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2006/08/03のBlog
[ 04:52 ]
[ 交響曲 ]
連日の猛暑です。
早朝の田んぼの中をジョギングするのは気持ちがエエです。朝露に濡れた畦道をゆっくり走っていると、水路に亀がのろのろ動く姿が見えたり、虫の音が気持ちよかったり・・・。そう、昼の時間帯は蝉が騒々しいんですが、早朝にはもう秋の虫が鳴いてます。8月の暑さといいながら、確実に次の季節が準備してますな。
さて、今日はベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」。
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏で。
これぞ、ボクをクラシック音楽の世界に引っ張り込んでくれた記念すべきベートーヴェン。
初めて購入したベートーヴェン全集。発売から四半世紀、今だに色褪せない、かけがえのないベートーヴェン全集。
この「田園」はバーンスタインの情熱が幸福な田園風景に重なって、美しい演奏になっている。
ウィーン・フィルの音がイイ。録音(ライブ録音だが客席の騒音はない)のせいか、やや低音が強調されているぶん、響きに落ち着きがあるし、重心が低く、分厚い迫力もある。
第1・2ヴァイオリンの音色はさすがにウィーン・フィル、ツヤがあって滑らか。かさついたりトゲトゲしい音がしないのがイイ。爽やかなブルー系の音ではなく、暖かみのあるピンク系の音と云うべきか。
ヴィオラからチェロ・コンバスの中低音は非常に充実、どっしりと安定感のある響き。
テンポは全体的に速いのだが、あまりセカセカしない。これぞ、本来の「田園」のテンポかなと思わせる説得力がある。
第2楽章のでは木管と弦楽セクションの掛け合いが全く美しい。木管の響きは格別だし、コーダの部分でグッとテンポが落ちて味わい深い表現になっているのもイイ。
第3楽章はホルンの音。このソロは絶品(誰が吹いているのかな?)。コクがあって、甘みがあって、食べてみたら口の中で芳醇な味がさらに広がるというか・・・・・もうウットリしてしまう。
第4楽章はティンパニ。強烈で、張りも十分、気持ちいい音。
終楽章はゆったりとしたテンポで、ヴァイオリンが感謝のテーマを奏でてゆく。優しく、暖かく、黄金色に輝いて・・・・ああ、エエ音やなぁ、美しいなぁ、人生ってエエなぁ・・・・と思わせてくれる。幸福なフィナーレ。
基本的にバーンスタインは明朗で前向きな音楽をつくる。楽観的と言ってもいいかな。だから、感謝と幸福、人生の肯定で満たされた「田園」には実にふさわしい。
バーンスタイン/VPOが作り出すこの終楽章を聴いていると、古典派から出発したベートーヴェンが、いつしかロマンの世界に傾斜してゆくのが見えてくる。
ホンマに見事な「田園」だと思う。
早朝の田んぼの中をジョギングするのは気持ちがエエです。朝露に濡れた畦道をゆっくり走っていると、水路に亀がのろのろ動く姿が見えたり、虫の音が気持ちよかったり・・・。そう、昼の時間帯は蝉が騒々しいんですが、早朝にはもう秋の虫が鳴いてます。8月の暑さといいながら、確実に次の季節が準備してますな。
さて、今日はベートーヴェンの交響曲第6番ヘ長調「田園」。
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏で。
これぞ、ボクをクラシック音楽の世界に引っ張り込んでくれた記念すべきベートーヴェン。
初めて購入したベートーヴェン全集。発売から四半世紀、今だに色褪せない、かけがえのないベートーヴェン全集。
この「田園」はバーンスタインの情熱が幸福な田園風景に重なって、美しい演奏になっている。
ウィーン・フィルの音がイイ。録音(ライブ録音だが客席の騒音はない)のせいか、やや低音が強調されているぶん、響きに落ち着きがあるし、重心が低く、分厚い迫力もある。
第1・2ヴァイオリンの音色はさすがにウィーン・フィル、ツヤがあって滑らか。かさついたりトゲトゲしい音がしないのがイイ。爽やかなブルー系の音ではなく、暖かみのあるピンク系の音と云うべきか。
ヴィオラからチェロ・コンバスの中低音は非常に充実、どっしりと安定感のある響き。
テンポは全体的に速いのだが、あまりセカセカしない。これぞ、本来の「田園」のテンポかなと思わせる説得力がある。
第2楽章のでは木管と弦楽セクションの掛け合いが全く美しい。木管の響きは格別だし、コーダの部分でグッとテンポが落ちて味わい深い表現になっているのもイイ。
第3楽章はホルンの音。このソロは絶品(誰が吹いているのかな?)。コクがあって、甘みがあって、食べてみたら口の中で芳醇な味がさらに広がるというか・・・・・もうウットリしてしまう。
第4楽章はティンパニ。強烈で、張りも十分、気持ちいい音。
終楽章はゆったりとしたテンポで、ヴァイオリンが感謝のテーマを奏でてゆく。優しく、暖かく、黄金色に輝いて・・・・ああ、エエ音やなぁ、美しいなぁ、人生ってエエなぁ・・・・と思わせてくれる。幸福なフィナーレ。
基本的にバーンスタインは明朗で前向きな音楽をつくる。楽観的と言ってもいいかな。だから、感謝と幸福、人生の肯定で満たされた「田園」には実にふさわしい。
バーンスタイン/VPOが作り出すこの終楽章を聴いていると、古典派から出発したベートーヴェンが、いつしかロマンの世界に傾斜してゆくのが見えてくる。
ホンマに見事な「田園」だと思う。
2006/08/02のBlog
[ 05:15 ]
[ 交響曲 ]
猛暑であります。
こういう時は北欧音楽ですね。
そこで今日は、シベリウスの交響曲第2番。
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の演奏。
1970年5月22日、東京文化会館でのライヴ録音。
セル/クリーヴランド管が大阪の万国博覧会にあわせて来日した時の公演。2000年、セル没後30年」、その演奏が2枚組で復活、もの凄い名演で圧倒された・・・・。
録音も当時の水準を考えれば、素晴らしい音。
セルの現役時代はボクは知らない。ボクがクラシック音楽を聴き始めた頃には、すでに故人だった。
遺されたLPは、1980年前後にはソニーの廉価盤(1300円)で買えた。
このLPは安かったが、音も悪かった。乾いた音で、音場も狭く、特に高音がカサカサして聴きずらかった。同時期に廉価発売されていたオーマンディ/フィラデルフィア管のゴージャスな音に比べて、冷たい感じで、全く淋しいものだった。
演奏はもの凄いアンサンブルで圧倒的なのに、録音で損をしているな・・・・そんな感じだった。
しかし、この来日ライヴは別格。音も良く、ライヴなのに完璧なアンサンブル。
しかも実演特有の熱気が漂う。シベリウスなので涼味漂うすがすがしい音楽なのだが、演奏の熱さが伝わってくる。
音も冷たくない。36年前の実況とはとても思えない。SONYのリマスタリング技術はスゴイ。
今までセルのスタジオ録音で聴いてきたモーツァルトやベートーヴェン、ブラームスの音とは全く違う。温もりのある音。クリーヴランド管のスタジオ録音とは別物。
第3楽章の快速パッセージの合奏など、たまげるほどの巧さ。こんなんアリか?これ、ライヴやで・・。
楽器で特に素晴らしいのは木管群か。シベリウスの2番は、木管の味わい深さが際だつ交響曲だと思うのだが、セル/クリーヴランド管の演奏で聴くと、冴え冴えとして実に美しい。
終曲の盛り上がりは感動的。このまま終わって欲しくないと、聴きながら思ってしまう。驚異的なアンサンブルを最後まで持続し、音楽美の表現に徹した名演。
これを生で聴いた思い出などもネット上で拝見します。羨ましいなぁ。
