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2005/08/09のBlog
[ 05:20 ]
[ 近況など ]
伊勢路の旅も暑かったですな。伊勢神宮にもお参りしましたが、もう暑いの何のって・・・・ほうほうの体で引き上げて、冷房の中で「伊勢うどん」を食いました。
今は日本中、どこも暑いのでしょうな。
写真は伊勢神宮・内宮入り口の鳥居であります。
さてさて昨日、大変お世話になっております、みー太さんから「イメージバトン」なるモノを頂戴致しました。
さてその内容は、(以下、頂いたものをコピペ)
① 受け取った人が、キーワードからイメージするものを思い浮かべて
② 他の3人につなげる。
③ あと、紹介された人へのメッセージもつけるとです。(←熊本弁か?)
そして、これまでのイメージの流れは、
森→癒し→清流→魚釣り→湾→船→長旅→世界一周→飛行船→高所恐怖症→電話BOX
① みー太さんから、頂いたキーワードは、
電話BOX
② ボクがイメージしたことは、
懐かしいなぁ、電話BOX・・・・。最近、入っていないな。電話は自宅や職場の電話か、携帯ですからねぇ。見かけなくなりましたなぁ。
でも・・・・。昔はよく入りましたね。BOXだけではなく、公衆電話そのものをよく使いました。赤電話、ピンク電話、黄色いのもありましたな。10円玉を何個か用意して。1個だけ入れると、通話の開始音がするので、何個か投入してから番号を回した(押すのではなく、回した。プッシュ・ホンじゃ亡かったからね、昔は)。
そう、何個か握りしめて、よくかけたもんですな・・・・・・・。
そこで・・・・。
「10円玉」
で、いかがでしょうか。
③ みー太さんへのメッセージ。
毎日暑いです。猛暑です。暦の上では秋ですが、まだまだ暑いです。
仕事も季節も、いやはや
「残暑お見舞い申し上げます」
暑くてクタクタになりますが、頑張りましょう。
四国の田舎では、日が暮れると秋の虫の音が聞こえ始めています。もう秋です。
マジメに仕事しすぎないよう、適度に力を抜きながら、クラシック音楽を聴きましょうや。
④ 次にバトンをお渡しする3名様。
友人・知り合いが多くありませんので、ご遠慮させてくださいね。
他のどなたかが繋げて下さるでしょう。
今は日本中、どこも暑いのでしょうな。
写真は伊勢神宮・内宮入り口の鳥居であります。
さてさて昨日、大変お世話になっております、みー太さんから「イメージバトン」なるモノを頂戴致しました。
さてその内容は、(以下、頂いたものをコピペ)
① 受け取った人が、キーワードからイメージするものを思い浮かべて
② 他の3人につなげる。
③ あと、紹介された人へのメッセージもつけるとです。(←熊本弁か?)
そして、これまでのイメージの流れは、
森→癒し→清流→魚釣り→湾→船→長旅→世界一周→飛行船→高所恐怖症→電話BOX
① みー太さんから、頂いたキーワードは、
電話BOX
② ボクがイメージしたことは、
懐かしいなぁ、電話BOX・・・・。最近、入っていないな。電話は自宅や職場の電話か、携帯ですからねぇ。見かけなくなりましたなぁ。
でも・・・・。昔はよく入りましたね。BOXだけではなく、公衆電話そのものをよく使いました。赤電話、ピンク電話、黄色いのもありましたな。10円玉を何個か用意して。1個だけ入れると、通話の開始音がするので、何個か投入してから番号を回した(押すのではなく、回した。プッシュ・ホンじゃ亡かったからね、昔は)。
そう、何個か握りしめて、よくかけたもんですな・・・・・・・。
そこで・・・・。
「10円玉」
で、いかがでしょうか。
③ みー太さんへのメッセージ。
毎日暑いです。猛暑です。暦の上では秋ですが、まだまだ暑いです。
仕事も季節も、いやはや
「残暑お見舞い申し上げます」
暑くてクタクタになりますが、頑張りましょう。
四国の田舎では、日が暮れると秋の虫の音が聞こえ始めています。もう秋です。
マジメに仕事しすぎないよう、適度に力を抜きながら、クラシック音楽を聴きましょうや。
④ 次にバトンをお渡しする3名様。
友人・知り合いが多くありませんので、ご遠慮させてくださいね。
他のどなたかが繋げて下さるでしょう。
2005/08/08のBlog
[ 15:29 ]
[ 協奏曲 ]
伊勢志摩の旅を終えて帰宅したら、PCがまた起動でおかしくなった。
と思うと、素直に起動したり・・・・。
ネットの途中でハングしたり・・・・・。
いよいよ末期症状かなと思いつつ、現在は調子よく稼働しております。
いったい何なんや・・・・と思いつつ、XPをServicePack2にしなくちゃイカンかな・・・と悩んでおります。(今のところ、ServicePack1で動かしております。何か、トラブルが多いと聞いてから逡巡して、ここまで来てしまいました)
と言いつつ、今日の1曲。
モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲ハ長調K299。
ギャラントで晴れやかな曲なので大好き。素晴らしい名曲。
いつ聴いてもエエなぁと思う。春には緑の風のように、夏には涼やかな石清水のように・・・・さすが、モーツァルトの名曲は季節を選ばない。
愛聴盤が多いのだが、今日はDG盤、ソロは、ヴォルフガング・シュルツのフルート、ニカノール・サバレタのハープ。伴奏は、ベーム/VPO。1975年5月、ウィーン(おそらくムジークフェラインでの)録音。
中古書店などによく出ている、同朋舎出版の「グレート・コンポーザー」シリーズの1枚。このシリーズ、ユニヴァーサルから出ているレギュラー盤と全く同じ演奏・録音なのでお買い得。300円ほどだったと思う(^-^)。
第1楽章の冒頭から、ベームの振るウィーン・フィルが克明な伴奏を繰り広げる。しっかりとした足取りで、せかせかしない落ち着いたテンポがいい。音色は弦楽群を中心に、非常に明るい。軽いと思わせるくらい、明るい音色。
シュルツのフルートもそれに合わせるかのように、やや細めの明るい音色。
第2楽章はアンダンティーノ。この序奏部は、映画「アマデウス」で用いられて有名な部分だが、確かにむべなるかな。ホンマ綺麗なメロディ。そして、フルートのソロが軽やかに涼やかに歌い始めると、ハープが同じ軽やかさで、そよ風のようにからみつく。このハープ音色、響きがたまらない。貴婦人の上品さ(って、貴婦人の知り合いがいるわけではないのだが・・・^^;)。何とも言葉に出来ずにもどかしい、品の良い風情。いつまでも音楽が終わって欲しくないと思う演奏。
それを支えるベーム/VPOの演奏がまた格調高いのだ。このテンポ、この姿勢。背筋が伸びて、妙に聴衆に媚びたりしないベームのマジメさが、何とも好ましい。
終楽章は美音の饗宴。両のスピーカーからあふれ出てくるウィーン・フィルの鮮烈な弦の音色を満喫し、シュルツのフルートの軽やかさ、サバレタのハープの高貴な音色を全身で受け止める快感。演奏も即興的な感じで、聴いていて楽しい。ソリストふたりの名技にベームの職人芸が支える、これは楽しい1枚であります。
と思うと、素直に起動したり・・・・。
ネットの途中でハングしたり・・・・・。
いよいよ末期症状かなと思いつつ、現在は調子よく稼働しております。
いったい何なんや・・・・と思いつつ、XPをServicePack2にしなくちゃイカンかな・・・と悩んでおります。(今のところ、ServicePack1で動かしております。何か、トラブルが多いと聞いてから逡巡して、ここまで来てしまいました)
と言いつつ、今日の1曲。
モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲ハ長調K299。
ギャラントで晴れやかな曲なので大好き。素晴らしい名曲。
いつ聴いてもエエなぁと思う。春には緑の風のように、夏には涼やかな石清水のように・・・・さすが、モーツァルトの名曲は季節を選ばない。
愛聴盤が多いのだが、今日はDG盤、ソロは、ヴォルフガング・シュルツのフルート、ニカノール・サバレタのハープ。伴奏は、ベーム/VPO。1975年5月、ウィーン(おそらくムジークフェラインでの)録音。
中古書店などによく出ている、同朋舎出版の「グレート・コンポーザー」シリーズの1枚。このシリーズ、ユニヴァーサルから出ているレギュラー盤と全く同じ演奏・録音なのでお買い得。300円ほどだったと思う(^-^)。
第1楽章の冒頭から、ベームの振るウィーン・フィルが克明な伴奏を繰り広げる。しっかりとした足取りで、せかせかしない落ち着いたテンポがいい。音色は弦楽群を中心に、非常に明るい。軽いと思わせるくらい、明るい音色。
シュルツのフルートもそれに合わせるかのように、やや細めの明るい音色。
第2楽章はアンダンティーノ。この序奏部は、映画「アマデウス」で用いられて有名な部分だが、確かにむべなるかな。ホンマ綺麗なメロディ。そして、フルートのソロが軽やかに涼やかに歌い始めると、ハープが同じ軽やかさで、そよ風のようにからみつく。このハープ音色、響きがたまらない。貴婦人の上品さ(って、貴婦人の知り合いがいるわけではないのだが・・・^^;)。何とも言葉に出来ずにもどかしい、品の良い風情。いつまでも音楽が終わって欲しくないと思う演奏。
それを支えるベーム/VPOの演奏がまた格調高いのだ。このテンポ、この姿勢。背筋が伸びて、妙に聴衆に媚びたりしないベームのマジメさが、何とも好ましい。
