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2005/04/02のBlog
[ 17:34 ]
[ 交響曲 ]
桜がだいぶ咲き始めたが、天気は花曇り。少し肌寒い。午後から雨模様。
そんな時に取り出したのはシューマンの交響曲第1番「春」。
演奏はズービン・メータ指揮ウィーン・フィル。
1976年アナログ録音のデッカ盤だ。
このころのメータは良かった。グラマラスで音楽に張りや勢いがあって、グイグイと前に進んでゆく若々しさがあった。どんな曲を指揮しても、清心で活気がある演奏になった。
このシューマンの交響曲全集はデッカの廉価盤2枚組。
購入したのはもう10年以上前なので、輸入盤で廉価盤といえども2500円くらいしたと思う。
メータのシューマンは大学生の頃エア・チェック(この言葉を知らない若い人が増えているかも?「FMのエア・チェック」なんて死語と化しているんではないかいなぁ?(^^ゞ・・・)したテープで聴いていた。テープはTDKのAD。「突き抜ける高音」というコピーでノーマル・ポジションのカセットテープとしては当時の代表的な製品。
で、演奏もウィーン・フィルの持ち味を遺憾なく発揮させたもの。まさに、「突き抜ける高音」にふさわしくVPOの弦が輝くばかりの高音を響かせる。
うっとりするような美音!デッカらしい艶やかな録音も素晴らしい!
(VPOの音は、やはりデッカ録音で聴くのが良いなぁ・・・エエ音やもんなぁ・・・・)
メータの指揮は第1楽章からイン・テンポでグイグイ進んでゆく。勿論、ショルティのような重戦車の驀進的なテンポではなく、若々しく弾むようなテンポというか、春への希望・青春の憧憬に満ちたテンポというべきかな。
あくまでも、溌剌として喜ばしい指揮。
第2楽章でもメータのシェイプするリズムは心地よい。第3楽章のスケルツォなど、舞曲のノリで胸がときめく。ソファーに深々と腰掛けて聴いていたが、思わず腰を浮かして背中が揺れ出すほど。
圧巻は終楽章。コーダ直前で響くホルンの深々とした音!この音は、おそらく名手ローラント・ベルガーだと思うが、もう圧倒的な存在感。周囲を振り払う威容で、堂々と結末へ向かってゆく。
シューマンの交響曲第1番、大好きで、これまでに多くの指揮者を聴いた。
CD時代になってからは、交響曲全集は2枚組で収まるから、安いでしょ?ツイ買っちゃう(^^ゞ。バーンスタイン、ハイティンク、マリナー、ムーティ、ジンマン、サヴァリッシュ、クーベリック、スウィトナー・・・・どの指揮者も良いんだけれど(特にハイティンクとバーンスタインは、メータと違う良さがあって良く聴く)、メータのは、最も青春の憧憬が感じられるのが良い。クラシック音楽に親しみ始めた頃、一番初めに聴いたシューマンの交響曲だからとも思うし(つまり「刷り込み」)、当時を思うノスタルジーがそう思わせるのかもしれないが・・・いやはや、メータの演奏は、ボクを幸福にさせてくれる。
そこがメータの良いところ(良かったところ・・・と過去形で書くべきか・・・?(^^ゞ・・・)
そんな時に取り出したのはシューマンの交響曲第1番「春」。
演奏はズービン・メータ指揮ウィーン・フィル。
1976年アナログ録音のデッカ盤だ。
このころのメータは良かった。グラマラスで音楽に張りや勢いがあって、グイグイと前に進んでゆく若々しさがあった。どんな曲を指揮しても、清心で活気がある演奏になった。
このシューマンの交響曲全集はデッカの廉価盤2枚組。
購入したのはもう10年以上前なので、輸入盤で廉価盤といえども2500円くらいしたと思う。
メータのシューマンは大学生の頃エア・チェック(この言葉を知らない若い人が増えているかも?「FMのエア・チェック」なんて死語と化しているんではないかいなぁ?(^^ゞ・・・)したテープで聴いていた。テープはTDKのAD。「突き抜ける高音」というコピーでノーマル・ポジションのカセットテープとしては当時の代表的な製品。
で、演奏もウィーン・フィルの持ち味を遺憾なく発揮させたもの。まさに、「突き抜ける高音」にふさわしくVPOの弦が輝くばかりの高音を響かせる。
うっとりするような美音!デッカらしい艶やかな録音も素晴らしい!
