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FLY AWAY ON MY ZEPHYR
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2004/12/18のBlog
すみません、時間もなさ過ぎる上に重くてつながらないことが多すぎるので、いったんここでの更新を停止します。

更新期間がない間も足しげく通ってくださった皆さん、ホントにすみません。移転先が決まったらお伝えしますので、それまでしばしお待ちください。

とりあえず、良いお年を。
2004/11/30のBlog
[ 15:57 ] [ Jリーグ ]
あまりにも重かったんで更新を止めてましたが、
再開することにします。よろしくお願いします。

■11月07日:「サウサンプトン対ウェストブロミッチ」試合評更新
■11月06日:戯言更新
■11月05日:戯言更新
■10月31日:「ウェストブロミッチ対チェルシー」試合評更新
■10月30日:「大宮対川崎」試合メモ更新
2004/11/07のBlog
[短評]

アウェイのWBAが貴重な勝ち点を挙げた。ホームのサウサンプトンは試合を通じて優位に進めたが、フィニッシュに精度を欠いた。

開始から試合を支配したサウサンプトンは27分、こぼれ球を拾ったデラップのクロスボールを、ファーポストに巧みなポジショニングを取ったスヴェンソンが頭で流し込んで先制する。しかしその直後の28分、WBA右サイドでボールを受けたゲラのクロスからグリーニングの打点の高いヘディングで同点に追いつかれる(記録上は直前で触ったアーンショウの得点)。さらに36分、DFが浮き球処理にもたついたところをグリーニングに拾われ、こぼれたボールをアーンショウに叩き込まれて逆転された。

後半になるとWBAの運動量が落ちて中盤が間延びし、サウサンプトンの一方的な展開になる。サウサンプトンはデラップ、テルファーらのクロスから中央のフィリップスを活かそうとするが、DFムーア、パースらにギリギリで体を寄せられ得点できない。席を立つ観客も出始めた85分、ペナルティエリア右からスヴェンソンがドリブル突破から放ったシュートがロビンソンにあたってオウンゴールを誘い、ようやく同点に追いついた。だが89分にデラップがGKとの1対1を外すなど最後までチャンスをモノに出来ず、試合はそのまま引き分けで終了した。

---------------------------------------------------

なんつー纏めにくい試合だ……

明日またリライトするので、ここではとりあえず要点だけ。

■:稲本は今節もベンチ入りせず。
■:WBAの最重要補強ポイントはDF。中央の2枚はやばすぎる
■:ゲラ、グリーニング、クレメント、カヌ、アーンショウなど駒はそこそこいる
■:クレメント、グリーニング、共に低く抑えたミドルシュートを打てる
■:「困ったら縦」の意識をどうにかしないと、稲本は活きない
■:右サイドの連携とカヌへのボール供給、それさえ上手くいけばなあ……
■:サウサンプトンのブラックストックは相当面白い選手
■:アンデルス・スヴェンソン、上手え……
■:両チームともバタバタしすぎ。芝が若干濡れていたのかもしれない



などなど。
2004/11/06のBlog
[ 10:00 ] [ ローマは一日にして成らず・・広島 ]
http://www.chugoku-np.co.jp/Sanfre/Sw04110601.html

↑の中国新聞サンフレ情報に詳しいように、きょうはベット先生が出場停止とあいなっている。やたら苦しい試合になることはほぼ間違いない。


>攻守の要、MFベットが累積警告で出場停止となる中、いかに5試合ぶりの白星を挙げられるか。

広島ファン以外はあまり熱心にベットという選手を追いかけていないと思うのだけども、彼は異常なほどキープ力が高い選手で、恐らく浦和のエメ、清水のアラウージョ、名古屋のマルケスらと並んでJ1にいる外国人の中でもトップクラス。いや「奪われない」というだけならば、ナンバーワンかもしれない。それほどに上手い。ボールにどんな回転が掛かっていようとファーストタッチで平然と落ち着けてしまうボールタッチの柔らかさは本当に素晴らしく、密集地帯で平然と足元に要求する自信もうなづける。「彼ならば取られないだろう」と思わせてしまうものがある。実は、今年広島が獲得した外国人(チアゴ、ベット)とも相当な凄腕なのである。

だけども、ベットという選手の本当の凄さは技術ではなく、記事にもあるとおりディフェンスにある。

>守りでも、ベットは豊富な運動量と的確な読みで相手の攻撃の起点をつぶしてきた。


あの手の選手としては異例なほど、彼はディフェンスに参加する。とにかく前線からボールを追いまくる。ボールホルダーに対して単にコースを切るだけでなく、腰の低いチャージでガツンと奪い取る強さもある。セカンドステージ第5節対横浜FMでは左タッチライン付近でボールを受けた安に対し猛然とチャージを仕掛け、「むしりとる」という表現がピッタリのボール奪取を見せた。今年のファーストステージに在籍していたサンパイオは深い読みを活かしてコースにスッと体を割り込ませることが抜群に上手かったが、ベットのディフェンスはボールホルダーをそのままぶっ潰す各個撃破型。彼が前線にいることは有能なパサーと有能なストッパーを一度に手に入れたことに等しい。

