ニックネーム:   パスワード:
| MyDoblogトップ | Doblogポータル | Doblogガイド | ユーザ登録 | 使い方 | よくある質問 | ツールバー | サポート |
T is for Travel ~タは旅のタ~
Blog
[ 総Blog数:432件 ] [ このMyDoblogをブックマークする ] [ RSS0.91   RSS1.0   RSS2.0 ] [ ATOM ]
2005/02/11のBlog
[ 17:44 ] [ ダはダイアリのダ ]
何のつもりか知らないけれど、11:30AMからダラスと電話でミーティング。
あちらさんは2時間進んでいるから、1時半。ランチも終わって上り調子。こちらは30分過ぎたくらいからおなかがすいていらいらいらいら・・・。完全に下り調子です。まあこれくらいフィジカルとメンタルな条件が違いすぎれば、話し合いなんてうまくいくはずがない。
現地の装置のトラブルの要因を調べるための実験の結果を聞きながら、「これは事前の予測とあってるの?・・・腹減ったなあ。そう、じゃああっちの部分が悪いと断定できるんだよね・・・今日何食いに行くかな。え?違う?これだけじゃあ決まんない?何やってんだよ!まあいいや。じゃあ、それも調べないといけないじゃん・・・和食がいいかなあ」とこちら側は全然集中できません。空腹なのにミーティングは消化不良とはこれ如何に?と言う感じで、そのままお開き。
時刻は1時半。ランチタイムは2時までなので、あわてて車で10分ほどのレストラン「ひぐま」へ。今日のスペシャルのラーメンおにぎりセットを食べました。なんだかずいぶん久しぶりに、麺を食べた気がします。なんか、ラーメン中枢がアクチベイトされた気がするので、週末はサンノゼのリンガーハットあたりまで遠出をしようかと思ったりして。

そのあと、いつものように近所のスタバによってコーヒーを購入。ここのスタバには、背が高くてモデルのようにきれいで、なおかつ愛想の良い子がいます。今日はon dutyだったので、みんなランチタイム大幅食い込みミーティングも忘れてすっかり機嫌よく帰社したのでした。
このBLOGのタイトル“珪素谷”はシリコンバレーの和風表現のつもりで使っています。もちろんシリコンバレーと言うときのシリコンは、珪素と言う元素そのものではなく、半導体チップを指します。
湾西岸、ペニンシュラと呼ばれる半島部の根元、サンノゼ市を中心に、半導体関連の企業が集まっています。元々はINTELなどのあるサンノゼ・サンタクララから、HPのあるパロアルトあたりまでをシリコンバレーと呼んだようですが、今では北はレッドウッドシティ、東は湾東岸のフリーモント市まで、シリコンバレーと言うようです。

サンフランシスコからUS101というフリーウェイを南に、空港を越えてさらに15分ほど。CA92(州道92号)のジャンクションを過ぎたあたりで、左側にOracle本社が見えてきます。シリコンバレーの北端がレッドウッドシティだと言われるのは、ここにOracleがあるからです。今工事中のMarine World Parkwayの出口を東に出ると、目の前に総ガラス張り、薄い緑色の建物群がそびえています。Oracleはデータベースソフトウェアの会社で、ソフト会社としては世界2位の会社なのだそうです。この建物はデータベース機器(多分ディスク)をイメージしてCEOがデザインされたようですが、本当なのでしょうか?
大きな人工池の周りにビルが点在する光景はさながら未来都市です。面白いことにフリーウェイからOracleに入るいわゆる表玄関の一角に竹やぶがあります。カフェテリアには日本食のファーストフードがあります。現CEOはかなりの日本通なのだそうです。
昔ここには今サンフランシスコの北VallejoにあるMarine World(イルカやシャチのいるアミューズメントパーク)がありました。だから周辺の道路にはMarine World PkwyとかTwin Dolphinとか海にちなんだ名前がついています。Oracleが移転してきたのがいつかは知りませんが、筆者がここに来た10年前はまだ数棟の建物があっただけでした。今はごらんのようにたくさんの建物が建ち、さらに周辺のビルもOracleのものになっています。従業員はこの地区だけで、数千人の規模になるそうです。レッドウッドショアはさながらOracle村です。

