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ベルギー通信
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2008/03/07のBlog
ポルトガルの首都リスボンは坂の街。狭い町並みを縫うように走るトラムは郷愁を誘います。
一番のお勧めはフィゲイラ広場からアルファマ地区を一周する12番です。
丘の頂上にあるサン・ジョルジェ城の周りをぐるっと回るため、急な坂を上り下りします。坂の途中で止まるときはずり落ちないかと心配になるほどです。
一部路線が重複する28番では、道幅が狭くなる部分にはごらんのような単線区間があり、信号機がついています。
見所は色々ありますが、カテドラルの前はトラム撮影にお勧めのポイントです。
フィゲイラ広場から西へ向かう15番には新型の低床車が走っています。
この沿線にはリスボン観光の目玉である、ジェロニモス修道院、ベレンの塔、発見のモニュメントがあるので乗る機会も多いでしょう。
カイス・ド・ソドレ駅から専用軌道になるため、かなりのスピードで走ります。
1日乗車券(セッテ・コリーナシュ)を使えば、格安に移動できますので絶対お勧めです。
右後方に見える建物は世界遺産に指定されているジェロニモス修道院です。
2008/02/29のBlog
ドイツ観光のハイライトであるロマンチック街道の北の基点に当たるのがヴュルツブルクです。トラムの総延長は19.8kmと小規模ですが、中央駅から繁華街を通って大聖堂へ行くことができます。
1000mmゲージの線路に対して結構大きな車体を載せています。写真の後方に見えるのが大聖堂(Dom)で、トラムはこの先を右方向に曲がり、マイン川を渡ります。マリエンベルク要塞からはマイン川を渡るトラムの姿を見ることができます。
中央駅からレジデンツやマリエンベルク要塞へは徒歩でも十分行ける距離ですが、帰り道で歩き疲れたら、トラムに乗るのも良い思い出になるでしょう。
カラフルな車体広告をまとった5連接車がマイン川を渡ります。
マリエンベルク要塞から見ると、狭い場所に多くの建物が立て込んでいる様子が良く分かります。
2008/02/26のBlog
ネッカー川に沿って広がる旧市街には、学生が愛する酒場やカフェがあり、山を見上げればハイデルベルグ城が聳えています。
その旧市街の入り口にあるビスマルク広場にはKaufhof(デパート)があり、街一番の繁華街になっています。
中央駅からは少々距離があるので、中央駅横からトラムに乗ると良いでしょう。一部の系統はここのループ線を使って中央駅方面へ戻ります。
線路内にはバスも乗り入れてきますので結構賑やかです。

中央駅からビスマルク広場までの間は、トラムは緑地帯を走ります。
途中の脇道にもトラムの線路があり、こちらは趣のある旧型車が走っていました。
車体の色も周囲の風景にマッチして好感が持てました。
4系統、総延長20.7kmという小規模なトラムを維持するのは大変だと思いますが、いつまでも残って欲しいです。
2008/02/22のBlog
さらに東に進んでこれからしばらくはドイツのトラムについてレポートします。
車社会のドイツでもトラムと車の共存が見られます。
現在国内57都市でトラムが走っています。
フランクフルト中央駅前の停留所に立てば、ひっきりなしにやってくるトラムを見ることができ、大都会の活気を感じます。
16系統、総延長119.2kmの規模はベルリン、デュッセルドルフに次いでドイツ第3位の規模になります。
しかし、駅前から一歩奥まった通りでは静かな情景が広がりとても大都会とは思えません。
車体広告車も結構走っていて、賑やかな感じがします。
2008/02/14のBlog
オランダの首都アムステルダムのトラムは16系統、総延長138kmもあり、まさにトラムの王国というにふさわしい規模です。
中央駅から放射状に郊外に向かう路線とそれと交差しながら円周状に回る路線が町を網の目のようにカバーしています。
低床車がほとんどで、5連接車と3連接車の2種類が混在しています。
ゾーン制運賃のため、行き先の停留所のゾーンを確認しなければならないのが面倒ですが、国立博物館、ゴッホ美術館などの観光名所の大部分は1区内に納まっています。でもベルギーのような均一料金の方がずっと楽なことは確かです。
5連接車(シーメンス社製)が直線的なツルっとしたデザインをしているのに対して、こちらの3連接車は行き先表示の部分がおでこのように飛び出していて愛嬌ある表情をしています。
2008/02/09のBlog
オランダ第2の都市ロッテルダムのトラムは13系統、総延長67kmと充実しています。これ以外にも地下鉄、バスもありますので、公共交通として大変充実しています。
低床車の導入にも積極的で、写真のようなアルストム社製の100%低床車も数多く見るようになりました。
運転台が片側にしか付いていないため、終点にはループ線があって、ここで方向転換して戻ってゆきます。
かつて小野伸二が所属していたサッカーチーム「フェイエノールト」のファンショップが町の中心部にあります。