(VPOの音は、やはりデッカ録音で聴くのが良いなぁ・・・エエ音やもんなぁ・・・・)
メータの指揮は第1楽章からイン・テンポでグイグイ進んでゆく。勿論、ショルティのような重戦車の驀進的なテンポではなく、若々しく弾むようなテンポというか、春への希望・青春の憧憬に満ちたテンポというべきかな。
あくまでも、溌剌として喜ばしい指揮。
第2楽章でもメータのシェイプするリズムは心地よい。第3楽章のスケルツォなど、舞曲のノリで胸がときめく。ソファーに深々と腰掛けて聴いていたが、思わず腰を浮かして背中が揺れ出すほど。
圧巻は終楽章。コーダ直前で響くホルンの深々とした音!この音は、おそらく名手ローラント・ベルガーだと思うが、もう圧倒的な存在感。周囲を振り払う威容で、堂々と結末へ向かってゆく。
シューマンの交響曲第1番、大好きで、これまでに多くの指揮者を聴いた。
CD時代になってからは、交響曲全集は2枚組で収まるから、安いでしょ?ツイ買っちゃう(^^ゞ。バーンスタイン、ハイティンク、マリナー、ムーティ、ジンマン、サヴァリッシュ、クーベリック、スウィトナー・・・・どの指揮者も良いんだけれど(特にハイティンクとバーンスタインは、メータと違う良さがあって良く聴く)、メータのは、最も青春の憧憬が感じられるのが良い。クラシック音楽に親しみ始めた頃、一番初めに聴いたシューマンの交響曲だからとも思うし(つまり「刷り込み」)、当時を思うノスタルジーがそう思わせるのかもしれないが・・・いやはや、メータの演奏は、ボクを幸福にさせてくれる。
そこがメータの良いところ(良かったところ・・・と過去形で書くべきか・・・?(^^ゞ・・・)
2005/04/01のBlog
[ 22:04 ]
[ 協奏曲 ]
4月1日。ようやく暖かくなった。
風はまだ冷たいような気もするが、日差しはだいぶ強くなった。
桜の開花宣言も相次いでいるが、我が家の周辺ではもう一息といった感じである。
さて、春になると聴きたくなる曲がある。
早春なら、シューマンの交響曲第1番「春」。
そして今の時期なら、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番だ。
特に良いのは第1楽章。
ゆったりと静かに始まるピアノのカデンツァ。春の息吹にふさわしい音楽だと思う。
そして、管弦楽の序奏部、木管楽器がヴァイオリンに絡んでゆくところなど美しさの極みだ。
こういう曲になると、オーケストラはウィーン・フィルがよい。ウィンナ・オーボエのややきつめの響き、ウィンナ・ホルンのふくよかな響きが弦楽やピアノの前に出たり、時には慎ましく控えたり・・・。
いつも「あぁ、良いオーケストラだなぁ」と思ってしまう。
アシュケナージのピアノの音色、大好き。クリスタルガラスの透明さと、羽毛のような柔らかさを兼ね備えた響き、音色。
たまらない。
この盤は、伴奏のメータ/ウィーン・フィルも最高。メータが太い筆を使って、グイッ・・・グイッ・・・・と管弦楽を引っ張って、繊細なアシュケナージのピアノを際だたせている。終楽章のロンド、ピアノがコロコロと軽やかに踊るように転げてゆくさまは、何と表現していいのか分からない。可憐、キュート、飛翔、きらびやか。
LPの全集が輸入盤で発売されたとき、すぐに石丸電気に買いに行ったことを覚えている。この4番だけはCDで買い直した(カップリングは2番)。
録音は1983年。デッカらしい、鮮烈であり、個々の楽器の音が素晴らしくよく録れている。これは春の名盤である。
風はまだ冷たいような気もするが、日差しはだいぶ強くなった。
桜の開花宣言も相次いでいるが、我が家の周辺ではもう一息といった感じである。
さて、春になると聴きたくなる曲がある。
早春なら、シューマンの交響曲第1番「春」。
そして今の時期なら、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番だ。
特に良いのは第1楽章。
ゆったりと静かに始まるピアノのカデンツァ。春の息吹にふさわしい音楽だと思う。
そして、管弦楽の序奏部、木管楽器がヴァイオリンに絡んでゆくところなど美しさの極みだ。
こういう曲になると、オーケストラはウィーン・フィルがよい。ウィンナ・オーボエのややきつめの響き、ウィンナ・ホルンのふくよかな響きが弦楽やピアノの前に出たり、時には慎ましく控えたり・・・。
いつも「あぁ、良いオーケストラだなぁ」と思ってしまう。
アシュケナージのピアノの音色、大好き。クリスタルガラスの透明さと、羽毛のような柔らかさを兼ね備えた響き、音色。
たまらない。
この盤は、伴奏のメータ/ウィーン・フィルも最高。メータが太い筆を使って、グイッ・・・グイッ・・・・と管弦楽を引っ張って、繊細なアシュケナージのピアノを際だたせている。終楽章のロンド、ピアノがコロコロと軽やかに踊るように転げてゆくさまは、何と表現していいのか分からない。可憐、キュート、飛翔、きらびやか。
LPの全集が輸入盤で発売されたとき、すぐに石丸電気に買いに行ったことを覚えている。この4番だけはCDで買い直した(カップリングは2番)。
録音は1983年。デッカらしい、鮮烈であり、個々の楽器の音が素晴らしくよく録れている。これは春の名盤である。
[ 20:53 ]
[ 交響曲 ]
四国は低温注意報。昨日の雪・雨で路面が凍結、6時半、明るくなってからジョグを開始してよかった。暗いうちだと、滑っていたろうな。この歳で転倒は大けがになりかねない(^^ゞ
いつもの周回コースで帰りは河口を見ながら。石鎚山、日本晴れ。冠雪の絶景、目に焼き付けながら気持ちよく1時間を走り終えた。
午前中はゆっくりとクラシック。
シャイーのマーラーの続きを。今朝は第3番を全曲。
録音、スゴイ。低音がうなるように響く。大太鼓、ティンパニ、シンバルなどくっきりと鳴る(シャイーが鳴らすよう指示しているんだろうな)。
第1楽章は、ゆったりと進んでゆく。このテンポは僕にはピッタリ。3番で、速い第1楽章はピンと来ない(ショルティ/CSOなどめちゃくちゃ上手いけれど、速くてイマイチだもんな)。
第2楽章は木管のソロがクリアそのもの。森の中に遊ぶ錯覚に陥る。
メゾ・ソプラノの独唱や少年合唱はまずまずの出来だし、聴かせどころではシャイーがふっと抜くようにテンポを落とすのが効果的。
感動の終楽章。ゆったりと至福の時が流れる。
