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T is for Travel ~タは旅のタ~
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2008/04/08のBlog
神奈川県大和市を水源に藤沢の鵠沼海岸で相模湾に注ぐ引地川という中小河川がある。その引地川のまだ水源に近いあたり、厚木飛行場の東端、駅で言えば小田急線桜ヶ丘駅と高座渋谷駅の間の両側1.5kmに渡って、約800本の桜が植えられている。
通称千本桜。それぞれの木が大木で、たくさんの桜の花をつけて重そうな枝が川を両側から覆っている。
桜ヶ丘駅から西に駅前の桜並木を降りてゆく。川にぶつかったら下流に向かって歩いていくとすぐに、千本桜の桜並木が見えてくる。地元の人の話では、上流側(桜ヶ丘駅側)は古木が多く花の密度が低い。下流側(高座渋谷駅側)は比較的若い、と言ってもすでに大木だが、木が多く、花の密度が高い。だから人気があるのも下流側で、桜の植わっている土手は花見の宴会で騒がしい。上流側は静かで、のんびり桜を観ながら散策をすることも出来る。バーベキューや酒の匂いに邪魔をされないので、桜のほのかな香りを楽しむことさえできた。
千本桜のアップ。長い間神奈川に住んでいたけれど、この桜を見るのははじめて。正直おどろいた、ここは神奈川の誇る桜の名所だと思う。
川の横には一般道が走っている。人に注意しながら進めばここを通ることも出来る。途中、川の両岸および道路の3重に桜並木になっているところがあり、桜のトンネルになっている。
残念なことに引地川の水は汚い。少し昔の川の状態を知っている人はこれでもきれいになったと言うのだが・・・。千本桜のエリアの中程に土手に階段が設けられ川にアクセスできる場所が作られていた。子供達が何人か水に触れていたが、積極的に水遊びをするほどきれいではない。都会を流れる川はどこもこんなもんなのだろうが、折角の桜なのだから清流に咲くのを見たいとも思う。

千本桜のエリアの少し上流にも立派な桜並木があるし、その先の日本飛行機の工場に見える桜も大きくて立派だった。桜ヶ丘の駅はその名の通り桜並木があって、そこだってなかなかのものである。この辺りは地域全体がピンク色に染まっていた。

TB企画: 「あなたの撮った2008年の桜をみせてちょーだい!」に参加しています。
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東京の桜の花はそろそろ終わり。それでもまだ桜レポートは続く・・・。
町を歩いていると、名所でもない普通の公園に立派な桜が咲いているのに出会う。3/28横須賀線西大井駅近くの西大井広場公園の桜が満開になっていた。
花曇りの空に桜の花。
公園の横を通る立会道路、碑文谷池から品川区内を流れて東京湾に注ぐ立会川を暗渠にして出来た道路、にも桜が咲いていた。
2008/04/07のBlog
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元住吉駅綱島街道を武蔵小杉方面へ少しだけ歩くと、中原平和公園という公園がある。ここの桜も有名なんだそうだ。公園に着いた頃にはもう暗くなりかけていた。犬を散歩させているおじさんが一人だけ、閑散とした公園を歩く。
住吉高校のグランドの側を抜けた先に渋川の本流の二ヶ領用水がある。きれいに整備されて公園のようになっている遊歩道沿いに桜がある。こっちにはそれこそ人っ子一人いない。橋の欄干にカメラを載せ写真を撮った。二ヶ領用水は去年南部線宿河原駅側の桜を見に行った。あちらに比べると寂しいかな。
二ヶ領用水は1611年(慶長16年)に徳川家康の命を受けた小泉次大夫と言う人によって完成というから、歴史のある流れである。これは去年も書いたけど、1974年の台風16号で、二ヶ領用水の宿河原堰が増水した水をせき止めてしまったことによって狛江水害が引き起こされた。40歳過ぎの人なら記憶にあるかも知れない。ドラマ「岸辺のアルバム」の水害である。
すっかり暗くなってしまった二ヶ領用水の桜を夜空をバックにアップで撮影した。
