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2008/05/20のBlog
[ 05:29 ]
[ 協奏曲 ]
昼から突風、それとともに雨が降り出しました。
雨の中を外回り、ちとシンドイ一日でありました。
さて、今日はヴァイオリン協奏曲を。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35。
ピンカス・ズーカーマンのヴァイオリン、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの演奏。
1984年3月の録音。CBSソニー国内盤で、1,000円シリーズの中の1枚だった。
ズーカーマンのヴァイオリンがたっぷりと響いて心地よい。適度な太さを持った音が良い。柔らかさと靱さを兼ね備えながら、ゆったり、たっぷりと旋律を歌うヴァイオリン。こういう音はイイ。僕は好きだなぁ。
テクニックも抜群。ジュリアード音楽院出身のことはある。録音当時ズーカーマンは36歳。ヴァイオリニストとして、知情意のバランスの取れた(そして技巧も!)、最も美しい姿が収録されていると思う。
第1楽章は、ロシアの憂愁はあまり感じさせないが、ロマンの香り濃厚な演奏。
ヴァイオリンがよく歌い、時にテンポが揺れる。聴いていて、情念の噴出を感じる。特にコーダが圧巻。素晴らしい出来。
第2楽章は優しい肌触り。潤いのあるヴァイオリンの響きが、実にイイ。濡れたような音で聴くチャイコフスキーもエエなぁと思う。
フィナーレは一転、迫力十分で、一気に押し切る。そのダイナミズムや、良し。
メータ/イスラエル・フィルの伴奏はスケール豊かで、実に大らか。神経質に鳴らず、ゆったりと構えてズーカーマンを包み込んでゆく。そして、時に、ズーカーマンを大きく飛翔させるような感じの伴奏。
オーケストラの響きも十分に美しい。
1984年の録音というと、つい最近のようでいて、もう四半世紀近く前になってしまった・・・・・・としみじみ聴いておりました。
エエ音です。家庭で聴くには十分な音です。
僕がクラシック音楽を一生懸命に聴いていた頃の録音であります。懐かしいです。
いや、今も一生懸命聴いているつもりですが、当時はもっと純粋であったよう気がするのです。
そんな感慨を持って、聴いておりました。
雨の中を外回り、ちとシンドイ一日でありました。
さて、今日はヴァイオリン協奏曲を。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35。
ピンカス・ズーカーマンのヴァイオリン、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの演奏。
1984年3月の録音。CBSソニー国内盤で、1,000円シリーズの中の1枚だった。
ズーカーマンのヴァイオリンがたっぷりと響いて心地よい。適度な太さを持った音が良い。柔らかさと靱さを兼ね備えながら、ゆったり、たっぷりと旋律を歌うヴァイオリン。こういう音はイイ。僕は好きだなぁ。
テクニックも抜群。ジュリアード音楽院出身のことはある。録音当時ズーカーマンは36歳。ヴァイオリニストとして、知情意のバランスの取れた(そして技巧も!)、最も美しい姿が収録されていると思う。
第1楽章は、ロシアの憂愁はあまり感じさせないが、ロマンの香り濃厚な演奏。
ヴァイオリンがよく歌い、時にテンポが揺れる。聴いていて、情念の噴出を感じる。特にコーダが圧巻。素晴らしい出来。
第2楽章は優しい肌触り。潤いのあるヴァイオリンの響きが、実にイイ。濡れたような音で聴くチャイコフスキーもエエなぁと思う。
フィナーレは一転、迫力十分で、一気に押し切る。そのダイナミズムや、良し。
メータ/イスラエル・フィルの伴奏はスケール豊かで、実に大らか。神経質に鳴らず、ゆったりと構えてズーカーマンを包み込んでゆく。そして、時に、ズーカーマンを大きく飛翔させるような感じの伴奏。
オーケストラの響きも十分に美しい。
1984年の録音というと、つい最近のようでいて、もう四半世紀近く前になってしまった・・・・・・としみじみ聴いておりました。
エエ音です。家庭で聴くには十分な音です。
僕がクラシック音楽を一生懸命に聴いていた頃の録音であります。懐かしいです。
いや、今も一生懸命聴いているつもりですが、当時はもっと純粋であったよう気がするのです。
そんな感慨を持って、聴いておりました。
2008/05/19のBlog
