8mという長い梁が何本もありますし、大黒柱も一緒に積まれていますので、いつもならそれを見て長さ・太さに驚くのですが、この牛梁があるために、大黒柱や長い梁が小さく見えてしまいました。
これらの構造材を降ろしている時、幸い雨はほとんど降らなかったのですが、風がかなり強かったため寒い天候でした。でも、そんなことを感じさせないくらい、この家のお客様は、わが家の木に会えて感動しておられました。この家のお坊ちゃまも、寒いなか頑張って見守ってくれていたのですよ。
ところで、こんな大きな牛梁、一体どこに使われるのでしょう? この家の建て方(上棟)の時に、よく分かりますよ。お楽しみに!
この牛梁、長さは何と11m! 他にも、普通の家にはないような8mという長い梁が何本もありますし、大黒柱も一緒に積まれていますので、いつもならそれを見て長さ・太さに驚くのですが、この牛梁があるために、大黒柱や長い梁が小さく見えてしまいました。
これらの構造材を降ろしている時、幸い雨はほとんど降らなかったのですが、風がかなり強かったため寒い天候でした。でも、そんなことを感じさせないくらい、この家のお客様は、わが家の木に会えて感動しておられました。この家のお坊ちゃまも、寒いなか頑張って見守ってくれていたのですよ。
ところで、こんな大きな牛梁、一体どこに使われるのでしょう? この家の建て方(上棟)の時に、よく分かりますよ。お楽しみに!
2008/04/24のBlog
[ 17:41 ]
[ 現場報告 ]
苗加の家、無事に上棟を終えました。普通の家なら、柱を立て始めて屋根の野地板まで、1日もあればほぼ出来てしまうのですが、伝統的な継手・仕口で刻まれた家の建て方は、もう少し時間がかかります。
1日目、土台を敷いてから1階の管柱(通し柱や大黒柱以外の柱)を立て終わるくらいまで進みました。
2日目の朝に通し柱と大黒柱を立ててから、2階の梁桁を順に組んでいきます。その次に、2階の管柱を立てると軒桁・小屋組みと続きます。棟木をのせる直前で2日目の終了。
3日目、まず棟木をのせると上棟です。ひき続き、屋根垂木をかけて杉の野地板を張って、防水紙~断熱材~通気層・・・と複雑な屋根下地が出来ていきました。3日目の夕方に棟梁による上棟式を行い、無事に終了した次第です。
1日目、土台を敷いてから1階の管柱(通し柱や大黒柱以外の柱)を立て終わるくらいまで進みました。
2日目の朝に通し柱と大黒柱を立ててから、2階の梁桁を順に組んでいきます。その次に、2階の管柱を立てると軒桁・小屋組みと続きます。棟木をのせる直前で2日目の終了。
3日目、まず棟木をのせると上棟です。ひき続き、屋根垂木をかけて杉の野地板を張って、防水紙~断熱材~通気層・・・と複雑な屋根下地が出来ていきました。3日目の夕方に棟梁による上棟式を行い、無事に終了した次第です。
1枚目の写真は、小屋組み部分の母屋と呼ばれる材料を組んでいるところです。木を叩く音が、コーンコーンとこの家の周辺に響き渡っています。太い柱や大きな梁桁に、響き渡る木の音が最近では珍しいのか、立ち止まって見ていかれる人が多いです。
叩いている母屋と、手前の既に組んである母屋のつなぎ目が継手です。刻みのところでもご紹介した伝統的な継手(追掛け大栓継ぎ)が、今まさに組まれているところです。
組む前の継手は複雑な形をしているのが良く分かりますが、組んでしまうとつなぎ目に線1本しか見えなくなってしまいます。継ぎ手部分にある四角い穴には、組み終わった後に込み栓が打たれますよ。
2枚目の写真、屋根の三角のてっぺんを支えているのが棟木で、その隣の部材が母屋(手前に大きく見えている材料)になります。
叩いている母屋と、手前の既に組んである母屋のつなぎ目が継手です。刻みのところでもご紹介した伝統的な継手(追掛け大栓継ぎ)が、今まさに組まれているところです。
組む前の継手は複雑な形をしているのが良く分かりますが、組んでしまうとつなぎ目に線1本しか見えなくなってしまいます。継ぎ手部分にある四角い穴には、組み終わった後に込み栓が打たれますよ。
2枚目の写真、屋根の三角のてっぺんを支えているのが棟木で、その隣の部材が母屋(手前に大きく見えている材料)になります。
この上に杉の野地板が張られていくのですが、野地板が張られる前の小屋組み状態も、とても力強く見えて美しいものです。