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3/28夕方。東横線元住吉駅から綱島街道に出たところに、渋川という水路がある。狭い川幅の水路の片側あるいは両側に250本ほどのソメイヨシノが植えられていて、「住吉桜」と名前がついている。
綱島街道から水路沿いに入り込む。このあたりはまだ水路はコンクリートの護岸で固められ、桜は片側一列だけである。木は太いものの、枝をはらってある。華やかな目黒川からこちらに回ったからかもしれないけれど、ちょっと寂しく感じる。
渋川は川と名前がついているが、ここは人工の用水路である。その昔多川崎市全域を灌漑していた二ヶ領用水から分水された水路なのである。現在は農業用水としての役割を終えているが、雨水の調整用の河川として依然として重要だと言う。
少し歩いてゆくと水路にはささやかな川岸のような緑の場所が現れるようになり、桜とのコントラストが美しい。桜も両岸に植えられていて、少し華やかになってきた。今年は開花したと思ったらいきなり満開になったためか、満開なのに屋台もほとんど出ていない。人通りも少ない。雑踏に邪魔されずに桜をゆっくり眺められるので、僕としては歓迎である。
最後は住吉桜のアップ。
2008/04/04のBlog
[ 17:19 ] [ 記憶の時間 ]
数週間前Sony MusicのSiteを見ていたら、太田裕美オール・ソングス・コレクションなるBOXの予約の記事があった。太田裕美の全アルバム+CMなどレア音源で25枚組、\39,800なり。ほとんど躊躇なしに申し込んだ。

それが昨日届いていた。昨夜だけで、デビューアルバムから6枚目の「こけてぃっしゅ」まで聞いた。でもまだ19枚あるからまだまだ堪能できて嬉しい。彼女の全盛期(今でも現役で歌っているわけだから、全盛期なんて言い方はいけないのかも知れないけれど)は、僕の10代後半から20代はじめの時期と一致している。CDを聞いていると、その頃の記憶とか思い出に、きっちりシンクロできる。

そんな訳で一番好きなアルバムは、1977年のこけてぃっしゅ。曲では、なんと言っても1978年の「ピッツァハウス22時」。数々のヒット曲じゃなくて、この曲がNo.1なのは詩の内容にとっぷりと感情移入できるから。WEBの掲示板でもよくこの歌のことを目にするから、この歌に自分の過ぎ去った青春とやらを重ねる人って多いんじゃないだろうか。

1974年デビューだから、今年は35周年だそうだが、僕は1973年のステージ101の頃から見ていたりするから36年間密かにファンだったりする・・・。最近でも時々テレビとかで見る。声もかわいらしさも変わらないなあと思う。
さて今宵も太田裕美ワールドに浸ろうか。
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東京の桜の名所というと必ず紹介される目黒川。3/28フレックス勤務をフルに生かしていつもよりかなり早く会社を出た。電車を乗り継いで、中目黒の駅に何とか写真が撮れる明るさのうちにたどり着くことができた。改札の目の前の道路を渡ってガードの下を行くとすぐに桜満開の川にでる。
目黒川は世田谷の三宿から、渋谷の大橋を通って、天王洲で東京湾に流れ込む河川である。その途中、目黒区の中目黒駅あたりの両岸が桜並木になっている。暗い川面に桜のコントラストが映える。
両岸から桜が枝を伸ばして、川を覆うように花をつけている。さすがに人が多い。まだ4:30PMだと言うのに、すでにできあがっている人たちも・・・。
流れる桜の花びらを撮影してみた。最近は水も随分きれいになり、ゴミもなくなってきたから、こんな写真も成立する。
ただやっぱり提灯は余計に思える。夜桜の照明が必要なら、もう少し桜を際だたせる演出をしてもらいたい。野川のようなメタハラ照明は費用がかかって、しかも雨に弱いらしいので無理としても、せめてもう少しセンスのあるものに出来ないのかなあ、と毎年思う。目黒川に限ったことではないのだけれど。
去年このBLOGで紹介済みではあるけれど、やっぱり東工大の桜に今年も行ってきた。東急大井町線・目黒線の大岡山駅を出て目の前が東工大大岡山キャンパスで、正門正面の図書館のビルを左に回り込んだところが桜のある本館前の広場である。