終楽章は美音の饗宴。両のスピーカーからあふれ出てくるウィーン・フィルの鮮烈な弦の音色を満喫し、シュルツのフルートの軽やかさ、サバレタのハープの高貴な音色を全身で受け止める快感。演奏も即興的な感じで、聴いていて楽しい。ソリストふたりの名技にベームの職人芸が支える、これは楽しい1枚であります。
2005/08/06のBlog
[ 05:29 ]
[ 器楽曲 ]
中学3年の三男坊は、バレーボール部を引退したあとも、嬉々として合唱部を続けております。受験生なのだが、さていつ勉強するのやら。
今日はNHK学校音楽コンクールの愛媛県大会。見事金賞。
昨年は東京渋谷のNHKホールで歌えたので(ボク以外の家族は東京まで「追っかけた」・・・(^^ゞ)、今年も必死。朝6時から練習を始めたり、1日10時間以上も練習したり。顧問の先生も大変。指導力は勿論だが、かける時間が半端じゃありませんな。頭が下がります。でも、取りあえず四国大会への出場権、良かったですな。。
さて、その合唱にまるで関係なく(ボクは合唱曲を殆ど聴きませんので^^;)、ピアニストである(であった?)クリストフ・エッシェンバッハの弾くシューベルト「即興曲集」。D899とD935の8曲。
1975年4月、もう30年前になってしまったベルリンでの録音。
このころから、エッシェンバッハは指揮者になっていった。このシューベルトを聴くたびに、惜しいなと思う。こんな暗いシューベルトを弾けるピアニストはざらにはいないと思うから。
シューベルトのピアノ曲、ソナタのいくつかにはドキッとするような美しさがあって大好き。中でも即興曲は、素晴らしいと思う。形式に左右されず、メロディ・メーカーであったシューベルトの美しい旋律が噴出するから。次から次に歌が現れて、どんどん先へ歌が進んでゆく。即興曲は、ソナタ形式のように繰り返しも解決も不要な形式だろう。だから、音楽が行ったきりで戻ってこない・・・・ところもあるのだが、それも良し。構成よりもまず歌。シューベルトの歌を楽しみたい。
そんな気分で聴いているうちに、手元には何枚かの即興曲集が集まってきた。
今日は、そんな中の1枚。
エッシェンバッハの独特の(あえて言えば「異形」の!)演奏・・・・。
暗さがどんどん沈み込んでゆく。沈潜する暗鬱な感情。
人生の暗部を見せつけられて、聴き手がゾッとしてしまうような(ボクだけかな・・?)演奏。
D899の第1曲ハ短調。エッシェンバッハは装飾音を時折混ぜながら、ゆっくりと弾いてゆく。ここぞというところでの、テンポを落とす「タメ」も効いている。
第2曲は変ホ長調。長調であるのに(あのエロイカと同じ変ホ長調)、暗く感じる。フォルティシモでは十分にピアノを鳴らしているのに、うるさいとは思わない。
第3曲変ト長調。三部形式。ゆったりとしたテンポ。ルバートもかけている。先を急がず、旋律を歌わせるのだが、癖のある(アクの強い)歌わせ方。ロマンティック、主情的な演奏と言うべきなのだろうか。左手の動きが活発で、低音が強調されるせいか、ここでも曲想が暗い。明るくならない。シューベルトの絶望感が出ているところかもしれない。
第4曲変イ長調。これも三部形式で、両端部は細かく軽やかに音符が動き回る。その動きが、陽性でない。ためらうように、時にぎこちなく進む。途中、つっかえながら、何かに迷うように進むのは、シューベルトの不安だろうか。
D935も肌触りは同じ。沈潜したり、時には激情に駆られて絶叫してみたり。その中に、余り「救い」の響きが感じられない暗さ。いやはや、何とも言えない演奏。
第3曲のアンダンテ・変ロ長調は、あの有名な「ロザムンデ」。ロマン・憧れに満ちた名旋律だが、エッシェンバッハは旋律に流されないよう注意深く弾きつつ、時折ルバートをまじえながら、ほの暗い世界を演出する。変奏曲、それぞれの性格の違いを綺麗に弾きわけているのだが、トータルで見ると、陰影に富んだ、揺らめくかすかな光のような独特の世界。
エッシェンバッハ、この1枚だけで、ピアニストとして一流とボクは思います。
今から10年以上前、国内廉価盤で購入。1450円だったか。
何回も再発されたのだが、今も現役盤で買えるのだろうか・・・・。
シューベルトの即興曲集、実は驚くほど暗い世界だったことを教えてくれる貴重な1枚であります。
今日から1泊2日で三重県、伊勢志摩に向かいます。
7年前の研修会で知り合った友人たちと、毎年1回の同窓会であります。
ボクは四国愛媛県代表。他にはホスト県三重、和歌山、大阪、茨城、山梨、埼玉、広島、群馬、大分の各地から。エエもん喰って、楽しんできましょうわい。
今日はNHK学校音楽コンクールの愛媛県大会。見事金賞。
昨年は東京渋谷のNHKホールで歌えたので(ボク以外の家族は東京まで「追っかけた」・・・(^^ゞ)、今年も必死。朝6時から練習を始めたり、1日10時間以上も練習したり。顧問の先生も大変。指導力は勿論だが、かける時間が半端じゃありませんな。頭が下がります。でも、取りあえず四国大会への出場権、良かったですな。。
さて、その合唱にまるで関係なく(ボクは合唱曲を殆ど聴きませんので^^;)、ピアニストである(であった?)クリストフ・エッシェンバッハの弾くシューベルト「即興曲集」。D899とD935の8曲。
1975年4月、もう30年前になってしまったベルリンでの録音。
このころから、エッシェンバッハは指揮者になっていった。このシューベルトを聴くたびに、惜しいなと思う。こんな暗いシューベルトを弾けるピアニストはざらにはいないと思うから。
シューベルトのピアノ曲、ソナタのいくつかにはドキッとするような美しさがあって大好き。中でも即興曲は、素晴らしいと思う。形式に左右されず、メロディ・メーカーであったシューベルトの美しい旋律が噴出するから。次から次に歌が現れて、どんどん先へ歌が進んでゆく。即興曲は、ソナタ形式のように繰り返しも解決も不要な形式だろう。だから、音楽が行ったきりで戻ってこない・・・・ところもあるのだが、それも良し。構成よりもまず歌。シューベルトの歌を楽しみたい。
そんな気分で聴いているうちに、手元には何枚かの即興曲集が集まってきた。
今日は、そんな中の1枚。
エッシェンバッハの独特の(あえて言えば「異形」の!)演奏・・・・。
暗さがどんどん沈み込んでゆく。沈潜する暗鬱な感情。
人生の暗部を見せつけられて、聴き手がゾッとしてしまうような(ボクだけかな・・?)演奏。
D899の第1曲ハ短調。エッシェンバッハは装飾音を時折混ぜながら、ゆっくりと弾いてゆく。ここぞというところでの、テンポを落とす「タメ」も効いている。
第2曲は変ホ長調。長調であるのに(あのエロイカと同じ変ホ長調)、暗く感じる。フォルティシモでは十分にピアノを鳴らしているのに、うるさいとは思わない。
第3曲変ト長調。三部形式。ゆったりとしたテンポ。ルバートもかけている。先を急がず、旋律を歌わせるのだが、癖のある(アクの強い)歌わせ方。ロマンティック、主情的な演奏と言うべきなのだろうか。左手の動きが活発で、低音が強調されるせいか、ここでも曲想が暗い。明るくならない。シューベルトの絶望感が出ているところかもしれない。
第4曲変イ長調。これも三部形式で、両端部は細かく軽やかに音符が動き回る。その動きが、陽性でない。ためらうように、時にぎこちなく進む。途中、つっかえながら、何かに迷うように進むのは、シューベルトの不安だろうか。
D935も肌触りは同じ。沈潜したり、時には激情に駆られて絶叫してみたり。その中に、余り「救い」の響きが感じられない暗さ。いやはや、何とも言えない演奏。
第3曲のアンダンテ・変ロ長調は、あの有名な「ロザムンデ」。ロマン・憧れに満ちた名旋律だが、エッシェンバッハは旋律に流されないよう注意深く弾きつつ、時折ルバートをまじえながら、ほの暗い世界を演出する。変奏曲、それぞれの性格の違いを綺麗に弾きわけているのだが、トータルで見ると、陰影に富んだ、揺らめくかすかな光のような独特の世界。
エッシェンバッハ、この1枚だけで、ピアニストとして一流とボクは思います。
今から10年以上前、国内廉価盤で購入。1450円だったか。
何回も再発されたのだが、今も現役盤で買えるのだろうか・・・・。
シューベルトの即興曲集、実は驚くほど暗い世界だったことを教えてくれる貴重な1枚であります。
今日から1泊2日で三重県、伊勢志摩に向かいます。
7年前の研修会で知り合った友人たちと、毎年1回の同窓会であります。
ボクは四国愛媛県代表。他にはホスト県三重、和歌山、大阪、茨城、山梨、埼玉、広島、群馬、大分の各地から。エエもん喰って、楽しんできましょうわい。
2005/08/05のBlog
[ 01:25 ]
[ 管弦楽曲 ]
うぅ~ 暑いでんなぁ。寝苦しいですなぁ。
こうも暑い日にはヘンデルの「水上の音楽」ですな。涼しく爽やかな音楽で部屋を満たしましょう。
演奏は、懐かしいトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート。1983年4月、ロンドンのヘンリー・ウッド・ホールでの録音。国内発売は1984年2月。輸入盤仕様の国内CDは売価4200円(◎-◎)。
高かったんです。でもね、欲しかったんです・・・・。
当時、レコード会社はCD販促のためにセット販売などをしておりました。ポリドールもそう、このCDは、ピノックのチェンバロ曲集やビルソンのモーツァルトなどとともに3枚セット9000円で購入したもの。ジャケットを見て下さい。赤いシールが貼ってあるでしょ?