それにしても、綺麗な色をした木ですよね。これが、その木が持っている本来の色であり、天然乾燥した材料ならではの特徴なのです。
3枚目の写真、屋根に杉の野地板を張っているところです。野地板だけでなく板を張る場合には、その板に見合った釘を使うことと釘の打ち方が重要です。屋根の上で、大工さんたちが一生懸命手で釘を打っています。このあと、屋根の下地材が何重にも順に施工されていったのです。
写真のように天候に恵まれたおかげで、順調にここまで進むことが出来ました。大工さんを始めとした職人さんたち、ご苦労様でした。
それにしても、綺麗な色をした木ですよね。これが、その木が持っている本来の色であり、天然乾燥した材料ならではの特徴なのです。
3枚目の写真、屋根に杉の野地板を張っているところです。野地板だけでなく板を張る場合には、その板に見合った釘を使うことと釘の打ち方が重要です。屋根の上で、大工さんたちが一生懸命手で釘を打っています。このあと、屋根の下地材が何重にも順に施工されていったのです。
写真のように天候に恵まれたおかげで、順調にここまで進むことが出来ました。大工さんを始めとした職人さんたち、ご苦労様でした。
2008/04/22のBlog
[ 10:37 ]
[ 最近完成した家 ]
前回は、キッチンを見ていただいた蓮町の家です。前回で、この家の1階部分をすべてご紹介しましたので、今日から2階部分をご覧いただきましょう。
階段を登って2階に上がると、上の写真のホールがまず見えてきます。名称はとりあえずホールですが、ホールというか廊下でもありますが、勉強スペースも兼ねています。
なので、写真を見てお分かりのように、机と本棚が造りつけてあります。実際には、この家のお子様はまだ小さいので、ここで勉強するのはまだまだ先の話ですが。
そういう意味もあって、とりあえずの椅子として、この家の大黒柱の切れ端で造ってもらった椅子が2個置いてあるのです。
この勉強スペースの周りは・・・、上の写真にも下の写真にも見えている障子戸の向こうが吹抜けになっています。この障子戸を開けると、1階のリビング・ダイニングキッチンが見えるというわけです。
階段を登って2階に上がると、上の写真のホールがまず見えてきます。名称はとりあえずホールですが、ホールというか廊下でもありますが、勉強スペースも兼ねています。
なので、写真を見てお分かりのように、机と本棚が造りつけてあります。実際には、この家のお子様はまだ小さいので、ここで勉強するのはまだまだ先の話ですが。
そういう意味もあって、とりあえずの椅子として、この家の大黒柱の切れ端で造ってもらった椅子が2個置いてあるのです。
この勉強スペースの周りは・・・、上の写真にも下の写真にも見えている障子戸の向こうが吹抜けになっています。この障子戸を開けると、1階のリビング・ダイニングキッチンが見えるというわけです。
上の写真で、勉強スペースの左側には子供室が2室分あります。写真でも、チラッとロフトに上るハシゴが見えていますね、そこが子供室の1室です。
そして上の写真で、勉強スペースの右側には寝室・クローゼットと書斎があるという部屋の構成になっています。
下の写真のように、子供室側から見るとこんな感じです。勉強スペースの向こうに引戸がありますが、それが寝室の出入り口なのです。
また、下の写真をよく見ていただきますと、勉強スペース天井部分に高いところと低いところがありますね。
高いところは、屋根なりに斜め天井になっていますし、低めのまっすぐな天井の上は小屋裏物置になっているのです。この小屋裏物置へは、寝室のロフトから行けるようになっていますよ。
では次回から、2階の部屋を順番にご紹介していきますね。
そして上の写真で、勉強スペースの右側には寝室・クローゼットと書斎があるという部屋の構成になっています。
下の写真のように、子供室側から見るとこんな感じです。勉強スペースの向こうに引戸がありますが、それが寝室の出入り口なのです。
また、下の写真をよく見ていただきますと、勉強スペース天井部分に高いところと低いところがありますね。
高いところは、屋根なりに斜め天井になっていますし、低めのまっすぐな天井の上は小屋裏物置になっているのです。この小屋裏物置へは、寝室のロフトから行けるようになっていますよ。
では次回から、2階の部屋を順番にご紹介していきますね。