同時期に来日していたカラヤン/ベルリンpoの演奏を吹っ飛ばしてしまう演奏だったとの評をみるにつけ、むべなるかなと思います。
空前絶後、歴史に残る名演だったんでしょう。
こういう時は北欧音楽ですね。
そこで今日は、シベリウスの交響曲第2番。
ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の演奏。
1970年5月22日、東京文化会館でのライヴ録音。
セル/クリーヴランド管が大阪の万国博覧会にあわせて来日した時の公演。2000年、セル没後30年」、その演奏が2枚組で復活、もの凄い名演で圧倒された・・・・。
録音も当時の水準を考えれば、素晴らしい音。
セルの現役時代はボクは知らない。ボクがクラシック音楽を聴き始めた頃には、すでに故人だった。
遺されたLPは、1980年前後にはソニーの廉価盤(1300円)で買えた。
このLPは安かったが、音も悪かった。乾いた音で、音場も狭く、特に高音がカサカサして聴きずらかった。同時期に廉価発売されていたオーマンディ/フィラデルフィア管のゴージャスな音に比べて、冷たい感じで、全く淋しいものだった。
演奏はもの凄いアンサンブルで圧倒的なのに、録音で損をしているな・・・・そんな感じだった。
しかし、この来日ライヴは別格。音も良く、ライヴなのに完璧なアンサンブル。
しかも実演特有の熱気が漂う。シベリウスなので涼味漂うすがすがしい音楽なのだが、演奏の熱さが伝わってくる。
音も冷たくない。36年前の実況とはとても思えない。SONYのリマスタリング技術はスゴイ。
今までセルのスタジオ録音で聴いてきたモーツァルトやベートーヴェン、ブラームスの音とは全く違う。温もりのある音。クリーヴランド管のスタジオ録音とは別物。
第3楽章の快速パッセージの合奏など、たまげるほどの巧さ。こんなんアリか?これ、ライヴやで・・。
楽器で特に素晴らしいのは木管群か。シベリウスの2番は、木管の味わい深さが際だつ交響曲だと思うのだが、セル/クリーヴランド管の演奏で聴くと、冴え冴えとして実に美しい。
終曲の盛り上がりは感動的。このまま終わって欲しくないと、聴きながら思ってしまう。驚異的なアンサンブルを最後まで持続し、音楽美の表現に徹した名演。
これを生で聴いた思い出などもネット上で拝見します。羨ましいなぁ。
同時期に来日していたカラヤン/ベルリンpoの演奏を吹っ飛ばしてしまう演奏だったとの評をみるにつけ、むべなるかなと思います。
空前絶後、歴史に残る名演だったんでしょう。
2006/08/01のBlog
[ 05:23 ]
[ 交響曲 ]
今日から8月。
四国では夏真っ盛りの日々が続いております。
7月は雨が多かったので(今年は5月も雨が多かったですな)、このくらい好天が続くのは結構なことかもしれません。
朝のジョギングを続けていると、稲の生長がよく分かります。
夏の盛りは稲の生育の盛りでもあります。
今年も豊作でありますように。
さて、今日はビゼーの交響曲ハ長調。
(病から復帰間近な)小澤征爾の指揮フランス国立管弦楽団の演奏。
1982年4月の録音。EMI盤。
この交響曲はビゼー17歳の時に作曲したもの。日本で云えば高校2年生の年頃。天才とはこういうものか。
30分ちょっとの短い交響曲だが、後年のメロディ・メーカーの個性が早くも発揮された佳曲。若いビゼーの溌剌とした楽想、瑞々しい若さが魅力的。
第1楽章のキビキビと跳ねるようなリズムが心地よい。心浮き立つような音楽を、フランス国立管が好演。
実はワンパターン、同じことの繰り返しのようなこの楽章をが、生き生きと弾むような音楽に終始するのは、小澤のリズム感の賜物か。
第2楽章アダージョ。オーボエのソロが抒情的で美しい。民謡風のテーマがもの悲しく、感傷的に響く。郷愁を誘うような雰囲気もある。
フランスのオケなのに(・・・なのにと云っていいのか)、ストリングスもよく揃って心地よい。
第3楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。
少しテンポを抑えめにしたアレグロ。小澤は、ここでは勢いよりも精妙さを目指している感じ。ヴァイオリン群の音色が、特にしなやかで美しい。
終楽章もアレグロ。小澤の指揮はますます精妙にして流麗。全体的には几帳面な指揮ぶりといえそう。この辺が彼が欧米で受ける理由かも。
フランス国立管の演奏は好感が持てる。一生懸命だし、よく揃って響きがとても美しい。
ビゼーはこの交響曲を作曲したころからスクスク育ちました。
成長の真っ盛りだったんですなぁ。
四国では夏真っ盛りの日々が続いております。
7月は雨が多かったので(今年は5月も雨が多かったですな)、このくらい好天が続くのは結構なことかもしれません。
朝のジョギングを続けていると、稲の生長がよく分かります。
夏の盛りは稲の生育の盛りでもあります。
今年も豊作でありますように。
さて、今日はビゼーの交響曲ハ長調。
(病から復帰間近な)小澤征爾の指揮フランス国立管弦楽団の演奏。
1982年4月の録音。EMI盤。
この交響曲はビゼー17歳の時に作曲したもの。日本で云えば高校2年生の年頃。天才とはこういうものか。
30分ちょっとの短い交響曲だが、後年のメロディ・メーカーの個性が早くも発揮された佳曲。若いビゼーの溌剌とした楽想、瑞々しい若さが魅力的。
第1楽章のキビキビと跳ねるようなリズムが心地よい。心浮き立つような音楽を、フランス国立管が好演。
実はワンパターン、同じことの繰り返しのようなこの楽章をが、生き生きと弾むような音楽に終始するのは、小澤のリズム感の賜物か。
第2楽章アダージョ。オーボエのソロが抒情的で美しい。民謡風のテーマがもの悲しく、感傷的に響く。郷愁を誘うような雰囲気もある。
フランスのオケなのに(・・・なのにと云っていいのか)、ストリングスもよく揃って心地よい。
第3楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。
少しテンポを抑えめにしたアレグロ。小澤は、ここでは勢いよりも精妙さを目指している感じ。ヴァイオリン群の音色が、特にしなやかで美しい。
終楽章もアレグロ。小澤の指揮はますます精妙にして流麗。全体的には几帳面な指揮ぶりといえそう。この辺が彼が欧米で受ける理由かも。
フランス国立管の演奏は好感が持てる。一生懸命だし、よく揃って響きがとても美しい。
ビゼーはこの交響曲を作曲したころからスクスク育ちました。
成長の真っ盛りだったんですなぁ。
2006/07/31のBlog
[ 05:32 ]
[ 器楽曲 ]
猛暑到来。この頃は夜にジョギングをしています。
7時半頃、四国では日没。この時間帯の西空がホンマに綺麗。
山の端が金色になってそれが上に行くほど漆黒の夜空に。ちょうど今は半月手前、夕月が綺麗に浮かびます。
ああ、絶景。田舎暮らしの有り難さを感じますな。汗だくでジョギングもこの時期はしんどいんですが、しばしその疲れを忘れます。
今日は「月光」を。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番。
演奏はエミール・ギレリス。
1980年9月、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。
ギレリスは「鋼鉄のピアニスト」というニックネームで損をしているような気がする。この「月光」は鋼鉄とは無縁。
慈愛に満ちた、そして細部まで克明な素晴らしい演奏になっている。
第1楽章の遅いテンポ。
一音一音が丁寧に弾かれ、想いが込められた温かさ。たゆたう月光。
