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rosebud パーキンソン病とともに
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2008/01/27のBlog
[ 12:19 ] [ 私的なこと ]
前にも書いたが、フランス・プロヴァンスに住むともだちが冬のあいだ日本に帰っている。
彼女の母上、妹さんと3人の作品展示会招待状だった。
水彩画を真ん中に紙の周囲に手書きの筆文字が飾りのようにみえる。

≫あなたのかく本たのしみ・たのしみ
あなたにことば送るとすぐかえってくる
コンピュータのこと・○○のこと・日本語のこと
あなたがいてよかった!
(夫のこと)さんとおひるごろこられたら いっしょにおにぎりでもたべましょ ≪
 
個性ある美しい文字と水彩、あたたかい文章が私を幸せにした。
[ 08:53 ] [ 考える―その他 ]
今の世の中で「いい人たちはみんな貧しい」と友が言う。
夫も言う、財産があるというのは、本人か先祖のいずれかが、他人を搾取したからだと。

私と夫の先祖が人を搾取しなかったかは別として、我が家は貧しい。
少なくとも私たちふたりは人を搾取したことはない…と思う。

反対に、人から頼まれればせっせと調べて教えたりしている。
お人好しだと思う。
友だちにもお人好しが多い。
私の移動をサポートしてくれるA子さんもMさんもそうだ。
そういう人たちの温かさはとてもうれしい。
そういう人たちがいなくなったら…生きていたくないかな。

私は強いと思う人がいるかもしれない、主張がはっきりしているから。
自分では弱いと思う。

私にはしたたかさがない。
たたいても死なないというしたたかさがない。
たたいたら死ぬ。

世の中には私のように考える人が少ないのに気がついた。
そんなはずはないと思うけどそうらしい。
ひとりの人間が大事という考え方。
当然のことなのにね。

ひとりひとりの人間が存在して初めて社会や国家がうまれる。
私の発想はすべて人間中心主義、真のヒューマニズム。

時代遅れだろうがなんだろうが、そんなことはどうでもいい。
福祉は、なぜ個々の人間が必要なヘルプからスタートしようとしないのか。
「これはだめ、あれはだめ」ではなく、その人が一番必要としている援助を与えようとしないのか。
日本が”人間中心主義”ではないからだ。
「国家」中心主義なのだ。 
「国家」が先にあると思っている。
国があって、そこに人が属すという考え。
社会がまず先にあると思っているのだ。

これは大きな錯誤、と私は考える。
「国あってこその人間」ではなく、「人間あってこその国」なのだ。

ところが、私のこの”自明の理”は、どうやら一般の自明の理ではないらしい。
長年の文部省・文科省の教育が実を結び、私とは逆の考えの人が圧倒的のようだ。

2008/01/26のBlog
[ 21:50 ] [ 患者をめぐる問題 ]
きょう、友だちと生活クラブのデポ(お店?)に行った。
食料品をいっぱい買い込んで、紙袋を両手に持つほどになった。
私は店内をカートにかごを載せて歩きまわり、レジのあと袋に詰めた。
カートを片付けるには店の外まで往復しなければならない。
何も考えず、両手に紙袋を提げて歩き出そうとした。

男の人が呼び止めた。
私は振り返った。
「片付け…」と聞こえた。
私は「片付けてください」と答えた。
「片付けますか」と言われたと思ったのだ。
男の人は少し声を荒げて、また何か言った。
「かたづけろ」と言ったのだろう。

私は言葉がなく黙っていた。
歩くのが精一杯なのです、と心の中で言っていた。
一瞬あと、友だちの「体が悪いんです」という声が聞こえた。
「それは知らなかった…」という声を背に店の外にむかって歩き出した。
転ばないように一歩一歩確かめるように進む。
友だちの車の手前で地面に手をついたけど転びはしなかった。

車でもうひとりの戻るのを待つ。
彼女は戻ってきて「さっきの男の人が謝っていた」と言う。
私は「優しい人ね」と答えた。

相手が私を責めているのが明らかなとき、言葉がでない。
冷静な理性的な言葉は、自分が問題の対象でないときしか発せられない。
2008/01/24のBlog
[ 07:10 ] [ 映画・本・音楽・写真 ]
指が思うように動かないのでパソコン・ワークができない。
しょっちゅうほかのキーを触ってしまい打ち直す。

それで夫と映画をシネフィル・イマジカで観た。

映画が始まる。
映像はフィックス。
ある家の全体を正面から撮っている。

男の顔が映る。
声が聞こえる。
テレビのニュ-ス・ショーのようだ。
フランス語
この声は知っていると思った。

顔は誰なのかわからない。

ダニエル・オートゥイユだ!
顔が変わってしまった、私が映画を観ない間に。
でもおもかげはある。

後ろ姿の女性…振り返った顔はビノシュじゃないか。

この映画がはじまったとき、「この映画はみたことがある、その話したよ」と夫が言った。
でも「筋は全然思い出せない」と。

その話を私も思い出せない…だけど何かがひっかかっている。

なにかがあった。

「最後にアラブが…」と私。
夫は黙っている。

私は夫の話を聞いただけで、誰の作品かどんな映画かもしらなかった。
夫は映画を観ただけで、作家の名前も誤解していたし俳優はしらない(ビノシュは知ってる)