花のアップ。ここの桜は密度が高いような気がする。
桜の季節はすごく短い。去年は少し盛りを過ぎた頃だった。今年はドンピシャの満開の日に行ったのだけど、曇天だった。
その3日後に快晴だったので、もう一度行ったら今度は盛りを過ぎて、花密度が疎だった。難しいものだ。
その代わりに花吹雪が始まっていた。強い風が吹くと花びらが舞う。吹雪になるにはすこし早いから、空中を舞う花びらの数が少ない。その上なかなかの強風で、花びらの速度も速い。写真で捉えるのはすごく難しい。

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2008/04/02のBlog
九品仏浄真寺の近くを源流に、東急大井町線自由が丘駅付近を経由して緑が丘駅付近で、呑川に注ぐ九品仏という川があった。過去形で書いたのは川はすでに全区間暗渠化されているし、そもそも水源自体が渋谷の都市開発の残土で埋め立てられて消滅しているから。都会の小川の行く末は多かれ少なかれこんなものなのだろう。暗渠化された川筋は今は九品仏川緑道と言う公園になっているらしい。
その九品仏川緑道が東京の花見スポットのリストに載っていた。地図を頼りに九品仏浄真寺の先でその道を見つけたが、このあたりには桜はない。自由が丘駅方面に道を辿った。自由が丘駅のすぐ手前で、大井町線の線路を渡り、南口の方に向かっている。そのあたりで緑道は立派な桜並木になった。何のことはない先日書いたマリクレール通りの裏手の道がこの九品仏川緑道だった。長いことこのあたりを本拠地にしているが、この道が九品仏川という名であったことは知らなかった。
桜並木は緑が丘駅付近にもある。電車から見ても住宅街の中を川の形に桜が続いているのでそれとすぐわかる。
一方、九品仏川の本流である呑川は、東急田園都市線桜新町駅付近を水源に、蒲田付近で東京湾に注ぐ比較的大きな河川である。その呑川も緑が丘駅付近の東京工業大学キャンパスを縦断するあたりは暗渠化されて緑道になっていて、やっぱり桜が咲いていた。
2008/04/01のBlog
[ 02:52 ] [ 一枚の切符から ]
開花から穏やかな日が続いて、東京の桜は3/28満開である。東急大井町線の九品仏駅前に浄真寺という名刹がある。別名九品仏。並んで建てられている3つの立派な阿弥陀堂に、それぞれに3体ずつ合計9体の阿弥陀仏が安置されているのでそう呼ばれている。9体の阿弥陀仏は「観無量寿経」の「九品往生」思想に由来する。人は極楽往生のとき、生前の信仰や徳の差で九種類の往生がある。9体の阿弥陀仏の結ぶ「印」がそれぞれの往生を表しているのだそうである。
境内の本堂と3つの阿弥陀堂に囲まれた庭にはたくさんの樹木が植えられている。銀杏と榧の木と鷺草が有名なのだそうだ。そして桜。
ここ浄真寺のある場所は、戦国時代に奥沢城という城があった場所である。山門の脇には土塁跡があるそうだが見逃した。その後廃城になっていた場所に1678年、珂碩(かせき)上人と言う人が浄真寺を開山したのだそうだ。
山門脇には鐘楼がありここも桜で囲まれていた。
出勤前の早朝に訪れた。この時間は人影も少なく境内は静謐な雰囲気に満ちている。阿弥陀堂に頭を下げて、境内の桜を見させてもらった。ここはもちろん宴会や桜祭りの対象になるような場所ではない。こういう桜は騒がず静かに鑑賞したいものだ。
2008/03/28のBlog
JR横浜線相模原駅上りホームには桜がある。駅前に桜があったり、ホームに沿って桜が植えてある駅はあるだろう。しかし、ホームのど真ん中に堂々と桜があるのはかなり珍しいと思う。うまく伝えられているかどうかわからないが、写真の桜の向こうには普通に改札に行く階段があるのだ。階段を下りると目の前に自動販売機と桜・・・。階段を下りてきた女子高生とおぼしき二人が、「何?ホームに桜があるの?」と携帯をとりだしていた。
神奈川県相模原市は最近周辺市町村と合併し人口が70万人を突破(もっとも合併で人口は5万増えたに過ぎないのだが)、近い将来の政令指定都市を目指すのだという。この相模原駅周辺(と言うにはいささか遠いのだが)には、その相模原市の政府(?)の中枢部がある。
そして桜である。ここいらあたりには、いくつか桜並木が存在する。まずは消防署のある通りの桜。
