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八ヶ岳家造りの会「木の香」 松田俊介
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2008/03/25のBlog
この巨木は杉の木です。樹齢1000年をゆうに越え、いまだ凛として大地に根をはり、人の寿命とはまったく違う時の流れを刻んでいくことでしょう。500年の木はそこかしこに今だ残っており杉などは通直であるのが当たり前に思っていました。しかし1000年・・・このときを越える木になりますとさすがに恐れ多くを感じます。特に昨日は雨上がりに晴天になり、滴が太い枝から落ち、股下の枝に当りはね上がり、日光の当る場所からは湯気がのぼり、なんとも幻想的な時間を過ごしました。


この木は同じく杉なのですが、恐らく400~500年でしょう、親方と並んで撮ったのですが、大きさが伝わるでしょうか?杉は実はヒノキより長生きする木が多く、世界最古の屋久杉もその名の通り「杉」なのです。樹齢4000年以上!!恐れ入ります・・人の人生なんてマバタキですね。


本当は来年に向け杉の丸太および材を探しに来ました。ちょうど伐採後、葉枯らし中の材があり、山のかなり上まで登ってきました。この景色いかがですか?写真で見れば美しい?山並み・・でもこんな傾斜でチェーンソウを持ち、ワイヤーを張り作業する山仕事の方々の技術と度胸には感心してしまします。日本の山は傾斜が多く、作業自体が大変です。地域材活性の為、均一な材の提供、大量に短期間に云々・・・言いますが、やはり本当の地域材活用には、この様な山から伐り出される素晴らしい木々が、100年・200年と活かされ残り続ける、そんな住宅、町並み作りも絶対に不可欠なのではないでしょうか。


テキスト:
それにしても、よくこんな斜面で正確に作業が・・・木の上に立つとゾクゾクっと怖くなりました・・・


素晴らしい!!こんな材を30年40年で潰してしまう家になんか絶対に使ってほしくありません。こんな木で桁回り・小屋組みを作ったらキレイですよ~!!どうですか??
2008/03/17のBlog
今月末に県産材(桧等)を使っての木工教室、と言いましても、1時間程度でどなたでも簡単に作れるドールハウス(お人形さんの家)作りが行われます。実際に木に触れ道具も使いますので、親子さんで体験されるにはお奨めのイベントです!!

また、山梨県森林総合研究所の方からのお誘いで、29日の午後の部では、私が偉そうに?家造りとはなんぞや!?を語ります。もし、「木の香」の松田ってどんな奴か?と興味ある方もお越し下さい・・・なんて本当はイケ面職人連れて大工のジャニーズをお見せしたいのですが・・・すみませんそれは無理なので、ふ~んそんな事もあるんだ・・という内容をお話できればと思います。
主催は以下の方です。詳しくはお問い合わせ下さい。

3月28日、甲府市の「やまなしこどもの城フェスタ ねずみどし」に楽つみ木広場

 山梨県でユニークな「子育て支援事業」を展開している「ちびっこはうす」さんが、子育て支援のビッグイベントを開催します。木楽舎も参加します。ギネスもびっくりの3万個の積み木広場です。会場は中央高速道の甲府南インター近くですので、東京など山梨近県の皆様も会場でお会いしましょう。積み木おじさん 待ってます。

◇主催:NPO法人 子育て支援センター ちびっこはうす
◇日時:2008年3月28日(金) 29(土) 10:00~15:00
◇会場:アイメッセ山梨(山梨県甲府市大津町2192-8)
◇概要: ちびっこはうすは、一人の孤独な新米ママが仲間欲しさに立ち上げた私立の子育て支援センターです。その運営費のほとんどを会費、広告収入、イベント開催費等でまかなっているなど、ユニークな活動で、がんばっています。
 こどもフェスタでは、3万個の積み木、キッズゲルニカ製作(28日のみ)、ドールハウス作り、簡単工作、おもちゃ広場、フードコート、企業ブース、おけいこフェスタ他
◇問い合わせ:ちびっこはうす 055-241-7521
 ちびっこはうすのホームページはこちら http://www.chibikko-house.jp/

2008/03/08のBlog
恒例の?第四回森作り講座です。
今年は寒い八ヶ岳らしい冬でしたので、春らしい気配が漂う今日などはようやくかとホッとします。そんな初春の八ヶ岳にてちょっと森のお話と勉強をしてみませんか?
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/forest-sec/00532983577.html

