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B的日常 デンマーク編
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2008/07/30のBlog
ブログを引っ越しました。
新しいアドレスはこちらです。

新しいサイトでは、今までよりレイアウトや記事構成に工夫がこらせるようになるのではないかと思います。どうかご贔屓に。
2008/02/27のBlog
[ 06:34 ] [ 旅する ]
せっかく日本に帰ってきたのに、出発前から抱えていた仕事が複数あって、滞在先の実家に「プチひきこもり」状態。

でも、日本のテレビは見られるし(ケーブルTVで日本語字幕付き映画が見放題なのが嬉しい)、納豆も、日本酒も、魚の干物も、なんでもあって感動する。

なかでも帰国前から楽しみにしていたのが「餃子」。なぜか私は外国にいると餃子が食べたくなる。現地のアジアン・ショップで手に入るのは中国製の冷凍物で、もともと「これはやばいのではないか」と思っていたが(でも昨年、デュッセルドルフで誘惑に負けて1回買ってしまった)、決定的な事件が日本で起こってしまったので、買う気になれなかった。自宅で手作りというのもできなくはないのだが、「ニラ」をはじめとする材料の入手に難があるし、皮を上手に作るのも難しい。

というわけで、安全そうな日本製餃子を食べるというのが、今回の一時帰国のTO DOリストに堂々と入っていた(そういう項目を書き入れた自分が情けないが)。帰国後、すでに2回も食べてしまいました、餃子。
2008/02/20のBlog
日本への一時帰国のためにオーフス ==(陸路)==> コペンハーゲン ==(飛行機)==> パリ ==(飛行機)==> 成田、という長い旅に出る。オーフスにも空港はあるけど、マイナーすぎて私が乗るエールフランスは飛んでいなかった。オーフスからコペンハーゲンまで列車で3時間半と、決して近くはないのだが我慢する。

実は来週が締め切りの仕事を抱えていて、それがまだ手付かず状態にあるため、オーフスからコペンハーゲンの列車の旅でやっと着手する。乗ったインターシティは2等車ながら大きなテーブルが付いていて、仕事をするにはいい感じ。出張客が多いのでその便宜を考えてのことかも。他の席でもパソコンを広げている人が多い。




嬉しいことに、このインターシティには全座席に電源が完備されている。座席の上方、荷物を載せる台の下にコンセントがあり、そこから電気が引ける。日本の新幹線にも、限られた座席では電源があるようだけど、この列車みたいに全座席に付いていてくれると選択肢が広まるので嬉しい。
コペンハーゲンの空港のラウンジでセルフサービスのカールスバーグをお供にさらに2時間パソコンに向かった後、パリのシャルル・ド・ゴール空港へ。ここにも搭乗ゲートの前にパソコン用のブースがいくつか用意されていて助かる。ヨーロッパは電力料金が高いけれど、公共の交通機関では結構太っ腹に電気を使わせてくれるものだと感心。

パリから夜行便で成田に。このエールフランスの夜行便は使い勝手がよいのでよく乗るけど、搭乗客は食事が終わるとすぐに睡眠モードに入るので、客室乗務員にとっては扱いやすかもしれない。エコノミー席の私たちに食事を配る乗務員の内心の声「ほらほら、早くこれでも食べて爆睡しな」が聞こえてくるようだ。魚の甘酢掛け、というやつを食べたが、肝心の甘酢がかかっていないのに苦笑。お弁当工場で掛け忘れたのだろうか。

機内の映画に「エリザベス ゴールデンエイジ」がかかっていたので見る。途中、眠りに落ちてストーリーが分からない箇所が出てきたので、後で見返すが、また寝てしまった。ケイト・ブランシェットの堂々たる演技。でもアルマダの海戦シーンはCGでちょっと玩具っぽい。
2008/02/13のBlog
2005年に大騒動となった「ムハンマドの風刺画」の作者を殺害する計画を立てた容疑で、デンマーク在住のイスラム教徒3名が昨日拘束された(彼らがいたのは、私の住んでいるオーフスの近郊)。この殺害計画発覚に抗議して、今日は震源地である新聞「Jyllands-Posten」をはじめとするデンマークの地元紙が一斉に風刺画の再掲載を行った。

2005年の騒動の際はドイツにいて、隣の国の出来事という距離感があったが、なんの因果か騒動の中心となったJyllands-Postenの本社があるオーフスに住むことになった。ということで、今回は臨場感(?)もひとしおで、色々と考えてしまった。