そのベットが今節は出場停止を食らったということで、これはもうかなり厳しい状況なのである。それだけに、

>DF陣のラインコントロールだけでなく、FW陣を含めた前線からの素早いプレッシャーを徹底する必要がある。李漢宰は「一層のハードワークが不可欠」と気持ちを引き締める。

なのですな。ということで、予想スタメンはこうなる。中国新聞のものと同じ。

-----------------盛田------------------
---------大木-----------森崎浩---------
服部-----------------------------駒野--
-------森崎和-------------李-----------
---吉弘----------------------リカルド--
----------------小村-------------------
---------------下田--------------------


やはり、ポイントは大木と森崎浩の2シャドウの動きの質、量、ディフェンスへの貢献度になるだろう。ウチのチームである程度独力で打開できる選手はベットしかおらず、彼がいない以上はその穴を全員でカバーするしかない。

時に、20分で動けなくなったかと思えば90分フル出場して2得点挙げたりしてサッカーダイジェストに「最も頼りになる点取り屋」とか書かれて広島ファンを微妙な心持ちにさせる大木大先生の確変に期待したい。

あと、広島ユースのFW前田俊介についても触れておきたい。高円宮杯で同年代を寄せ付けない存在感を見せた彼についてはかなりの人たちが知っていると思う。新潟戦では緩急をつけたドリブルで4人を次々と交わしていく離れ業を見せるなど、その才能は高く評価されている。だが、彼はまだまだ1試合を通じて1度か2度しかシゴトができない選手。ボールが足元に入らないとゲームに全く関われずに消えてしまうことも多い。自分でボールを呼び込む姿勢、運動量、ポジショニングにおいて彼はまだまだ課題が多い。だから、現時点であまり期待を掛けすぎないで欲しい。今のU-19世代で彼以上に面白い選手はいないと断言できるけども、彼はまだまだ素材の段階を出ていない。足が速いわけでもないし、体が出来上がっているわけでもない。プロに入っての1~2年で化けもするし消えもするだろう。そういう選手なので、やれ「スタメンにしろ」とか「U-19のエースだ」とか持ち上げるのは勘弁してやってください。

まあ面白くも無い正論だけども、広島に関してはこんなところかなあと。
2004/11/05のBlog
[ 23:10 ] [ 欧州サッカー ]
今週もあっという間に一週間がオワリ、私はまたしても有限不実行(サイト更新せず)。みなさんホンマすんません。ボチボチ更新していくのでよろしゅうたのんます。

さて明日は名古屋対広島、サウサンプトン対ウェストブロミッチという世界的にも注目されるカードが目白押しであります。ちなみに名古屋対広島はスカパーでの生中継がなくNHK名古屋とNHK広島っつーこれまた世界的に有名な政令指定都市における公共放送で生中継されるのですが。何書いてるのかよくわからんが、まあいいや。

んで、サウサンプトン対WBAのみどころは稲本復帰なるか、というところだけども、今週発売のサッカーマガジンによると「フィジカル(主にスタミナ面)においてプレミアの水準に回復していない」、ということらしい。のでベンチ入りメンバーはあるにせよスタメン復帰は微妙なところだろう。

だけども、WBAのような地方の小クラブでさえキチンと試合を観ていくとそれなりに見所がハッケンできる。そこら辺がプレミアの奥の深いところだろう。

先ごろ触れたように、このチームは足元の技術は相当に怪しい選手が多い。また、DFの質は質実剛健猪突猛進の「ディヴィジョン1のクラブ」に相応しい「縦1直線傾向」がみられる。つまり縦方向に飛んでくるボールに対しては強さを発揮できるのだが、ちょっと角度を付けられるとボールウォッチャーになることが多く、易々と相手をフリーにしてしまうのだ。先週に行われたチェルシー戦の2失点目などはその典型。左タッチラインのスローインを受けたダフがクロスを挙げたとき、中にグジョンセン1枚に対して2枚のDFがいるにも関わらず二人とも完全にボールに気をとられていた。グジョンセンの消える動きもあるにはあったが、あれなら盛田が真ん中にいても点が取れた気がする。真正面にあるボールに対しての意識はきちっとあるのだが(寄せが早いという意味ではない)、その周辺に対する意識はかなり乏しい傾向にある。