次回は、パロアルト周辺を紹介します。
2005/02/10のBlog
[ 04:27 ] [ ダはダイアリのダ ]
水曜日は学校は午前中だけです。土曜日も日曜日も休み、水曜日が半日で、夏休みが2ヵ月半しかも宿題なし。いったい子供たちはいつ勉強するんでしょう?今日も娘は友達と本屋に行くんだと言っていました。

本屋と言っても勉強の本を見に行くわけではありません。目当ては漫画です。ここ1~2年のことですが、子供たちの間で日本発の漫画がブームです。数年前にアメリカで出版された英語版少年ジャンプか、ポケモンのカードのブームか、あるいはセーラームーンや遊戯王などテレビアニメの影響か、理由は良くわかりませんが日本の漫画がすごい勢いで米国に進出しています。
もちろん、もともとバットマンとかスパイダーマンのように、アメリカにもCOMICというのはあるのですが、物語の内容も、画の質も日本の漫画の敵ではありません。いまでは本屋の棚の一列を全部日本発の漫画が占めて、アメリカンコミックは棚の端に少しだけ、と言うような状況になっています。そして、その棚のカテゴリー表示はCOMICではなく、MANGAでした。

先日子供にねだられて一緒に近所のBordersと言う本屋へ行きました。最近流行っているらしい、フルーツバスケットとかワンピースとか言う漫画に混じって、風の谷のナウシカ、めぞん一刻など懐かしい漫画も並んでいました。もちろん全部英訳されたバージョンです。そんななかに筆者が子供の頃夢中になったサイボーグ009の英語版を見つけました。ロールプレイングゲームのような最近の漫画は好きではないけれど、文明論とか科学論とか作者の思想を感じるような昔の漫画は好きです。早速娘に買ってやりました。
2005/02/09のBlog
[ 17:16 ] [ ┣ ベイエリアの小さな旅 ]
湾岸(ベイエリア)Walkerと題して、ベイエリアのことを紹介する記事を書いていこうと思います。まず最初はベイエリアという土地の概要です。

サンフランシスコ湾は、太平洋(写真手前)から入り込んだ内海です。その入り口はゴールデンゲートブリッジのかかる海峡ゴールデンゲートです。湾は北の小さいサンパブロ湾(写真の左側)と南に大きく入り込んだサンフランシスコ湾(写真の右側)で構成されています。南の湾と太平洋に挟まれた半島部をペニンシュラと言い、その先端にサンフランシスコ市(写真右の市街地。そこから島経由で対岸に渡る橋がベイブリッジ)が、その根元にカリフォルニア第三の都会でシリコンバレーの中心都市サンノゼがあります。サンパブロ湾の太平洋側はマリン郡と言う高級住宅地です。湾の北側はワインの産地ナパバレー、ソノマバレーへ続きます。

東西の構造を概観してみます。西の太平洋から断崖絶壁の海岸線を経て、ペニンシュラの中央にはサンタクルーズ山脈が走っています。この山中には有名なサンアンドレアス断層があり、その窪地に水をためた上下二つのクリスタルスプリングス湖とサンアンドレアス湖の3つの人口湖があります。このサンタクルーズ山脈はゴールデンゲートで一度海に沈み込み対岸でまた立ち上がっています。山脈が海に落ち込むところにできた町だからサンフランシスコには坂が多いのです。ペニンシュラの山脈から東の湾までは、昔は小さな丘の重なる丘陵地だったようですが、丘を崩して湾の湿地帯を埋め立て、平野部が作られました。ここにサンマテオ・レッドウッドシティーなどの住宅地があります。湾の南端はサニーベールやサンノゼの町で、その周辺は比較的広い平野部になっています。ここに半導体関連の企業がたくさん集まるシリコンバレーがあります。