[ 06:14 ]
[ 交響曲 ]
日曜日は時間が取れまして・・・・・。
LPなどを聴いておりました。
モーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」。
オトマール・スウィトナー指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1973年3月、ドレスデンのルカ教会での録音。独シャルプラッテンの原盤。
徳間音工のET1001。1,500円の廉価盤LP。
1982年7月に廉価盤化されて、いそいそと買い込んだことを思い出す。
古い話ですなぁ。昔懐かしいLPなのだが、今聴いても演奏は実に新鮮。
第1楽章の心地よいテンポ。非常に快速でスッキリ、爽快なドライブ感がある。このくらい速いと、心が洗われて、涼やかな風が身体の中を通り抜けてゆくような快感がある。
ちょうど今の季節、緑の中で聴くのにふさわしい。
四国の田舎は今、グリーン・シャワーの季節。朝のジョギングは緑の葉擦れの音を楽しみながら、風になった気分を満喫できる・・・・・・。
そんな聴感がスウィトナーのモーツァルトにはある。
音はドレスデン・シュターツカペレらしく、練り絹のしっとり感と極上のアンサンブル。音がまろやかで、この温もり感、暖かさ・柔らかさは他のオケからはチト聴けない。
第2楽章はふっくらとしたサウンドが素晴らしく、優美な響きが聴き手を包み込んでゆく。ルカ教会の音のマジックかな。
しかし、それにしても、ああ、エエ音やなぁ。こんなオケに包み込まれたら、全く幸福だわなぁ。
弦のまろやかさはもちろんイイのだが、木管もとても味わい深く無理のない自然さでとても良い。普通に演奏しているのだろうが、極上の一品になってしまうところが、SKDのすごさかな。
第3楽章メヌエットは一転して快速、心地よい疾走。トリオも巧いもんだ。
そして見事なフィナーレ。オケが一体となって突き進んでゆく。快速でしなやか、軽快にして爽やか。
おそらく、今はこういう演奏は実演ではなかなか聴けない、旧いタイプの演奏になるのだろうが、そうした演奏の中で最も軽やかで美しいものと思う。
聴いた後の気分が、実に爽快。ベタつかないすっきり感が何とも云えない。
スウィトナーのモーツァルトは、いつ聴いても、ホンマに気分が良い。
録音は今も上々であります。
さすがに古びてきましたが、それが一種独特の暖かさにつながっている感じもします。
LPの特徴かもしれません。
独シャルプラッテンの丁寧な仕事と、録音場所のルカ教会の音響の素晴らしさを味わえます。
LPなどを聴いておりました。
モーツァルトの交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」。
オトマール・スウィトナー指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1973年3月、ドレスデンのルカ教会での録音。独シャルプラッテンの原盤。
徳間音工のET1001。1,500円の廉価盤LP。
1982年7月に廉価盤化されて、いそいそと買い込んだことを思い出す。
古い話ですなぁ。昔懐かしいLPなのだが、今聴いても演奏は実に新鮮。
第1楽章の心地よいテンポ。非常に快速でスッキリ、爽快なドライブ感がある。このくらい速いと、心が洗われて、涼やかな風が身体の中を通り抜けてゆくような快感がある。
ちょうど今の季節、緑の中で聴くのにふさわしい。
四国の田舎は今、グリーン・シャワーの季節。朝のジョギングは緑の葉擦れの音を楽しみながら、風になった気分を満喫できる・・・・・・。
そんな聴感がスウィトナーのモーツァルトにはある。
音はドレスデン・シュターツカペレらしく、練り絹のしっとり感と極上のアンサンブル。音がまろやかで、この温もり感、暖かさ・柔らかさは他のオケからはチト聴けない。
第2楽章はふっくらとしたサウンドが素晴らしく、優美な響きが聴き手を包み込んでゆく。ルカ教会の音のマジックかな。
しかし、それにしても、ああ、エエ音やなぁ。こんなオケに包み込まれたら、全く幸福だわなぁ。
弦のまろやかさはもちろんイイのだが、木管もとても味わい深く無理のない自然さでとても良い。普通に演奏しているのだろうが、極上の一品になってしまうところが、SKDのすごさかな。
第3楽章メヌエットは一転して快速、心地よい疾走。トリオも巧いもんだ。
そして見事なフィナーレ。オケが一体となって突き進んでゆく。快速でしなやか、軽快にして爽やか。