片運転台トラムの最後部にはストライプ状の目隠しシールが貼ってあります。
このトラムはロッテルダム港付近の終点で発車待ちをしているところです。
ビルの一角を取り囲むようにループ線があって、この部分は一方通行になっていて向きを変えるのです。
2008/02/01のBlog
オランダ政治の中心デン・ハーグにもトラムが活躍しています。
HTMがデン・ハーグを中心とする周辺地区も含めた広域運用をおこなっています。
ベルギーからアムステルダムに向かうICはデン・ハーグHS駅にしか止まりません。
HS駅はレンガ作りのクラシックな外観で、周りは高層アパートの立ち並ぶ住宅街です。
町の中心に近いデン・ハーグCS駅(中央駅) へ行くには、HS駅で乗り換えるか、トラムで行くことになります。こちらは超近代的な駅に生まれ変わりました。
フェルメールの絵画所蔵で有名な「マウリッツハイス美術館」までは徒歩で十分な距離ですが、近くをトラムが走っていますので、こちらを利用することもできます。
2008/01/30のBlog
お隣の国オランダでも6都市でトラムが活躍しています。
フェルメールの名画「デルフトの眺望」で有名なデルフトの街にもトラムが走っています。
アムステルダムに向かう列車がデルフト駅を発車してすぐ右手の線路際に風車が立っているのが見えますが、その横をトラムが走ります。
いかにもオランダらしいこの組み合わせも、他の都市ではなかなか見られない貴重なものです。
正確に言えばこのトラムはデン・ハーグのトラム路線の一部にあたります(当然カラーリングはデン・ハーグ市内を走る車両と同じです)。
大変古い町ですが、走るのは近代的な低床車です。
2008/01/26のBlog
トラムの話題は一休みして今回は隠れたベルギー名物を紹介します。
リエール(Lier)のフローテマルクトで時ならぬ人ごみができているので覗いてみると籠の中にたくさんの伝書鳩が入っていました。
ベルギーは伝書鳩では有名なのだそうです。
鳩の籠を前にして講釈をたれているのですが、一向に買い手が付く様子はありませんでした。
午後ここに立ち寄った時には伝書鳩の市は終わって、いつも通りの駐車場になっていました。
2008/01/23のBlog
トラムの中でも地下を走るものは「プレメトロ」と呼ばれていて、アントワープやブリュッセルで見られます。
アントワープのプレメトロはスヘルデ川の下ををトンネルで越え、リンカーオーバー地区に渡ります。アントワープのシンボルである大聖堂をバックにトンネルから出るトラムをご覧ください。
付近は市街地の雑踏が嘘のようなノンビリした場所で湿地帯が広がり、春先には野鳥観察やハイキングの人で賑わいます。

リンカーオーバーを越えて終点のツバンドレヒト(Twijndrecht)に向かう車両は、リングと呼ばれている高速道路の上を緩やかなカーブを描きながら越えます。
広々とした道路の割に車の数も少なく、この付近ではトラムも専用軌道の上を快適に走ります。
高層アパートが建つリンカーオーバー地区は中央駅付近と同じアントワープとは思えないほど整然とした町並みになっています。
2008/01/18のBlog
北海沿いの保養地であるオステンド(Oostende)にもトラムが走っています。
東のクノッケ(Knokke)からド・パンヌ(DePanne)までの約55kmの長距離を走る路線で、オステンドはちょうど中間点に当たります。
国鉄の線路を立体交差で越えオステンド駅前に着いたド・パンヌ行きの電車は、街の中心部を通った後、北海に沿って西へ向かいます。
この距離なので均一料金ではなく、乗車駅と降車駅の属するゾーンの数に依存するゾーン制運賃になっています。
アントワープやゲントの低床車とは異なる3連接車が導入されています。
2008/01/12のBlog
ゲント(Gent フラマン語ではヘント)の街にもトラムが走っていて、ライン色のカラーリングはアントワープとまったく同じです。
聖バーフ大聖堂や鐘楼の先には1180年築城のフランドル伯居城(Gravensteen)があり、見張り台から鐘楼の方向を見下ろすとトラムの線路が見えます。
最新式の5連接低床車です。床面を下げるために、従来の車両では床下にある機器が屋根の上に載っているのが分かります。

こちらはゲント・シント・ピータース(Gent Sint Pieters)駅前のロータリーを走る2系統のトラムです。
右奥に見えるバスと同じカラーリング(ラインカラー)であることがお分かりいただけると思います。
ブリュッセル方面やブルージュ方面への乗り換えにはこの駅が便利ですが、町の中心部まではゲント・ダンポールト(Gent Dampoort)の方が圧倒的に近いです。ただし駅前には広大な駐車場が広がるだけで何にもないところですのでご注意ください。
2008/01/07のBlog
アントワープ・ベルヘム駅の横にある郵便局の前を快走する生き残こりの一両です。
今ではめったに姿を見ることがなくなり残念です。
流線型の車体、出入り口扉などにアメリカのPCCカーの典型的なスタイルを見ることができます。
派手な車体広告で塗装されていますが、末永く活躍してほしいものです。