ただ、右サイドのシメカとゲラのコンビネーションでの崩しや先週のチェルシー戦で1点を返した際のカヌの巧みなボールコントロール、ゲラのサポートの入り方、カヌに良い形でボールが入ったときのアーンショウの動き、グリーニングのチェックバックなど、そこそこ見所も多い。カヌは全盛期のような爆発力はないが、浮いたボールと相手DFの間に巧みに体を滑り込ませてボールキープするなどその技術は健在。稲本の復帰を待つ間、そういった部分もチェックしていくとWBAの試合はちょっとだけ面白くなると思う。

さーてバルサ対ミランのビデオでも見るか。
観戦してきました。

いやあ、試合評とか必要ないでしょう、こういう試合には。
試合評というものは、試合という生ものをぶつ切りにして
その中で味のある部分を刺身にして出すようなもの。
時間がたてばそれはまあ焼き物になったり干物になったり
するわけですが、ともあれ「生もの」ではない。

そういうものを書いて楽しめる試合はたくさんあるので、
これほどまでに生の感情が詰まったゲームは生のままで記憶するとします。

一つだけ。ジャーンが退場になったシーンで、FC東京サポが唄ったチャント。
審判に対する不満を爆発させてもおかしくないのに、唄ってみせた。

正直、グッときました。
2004/10/31のBlog
[ 02:27 ] [ 欧州サッカー ]
<短評>

アウェイのチェルシーが完勝を収めた。

前半、チェルシーはホームのWBAの気迫のこもった攻守に手を焼く。だがロスタイムにCKからギャラスが押し込み先制すると、後半5分にはペナルティエリア内でフリーになったグジョンセンが追加点を挙げる。直後にカヌのシュートのこぼれ球をゲラに押し込まれるが、後半9分に相手が前掛かりになったところでボールを受けたランパードが70M近くをドリブルで持ち上がり、最後はダフが押し込み突き放す。後半35分にはロッベンの横パスを受けたランパードがミドルシュートを決め、終わってみれば4得点の快勝を収めた。

------------------------------------------

<試合評>

アウェイのチェルシーが結果的には完勝を収めた。しかし1-4とスコアは離れたが、内容的にはウェストブロミッチ・アルビオン(以下WBA)の健闘が目立つ試合ともいえた。

前半、ホームのWBAは度々攻勢を見せる。右SBのシメカ、右サイドMFゲラのコンビネーションでサイドを駆け上がり、中央のカヌにクサビを入れ、最後はFWアーンショウ、CMFグリーニングらのシュートを引き出す。この右サイドからの崩しと、FWカヌへの早いタイミングでのクサビをいれ追い越しをかけていくことがWBAの一つの攻撃パターンだったといえる。前半はチェルシー左サイドMFダフが上がった裏のスペースを効果的に使い、カヌの個人技をからませてチャンスを作っていた。

特に目立ったのはウェールズ代表FWアーンショウ。カヌに近いポジショニングをとることを心がけ、カヌの落としたボールをうまく拾いつつ自らもDFラインの裏を狙い、チェルシーに揺さぶりをかけていた。また前半19分に鋭い反転から左足でポストをかすめるシュートを放つなど、自らゴールをこじ開ける能力もあることを示していた。

カヌのワンマンチームとみる向きもあったWBAだが、このアーンショウ、MFグリーニング、MFゲラ、SBシメカなどそこそこ力量のある選手は存在する。一桁順位を目標に、残留を目指せるだけの戦力はあるといえるだろう。

ただ、結果的にこの試合は1-4というスコアになった。「よいチーム(よくなるチーム)」と「強いチーム」の差は、プレーの質が結果に繋がるか否かにある。その点でWBAはまだまだ「よいチーム(よくなるチーム)」であるに過ぎない。3失点目を喫して以降目に見えて運動量を落とすなど、メンタリティの部分でまだまだ改善点は多いといえる。そしてそういうチームだからこそ、稲本がスタメンに食い込む余地は大いにあるといえる。

<得点経過詳細>
後送
2004/10/30のBlog
雨のためテレビ観戦中です。

序盤から15分までは主導権の奪い合いが続いていたけど、ディビッドソンらの中盤での積極的なアタック、そこからの手数をかけないカウンターで徐々に大宮が試合を支配していった感じ。川崎はボールを回すことはできるけども、大宮の最終ラインが深いため裏では勝負できずサイドをえぐってマイナスのクロスボールを送ったり、ボールを下げて角度をつけてクロスを送ったりするが最後のところでトニーニョ・奥野に潰される。ポゼッションの高いほうが試合を支配するわけではない、ということが分かる典型的な試合といえる。