まず、いくら頭にきたからといってこの漫画を描いた作者を殺害するというのは、もちろん絶対に許されない行為である。また、「そういう発想をするからこそ、イスラム教は暴力的である」と非難される理由を作ることにもなる。

一方、「表現の自由」を錦の御旗にイスラム教という他宗教、異文化への誹謗中傷を新聞という社会の公器で行うのは「自由」の乱用だ。(実際、デンマークの刑法では、合法的な宗教の教義や崇拝に対し、公開の場で侮辱することを禁じている)。しかも、前回この風刺画を掲載してイスラム世界(およびデンマークのイスラム系住民)の心を傷つけたのに、これみよがしに再掲載する見識が理解できない。

たとえばデンマークは国教として福音ルーテル派を信仰しているが(国民の9割以上がこの宗派に属し、強制的に教会税が課せられる)、表現の自由ということで「聖書の内容は嘘八百だ」「十字軍の昔から、キリスト教は血塗られた宗教だ」などという言説を、大新聞でくり広げたらどうなるだろう。反社会的行為として断罪され、不買運動が起こるだろう。もちろん新聞社は、そのような自分の首を絞める馬鹿な真似はしない。

こうしてみると、自分に都合の悪いことは自己規制するくせに、他人の宗教はないがしろにする、という二重規範は明白で、表現の自由だなんて胸を張れたものではない。もっといってしまうと、人々の心の中にある、なんだかモヤモヤしたイスラム教徒への反感や偏見におもねって、「この漫画、面白いでしょう。やっぱりイスラム教徒って、得体が知れなくて怖いよね」とにじり寄ってくるような「あざとさ」を、この漫画から感じるのだ。オーフスの街を歩いているとイスラム系の住民の姿をよく見かけるが、今日、風刺画が掲載された新聞を目にした彼らは心臓にナイフを突き立てられた気持ちになったのではと心が痛む。

風刺画の再掲載は、子供の喧嘩なみの、レベルの低い意地の張り合いにしか思えない。新聞社として暗殺計画に抗議するなら、もっと建設的でクリエイティブな企画を立てればよかった。そういう創造性があればの話だけどね。
2008/02/12のBlog
地元のトルコ食材店でちょっと前から気になっていた粉末スープの素「Vegeta」(ベジタでなくベゲタと読むそうだ)を購入。500グラム入りパックが30クローネ(約630円)。調べたら、トルコのブランドではなく、クロアチアを本拠地とするPodravka社の製品で、現地では日本の醤油のように多用されている調味料らしい。ヨーロッパ各国のほか、北米やオーストラリアにも展開しているとのこと(そういえば、オーストラリアは旧ユーゴスラビア系の移民が多いから需要があるのだろう)。デンマークにも旧ユーゴ系の移民が多いので、そういった層を狙って輸入しているのかな。

味は甘めの野菜コンソメという感じ。さっそく野菜スープに使ったら、なかなか美味しく仕上がった。日本の固形スープの素同様、グルタミン酸ナトリウム特有の味もするけれど、それが嫌いな人用にはグルタミン酸抜きの姉妹製品もあるとウェブの商品紹介には書いてある。そのほかにも「地中海味Vegeta」とか「ピリ辛味Vegeta」とか、いくつかバリエーションがあるとのこと。デンマークでは輸入食品にあたるため、私が行った店ではベーシックなVegetaしか置いてなかった。

肉や魚にオリーブ油とVegetaの粉末を振りかけて焼くというのもクロアチアでポピュラーな食べ方だそうだ。今度やってみよう。
2008/02/06のBlog
自家製ピザに気をよくして、今度はお手軽自家製ケーキを作る。

まずは黒くなった熟れすぎのバナナの有効活用をかねて、バナナブレッド。材料は小麦粉&ベーキングパウダー、バター、砂糖、卵、牛乳、それにバナナと家にあるものだけで作れてお手軽。本当はクルミなどナッツ類が入ると美味しいのだが、買い置きがなかったのでパスした。

でも熟れすぎバナナのおかげで濃厚な味になり、まずまずの成功。


同じ焼き型(パイ用の浅い焼き皿しかなかったので、それを利用)で今度は人参のケーキを作る。

油脂分はバターのかわりにサラダ油。人参を4本、すりおろして入れて、ちょっと健康的な感じ(とはいえお菓子はお菓子だ、食べ過ぎに注意しよう)。

バナナブレッドも人参ケーキも、フランスではあまり聞かないお菓子のようで、人参をお菓子に使うなんて、と相棒は絶句した(といいつつ喜んで食べていた)。
2008/02/04のBlog
[ 19:35 ] [ 暮らす ]
今いるアパートのキッチンに備え付けの調理器具がとても充実しているので、嬉しくなって自家製ビザを焼くことにした。