ベートーヴェンの作曲の意図に「月光」は勿論なかったわけだが、このタイトルでこの楽章を聴くと、ましてやギレリスの美しい音で聴くと、水面に揺らめく月の光を連想してしまう。
第2楽章も克明な弾きっぷり。テンポは速くない。
跳ねるような、時に躓くようなこの楽章のリズムを、きちんとギレリスは弾いてゆく。
強い打鍵のところの音色は、締まりがイイ。左手の動きなど、特に締まりがイイ。
だから第3楽章の速さが際だつ。実際はそんなに速いテンポではないのだが、聴感上、非常に速い。目眩くようなスピード感を味わえる。
高音部のトリルなど実に格好いい。
迫力も十分で、打鍵の強靱さに、「鋼鉄」の面影チラリ。決然としたベートーヴェンになっている。
さて、真夏のダイエット。
食事を少し減らして、朝晩ジョグ&ウォークにいそしみましょう。
※
昨日からのDoblog不調にもかかわらずアクセスをいただきありがとうございます。
どうも、ボク自身もログインできず、更新不能の状態が増えてきました。
困ったものです。
7時半頃、四国では日没。この時間帯の西空がホンマに綺麗。
山の端が金色になってそれが上に行くほど漆黒の夜空に。ちょうど今は半月手前、夕月が綺麗に浮かびます。
ああ、絶景。田舎暮らしの有り難さを感じますな。汗だくでジョギングもこの時期はしんどいんですが、しばしその疲れを忘れます。
今日は「月光」を。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番。
演奏はエミール・ギレリス。
1980年9月、ベルリンのイエス・キリスト教会での録音。
ギレリスは「鋼鉄のピアニスト」というニックネームで損をしているような気がする。この「月光」は鋼鉄とは無縁。
慈愛に満ちた、そして細部まで克明な素晴らしい演奏になっている。
第1楽章の遅いテンポ。
一音一音が丁寧に弾かれ、想いが込められた温かさ。たゆたう月光。
ベートーヴェンの作曲の意図に「月光」は勿論なかったわけだが、このタイトルでこの楽章を聴くと、ましてやギレリスの美しい音で聴くと、水面に揺らめく月の光を連想してしまう。
第2楽章も克明な弾きっぷり。テンポは速くない。
跳ねるような、時に躓くようなこの楽章のリズムを、きちんとギレリスは弾いてゆく。
強い打鍵のところの音色は、締まりがイイ。左手の動きなど、特に締まりがイイ。
だから第3楽章の速さが際だつ。実際はそんなに速いテンポではないのだが、聴感上、非常に速い。目眩くようなスピード感を味わえる。
高音部のトリルなど実に格好いい。
迫力も十分で、打鍵の強靱さに、「鋼鉄」の面影チラリ。決然としたベートーヴェンになっている。
さて、真夏のダイエット。
食事を少し減らして、朝晩ジョグ&ウォークにいそしみましょう。
※
昨日からのDoblog不調にもかかわらずアクセスをいただきありがとうございます。
どうも、ボク自身もログインできず、更新不能の状態が増えてきました。
困ったものです。
2006/07/30のBlog
[ 09:03 ]
[ 協奏曲 ]
昨晩からDoblogが重くて更新不能でありました。
今は復旧したようですが、サーバーのダウンなのか、よくトラブルが起こっているようです。
さて今日はブラームスのピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.83。
スヴャトスラフ・リヒテルのピアノ、ロリン・マゼール指揮パリ管弦楽団の演奏。
1969年の録音、EMI原盤。
これは面白い演奏。
第1楽章から、リヒテルのピアノは実に大柄。豪快豪壮で華麗なピアニズム。冒頭のソロなど圧倒的な迫力であり、存在感。たった一台のピアノでオーケストラ全員を睥睨し、「かかってこいや」と言わんばかりの大胆さ。
それに挑みかかるマゼール/パリ管もなかなかのくせ者。ゆったりと雄大なピアノに対して、快速なトゥッティで応じるところなど「やるなぁ」と、こちらもニヤリとしてしまう。リヒテルはそんなことお構いなしに、スケール雄大な演奏を繰り広げてゆく。
展開部に入るとマゼール/パリ管はピタッとピアノにくっついて、機能的で見事な伴奏を。マゼールのバトンテクニック、さすがにスゴイもんだ。この人、若い頃から大天才だったんやなぁ・・・・。
オケで聴きものは、管楽器か。やはりフランス、概して鼻にかかったような華やかな音色が面白い。出だしの、あのホルンの甘い音色が、爽快に軽やかに響くのは、フランスのオケならではと思った。
リヒテルのピアノは演奏が進むにつれて、どんどん白熱する。ライヴ的な感興あり。
カラヤンとのチャイコフスキーがそうであったように、リヒテルはマイペースで情熱的。自分の揺るぎない解釈を惜しげもなく披露してゆく。推進力に溢れて、オケに「ついてこいや」と云っているかのような演奏。これ、伴奏もやりにくかったんじゃないかいなぁ?今、これだけの迫力(もっと云えば独善的・・・)をもつピアニストがいるか?
第2楽章に入っても、リヒテルのピアノは、うねったり、叫き散らしたり、悲鳴をあげて泣いたり・・・様々な表情を見せる。ピアニシモでは一転、清潔で潤いに満ちた演奏。
伴奏ともよく融合して見事な協奏曲になっている。第1楽章と比べて大違い。恐れ入りました。
LP時代はこの楽章の終わりで音が割れて弱ったものだが(針が上手くトレースできなかったのか、プレスが悪かったのか不明なのだが)、CDは有り難い。LPでは片面30分近くを収めると、内周部でよく音が割れたものだ・・・。
マゼールはやる気まんまん。オケの音は熱気に満ちて、ヤケドしそうな感じ。
第3楽章、チェロ協奏曲かと思うほど優美な旋律が延々と続く。そして、これもまた優美でリリカルなピアノ。
終楽章、マジメな北ドイツ人のブラームスが南国への憧れを歌っている。オケとピアノが一体化して生み出す迫力は素晴らしい。
40年近く前の録音。さすがに音は古びてます。
しかし、この熱気、この面白さは古びてません。
リヒテルは凄いピアニストでありました。
今は復旧したようですが、サーバーのダウンなのか、よくトラブルが起こっているようです。
さて今日はブラームスのピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.83。
スヴャトスラフ・リヒテルのピアノ、ロリン・マゼール指揮パリ管弦楽団の演奏。
1969年の録音、EMI原盤。
これは面白い演奏。
第1楽章から、リヒテルのピアノは実に大柄。豪快豪壮で華麗なピアニズム。冒頭のソロなど圧倒的な迫力であり、存在感。たった一台のピアノでオーケストラ全員を睥睨し、「かかってこいや」と言わんばかりの大胆さ。
それに挑みかかるマゼール/パリ管もなかなかのくせ者。ゆったりと雄大なピアノに対して、快速なトゥッティで応じるところなど「やるなぁ」と、こちらもニヤリとしてしまう。リヒテルはそんなことお構いなしに、スケール雄大な演奏を繰り広げてゆく。
展開部に入るとマゼール/パリ管はピタッとピアノにくっついて、機能的で見事な伴奏を。マゼールのバトンテクニック、さすがにスゴイもんだ。この人、若い頃から大天才だったんやなぁ・・・・。
オケで聴きものは、管楽器か。やはりフランス、概して鼻にかかったような華やかな音色が面白い。出だしの、あのホルンの甘い音色が、爽快に軽やかに響くのは、フランスのオケならではと思った。
リヒテルのピアノは演奏が進むにつれて、どんどん白熱する。ライヴ的な感興あり。
カラヤンとのチャイコフスキーがそうであったように、リヒテルはマイペースで情熱的。自分の揺るぎない解釈を惜しげもなく披露してゆく。推進力に溢れて、オケに「ついてこいや」と云っているかのような演奏。これ、伴奏もやりにくかったんじゃないかいなぁ?今、これだけの迫力(もっと云えば独善的・・・)をもつピアニストがいるか?
