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クラシック音楽のひとりごと
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2005/03/31のBlog
デュトワの指揮はいつもエレガンスに溢れている。
上品で艶やか。感情が激するようなこともない。細部まで綺麗に磨かれて、時に鋭利な刃物のような切れ味もある。

ビゼーのカルメン/アルルの女組曲は、その最たるものだ。
カルメンの第3幕への前奏曲は最高の聴きもの。
ティモシー・ハッチンズの絶妙なフルート!
そのバックをデュトワの指揮するモントリオール管が艶やかに気品溢れる演奏で支えている。
品が良いというか、趣味が良いというか・・・・。
この演奏には、涼やかな初夏の風が吹き抜けてゆくような、爽やかさがある。
5月中旬、梅雨時にはまだ早い、若干春の冷気を残すような冷涼な風が吹き渡ることがある。そんな風が、この演奏には漂う。
アルルの女組曲では同じくハッチンズのフルートで「メヌエット」がスゴイ。
ここでも、デュトワは上品に激することなく、しかし、あっさりではない、聴かせどころをこころえて絶妙と言うしかない演奏を繰り広げてゆく。

3年前にオーストラリアのメルボルンとバララットを仕事の研修で訪れたことがある。
休日には郊外のワイナリー巡りに出かけ、ブドウ畑の空気を満喫した。
時は12月。南半球の初夏のことであった。
そのワインヤードで忽然と耳に響いたのが、ビゼーのこの2曲であった。
不思議な体験だった。
ブドウ畑をわたってくる風が、ビゼーのあのフルートの音になった。
初夏の快晴。しかし日本のように暑くない。空気は乾燥し、爽やかな風が頬を撫でてゆく。
その時に、あのフルートの音が響いたのだ。

帰国してからもしばしばこのCDを取り出す。
他にもマリナーや小沢やチョン・ミュン・フン、カラヤンの録音を楽しむことも多い。
でも、やはり最後にとっておきの演奏として襟を正して聴くのはハッチンズのフルート。録音多いデュトワの、これは最高の名盤であるとボクは思う。

マイカー通勤、往復で50分かかる。
車には10連奏のCDを積んで、鑑賞にはちょうど良い時間になる。

先日テンシュテットのマーラーのライブ録音(EMI盤)と一緒に購入したディーリアスの管弦楽曲集を聴いている。
指揮はジョン・バルビローリ。愛の指揮者。マーラーの5番・6番・9番などを振らせたら、もう耽美的な情感あふれる指揮をしちゃう人。
バーンスタインのような粘着質ではないんだけれど、甘い甘い演奏をする。
マーラーの5番なんか、ネットリしちゃうもんね。

で、暖かみのある、柔らかい音は、バルビローリの持ち味。
極上のディーリアス。
音が素晴らしい!録音はもう40年近く前だし、しかも録音の悪さで有名なEMI。
録音にシャープさがなく、ソフト・フォーカスというか、少々ピンぼけ気味なんだろうけれど、これが良い味を出している。

ディーリアスは激しく演奏してはいけない(というより、激しく演奏できる曲がない)。
あくまでも暖かく、柔らかく、あわてず急ぎすぎず、控えめにささやくように・・・。
今の言葉で言うと、「癒し系」になるのかなぁ。
バルビローリは文句なく上手い。
「春初めてのカッコウを聞いて」とか「去りゆくつばめ」なんか、もう最高!

品の良い演奏を聴くのは、ホンマに気持ちよい。
2枚で2300円。
安い。おすすめ。2300円で気分が良くなれる。
ゆっくり音楽に浸れますよ。
2005/03/30のBlog
ジュリーニのドヴォルザークを聴く。
今日は交響曲第8番(カップリングはラヴェルのマ・メール・ロア)。

いつも通り、ゆったりとしたテンポで始まる。そして、そのテンポは終始一貫して、最後まで遅い。「もう、これしかない」というジュリーニのテンポだ。聴いていて思わず微笑んでしまう。
コンセルトヘボウの音が素晴らしい。特に、シルキーな弦が包み込むような柔らかさで、気品溢れる音楽を作ってゆく。ふくよかで暖かく、安心して身を任せられるような音!決して刺激的な音を出さず、大声でわめくような音もない。最高だぁ。
それに絡んでくる管楽器もまたふっくらとして暖かく、柔らかい。