第三回では講師役を仰せつかり、緊張でしたが・・4回は勉強しに改めて参加したいと考えています。今のところ1~3回は全て参加の皆勤賞です!!
2008/03/06のBlog
昨年に湿度と気温のデータを取る為に壁内に仕掛けておいた機械を日本大学の研究者の方が取りに着ました。彼の名はカイルさん、アメリカより循環型の生活を学び、またその研究のために日本に来たそうです。
このお宅はストローベールで壁は造られています。
ストローベイルとは?→http://www.doblog.com/weblog/myblog/33436?TYPE=1&genreid=70101
こんな機械で実は色々な事がわかります。なんと20分おきに湿度と気温が計れてしかも半年分のデータが残ります。でも高いのです・・・普段の家造りでも計測してみたいですが、何せ高価・・誰かくれないかな~くれません・・。
はるばるアメリカから日本に移り住み、自分の生き方を実践している彼の行動には今の日本の若い世代には少なくなった(もちろん素晴らしい人も沢山います!)自分の進むべき道を見定め進む強さと自身が伺えました。また本当に勉強熱心です。エコ、自然環境に関わることは国境がありません。色々な話をしながら、今自分たちが進もうとしている方向や考え方に自信を持ちつつ、世界の連携ができれば良いのにな~・・と考えさせられました。
2008/02/10のBlog
写真とは別なのですが、昨日もまた雪が降りました・・去年少なかった分、今年それを取り返す勢いです。もうカンベンしてくれ・・・雪かきで筋肉痛とは・・・

さて写真ですが、次の建物の差し鴨居や梁に使う予定のアカマツ材です。芯去り似て挽き、桟積みして乾燥中です。
これはヒノキの柱を製材し背割りを居れ楔を打ちます。このまま乾燥させ更に修正挽きをしてカンナで仕上ます。下に寝ていますのは、5寸の管柱、平屋の予定なので、この柱に貫を通し、組み上げる予定です。
左のおじ様はどなたか存じ上げないのですが・・この様な丸太ゴロゴロの製材所さんです。地域の材に今後はさらに力を入れていく考えの方なので、乾燥方法を含め伝統構法の味方になっていただけるよう気体の存在です!!
2008/02/03のBlog

先日夜半から雪が降り始め、とうとう今日は30センチ積もりました・・小さい頃は雪は楽しかったのですが、雪かきもココまで来ると重労働です・・・。 お天気が崩れる前日、恒例の赤松曲り梁の皮剥きをしました。合計30本以上・・これもかなりの重労働です。富士山もこんなにキレイだったのに、翌日は雪です。でも今皮剥きをしないと春には虫やらカビやらが動き出し、せっかくの材も台無しになる事があります。いまから手入れをして乾燥させて、今後に向け準備です。





我が家のチビも見に来ていました。梁の大きさが伝わるでしょうか?この梁が100年200年と家やお堂等を支え続ける事を願っています。
製材も同時進行中です。挽いていますのは、赤松の桁梁材です。機械は古いのですが、最後は挽き手の経験と木を見る目です。
左がお世話になっている製材所の親方です。今後も地域材に力を入れて生きたいと語る職人さんです。
2008/02/02のBlog
「木の家ネット」の設計者の方から好意で、実物大の伝統的木構造の耐震実験を見てきました。写っているのは「木の香」の若手ホープ、ヤス君でございます。
中央にあります躯体が今回の実験の検体で、大きな起震装置の上に載せられています。
天井には屋根荷重に見立てた重さ2tの重しがしてあり、(赤い鉄の塊?)なかなか厳しい重さに見えました。
実際に揺らされる躯体を見ますと、もちろん倒壊もせず、かなりしなるのですが元の形にほぼ戻りました。でも、とても「震度7にも負けない!」とか「阪神大震災の1.5倍の強度!」なんて簡単には言えません。大体阪神大震災の1.5倍??って震度?ガル?マグニチュード?何の1.5倍なのかさっぱり判りませんが、広告に載りますうたい文句にはいつも呆れます・・・本当に耐震を真剣に考えている人は恐らく簡単には「うちの建物は絶対大丈夫!」なんて言えないでしょう・・・。
この実験では、構造に破損箇所が出たのと壁に亀裂が走った事が確認できました。ただ倒壊には結びつく感じではなかったので、揺れてしなる伝統的な構造の特徴が良く出ていたように見えました。
今後、様々な実験が行われ、今まで「丈夫なはずだ」や「経験と勘で」から多少でも客観的なデータの裏づけが増えればと期待しました。しかし、震度6強以上、しかも阪神淡路大震災の加速度・・・絶対に逃げ出すなんて無理だとわかりました・・やっぱり家は可能な限り丈夫で長持ち!中に住む人を守れる存在で、またその様な建築に励みたいと今さらながらにドカンと思い知らされました。