第2楽章に入っても、リヒテルのピアノは、うねったり、叫き散らしたり、悲鳴をあげて泣いたり・・・様々な表情を見せる。ピアニシモでは一転、清潔で潤いに満ちた演奏。
伴奏ともよく融合して見事な協奏曲になっている。第1楽章と比べて大違い。恐れ入りました。
LP時代はこの楽章の終わりで音が割れて弱ったものだが(針が上手くトレースできなかったのか、プレスが悪かったのか不明なのだが)、CDは有り難い。LPでは片面30分近くを収めると、内周部でよく音が割れたものだ・・・。
マゼールはやる気まんまん。オケの音は熱気に満ちて、ヤケドしそうな感じ。
第3楽章、チェロ協奏曲かと思うほど優美な旋律が延々と続く。そして、これもまた優美でリリカルなピアノ。
終楽章、マジメな北ドイツ人のブラームスが南国への憧れを歌っている。オケとピアノが一体化して生み出す迫力は素晴らしい。
40年近く前の録音。さすがに音は古びてます。
しかし、この熱気、この面白さは古びてません。
リヒテルは凄いピアニストでありました。
2006/07/29のBlog
[ 03:04 ]
[ 交響曲 ]
一気に暑くなって、さすがにエアコンなしにはクラシック音楽を聴くのが辛くなってきました。
ふだんは田園を渡る自然の風で涼をとるんですが、夜でも部屋の温度が32度では、我慢できません(^^ゞ。
・・・・さすがにクーラーは快適。今日は久しぶりにLPを取り出して聴いてます。
懐かしくなった演奏であります。
シューベルトの交響曲第8番ロ短調「未完成」。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1978年3月の録音。DG盤。
1970年代の、ジュリーニ/シカゴ響は最高のコンビだった。
時はショルティの長期政権下、シカゴ響は絶好調。グラミー賞のクラシック・オーケストラ部門と云えば、いつもショルティ/シカゴのレコードだった。
この時期、シカゴ響の録音は名演盤が目白押し。ジュリーニとは共演はもちろん、他にアバド、レヴァインとの録音なども素晴らしい続出した。
特にジュリーニの「第九」シリーズは忘れがたい名演だったし、この「未完成」(レコードは悲劇的とのカップリングだった)も感動的な演奏だった。
第1楽章から実によく鳴るオーケストラ。気持ちよく鳴る。オケの機能・パワー全開でスカッとした音で鳴る。その見事な鳴りっぷりの中で、シューベルトの歌が次から次へと溢れてくる。
ジュリーニらしい、歌に満ちたシューベルト。
テンポはやや遅めなのだが、もたれることはない。晩年のジュリーニが、歌うあまりに粘り着くようなテンポになってしまったのに比べれば、1970年代録音のこの演奏は、全体に若々しい。
時折響くアクセントは強烈。低音がズシッと腹にこたえる力強さ。
弦楽セクションのレガート奏法はジュリーニ独特の歌を伝えてくれる。
再現部に入るとなおいっそう格調高い表現。華美に奔らず実に着く・・・演奏とでも云おうか。終結部の歌は、ジュリーニの心映え。涙なしには聴けない。
第2楽章も、格調高い歌に貫かれている。ストリングスの優しい旋律に乗って、木管が味わい深いソロを聴かせてくれる。これが巧い。全く巧い。
中盤以降はテンポが徐々にゆったりとしてきて、シューベルトの歌の饗宴。
繊細で、瑞々しい歌。ああ、シューベルト。美しさの極み。
2楽章で終わってしまうのが全くもって勿体ない。
曲が終わったとき、ああ、この交響曲は未完成だったのだと思わされる。
この稀代の旋律作家の歌を表現し尽くしたジュリーニの「未完成」、続きを聴きたいと思うのはボクだけでしょうかね。
ふだんは田園を渡る自然の風で涼をとるんですが、夜でも部屋の温度が32度では、我慢できません(^^ゞ。
・・・・さすがにクーラーは快適。今日は久しぶりにLPを取り出して聴いてます。
懐かしくなった演奏であります。
シューベルトの交響曲第8番ロ短調「未完成」。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮シカゴ交響楽団の演奏。
1978年3月の録音。DG盤。
1970年代の、ジュリーニ/シカゴ響は最高のコンビだった。
時はショルティの長期政権下、シカゴ響は絶好調。グラミー賞のクラシック・オーケストラ部門と云えば、いつもショルティ/シカゴのレコードだった。
この時期、シカゴ響の録音は名演盤が目白押し。ジュリーニとは共演はもちろん、他にアバド、レヴァインとの録音なども素晴らしい続出した。
特にジュリーニの「第九」シリーズは忘れがたい名演だったし、この「未完成」(レコードは悲劇的とのカップリングだった)も感動的な演奏だった。
第1楽章から実によく鳴るオーケストラ。気持ちよく鳴る。オケの機能・パワー全開でスカッとした音で鳴る。その見事な鳴りっぷりの中で、シューベルトの歌が次から次へと溢れてくる。
ジュリーニらしい、歌に満ちたシューベルト。
テンポはやや遅めなのだが、もたれることはない。晩年のジュリーニが、歌うあまりに粘り着くようなテンポになってしまったのに比べれば、1970年代録音のこの演奏は、全体に若々しい。
時折響くアクセントは強烈。低音がズシッと腹にこたえる力強さ。
弦楽セクションのレガート奏法はジュリーニ独特の歌を伝えてくれる。
再現部に入るとなおいっそう格調高い表現。華美に奔らず実に着く・・・演奏とでも云おうか。終結部の歌は、ジュリーニの心映え。涙なしには聴けない。
第2楽章も、格調高い歌に貫かれている。ストリングスの優しい旋律に乗って、木管が味わい深いソロを聴かせてくれる。これが巧い。全く巧い。
中盤以降はテンポが徐々にゆったりとしてきて、シューベルトの歌の饗宴。
繊細で、瑞々しい歌。ああ、シューベルト。美しさの極み。
2楽章で終わってしまうのが全くもって勿体ない。
曲が終わったとき、ああ、この交響曲は未完成だったのだと思わされる。
この稀代の旋律作家の歌を表現し尽くしたジュリーニの「未完成」、続きを聴きたいと思うのはボクだけでしょうかね。
2006/07/28のBlog
[ 04:36 ]
[ 交響曲 ]
青々とした夏空が広がります。
石鎚山の緑が目に清々しい季節です。
南天には入道雲。ああ、空が明るいこと!