湾の東側は世界有数の港町であるオークランドのある平野部を経て低い丘陵地になります。その先ダブリンあたりで再び盆地状の平野部になります。北にはウォールナットクリーク、南にはローレンスリバモア研究所のあるリバモアの町があります。リバモアの先は風力発電の風車の立ち並ぶディアブロ山脈です。ベイエリアといえるのはこのあたりまでです。山地を越えると、農業国カリフォルニアの農業の中心地、広大なセントラルバレーが広がります。アーモンドやチェリーやオレンジの果樹園があり、イチゴ畑が広がります。
[ 07:41 ] [ ダはダイアリのダ ]
朝、車に黄色い粉が降り積もっています。
地面を見ると、吹き溜まりになっているところに、黄色いものがたっぷりたまっています。今日は花粉症がひどい。鼻水は出るわ、体はなんだかむずがゆい。前にも書いたけど、こちらの杉はセコイアと言う巨木なので、花粉も重く遠くまで飛ばないそうです。だから、杉のせいじゃないことは明らかです。
写真の木は、よく高速道路沿いの空き地に生えていて、この時期黄色い花を咲かせる木です。名前は知りません。花が黄色ければ花粉も黄色いんじゃないでしょうか?それにいかにも花粉を飛ばしそうな姿かたちをしていませんか?色や形だけで、犯人扱いするのは、まるでレイシストですが、どうもこの花が咲き始めてから鼻がおかしくなった気がするのです。
どうにも我慢ができなくて、会社を抜け出して、点鼻薬と目の洗浄液を買ってきました。
2005/02/08のBlog
[ 07:25 ] [ ダはダイアリのダ ]
昨夜から雨が降りはじめて、今朝も少し残っていました。今も雲がかかり、時折霧雨のような雨の降るなんともはっきりしない天気です。
昔から車を洗うと翌日は雨というジンクスがあります。昨日、ガソリンを入れてから洗車機にかけようとしたら、洗車機が故障してしまって、洗えずに洗車機を通過しました。洗ったのか洗わなかったのか、なんともはっきりしない状況だったので、こんな中途半端な雨になったのでしょうか。
ちゃんと調べたわけではないので、「洗車すると雨が降る」という発言は、統計的に有意なものではありません。そもそも自然の意思が高々一個人の洗車に対して作用する理屈がわかりませんし。それでも、洗車すると雨が降る確率は高いような気がするんだよなあ。
もしかすると、因果関係が逆なのかもしれません。たとえば、雨が降る前日になると、大気の不安定さを体のセンサが感じて、車を洗いたくなる脳細胞に作用するようなニューラルネットが組まれているのではないか?それなら一個人の洗車と雨と言う自然の意思に相関があっても不思議ではありません。

ソメイヨシノが開花しました。近所の木に二つ三つ花がついていました。昨日行ったここから30分ほど南のサンノゼではもう満開近くになっていました。
庭に果樹を植える家がたくさんあります。プラム、レモン、オレンジ。写真は多分オレンジだと思います。果実を満開とは言わないのでしょうが、こんな風にそこここの家の前庭で、たくさんなっています。南カリフォルニアに比べて、日照時間が少ないので、あまり甘くないと思いますが。
2005/02/07のBlog
[ 18:30 ] [ ダはダイアリのダ ]
娘のPCのUSBハブが壊れて接続していた機器が読めなくなりました。どうやら電源供給が出来なくなったようです。ばらして修理しようかとも思ったけれど、所詮USB1.1のハブなので、新しいのを買うことにしました。そういえば、最近Fry'sにも行ってないし。と言うわけで、San Jose方向に買い物です。
Fry'sと言うのは、巨大な電気店です。日本で言うと、ヨドバシカメラとか石丸電気のような店を想像してもらえると良いかと思います。ただし平屋なので、倉庫のようなかなり巨大な建物です。価格はかなり安いし、TVやPC、パーツも工具も、掃除機も冷蔵庫もあります。ただし日本のようにすべてのメーカーの最新鋭の商品がずらっと並んでいると言う感じではありません。例えばデスクトップPCを見ても、まだDDR2のメモリを搭載した機種は見当たりませんでした。メーカーもHPとSONYの製品が目立つくらいです。それでもFry'sほど品揃えが豊富な電気店はこの辺では見当たりません。ですから、この店はいつも混んでいます。今日はSuper Bowl Sundayだと言うのに・・・。
結局USB2.0 4接続ハブ$13でお買い上げです。