今なら1000円程度の廉価盤で購入可能でしょう。中古盤なら500円程度でしょうね。見つけたら、即買いをお奨めします。素晴らしい演奏であり、録音です。
さて、演奏は爽やかそのもの。生き生きと弾むような、躍動感が素晴らしい。ピノックの指揮がまた若々しい。そんなに快速なテンポではないのだが、颯爽とした音楽になっているのは、リズムがシェイプされて推進力があるからだろう。
ハレ版による演奏なのだが、曲順はクリュザンダー版によっているという。組曲へ長調・ニ長調・ト長調の順番。
組曲へ長調の開始、冒頭からワクワクさせるような爽やかな音楽が展開する。ソロ・ヴァイオリンはサイモン・スタンデイジとエリザベス・ウィルコック。ステージの左右に立つソロが美しく会話しつつ、水上の音楽が始まる。
ヴァイオリンは12名。よく揃った見事なユニゾンを聴かせてくれる。音色もオリジナル楽器らしく涼やかで抜けるような美しさ。ヴィオラもチェロもピッチが安定していて、ふくよかな広がりを見せている。
管楽器も健闘。ナチュラル・ホルンはかなり難しいのだろうが(この頃から、古楽器団体の技術は飛躍的に向上していったはずだ)、よく頑張っていると思う。トランペットも輝かしい音を響かせて心地よい。有名なアラ・ホーン・パイプは聴きもの。音の厚みも十分で雄大な音楽になっている。ピッチが不安定になるのは致し方なしか。
トラヴェルソやオーボエ、ピッコロの音色も美しい。朴訥としたひなびた味わいが聴けるし、トリオの部分ではみやびやかな演奏になって心地よい。
指揮・録音・ソロ楽器や各管楽器演奏の見事さ、どれも最高。
今もボクにとって「水上の音楽」のベスト・ワンです。
こうも暑い日にはヘンデルの「水上の音楽」ですな。涼しく爽やかな音楽で部屋を満たしましょう。
演奏は、懐かしいトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート。1983年4月、ロンドンのヘンリー・ウッド・ホールでの録音。国内発売は1984年2月。輸入盤仕様の国内CDは売価4200円(◎-◎)。
高かったんです。でもね、欲しかったんです・・・・。
当時、レコード会社はCD販促のためにセット販売などをしておりました。ポリドールもそう、このCDは、ピノックのチェンバロ曲集やビルソンのモーツァルトなどとともに3枚セット9000円で購入したもの。ジャケットを見て下さい。赤いシールが貼ってあるでしょ?
今なら1000円程度の廉価盤で購入可能でしょう。中古盤なら500円程度でしょうね。見つけたら、即買いをお奨めします。素晴らしい演奏であり、録音です。
さて、演奏は爽やかそのもの。生き生きと弾むような、躍動感が素晴らしい。ピノックの指揮がまた若々しい。そんなに快速なテンポではないのだが、颯爽とした音楽になっているのは、リズムがシェイプされて推進力があるからだろう。
ハレ版による演奏なのだが、曲順はクリュザンダー版によっているという。組曲へ長調・ニ長調・ト長調の順番。
組曲へ長調の開始、冒頭からワクワクさせるような爽やかな音楽が展開する。ソロ・ヴァイオリンはサイモン・スタンデイジとエリザベス・ウィルコック。ステージの左右に立つソロが美しく会話しつつ、水上の音楽が始まる。
ヴァイオリンは12名。よく揃った見事なユニゾンを聴かせてくれる。音色もオリジナル楽器らしく涼やかで抜けるような美しさ。ヴィオラもチェロもピッチが安定していて、ふくよかな広がりを見せている。
管楽器も健闘。ナチュラル・ホルンはかなり難しいのだろうが(この頃から、古楽器団体の技術は飛躍的に向上していったはずだ)、よく頑張っていると思う。トランペットも輝かしい音を響かせて心地よい。有名なアラ・ホーン・パイプは聴きもの。音の厚みも十分で雄大な音楽になっている。ピッチが不安定になるのは致し方なしか。
トラヴェルソやオーボエ、ピッコロの音色も美しい。朴訥としたひなびた味わいが聴けるし、トリオの部分ではみやびやかな演奏になって心地よい。
指揮・録音・ソロ楽器や各管楽器演奏の見事さ、どれも最高。
今もボクにとって「水上の音楽」のベスト・ワンです。
2005/08/04のBlog
[ 07:17 ]
[ 協奏曲 ]
PCの調子が不調。ハングアップすることが増えてきた。
OSも怪しい。IEも時々落ちる・・・・。
バックアップを取っておかないと危ないかもしれない。
さて、今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調K488。
マレイ・ペライアの弾き振り、管弦楽はイギリス室内管。
録音は1984年2月、ペライアのモーツァルト・ピアノ協奏曲全集からの1枚。
この全集はCDが発売され始めた当初、1枚当たりにすると比較的購入しやすい価格設定だったはず(それでも3万円もした!)。懐かしい全集だ。価格も今思えば、涙が出るような価格。CDは高かったなぁ・・・・・。
ペライアは当時、モーツァルト弾きとして名が売れ始めた「若手」だった。
演奏の特徴は中庸で繊細、綺麗なピアノの音色を生かして丹念に弾いてゆく、アクの強くない演奏。優等生的というか、理知的というか、物わかりは大変良く声を荒立てずにきちんと学習を積んでいる模範生のような演奏。フォルティシモでも音がきつくなることがなく(と言うより、フォルティシモもそのものがあまりない、最強奏でも、音をあまり大きくさせない・・・)、弱音の繊細きわまりない美しさが印象的なピアニストだった。
この印象は今も変わらないが、ペライアは現在、堂々たるベテラン・ピアニストになっている(バッハのゴルトベルク変奏曲など素晴らしい・・・スゴイ演奏だった)。
さて、そのイ長調K488。
第1楽章の冒頭から、中庸としか言いようがない、落ち着いてたっぷりとしたテンポが良い。イギリス室内管は、いつも通り巧い。ヴァイオリンの音が清らかで美しい。やがてピアノがその上を滑るように入ってくる。ヴァイオリンよりさらに清らかで透明、時に輝くようなピアノ。ナイフのような鋭さで光るのではなく、音のエッジを少し丸くして、輪郭の周辺が柔らかく光るような音。何とも言えぬイイ音でピアノが響く。これを聴くのは快感。
第2楽章は有名なアダージョ。秋の愁い・物思いといった風情の音楽を、ペライアは弱音を生かして、ニュアンス豊かに弾いてゆく。木管との会話が美しいのはイギリス室内管の功績かな。結部、弦のピチカートがデリケートに響く上をピアノがなめらかに進んでゆくあたりは、全く美しい。絶品。
終楽章のアレグロ・アッサイ、ここでもテンポは落ち着いている。サッサと終わらせることなく、克明に弾いてゆくペライアの真面目さがイイ。音色は多様、強弱の付け方も巧いなと思う。管弦楽もピッタリと寄り添って美しいロンドを繰り広げる。
ペライアのピアノは、無理をしない、荒々しく響かない。
感情むき出しの爆演とは縁遠い演奏。
こういう演奏を「気品がある」と言うのだろう。ボクは好きです。
OSも怪しい。IEも時々落ちる・・・・。
バックアップを取っておかないと危ないかもしれない。
さて、今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番イ長調K488。
マレイ・ペライアの弾き振り、管弦楽はイギリス室内管。
録音は1984年2月、ペライアのモーツァルト・ピアノ協奏曲全集からの1枚。
この全集はCDが発売され始めた当初、1枚当たりにすると比較的購入しやすい価格設定だったはず(それでも3万円もした!)。懐かしい全集だ。価格も今思えば、涙が出るような価格。CDは高かったなぁ・・・・・。
ペライアは当時、モーツァルト弾きとして名が売れ始めた「若手」だった。
演奏の特徴は中庸で繊細、綺麗なピアノの音色を生かして丹念に弾いてゆく、アクの強くない演奏。優等生的というか、理知的というか、物わかりは大変良く声を荒立てずにきちんと学習を積んでいる模範生のような演奏。フォルティシモでも音がきつくなることがなく(と言うより、フォルティシモもそのものがあまりない、最強奏でも、音をあまり大きくさせない・・・)、弱音の繊細きわまりない美しさが印象的なピアニストだった。
この印象は今も変わらないが、ペライアは現在、堂々たるベテラン・ピアニストになっている(バッハのゴルトベルク変奏曲など素晴らしい・・・スゴイ演奏だった)。
さて、そのイ長調K488。