こういう季節に聴きたいクラシック音楽がありますな。
今日は、R・シュトラウスのアルプス交響曲。
アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルの演奏。
1989年11月、ムジークフェラインザールでの録音。テラーク盤。
プレヴィンの良いところは、音楽が気持ちよく流れて、息づかいがスムーズ、しなやかで清々しい音楽になるところ。
聴いていて実に心地よい。心の襞まで気持ちよくしてくれるような演奏。
R・シュトラウスのアルプス交響曲は、色彩的な描写音楽。映画音楽のようなスペクタクルを味わえる。
こういう音楽を振らせたら、プレヴィンはホンマに巧い。
その昔、ハリウッドの映画音楽を商売にしていたためか、演出巧みで全く聴かせ上手。
このテラーク・レーベルでのR・シュトラウス・シリーズは、どれもかけがえのない名演だった。柔らかく輝かしいウィーン・フィルのサウンドを見事に操って、楽しく、しかも格調の高い演奏を聴かせてくれた。
テラークだけに録音も非常に良く、今も鮮やかな音がする。素晴らしい。
聴きどころ満載の曲で、特にオーケストレーションがスゴイ。
「頂上」の部分など、惚れ惚れする素晴らしさ。アルプスの眺望が一気に開ける雄大な音楽は、R・シュトラウスならでは。
プレヴィン/VPOの演奏で聴くと、華やかさだけでなく、深々とした余韻まで漂ってくる。
「花咲く草原にて」から「高原の牧場」での描写も素晴らしい。花がポッ、ポッと咲くところや、牧場でののどかな風景が「見える」ような演奏。繊細でニュアンスに富んでいて、しかも音が美しい。VPOの艶やかさを堪能できる。
「嵐の前の静けさ」でのピアニシモもイイ。微妙なニュアンス、そして激しい雷雨での迫力。その迫力が、単に体力自慢の力ずくではなく、丸みを帯びた懐の大きい力強さなのが、プレヴィンらしくて良い。
VPOも真摯に一生懸命弾いているが、音そのものには余裕がある。さすがだなぁ。
プレヴィンのR・シュトラウス、エヴァー・グリーン的な名盤かと思います。
石鎚山の緑が目に清々しい季節です。
南天には入道雲。ああ、空が明るいこと!
こういう季節に聴きたいクラシック音楽がありますな。
今日は、R・シュトラウスのアルプス交響曲。
アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルの演奏。
1989年11月、ムジークフェラインザールでの録音。テラーク盤。
プレヴィンの良いところは、音楽が気持ちよく流れて、息づかいがスムーズ、しなやかで清々しい音楽になるところ。
聴いていて実に心地よい。心の襞まで気持ちよくしてくれるような演奏。
R・シュトラウスのアルプス交響曲は、色彩的な描写音楽。映画音楽のようなスペクタクルを味わえる。
こういう音楽を振らせたら、プレヴィンはホンマに巧い。
その昔、ハリウッドの映画音楽を商売にしていたためか、演出巧みで全く聴かせ上手。
このテラーク・レーベルでのR・シュトラウス・シリーズは、どれもかけがえのない名演だった。柔らかく輝かしいウィーン・フィルのサウンドを見事に操って、楽しく、しかも格調の高い演奏を聴かせてくれた。
テラークだけに録音も非常に良く、今も鮮やかな音がする。素晴らしい。
聴きどころ満載の曲で、特にオーケストレーションがスゴイ。
「頂上」の部分など、惚れ惚れする素晴らしさ。アルプスの眺望が一気に開ける雄大な音楽は、R・シュトラウスならでは。
プレヴィン/VPOの演奏で聴くと、華やかさだけでなく、深々とした余韻まで漂ってくる。
「花咲く草原にて」から「高原の牧場」での描写も素晴らしい。花がポッ、ポッと咲くところや、牧場でののどかな風景が「見える」ような演奏。繊細でニュアンスに富んでいて、しかも音が美しい。VPOの艶やかさを堪能できる。
「嵐の前の静けさ」でのピアニシモもイイ。微妙なニュアンス、そして激しい雷雨での迫力。その迫力が、単に体力自慢の力ずくではなく、丸みを帯びた懐の大きい力強さなのが、プレヴィンらしくて良い。
VPOも真摯に一生懸命弾いているが、音そのものには余裕がある。さすがだなぁ。
プレヴィンのR・シュトラウス、エヴァー・グリーン的な名盤かと思います。
2006/07/27のBlog
[ 01:34 ]
[ 管弦楽曲 ]
四国は梅雨明け宣言が出ました。
久しぶりのキラキラした青空は、真夏の空でありました。
そこで今日は真夏の音楽を。
メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」全曲~シェイクスピアの劇の為の音楽 作品61。
ソプラノがキャスリーン・バトル、メッゾ・ソプラノにフレデリカ・フォン・シュターデ。
小澤征爾指揮ボストン交響楽団、タングルウッド音楽祭合唱団の演奏。
吉永小百合のナレーション(台本は松本隆)。
1992年10月ボストンでの録音。
このCD、ジャケットが美しい。天野喜孝のイラストなのだが、お目当ては別にある。
指揮でも楽団でもなく、バトルにシュターデという豪華女声陣でもなく・・・・。
このCDを購入したのは、ナレーションが吉永小百合(様とつけたいくらい)だから。
吉永小百合。
ああ、この名前の響きだけでもウットリしてしまう。日本映画史上最高の歴史的美人女優にして、しかも今も現役。
神々しいばかりの美しさ。彼女をして、神が女性美の何たるかを表現させた・・・・としか云いようがない(と思っているのはボクだけではあるまい)。
いやはや、姿も声も、何という美しさ、気品、清楚、・・・・ああ、賞賛の言葉が見つからんぞ(^^ゞ。
あれは1980年頃だったか、埼玉は狭山湖でのロケに遭遇し、サインを頂戴した。その時の、間近で見る美しさたるや、肝をつぶすというか、足がすくむというか。これほど美しい女性はおるかと心底思ったなぁ。
しかも貧乏学生のボクに握手までしてくれた・・・・その思い出と宛名入りのサインは、まこと一生の宝となった・・・・。
さて、音楽は小澤らしい躍動感に溢れた好演。
序曲から、しなやかなボストン響の弦が楽しめる。シルクタッチの柔らかく清々しい音。温もりがあって、しかも清冽な瑞々しさを併せ持った実にイイ音。
録音は、高音がやや軽い感じがするのだが(DGの「4D録音」はいつもそうだ)、ストリングスは綺麗に録れている。
夜想曲も間奏曲も美しさの極み。
結婚行進曲など、どんな演奏で聴いても感動してしまうボクはド素人なのだが、小澤/BSOの演奏は、とりわけふっくらと丸味を帯びた暖かさがイイ。
女声2人も快調。「夜鶯の歌」はこのCD随一の聴きものと思う。
バトル、シュターデ、いずれ劣らぬ透明感のある声が素晴らしい。高音が空間に抜けてゆく爽快感は、ちょっと別次元の美しさ。
というわけで、この夏も、何回かは取り出すことになるであろうCDであります。
久しぶりのキラキラした青空は、真夏の空でありました。
そこで今日は真夏の音楽を。
メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」全曲~シェイクスピアの劇の為の音楽 作品61。
ソプラノがキャスリーン・バトル、メッゾ・ソプラノにフレデリカ・フォン・シュターデ。
小澤征爾指揮ボストン交響楽団、タングルウッド音楽祭合唱団の演奏。
吉永小百合のナレーション(台本は松本隆)。
1992年10月ボストンでの録音。
このCD、ジャケットが美しい。天野喜孝のイラストなのだが、お目当ては別にある。
指揮でも楽団でもなく、バトルにシュターデという豪華女声陣でもなく・・・・。