そのあと、ドライブがてらシリコンバレーの大会社を娘に見せてやりました。INTELにApple。サンタクララのINTELには満車・空車のランプがついた立体駐車場があるのですが、娘は会社にそんな駐車場があることに感動していました。曰く「駐車場に満車のランプがついていたら、従業員の人は会社に来なくていいのかな。」斬新な意見です。
2005/02/06のBlog
[ 11:07 ] [ ダはダイアリのダ ]
昨日まで昼間は半そでで過ごすくらいの天気だったけど、今日は曇りでちょっと肌寒いです。気温は夕方4時で華氏63°(摂氏17℃くらい)でした。
朝5時までかかって、部下に借りた松島奈々子の「やまとなでしこ」DVDを一気に8話まで見てしまったものだから、起きたら午前11時でした。仕事での半徹夜ではないので重い疲れはないものの、やっぱり眠いです。内容についてのコメントは特になし。

昼食を食べに出たついでに、久しぶりにファーマーズマーケットに寄りました。まだ冬なので、そう品物は豊富ではないですが、そろそろ甘くなってきたイチゴ(1パック$3)と日本式のみかん(1ポンド=約450グラム$1)を買いました。安いのか高いのは僕にはわかりません。ついでに夕食用にキャベツとブロッコリーも入手。今妻がVISAの手続きのために日本へ里帰り中なので、食事は僕が作っています。と言っても、週末だけなんですが。
娘はまたまた映画です。なんたらマンとか言う、ホラー映画だそうです。ほにゃららちゃん、はなりゃりゃちゃんほか、合計4人で行きました。ほにゃらら・はにゃららは、もちろん本名ではありません。そもそも西洋人の名前は、過去の記憶の中にほんの一握りししかいないので、手持ちの語彙が少なすぎて、記憶のネットワークが容易には形成されないのです。その上、中国系移民や韓国系移民の人たちは、西洋風の名前をつけるので、東洋系の顔と西洋系の名前のギャップが激しく、さらに記憶の関連がつきにくくなります。一方、娘の日本人の友人の日本風の名前はちゃんと覚えられるので、決して歳をとったから覚えられなくなったものではない、と信じています。

さて、昨日からそれまでの「である」体から文体を「ですます」体に変えました。断定口調で話し続けることに違和感を覚えたからです。そもそもこのBlogを書くたに綿密な調査などはしないし、深い考察もしません。もちろんそれなりに本やHPで頭の中の知識を再確認してはいますので、いい加減なことは書いていませんが、これが真理である、と断定するほどには調べつくしても考察してもいないので、断定口調はやめましたと言うことです。これすなわち学問的良心?全然違いますね。

[修正] ありゃりゃ、今日は土曜日なのに日曜日って書いてしまいました。謹んで修正。
[ 08:57 ] [ ┗ 美国湯煙紀行 ]
やがて西部にやって来た白人たちが、Indianのものだった温泉に次々と保養施設を建てました。今で言う温泉リゾートのようなものだったようです。上流階級の人々がやってきたり、ハリウッドの有名人がやってきたり、なかなか盛況だった様子があちこちの温泉の由来書きにありました。
ベイエリアSan JoseのAlum Rock Parkには温泉遺跡(写真)があります。かつては湯治客が鉄道馬車かなんかではるばる訪れたところらしいのですが、ごらんのように昔日の面影は全くありません。
もちろん、その頃から生き残っている温泉リゾートもあります。Santa Feの郊外にあるOjo Calienteは全米最古の温泉リゾートだということですが、浮かれた豪華なリゾートのイメージはなく、ごく落ち着いた温泉施設です。