そして本命の市役所付近。相模原市役所から国道16号線に直角に伸びる通称市役所通りの桜は、このあたりでは一番立派だと思う。僕が住み始めた頃このあたりの桜はまだ貧弱だったように記憶しているが、それから何10年か経ってみな貫禄のある大木に成長した。
市役所通りが国道16号とぶつかる、相模原警察署付近。満開の時はもっと華やかなのだろう。3/27PMの段階で、相模原の桜はまだ5-7分咲き程度。
国道16号を渡った先もまだ桜並木は続く。この先は西門通りと言われる商店街である。西門というのは在日米軍相模総合補給廠の西門のこと。この商店街をつききり、JR横浜線の踏み切りを越えた先にはゲートがあり、そこから先はアメリカである。ベトナム戦争の頃には、戦争で破損した戦車や装甲車が運ばれて並べられているのが見えたものだが、今は見かけ上は桜の似合う平和な風景。
JR横浜線の成瀬の駅を降り、町田市体育館の方に向かう。体育館の向こうに流れる川が恩田川である。鶴見川の上流にあたる。この恩田川の成瀬駅付近の両岸3kmに渡って桜が植えられている。満開時には川を桜が覆う感じになる(らしい)。
両岸は散策路になっているから、みんな歩いたりジョギングしたりしながら桜を楽しんでいる。花見の宴も悪いとは言わないが、僕は宴会抜きのこういう桜が好きだ。
桜のアップ。
川には何本もの橋が架かっている。どれも名のある橋ではないけれど、絶好の桜のアクセントになっている。
高いところを通る道路に架かる橋からは、桜並木を上からの視線で見ることが出来る。今朝の段階ではまだピンク、すなわちつぼみの色が強くここは5分咲きと言うところだろうか。
[ 01:18 ] [ 一枚の切符から ]
桜が咲き始めるとじっとしていられない。今日は所用で休暇だったのだが、その用事の前後に桜の撮影に出かけた。桜の話題はタイムリー性重視。コメントはあっさりと、主に写真を紹介したいと思う。

川崎市宮前区鷺沼駅周辺は東急田園都市線沿線では有名な桜スポットである。鷺沼駅前の商店街は桜並木。今朝の段階で8分咲きと言ったところだろうか。
桜のアップ。
東京方面へ線路沿いに歩いていくと、東京メトロの車両基地がある。その前にあるのが小台西公園。桜がなければ何の変哲もない児童公園である。
さらに東京方面へ。旧国道246号の合間の交差点近くに、小台公園がある。なんでもこの界隈では最も有名な花見スポットだそうだ。まだ朝の早い時間なので、花見客はいない。桜は7-8分咲き(朝の段階)。
おまけ。鷺沼とは全然違う場所なのだけど、都下の某所の桜。本日昼間の撮影。重要文化財という建築物の傍らに咲く。
2008/03/27のBlog
いよいよ東京もサクラが咲き始めた。本命ソメイヨシノはまだ陽のあたる場所の桜でも3分咲きであるが、今朝駅に向かう途中の枝垂れ桜はもう満開だった。今朝は快晴だったので、青空をバックに一枚写真を撮ってみた・・・
と昨日(3/26)の昼休みにこのBLOGの原稿を書いていたのだが、夜帰宅する頃には朝3分咲きだった最寄り駅横の桜がもう8分咲きになっていた。日中暖かかったので、一気に花開いたらしい。来週後半に計画していた桜めぐりの日程も再考しなければならないだろう。
大井町線自由が丘の駅で降りてみた。昔はパチンコ屋と飲み屋ばかりの一角だったくせに、今はマリクレール通りとパリの町のような名のついた側に出る。この通りの一本裏、何通りというのだろう?昔馴染みなら魚菜学園の裏手の暗渠の川の上の道。今風に言えばGAPと無印良品のある通りに桜があったから。ここはまだ5分咲きくらいか?すでに軽く宴会をやっている若者がいる。女性が二人、寒さで足踏みをしながら桜を見ている。GAPのビルをバックに一枚撮ってみた。
2008/03/18のBlog
[ 01:29 ] [ ダはダイアリのダ ]
最近記事を書くとすかさず、下品きわまりないコメントがついてくるので、すっかり記事更新のモティベーションを失っていた。しかし、高々あんなもののために僕のBLOGをこのまま消滅させるのは嫌だ、と思い直した。書かれたら消す、そのイタチごっこがまだしばらく続くのだと思う。他のBLOGの状況はよく知らないが、DOBLOGスタッフの皆さんも頑張っているようなので、是非いつかはあの下劣なコメントを絶滅させていただきたいものだと思う。頑張ってください。さて・・・