このCDを購入したのは、ナレーションが吉永小百合(様とつけたいくらい)だから。
吉永小百合。
ああ、この名前の響きだけでもウットリしてしまう。日本映画史上最高の歴史的美人女優にして、しかも今も現役。
神々しいばかりの美しさ。彼女をして、神が女性美の何たるかを表現させた・・・・としか云いようがない(と思っているのはボクだけではあるまい)。
いやはや、姿も声も、何という美しさ、気品、清楚、・・・・ああ、賞賛の言葉が見つからんぞ(^^ゞ。
あれは1980年頃だったか、埼玉は狭山湖でのロケに遭遇し、サインを頂戴した。その時の、間近で見る美しさたるや、肝をつぶすというか、足がすくむというか。これほど美しい女性はおるかと心底思ったなぁ。
しかも貧乏学生のボクに握手までしてくれた・・・・その思い出と宛名入りのサインは、まこと一生の宝となった・・・・。
さて、音楽は小澤らしい躍動感に溢れた好演。
序曲から、しなやかなボストン響の弦が楽しめる。シルクタッチの柔らかく清々しい音。温もりがあって、しかも清冽な瑞々しさを併せ持った実にイイ音。
録音は、高音がやや軽い感じがするのだが(DGの「4D録音」はいつもそうだ)、ストリングスは綺麗に録れている。
夜想曲も間奏曲も美しさの極み。
結婚行進曲など、どんな演奏で聴いても感動してしまうボクはド素人なのだが、小澤/BSOの演奏は、とりわけふっくらと丸味を帯びた暖かさがイイ。
女声2人も快調。「夜鶯の歌」はこのCD随一の聴きものと思う。
バトル、シュターデ、いずれ劣らぬ透明感のある声が素晴らしい。高音が空間に抜けてゆく爽快感は、ちょっと別次元の美しさ。
というわけで、この夏も、何回かは取り出すことになるであろうCDであります。
2006/07/26のBlog
[ 04:58 ]
[ 管弦楽曲 ]
最近またもPCが不調で、しょっちゅう「落ちる」。
マウスもキーボードもすべて受け付けないので、ハードウェア・リセットして電源再投入すると、ピポ音が出ない。しばらく待って電源入れると、BIOS画面が立ち上がる。
その後XPの起動、チェックディスク、ようやく元に戻ったと思ったら固まっている。
無事起動しても、数分後に突然落ちる・・・・作業中に落ちるのはたまらない・・・今日のブログを書き込む最中にも落ちてしまった・・・・・・(^^ゞ。
詳しい友人に相談したところ、マザーボードの異状ではないかと云う。
HDも怪しいが、おそらくマザーボードだろう、換装せよと友人が云います。
(ボクのPCは3年前に秋葉原のフェイスの通販で買った、いわゆるショップ系であります)・・・・いやはや困ったもんです。
さて、今日は夏らしい陽気が戻りましたので、夏の曲を。
リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。
エマニュエル・クリヴィヌ指揮フィルハーモニア管の演奏。
ヴァイオリン独奏はジャン=ジャック・カントロフ。
1989年4月、ロンドンのオール・セインツ・トゥーティング教会での録音。DENONの廉価盤で購入。
録音は極上。奥行き、高さ、左右の広がり、音像の定位が素晴らしい。そして、教会特有の豊かな残響成分。いわゆる、コンサート・プレゼンスに優れた録音で、臨場感タップリ。スピーカーに正対して聴くのは、実に快感。
「シェエラザード」は、オーケストラのための協奏曲のような作品。次々に飛び出してくるソロ楽器の音色を楽しむには、定位が良いほうがイイ。
また絵の具をグイッと押し出して、そのまま塗りたくったような原色のオーケストレーションを味わうには、程良い分離があったほうがイイ。
その点では、もう、全く見事な録音と言ってよい。
カントロフのヴァイオリンは、ソリストらしい自己主張の強いもの。技巧的で、装飾的で、結構派手なソロ。そして、圧倒的な美音。これほど綺麗なヴァイオリン、そう聴けるものではないぞい。
クリヴィヌは全体的に逞しい曲作り。この人、フランス人なので、もっと品良くヤルのかなぁと思っていたら、結構ガッチリ強靱な音づくり。微細なニュアンスよりも、全体的な構造で勝負しているのかな。
ただ、仕上げは美しい。ドロドロ・ネチネチのロシア臭や民族臭とは無縁。表面上はクールな仕上げで、輝いている。
感心したのは第2楽章「カランダール王子の物語」。目眩くようなオーケストラ。色彩は絶えず変化し、ダイナミズムも広大。オケが有機体のように、その姿を刻々と変えてゆく面白さ。カントロフのヴァイオリンも抜群。
「若い王子と若い王女」では、適度にルバートをかけながら、表情づけを行っているが、あまり濃厚ではないのがイイ。ここでは非常に上品なヴァイオリン・ソロ。オケ全体に同化している。
第4楽章の圧倒的なフィナーレも良い。
録音効果抜群。DENONのCDは、ホンマ我が家ではエエ音に鳴ります。
相性がイイんでしょうね。
マウスもキーボードもすべて受け付けないので、ハードウェア・リセットして電源再投入すると、ピポ音が出ない。しばらく待って電源入れると、BIOS画面が立ち上がる。
その後XPの起動、チェックディスク、ようやく元に戻ったと思ったら固まっている。
無事起動しても、数分後に突然落ちる・・・・作業中に落ちるのはたまらない・・・今日のブログを書き込む最中にも落ちてしまった・・・・・・(^^ゞ。
詳しい友人に相談したところ、マザーボードの異状ではないかと云う。
HDも怪しいが、おそらくマザーボードだろう、換装せよと友人が云います。
(ボクのPCは3年前に秋葉原のフェイスの通販で買った、いわゆるショップ系であります)・・・・いやはや困ったもんです。
さて、今日は夏らしい陽気が戻りましたので、夏の曲を。
リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」。
エマニュエル・クリヴィヌ指揮フィルハーモニア管の演奏。
ヴァイオリン独奏はジャン=ジャック・カントロフ。
1989年4月、ロンドンのオール・セインツ・トゥーティング教会での録音。DENONの廉価盤で購入。
録音は極上。奥行き、高さ、左右の広がり、音像の定位が素晴らしい。そして、教会特有の豊かな残響成分。いわゆる、コンサート・プレゼンスに優れた録音で、臨場感タップリ。スピーカーに正対して聴くのは、実に快感。
「シェエラザード」は、オーケストラのための協奏曲のような作品。次々に飛び出してくるソロ楽器の音色を楽しむには、定位が良いほうがイイ。
また絵の具をグイッと押し出して、そのまま塗りたくったような原色のオーケストレーションを味わうには、程良い分離があったほうがイイ。
その点では、もう、全く見事な録音と言ってよい。
カントロフのヴァイオリンは、ソリストらしい自己主張の強いもの。技巧的で、装飾的で、結構派手なソロ。そして、圧倒的な美音。これほど綺麗なヴァイオリン、そう聴けるものではないぞい。
クリヴィヌは全体的に逞しい曲作り。この人、フランス人なので、もっと品良くヤルのかなぁと思っていたら、結構ガッチリ強靱な音づくり。微細なニュアンスよりも、全体的な構造で勝負しているのかな。
ただ、仕上げは美しい。ドロドロ・ネチネチのロシア臭や民族臭とは無縁。表面上はクールな仕上げで、輝いている。
感心したのは第2楽章「カランダール王子の物語」。目眩くようなオーケストラ。色彩は絶えず変化し、ダイナミズムも広大。オケが有機体のように、その姿を刻々と変えてゆく面白さ。カントロフのヴァイオリンも抜群。
「若い王子と若い王女」では、適度にルバートをかけながら、表情づけを行っているが、あまり濃厚ではないのがイイ。ここでは非常に上品なヴァイオリン・ソロ。オケ全体に同化している。
