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江戸糸あやつり人形
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2008/07/09のBlog
[ 22:54 ] [ 2008年スケジュール ]
「酔いどれ」がポスターやワッペンになった今回のいいだ人形劇フェスタ、
8月に入って早々ですので、ご案内いたします。
期間は2日(土)~10日(日) 以上9日間です。

2日(土)
 11:00~ JAみなみ信州およりてファーム(野外)
 17:30~ 橋北公民館 (ここだけ演目が一つ加わります)
3日(日)
 10:30~ フェスタセントラルパーク
 13:10~ 川本喜八郎人形美術館前(屋外)
5日(火)
 14:00~ 黒田人形浄瑠璃伝承館
 18:00~ フェスタセントラルパーク
7日(木)
 昼 割烹 舞鶴
 夜 割烹 舞鶴
8日(金)
 14:00~ かぶちゃん農園
 19:00~ かぶちゃん農園
9日(土)
 14:00~ アップルタウン伝馬町1丁目(大道芸)
 17:15~ アップルタウン銀座4丁目(大道芸)

変更がありましたらお知らせします。
どうぞご都合よろしければ、飯田に遊びにいらしてください。
2008/07/08のBlog
7月19日(土)、20日(日)と木馬亭の浅草21世紀の舞台に立ちます。
昼の部は13時から。 夜の部は16時からになります。
ご都合よろしければどうぞご覧下さい。
2008/07/06のBlog
[ 23:38 ] [ 人形について ]
今回はいろんな出会いがあって、面白い2日間だった。

スロベニアの糸あやつり人形劇団が来ていて、いろんな意味で違っていて
企画として面白かったと思う。何が違うかと今回初めてわかったのが
なんと、足の長さが違うのだ。自分の人形を見てつくづく日本人だなと思う。

日本のプロは、私たちのほかにもちろん八王子車人形と西畑人形座。
西畑人形座の池原さんがポツリと
「何で日本の人形遣いはみんな真っ黒で、暗いんだろうね」
奥さんが「真っ赤にしてみたら」
「真っ赤はイヤだね」
スロベニヤの人たちは、青みのかかった灰色の衣装を身にまとい、
なかなか綺麗だった。

大道芸の仲間から私達の衣装が理にかなっていると褒められた事がある。
何で黒なのかと尋ねられ、黒という色は、日本人は見えないものと思って
いるからといつも答えていたのだが、その仲間は、人形の影だからと言う。
確か以前にも書いたことがあると思うが、この「影」という発想は、素敵だと
思う。
私たちはまぁなんとかこの仕事で食べている。
それができるのは「影」に徹しているからだという。
だから「お陰さま」なのだと。
きっと「お陰さま」の気持ちを大事に思っていれば、何とかなると能天気に
思っているのだが。

今西洋式の人形を遣っている劇団は、ブームでもあるのだろうが、ほとんど
顔を出して人形を遣っている。でも私から見ると、何で顔を出すのと疑問に
思うことが多い。
スロベニアの人たちは、人形遣いの事を俳優だという。
だからそのように舞台で振舞う。これは感覚の違いか。

今日本で人形劇は、相当に低迷している。ほとんど注目されない。
こういうときだからこそ、原点を見直す機運が生まれても良いのではないか。
温故知新――日本人が育ててきた人形劇を見直し、日本人にとって人形とは
何なのか、いろんな意見がぶつかって良いように思える。
議論を避ける今の日本の傾向が、最も大きな阻害になっているのかもしれない。
2008/07/04のBlog
[ 19:32 ] [ 日本の文化について ]
パラパラページをめくると、まるで絵本のようなつくり。
ふんだんに絵が取り上げられている。それだけで楽しい。
黄表紙(きびょうし)・合巻(ごうかん)・読本(よみほん)と呼ばれる
江戸時代に流行した本の挿絵を取り上げているのだが、秀逸なものを
選んでいるだけに実に面白い。
江戸時代の挿絵は発想が良いし、ともかくいろんな工夫をしている。
「異界」「生首」「幽霊」「妖怪」と来ると苦手の人もいるかもしれないが、
面白さ、奇抜さを追求するのに、2度摺りなどの手間を惜しまず、技術
の限りを尽くしているのがよくわかる。
決して安直な事からは生まれないのだ。