土曜日に娘と上野の西洋美術館にティツィアーノ・ヴェチェッリオの「ウルビーノのヴィーナス」を見に行った。近代裸婦像の標準とも言うべき有名なこの作品は、日本初公開だそうである。確かに他の絵に比べてひときわ輝く存在感だと思う。情感というのだろうか、名画と言われるものには何かが絵から漂い出てくるような感じがするのだ・・・。まあ絵画は言葉にしてしまうよりも本物を見るに越したことはない。素人の余計なコメントは耳障りなだけだろう。もっと混雑しているかなと思ったが、そうでもなかった。まだ会期のはじめだからかも知れない。撮影は禁止なので、写真はなし。
15歳の娘と二人で裸婦の絵を見に行くというのは、考えてみればなかなか大胆な感じもする。展覧会は「ウルビーノのヴィーナス」をメインに、フィレンツェ・ローマあたりの美術館からの出展で約80点。ローマ時代の壺から始まって、ヴィーナスばかりである。衣服をまとっているのはほんの数点のみ。ほぼ全部が裸の女性の像乃至は絵画である。いくら僕でもさすがに最後の方は少々食傷気味だった。
常設の方ものぞいてみる。ここははじめて見るのかも知れない。回廊のようになっている展示フロアをゆっくりと見て回る。ゴッホ・セザンヌ・ゴーギャン・シニャックなどが目を惹くが、目当てはモネの睡蓮である。夢の中の風景のような柔らかい、心安らぐこの絵が僕は好きだ。展覧会の方と違いこちらは人も少ないのでしばらく絵の真正面に立って、独り占めして見ていた。
国立西洋美術館は日本を代表する洋画の美術館だと思っていたのだが、常設の絵は拍子抜けするほど枚数が少ない。ここの絵は元々は川崎造船所社長松方幸次郎氏の個人のコレクションらしいので、ルーブルやメトロポリタンと比較してはいけないのかも知れけれど・・・。
西洋美術館と言えば、もう数10年も前、まだ小学生の頃だったか、母につれられて庭のロダンの彫刻を見に行って以来である。随分懐かしい。うちは別に高尚な芸術的な家族でも何でもないのだが、子供の頃は大きな展覧会があると母に連れて行かれたものだ。今でも実家にはその頃の表紙の取れてしまったようなカタログがあったりする。娯楽の多い今は、子供を連れてあえて難解な美術展を見に行くことはないのかも知れないが、良いものを見せることは親の義務なのかも知れないと思った。普遍的な美は15歳の子供でも感じるらしい。退屈もせずに目を輝かせていた。
美術館を出た後、所用で銀座に出た。ミキモトの前に春の花の花壇がしつらえてあった。スズランが愛らしい花をつけている。花壇に記された英語名はLily of the Valleyつまり谷間のユリ・・・。パルザックの小説の題名である。そうだったのか、作品に登場する伯爵夫人のイメージはユリではなくて鈴蘭だったのか。目から鱗の思いである。
いつの間にか季節はすっかり春になっていた。上着を着るのはもう暑い。今年もそろそろ桜撮影の計画を立てないといけない。
2008/02/18のBlog
[ 02:36 ] [ 一枚の切符から ]
数日前の読売新聞に、丹沢の最高峰蛭ヶ岳1673mにほど近い尾根に白馬の雪形が現れているという記事が載ったらしい。相模原には随分長い間住んでいるがそんな話は聞いたことがない。早速、白馬がよく見えるという宮ヶ瀬ダムに出かけてみた。
湖を周回する道路に出て、上を眺めてみるがそれらしい雪形は見えない。土産物屋の人にでも聞いてみようと、鳥居原園地の駐車場に車を停めて見上げたら、そこにいた。なるほど尾根を駆け上がる白馬である。本家安曇野白馬岳の「代馬」(代掻きの代馬であって白馬ではない)の雪形は、春になって雪が溶けて、露出した黒い岩肌が馬の形をしているのだが、こちらの雪形は雪が馬の形をしている白い馬である。
鳥居原園地からは、宮ヶ瀬湖に架かる虹の大橋もきれいに見える。白馬はこの橋の右斜め上に見える。白馬のいる尾根は正確には蛭ヶ岳の隣の鬼ケ岩ノ頭1608mに続く尾根である。一枚目の写真の一番右のピークが蛭ヶ岳、その左隣のピークが鬼ケ岩ノ頭だ。正体は常緑樹に囲まれた草原らしい。
ところで、この白馬はわざわざ宮ヶ瀬ダムまで行かなくてもJR横浜線の橋本駅付近からも見えるらしい。準地元民なのに・・・全然知らなかった。