第4楽章の圧倒的なフィナーレも良い。
録音効果抜群。DENONのCDは、ホンマ我が家ではエエ音に鳴ります。
相性がイイんでしょうね。
2006/07/25のBlog
[ 02:47 ]
[ 交響曲 ]
雨も小休止。涼しい一日でありました。
こんな日は、ブラームスの交響曲第2番ニ長調を。
ジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1967年頃の録音でEMI原盤のはずだが、今はライセンスを獲得したDISKYの超廉価盤で再発されている。長いこと、EMIの1300円LP(緑色のジャケットのセラフィム盤)で聴いてきたが、CDに買い直したもの。3枚組で1500円程度だったように思う。
いつも云うが、実に隔世の感あり。
バルビローリが振ると、音楽が優しく温かくなる。
ダンディな男の中にひそむ臆病さ、弱さ、感傷・・・・そんなものが露わになって、聴き手を愛撫するような音楽になってゆく・・・・。
このブラームス全集もそうであって、雄渾なはずの1番交響曲でさえ、温かみのある演奏になってしまう。
今日はその全集の中でもお気に入りの2番を。
第1楽章の冒頭から、しなやかなストリングスに耳が釘付け。録音はあのEMIなので、少しカサつくところがあるが(マスター・テープの経年劣化かもしれない・・・)、ウィーン・フィルらしい鮮やかさは十分に味わえる。
木管の扱いが上手なのがブラームス。それを再現するバルビローリも巧い。ひなびた味わいがたまらない。素朴で懐かしい響きが、ゆっくりと空間に溶けてゆくとろこなど、実に心地よい。夢見るブラームスを一瞬垣間見たような感じ。これぞバルビローリの真骨頂。
特にピアニシモや、デクレッシェンドしてゆくところなど、弱音部でのニュアンスが一杯で、大変デリケート。神経が通った演奏だと思う。
再現部に入る部分でテンポが落ちてゆくところなど、最高だと思う。絶賛に値する、これは「芸」だと思う。ホルンの厚みがあって深い響きも良い。耳に快感。
第2楽章もゆったりとしたフレージング。テンポも遅く、聴き手が身を浸してゆく快感を味わえるブラームス。
響きも感傷的というか、郷愁を誘うというか、過去に向かって振り返り、後ずさりする感じのもの。感傷を引きずるブラームス。遡行的なブラームス。
ストリングスの響きは温かい。バルビローリ特有の暖かさ。
そして、旋律の歌わせ方も美しいのだが、少し粘りがあるのもバルビローリ特有のもの。
第3楽章から終楽章に向かっては、よく歌う演奏。
各楽器のバランスがよく、オケもよく鳴っている。低弦のピチカートや盛んに出現する管楽器のソロ演奏など、文句なしに巧い。ウィーン・フィルの名プレーヤーたちが、巧みな技を披露してくれる。
終楽章も素晴らしい歓喜の楽章。
盛り上がりも十分だが、節度を忘れず、抒情的なところがあるのは、さすがだなぁと思います。
こんな日は、ブラームスの交響曲第2番ニ長調を。
ジョン・バルビローリ指揮ウィーン・フィルの演奏。
1967年頃の録音でEMI原盤のはずだが、今はライセンスを獲得したDISKYの超廉価盤で再発されている。長いこと、EMIの1300円LP(緑色のジャケットのセラフィム盤)で聴いてきたが、CDに買い直したもの。3枚組で1500円程度だったように思う。
いつも云うが、実に隔世の感あり。
バルビローリが振ると、音楽が優しく温かくなる。
ダンディな男の中にひそむ臆病さ、弱さ、感傷・・・・そんなものが露わになって、聴き手を愛撫するような音楽になってゆく・・・・。
このブラームス全集もそうであって、雄渾なはずの1番交響曲でさえ、温かみのある演奏になってしまう。
今日はその全集の中でもお気に入りの2番を。
第1楽章の冒頭から、しなやかなストリングスに耳が釘付け。録音はあのEMIなので、少しカサつくところがあるが(マスター・テープの経年劣化かもしれない・・・)、ウィーン・フィルらしい鮮やかさは十分に味わえる。
木管の扱いが上手なのがブラームス。それを再現するバルビローリも巧い。ひなびた味わいがたまらない。素朴で懐かしい響きが、ゆっくりと空間に溶けてゆくとろこなど、実に心地よい。夢見るブラームスを一瞬垣間見たような感じ。これぞバルビローリの真骨頂。
特にピアニシモや、デクレッシェンドしてゆくところなど、弱音部でのニュアンスが一杯で、大変デリケート。神経が通った演奏だと思う。
再現部に入る部分でテンポが落ちてゆくところなど、最高だと思う。絶賛に値する、これは「芸」だと思う。ホルンの厚みがあって深い響きも良い。耳に快感。
第2楽章もゆったりとしたフレージング。テンポも遅く、聴き手が身を浸してゆく快感を味わえるブラームス。
響きも感傷的というか、郷愁を誘うというか、過去に向かって振り返り、後ずさりする感じのもの。感傷を引きずるブラームス。遡行的なブラームス。
ストリングスの響きは温かい。バルビローリ特有の暖かさ。
そして、旋律の歌わせ方も美しいのだが、少し粘りがあるのもバルビローリ特有のもの。
第3楽章から終楽章に向かっては、よく歌う演奏。
各楽器のバランスがよく、オケもよく鳴っている。低弦のピチカートや盛んに出現する管楽器のソロ演奏など、文句なしに巧い。ウィーン・フィルの名プレーヤーたちが、巧みな技を披露してくれる。
終楽章も素晴らしい歓喜の楽章。
盛り上がりも十分だが、節度を忘れず、抒情的なところがあるのは、さすがだなぁと思います。
2006/07/24のBlog
[ 05:06 ]
[ 管弦楽曲 ]
雨が続きます。四国は大雨です。
高校野球も一部中止。日程が大幅にずれ込むようです(全国的に予選が大変そうでありますな)。
茄子の他に食卓に乗るのはプチトマトにキュウリ。今年はまずまずの出来で、野菜には事欠きません。無農薬なので(というよりあまり世話をしていないんですが・・・(^^ゞ)、味はよろしい。野菜は本来甘いです。
さて、今日はラヴェルの「ボレロ」。
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏。
録音は1956年頃、ボストンのシンフォニー・ホールにて。
RCA原盤のようだが、中古で激安だった。
日本ビクターが発売した名曲全集らしきものの1枚のようであります。
(・・・ジャケットは陳腐なものなので、今日はトマトにしました^^・・・・)。
半世紀も昔の録音。さすがに古びた感じもする。
しかし個々の楽器はよく捉えられていて、当時としては好録音だったと思われる。
ミュンシュの「ボレロ」は原色の絵の具をグイッと押し出して、一気に塗りたくったような演奏。鮮烈で生きのイイボレロ。
繊細なニュアンスよりも、ラヴェルのオーケストレーションの面白さを大胆にクローズアップして、ソロの楽器をどんどん前に出してくるような演奏。
トロンボーンとピッコロが重なるところなど、もの凄い効果。
こんな音色が出とったんかいなぁ・・・・ラヴェルもスゴイが、それを音化しているボストン響もスゴイ。鮮やか、クッキリ、爽快な音。
ホルンのソロはなまめかしい。この音色は、綺麗と云うよりエロティック・官能的な美しさ。
木管の重奏もすごい。聴いたことがないような、全く新しい音色で飛び出してくる。
そして、終盤ではボストン響のストリングスが大活躍する。ああ、衣擦れのようないい音。そして、やや張り気味で、強い音が響く。
もともと、柔らかく、やや暗め、渋めの音が、ボストン響の音なのだろうが、ミュンシュが振ると、少し華やかさが加わる。
ラスト前からは圧倒的な迫力と華やかさ。