この試合に勝利し、4位福岡が引分以下の場合3位以内を確定できる大宮は気合十分。いつにもまして中盤での競り合いに気迫がこもっている。20分過ぎ、ハーフライン付近で長橋からのパスを受け前を向こうとしたマルクスに対し、ディビッドソンがドリブルのコースを読み切ったフェアなスライディングタックルをぶちかましボールカット、そのままシュートに持ち込むシーンがあった。このシーンが大宮のこの試合にかける意気込みを象徴していたように思う。

低いラインでコンパクトに保ち、「得点機会を与えない」ことにプライオリティを置き、その上で中盤からガンガンに奪いに行く。奪ったら手数をかけずにトップにあて、サイドに展開して折り返す。ボールを奪い返すワイパー役、そこからの組み立て役としてディビッドソンの貢献度は非常に高い。また、右サイドの安藤正、西村の連携も良く、積極的に追い越してサイドで数的優位を作っている。2トップのバレー、森田の関係もスムーズで、今日の試合では森田がルアーになってニアサイドに飛び込みファーサイドのバレーをフリーにする、という役割分担があったように思う。大宮は、シンプルかつ効果的。華はないが実はある。

一方、川崎は雨のピッチコンディションにも苦しみ、なかなかチャンスを作れない。中央のマルクス、ジュニーニョを経由してチャンスを作ろうとするのだが、そこにはディビッドソンと金澤がしっかり目を光らせている。ジュニーニョはそれでもしっかりボールキープする能力があったが、マルクスはボールコントロールがほんの少しずれる場面が目だち、そこを狙われていたように思う。結果、中央からサイドに展開する局面でボールを奪われ、上がりかけたサイドハーフの裏を使われてピンチに陥るシーンが目立った。41分の失点はモロにその形だった。

現在、前半終了。1-0で大宮リード、得点者は41分バレー。
さて後半始まるので後ほど。
後半終了。2-1で大宮が勝利し、J1自動昇格圏内をがっちり確保した。

いやあ、劇的な幕切れでした。73分にマルクスのFKで同点にされた大宮でしたが、ロスタイム突入寸前の89分に森田の得点で再びリードを奪ったのです。それも、大宮が試合を通じて狙っていた手数の少ないカウンターで。

89分。川崎の中央突破からマルクスの放ったシュートが大宮GK荒谷の正面を突く。大事にボールをキャッチした荒谷は、素早く前線にスローイング、交代出場で入っていた横山にパスを出す。センターライン近く、左タッチライン付近でボールを受けた横山は2枚のDFを引き付けて中央に絞ってきた安藤正にパス。ゴール正面でボールを受けた安藤正は、シュートコースを狭めに来るDF岡山、DF谷口をじゅうぶんに引き付け、右に流れていったFW森田にラストパスを送る。ボールを受けた森田は、ここまでの鬱憤を晴らすかのように思い切り右足を振りぬき、GK吉原のニアサイドを強烈に破ったのです。


後半の試合展開は、完全な大宮ペースでした。選手間の距離を上手く保ち、前半にも増して安定したコンパクトな中盤守備をみせる。川崎はジュニーニョ、マルクスにボールを預けようとするが、グラウンダーパスをことごとく大宮の出足の良い守備にカットされ、カウンターを暗い続ける。得点差こそ1点であったけども、完全に大宮がペースを握っていた。

そんな試合展開が一変したのは73分。ロングフィードを受けたジュニーニョをトニーニョがバックチャージしたという判定で、大宮ゴール正面で川崎にFKが与えられたのだ。それより少し前、川崎ゴール前でバレーがたびたび削られながら笛が鳴らなかっただけに、大宮としては納得のいかない判定だった。得てしてそういうときにこそ、点は入ってしまうもの。このFKを、マルクスが壁の間を抜ける低い弾道のキックで大宮ゴールに叩き込み、同点としてしまう。中継画面では良く分からなかったが、壁の作り方に甘さがあったのかもしれない。いずれにせよ、どうしても勝ち点3が欲しい大宮にとって痛恨の失点であることに変わりはなかった。

ここでもし大宮がうわついたそぶりを見せれば、川崎はそこに畳み掛けてきたでしょう。しかし、大宮は崩れなかった。いたずらに攻め急ぐわけではなく、自分たちの形をしっかり貫きながら、決して多くはないであろうチャンスを確実にモノにすることを考え、集中した。89分という時間帯に勝ち越すことができたのは、その集中力の賜物といえるでしょう。

この勝利の結果、大宮は勝ち点を75までのばし、2位をガッチリキープ。仮に明日の試合で山形が敗れた場合、次節の結果次第で大宮の自動昇格が決まる状況になりました。<了>
2004/10/03のBlog
[ 17:20 ] [ Jリーグ ]
随分留守にしてました。うう。

きょうは、おそらく1年ぶりぐらいに「何もせずにサッカーばかりみる」日を過ごしてました。きのうきょうであわせて12試合みました。最後のほうは記憶がありません(笑)。