昨日も聴いたけれど、今朝の感動の方が深い。いつまでも続いて欲しいと思いました。
録音はデッカらしく各楽器をよく捉えてクリアに鳴らす方向。フィリップス録音の、あの深々としたホールトーンは味わえません。
僕はハイティンク/ACOの、安定感に沈み込むような録音が好きなんですが、シャイーのはシャイーで好きになれそう。
わがタンノイも、機嫌良く鳴ってます。
いつもの周回コースで帰りは河口を見ながら。石鎚山、日本晴れ。冠雪の絶景、目に焼き付けながら気持ちよく1時間を走り終えた。
午前中はゆっくりとクラシック。
シャイーのマーラーの続きを。今朝は第3番を全曲。
録音、スゴイ。低音がうなるように響く。大太鼓、ティンパニ、シンバルなどくっきりと鳴る(シャイーが鳴らすよう指示しているんだろうな)。
第1楽章は、ゆったりと進んでゆく。このテンポは僕にはピッタリ。3番で、速い第1楽章はピンと来ない(ショルティ/CSOなどめちゃくちゃ上手いけれど、速くてイマイチだもんな)。
第2楽章は木管のソロがクリアそのもの。森の中に遊ぶ錯覚に陥る。
メゾ・ソプラノの独唱や少年合唱はまずまずの出来だし、聴かせどころではシャイーがふっと抜くようにテンポを落とすのが効果的。
感動の終楽章。ゆったりと至福の時が流れる。
昨日も聴いたけれど、今朝の感動の方が深い。いつまでも続いて欲しいと思いました。
録音はデッカらしく各楽器をよく捉えてクリアに鳴らす方向。フィリップス録音の、あの深々としたホールトーンは味わえません。
僕はハイティンク/ACOの、安定感に沈み込むような録音が好きなんですが、シャイーのはシャイーで好きになれそう。
わがタンノイも、機嫌良く鳴ってます。
[ 20:39 ]
[ 交響曲 ]
ここのところ、ジュリーニを聴くことが多い。
今夜はシューベルトの交響曲第9番「グレート」。シカゴ響を振った70年代の録音。ドイツ・グラモフォンの銘盤シリーズで1200円(安いなぁ・・・LPで持っているのを、つい買い直してしまった・・・(^^ゞ。。。)。
ジュリーニらしく、全編、歌に満ちた名盤だ。シカゴ響の金管が断然素晴らしい。圧倒的でさえある。上手い、上手すぎる。ホルンのグレヴェンジャー、トランペットのハーゼスは勿論だが、トロンボーンもメチャクチャ上手い。だいたいこの曲はトロンボーンが活躍するのだが(だからかなり疲労すると思うのだが)、始めから終わりまで、弛緩すること全くなし。スゴイ。
弦も見事だし、録音も良い。70年代末、アナログ録音としては完成された最高レベルにあると思う。
特筆すべきは第1楽章の序奏部から主部に入るあたり。他の指揮者が殆どアッチェランドをかけてゆくのに比べて、ジュリーニは、ただクレッシェンドするだけ。テンポは殆ど揺れない。かえって遅くなるくらい。
序奏部がジュリーニとしては素っ気なく入ってくるだけに、主部への部分で、アッチェランドせずに、じっくり腰を落として、チェロに歌わせるのはいかにもジュリーニの面目躍如!やはり、ジュリーニは彼なりの王道をゆくのだ。ここのところを、アッチェランドしないのはケルテス/VPOの演奏くらいのものだと思う。
グレートは大好きで、今までワルター、カラヤン、ベーム、セル、バーンスタイン、ブロムシュテット、テンシュテット、ハイティンク、シュタイン、ディヴィス、レヴァイン、スウィトナー、ショルティ、マリナー、ムーティ、インマゼール・・・・・ついつい購入してしまうのだが、ジュリーニに匹敵するCDはない。
ジュリーニは1980年代末に、SONYレーベルにバイエルン放送響とライヴ録音しているのだが、シカゴ響との録音に比べて、やや弛緩する。歌い回しやテンポ設定は殆ど変わらないのだが、細部まで緊張感に満ちているのはシカゴの方。
買うなら断然シカゴ響盤である。しかも1200円。
ホント、CDって安くなりましたねぇ・・・・(^^ゞ、
今夜はシューベルトの交響曲第9番「グレート」。シカゴ響を振った70年代の録音。ドイツ・グラモフォンの銘盤シリーズで1200円(安いなぁ・・・LPで持っているのを、つい買い直してしまった・・・(^^ゞ。。。)。
ジュリーニらしく、全編、歌に満ちた名盤だ。シカゴ響の金管が断然素晴らしい。圧倒的でさえある。上手い、上手すぎる。ホルンのグレヴェンジャー、トランペットのハーゼスは勿論だが、トロンボーンもメチャクチャ上手い。だいたいこの曲はトロンボーンが活躍するのだが(だからかなり疲労すると思うのだが)、始めから終わりまで、弛緩すること全くなし。スゴイ。
弦も見事だし、録音も良い。70年代末、アナログ録音としては完成された最高レベルにあると思う。
特筆すべきは第1楽章の序奏部から主部に入るあたり。他の指揮者が殆どアッチェランドをかけてゆくのに比べて、ジュリーニは、ただクレッシェンドするだけ。テンポは殆ど揺れない。かえって遅くなるくらい。
序奏部がジュリーニとしては素っ気なく入ってくるだけに、主部への部分で、アッチェランドせずに、じっくり腰を落として、チェロに歌わせるのはいかにもジュリーニの面目躍如!やはり、ジュリーニは彼なりの王道をゆくのだ。ここのところを、アッチェランドしないのはケルテス/VPOの演奏くらいのものだと思う。
グレートは大好きで、今までワルター、カラヤン、ベーム、セル、バーンスタイン、ブロムシュテット、テンシュテット、ハイティンク、シュタイン、ディヴィス、レヴァイン、スウィトナー、ショルティ、マリナー、ムーティ、インマゼール・・・・・ついつい購入してしまうのだが、ジュリーニに匹敵するCDはない。
ジュリーニは1980年代末に、SONYレーベルにバイエルン放送響とライヴ録音しているのだが、シカゴ響との録音に比べて、やや弛緩する。歌い回しやテンポ設定は殆ど変わらないのだが、細部まで緊張感に満ちているのはシカゴの方。
買うなら断然シカゴ響盤である。しかも1200円。
ホント、CDって安くなりましたねぇ・・・・(^^ゞ、
2005/03/31のBlog
[ 21:11 ]
[ 管弦楽曲 ]
デュトワの指揮はいつもエレガンスに溢れている。
上品で艶やか。感情が激するようなこともない。細部まで綺麗に磨かれて、時に鋭利な刃物のような切れ味もある。
ビゼーのカルメン/アルルの女組曲は、その最たるものだ。
カルメンの第3幕への前奏曲は最高の聴きもの。
ティモシー・ハッチンズの絶妙なフルート!