ミュンシュはアッチェランド・クレッシェンドをかけながら、大きく盛り上げてゆく。
美音の洪水。圧倒的な迫力。
燃えるミュンシュの面目躍如、大団円でのカタルシス。
高校野球も一部中止。日程が大幅にずれ込むようです(全国的に予選が大変そうでありますな)。
茄子の他に食卓に乗るのはプチトマトにキュウリ。今年はまずまずの出来で、野菜には事欠きません。無農薬なので(というよりあまり世話をしていないんですが・・・(^^ゞ)、味はよろしい。野菜は本来甘いです。
さて、今日はラヴェルの「ボレロ」。
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏。
録音は1956年頃、ボストンのシンフォニー・ホールにて。
RCA原盤のようだが、中古で激安だった。
日本ビクターが発売した名曲全集らしきものの1枚のようであります。
(・・・ジャケットは陳腐なものなので、今日はトマトにしました^^・・・・)。
半世紀も昔の録音。さすがに古びた感じもする。
しかし個々の楽器はよく捉えられていて、当時としては好録音だったと思われる。
ミュンシュの「ボレロ」は原色の絵の具をグイッと押し出して、一気に塗りたくったような演奏。鮮烈で生きのイイボレロ。
繊細なニュアンスよりも、ラヴェルのオーケストレーションの面白さを大胆にクローズアップして、ソロの楽器をどんどん前に出してくるような演奏。
トロンボーンとピッコロが重なるところなど、もの凄い効果。
こんな音色が出とったんかいなぁ・・・・ラヴェルもスゴイが、それを音化しているボストン響もスゴイ。鮮やか、クッキリ、爽快な音。
ホルンのソロはなまめかしい。この音色は、綺麗と云うよりエロティック・官能的な美しさ。
木管の重奏もすごい。聴いたことがないような、全く新しい音色で飛び出してくる。
そして、終盤ではボストン響のストリングスが大活躍する。ああ、衣擦れのようないい音。そして、やや張り気味で、強い音が響く。
もともと、柔らかく、やや暗め、渋めの音が、ボストン響の音なのだろうが、ミュンシュが振ると、少し華やかさが加わる。
ラスト前からは圧倒的な迫力と華やかさ。
ミュンシュはアッチェランド・クレッシェンドをかけながら、大きく盛り上げてゆく。
美音の洪水。圧倒的な迫力。
燃えるミュンシュの面目躍如、大団円でのカタルシス。
2006/07/23のBlog
[ 08:55 ]
[ 協奏曲 ]
夕食は毎晩「ナス」です。無農薬の自家産のナスです。
今年のは出来がよく、軽く炒めた後にショウガ醤油で喰うのが最高に旨いんですな。
旨いというより、甘いと言う方が食感としては合っているような気がします。
エグさがないので、甘く感じるんでしょう。
天ぷらにしてもエエし、漬け物もイケます。
さて、愛媛の高校生は夏休み。
この頃は、2学期の開始を高校独自で決めるので、8月の末から新学期になるようです。「40日間の夏休み」とは言い難いようで、しかも我が家の次男坊は大学受験生なので補習だの模試だの忙しい様子。
まあ頑張ってもらいましょう。
ブリリアントの激安モーツァルト大全集、ポツポツ聴き進めています。
今日はピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456を。
デレク・ハンのピアノ、ポール・フリーマン指揮フィルハーモニア管の演奏。
1995年、ロンドンのヘンリーウッドホールでの録音と紙ジャケにクレジットしてある。
柔らかくふんわりした音で、聴き疲れしない好録音と思う。
全体的にコンパクトによくまとまった好演。
フリーマン/フィルハーモニア管のバックは克明な演奏。何の変哲もない伴奏であって、安心して聴いていられる。
デレク・ハンはピアニシモがとても綺麗なピアニスト。秘かなささやきのようなピアノ。木々の若葉が風を受けてこすれ合うときに、サワサワと柔らかい音がする・・・・そんなピアノに聞こえる。優しいピアニシモ。
音色も透明感があってとてもよい。
第1楽章、独特のリズムに乗りながら管楽器とピアノが呼び交わすときの音など、とても綺麗。見事なものだと思う。愉悦に富んだ演奏を十分に聴かせてくれる。
第2楽章は悲痛な旋律のアンダンテ。フリーマン/フィルハーモニア管は、やや素っ気ない感じ。ピアノのハンは情緒に富む演奏を繰り広げているのに対して、オケの表情は少し違和感有り。
それにしても素敵なピアノ。高音の、磨き上げたような輝かしい音色は何とも美しい。ニュアンスも多彩で、ピアノの紡ぎ出す表情が刻一刻と変化してゆく・・・・その様を味わうのは楽しい。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。ピアノは快活で、明るくよく弾んで全く気持ちよい。玲瓏玉を転がすような演奏だろう。
バックとも息がよくあって、爽快な終曲になっている。
価格のことを云っちゃイケナイんでしょうが、この全集はホンマに激安で好演でありますぞ。
ジャケット写真はいつも同じになりますので、今日は我が家の茄子であります。
今年のは出来がよく、軽く炒めた後にショウガ醤油で喰うのが最高に旨いんですな。
旨いというより、甘いと言う方が食感としては合っているような気がします。
エグさがないので、甘く感じるんでしょう。
天ぷらにしてもエエし、漬け物もイケます。
さて、愛媛の高校生は夏休み。
この頃は、2学期の開始を高校独自で決めるので、8月の末から新学期になるようです。「40日間の夏休み」とは言い難いようで、しかも我が家の次男坊は大学受験生なので補習だの模試だの忙しい様子。
まあ頑張ってもらいましょう。
ブリリアントの激安モーツァルト大全集、ポツポツ聴き進めています。
今日はピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456を。
デレク・ハンのピアノ、ポール・フリーマン指揮フィルハーモニア管の演奏。
1995年、ロンドンのヘンリーウッドホールでの録音と紙ジャケにクレジットしてある。
柔らかくふんわりした音で、聴き疲れしない好録音と思う。
全体的にコンパクトによくまとまった好演。
フリーマン/フィルハーモニア管のバックは克明な演奏。何の変哲もない伴奏であって、安心して聴いていられる。
デレク・ハンはピアニシモがとても綺麗なピアニスト。秘かなささやきのようなピアノ。木々の若葉が風を受けてこすれ合うときに、サワサワと柔らかい音がする・・・・そんなピアノに聞こえる。優しいピアニシモ。
音色も透明感があってとてもよい。
第1楽章、独特のリズムに乗りながら管楽器とピアノが呼び交わすときの音など、とても綺麗。見事なものだと思う。愉悦に富んだ演奏を十分に聴かせてくれる。
第2楽章は悲痛な旋律のアンダンテ。フリーマン/フィルハーモニア管は、やや素っ気ない感じ。ピアノのハンは情緒に富む演奏を繰り広げているのに対して、オケの表情は少し違和感有り。
それにしても素敵なピアノ。高音の、磨き上げたような輝かしい音色は何とも美しい。ニュアンスも多彩で、ピアノの紡ぎ出す表情が刻一刻と変化してゆく・・・・その様を味わうのは楽しい。
終楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。ピアノは快活で、明るくよく弾んで全く気持ちよい。玲瓏玉を転がすような演奏だろう。
バックとも息がよくあって、爽快な終曲になっている。
価格のことを云っちゃイケナイんでしょうが、この全集はホンマに激安で好演でありますぞ。
ジャケット写真はいつも同じになりますので、今日は我が家の茄子であります。