おそらく、今はこういう演奏は実演ではなかなか聴けない、旧いタイプの演奏になるのだろうが、そうした演奏の中で最も軽やかで美しいものと思う。
聴いた後の気分が、実に爽快。ベタつかないすっきり感が何とも云えない。
スウィトナーのモーツァルトは、いつ聴いても、ホンマに気分が良い。
録音は今も上々であります。
さすがに古びてきましたが、それが一種独特の暖かさにつながっている感じもします。
LPの特徴かもしれません。
独シャルプラッテンの丁寧な仕事と、録音場所のルカ教会の音響の素晴らしさを味わえます。
2008/05/18のBlog
[ 05:06 ]
[ 交響曲 ]
爽やかな五月、心地よい風の中、仕事でありました。
そして、その風を感じつつ、夜はクラシック音楽を聴いてます。
今が一番良い季節かもしれません。音楽を沢山聴きたいもんです。
今日はシューマンです。
シューマンの交響曲第4番 ニ短調 作品120。
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1973年9月、ドレスデンのルカ教会での録音。EMI盤。
録音データによれば、9月1日から12日までで全集4曲を一気に完成させている。このシューマン全集は、サヴァリッシュの数多い録音の中でも、屈指のものと云えるんじゃないかと思う。
シューマンの噎せ返るようなロマン一杯の名曲を、サヴァリッシュがとてもロマンティックに、そして仕上げは実にスタイリッシュに・・・・相反するような要素を高度な次元でまとめ上げた名演奏。
音楽がうねるように進んでゆく中で、ドレスデン・シュターツカペレのアンサンブルの良さが光る。音も素晴らしい。渋くほの暗く、そしてしっとりと暖かい音色は。ドイツの憂愁の空を思わせるような感じ。
ああ、いつ聴いても良いオケだなぁ。
第1楽章は開始からロマンの薫り高い、素晴らしい演奏。テンポは軽快でシューマンの音楽が奔流となって、聴きながら、それに飲み込まれそうな感じ。音楽は激しいが、造形がカッチリしているのはいかにもサヴァリッシュ流。見事な手綱さばきであり、それに応えるSKDもさすがと言うべきか。
第2楽章は清冽なロマンツェ。ヴァイオリンの響きは郷愁を誘う。木管は、はかなく美しく歌い、その響きは心に染みてくる。味わい深い演奏と思う。
第3楽章は激流のスケルツォ。やや、尖った感じの音楽なのだが、SKDのまろやかな響きがそれを包み込んで、得も言われぬ趣を醸し出す。
うっとりと聴き入ってしまう瞬間が沢山ある。
こういうのを名演奏と云うのだろうなぁ・・・・。
フィナーレはさらにその上をゆく名演。どんどん感興が盛り上がって、指揮とオケが一体となった奔流。素晴らしい。
録音は今も上々であります。
artリマスターが成功しているんでしょう。音はまろやかで、同時に迫力も十分であります。
EMIのこの時期の録音はエエものが多いですね。
そして、その風を感じつつ、夜はクラシック音楽を聴いてます。
今が一番良い季節かもしれません。音楽を沢山聴きたいもんです。
今日はシューマンです。
シューマンの交響曲第4番 ニ短調 作品120。
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。
1973年9月、ドレスデンのルカ教会での録音。EMI盤。
録音データによれば、9月1日から12日までで全集4曲を一気に完成させている。このシューマン全集は、サヴァリッシュの数多い録音の中でも、屈指のものと云えるんじゃないかと思う。
シューマンの噎せ返るようなロマン一杯の名曲を、サヴァリッシュがとてもロマンティックに、そして仕上げは実にスタイリッシュに・・・・相反するような要素を高度な次元でまとめ上げた名演奏。
音楽がうねるように進んでゆく中で、ドレスデン・シュターツカペレのアンサンブルの良さが光る。音も素晴らしい。渋くほの暗く、そしてしっとりと暖かい音色は。ドイツの憂愁の空を思わせるような感じ。
ああ、いつ聴いても良いオケだなぁ。
第1楽章は開始からロマンの薫り高い、素晴らしい演奏。テンポは軽快でシューマンの音楽が奔流となって、聴きながら、それに飲み込まれそうな感じ。音楽は激しいが、造形がカッチリしているのはいかにもサヴァリッシュ流。見事な手綱さばきであり、それに応えるSKDもさすがと言うべきか。
第2楽章は清冽なロマンツェ。ヴァイオリンの響きは郷愁を誘う。木管は、はかなく美しく歌い、その響きは心に染みてくる。味わい深い演奏と思う。