第1楽章の冒頭から、中庸としか言いようがない、落ち着いてたっぷりとしたテンポが良い。イギリス室内管は、いつも通り巧い。ヴァイオリンの音が清らかで美しい。やがてピアノがその上を滑るように入ってくる。ヴァイオリンよりさらに清らかで透明、時に輝くようなピアノ。ナイフのような鋭さで光るのではなく、音のエッジを少し丸くして、輪郭の周辺が柔らかく光るような音。何とも言えぬイイ音でピアノが響く。これを聴くのは快感。
第2楽章は有名なアダージョ。秋の愁い・物思いといった風情の音楽を、ペライアは弱音を生かして、ニュアンス豊かに弾いてゆく。木管との会話が美しいのはイギリス室内管の功績かな。結部、弦のピチカートがデリケートに響く上をピアノがなめらかに進んでゆくあたりは、全く美しい。絶品。
終楽章のアレグロ・アッサイ、ここでもテンポは落ち着いている。サッサと終わらせることなく、克明に弾いてゆくペライアの真面目さがイイ。音色は多様、強弱の付け方も巧いなと思う。管弦楽もピッタリと寄り添って美しいロンドを繰り広げる。
ペライアのピアノは、無理をしない、荒々しく響かない。
感情むき出しの爆演とは縁遠い演奏。
こういう演奏を「気品がある」と言うのだろう。ボクは好きです。
2005/08/03のBlog
[ 12:07 ]
[ 交響曲 ]
ようやくかかとの痛みが取れて、7月末からジョギングを再開。
長い距離を走るのはまだコワイので、30分程度、ほぼ5㎞のジョグ。
朝5時半から、ウォーキングを交えながら小一時間。風になる実感(かなり遅い「風」だが・・・^^;)、気持ちよい時間ではある。
今朝は、夜来の雨が上がったあとで蒸し暑かったですな。このトシでは、かなりこたえます。
そんな中、たんぼ道の草むらから、コオロギの声が・・・・・。
猛暑とはいえ、秋です。確実に「秋」は生まれております。
林の中を走れば、ヒグラシも鳴いております。立秋はもうすぐでありますな。
さて、今日はブルックナーの交響曲第9番ニ短調を。
ショルティ指揮、シカゴ響の演奏。
録音も演奏も、最強の1枚。演奏の好みはいろいろありましょうが、このショルティ盤、非常に「強い」一枚。
ブルックナーの交響曲は、結局ワンパターンなのじゃないかと思うのだが(と言っている割には、いろいろ聴いては楽しんでいるが^^;)、いずれもオーケストラの力量を試してしまう曲になっていると思う。
ブルックナーが好むと好まざるとにかかわらず、できあがった曲はオーケストラの技量の試金石になっている。
構成力も問われる。
ブルックナーの交響曲には随所に美しい旋律が現れるのだが、旋律だけの音楽ではなく、むしろ構成の音楽だろうと思う。
聴き手を飽きさせずに、長時間持たせる構成力。そして、長大な交響曲を聴き終えたあとに得る充足感。
その点、ショルティ/シカゴ響の演奏は、非常に明快で分かりやすく、しかも音楽が前向きに進んで気持ち良い。アッケラカンと言えば、確かにそうなのだが、この推進力と鮮明さに満ちた演奏は、なかなか出来るものではないと思う。
金管はいつものシカゴ響。安定感とともに、最強奏でも崩れず朗々と鳴る快感。
しかも、楽器感のバランスも完璧。録音も良いのだろう、音の分離も素晴らしい。
実は弦も素晴らしい。第3楽章など、美しさの限りだ。
シカゴ響というと、金管の名手ばかりに傾きがちだが、何のこの弦楽群のつくりだすアダージョの崇高さ、浄化した美しさは、なかなか聴けるものではないと思う。
愛想の良い演奏ではなく、どちらかというと厳しくがっちりした演奏。
「強い」演奏。
でも、その強さの中に、常に前向きな明朗さがある。それが良い。
人生、哀しいことばかりじゃない。
エエことも、ようけありまっせ。
そんなことを感じさせるショルティのブルックナー、悪くないです。
長い距離を走るのはまだコワイので、30分程度、ほぼ5㎞のジョグ。
朝5時半から、ウォーキングを交えながら小一時間。風になる実感(かなり遅い「風」だが・・・^^;)、気持ちよい時間ではある。
今朝は、夜来の雨が上がったあとで蒸し暑かったですな。このトシでは、かなりこたえます。
そんな中、たんぼ道の草むらから、コオロギの声が・・・・・。
猛暑とはいえ、秋です。確実に「秋」は生まれております。
林の中を走れば、ヒグラシも鳴いております。立秋はもうすぐでありますな。
さて、今日はブルックナーの交響曲第9番ニ短調を。
ショルティ指揮、シカゴ響の演奏。
録音も演奏も、最強の1枚。演奏の好みはいろいろありましょうが、このショルティ盤、非常に「強い」一枚。
ブルックナーの交響曲は、結局ワンパターンなのじゃないかと思うのだが(と言っている割には、いろいろ聴いては楽しんでいるが^^;)、いずれもオーケストラの力量を試してしまう曲になっていると思う。
ブルックナーが好むと好まざるとにかかわらず、できあがった曲はオーケストラの技量の試金石になっている。
構成力も問われる。
ブルックナーの交響曲には随所に美しい旋律が現れるのだが、旋律だけの音楽ではなく、むしろ構成の音楽だろうと思う。
聴き手を飽きさせずに、長時間持たせる構成力。そして、長大な交響曲を聴き終えたあとに得る充足感。
その点、ショルティ/シカゴ響の演奏は、非常に明快で分かりやすく、しかも音楽が前向きに進んで気持ち良い。アッケラカンと言えば、確かにそうなのだが、この推進力と鮮明さに満ちた演奏は、なかなか出来るものではないと思う。
金管はいつものシカゴ響。安定感とともに、最強奏でも崩れず朗々と鳴る快感。
しかも、楽器感のバランスも完璧。録音も良いのだろう、音の分離も素晴らしい。
実は弦も素晴らしい。第3楽章など、美しさの限りだ。
シカゴ響というと、金管の名手ばかりに傾きがちだが、何のこの弦楽群のつくりだすアダージョの崇高さ、浄化した美しさは、なかなか聴けるものではないと思う。
愛想の良い演奏ではなく、どちらかというと厳しくがっちりした演奏。
「強い」演奏。
でも、その強さの中に、常に前向きな明朗さがある。それが良い。
人生、哀しいことばかりじゃない。
エエことも、ようけありまっせ。
そんなことを感じさせるショルティのブルックナー、悪くないです。
2005/08/02のBlog
[ 05:18 ]
[ 交響曲 ]
寝苦しい日々は続きます。
昨晩はホンマに暑かった・・・・・。クラシック音楽鑑賞には不向きな季節でありますな。
で、最近はシューベルトの若番の交響曲にはまっております。
1番から4番まで、とっても綺麗なシンフォニー。
青春の憧れや活力、夢想などが沢山詰まった魅力。
今日はホルスト・シュタイン/バンベルク響の全集から第1番を聴いた。
シュタインは全体をカッチリとまとめながら、オーケストラをふくよかに鳴らす指揮者だと思う。交響曲の場合なら、全体像の青写真をつくっておき、その中で各楽章の特徴を描き出し、さらにオケ全体のの持ち味やオーケストラ個々のプレーヤーの技量・能力を十分に引き出そうとする指揮者だと思う。
シューベルトの1番交響曲は、1813年の作品だという(ライナーノートによれば)。このとき何とシューベルト16歳!その若さでこの完成度の高い交響曲・・・・。天才に年齢は関係ないと分かっていても、馬齢を重ねた中年オヤジからすれば羨望するよりも諦観してしまうほどの若さ。凄いなぁ。
第1楽章の序奏部から、バンベルク響の音が素晴らしい。それぞれの楽器がよく融けあって、マスの響き作り出す。音は軽やかではなく、重厚さを感じる音色。弦などは少しくすんだ音色で(だからといって汚いわけではなく、非常に澄んだ音色で心地よい)、自然な感触が好ましい。ミネラル・ウォーターの純粋さではなく、地下水の自然な味わい。よく使い込んだ革製品のように、手にしっとりと馴染む柔らかい肌触り。そんな音。
途中、トランペットが盛大に鳴らすのだが、浮き上がることなく、オーケストラ全体に溶け込んでいるのはさすが。
第2楽章は一転して静謐な音楽。シューベルトのロマンを十分に歌い込んでゆく。トランペットが省かれて、木管主体の管楽器編制になる楽章なので、ひなびた雰囲気が伝わってくる。しっとりとした味わいが何とも言えない。
第3楽章のメヌエット、ここが一番好きな楽章。メロディ・メーカーのシューベルトらしく、愛らしい旋律のオンパレード。ホルン・クラリネットの甘い音色がヴァイオリンに絡んでくるところなど、たまらなく美しい。テンポはゆったりとして、先を急がないのも良い。弱音部でのフルートやオーボエの繊細な吹き回しもイイし、そこでグッとテンポを落とすシュタインの指揮がまたイイ。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。溌剌として明朗、爽快な快速楽章だが、シュタインは一音一音を確かめるように演奏させてゆく。フォルテのつくりだす響きの厚さ・雄大さが素晴らしいし、オケの一体感が聴き取れるのも嬉しい。