しかし「G大阪対C大阪」はヒドかったなあー。なんつっても前半でG大阪4-1C大阪というスコアになって、その全部がDFあるいはGKのミスがらみというのが。

G大阪1点目は久藤のゴールライン付近での不用意なヒールキックがキックミスになり森岡に奪われた所から始まったもの。同点ゴールとなったC大阪の1点目は、山口のカットしたボールをGK吉田が何を思ったか太腿トラップを試みて失敗し、あっさり大久保に掻っ攫われたもの。G大阪2点目は森岡のFKをC大阪DF上村がヘディングでGKに戻そうとしたところあたり損ねて胸→頭→こぼれて山口の前に→押し込まれる、というコント並の展開。3点目はもっとコントじみていて、二川のスルーパスを受けてエリア内に進入したフェルナンジーニョがマイナスのクロスを出したところ、DF千葉→MF久藤とピンボールのようにボールが弾かれてフェルナンジーニョの足元にリターンしたもの。4点目は左サイドをえぐられて上がったクロスが右サイドに流れたときC大阪のDFが中のFWをフリーにしてしまい、右サイドからのクロスに反応する選手がいっさいいない状態になり、難なく大黒に叩き込まれたもの。いやー、C大阪のGK伊藤にとっては厄日としか言いようがない試合でした。

ほか、「パルメイラス対サン・カエターノ」というブラジル全国選手権の試合も観ました。その中で特に印象に残ったのが、パルメイラスの先制点を決めた2番エルソンの直接FK。殆ど無回転のボールをニアポスト上隅に叩き込んだパワフルなゴールなのですが、良く見るとパワーだけでなく非常に高い技術があったことに気づきます。まず、このキックは4枚のカベの上を超える弾道を描いたのですが、良くみると中に1枚紛れ込んだ味方選手がキックの直前にカベからすり抜けています。ボールは、そのすり抜けた選手の頭1つ分(ボール1個分)のコースを抜けているのです。それだけでも十分凄いのですが、さらに凄いのはこのエルソンが最初はファーポストを狙っていたらしいこと。助走の角度はまっすぐにファーポストに向かっており、インステップキックでファーに直線的なボールを蹴るように見えました。ところが、ボールを蹴る数歩前にカベの選手が1枚離れたことをみるや、このエルソンはムリヤリ助走の方向をニアサイドにキュッと変えていたのです。そのため、インパクト時の軸足はファーを向いていながら、蹴り足はニアに蹴っている。このイキナリの路線変更ができるというのが凄いと思いました。

そのほかには何を見たかな。あ、「磐田対清水」ってのも見たな。磐田は重症ですな。なんつっても彼らの最大の持ち味である「追い越し」が殆ど見られなかった。原因はハッキリしている。お互いへの信頼感がなくなっていることだ。要は「ここに出てくる!」「こいつならキープしてくれる!」という単純な信頼関係が薄まっているから、思い切ったフリーランニングを仕掛けられないということ。むろん蓄積疲労のようなものもあるだろうし、同じ選手でずっとやっているというマンネリ感もあるだろう。だけども、単純なパスミスや受け手のトラップミスが余りにも多いし、それらの積み重ねがここぞというところでの「不信感」に繋がっていると感じる。
2004/09/11のBlog
あまりにもつまらない試合だったことに加え、風邪薬を飲んだせいで後半はほとんど寝てました。

なんなんですか、相手が10人になった途端攻め込まれまくるというのは。

確かにサッカーにおいて「少なくなった相手に逆に押し込まれる」というのは、よくあること。だけども、少なくなった相手を崩すためのセオリーというのは厳然として存在する。それが身についていないというのは、「よくあること」で済ませてはいけない。

前半30分、清水MF戸田が余りにも厳しすぎる(というか審判が見てなさ過ぎる)判定で退場処分を受けた(森崎浩司を引き倒したという判定だったが、スローで見る限り戸田は浩司に触れていなかった)。当然、その数的優位を生かして攻めに行くのかと思いきや、広島が展開したのは11人を相手にしているのと全く同じサッカー。中盤でコチョコチョとショートパスを繋いで、トップにクサビを入れてサイドを活かして展開して……。

今は浦和の監督をしているギド・ブッフバルトは現役時代、浦和のチームメイトに対してこういうことを言っていた。「数的優位を活かすためには、シンプルにプレーすることだ。相手が少なくなったからといって難しいプレーにチャレンジしてはいけない」。全く同意だ。数的不利というのはあくまで「ピッチ全体を見回したとき」の話であり、1つの局面だけを見れば数的に不利にならないシーンは幾らでも作ることが出来るのだから。