そのバックをデュトワの指揮するモントリオール管が艶やかに気品溢れる演奏で支えている。
品が良いというか、趣味が良いというか・・・・。
この演奏には、涼やかな初夏の風が吹き抜けてゆくような、爽やかさがある。
5月中旬、梅雨時にはまだ早い、若干春の冷気を残すような冷涼な風が吹き渡ることがある。そんな風が、この演奏には漂う。
アルルの女組曲では同じくハッチンズのフルートで「メヌエット」がスゴイ。
ここでも、デュトワは上品に激することなく、しかし、あっさりではない、聴かせどころをこころえて絶妙と言うしかない演奏を繰り広げてゆく。
3年前にオーストラリアのメルボルンとバララットを仕事の研修で訪れたことがある。
休日には郊外のワイナリー巡りに出かけ、ブドウ畑の空気を満喫した。
時は12月。南半球の初夏のことであった。
そのワインヤードで忽然と耳に響いたのが、ビゼーのこの2曲であった。
不思議な体験だった。
ブドウ畑をわたってくる風が、ビゼーのあのフルートの音になった。
初夏の快晴。しかし日本のように暑くない。空気は乾燥し、爽やかな風が頬を撫でてゆく。
その時に、あのフルートの音が響いたのだ。
帰国してからもしばしばこのCDを取り出す。
他にもマリナーや小沢やチョン・ミュン・フン、カラヤンの録音を楽しむことも多い。
でも、やはり最後にとっておきの演奏として襟を正して聴くのはハッチンズのフルート。録音多いデュトワの、これは最高の名盤であるとボクは思う。
上品で艶やか。感情が激するようなこともない。細部まで綺麗に磨かれて、時に鋭利な刃物のような切れ味もある。
ビゼーのカルメン/アルルの女組曲は、その最たるものだ。
カルメンの第3幕への前奏曲は最高の聴きもの。
ティモシー・ハッチンズの絶妙なフルート!
そのバックをデュトワの指揮するモントリオール管が艶やかに気品溢れる演奏で支えている。
品が良いというか、趣味が良いというか・・・・。
この演奏には、涼やかな初夏の風が吹き抜けてゆくような、爽やかさがある。
5月中旬、梅雨時にはまだ早い、若干春の冷気を残すような冷涼な風が吹き渡ることがある。そんな風が、この演奏には漂う。
アルルの女組曲では同じくハッチンズのフルートで「メヌエット」がスゴイ。
ここでも、デュトワは上品に激することなく、しかし、あっさりではない、聴かせどころをこころえて絶妙と言うしかない演奏を繰り広げてゆく。
3年前にオーストラリアのメルボルンとバララットを仕事の研修で訪れたことがある。
休日には郊外のワイナリー巡りに出かけ、ブドウ畑の空気を満喫した。
時は12月。南半球の初夏のことであった。
そのワインヤードで忽然と耳に響いたのが、ビゼーのこの2曲であった。
不思議な体験だった。
ブドウ畑をわたってくる風が、ビゼーのあのフルートの音になった。
初夏の快晴。しかし日本のように暑くない。空気は乾燥し、爽やかな風が頬を撫でてゆく。
その時に、あのフルートの音が響いたのだ。
帰国してからもしばしばこのCDを取り出す。
他にもマリナーや小沢やチョン・ミュン・フン、カラヤンの録音を楽しむことも多い。
でも、やはり最後にとっておきの演奏として襟を正して聴くのはハッチンズのフルート。録音多いデュトワの、これは最高の名盤であるとボクは思う。
[ 10:45 ]
[ 管弦楽曲 ]
マイカー通勤、往復で50分かかる。
車には10連奏のCDを積んで、鑑賞にはちょうど良い時間になる。
先日テンシュテットのマーラーのライブ録音(EMI盤)と一緒に購入したディーリアスの管弦楽曲集を聴いている。
指揮はジョン・バルビローリ。愛の指揮者。マーラーの5番・6番・9番などを振らせたら、もう耽美的な情感あふれる指揮をしちゃう人。
バーンスタインのような粘着質ではないんだけれど、甘い甘い演奏をする。
マーラーの5番なんか、ネットリしちゃうもんね。
で、暖かみのある、柔らかい音は、バルビローリの持ち味。
極上のディーリアス。
音が素晴らしい!録音はもう40年近く前だし、しかも録音の悪さで有名なEMI。
録音にシャープさがなく、ソフト・フォーカスというか、少々ピンぼけ気味なんだろうけれど、これが良い味を出している。
ディーリアスは激しく演奏してはいけない(というより、激しく演奏できる曲がない)。
あくまでも暖かく、柔らかく、あわてず急ぎすぎず、控えめにささやくように・・・。
今の言葉で言うと、「癒し系」になるのかなぁ。
バルビローリは文句なく上手い。
「春初めてのカッコウを聞いて」とか「去りゆくつばめ」なんか、もう最高!