何度も書きますが、これホンマ16歳の音楽かいな。シューベルトの若書きのシンフォニー、どれも素晴らしい。実は長いこと、5番と未完成・グレートしかまともに聴いてこなかったことを恥じてます。
グレート以外はどれも30分程度の交響曲。通勤時間にもってこいの音楽なんですな。
いまは、シューベルト全集をいろいろな指揮者で、取っ替え引っ替え車に積んでは楽しんでいます。
お薦めは、このシュタイン盤とC・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ盤、スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ盤であります。今や廉価盤の時代、どれも4000円以内で入手可能という、素晴らしい世の中です。
昨晩はホンマに暑かった・・・・・。クラシック音楽鑑賞には不向きな季節でありますな。
で、最近はシューベルトの若番の交響曲にはまっております。
1番から4番まで、とっても綺麗なシンフォニー。
青春の憧れや活力、夢想などが沢山詰まった魅力。
今日はホルスト・シュタイン/バンベルク響の全集から第1番を聴いた。
シュタインは全体をカッチリとまとめながら、オーケストラをふくよかに鳴らす指揮者だと思う。交響曲の場合なら、全体像の青写真をつくっておき、その中で各楽章の特徴を描き出し、さらにオケ全体のの持ち味やオーケストラ個々のプレーヤーの技量・能力を十分に引き出そうとする指揮者だと思う。
シューベルトの1番交響曲は、1813年の作品だという(ライナーノートによれば)。このとき何とシューベルト16歳!その若さでこの完成度の高い交響曲・・・・。天才に年齢は関係ないと分かっていても、馬齢を重ねた中年オヤジからすれば羨望するよりも諦観してしまうほどの若さ。凄いなぁ。
第1楽章の序奏部から、バンベルク響の音が素晴らしい。それぞれの楽器がよく融けあって、マスの響き作り出す。音は軽やかではなく、重厚さを感じる音色。弦などは少しくすんだ音色で(だからといって汚いわけではなく、非常に澄んだ音色で心地よい)、自然な感触が好ましい。ミネラル・ウォーターの純粋さではなく、地下水の自然な味わい。よく使い込んだ革製品のように、手にしっとりと馴染む柔らかい肌触り。そんな音。
途中、トランペットが盛大に鳴らすのだが、浮き上がることなく、オーケストラ全体に溶け込んでいるのはさすが。
第2楽章は一転して静謐な音楽。シューベルトのロマンを十分に歌い込んでゆく。トランペットが省かれて、木管主体の管楽器編制になる楽章なので、ひなびた雰囲気が伝わってくる。しっとりとした味わいが何とも言えない。
第3楽章のメヌエット、ここが一番好きな楽章。メロディ・メーカーのシューベルトらしく、愛らしい旋律のオンパレード。ホルン・クラリネットの甘い音色がヴァイオリンに絡んでくるところなど、たまらなく美しい。テンポはゆったりとして、先を急がないのも良い。弱音部でのフルートやオーボエの繊細な吹き回しもイイし、そこでグッとテンポを落とすシュタインの指揮がまたイイ。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。溌剌として明朗、爽快な快速楽章だが、シュタインは一音一音を確かめるように演奏させてゆく。フォルテのつくりだす響きの厚さ・雄大さが素晴らしいし、オケの一体感が聴き取れるのも嬉しい。
何度も書きますが、これホンマ16歳の音楽かいな。シューベルトの若書きのシンフォニー、どれも素晴らしい。実は長いこと、5番と未完成・グレートしかまともに聴いてこなかったことを恥じてます。
グレート以外はどれも30分程度の交響曲。通勤時間にもってこいの音楽なんですな。
いまは、シューベルト全集をいろいろな指揮者で、取っ替え引っ替え車に積んでは楽しんでいます。
お薦めは、このシュタイン盤とC・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ盤、スウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ盤であります。今や廉価盤の時代、どれも4000円以内で入手可能という、素晴らしい世の中です。
2005/08/01のBlog
[ 04:50 ]
[ 声楽曲・オペラ ]
午前中、結婚式で松山へ。途中、車軸を流すような激しい雨。
30分くらい続いたろうか、もの凄い雨で結婚式が心配されたが、何のことはない一時的なもので、式が始まる頃にはまたいつもの夏空。
久しぶりの教会結婚式。賛美歌などをよくも知らぬのに歌ってきました。
披露宴は、新郎が乾杯の音頭をとるなどハチャメチャなもの。
若いってイイですねぇ・・・・・。ハチャメチャささえ羨ましい。
さて、今日はクレンペラーがフィルハーモニア管を指揮したモーツァルトの「魔笛」ハイライト盤。
1964年録音のEMI盤。
全曲盤でもセリフがないので、抜粋でもさほど不便に感じない。それどころか、最近は他のオペラでも抜粋盤を聴くことが増えてきた。時間がないのが大きな理由なのだが、良いところだけを聴かせてくれる抜粋盤の方が、楽曲そのものを楽しめるようだ。
もちろん、初めて聴くオペラなら全曲盤でなければと思うのだが、よく知っている歌劇ならハイライト盤で十分に今は思う。
さて、このクレンペラー盤、キャストが凄い。スゴ過ぎる。
主だったところを挙げてみると、タミーノがニコライ・ゲッダ、パパゲーノにワルター・ベリー。この2人の男声が素晴らしい。ゲッダの歌唱は少し癖があるが、高音はよく伸びて美しい。 ベリーのパパゲーノははまり役。少し野卑なところがあるが、もともとパパゲーノにはそんな個性があるからよしとしよう。
夜の女王は、ルチア・ポップ。これがデビュー盤。清潔で、爽やかで、可愛らしい。クールで透明な声なのに、冷たく感じない、ほどよい人肌の温もりを感じさせる声。絶品としか言いようがない。これ、ホンマにデビュー盤かいな?・・・・と思わせるほどの出来。夜の女王なのに強さや恐ろしさを感じさせないが、それはポップの声が若々しく、凛々しいから。この抜粋盤には2つの有名なアリアが収められているが、どちらも最高の出来。この声を聴くだけでも、このCDの価値有り・・・・。’と、少し入れ込みすぎましたかな・・・・・(^^ゞ・・・・)
パミーナのグンドラ・ヤノヴィッツも、当時デビュー間もない頃。こちらは暖かみのある柔らかな声を生かして、パミーナの可憐さを表出する。後年の巧さ(例えば、「フィガロ」の伯爵夫人を演じきったような)はまだ見られないのだが、 ふっくらとした優しい歌声は、やはり素晴らしいと思う。
豪華キャスト、ここに極まれり。なんと、第1の侍女にエリザベート・シュワルツコップ、第2の侍女はクリスタ・ルートヴィッヒ。このハイライト盤では、塞がれたパパゲーノの口が開くところ「Hm、Hm、Hm」の五重唱でしか聴けないが、何とまあ厚みのある重唱になっているか。これはもうお聴きいただくしかないだろう。
クレンペラーの指揮は、ゆったりとしてテンポで格調高い。「フィガロの結婚」ほど遅くないが、終結部のパパゲーノとパパゲーナの二重唱のあたりでは十分にテンポを落として、豊かな歌を聴かせる。
録音も良い。とても40年前の録音とは思えない。EMIなのに・・・・・。
30分くらい続いたろうか、もの凄い雨で結婚式が心配されたが、何のことはない一時的なもので、式が始まる頃にはまたいつもの夏空。
久しぶりの教会結婚式。賛美歌などをよくも知らぬのに歌ってきました。
披露宴は、新郎が乾杯の音頭をとるなどハチャメチャなもの。
若いってイイですねぇ・・・・・。ハチャメチャささえ羨ましい。
さて、今日はクレンペラーがフィルハーモニア管を指揮したモーツァルトの「魔笛」ハイライト盤。
1964年録音のEMI盤。
全曲盤でもセリフがないので、抜粋でもさほど不便に感じない。それどころか、最近は他のオペラでも抜粋盤を聴くことが増えてきた。時間がないのが大きな理由なのだが、良いところだけを聴かせてくれる抜粋盤の方が、楽曲そのものを楽しめるようだ。
もちろん、初めて聴くオペラなら全曲盤でなければと思うのだが、よく知っている歌劇ならハイライト盤で十分に今は思う。
さて、このクレンペラー盤、キャストが凄い。スゴ過ぎる。