まずは生地を作る。粉をこねるのには電動ハンドミキサーが大活躍(こんなものが備え付け調理器具に含まれていて、感動)。イーストを使って発酵させ、生地が膨らむのを待つ。

暖房用ラジエーターのすぐそばに置いておいたら、順調に成長あそばして、嬉しくなった。あまり嬉しくて、様子を見にキッチンに何度も行くので仕事が手につかない。


同じくアパートの備品である麺棒で生地を伸ばす。
ドイツで作ったときは麺棒がなくて、手で伸ばしたのでいまひとつの出来だったが、やはり道具が揃っていると、やりやすい。
煮込んだトマト・ソースを塗った上に、玉ねぎとフレッシュ・トマト、そして生のモツァレラ・チーズを載せて、あっさり味のピザの完成。

自分で育てた(?)ピザ生地の味わいは、ひとしおだった。
2008/02/01のBlog
デンマークは豚肉の一大生産地ということで、スーパーにも豚の生肉および加工製品がたくさん並んでいる。ためしにローストポーク用の皮付き肉を買ってみた。日本では沖縄を除くと入手が難しい皮付き肉だけど、こちらでは普通に売っているのが嬉しい。

秘蔵の「カマルグ(南仏の湿地帯)の塩」と粗挽き胡椒を振っただけでオーブンに入れ、200度で2時間。皮はカリカリ、肉はしっとりのおいしいローストポークができた。とりわけ、余分な脂が落ちた皮の部分は香ばしく、酒の肴にもなりそうな味。

オーブンにぶち込んだだけで、調理らしきことはほとんど何もしていないので「料理」と呼ぶのもなんだが、材料費やかかる手間と出来上がりの味を考えると、けっこう投資対効果の高い一品だと思う。

付け合わせは、肉から出た脂をほどよく吸ったジャガイモとグリーンピース。日本の基準からいうと野菜不足の感は否めないが、明日は野菜スープでも作って挽回しよう。



2008/01/29のBlog
[ 23:07 ] [ 暮らす ]
スーパーでヨーグルトを買った。でも、なんか変。牛乳の1リットル紙パックと全く同様の、縦長の紙容器に入っているのだ。売り場を見回してみたけれど、複数のヨーグルト商品が、みな同様のパッケージで売られているので、どうやらここの流儀らしい。

最初のうちこそ注ぎ口からボウルに中身をトポトポと移せばいいのだが、終わりかけになると大量のヨーグルトが内側の壁面にへばりついたままになり、それをこそげ取ろうにも容器が深すぎてスプーン等が底まで届かない。なんだか容器に残ったまま無駄に捨てられてしまう量が多いような気がする。これって、消費量を増やすためのメーカーの策略か?あるいは容器に残ったヨーグルトを食べ尽くすための、我々にはうかがい知れないようなテクニックがあるのか?

写真の左にあるのは牛乳。右がヨーグルト。表示を見ないとどちらがどちらだか、分かりません。
2008/01/23のBlog
何かと頼りになる大学の総務のAさんから、家具付きアパート物件の口コミ情報をもらったので、さっそく下見に行く。

ロケーションは、オーフス港にも近い市内の中心地。とはいえ大都市とは違い、中心部といえどその界隈は閑静な住宅街になっている。家具付きの3室のアパートで、光熱費や高速インターネット、はては地下室にある共用洗濯機の使用料など全て込みで月額6,800クローネ(約14万円)というのは、ここの不動産相場を考えると「安い!」というしかない。ただし、家主さんが不在となる4月から7月までの4ヶ月間だけ、そこに住まわせてもらう、という期間限定物件だ。

家主さん(女性)は最近中国文化にハマり、中国語を学ぶためにとうとう今までの勤めを辞め、この4月から北京に4ヶ月滞在するのだという。その間の留守宅を貸してくれるというわけ。そのため、家具や家電、食器など生活に必要な物すべてを使わせてもらえる上、彼女が契約しているインターネット回線をそのまま利用できるのがありがたい。

見せてもらったアパートは、女性らしい上品で繊細なインテリアと清潔感が印象的で、相棒も私も、一目で気に入ってしまった。イメージとしては、原宿あたりの小洒落たカフェといったところだ。4世帯が入居しているだけの小さな建物だが、住人が共通で使える庭などもあり、とりわけ春から夏にかけてのシーズンは居心地がよさそう。さっそく、これから契約書をかわして具体的な手続きに入りたいと思う。

たった4ヶ月だけの滞在というのがいかにも残念。さてこの後は、どうしよう?