19世紀後半から1920年代の古き良きアメリカの時代がアメリカの温泉リゾートのピークだったようです。その後不況の影響なのか、戦争の影響なのか、原因はよくわかりませんが、各地の温泉リゾートは次々に閉鎖に追い込まれて行きました。
そして、60年代になるとヒッピーの人々が、続いてニューエイジムーブメントの人たちが、そして禅など宗教系の組織が、経営を引き継いだり、閉鎖された温泉を復興したりして、温泉に彼らの拠点を作りました。温泉の大地のエネルギーが自然志向の彼らの主張にマッチしたのでしょう。前項で書いたHarbinはその頃の雰囲気を色濃く残している温泉です。
ただし現在ではそれぞれが独特のSpiritualな世界を維持しているものの、ニューエイジ系にしろ、伝統的な宗教系の温泉にしろ、温泉を楽しみに訪れる人々に対して主義主張を押し付けるようなことはありません。
[ 08:43 ] [ ┗ 美国湯煙紀行 ]
カリフォルニアには、特別な「精神世界」を形成していると言う感じの温泉がいくつかあります。ワインで有名なナパバレーの北にあるHarbin Hot Springsでは精神修養を志向するワークショップがいくつも開かれています。敷地内にはヒンドゥー教や仏教など宗教的なもの、自然食とかAlternative MedicineとかYogaのような自然と一体になった健康志向といったようなものが渾然一体となって、独特のSpiritualな世界を形成しています。これは歴史的に見ると、ニューエイジムーブメントの流れを汲むようです。

昔々北米の温泉は、Native Americanの聖地でした。優れた効能を持つ温泉を大地の神からの贈り物と捉えたのでしょう。そもそも温泉はSpiritualな場所だったわけです。シエラネバダ山脈の向こう側は温泉の宝庫ですが、Bridgeportと言う町の町外れにあるTravertine Hot Springsには「ここはこの町のIndianにとって大事な場所なのだ」と言う注意書きがありました。北米の温泉、特に自然のままで源泉に石やコンクリートでバスタブが作ってあるだけのPrimitiveな温泉を楽しむためには、温泉を維持管理しているボランティアに感謝するのはもちろんですが、Indianにとって神聖な場所を使わせていただいていると言う姿勢を持つことが必要だと思います。
2005/02/05のBlog
[ 11:15 ] [ ダはダイアリのダ ]
「忙しい忙しい」と言うのは、自分の処理能力のなさを世間に宣伝しているようなもんだ、なんて言いながらクールに仕事をこなしてみたいものです。昨日はひとつのメールに返事を書いている間に、3つくらい新しいメールが届くと言うメール無間地獄状態でした。海外勤務の利点で金曜日になると、日本は土曜日。仕事マニア以外はメールをよこさないので、こうしてやっとBlogする余裕もできました。

駐在員の仕事は、海外と日本で距離や時差があるために、メールに頼る比率が高いと思います。ただ、このメールと言うやつは、仕事を楽にしたのか、大変にしたのかわかりません。もちろん同じ仕事を電話でこなそうとすると、シリアルにしか処理できなくなるし、メールならちょっと見て読み飛ばせるような仕事もとりあえずちゃんと話をしなければわからない。それに証拠が残らないから、言った言わないで余計な仕事が増える可能性があります。
一方、メールだと気楽に宛名に人の名前を加えられるので、最後まで読んだ結果「俺関係ないじゃん」と思うようなメールまで来ます。最近は、CCに思いつく限りの関係者の名前を入れる、しかもそのCCリストがデフォルトになっているような輩が多く、どう考えても一人の処理能力を超える量のメールが一日に届きます。しかもその大半が英語です。「無理!こんなにたくさん絶対無理!」などと毎朝のように喚いても無論誰も助けてくれません。

そこで、いくつか対策を立てました。
1. あて先は可能な限り1名にする。複数の宛先を書くとそのすべてから答えが返って来て収拾がつかなくなる、メールアバランシェ効果を誘発します。
2. CCメールは読まない。FYIメールも読まない。念のために読んどいてね、くらいのノリで仕事振られちゃたまらん。CCで出したはずだけど、と言う発言も当然却下です。
3. 3日以上放置しているメールは無条件に消す。大事な用事ならまたメールをよこすなり、直接話に来るなりするでしょう。
4. 5行以上は読まない。うだうだ挨拶など書いているなんてのは、どうせたいした用事ではない、と割り切ります。大切なことは最初に書くべきなのです。
5. そして最終手段、英語は読まない。日本の会社で仕事をしてるんだから、標準言語は日本語にすべきです。