主だったところを挙げてみると、タミーノがニコライ・ゲッダ、パパゲーノにワルター・ベリー。この2人の男声が素晴らしい。ゲッダの歌唱は少し癖があるが、高音はよく伸びて美しい。 ベリーのパパゲーノははまり役。少し野卑なところがあるが、もともとパパゲーノにはそんな個性があるからよしとしよう。
夜の女王は、ルチア・ポップ。これがデビュー盤。清潔で、爽やかで、可愛らしい。クールで透明な声なのに、冷たく感じない、ほどよい人肌の温もりを感じさせる声。絶品としか言いようがない。これ、ホンマにデビュー盤かいな?・・・・と思わせるほどの出来。夜の女王なのに強さや恐ろしさを感じさせないが、それはポップの声が若々しく、凛々しいから。この抜粋盤には2つの有名なアリアが収められているが、どちらも最高の出来。この声を聴くだけでも、このCDの価値有り・・・・。’と、少し入れ込みすぎましたかな・・・・・(^^ゞ・・・・)
パミーナのグンドラ・ヤノヴィッツも、当時デビュー間もない頃。こちらは暖かみのある柔らかな声を生かして、パミーナの可憐さを表出する。後年の巧さ(例えば、「フィガロ」の伯爵夫人を演じきったような)はまだ見られないのだが、 ふっくらとした優しい歌声は、やはり素晴らしいと思う。
豪華キャスト、ここに極まれり。なんと、第1の侍女にエリザベート・シュワルツコップ、第2の侍女はクリスタ・ルートヴィッヒ。このハイライト盤では、塞がれたパパゲーノの口が開くところ「Hm、Hm、Hm」の五重唱でしか聴けないが、何とまあ厚みのある重唱になっているか。これはもうお聴きいただくしかないだろう。
クレンペラーの指揮は、ゆったりとしてテンポで格調高い。「フィガロの結婚」ほど遅くないが、終結部のパパゲーノとパパゲーナの二重唱のあたりでは十分にテンポを落として、豊かな歌を聴かせる。
録音も良い。とても40年前の録音とは思えない。EMIなのに・・・・・。
2005/07/31のBlog
[ 05:47 ]
[ 協奏曲 ]
相変わらずの「盛夏」であります。
久しぶりの休日、今日は自室に籠もって、随分音楽を聴けました。
通勤の車内で聴くのもイイのだが、やはり、ちゃんとしたスピーカーを前にして聴きたい。
さて、HMVのネット通販は、地方在住者にとっては非常に有り難い。
バーゲンが多いので価格は安いし、2500円以上購入すれば送料無料という有り難さ。2500円なんて、国内盤1枚の価格だもんね(^^ゞ。
特に箱物の価格は激安。「こんなんアリかいな?」と思うほど、今、輸入盤箱物は安い。哀しいくらい安い。CDが出始めた頃、薄給と財布の中身と、まだ幼い子供と育児に余念のない家内と・・・・様々な思いを持ちつつ、購入したあのCDの値段は何だったのか・・・・・(^^ゞ・・・・。
先頃届いた、その激安箱物の一つ。カプリッチョ・レーベルで4枚組1890円のアルビノーニの協奏曲集。
4枚組の中身は、5声の協奏曲op.5《全12曲》/同op.7《全12曲》/同op.9《全12曲》。アルビノーニの作品で最も好きなのは、作品9の2のオーボエ協奏曲。これが聴きたくて、今まで何枚か協奏曲集を購入してきたが、この4枚組は最も安い(クラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスト・ヴェネティのも安かったが)。
HMVのHPによれば、ソリストは、ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)、ミクロス・バルタ(オーボエ)、ベラ・バンファルヴィ(ヴァイオリン)とある。
一人も知らない・・・・・(^^ゞ。演奏団体は、ブダペスト・ストリングス。これも初耳(^-^)。
で、演奏はと言うと・・・・・・、これがイイ。非常に良い。
まず、録音がイイ。深々とした音場で、残響が素晴らしい。教会での録音かな?倍音の響きが心地よく、フワーッと消えてゆくのは、聴いていて気持ち良い。
個々の楽器をシャープに捉えるよりは、楽団全体の響き・弦の柔らかさ・録音会場の雰囲気を大切にしている録音で、長時間聴いていても、疲れない穏やかさ。
BGMにも好適。
レンチェシュ(が吹いているんだろうが)のソロ・オーボエは音がよく伸びて爽やか。技巧をひけらかすのではなく、たっぷりとした歌を歌い尽くすという感じの演奏で、こういうのは好みだなぁ。
指揮者名がないので、きっと、指揮者を置かない室内楽団なのだろう。しかし、アンサンブルはよくまとまっていて、緩さはない。小編成の響きが素晴らしい残響とともに味わえる。
ブダペスト・アンサンブルというのだから、ハンガリーの団体なんだろう。特に弦楽の冴え冴えとした響きは、涼感さえ漂わせて美しいと思う。
生来の安物買い、時々「銭失いだったか」とガッカリするものもあるが、今回の通販は当たりでありました。
1890円で4枚、十分に楽しませてもらいました。
今度は車の中で聴いてみましょうわい。
久しぶりの休日、今日は自室に籠もって、随分音楽を聴けました。
通勤の車内で聴くのもイイのだが、やはり、ちゃんとしたスピーカーを前にして聴きたい。
さて、HMVのネット通販は、地方在住者にとっては非常に有り難い。
バーゲンが多いので価格は安いし、2500円以上購入すれば送料無料という有り難さ。2500円なんて、国内盤1枚の価格だもんね(^^ゞ。
特に箱物の価格は激安。「こんなんアリかいな?」と思うほど、今、輸入盤箱物は安い。哀しいくらい安い。CDが出始めた頃、薄給と財布の中身と、まだ幼い子供と育児に余念のない家内と・・・・様々な思いを持ちつつ、購入したあのCDの値段は何だったのか・・・・・(^^ゞ・・・・。
先頃届いた、その激安箱物の一つ。カプリッチョ・レーベルで4枚組1890円のアルビノーニの協奏曲集。
4枚組の中身は、5声の協奏曲op.5《全12曲》/同op.7《全12曲》/同op.9《全12曲》。アルビノーニの作品で最も好きなのは、作品9の2のオーボエ協奏曲。これが聴きたくて、今まで何枚か協奏曲集を購入してきたが、この4枚組は最も安い(クラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスト・ヴェネティのも安かったが)。
HMVのHPによれば、ソリストは、ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)、ミクロス・バルタ(オーボエ)、ベラ・バンファルヴィ(ヴァイオリン)とある。
一人も知らない・・・・・(^^ゞ。演奏団体は、ブダペスト・ストリングス。これも初耳(^-^)。
で、演奏はと言うと・・・・・・、これがイイ。非常に良い。
まず、録音がイイ。深々とした音場で、残響が素晴らしい。教会での録音かな?倍音の響きが心地よく、フワーッと消えてゆくのは、聴いていて気持ち良い。
個々の楽器をシャープに捉えるよりは、楽団全体の響き・弦の柔らかさ・録音会場の雰囲気を大切にしている録音で、長時間聴いていても、疲れない穏やかさ。
BGMにも好適。
レンチェシュ(が吹いているんだろうが)のソロ・オーボエは音がよく伸びて爽やか。技巧をひけらかすのではなく、たっぷりとした歌を歌い尽くすという感じの演奏で、こういうのは好みだなぁ。
指揮者名がないので、きっと、指揮者を置かない室内楽団なのだろう。しかし、アンサンブルはよくまとまっていて、緩さはない。小編成の響きが素晴らしい残響とともに味わえる。
ブダペスト・アンサンブルというのだから、ハンガリーの団体なんだろう。特に弦楽の冴え冴えとした響きは、涼感さえ漂わせて美しいと思う。
生来の安物買い、時々「銭失いだったか」とガッカリするものもあるが、今回の通販は当たりでありました。
1890円で4枚、十分に楽しませてもらいました。
今度は車の中で聴いてみましょうわい。
2005/07/30のBlog
[ 04:25 ]
[ 交響曲 ]
猛暑は続きます。
暑い日に、クラシック音楽を聴くのは辛いものですが、最近はエアコンなる便利な物が出来て有り難いですな。生来の貧乏性、「エアコンはもったいない」と思う中年オヤジでありますが、この暑さには勝てません。エアコンを入れつつ、クラシック音楽を聴いてます。
さて、夏に聴きたいクラシック。涼しい音楽がイイですな・そこで、今日はダンディのフランス山人の歌による交響曲。
演奏はシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団。ピアノはジャン・イヴ・ティボーデ。1989年10月録音のDECCA盤。