それにしましても、未だに壁倍率で耐震性を自慢する風潮には閉口です・・・皆様気を付けましょう!また何々工法が強いとか弱いでなく、どの工法もキッちっとしたバランスと施行が一番大切なことも頭に入れておく必要があるでしょう。
2008/01/31のBlog
先日の24日、高根のM邸(築80年~??)の
差し鴨居を交換しました。
差し鴨居と言いましても、赤松の巾3寸5分(105ミリ)×高さ9寸(270ミリ)
ある大きなものでしたが、なんと古い差し鴨居が折れてしまいました。
折れた原因は定かではないですが、恐らく地盤による傾きで
柱が動きねじれて節の所から亀裂が走ったようです。
約100年我慢してきたのですからお疲れ様・・なのですが、
はじめて見た時は驚きました。

新しい赤松の差し鴨居です。
大黒柱の向かい側にある小黒さんです。
チョコンと差し鴨居を繋いでいたシャチ栓が見えます。
これは当時の大工さんが刻んだものです。
大黒さんを刻む親方ですが。「のみがボロボロだ・・」
古材のケヤキは非常に硬く、ノミをキレイに研いでも
すぐに鋸の歯の様になります!

なにしろ堅い堅い・・・

新しい差鴨居の様子は、あらためまして!!
2008/01/26のBlog
今日は山梨県北杜市主催の「北杜の杜が元気になれば」と題しました森林活用と地域材を使う意味合いやその実例と言うことで、講師役を仰せつかり、あれやこれやとお話をしてきました。

会場は古民家の材をそのまま資料館の中に移築した物で、座布団に座り一通りの家造りや森林のお話をした後に現地視察にと流れました。
現地視察はいつもお世話になっていますJ邸です。ただ今回は参加の方が33名スタッフ併せ40名以上だったので、第一声が「うわぁ・・」との声を頂きました。(ごめんなさい、当初は23名程度だったもので・・)
山梨県の森林総合研究所の橘田主任さんから、ウッドマイレージや材ごとのCO2排出量、環境負荷についての説明をしてもらい、また普段は森林の事、木の事を勉強しそれを教えてくださる立場の方なので、木の組成や育つ土壌によっての違いなどを教えてもらいました。
また、山の仕事・道具展も開催されていて、八ヶ岳南麓地域での木を活かした生活の様子や遠くは平安・・さらにもっと古くからの木と共に暮らす生活の知恵や自然に対する畏敬の念を山の神と敬い、大切にしてきた人々の姿や道具を実際に見ながら会場の資料を基にご説明頂きました。
 確かに今自分達の生活では、あまりに自然への恐れや尊ぶ心がなさ過ぎる気がしました・・・。
実はこの会場は、北杜市・長坂郷土資料館の中にあり、コンクリートの中にある古民家なので、一見するとこんな感じで、本当は資料館も地域材で作ればな~などと思ってしまいました。

また、今日はとても寒かったのですが、いったん冷え切るとコンクリートの建物は寒い!中にあるこの古民家の上がりに敷いた座布団の上の方が暖かく、木の床はこんな気温でも座っていれば温かさがあり、「やっぱり木だよな~」と実感しました。

2008/01/24のBlog
本日、出先の駐車場から車を出そうとした時、
嫁さんが後ろの席で「後ろにおじいさんが入るから気をつけて!」
と、すで似確認していたので「はいよ」と軽く返事していたら、
なんと、嫁さん「そうじゃなくて、トランク開けようとしている!!」

 で、ルームミラーで見ると、そこには見知らぬおじいさんが、
私めの車のトランクをあけ、おじいさんの荷物を積もうとしている
姿がくっきりと・・・思わずクラクション!でもそのまま積み込み・・・
車を降りて「これは私の車ですよ」と教えますとハッとこちら見て、
その直後、「お~い!」と友人のおじい様の声、なんと車を
完全に間違えていたのでトランク開けても気付かなかった
ようです。