相手が少ないということは、「68Mの横幅をケアする人数が絶対的に少ない」ということ。そして、「相手の動きの量が増える」ということ。相手は1人分余計に動かなければいけないんだから、こっちがしっかり動いてスペースを作って突いていけば、どこかで穴が出来る。相手が守備の枚数を増やせば、カウンターの危険も減る。相手が攻めに出てきたならば、カウンターから数的優位を作れる可能性も高まる。

つまり、相手の数的不利を利用するためには、「ピッチ全体を広く使う」ことが求められるということだ。

でも、それがぜんぜん出来ていなかった。本当に、相手が11人いる時のサッカーしか出来ていない。ショートパスばかりを足元につなぎ、大きな展開がまったくない。それに加えて2トップの動きが余りに少なすぎ(クサビを受けて戻したあとヨロヨロ歩いている大木にはガッカリ)、サイドを活かすことが出来ない。

そればかりか、中盤から飛び出してくるアラウージョを全く捕まえきれず、無用なファウルを重ねた。アラウージョが人を引き付ける分、清水の攻撃には1人減った分の影響はさほどないようにみえる。だけど、しっかりとプレッシャーを掛けて、奪った後を早くすれば、いくらでも打開する余地はあったはずだ。それが出来ないというのは、単純にプレーのスピードが遅いからということに尽きる。

印象論だけになってしまったけども、試合を見返す気力も無いのでこれにて。来週はこんな試合はしないでくれよ。<了>
ひさびさに1試合をしっかり見ました。
これから、スカパーで広島対清水、あとJ2を1試合見る予定です。

<鹿島4-3C大阪>

うーん、C大阪はまだまだペースを離してしまうなあ。一度掴んだペースを、つまらないパスミスや軽いプレーで逃してしまう。鹿島のようなチーム相手にそれをやると致命傷になる。一言でいって、チームとして未熟。これは監督が誰であろうと観られた傾向なので、選手達の責任です。それが良く分かったゲームですた。

特に良かったのは、FW大久保、FW古橋。なんといってもシュートの精度と足の振りが早い。シュートを打つ前に落ち着いている。「絶対に外さない」という自信を感じました。FWらしいFWになってきているように思います。まだまだ判断のスピードと質に課題を残しますが、大久保に関しては十分海外でやれる可能性があると思います。

反対によくなかったのはGK羽田、MF濱田。GK羽田に関しては、とにかくハイボールに対する対応がひどすぎる。飛び出すにせよ飛び出さないにせよ、絶対に触れるという確信がないとダメ。なのに、羽田はあわてて飛び出してしまう。自責点こそなかったものの、デキは最悪といってよかったです。

また、期待の濱田は相変わらず守備面で軽いプレーを連発。自陣付近で詰まった局面で、曲芸のようなアウトサイドパスやヒールキックなどをして、大きなピンチを招いていました。相手の2列目を捕まえきれていず、1対1での対応も良くない。その上攻撃にもうまく絡めない、ではどうしようもない。もっと下半身を鍛えて、身体を入れた相手を弾き飛ばせるような、腰の低いような守備ができるようになってほしいですね。


それにしても、ゴールシーンはいずれも素晴らしいものばかりでした。
以下、一つ一つのゴールの詳細を書いてみました。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/04-05/data/result/j1_19.html

>得点:1-0 本山雅志(前7分)


本山の完全な個人技。

カウンターからボールを持ち上がって左サイドから中央に切れ込む本山。一瞬ルックアップしてゴールを確認した後、右足で軽くシュートフェイクをいれる。そして、右サイドバック内田の上がりを見て一瞬パスコースが出来た瞬間を狙って切り返し、間髪いれずに左足インステップでミドルシュート。ボールはバーとポストの結節点に当たるが、完全に意表を突かれたGK羽田の背中に跳ね返り、ゴールに吸い込まれた。

序盤からC大阪のプレッシャーに苦しんでいた鹿島が、ワンチャンスで先制点をモノにした。

>得点:1-1 大久保嘉人(前15分)

大久保の足の振りの早さと、鹿島の中盤の戻りの遅さ、金古の中途半端な対応が生んだ得点。

森島からのパスを受けた古橋がペナルティエリア左でボールを受け、内田と1対1になる。ワンフェイク入れて金古をひきつけ、中央で大久保がフリーになったことを確認してパスを送る。フリーで受けた大久保は、余裕を持ってルックアップし、見事な足の振りでゴール。

大久保の足の振りの早さは素晴らしいが、C大阪の人数が3人に対して4人いながら大久保をフリーにしてしまった鹿島の守備にも問題がある。特にサイドに開いた古橋に対して内田が対応しディレイをかけているのに、金古は大久保のマーカーが決まっていないにも関わらずカバーに入ってしまった。ファーサイドで大岩と新井場が西沢を見ていたが、どちらかに一声掛けるか、あるいは大久保につくべきではなかったか。