この交響曲は「セヴェンヌ交響曲」と呼ばれるように、フランス中部山岳地方の民謡を題材にした曲だが、この旋律が、爽やかで懐かしい響きで、全く美しい。高原の涼風のように、山から見下ろす田園風景のように、柔らかく優しいメロディ。一度聴いたら耳から離れなくなる美しさ。しかも循環形式をとっているので、3楽章すべてにこの旋律が顔を出す。
猛暑の中、こんな音楽をゆっくり聴くと、一服の清涼剤、一時の涼を得ることが出来ると思う。
第1楽章の冒頭、序奏部のイングリッシュ・ホルンが、民謡主題を心にしみとおるるように吹く。やがて、クラリネットやホルン、弦がそれを繰り返して、部屋中に高原の空気が充満してゆく。「ああ、エエなぁ・・・・爽快やなぁ」。
主部からはピアノが登場。このピアノがデリケートで美しい。音色に透明感があって、涼やか。管弦楽の中に溶け込んで、慎ましく和音を奏でるところなど、とっても綺麗。独走することがないのもイイ。
第2楽章は、ゆっくりと穏やかに進行する。ティボーテのピアノが装飾的に響いて、様々な管楽器が主題を吹いてゆく。ホルンもトランペットもニュアンス豊かだ。フルートなど絶品(これ、ティモシー・ハッチンズだろうか?)。
終楽章は一転してピアノ協奏曲的。ティボーテのピアノは軽やかでカツンと硬質な音色で進んでゆく。管弦楽も活気に満ちて、田園舞曲風。クライマックスでは、モントリオール響の巧さが際だつ。オケが巧い。
デュトワの指揮はいつもながらエレガントなもの。フォルティシモでも絶叫的にならず、常に余裕がある響きをつくってゆく。DECCAの録音も優秀なので、響きが固くなることはなく、各楽器を鮮明に捉えた(特に管楽器の響きが素晴らしい!)名録音。
今日はこのシンフォニーを2度繰り返して聴きました。30分かからない曲なので、ほぼ1時間程度。
カップリングはフランクの交響曲ニ短調。本来はこちらがメインであり、演奏も素晴らしいんですが、それについてはまたいずれ。
暑い日に、クラシック音楽を聴くのは辛いものですが、最近はエアコンなる便利な物が出来て有り難いですな。生来の貧乏性、「エアコンはもったいない」と思う中年オヤジでありますが、この暑さには勝てません。エアコンを入れつつ、クラシック音楽を聴いてます。
さて、夏に聴きたいクラシック。涼しい音楽がイイですな・そこで、今日はダンディのフランス山人の歌による交響曲。
演奏はシャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団。ピアノはジャン・イヴ・ティボーデ。1989年10月録音のDECCA盤。
この交響曲は「セヴェンヌ交響曲」と呼ばれるように、フランス中部山岳地方の民謡を題材にした曲だが、この旋律が、爽やかで懐かしい響きで、全く美しい。高原の涼風のように、山から見下ろす田園風景のように、柔らかく優しいメロディ。一度聴いたら耳から離れなくなる美しさ。しかも循環形式をとっているので、3楽章すべてにこの旋律が顔を出す。
猛暑の中、こんな音楽をゆっくり聴くと、一服の清涼剤、一時の涼を得ることが出来ると思う。
第1楽章の冒頭、序奏部のイングリッシュ・ホルンが、民謡主題を心にしみとおるるように吹く。やがて、クラリネットやホルン、弦がそれを繰り返して、部屋中に高原の空気が充満してゆく。「ああ、エエなぁ・・・・爽快やなぁ」。
主部からはピアノが登場。このピアノがデリケートで美しい。音色に透明感があって、涼やか。管弦楽の中に溶け込んで、慎ましく和音を奏でるところなど、とっても綺麗。独走することがないのもイイ。
第2楽章は、ゆっくりと穏やかに進行する。ティボーテのピアノが装飾的に響いて、様々な管楽器が主題を吹いてゆく。ホルンもトランペットもニュアンス豊かだ。フルートなど絶品(これ、ティモシー・ハッチンズだろうか?)。
終楽章は一転してピアノ協奏曲的。ティボーテのピアノは軽やかでカツンと硬質な音色で進んでゆく。管弦楽も活気に満ちて、田園舞曲風。クライマックスでは、モントリオール響の巧さが際だつ。オケが巧い。
デュトワの指揮はいつもながらエレガントなもの。フォルティシモでも絶叫的にならず、常に余裕がある響きをつくってゆく。DECCAの録音も優秀なので、響きが固くなることはなく、各楽器を鮮明に捉えた(特に管楽器の響きが素晴らしい!)名録音。
今日はこのシンフォニーを2度繰り返して聴きました。30分かからない曲なので、ほぼ1時間程度。
カップリングはフランクの交響曲ニ短調。本来はこちらがメインであり、演奏も素晴らしいんですが、それについてはまたいずれ。
2005/07/29のBlog
[ 05:19 ]
[ 交響曲 ]
伊予路を分ける峠道がいくつかあります。
中予と東予を分けるのが「桜三里」と呼ばれる峠で、その名の通り春には桜道が三里続く美しい山道であります。
今日はそこを松山から西条に帰りながら出張の仕上げ。
車の窓を開けて、自然の風に当たりながら走っていたところ、さすが山道、すでに蜩が鳴いていました。
通称カナカナ・・・・この鳴き声を聞くと、ああ、もう夏も終わりだなと思います。山間部ではもう秋の気配が忍び寄っているのかと思うと、この猛暑が何となく愛おしくなる・・・・・と言いつつ、下界に降りてくると、盛大な蝉時雨(^^ゞ。しかも、風までムゥッとする暑さ。
秋の気配はまだ遠いようですな・・・・・。
早めに帰宅できたので、今日はマーラーを。
大曲の7番「夜の歌」をウィーン・フィルの音で聴いてみたいなと思ったら手元にあるのは1枚だけだった。
マゼール指揮ウィーン・フィルの演奏。1984年10月、ムジークフェライン・ザールでの録音。
交響曲第7番「夜の歌」・・・・マーラーの交響曲の中で、長いこと、何がなにやらサッパリ分からない曲だった。苦手な曲だったのだが、3年前に通勤の車内で2週間、ぶっ続けにこの7番を聴きまくって、だいぶ親しむことが出来た(指揮者はいろいろ替えながら飽きないようにしつつ)。「習うより慣れろ」ということか、この曲の本質が何なのかサッパリ分からないのは依然として変わらないが、全曲を聴き通すことは苦でなくなった。
と言うより、7番が好きになって、CDをどんどん購入してしまった(^^ゞ。好きになると、いろいろな演奏で聴いてみたくなるのは、この道の業・・・・。財布からどんどん紙幣が消えてゆく。
さて、今日のマゼールのCDなのだが。
まず音が綺麗。ヴァイオリンが鮮やかな美しさ、艶めかしい音色で、まぁ何とも魅力的。木管の巧さはもちろんだし、金管の鮮烈さは最高。
やはり、ウィーン・フィルはイイよなぁ・・と思う。
マゼールは、いつものマゼール。聴かせどころで、ソロ楽器をクローズアップしてみたり、低弦を強調してみたり・・・・音楽の枠をさらに縁取りして聴かせる演奏。一聴、あざといというか、アクが強いというか・・・そんな感じがするのだが、ボクはマゼールのこと嫌いではないので、数ある「マラ7」のCDの中でも存在感は強いと思う。
第1楽章の冒頭、テナー・ホルンの色っぽさ。婉然と微笑むような色気は、マゼールならでは。ヤルなぁ・・・と、こちらもニヤリとしてしまう。
第2楽章の「夜曲」。都会(といっても19世紀末ウィーンの街並みの中で)の夜を思わせるような演奏。金管が異様な響きをつくる。木管が描くのは野鳥だろうか。マゼールの演奏は、そんな街の夜、夜警が歩いているような街の「夜曲」と感じる。
第3楽章は怪しげな楽章。マゼールの指揮で聴くと、魑魅魍魎(パソコンはこんな文字でも一発変換(^^ゞ)が蠢く。低弦がその奇怪さを更に強調する。
第4楽章の「夜曲」。この夜曲は森の夜。フクロウが鳴いているのが聞こえる。マゼールは艶やかな音色で、メロディを情緒豊かに歌わせる。表情の何と多彩なこと。ギターやマンドリンの音色まで妖しく、もちろん美しい。
終楽章、阿鼻叫喚の楽章だが、マゼールの指揮はいたってスタイリッシュ。緊張と解放、豪快に鳴らすところと繊細に響かせるところと、その対比が見事に決まって、素晴らしい終曲。
と、ここまで書いて、もう一度聴きたくなりました。
マゼールという指揮者は、やはり面白いです。
中予と東予を分けるのが「桜三里」と呼ばれる峠で、その名の通り春には桜道が三里続く美しい山道であります。
今日はそこを松山から西条に帰りながら出張の仕上げ。
車の窓を開けて、自然の風に当たりながら走っていたところ、さすが山道、すでに蜩が鳴いていました。
通称カナカナ・・・・この鳴き声を聞くと、ああ、もう夏も終わりだなと思います。山間部ではもう秋の気配が忍び寄っているのかと思うと、この猛暑が何となく愛おしくなる・・・・・と言いつつ、下界に降りてくると、盛大な蝉時雨(^^ゞ。しかも、風までムゥッとする暑さ。
秋の気配はまだ遠いようですな・・・・・。