第3楽章は激流のスケルツォ。やや、尖った感じの音楽なのだが、SKDのまろやかな響きがそれを包み込んで、得も言われぬ趣を醸し出す。
うっとりと聴き入ってしまう瞬間が沢山ある。
こういうのを名演奏と云うのだろうなぁ・・・・。
フィナーレはさらにその上をゆく名演。どんどん感興が盛り上がって、指揮とオケが一体となった奔流。素晴らしい。
録音は今も上々であります。
artリマスターが成功しているんでしょう。音はまろやかで、同時に迫力も十分であります。
EMIのこの時期の録音はエエものが多いですね。
2008/05/17のBlog
[ 04:41 ]
[ 交響曲 ]
松山出張、夜はそのまま宴会。
前の、またその前の職場の友人たちと再会、久しぶりに松山の夜を堪能しました。
みなそれぞれにトシをとって、感慨深いものがありましたな。
さあ、また元気を出して、今日からの休日仕事、頑張りまっしょい。
今日はブラームスを聴いてます。
ブラームスの交響曲第3番 ヘ長調 作品90。
コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送響の演奏。
1988年12月の録音。BMGクラシックスの激安輸入盤ボックスからの1枚。
オピッツの弾くピアノ協奏曲に竹澤恭子によるヴァイオリン協奏曲もついて5枚組2,000円ちょっとだったか。第2交響曲が2枚にわたるのが残念だが、この価格では仕方ないか。
(枚数減らすためか、価格を下げるためか、作品が2枚にまたがるボックス物が最近目立ちますな。これは何とかしてもらいたいもんです。少々価格が上がっても、キリの良いトラック分けで聴きたいもの)
さて演奏であります。
この第3交響曲は、オーケストラの響きがとても心地よく、ラストまで飽きずに傾聴できる演奏。
バイエルン放送響の南ドイツ風のやや明るい音が良い。自分の体調の具合かもしれないが(このごろ、すこぶる体調はよろしいので)、実に明るく爽やかで聴きやすい音。
もちろん、明るいと云っても、イタリア系のスッカラカンとした明るさではなく、ドイツの憂愁の空が晴れ渡って、しかしまだ寒気が残って・・・・そう、春先の暖かな、ぽかぽかとした感じ・・・・・・うまく云えないのだが、そんな明るさ。
デイヴィスの指揮は無理にスケールの大きさを出さずに、身の丈にあったブラームスという感じで好感が持てる。中庸で、大人の穏やかさ・品性といったものが演奏を通じて伝わってきて、清々しい思いで聴ける。オケの音色も明るいが、演奏全体の雰囲気も暖かい感じがして、実によい。
ブラームスの第3交響曲は、どの楽章も最後がスーッと消えてゆくので、印象は渋く淋しいのだが、そんな特徴をうまく引き出しながら、暖かみを加えた演奏というべきか。
鋭い感性はあまり感じないし、特に目立つようなところもないのだが、この頃はこういう演奏が好みになってきました。
加齢生活にはちょうど良い感じの演奏。
特にイイのは第2楽章の、ゆったりとしたテンポの中からブラームスの美しくも渋い旋律が湧き上がってくるところ。
第3楽章の、水彩画のような、淡々とした抒情も良い。この旋律は、いつ聴いても美しい。
オケは大層巧い。バイエルン放送響、大したオーケストラであります。
そういえば、『レコード芸術』5月号でのオーケストラ特集でも、非常に評判がよろしかった・・・・。
録音は今も十分に美しいです。
もう20年も前の録音になるんだなぁと感慨深いものがあります。
オケの音はホンマに素晴らしい。それを実に美しく捉えたイイ録音であります。
前の、またその前の職場の友人たちと再会、久しぶりに松山の夜を堪能しました。
みなそれぞれにトシをとって、感慨深いものがありましたな。
さあ、また元気を出して、今日からの休日仕事、頑張りまっしょい。
今日はブラームスを聴いてます。
ブラームスの交響曲第3番 ヘ長調 作品90。
コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送響の演奏。
1988年12月の録音。BMGクラシックスの激安輸入盤ボックスからの1枚。
オピッツの弾くピアノ協奏曲に竹澤恭子によるヴァイオリン協奏曲もついて5枚組2,000円ちょっとだったか。第2交響曲が2枚にわたるのが残念だが、この価格では仕方ないか。
(枚数減らすためか、価格を下げるためか、作品が2枚にまたがるボックス物が最近目立ちますな。これは何とかしてもらいたいもんです。少々価格が上がっても、キリの良いトラック分けで聴きたいもの)