>得点:1-2 古橋達弥(前30分)

大久保の得点をアシストした古橋、今度は見事なゴールを決めた。

カウンターから大久保へ古橋が浮き玉のパスを出す。こぼれたところを再び拾った古橋は前を向いてドリブルを開始、金古と大岩の2枚に突っかける。一旦右足でシュートフェイクをいれ、金古のスライディングタックルを外した古橋は、間髪いれずに右足シュート。ボールはワンバウンドしてファーサイドのネットに吸い込まれた。完全に意表を突かれたソガハタは反応するのがやっとだった。

>得点:1-3 大久保嘉人(後11分)

畳み掛けるセレッソ。カウンターから大久保が決定的と思われた追加点を決めた。

中盤で本山からボールを奪った下村が素早く森島につなぐ。フリーで前を向き、森島はドリブルで持ち上がる。そしてタイミングを見計らって金古と大岩の間のスペース、いわゆる「門」にスルーパスを送る。上手く斜めに動いてボールを貰った大久保は、ワンタッチ目で完全にDFが取れないところにボールを置くと、右足を何度か振って十分にGKソガハタをひきつけチョコンとトウキックで股間を抜く。大久保のゴール前での冷静さが際立ったシーンだった。

金古、大岩、内田の3枚が絞っていたが、全員が下がりながらの守備を強いられ、そのために大久保へのマークをおろそかにしていた。だが、これは大久保の動きを褒めるべきだろう。

>得点:2-3 フェルナンド(後18分)

鹿島、追撃ののろし。野沢を投入して反撃モードに移った矢先の得点だった。

C大阪ゴール前でこぼれたボールを小笠原が拾い、大久保のマークを振り切ってドリブルでペナルティエリアに進入する。相手DFは2枚いたが、右足のシュートフェイクで軽くひきつけておいてコン、と左足でパス。このパスで抜け出したフェルナンドが至近距離から思い切り左足を振りぬき、GK羽田の股間を抜いた。


>得点:3-3 野沢拓也(後27分)

野沢のスーパーゴール。ついに鹿島が同点に追いつく。

右サイドバック内田が持ち上がり、C大阪バックラインの乱れを狙ってタテにロビングパスを送る。右足インサイドで蹴られたボールに反応した野沢は、ペナルティエリアやや右の、ゴールが視界から消える位置にも関わらず、そのまま右足でボレーシュート。ボールは、完全に意表を突かれたGK羽田のニアサイドを抜いてゴールに転がり込んだ。

しかしすごいゴールだ。自分の体側の右からきたボールを、右足で、しかもゴールを見ないで合わせてしまうとは。

>得点:4-3 深井正樹(後35分)

完全に流れを奪い返した鹿島にとって必然のようなゴール。

自陣ゴール前でボールを奪った大岩から小笠原にパス。少しだけドリブルで持ち上がった小笠原は、右サイドに開いた深井にパス。左利きの深井は、タテに持ち上がるフェイクを2度入れて布部の意識をタテに振ると、右足で触って中に切れ込み、そのまま左足でシュート。ボールは、ファーポスト側にきれいな弧を描いてゴールに吸い込まれた。
2004/09/09のBlog
個人的にビビっときたのは川勝さんのインタビューでした。

「アンリはなあ、きちっとマーク付かれたらまだ何もできねー選手なんだよぉ。
アイツがプレミアの得点王になれたのは、プレミアのDFがザルだからってこともあんだよ。
おらなあ、アイツを世界一のストライカーと認めたこたねーぞ」


どんな訛りかはしりませんが、大筋で同意だなあ。
賛否両論あるだろうけど、ロナウド以上の「ストライカー」っていないでしょう。
ボールを持った時の迫力は、他のFWとは段違い。アンリも例外ではないでしょう。
[ 02:49 ] [ サッカー日本代表 ]
非常に眠いんで、明日また書きます。

ただ、ALL ABOUT JAPAN(いつもながら元川さん仕事が早いです)
の宮本発言
は、下に書いたことを裏付けるものですね。

>「停電の時は真っ暗だったんで、ライターを持っている人がつけていた。自分が落ち着かせなくても、みんな淡々としていた。アジアカップでいろんなことがあったし、みんなそういう状況に対応できるようになったという気がした



今日から、2日間夏休み。
台風でボロボロになった広島に帰って、
いろいろ手伝いをしながら、まあゆっくりします。
考えたい事もあるしね。
[ 02:27 ] [ サッカー日本代表 ]
インド戦の内容を受けて。