早めに帰宅できたので、今日はマーラーを。
大曲の7番「夜の歌」をウィーン・フィルの音で聴いてみたいなと思ったら手元にあるのは1枚だけだった。
マゼール指揮ウィーン・フィルの演奏。1984年10月、ムジークフェライン・ザールでの録音。
交響曲第7番「夜の歌」・・・・マーラーの交響曲の中で、長いこと、何がなにやらサッパリ分からない曲だった。苦手な曲だったのだが、3年前に通勤の車内で2週間、ぶっ続けにこの7番を聴きまくって、だいぶ親しむことが出来た(指揮者はいろいろ替えながら飽きないようにしつつ)。「習うより慣れろ」ということか、この曲の本質が何なのかサッパリ分からないのは依然として変わらないが、全曲を聴き通すことは苦でなくなった。
と言うより、7番が好きになって、CDをどんどん購入してしまった(^^ゞ。好きになると、いろいろな演奏で聴いてみたくなるのは、この道の業・・・・。財布からどんどん紙幣が消えてゆく。
さて、今日のマゼールのCDなのだが。
まず音が綺麗。ヴァイオリンが鮮やかな美しさ、艶めかしい音色で、まぁ何とも魅力的。木管の巧さはもちろんだし、金管の鮮烈さは最高。
やはり、ウィーン・フィルはイイよなぁ・・と思う。
マゼールは、いつものマゼール。聴かせどころで、ソロ楽器をクローズアップしてみたり、低弦を強調してみたり・・・・音楽の枠をさらに縁取りして聴かせる演奏。一聴、あざといというか、アクが強いというか・・・そんな感じがするのだが、ボクはマゼールのこと嫌いではないので、数ある「マラ7」のCDの中でも存在感は強いと思う。
第1楽章の冒頭、テナー・ホルンの色っぽさ。婉然と微笑むような色気は、マゼールならでは。ヤルなぁ・・・と、こちらもニヤリとしてしまう。
第2楽章の「夜曲」。都会(といっても19世紀末ウィーンの街並みの中で)の夜を思わせるような演奏。金管が異様な響きをつくる。木管が描くのは野鳥だろうか。マゼールの演奏は、そんな街の夜、夜警が歩いているような街の「夜曲」と感じる。
第3楽章は怪しげな楽章。マゼールの指揮で聴くと、魑魅魍魎(パソコンはこんな文字でも一発変換(^^ゞ)が蠢く。低弦がその奇怪さを更に強調する。
第4楽章の「夜曲」。この夜曲は森の夜。フクロウが鳴いているのが聞こえる。マゼールは艶やかな音色で、メロディを情緒豊かに歌わせる。表情の何と多彩なこと。ギターやマンドリンの音色まで妖しく、もちろん美しい。
終楽章、阿鼻叫喚の楽章だが、マゼールの指揮はいたってスタイリッシュ。緊張と解放、豪快に鳴らすところと繊細に響かせるところと、その対比が見事に決まって、素晴らしい終曲。
と、ここまで書いて、もう一度聴きたくなりました。
マゼールという指揮者は、やはり面白いです。
2005/07/28のBlog
[ 02:44 ]
[ 協奏曲 ]
暑い日々が続いています。日中の気温はさて何度になっていることやら。
とりわけ今日は暑かったですな。
そんな中、伊予路でも高校野球の決勝戦が行われておりました。
高2の次男坊は吹奏楽部。決勝戦まで必死に応援席に通っておりましたが、今夏はアルプススタンドでの演奏は成らず。残念。
何とか公立高校(全国制覇の経験もある伝統校なのだが)に勝たしてやりたかったが、致し方なし。私立高校が2年連続の優勝。
負けて爽やか、伝統の紫紺のユニホームは美しかった。
さて、そんなことには関係なく、いつも通りクラシック音楽を聴くワタシ(^^ゞ。
今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調K466。
ピアノ独奏はサー・クリフォード・カーゾン、ブリテン指揮イギリス室内管の演奏。
1970年の録音だが、生前のカーゾンが発売を許さず、彼の死後に遺族の許可を得てようやく発売されたものだったかな。
1982年頃に国内発売されたはず。このCDは廉価盤になってから購入した。
カーゾンのピアノが清らかで美しい。透明でみずみずしい音。小粒でよく響く音。大声を上げるわけではなく、喚くような音を出すわけでもなく、一音一音を慈しむように丁寧に弾いてゆく、その誠実な姿勢がイイ。
音楽そのものはモーツァルトの「短調」、デモーニッシュで迫力に富んでいるのだが、カーゾンのピアノはあくまでも清らか。ガンガン弾き鳴らすのではなく、楽譜に書いてある音符を吟味しながら繊細に弾いてゆく。このデリカシーがたまらない。
ブリテンの指揮がまたカーゾンにぴったりと寄り添って、繊細さに満ちている。
イギリス室内管も懸命の演奏。見事に揃ったアンサンブル。トランペットもホルンも木管楽器も、それぞれの音を慎ましく響かせて、カーゾンをしっかりサポートしているのが聴き手に伝わってくる。
第1楽章のアレグロのテンポが、速すぎず遅すぎず、全く心地よい。
第2楽章のロマンツェは最高に美しい。この楽章がこんなにきれいに響くのはあまりないような気がする。
カーゾンのピアノはそっけないくらい淡々としている。思い入れたっぷりというわけではないのだが、じわじわと暖かい感情がにじみ出てくる響き。この温もりがたまらない。優しい気持ちで胸が一杯になる音楽。
終楽章がこのCDの白眉と思う。管弦楽とピアノが一体化したロンド。ここでもカーゾンのピアノは慌てない。性急になることなく、落ち着いたテンポで弾きあげる。ピアノにからみつくオーボエやフルートの美しさ、華麗なカデンツァ。もはや言うことはアリマヘン。
カップリングは、最後のピアノ協奏曲、第27番変ロ長調K595。これは、20番以上にデリカシーに溢れた名盤だと思うのだが、これについてはまたどこかで書きます。
今、おそらくこのCDは新品でも1000円程度で買えるはず。いつも書いてますが、なんと幸福な時代なんでしょう。
とりわけ今日は暑かったですな。
そんな中、伊予路でも高校野球の決勝戦が行われておりました。
高2の次男坊は吹奏楽部。決勝戦まで必死に応援席に通っておりましたが、今夏はアルプススタンドでの演奏は成らず。残念。
何とか公立高校(全国制覇の経験もある伝統校なのだが)に勝たしてやりたかったが、致し方なし。私立高校が2年連続の優勝。
負けて爽やか、伝統の紫紺のユニホームは美しかった。
さて、そんなことには関係なく、いつも通りクラシック音楽を聴くワタシ(^^ゞ。
今日はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番ニ短調K466。
ピアノ独奏はサー・クリフォード・カーゾン、ブリテン指揮イギリス室内管の演奏。
1970年の録音だが、生前のカーゾンが発売を許さず、彼の死後に遺族の許可を得てようやく発売されたものだったかな。
1982年頃に国内発売されたはず。このCDは廉価盤になってから購入した。
カーゾンのピアノが清らかで美しい。透明でみずみずしい音。小粒でよく響く音。大声を上げるわけではなく、喚くような音を出すわけでもなく、一音一音を慈しむように丁寧に弾いてゆく、その誠実な姿勢がイイ。
音楽そのものはモーツァルトの「短調」、デモーニッシュで迫力に富んでいるのだが、カーゾンのピアノはあくまでも清らか。ガンガン弾き鳴らすのではなく、楽譜に書いてある音符を吟味しながら繊細に弾いてゆく。このデリカシーがたまらない。
ブリテンの指揮がまたカーゾンにぴったりと寄り添って、繊細さに満ちている。
イギリス室内管も懸命の演奏。見事に揃ったアンサンブル。トランペットもホルンも木管楽器も、それぞれの音を慎ましく響かせて、カーゾンをしっかりサポートしているのが聴き手に伝わってくる。
第1楽章のアレグロのテンポが、速すぎず遅すぎず、全く心地よい。
第2楽章のロマンツェは最高に美しい。この楽章がこんなにきれいに響くのはあまりないような気がする。
カーゾンのピアノはそっけないくらい淡々としている。思い入れたっぷりというわけではないのだが、じわじわと暖かい感情がにじみ出てくる響き。この温もりがたまらない。優しい気持ちで胸が一杯になる音楽。
終楽章がこのCDの白眉と思う。管弦楽とピアノが一体化したロンド。ここでもカーゾンのピアノは慌てない。性急になることなく、落ち着いたテンポで弾きあげる。ピアノにからみつくオーボエやフルートの美しさ、華麗なカデンツァ。もはや言うことはアリマヘン。
カップリングは、最後のピアノ協奏曲、第27番変ロ長調K595。これは、20番以上にデリカシーに溢れた名盤だと思うのだが、これについてはまたどこかで書きます。
今、おそらくこのCDは新品でも1000円程度で買えるはず。いつも書いてますが、なんと幸福な時代なんでしょう。