品の良い演奏を聴くのは、ホンマに気持ちよい。
2枚で2300円。
安い。おすすめ。2300円で気分が良くなれる。
ゆっくり音楽に浸れますよ。
車には10連奏のCDを積んで、鑑賞にはちょうど良い時間になる。
先日テンシュテットのマーラーのライブ録音(EMI盤)と一緒に購入したディーリアスの管弦楽曲集を聴いている。
指揮はジョン・バルビローリ。愛の指揮者。マーラーの5番・6番・9番などを振らせたら、もう耽美的な情感あふれる指揮をしちゃう人。
バーンスタインのような粘着質ではないんだけれど、甘い甘い演奏をする。
マーラーの5番なんか、ネットリしちゃうもんね。
で、暖かみのある、柔らかい音は、バルビローリの持ち味。
極上のディーリアス。
音が素晴らしい!録音はもう40年近く前だし、しかも録音の悪さで有名なEMI。
録音にシャープさがなく、ソフト・フォーカスというか、少々ピンぼけ気味なんだろうけれど、これが良い味を出している。
ディーリアスは激しく演奏してはいけない(というより、激しく演奏できる曲がない)。
あくまでも暖かく、柔らかく、あわてず急ぎすぎず、控えめにささやくように・・・。
今の言葉で言うと、「癒し系」になるのかなぁ。
バルビローリは文句なく上手い。
「春初めてのカッコウを聞いて」とか「去りゆくつばめ」なんか、もう最高!
品の良い演奏を聴くのは、ホンマに気持ちよい。
2枚で2300円。
安い。おすすめ。2300円で気分が良くなれる。
ゆっくり音楽に浸れますよ。
2005/03/30のBlog
[ 05:02 ]
[ 交響曲 ]
ジュリーニのドヴォルザークを聴く。
今日は交響曲第8番(カップリングはラヴェルのマ・メール・ロア)。
いつも通り、ゆったりとしたテンポで始まる。そして、そのテンポは終始一貫して、最後まで遅い。「もう、これしかない」というジュリーニのテンポだ。聴いていて思わず微笑んでしまう。
コンセルトヘボウの音が素晴らしい。特に、シルキーな弦が包み込むような柔らかさで、気品溢れる音楽を作ってゆく。ふくよかで暖かく、安心して身を任せられるような音!決して刺激的な音を出さず、大声でわめくような音もない。最高だぁ。
それに絡んでくる管楽器もまたふっくらとして暖かく、柔らかい。
コンセルトヘボウのドヴォルザークを聴くのは、フィリップス盤のデイヴィスの演奏以来だが、あれは低音を重視してガッツ溢れる音楽だった。ジュリーニは違う。低音を前面に押し出すより、全体を包むような柔らかい音を出させる。テンポも極端に遅い。
あくまで、ジュリーニはジュリーニの王道をゆくのだ。
交響曲第8番は、第2楽章までは元々澄まし顔で書かれているが、第3楽章からはドヴォルザーク節が炸裂する。この演奏でも、ジュリーニは第3楽章からさらにゆったりとジュリーニ節を歌い上げる。ジュリーニのカンタービレだ。
ええなぁ・・・いつまでも浸っていたいなぁ・・・。
そういう演奏だった。
録音も素晴らしい。「新世界」を聴いたときはピンと来なかったが、この録音は柔らかく深々としたヘボウの音がよく捉えられていると思う。演奏と同じく、ゆったりと包み込むような録音。極上。
カップリングのラヴェル「マ・メール・ロア」また素晴らしい。
テンポが遅いのは、ジュリーニらしいのだが、遅いからこそラヴェルの精巧なオーケストレーションがよく分かる。録音も良い。
どの曲も幻想的で、可愛らしく、上品だ。
※ドヴォルザークの交響曲第8番を実際に演奏している方がいらっしゃいます。
おさかな♪さんのブログです。
演奏の出来ないボクにとっては、大変興味深いブログです。
今日は交響曲第8番(カップリングはラヴェルのマ・メール・ロア)。
いつも通り、ゆったりとしたテンポで始まる。そして、そのテンポは終始一貫して、最後まで遅い。「もう、これしかない」というジュリーニのテンポだ。聴いていて思わず微笑んでしまう。
コンセルトヘボウの音が素晴らしい。特に、シルキーな弦が包み込むような柔らかさで、気品溢れる音楽を作ってゆく。ふくよかで暖かく、安心して身を任せられるような音!決して刺激的な音を出さず、大声でわめくような音もない。最高だぁ。
それに絡んでくる管楽器もまたふっくらとして暖かく、柔らかい。
コンセルトヘボウのドヴォルザークを聴くのは、フィリップス盤のデイヴィスの演奏以来だが、あれは低音を重視してガッツ溢れる音楽だった。ジュリーニは違う。低音を前面に押し出すより、全体を包むような柔らかい音を出させる。テンポも極端に遅い。
あくまで、ジュリーニはジュリーニの王道をゆくのだ。
交響曲第8番は、第2楽章までは元々澄まし顔で書かれているが、第3楽章からはドヴォルザーク節が炸裂する。この演奏でも、ジュリーニは第3楽章からさらにゆったりとジュリーニ節を歌い上げる。ジュリーニのカンタービレだ。
ええなぁ・・・いつまでも浸っていたいなぁ・・・。
そういう演奏だった。
録音も素晴らしい。「新世界」を聴いたときはピンと来なかったが、この録音は柔らかく深々としたヘボウの音がよく捉えられていると思う。演奏と同じく、ゆったりと包み込むような録音。極上。
カップリングのラヴェル「マ・メール・ロア」また素晴らしい。
テンポが遅いのは、ジュリーニらしいのだが、遅いからこそラヴェルの精巧なオーケストレーションがよく分かる。録音も良い。
どの曲も幻想的で、可愛らしく、上品だ。
※ドヴォルザークの交響曲第8番を実際に演奏している方がいらっしゃいます。
おさかな♪さんのブログです。
演奏の出来ないボクにとっては、大変興味深いブログです。
2005/03/28のBlog
[ 19:28 ]
[ 管弦楽曲 ]
昔CDは高かった・・・・二つめのお話。
LPの時代から、スメタナの「わが祖国」が好きだった。
そして、「わが祖国」は高かった(^^ゞ。
LPだと、75分かかるこの曲は2枚組になるのだ。
価格にするとレギュラーLP盤で4600円~5000円になってしまう。
1980年頃、廉価盤も増えていたが、「わが祖国」の廉価盤はあまり見かけなかった。
それに、古い録音だと、この曲はイマイチさえない。
出来るだけ新しい録音といえば、グラモフォンのクーベリック/ボストンSOの演奏ぐらいだった。
CD時代になって、「わが祖国」が1枚で聴けるようになった・・・・。
しかも、CDだから(当然なのだが)、表裏(つまり、A面だのB面だの・・(^^ゞ)ひっくり返す必要がない!