コンセルトヘボウのドヴォルザークを聴くのは、フィリップス盤のデイヴィスの演奏以来だが、あれは低音を重視してガッツ溢れる音楽だった。ジュリーニは違う。低音を前面に押し出すより、全体を包むような柔らかい音を出させる。テンポも極端に遅い。
あくまで、ジュリーニはジュリーニの王道をゆくのだ。

交響曲第8番は、第2楽章までは元々澄まし顔で書かれているが、第3楽章からはドヴォルザーク節が炸裂する。この演奏でも、ジュリーニは第3楽章からさらにゆったりとジュリーニ節を歌い上げる。ジュリーニのカンタービレだ。
ええなぁ・・・いつまでも浸っていたいなぁ・・・。
そういう演奏だった。

録音も素晴らしい。「新世界」を聴いたときはピンと来なかったが、この録音は柔らかく深々としたヘボウの音がよく捉えられていると思う。演奏と同じく、ゆったりと包み込むような録音。極上。

カップリングのラヴェル「マ・メール・ロア」また素晴らしい。
テンポが遅いのは、ジュリーニらしいのだが、遅いからこそラヴェルの精巧なオーケストレーションがよく分かる。録音も良い。
どの曲も幻想的で、可愛らしく、上品だ。


※ドヴォルザークの交響曲第8番を実際に演奏している方がいらっしゃいます
おさかな♪さんのブログです。
演奏の出来ないボクにとっては、大変興味深いブログです。
2005/03/28のBlog
昔CDは高かった・・・・二つめのお話。

LPの時代から、スメタナの「わが祖国」が好きだった。
そして、「わが祖国」は高かった(^^ゞ。
LPだと、75分かかるこの曲は2枚組になるのだ。
価格にするとレギュラーLP盤で4600円~5000円になってしまう。
1980年頃、廉価盤も増えていたが、「わが祖国」の廉価盤はあまり見かけなかった。
それに、古い録音だと、この曲はイマイチさえない。
出来るだけ新しい録音といえば、グラモフォンのクーベリック/ボストンSOの演奏ぐらいだった。

CD時代になって、「わが祖国」が1枚で聴けるようになった・・・・。
しかも、CDだから(当然なのだが)、表裏(つまり、A面だのB面だの・・(^^ゞ)ひっくり返す必要がない!

DENONはCD以前からデジタル録音に力を入れていて(NHKと共同開発のPCM録音!)、老舗でもあった。
そのDENONが「わが祖国」の最新録音盤を発売、しかもスメターチェク指揮のチェコ・フィル。さらに価格が3800円!

「安い!」・・・・3800円のCDが安い!
当時僕はそう思ったんですな。
確かに安かった。最新録音ならLPで5000円だもんね(笑)

現在、このCDはDENONクレスト1000シリーズで再発されていて、税込み1050円で買えます(^^ゞ
皆さん、是非買ってください(^-^)

演奏は、もう「正統的な演奏」としか言いようがないほど格調高く、安心して最後まで聴き通せます。
若干速めのテンポで、安定しているし、管と弦のバランスもよろしい。
チェコ・フィルらしい、渋めの弦楽も好調。モルダウなんかええですぞ。
録音は、当時は「最高だぁ」と思ったもんですが、現在の耳で聴くと、「まあ悪くはないな」という程度。その程度になってしまうのが、この20年の月日なんだろうと思います。
久しぶりに聴いて、涙がこぼれました。
演奏も、録音も。ああ、20年。

PS 甲子園のナイター、ボク及び身内の関係高校が見事に16年ぶりの校歌!万歳!

2005/03/27のBlog
昨日に続いて、ジュリーニの1250円盤を聴く。
今日は1992年録音の「新世界」。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管での演奏。

この時期のジュリーニらしく、たっぷりとしたテンポで歌い抜く演奏。
第1楽章では、あまりピンと来ず。「こんなものかいな?」てな感じであったが、第2楽章からはジュリーニ節が爆発!