以前から怪談を創りたいと思っていたが、この本を読んで思いを強くした。
ただ、大須大道芸で宵闇の中で遣う機会があったが、こういう時だからと
「怪談の小話を」と切り出したら、すぐに数人帰って行ってしまった。
小話なので、オチのある笑い話なのだが。
人形は恐くしようと思えばいくらでもできる感じがしているが、余りひどく
すると、マニアックなものになってしまうだろう。その加減が難しいと思う。

それにしても北斎は凄い。この人は一生涯にどれくらいの絵を描いたの
だろうか。
知れば知るほどその魅力に取り付かれてしまう。

辻惟雄(つじ のぶお) 著 集英社新書
2008/07/01のBlog
[ 22:46 ] [ 人形について ]
手話ニュースを見るたび、これは演劇の原点だと思う。

今日、諸物価が一気に上った。
NHKのニュースを見ていると、アナウンサーはきっと平静に話そうと
しているのだろう、だけど言葉の調子は物価上昇を喜んでいるように
聞こえるのだ。
それに引き換え手話ニュースでは、物価上昇に対する気持ちがよく
現れていて、実に良い表現だった。物価上昇は困るのだ、誰にとっても。

手話ニュースでは、言葉の持つ意味を手だけではなく顔も、いや全身を
使って伝えている。だから演劇の原点だと思うのだ。

以前私が関わった芝居の舞台稽古のとき、客席のこっちと向こうで
静かな、しかし熱い会話を目撃し、いたく感動した事があった。

表現する事、意味を伝える事とはどういうことなのか、今表現者に
最も欠けていることのように思えてならない。
言葉を話せる事、これは素晴らしい事だ。
だけど私が発した言葉が、相手に私の思いを的確に伝えているかどうか、
誤解を招いていないか。
誤解される事なんて、小さなことも含めるとしょっちゅうあるような気がする。
「できる」のは素晴らしい事だけど、実はその背中に「不自由」が付いている。
その「不自由」を意識し続けないと、表現ってできないと思っている。

人形とは、特にそういうものなのだ。
2008/06/29のBlog
[ 16:18 ] [ 2008年スケジュール ]
ここには一般の方がご覧になれるものに限り書いています。

7月5日(土)、6日(日) 伝統人形芝居
 場所:多分、八王子車人形西川古柳一座の稽古場
 住所:八王子市下恩方町1566
 電話:042-652-1222
 詳細については、まだ聞いていません。
 札幌の若手による人形浄瑠璃一座などが出演する予定。

7月13日(日) 浅草かっぱ橋・たなばた祭 大道芸
 場所:うさぎや前(西浅草2-23-9)
 江戸紙切りの桃川忠さんと交代で出演
 桃川さんの紙切りも素晴らしいですよ。

あいている土・日・祭で、天気がよければ柴又帝釈天に出ます。
その時は前日までにお知らせします。
2008/06/28のBlog
ここのところ毎年梅干とラッキョウを漬けている。
といっても私ではなく、かみさんなのだが。
私はへたを取るか瓶を運ぶぐらい・・・・
梅干とは言うものの干さないので、正確には梅漬け。
ラッキョウは塩と甘酢。
今年も先日漬けた。
梅は一年経たないとダメなので、いま昨年漬けたのを食べだしたばかり。
美味い。
ラッキョウはすぐに食べられるので、塩ラッキョウを今日出した。
肴に最適。
単純にも幸せだと思う。