2008/01/22のBlog
オーフス市内のスーパーマーケットの開拓が続く。
Nettoというディスカウント・スーパーが安くて野菜類も新鮮、ときいたので早速乗り込んだ。

種類は少ないけれど、一通りの品目は揃っている。とはいえ、野菜や果物類の品揃えと値段は、ドイツやフランスと比べると悲しくなるので、なるべく思い出さないようにした。
こんな感じで数日分の食品を買って、日本円で4,500円くらい。うーん、高いなあ。ドイツやフランスの同等の店(ディスカウント・スーパー)だったら、その半額で済みそうなのだが。

この物価感覚に慣れるまでには少々時間がかかりそうだ。
2008/01/21のBlog
天気がよいので、午後からオーフスの街を探検に出かけた。

まずはオーフス駅まで30分ほどの道のりを散歩し、駅前のツーリスト・インフォメーションで「時間制限のある場所で路上駐車するときに使う、駐車開始時間を示す時計型の表示板」(英語ではParking Discとかいうらしい)を入手する。地元の車は、みなフロントガラスの左下に、この表示板を取り付けていて、どうやらこれがないと路上駐車ができないようだ。

ツーリスト・インフォメーションでいくつかパンフレットをもらった後、駅前の通りにあるアジア系食品店を偵察する。中華系とタイ/ベトナム系の食材がメインの店だが、海苔や米酢、ブルドック・ソースなど、日本の食品も少々置いてある。買い置きの和食食材が切れたら、ここで買えるなとちょっと安心する。実は歳のせいか、海外暮らしのストレスからか、和食や中華を食べないと元気が出ない身体になってしまっている。

今日のところは、とびきり辛いタイの青辛子やナンプラー(前々から気になっていた「イカ印」のやつに挑戦)、生姜などを購入。今日の夕飯は、これを使って買い置きの鶏肉でタイ風のグリルにしよう♪ それにしても、東京のスーパーなら30円で買える「財政ピンチの時のお助け食材」モヤシが1袋約200円(ドイツでは約100円が相場だった)というのは高いなあ。

アジア食品店のあとは、料理に使える甘くないピーナツバターを求めて、市内のスーパーを次々と見て回る。同時にそれぞれのスーパーの品揃えや特色をチェックするのも目的。「ここはダイエー風だな」「ここは大丸ピーコックか」「おおお、ナショナル麻布みたいな店!」と、いちいち日本のスーパーを引き合いに出してしまうのが悲しいところである。

ピーナツバターはあまりポピュラーな食材ではないのか、一見、ピーナツバターに見える商品が不透明タイプの蜂蜜(種類多し)だったり、砂糖を加えたものしか置いてなかったりして、なかなか見つからなかった。やっと探し出したのは、今いるアパートからそう遠くないトルコ系食品店で、ピーナツの粒々を残したチャンキーなやつ。本当はクリーム状のが欲しかったのだが、もうどうにでもなれと思って買ってしまった。

なんだか食品店ばかりを回った今日の探検。家に帰って作った夕飯のチキン・グリルは、ナンプラーを大量に使ったために台所が盛大にナンプラー臭くなってしまった。階下の大学校舎からクレームが来たらまずいな、と反省。
2008/01/19のBlog
今、とりあえず身を寄せているのは大学の校舎の最上階にあるゲストハウス。光熱費ほか諸経費込みで料金は最初の1週間が2,625クローネ(約5万5000円)、以後は毎週1,750クローネ(約3万6500円)となる。これに1ヶ月以内の短期滞在は25%の税金が課せられる。

最近改装したようで、広々とした間取りに北欧デザインの家具と、やたら豪華なシステムキッチンがついた大学の自信作である。唯一の欠点は、ゲストハウスのエリアから一歩外に出ると、そこは大学の「校舎」で学生や教職員が行き来しているので、ネギやトイレットペーパーなど抱えて買出しから帰ってくるのはおそろしく場違いであることだ。