僕は1,2は実践中。3.はやりたいけどなかなか思い切れない。4はある上司の方法論です。すごく見習いたい。
そして5.は・・・単なる希望です。
2005/02/03のBlog
[ 05:01 ] [ ダはダイアリのダ ]
告白すると僕は英語が苦手である。10年も駐在員をやっていて何を言っているんだ、ではあるが、そうなんだから仕方ない。そもそも大学の英語で赤点を取り、追試も不合格、教授のお情けで学内誌を数ページ翻訳して来いと言われ、それも自力で出来ずに外国語専攻の友人に丸投げして単位をもらった僕である。ちなみにお返しに彼女の物理のレポートを僕がやったのだが、負荷から考えて、どう見ても僕は大きな借りがある。

さて、10年前赴任するときには、NHKラジオ英語会話を何年か受講していたし、大学のころの私ではない、と密かに思っていたのだが、生活するとなると英語力の不足を痛感させられた。基本的な語彙力のなさをここで暴露するのは、かなり恥ずかしいのが、とまどった話をいくつか。

赴任した初日に日用品を買いに出てスーパーのレジでいきなり"Paper or Plastic?"僕はとっさに「紙幣かクレジットカードか?」と聞かれた思ったのだが、これ実は「紙袋にする?それともビニール袋?」ってこと。環境意識の高い米国では、どのスーパーでも"Paper or Plastic?"と聞かれる。
近所の奥さんに"ちょっとCome overしてくれる?主人が本棚を動かすのにHelpが欲しいの。"と言われ「Come over」がわからずに電話でオロオロ。簡単な単語の組み合わせの熟語の場合、想像することすらできないのでかなり困る。ちなみにこれは「ちょっと立ち寄る」の意。
電話で医者のオフィスまでの行き方を聞けば、"University通りをturn intoしてPalm通りだから。"Turnは曲がるだと一直線に思っている僕は、「どっちに曲がるの?左右?」と質問し、看護婦に思い切り「はぁ?」と言われた。「Turn into」は曲がるのじゃなく、~に変わると言うこと。この場合は、通りの名前が変わると言うこと。

今も新たな発見は日々ある。先日もMeetingで、「この問題はField Serviceの連中、Push the envelopeって感じだよな。」「そうだなアハハハ。なあ?」と米国人の同僚に同意を求められても何のことかわからず、辞書を引いた。「Push the Envelope: もっと高いレベルを求める」って書いてある。「ああそうかなるほどね、え?もしかして僕に対する皮肉?」「いやいや、そんなつもりはないよ。ハハハ」「そうかぁ、アハハハハ」と一緒に笑いながらもなんだか腑に落ちない10年目の駐在員である。
[ 04:47 ] [ ダはダイアリのダ ]
ここ数日天気がよく暖かい。数日前に開花した桜もいつのまにか五分~七部咲きくらいになっていた。今朝はフロントウィンドウに黄色く花粉が積もっていて、そう言えばなんだか頭が重いし、鼻のあたりがむずむずしている。

こちらにも杉はないわけではないが、日本の杉と種類が違う(セコイアと言う巨大杉が多い)のか、それとも量が根本的に違うのか、とにかく日本にいたときにひどかった筆者のスギ花粉症は発症しない。かわりに一般にHay Feverと呼ばれる花粉症になる。こちらに来てから5年目くらいに発症した。
米国人の友人によれば、原因は芝生の花粉なんだそうである。確かに芝生の伸び始めるこの季節に鼻の調子が悪くなるのだが、この説はかなり怪しい。辞書によればHay Feverは枯草熱。しかしこの付近に牧場なんかないから、多分ブタクサかなんかに起因する花粉症なんじゃないかと思う。ブタクサってのがどんな草か実はよくわからないし、写真を撮りに近づくと鼻が大変なことになりそうなので、とりあえず友人の意見を尊重して芝生の写真を載せておいた。