夫の話が、この映画の何かを的確に表現していたのだろう。
まだ、映画のストーリーは始まったばかりだったのだ、
私があの映画だと思ったのは。
書き忘れましたが、この映画のタイトルは「隠された記憶」(原題 Caché)
2005年 ミヒャエル・ハネケ(オーストリー)作品
他の作品に「ピアニスト」

この監督は男だと思うが、映画の視線からか夫は「監督は女性だ」と思ったという。


それから、主人公の母親役はなんとアニー・ジラルドだった。
2008/01/23のBlog
[ 23:17 ] [ 病気について ]
おととい、駅の改札口で右手を不自然にひねって痛めてしまった。
動かすと痛くてはれてしまった。
翌朝、病院に電話したけど予約がとれない。
今朝9時の予約…雪の朝。
付き添いがいないので、歩行補助車を持ってタクシーで病院へ。

診察とレントゲン撮影の結果、大きな骨折はなかったけど小さな三角形の影がある。

普通なら添え板を当てるのだけどと医師は言う。
あなたの場合は困るでしょうと。
”あなたの場合”がパーキンソン病患者の場合ということなのかは不明。
医師は私を一人暮らしだと思ったのかもしれない。

結果は包帯でぐるぐる巻き。
1週間はそのままにと言われる。

おとといに比べたら痛みも減った。
普通に動くようになるといいんだけど。
[ 05:20 ] [ 映画・本・音楽・写真 ]
昨夜、シネフィル・イマジカでペドロ・アルモドバルの「Talk to Her」を観た。
この人はスペインの映画作家で、彼の2002年の作品。
彼の映画には、ラテン系のエネルギッシュな迫力と直線的でピュアな美しさがある。

突然吐かれる女性の野卑な言葉も、濃厚な男のピュアな涙も、ごくごく当たり前に流れる。
日本的感覚だと相当異常なシチュエイションが、なんと魅惑的なことか。
ラテン系の人たちのグラマラスな肉体のしなやかさ。
肉体の感情と精神が一体となったように彼らは存在している。

2008/01/22のBlog
[ 02:46 ] [ 患者をめぐる問題 ]
昨夜、外出から帰ってしばらくしたとき電話が鳴った。
大阪の前原隆司さんだった。
昨年夏だったか弟さんが亡くなって一人になっていた。
昨年末、倒れて丸一日そのままだったという。
そのあいだ薬をのめなかったので悪性症候群になり入院、今日退院してきた。

たった一日薬をのまなかった…薬を急に止めると悪性症候群になると聞いていたけど、と驚く。
手が体の下敷きになって、神経が一本だめになったそうだ。
どういうことか正確にはわからないが、リハビリをしているとのこと。

先日も四国に住む友だちが数時間倒れたままで、やはり下敷きになった手が翌日もしびれていると言っていた。
彼女はご主人と二人暮らし、お嬢さんが訪ねて来て倒れているのを見つけたという。

1年位前だったか、ゆうゆうさんが2昼夜のあいだ動けなかった。
パーキンソン病患者は本当にいつ何があるかわからない。

私はまだ倒れたまま動けなくなったことはないが、恐ろしい出来事だった。
2008/01/20のBlog
イタリアに行ったとき、リトアニアの患者さんたちと同じホテルに泊まった。
同じホテルだと気づいたのは別れる日の朝だったけど。

ひとりの患者さんが私のことを「あなたはすばらしい」と言ってくれる。
私がたどたどしい英語で果敢に話し、パーティでは踊りまくった(ただ音楽にあわせて動いていた?)ことを言ったのだろう。
そして私の杖を見て「それ、いいわね」と言う。
折りたたみの杖はリトアニアにはないと言う。
本当?
日本ではどこでも買える。
私は簡単に「送ってあげましょうか?」と言ってしまった。
彼女は喜んで私を抱きしめる。
彼女の笑顔が本当にうれしそうだった。

約束を果たそうと、帰ってきて伊勢丹に注文する。
ついでに国際宅急便で送ってもらおうと料金を聞くと、なんと1万円以上(ショックで正確には覚えていない)
郵便局のほうが安いだろうと伊勢丹の人が言うので家に送ってもらう。
だけど以前、フランスの友人に本を数冊送ったときに4、5千円送料がかかったのを思いだしていた。


ぱきぱきちゃんの母上に電話で一番安く送る方法を聞いてみた。
飛行機に空きがあるとき運ぶのがいいということだった。
送料は1800円くらいだと言う。

勇気を出して郵便局へ行く。
重さを量ってもらうと、包装を入れても400gと軽い。
小型包装物(三辺の合計90cm、2kg以内)だという。
これは安い!よかった!

それでEMSという早く着くので送ることにした。
1800円。

「ギフト」ということにして、補償のための価格欄に正確な値段を書いた。

これはどうやら失敗だったようだ。
相手側に税金がかかってしまった。

後の祭りだがサイトを検索してみた。
http://belgium.fc2web.com/mail.html

価格が高いと税関で開けて、新品だと税金がかかってしまうと書いてあった。
2000円か3000円にしておけばよかった。

海外から代金を送ってもらうのも、大変なことがわかった。
銀行の手数料が数千円かかる。
これは現在、最も安い方法を探索中。