ここを1ヶ月確保し、その間にもっと安いアパートを探すつもりでいた。ところがオーフスは住宅難で、我々が希望している家具付き物件はなかなか見つからない。やっと見つかった物件を見にいったところ、今いるゲストハウスに比べると「しょぼい・高い・遠い」の三重苦で、とても契約する気になれなかった。というより、民間の物件の価格が相場であって、営利事業でない大学ゲストハウスは破格のコストパフォーマンスだということにやっと気づいた。

ここは最長1年間の滞在が可能とのこと。延長が可能かきいてみたが、春から夏にかけては訪問者が増えるので、すでに我々の部屋にも次の予約が立て続けに入っているとのこと。む、無念。


書斎には大きな机とエキストラベッドが備え付けられており、大学のLANが使える。おまけに、このゲストハウス内は大学が提供する無線LANも使用可であることが判明した。さすがIT大国。
こちらは寝室。今まで住んできたアパートの中で一番高品質なマットレスで、ここ3年間悩んできた劣悪なマットレスによる起き抜けの疲労感から、やっと解放された。

あと少しでここから出ていかなければならないのが、返す返すも残念だ。
2008/01/18のBlog
[ 23:09 ] [ 暮らす ]
デンマークでの居住許可の申請をしに、相棒と一緒に地元の役場に行く。相棒の勤務先の総務主任Aさんが同行してくれたのは心強い。

デンマーク行きが決まったとき、在日デンマーク大使館のホームページで日本国籍者の居住許可手続きのあれこれを調べたら、恐ろしく手間がかかりそうで萎えたのだが、その後、Aさん経由で現地の移民局に問い合わせてもらったところ、他のEU国での現在有効な居住許可を持っている場合は、EU市民と同様、デンマーク入国後に地元の役場で手続きをするだけで済むことがわかり、ほっとした。フランスの滞在許可証を、煩雑なペーパーワークの末に取った甲斐があるというものだ。

居住許可の申請書には、生年月日やパスポート番号などの基本的情報のほか、話せる言語(母語、第1外国語、第2外国語)、学歴、職歴といった欄があってびっくりした。申請書は、もちろん居住許可証発行の「審査」を受けるために出すものだが、外国語能力や学歴、職歴でスクリーニングにかけるのだろうか。デンマークは現在、ヨーロッパの中でも厳しい移民政策を取っている国だが、その片鱗を見る思いだ。
2008/01/16のBlog
デンマーク到着の翌日。当座の食料や水を調達するためにスーパーに行く。実はシャワー・ソープやティッシュペーパーなど日用雑貨は、ドイツのドラッグストア・チェーン「dm」および「Rossmann」のプライベート・ブランド商品(安価で良質なので気に入っている)をあらかじめ買い込んで持参した。さすがに生鮮食料品までは持ち込めないので現地調達することに。

事前に調べておいたドイツ資本の安売りスーパー「Aldi」に行くが、値段を見て大ショック。同系列のスーパーなので、扱っている品物もドイツと似たり寄ったりだが、表示されているデンマーク・クローネをユーロに換算してみると、やっぱりかなり割高だ。品目によってはドイツの倍の値段が付いているものもある。税金の高いデンマークでの物価高はあらかじめ聞いていたので覚悟の上とはいえ、安売りスーパーでの買い物で、ドイツの「デパ地下」の買い物と同じように紙幣が飛んで行くのは涙が出そうだ。

唯一、嬉しかったのはデンマーク語の商品表示がドイツ語に似ているので、読むだけならなんとなく理解できたこと。ただしデンマーク語の発音は外国人には聞き取りが難しいときくので、あくまでも字面だけの話なのだが。

それにしても、デンマーク到着翌日から安売りスーパーに走る私たちって、いったい...。



2008/01/15のBlog
通算2年間住んだボンを後に、デンマークを目指して車で北上する。目的地は、ドイツの先にあるユトランド半島のÅrhus(オーフス)で、コペンハーゲンに次ぐデンマーク第2の都市だ。

3年間のドイツ滞在で増えすぎた身の回りの品を車に積み込むのに手間取り、予定を大幅に遅れて正午のスタートとなった。車の中はジグソーパズルのように、あらゆる荷物が隙間なく詰め込まれている。置き場所にあぶれた私の枕は、しかたないので助手席で私が抱えることにした。これが、思いがけず楽ちんで、道中ずっと居眠りをしてしまった。許せ、ドライバー(相棒)。