遅い、遅い。ひたすら歌い抜くいつものジュリーニ。
これは望郷の歌だ。故郷を切々と想う、回想の歌だ。
イングリッシュ・ホルンのむせび泣くような歌!
じっくりと、前を急がず、ただ思いを込めての歌!
「泣けるぜ」・・・・と、わが故郷、秩父連邦の美しさ、狭山丘陵と茶園の柔らかな起伏を思い出した。
「秩父の峰の揺るぎなく 入間の水の 末長し」である。

第3楽章のスケルツォも、「歌」は変わらず。
リズムを刻むことを犠牲にして、レガートで弾かせてしまう大胆さ!
弾むような音楽を捨ててまで、ジュリーニは歌い上げてしまうのだ。

第4楽章は、もう歌満開で盛り上がる。

これは異色の名盤だ。
トータルで約47分。
ひたすら歌う「新世界」=望郷の歌。

ただ、録音はパットせず。フィリップスのコンセルトヘボウ録音に比べると、非常に落ちる仕上がり具合。
どうしてかな?

ペライア/ハイティンクのベートーヴェン・ピアノ協奏曲では鮮明で素晴らしい録音だったのだが・・・・・。
やや残念。
2005/03/26のBlog
ジュリーニが1990年前後に盛んに録音したソニーから廉価盤が10枚発売された。
行きつけの「マルワ・レコード」に予約しておいたのを、今日、取りに行った。

1枚1250円。
特にベートーヴェン全集(9番だけ録音せず)、ミラノ・スカラ座フィルとの演奏は、オークションなどで高値を呼んでいたので買っておかないとね。
いつ廃盤の憂き目にあうやら分からないので、最近は、発売直後に購入することにしている。
そのベートーヴェンはいずれ聴くことにして。
今夜はモーツァルトの40・41番を。

一聴、そのゆったりとしたテンポに驚く。
歌いながら、かつ、ゆったりと音楽を運んでゆく堂々とした名演!
BPOも上手い。木管など、ほれぼれするほど上手い。
両曲とも素晴らしいのは終楽章。
曲が終わってしまうのが惜しまれるほど、たっぷりと余韻を響かせる。

落ち着いたテンポ、というより、もうとにかく朗々と歌う、ひたすら歌う演奏。

そうや、ジュリーニはイタリアの、もともとはオペラ指揮者だったんや。
と思い出した。
1970年代以降はコンサート指揮者であることが多かったので、つい忘れてしまう。
ジュリーニは、熱いカンタービレの指揮者なのだと再確認できた。

ベートーヴェンを聴くのが楽しみになってきた。
2005/03/23のBlog
昔CDは高かった。
これが、ボクが初めって買った4200円のCD。
エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコSOの「ペール・ギュント 抜粋」。
アメリングのソプラノ。

あれこれ、どれにしようか悩んだ末にようやく決めた1枚。
4200円也。
高かった・・・・・。
ボクは結婚したてで薄給の身。財布の中身も寂しいものだった。

家内に、結婚披露宴のお色直しを1度我慢してもらって、CDプレーヤーを何とか買えた。
DENONのCDプレーヤー、DCD-1800R。リモコンつき。18万円。
CDを聴くための投資だって高かったのだ。
女に生まれたなら、一世一代の楽しみ、披露宴のお色直し。
(結婚した虎ノ門パストラルのお色直しは1着25万円もしたのだ・・・・・(^^ゞ・・)
それを家内は我慢してくれて、ボクはプレーヤーを買った。
今でも家内には感謝してます。

当時住んでいたのは下高井戸の友人のマンション。
近くにショップとしては著名な「アンドー楽器」があった。

そして購入した一枚。
欣喜雀躍して帰宅し、早速聴いた・・・・。
大好きな「朝」の出だしのフルートの何という清涼な美しさ!
ジャケット写真そのものの、透き通るような美しさ!
それに絡むオーボエ・ファゴットの木管も味わい深く・・徐々に高揚してゆく弦楽の柔らかさ・ぬくもりと言ったらもう・・・・・・踊り出すような気分でボクは聴いた。
SN比も良く、ダイナミックレンジも広大。
当時録音の良さでも評判となっていた一枚だったのだ。

そしてアメリングの歌唱の可憐さ、天井に消えてゆく・・・・抜けるような余韻。

今、このCDは中古ショップで5~600円かな?
再発盤でも1000円程度でしょうね・・・・。
隔世の感。

でも、思うんだな。
4200円という、今思えば法外な値段で購入した時代の方が真剣に聴いていたのではないか・・・・。
真摯に音楽と向き合って、必死にひたすら作曲家の声を、演奏家の声を聴いていたように思うんだなぁ。

今は、演奏が下手だの、録音がイマイチだの・・・・偉そうなことを思っているだけで・・・・真面目に聴いていないんじゃないか?