幸せというと、今日上野で大道芸ができた。
流石に日差しが出ると汗が噴き出したが、風が涼しく気持ちが良い。
梅雨の真っ最中にもかかわらず大道芸ができるとは
ついているというか、幸せというか。
2008/06/26のBlog
世界遺産の教会に書かれた落書き、今日も他に見つかったそうで、
なんだか日本人の恥をさらしているようで、止めて欲しい。

リオデジャネイロでは、日本でもお店のシャッターなどに書かれている
あの落書きがあって、それが日本と違うところは、なんといかに高い
ところに書くかを競っていて、ともかく命がけの様子。2階の壁に書く
のは当たり前、どうやって上ったのか急勾配の屋根にも書かれていた。

唐招提寺金堂の梵天立像の台座は、落書きで有名だそうだ。
カエルや馬などのほかに、新聞で文字にするのもはばかれるような
事も書いてあるそうだ。鑑真と一緒に来た帰化人のものといわれて
いる。今日の朝刊に載っていた。

高速道路のトイレにもそんな落書きがいっぱいある。
中には微に入り細に入り実に丁寧に書かれている絵もあって、感心
してしまったこともある。
でもそれを書いている人の姿を想像し、笑ってしまった。

唐招提寺建立から約1200年
"人間は進歩しない"という事なのであろうか。
フェラーリのデザイナーだった奥山さんのテレビを2本見た。
結構面白かった。

車をデザインしたら、模型を作ってみる。
普通粘土を使って削ったり足したりするのだそうだが、
イタリアは石のようなものを削って造るのだそうだ。
そこにイタリア文化の本質があるのではないかと、彼は言う。
大理石の彫刻が多いことを指してのこと。
彫刻と彫塑では質が違って良し悪しの話にはならないと思うのだが、
人形の頭を作っていて、粘土のほうが修正が利くので私には楽だ。
木はもう一つ彫りこまなければイメージ通りにならないと思いながらも、
恐くてなかなか手が出ない。
ま、それだけ素人なのだろうけれど。

新しく製品を作るということは、新たな環境破壊をする事になるのだと
彼は言う。
私にはそういう発想が無かった。よく考えてみればそうなのだけれど。
だから彼は、新しい製品を作るときは、それがもたらす環境破壊を
超えるだけの価値を持たせなければならないという。
そうなのだ。
芝居も同じことと思う。面白くなくては。
話はそれるが、去年「ストリングス」という映画があった。
結局私は見なかったが、見た知人は嘆いていた。
「あれだけお金を掛けたのなら、面白くなくちゃいけないと思う」

最後に、印象に残った彼の言葉。
組織の中に敵を作れ。仲良しグループはダメになる。
敵というと穏やかでないが、私もそう思う。
2008/06/20のBlog
講談社文庫上下あわせて830ページほどの大作を、やっと読み終えた。
面白かった。
最初ぶっきらぼうな物言いにちょっと抵抗を感じたが、そんなこと飛び越す
ぐらい書かれている内容に引き込まれた。

大きく捉えると、戦後からの社会の変動と権力構造の変化、その中で言論が
どう変節して行ったかが書かれている。
そして「正義」とは何だろうかと、考えさせられた。
彼は新聞記者になって「黄色い血」キャンペーンを張り、売血を禁止させ
献血を推進させた。
ところが企業とは見事なもので、厚生省(当時)と結託して当時最先端の
血液製剤への抜け道を開き、結果として薬害エイズを生み出してしまった。
「黄色い血」のキャンペーンは、当時としては正義だった。
しかし結果は想像もしてなかったものになってしまった。
彼は自己批判するのだが、果たしてそうなのかと考えてしまった。
グリーンピースは思い込みが強すぎて道を外れたと思うが、彼らにとって
「正義」の行為だったのだ。

日本は「場」の社会だという。
だからどういう状況にあっても自民党が強いのだという。
なるほどと思った。

なかなか上手く感想が書けないのだが、興味を持たれたのなら
ぜひ読んで欲しい一冊だ。