良くも悪くも、「一回性」こそがエンタメとしてのジーコジャパンの骨子だと思ったり。
「こんな試合二度とねーだろ」という試合が多い気がする。

「一試合一試合を集中して戦っている」と言えなくもないが、
「目の前のことしか目に入らない」のほうが正しい気もする。

それでいて、アジアカップ優勝という燦然たる結果を出して
批判の声を黙らせた。(そう、私KINDのような(笑)。)

アジアカップ後に何人かの選手に疲労の蓄積がみられたのは事実。
広島戦にフル出場しているとはいえ玉田もヒザに負担が掛かっていたようだし、
福西などは桑原監督が「サッカーをしたくない気持ちになっている」と漏らすほど、
オーバートレーニング症候群一歩手前の状態まで来ていたらしい。
これは、昨年4月下旬ごろに森崎和幸が掛かった状態でもある。

ただ、中澤がアジアカップ・バーレーン戦後に述べたことも忘れるべきではない。
「ジーコのやってきたことを否定されたくなかった」だったか何か、
とにかく「オレたちはジーコを信頼してやっているんだ!外野がガタガタ抜かすな!」
というニュアンスがビンビンに伝わってくるコメントを吐いているのだ。

代表レギュラークラスのDFがこうもハッキリと現体制支持を打ち出した以上、
それはプロとしての矜持に掛けての言葉であると解釈すべきだろう。
ならば、観客である我々は、彼らを信用する以外にないのではないか。

少なくともジーコジャパンは、トルシエ・ジャポンの文脈では到底語りえない。
むろん、それはジーコジャパンの在りかたが正しいとか正しくないとか言うのではない。
ただ、いまさらジーコジャパンを「戦術」「技術」面で解釈しようとするのは愚かなことだと思うのだ。
彼らのデキを最も左右しているのは、疑いなく「精神的な充実度」なのだから。
それらは、活字になったもの(取材者のバイアスが掛かったもの)から読み取るのは困難なもの。
だからこそ、サッカーだけに限らず「本質を読み取る眼」が問われてくる。


例えば、フィジコの「気合だ!」発言が槍玉に挙げられている。
確かに、このコトバは同業者からみれば批判の対象になるのは間違いない。
全時代的な発言であり、プロフェッショナリズムの欠如を疑われるものでもある。
だが、そんなフィジコが選手からの信頼を得ているとしたら、
彼を「前時代的だ」と批判することにはさほど意味を持たない気もする。
結局重要なのは選手とスタッフとの信頼関係なのだから。

本番で空中分解したアテネ五輪代表と、
本番で徐々に結束を固めていったアジアカップの日本代表。
その違いは、そこにある気がする。
2004/09/05のBlog
「es」という映画をご存知でしょうか。

「被験者が囚人と看守に別れて2週間すごす」という有名な映画です。実は、僕はまだ観たことは無いのですが(笑)、あらすじはだいたい聞いています。要は、「セルフイメージ」がどれだけ人に大きな影響を齎すか、という話でしょう。

セルフ(自己)イメージとは、↓↓こういうもの↓↓らしいですね。「総理メンタルトレーニングセンター」様から拝借します。

http://www.mrock.net/voyager/p2_mental.html

>これがセルフイメージです。悪いセルフイメージを持っていると、もしかすると実行に移していれば成功した可能性のある物事を「自分にはできない」「今はできない」「勉強してから」「自分には能力がないから」など様々なマイナスの思考が生まれ、行動に移せなかったり、全力を出し切れなかったりします。
>反対に良いセルフイメージを持っていると一瞬難しいと思った事柄に対しても「できるはずだ」「絶対にやれる」「やりとげてやる」など前向きなプラス思考が生まれ、誰もがもっている潜在能力をフル活用し、結果物事をやり遂げられる事が多くあります。


これは、辻秀一「スラムダンク勝利学」でも同様の指摘がなされていました。「スラムダンク」の主人公である桜木花道は、自分のことを「天才ですから!」「バスケットマンですから!」と良く言います。そうやって、意識的にせよ無意識的にせよ「天才としてのあるべき自分」あるいは「バスケットマンとしてのあるべき自分」というセルフイメージを作り上げていく。

セルフイメージは心理学用語では「役割効果」とも呼ばれるそうですが、それは要するに「自分は~~なのだから、××でなければならない」という自己暗示を掛けることとイコールでしょう。要は、「オレはできる」と思っていれば、できる可能性は本当に高くなるし、実際できてしまうことが多い。それは単なる精神論ではなく、理論で説明できる領域の話であるようです。 自分の体験に置き換えても、この理論はよくわかります。


自分たちの力を出し切れずに敗れた感の強いアテネ五輪代表チーム。彼らに本当に必要だったのは、「戦術」でも「技術」でもなく、「オレたちは強い!!!」(湘北高校)ではなかったか、と思う次第です。