DENONはCD以前からデジタル録音に力を入れていて(NHKと共同開発のPCM録音!)、老舗でもあった。
そのDENONが「わが祖国」の最新録音盤を発売、しかもスメターチェク指揮のチェコ・フィル。さらに価格が3800円!
「安い!」・・・・3800円のCDが安い!
当時僕はそう思ったんですな。
確かに安かった。最新録音ならLPで5000円だもんね(笑)
現在、このCDはDENONクレスト1000シリーズで再発されていて、税込み1050円で買えます(^^ゞ
皆さん、是非買ってください(^-^)
演奏は、もう「正統的な演奏」としか言いようがないほど格調高く、安心して最後まで聴き通せます。
若干速めのテンポで、安定しているし、管と弦のバランスもよろしい。
チェコ・フィルらしい、渋めの弦楽も好調。モルダウなんかええですぞ。
録音は、当時は「最高だぁ」と思ったもんですが、現在の耳で聴くと、「まあ悪くはないな」という程度。その程度になってしまうのが、この20年の月日なんだろうと思います。
久しぶりに聴いて、涙がこぼれました。
演奏も、録音も。ああ、20年。
PS 甲子園のナイター、ボク及び身内の関係高校が見事に16年ぶりの校歌!万歳!
LPの時代から、スメタナの「わが祖国」が好きだった。
そして、「わが祖国」は高かった(^^ゞ。
LPだと、75分かかるこの曲は2枚組になるのだ。
価格にするとレギュラーLP盤で4600円~5000円になってしまう。
1980年頃、廉価盤も増えていたが、「わが祖国」の廉価盤はあまり見かけなかった。
それに、古い録音だと、この曲はイマイチさえない。
出来るだけ新しい録音といえば、グラモフォンのクーベリック/ボストンSOの演奏ぐらいだった。
CD時代になって、「わが祖国」が1枚で聴けるようになった・・・・。
しかも、CDだから(当然なのだが)、表裏(つまり、A面だのB面だの・・(^^ゞ)ひっくり返す必要がない!
DENONはCD以前からデジタル録音に力を入れていて(NHKと共同開発のPCM録音!)、老舗でもあった。
そのDENONが「わが祖国」の最新録音盤を発売、しかもスメターチェク指揮のチェコ・フィル。さらに価格が3800円!
「安い!」・・・・3800円のCDが安い!
当時僕はそう思ったんですな。
確かに安かった。最新録音ならLPで5000円だもんね(笑)
現在、このCDはDENONクレスト1000シリーズで再発されていて、税込み1050円で買えます(^^ゞ
皆さん、是非買ってください(^-^)
演奏は、もう「正統的な演奏」としか言いようがないほど格調高く、安心して最後まで聴き通せます。
若干速めのテンポで、安定しているし、管と弦のバランスもよろしい。
チェコ・フィルらしい、渋めの弦楽も好調。モルダウなんかええですぞ。
録音は、当時は「最高だぁ」と思ったもんですが、現在の耳で聴くと、「まあ悪くはないな」という程度。その程度になってしまうのが、この20年の月日なんだろうと思います。
久しぶりに聴いて、涙がこぼれました。
演奏も、録音も。ああ、20年。
PS 甲子園のナイター、ボク及び身内の関係高校が見事に16年ぶりの校歌!万歳!
2005/03/27のBlog
[ 19:22 ]
[ 交響曲 ]
昨日に続いて、ジュリーニの1250円盤を聴く。
今日は1992年録音の「新世界」。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管での演奏。
この時期のジュリーニらしく、たっぷりとしたテンポで歌い抜く演奏。
第1楽章では、あまりピンと来ず。「こんなものかいな?」てな感じであったが、第2楽章からはジュリーニ節が爆発!
遅い、遅い。ひたすら歌い抜くいつものジュリーニ。
これは望郷の歌だ。故郷を切々と想う、回想の歌だ。
イングリッシュ・ホルンのむせび泣くような歌!
じっくりと、前を急がず、ただ思いを込めての歌!
「泣けるぜ」・・・・と、わが故郷、秩父連邦の美しさ、狭山丘陵と茶園の柔らかな起伏を思い出した。
「秩父の峰の揺るぎなく 入間の水の 末長し」である。
第3楽章のスケルツォも、「歌」は変わらず。
リズムを刻むことを犠牲にして、レガートで弾かせてしまう大胆さ!
弾むような音楽を捨ててまで、ジュリーニは歌い上げてしまうのだ。
第4楽章は、もう歌満開で盛り上がる。
これは異色の名盤だ。
トータルで約47分。
ひたすら歌う「新世界」=望郷の歌。
ただ、録音はパットせず。フィリップスのコンセルトヘボウ録音に比べると、非常に落ちる仕上がり具合。
どうしてかな?
ペライア/ハイティンクのベートーヴェン・ピアノ協奏曲では鮮明で素晴らしい録音だったのだが・・・・・。
やや残念。
今日は1992年録音の「新世界」。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管での演奏。
この時期のジュリーニらしく、たっぷりとしたテンポで歌い抜く演奏。
第1楽章では、あまりピンと来ず。「こんなものかいな?」てな感じであったが、第2楽章からはジュリーニ節が爆発!
遅い、遅い。ひたすら歌い抜くいつものジュリーニ。
これは望郷の歌だ。故郷を切々と想う、回想の歌だ。
イングリッシュ・ホルンのむせび泣くような歌!
じっくりと、前を急がず、ただ思いを込めての歌!