そんなことを思った時間でした・・・・。
連日の雨。またも行事が順延されました。
明日も5時起き・・・・6時から仕事とは・・・トホホ(; ;)

雨音はショパンの調べ。
流行りましたな、もう20年以上前ですか?
小林麻美という可憐な美女(アイドルだったなぁ・・・・昔々)が歌って大ヒットしました・・・。ああ、ノスタルジー・・・・・。

で、郷愁ついでに、懐かしい1枚を取り出した。
アルゲリッチのショパン。ピアノ協奏曲第1番。伴奏はアバド/LSO。

のっけから奔放なピアノが全開放ってな感じで、アルゲリッチの情熱爆発。
ピアノの音色は繊細そのもの、ルバートもふんだんに入って、一気呵成に引き上げてゆく第1楽章。
ズンズン前に進んでいく推進力も見事で、バックのアバドもよくつけているなぁ、と思う。
第2楽章のロマンツェは、曲そのものが叙情的。優美。
大学生の頃、ショパンの協奏曲は大好きで、この第2楽章と、2番の第2楽章は何回聴いたことか・・・。

日比谷公園からの夜景・・・。
大学から駅までの帰りの坂道・・・・古本街。
西武新宿線の列車から眺める窓外の風景。

懐かしんだ名盤だけに、一気に昔に帰ることが出来た。
トシだなぁ・・・。

過去に向かって音楽を聴き始めている自分・・・・。
五味康祐の「西方の音」によく出てきたフレーズだなぁ・・・。

第3楽章は、深いことを考えずに、めくるめくロンドに酔いしれた。

カップリングのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
これもピアノの音色が繊細で堪能できた。

8年以上前に出た「ドリームプライス1000」シリーズの1枚。
1000円盤のはしりだった。
ホンマ、CDは安くなりました。

4200円で購入していた当時が・・・・・嘘のよう。
2005/03/22のBlog
雨で予定されていた行事が順延。
で、久々にツィメルマンが弾くショパンのピアノ協奏曲を聴く。
伴奏はポーランド祝祭管弦楽団。
5年前に大いに話題になった2枚組。

とにかく前奏からスゴイ。感情を揺さぶられるような管弦楽。
弦楽がうねり、むせび泣く。
テンポは常に動き、ポルタメントがかかる。
もう、序奏だけで満腹になりそう。

ところが序奏が終わった瞬間に飛び出るピアノの峻烈さ、鮮やかさ。
音もデカイ。思わずアンプのボリュームを絞ったくらい。
部屋中にツィメルマンのあの透明なピアノが響き渡る。
これがまた、いい音。
ツィメルマン独特の、デリケートな、硬質のクリスタルガラスのような響き。
清涼な自然水が染み通る音。
ボクの住む地域は名水で有名な場所なんだが、あの「うちぬき」水を思わせる響き。
「ええなぁ・・・・・」とソファに沈み込んで悦に入っておりました。

電話に呼び出され、第1楽章までしか聴いていない。
でも満足。満腹。
第2楽章のロマンツェが大好きなのに、これを聴かずして満足できる希有の演奏。

ただ、しばしば聴くには、胃にもたれそうな演奏ではあるな(^^ゞ
毎日毎日こってりした料理は食えないでしょ?
お茶漬けでいいよ、とか。
今日は梅干しと納豆だけでさらさら食いたいな・・・なんて日の方が多いように思う。

ツィメルマンのショパンなら、ショパンコンクールに優勝して間もなく、メジャー・デビューしたてのジュリーニ/ロス・フィルとの録音があって、そちらの方が「毎日のご飯」には合っているように思う。
美味で肉厚のステーキは確かにイイ。
でも、毎日食うのはジュリーニとの録音ではあるな。
2005/03/21のBlog
ホルスト・シュタインという指揮者、好き。
N響を盛んに振っていた指揮者。
ドイツ魂に満ちた、職人肌。
ガッチリとした構えで聴かせてゆく腕も見事。
(ルックスは良くないなぁ・・・・・(^^ゞ・・・・)

新星堂から出ている1000円盤で英雄」を。
オケは手兵のバンベルク響。
響きはドイツ的。流麗と言うよりは、構成的。
決して派手にならない、落ち着いた音(VPOではこんな音にはならないもんね^^)。
渋く、内声部が充実した音。