デンマークに到着したのは日付が変わって午前2時。目的の住所にたどり着くのに、さらに市内を1時間ほどウロウロした。デンマーク語を解さない我々には、通りの名前を識別するのも一苦労だ。これからの生活が思いやられる…。
2008/01/09のBlog
[ 19:50 ] [ 暮らす ]
毎年のように引っ越しをしているので、必要最小限のものしか手元に置いていないのだが、ドイツ生活の記念に昨年末のクリスマス・マーケットで「ご当地マグカップ」を買った。左が、美麗な建築で知られるボンの旧市庁舎を描いたもので模様がレリーフ状になっている。右は世界遺産のケルン大聖堂をマンガ風に表現している。大聖堂の近くを流れるライン川に魚が飛び跳ねているところなど、ユーモラスだ。

これは屋台のホットワインを注文すると、預かり金付きでサーブされる陶器のカップで、飲んだ後にカップを返却すれば500円ほどの預かり金が戻され、手元に置いておきたければ預かり金を放棄するというもの。日本からの旅行者も、このカップのコレクションを楽しみにしている人が結構いるらしい。

プラスチックの使い捨てコップで飲むよりも、雰囲気、保温性、口当たりの上でずっと快適で、なによりも環境にやさしいので良いアイデアだと思う。フランスとベルギーのクリスマス・マーケットではプラスチック・コップでサーブされていたので、ドイツ語圏特有の習慣なのかもしれない。
2008/01/06のBlog
ボン(2005年)=>ミュンスター(2006年)=>ボン(2007年)と、ドイツ内で行ったり来たりした3年間だったが、もうすぐドイツ生活ともお別れ。来週は、相棒の新しい赴任地であるデンマークに引っ越す。相棒も私も、今までデンマークには縁もゆかりもなかったので、現地語はまったくの白紙だ。まずは「出口」「入口」「入るな危険」といった基本的なデンマーク語を覚えないと、生活がおぼつかなさそうだ。

あと1週間でボンとお別れかと思うと、ちょっと感傷的な気持ちになる。
自宅の近くの橋(J.F.ケネディを記念して彼の名前が付けられている)からライン川を記念撮影。
2008/01/02のBlog
[ 12:01 ] [ 旅する ]
相棒の実家の愛猫「Zoe」(ゾエ)は、2003年に私が初めてフランスで対面した時にはまだ子猫の面影が残るスリムな美少女で、一日の大半は屋外で鳥や昆虫などを追いかけていたのに、今では堂々たる体躯をお気に入りのクッションにどっかりと沈めて、日がなうたたねをしている肥満猫になってしまった(反面教師として、私もメタボ解消にいそしまなければ...)。

私にはアレルギー性鼻炎があり、Zoeの縄張りとなっているキッチン、食堂、応接間一帯にひとたび足を踏み入れると、クシャミが止まらなくなる。最も危険なのはZoeのベッドと化した、ソファー上の特定のクッション(ビロード地なので抜け毛が全面に貼りついている)で、その前を通るだけで私の鼻はなんだかむず痒くなる。とはいえZoeはこの家の大事な一人娘。たまの休暇に泊まりにくる私なんぞが文句を言えた義理ではない。

というわけで、この家に滞在している間は鼻をかむティッシュが手放せない。

すごい存在感。
2007/12/29のBlog
[ 11:08 ] [ 旅する ]
南仏でも海岸線からそう遠くない(といっても港町マルセイユまで車で1時間かかる)この辺は、冬でも天気が良い。冬とは思えない青空が広がり、東京のお正月頃とよく似た気候だ。
実は私は墓地マニア。旅行をすると現地の墓地に立ち寄るのが好きだ。青山墓地に多磨墓地、横浜や函館の外人墓地、ミラノ中央墓地(墓石が芸術)、ベネチアのサンミケーレ島(まるごとが墓地になっている小島)、シンガポールの教会構内にあったアルメニア人墓地、そしてもちろんボンとミュンスターの共同墓地など、思い出に残る場所は多い。富裕層の豪華なお墓の墓石アートを鑑賞したり、見知らぬ人の墓石に刻まれた生没年に人生のドラマを感じたり、地域によって違う様式や風習に感心したり。

ということで相棒の実家のお墓のある、地元の墓地に行く。見慣れたドイツの墓地と違い、地面の上に直接石碑が立っているのでなく、まず巨大な石室があって、その上に石碑が鎮座してい