「泣けるぜ」・・・・と、わが故郷、秩父連邦の美しさ、狭山丘陵と茶園の柔らかな起伏を思い出した。
「秩父の峰の揺るぎなく 入間の水の 末長し」である。
第3楽章のスケルツォも、「歌」は変わらず。
リズムを刻むことを犠牲にして、レガートで弾かせてしまう大胆さ!
弾むような音楽を捨ててまで、ジュリーニは歌い上げてしまうのだ。
第4楽章は、もう歌満開で盛り上がる。
これは異色の名盤だ。
トータルで約47分。
ひたすら歌う「新世界」=望郷の歌。
ただ、録音はパットせず。フィリップスのコンセルトヘボウ録音に比べると、非常に落ちる仕上がり具合。
どうしてかな?
ペライア/ハイティンクのベートーヴェン・ピアノ協奏曲では鮮明で素晴らしい録音だったのだが・・・・・。
やや残念。
2005/03/26のBlog
[ 19:21 ]
[ 交響曲 ]
ジュリーニが1990年前後に盛んに録音したソニーから廉価盤が10枚発売された。
行きつけの「マルワ・レコード」に予約しておいたのを、今日、取りに行った。
1枚1250円。
特にベートーヴェン全集(9番だけ録音せず)、ミラノ・スカラ座フィルとの演奏は、オークションなどで高値を呼んでいたので買っておかないとね。
いつ廃盤の憂き目にあうやら分からないので、最近は、発売直後に購入することにしている。
そのベートーヴェンはいずれ聴くことにして。
今夜はモーツァルトの40・41番を。
一聴、そのゆったりとしたテンポに驚く。
歌いながら、かつ、ゆったりと音楽を運んでゆく堂々とした名演!
BPOも上手い。木管など、ほれぼれするほど上手い。
両曲とも素晴らしいのは終楽章。
曲が終わってしまうのが惜しまれるほど、たっぷりと余韻を響かせる。
落ち着いたテンポ、というより、もうとにかく朗々と歌う、ひたすら歌う演奏。
そうや、ジュリーニはイタリアの、もともとはオペラ指揮者だったんや。
と思い出した。
1970年代以降はコンサート指揮者であることが多かったので、つい忘れてしまう。
ジュリーニは、熱いカンタービレの指揮者なのだと再確認できた。
ベートーヴェンを聴くのが楽しみになってきた。
行きつけの「マルワ・レコード」に予約しておいたのを、今日、取りに行った。
1枚1250円。
特にベートーヴェン全集(9番だけ録音せず)、ミラノ・スカラ座フィルとの演奏は、オークションなどで高値を呼んでいたので買っておかないとね。
いつ廃盤の憂き目にあうやら分からないので、最近は、発売直後に購入することにしている。
そのベートーヴェンはいずれ聴くことにして。
今夜はモーツァルトの40・41番を。
一聴、そのゆったりとしたテンポに驚く。
歌いながら、かつ、ゆったりと音楽を運んでゆく堂々とした名演!
BPOも上手い。木管など、ほれぼれするほど上手い。
両曲とも素晴らしいのは終楽章。
曲が終わってしまうのが惜しまれるほど、たっぷりと余韻を響かせる。
落ち着いたテンポ、というより、もうとにかく朗々と歌う、ひたすら歌う演奏。
そうや、ジュリーニはイタリアの、もともとはオペラ指揮者だったんや。
と思い出した。
1970年代以降はコンサート指揮者であることが多かったので、つい忘れてしまう。
ジュリーニは、熱いカンタービレの指揮者なのだと再確認できた。
ベートーヴェンを聴くのが楽しみになってきた。
2005/03/23のBlog
[ 17:51 ]
[ 管弦楽曲 ]
昔CDは高かった。
これが、ボクが初めって買った4200円のCD。
エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコSOの「ペール・ギュント 抜粋」。
アメリングのソプラノ。
あれこれ、どれにしようか悩んだ末にようやく決めた1枚。
4200円也。
高かった・・・・・。
ボクは結婚したてで薄給の身。財布の中身も寂しいものだった。
家内に、結婚披露宴のお色直しを1度我慢してもらって、CDプレーヤーを何とか買えた。
DENONのCDプレーヤー、DCD-1800R。リモコンつき。18万円。
CDを聴くための投資だって高かったのだ。
女に生まれたなら、一世一代の楽しみ、披露宴のお色直し。
(結婚した虎ノ門パストラルのお色直しは1着25万円もしたのだ・・・・・(^^ゞ・・)
それを家内は我慢してくれて、ボクはプレーヤーを買った。
今でも家内には感謝してます。
当時住んでいたのは下高井戸の友人のマンション。
近くにショップとしては著名な「アンドー楽器」があった。
そして購入した一枚。
欣喜雀躍して帰宅し、早速聴いた・・・・。
大好きな「朝」の出だしのフルートの何という清涼な美しさ!
ジャケット写真そのものの、透き通るような美しさ!
それに絡むオーボエ・ファゴットの木管も味わい深く・・徐々に高揚してゆく弦楽の柔らかさ・ぬくもりと言ったらもう・・・・・・踊り出すような気分でボクは聴いた。
SN比も良く、ダイナミックレンジも広大。
当時録音の良さでも評判となっていた一枚だったのだ。
そしてアメリングの歌唱の可憐さ、天井に消えてゆく・・・・抜けるような余韻。
今、このCDは中古ショップで5~600円かな?
再発盤でも1000円程度でしょうね・・・・。
隔世の感。
でも、思うんだな。
4200円という、今思えば法外な値段で購入した時代の方が真剣に聴いていたのではないか・・・・。
真摯に音楽と向き合って、必死にひたすら作曲家の声を、演奏家の声を聴いていたように思うんだなぁ。
今は、演奏が下手だの、録音がイマイチだの・・・・偉そうなことを思っているだけで・・・・真面目に聴いていないんじゃないか?