今日は来客もなかったので、大きめの音で聴いた。
タンノイ・ターンベリーから流れてくる、その充実した響きで、心地よくなった。
「ドイツの音だなぁ・・・・」。
第2楽章なんか、むせび泣いたりはしないんだけれど、男の悲しみというか、背中で泣いているというか、もう、渋さの固まり。
3楽章も堅牢な響きだし、終楽章の変奏曲も決してだれない。
ええなぁ・・・。
シュタインのブラームスも良いんです。交響曲全集なんか、もう、暗めの音で最高。
(マイベストだもんね)。
それに、グルダのバックを務めたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。
あれもスゴイ。グルダがそもそもかっこよくきれいな音で、まさに青年ベートーヴェンの憧憬を美しく歌い上げているんだけれど、そのバックのシュタインも良いんだよねぇ・・・。

シュタインのベートーヴェン全集、聴きたくなった。
見事なエロイカでした。
こういうドイツ正統の音楽をまっとうに聴かせてくれる人、好きだな。
年度末の諸行事に忙殺されて、全然書いていませんでした。反省(;´_`;)。
何しろ、忙しかった・・・。ようやくこの3連休でほっと一息つけた。
先週など、朝ジョグの暇もなかったくらい。
バテバテでした。

馴染みのレコード屋を覗くと、東芝EMIの決定盤1300シリーズが沢山入荷していて(特に2枚組の2300円のヤツが)、3組ほど購入。
バルビローリのディーリアス管弦楽曲集・テンシュテットのライヴでマーラーの6番・7番。
特にテンシュテットのマーラーのライヴは引退・死の直前の1990年代のもの。オークションでは3枚組が2万円で取引されているようなしろもの。マニアには絶賛されている。

で、早速7番を聴く。
前半は「へ?こんなもんかいな・・・・」ってな感じで、あまりピンと来なかったんだが、3楽章から俄然、テンシュテット絶好調。第3楽章の、あのモゾモゾした、魑魅魍魎(パソコンってラクだよね。こんな漢字、一発変換だものね)が蠢く恐ろしさが地を這って伝わってくる。怪しい、妖しい。だいたい7番そのものが妖気漂う曲だと思うんだが、第4楽章の2つめの「夜曲」など、どの指揮者よりも妖しさいっぱい。クレンペラーの7番が異様な名盤だと思うんだが、それは妖しいというより、異様・異常・幻覚の世界。テンシュテットのは妖気の世界。
最終楽章など、もうテンシュテット・パワーの全開。凄まじいホルンの咆吼、トランペットの絶叫も強烈。ティンパニの最強打もワクワクする。だいたい、テンシュテットはパーカッションを強烈にする指揮者だと思うんだが(ワーグナーの管弦楽曲集「神々の入場」など強烈ティンパニ!!)、この7番の最終楽章など、心底個性的だなと思う。曲が終わらないうちに聴衆も絶叫・拍手の嵐。スゲエ。

今のところの結論。
第1位クレンペラー盤につづく、マイベスト2にテンシュテットのライヴ盤を。
(でも、じっくり7番を聴くときには、やっぱりハイティンク/ACO盤かな・・・・^^)
2005/03/06のBlog
[ 22:11 ] [ クラシック音楽その他 ]
クラシックのCD、しばしばヤフーのオークションで入手してきた。
ところが、最近、高値になりすぎてなかなか落札できなくなってきた。

オークションの初値が高い。
業者が参入しすぎ。初めから高値設定なので、入札する気にならない。
以前は、オークションといえども、フリーマーケット的な個人取引の場だったので、結構安値で落札できた。
出品する方も、中古業者に叩かれて売るよりは、個人売買の方が高く売れるので、ヤフオクを歓迎していたでしょ?
中古業者に持って行くと、クラシックのCDなんて、せいぜい200円程度で引き取られるじゃないの。
それが500円で売れれば御の字だよね・・・・というノリだったと思うんだけどね。

最近は初値も強気。業者もゴロゴロ。
面白くない・・・・!!
すぐ高値になっちゃう・・・・・!

タワーレコードやHMVの通販価格より高くなってる場合もあるのだが・・・・。
なぜ?
不思議?

誰が吊り上げているんだ??(怒)

今夜も落とせなかった・・・・哀しいワタシ・・・(;>_<;)ビェェン