 ちょっと痴呆の始まりかな?と車を降りる際から思っていたので
すが、驚きました。だって全然違う車です。自分のはセダンその方
の車はワゴン・・・似ていたのは色だけです・・・・。

 実際に最近は運転していますと斜線をまたぐ方、わき道から
飛び出す方・・20キロでず~と走る方・・・高齢者の運転機会が
増えるのにしたがって、自分で気をつけていても危険を感じる
事が多くなりました。

 どうか今日の方が、ご無事に帰宅できますよう、また
他の方々の危険を招きませんよう願いつつ帰路に付きました。

 しかしビビリました・・他人にトランクをいきなり開けられ、
荷物を詰まれたなんて初めてで、まあ現金入りのバック等でしたら
そ知らぬ振りして・・・いえいえそうゆう問題ではありません・・

 最後に26日ですがイベントです。申し込み期限が迫っていま
すので、もし参加されたい方がいらっしゃいましたらお早めに!

 http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/forest-sec/images/92113094268.pdf

http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/forest-sec/31275966907.html
2008/01/22のBlog
先日載せました東屋の元の柱です。クリの柱
なのですが、実験がてら5年ほど前に伐って間もない、
しかも樹齢40年前後の若い木で作ってみました。
 当時は上棟のイベントだけでしたので、使って見まし
たが、予想通り割れて反りました。

 やはり広葉樹は動けば動きます!
今回この柱は入れ替えたのですが、判ってはいる
現象でも、やっぱり木は伐った後の手入れとクセの
ありそうな木は心して使わんとイカンと見せ付けて
くれました。
この東屋です。

向きや仕口の位置等、ちゃんと見込んで使えば
木の割れは強度を左右しませんので、ご安心を!
でも、割れるよりは割れん方が良いですし、でも
自然の物は必ず大なり小なり動くし・・・
ちゃんと向き合わんと後で痛い目に合います。
2008/01/21のBlog
先日ですが、この地域で農業組合を作り(農協JAではありません)
地元のお米を給食に提供している方々のお話を伺う機会がありました。
しかし来年からは米を卸さないと仰るので何のことやら?

 ある日の給食に小さな石が入ってしまい(数ミリ、米より小さい・・)
それをきっかけに一部保護者が騒ぎ、学校側からもクレームが付き、
来年度からは米を下ろせなくなったというのです。

 確かに石が入ってしまったことは良くないことですが、小さな石しかも
相当数の米の中にホンノ一粒・・・全てを取り除くのは石除去装置がある
今でも不可能でしょう、食の安全・安心などと最近は当たり前のように
言いますが、本来の安全とは安心とは??
 その一件でせっかくの顔の見える地産地消がなくなり、見かけ上の
品質は確保されたキレイなお米は入るけど、食べて安心は??
となるのではないでしょうか?

 また、ジャガイモもその方達は卸していたそうですが、給食を作る
方々から、なるべく大きくて凸凹していない剥きやすいものでないと
ダメだ!!との言葉をもらい、こちらもやめよう・・という方向になって
いるのです。

 一体、食に対し何を求めているのでしょうか?一体誰が食べる物
と考えているのでしょうか??将来を担う子供たちへ、見掛けだけキレイで
何を使って育てられているのか定かでない食物をナゼ作る側の理屈で選び
または小さな石や異物一つで、体に入った時の本来の安全は考えず
否定する愚かな行為が当たり前に通るのでしょうか・・・

 ただ今山梨県・北杜市では大規模給食センターが出来ようとしています。
結構多くの自治体が脱大規模、地域の特色を活かした健康的な給食へと
移行しつつある中、この農作物に恵まれ米どころである北杜市が工場生産
されたどこ産か??何を使って育ったのか??の
カット野菜や冷凍食が中心の給食になりそうで恐ろしいです・・・
自分の娘には弁当を持たせようか、真剣に考えます。

 一番身近な食でさえこの有様・・「住む」に関して、「森」に関して
なんて、なおさらかけ離れた存在で、今後末恐ろしい現実を知りました。
そのうち家庭では料理を作る事がなくなり、代わってコンビニ・スーパーで
買うのが主流・・・計算上の栄養と安全は確保、経済的にも一元的には安い・・
これって建築も同じ!!良く考えないとイカンな~と恐ろしくなりながら
腹が立った一件でした。