フランドル地方を走るトラムはライン(Lijn)色ともいうべき白、グレー、黄色を配したカラーリングが標準で、バスもこの色に塗られています。
新型の低床車はほぼこの塗色ですが、車体一部に広告が入っているものもあります。
この写真の8系統は大聖堂近くのフルン広場を経由して王立美術館の前を通ります。
アントワープの場合、収入に占める補助金が62%もあるそうで、これが運賃チェックが少々甘くてもやっていける理由のひとつかも知れません。
2008/01/01のBlog
1930年代に米国で誕生したPCCカーはヨーロッパにも伝わり、ベルギーでも1950年から1970年ごろまで生産されました。首都ブリュッセルのトラムもその流れを汲むものです。
写真はベルギー王立美術館付近のロータリーを走る低床車で、流線型の車体デザインにその面影を残しています。ベルギー国内でもブリュッセルだけが黄色を主体とした独自のカラーリング(ブリュッセル市交通局色とでもいえば良いのか・・)になっています。
アントワープに比べるとブリュッセルは道幅が広くトラムも生き生きと走ってうれしくなります。
2007/12/23のBlog
ベルギーに限らずヨーロッパ各国ではトラム(路面電車)が庶民の足として車との共存に成功していることに気が付きます。
これからしばらくは各地のトラムの様子をお伝えしようと思います。
乗り降りの楽な低床車も順次導入されていますが、アントワープ中央駅周辺では道幅が狭いため、旧型車が多く見られます。
カラフルな車体広告が多く、それらが道幅ぎりぎりのカーブを通過する姿は感動的でさえあります。
車も軌道内を通行するため、ラッシュ時にはダンゴ運転になりますが、イライラする様子もなくじっと待っています。

2007/12/12のBlog
ヨーロッパ高速鉄道のリーダーとして君臨するのはフランスのTGVです。
1981年の営業開始から26年間で着々とネットワークを拡大して来ました。
写真はブリュッセル・ミディ駅に停車するTGV-Rで、パリ北駅を発着する北ヨーロッパ線の開業時に開発された形式です。
開業当初のオレンジ系カラーリングからブルー系に変更されました。
奥に見えるのがユーロスターです。ユーロスターの発着するホームは入出国管理がされているため、ちょいと写真撮影というわけにはいきません。
車両限界が在来線と共通であるため、日本の新幹線と比べると結構窮屈な感じがします。
参考までに最初のカラーリングをご覧に入れましょう。
1986年ジュネーブ駅で撮影した南東線用のTGV-SEです。
現在のカラーリングの方がスピード感に溢れていると思いますが・・・好みの問題なのでなんとも言えません。
20年以上たっても古さを感じさせないデザインはさすがです。
2007/12/03のBlog
アントワープから電車で約50分ほどのところにゲント(Gent)があります。
12世紀には繊維産業で栄えた町ですが、この町を最も有名にしているのが聖バーフ大聖堂に展示されているヤン・ファン・エイクの最高傑作といわれる祭壇画「神秘の仔羊」です。内部は撮影禁止なので聖バーフ大聖堂をバックに建つファン・エイク兄弟中央の二人)の銅像をご覧頂きます。
聖バーフ大聖堂をさらに進むとレイエ川に出ます。
この川岸に沿うグラスレイ(Graslei)には中世を代表する歴史的な建物が残っています。
川岸にはレストランもあるので、ゲント名物のワーテルゾーイに舌鼓を打ちながらここでゆっくりするのも良いでしょう。
2007/11/30のBlog
TGVに対抗して開発されたドイツの高速列車がICEです。
ICE-1、-2の動力集中方式(機関車+客車+機関車)からICE-3では動力分散方式(電車)に変り、それまでの角ばった外観から丸みを帯びたスピード感あふれる外観に変化しました。
最高時速も280kmから330kmとなり、DBの看板列車でドイツ国内主要都市を結ぶほか、2007年5月からは東ヨーロッパ線を経由してパリにも乗り入れています。
写真はフランクフルト中央駅に停車中のICE-1(左)とICE-3(右)です。
2007/11/26のBlog
英仏海峡トンネルを通りイギリスとブリュッセル、パリを結ぶ国際列車がユーロスターです。先頭と最後尾の機関車で客車を挟んだ編成になっています。
開業当初からウォータールー駅がターミナルでしたが、11月14日からセントパンクラス駅に変わり、ビッグベンをバックに走るこの風景も過去のものになってしまいました。
ずいぶん思い切ったことをしたもんですが、最大の理由は第三軌条集電による出力の制約(交流区間の約1/4)を解消するためです。第三軌条区間は写真を撮るにはすっきりしていて良かったのですが・・・・。
2007/11/19のBlog
前面にゴムの額縁を付けたユニークな外観をしたAM96型電車です。
老朽車両が多いベルギー国鉄の中でおそらく最も新しい車両ではないでしょうか。
もちろんエアコン付きで座席もゆったり快適。この車両に当たったときは得した気分になります。
時刻表には車両型式の表示がないので運任せですが・・。
アントワープ~オステンドや、ブリュッセル~ルクセンブルグの路線で利用したことがあります。
写真の車両は2電源対応で最高時速は160kmです。