そんなことを思った時間でした・・・・。
これが、ボクが初めって買った4200円のCD。
エド・デ・ワールト指揮サンフランシスコSOの「ペール・ギュント 抜粋」。
アメリングのソプラノ。
あれこれ、どれにしようか悩んだ末にようやく決めた1枚。
4200円也。
高かった・・・・・。
ボクは結婚したてで薄給の身。財布の中身も寂しいものだった。
家内に、結婚披露宴のお色直しを1度我慢してもらって、CDプレーヤーを何とか買えた。
DENONのCDプレーヤー、DCD-1800R。リモコンつき。18万円。
CDを聴くための投資だって高かったのだ。
女に生まれたなら、一世一代の楽しみ、披露宴のお色直し。
(結婚した虎ノ門パストラルのお色直しは1着25万円もしたのだ・・・・・(^^ゞ・・)
それを家内は我慢してくれて、ボクはプレーヤーを買った。
今でも家内には感謝してます。
当時住んでいたのは下高井戸の友人のマンション。
近くにショップとしては著名な「アンドー楽器」があった。
そして購入した一枚。
欣喜雀躍して帰宅し、早速聴いた・・・・。
大好きな「朝」の出だしのフルートの何という清涼な美しさ!
ジャケット写真そのものの、透き通るような美しさ!
それに絡むオーボエ・ファゴットの木管も味わい深く・・徐々に高揚してゆく弦楽の柔らかさ・ぬくもりと言ったらもう・・・・・・踊り出すような気分でボクは聴いた。
SN比も良く、ダイナミックレンジも広大。
当時録音の良さでも評判となっていた一枚だったのだ。
そしてアメリングの歌唱の可憐さ、天井に消えてゆく・・・・抜けるような余韻。
今、このCDは中古ショップで5~600円かな?
再発盤でも1000円程度でしょうね・・・・。
隔世の感。
でも、思うんだな。
4200円という、今思えば法外な値段で購入した時代の方が真剣に聴いていたのではないか・・・・。
真摯に音楽と向き合って、必死にひたすら作曲家の声を、演奏家の声を聴いていたように思うんだなぁ。
今は、演奏が下手だの、録音がイマイチだの・・・・偉そうなことを思っているだけで・・・・真面目に聴いていないんじゃないか?
そんなことを思った時間でした・・・・。
[ 16:10 ]
[ 協奏曲 ]
連日の雨。またも行事が順延されました。
明日も5時起き・・・・6時から仕事とは・・・トホホ(; ;)
雨音はショパンの調べ。
流行りましたな、もう20年以上前ですか?
小林麻美という可憐な美女(アイドルだったなぁ・・・・昔々)が歌って大ヒットしました・・・。ああ、ノスタルジー・・・・・。
で、郷愁ついでに、懐かしい1枚を取り出した。
アルゲリッチのショパン。ピアノ協奏曲第1番。伴奏はアバド/LSO。
のっけから奔放なピアノが全開放ってな感じで、アルゲリッチの情熱爆発。
ピアノの音色は繊細そのもの、ルバートもふんだんに入って、一気呵成に引き上げてゆく第1楽章。
ズンズン前に進んでいく推進力も見事で、バックのアバドもよくつけているなぁ、と思う。
第2楽章のロマンツェは、曲そのものが叙情的。優美。
大学生の頃、ショパンの協奏曲は大好きで、この第2楽章と、2番の第2楽章は何回聴いたことか・・・。
日比谷公園からの夜景・・・。
大学から駅までの帰りの坂道・・・・古本街。
西武新宿線の列車から眺める窓外の風景。
懐かしんだ名盤だけに、一気に昔に帰ることが出来た。
トシだなぁ・・・。
過去に向かって音楽を聴き始めている自分・・・・。
五味康祐の「西方の音」によく出てきたフレーズだなぁ・・・。
第3楽章は、深いことを考えずに、めくるめくロンドに酔いしれた。
カップリングのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
これもピアノの音色が繊細で堪能できた。
8年以上前に出た「ドリームプライス1000」シリーズの1枚。
1000円盤のはしりだった。
ホンマ、CDは安くなりました。
4200円で購入していた当時が・・・・・嘘のよう。
明日も5時起き・・・・6時から仕事とは・・・トホホ(; ;)
雨音はショパンの調べ。
流行りましたな、もう20年以上前ですか?
小林麻美という可憐な美女(アイドルだったなぁ・・・・昔々)が歌って大ヒットしました・・・。ああ、ノスタルジー・・・・・。
で、郷愁ついでに、懐かしい1枚を取り出した。
アルゲリッチのショパン。ピアノ協奏曲第1番。伴奏はアバド/LSO。
のっけから奔放なピアノが全開放ってな感じで、アルゲリッチの情熱爆発。
ピアノの音色は繊細そのもの、ルバートもふんだんに入って、一気呵成に引き上げてゆく第1楽章。
ズンズン前に進んでいく推進力も見事で、バックのアバドもよくつけているなぁ、と思う。
第2楽章のロマンツェは、曲そのものが叙情的。優美。
大学生の頃、ショパンの協奏曲は大好きで、この第2楽章と、2番の第2楽章は何回聴いたことか・・・。
日比谷公園からの夜景・・・。
大学から駅までの帰りの坂道・・・・古本街。
西武新宿線の列車から眺める窓外の風景。
懐かしんだ名盤だけに、一気に昔に帰ることが出来た。
トシだなぁ・・・。
過去に向かって音楽を聴き始めている自分・・・・。
五味康祐の「西方の音」によく出てきたフレーズだなぁ・・・。
第3楽章は、深いことを考えずに、めくるめくロンドに酔いしれた。
カップリングのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
これもピアノの音色が繊細で堪能できた。
8年以上前に出た「ドリームプライス1000」シリーズの1枚。
1000円盤のはしりだった。
ホンマ、CDは安くなりました。
4200円で購入していた当時が・・・・・嘘のよう。