スギ花粉症と違って、これは数日で直ってしまう。花粉症が治まればベイエリアはもう春である。
2005/02/02のBlog
[ 18:17 ] [ ダはダイアリのダ ]
サイエンスプロジェクトのプレゼンテーションで満点を取ったよ、と娘が自慢げに言いに来た。月曜日に提出したサイエンスプロジェクト(理科の自由研究のようなもの)をみんなの前で発表したら、内容はともかくプレゼンは最高点だったと言うことである。

このサイエンスプロジェクトは、この地域のすべての学校でこの時期に同時に行う。2人でチームを組んで、テーマを決め、実験なり調査なりをして、それをまとめると言うものである。2ヶ月くらいの長丁場である。
娘は相棒のペットのハツカネズミを使って、マウスが迷路をどのくらいの時間で抜けるかを調べた。迷路と言うと学習効果を調べるものかと思ったら、今回のパラメータは昼と夜と言うことである。そもそもねずみは夜行性なので、夜のほうが所要時間は少ないだろうと言うのが、彼女らの仮説である。ねずみが迷路の何たるかを理解せず、壁をよじ登ろうとするばかりで先に進まなくて苦労したようだが、いろいろと工夫の結果、ようやくデータも取れ、展示用の資料を作成し始めた。

なんだか互いの家を行ったり来たりして、資料作りは順調なようなので、特に口も出さなかったが、完成した資料を見て驚いた。概要、背景、目的、仮説、実験、結果、検討、結論と続き、最後には謝辞や参考文献まで挙げてある。その上、発表まであるのだから、大学や大学院の卒論修論の発表や、学会発表と同じ体裁である。
ちなみに娘はまだ12歳である。こちらの学制では中学二年生に相当するが、日本なら今度の4月に中学生になる年齢である。
僕は仕事の性質上、社内の他部門や顧客にプレゼンする機会があるが、相当の準備と努力をしないと、米国人の同僚に全くかなわない。これは英語力の問題だけではない。小中学生の頃から、こんな風に論理的合理的科学的思考法を学び、人を説得する技術をせっせと磨いているのがアメリカ人である。こんな人間たちに、交渉と説得がものを言うビジネスシーンで、そもそもかなうわけがないのだと、起承転結文学的思考法を学び、和を以って尊しとなすと教わった国の国民は思うのであった。
2005/02/01のBlog
[ 18:49 ] [ ┗ 美国湯煙紀行 ]
北米の温泉は西部諸州に集中している。特に、西から海岸山脈、シエラネバダ山脈、ロッキー山脈に沿って多くの温泉が分布している。左の表はJaysonのガイドブック*に載っている温泉の数を州毎にまとめたものである。Idaho州が最も多くの温泉を有していることがわかる。しかしほとんどの温泉は自然のままの温泉であり、施設の整った温泉は、むしろCalifornia、Oregon、Coloradoに多く存在する。一方で東海岸には、ArkansasのHot Springs、New YorkのSaratogaなど著名な温泉リゾートは存在するものの圧倒的に数が少ない。
地球物理学の専門家ではないので、西部諸州に温泉が集中している理由をここで断じることが出来ないが、米国西海岸には、1980年偉大爆発を起こした現役の活火山セントへレンズをはじめ、レーニエ(写真)、フッド、シャスタ、ラッセン、マンモスなどたくさんの火山がある。またこの地域にはサンアンドレアス断層と言う大きな断層が北から南に走っている。それの支線の断層も大小さまざまあるらしい。もちろん温泉は火山性だけではないし、火山と断層があれば必ず温泉があるというものでもないだろう。しかし温泉が出る確率は高い地域だと言うくらいなら差し支えないだろう。
それにしても西部諸州に限っても350を超える温泉が存在するのである。多分忘れ去られた温泉や未発見の温泉もこのほかに数多くあるだろう。アメリカ西部は結構温泉天国なのである。

* Marjorie Gersh-Young, Hot Springs & Hot Pools of the Northwest、同Southwest、Aqua Thermal Access, 1999。通称Jaysonのガイドブック。北米の温泉を網羅した温泉バイブルのような本。GPS緯度経度座標付。