さて演奏であります。
この第3交響曲は、オーケストラの響きがとても心地よく、ラストまで飽きずに傾聴できる演奏。
バイエルン放送響の南ドイツ風のやや明るい音が良い。自分の体調の具合かもしれないが(このごろ、すこぶる体調はよろしいので)、実に明るく爽やかで聴きやすい音。
もちろん、明るいと云っても、イタリア系のスッカラカンとした明るさではなく、ドイツの憂愁の空が晴れ渡って、しかしまだ寒気が残って・・・・そう、春先の暖かな、ぽかぽかとした感じ・・・・・・うまく云えないのだが、そんな明るさ。
デイヴィスの指揮は無理にスケールの大きさを出さずに、身の丈にあったブラームスという感じで好感が持てる。中庸で、大人の穏やかさ・品性といったものが演奏を通じて伝わってきて、清々しい思いで聴ける。オケの音色も明るいが、演奏全体の雰囲気も暖かい感じがして、実によい。
ブラームスの第3交響曲は、どの楽章も最後がスーッと消えてゆくので、印象は渋く淋しいのだが、そんな特徴をうまく引き出しながら、暖かみを加えた演奏というべきか。
鋭い感性はあまり感じないし、特に目立つようなところもないのだが、この頃はこういう演奏が好みになってきました。
加齢生活にはちょうど良い感じの演奏。
特にイイのは第2楽章の、ゆったりとしたテンポの中からブラームスの美しくも渋い旋律が湧き上がってくるところ。
第3楽章の、水彩画のような、淡々とした抒情も良い。この旋律は、いつ聴いても美しい。
オケは大層巧い。バイエルン放送響、大したオーケストラであります。
そういえば、『レコード芸術』5月号でのオーケストラ特集でも、非常に評判がよろしかった・・・・。
録音は今も十分に美しいです。
もう20年も前の録音になるんだなぁと感慨深いものがあります。
オケの音はホンマに素晴らしい。それを実に美しく捉えたイイ録音であります。
2008/05/16のBlog
[ 03:45 ]
[ 交響曲 ]
一昨日から、わがDoblogは非常に重かったです。
コメントの返信どころか、記事の投稿も出来ませんでした。
今はとても軽くなってます。いろいろあるんでしょうが、Doblogスタッフの人たちも大変でしょう。無料ブログとはいえ、苦情も多いんじゃないんでしょうかね。
このごろは、短気な人が増えて、(世の中の動きが速くなっているからでしょうかねえ・・・)、何かと言えばすぐにクレーム、なかなか我慢が出来ない社会になっているような気がします。それに、文句を言う割には、褒めることをしませんしねえ・・・・・。
だから、僕が褒めてあげまっしょい。Doblogのスタッフさん。感謝してまっせ。
タダで、こんなに遊ばせてもろて、有り難いことやと思うとります。
さて、五月の爽やかな空気の中で、今日はシベリウスを聴きました。
シベリウスの交響曲第2番。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1980年11月、ベルリンにて、EMIのデジタル初期の録音。
演奏はよいのだが、音が少し硬い。デジタル初期の、レコード各社の録音スタッフが試行錯誤している時期のものだなぁ・・・・・独特の硬さ、高音のキャンキャンしたところが耳につく感じ。
カラヤンはシベリウスが得意だった。
民族臭さはないのだが、この交響曲が持つ独特のノスタルジックな趣は十分に表出していると思う。
仕上げは一級の高級品。手作りの民芸品ではなく、最新鋭、先端技術での量産される工房作品とでも云うべきか。たいそう巧いし、しかも外観がカッコイイのだ。
第1楽章はスケール大きい名演。
素晴らしいのは第2楽章の情感。ベルリン・フィルの反応が素晴らしく鋭敏で、カラヤンの棒にピタッとついている感じ。いや、それ以上に、カラヤンの棒より先回りして、自主的にどんどん演奏している感もある。緩急や強弱はカラヤンの指示だろうが、それ以上の演奏の大きさを感じさせる。これはベルリン・フィルのアンサンブルの良さと技術を超えた自主性から来るものだろう。
トランペットの美しさが非常に印象的だった。
第3楽章は木管群の懐かしい響きが聴きもの。力強い音で迫ってくる弦楽器群とは対照的で、聴いていて面白い。
フィナーレはカラヤンの大見得。千両役者の自信タップリの、匠気たっぷりの名演。聴いていてお腹一杯になりました。
演奏全体から漂ってくる雰囲気は、北欧人シベリウスっぽくないんですが、こういうゴージャスな、恰幅の良い演奏で聴くのも悪くはないです。
コメントの返信どころか、記事の投稿も出来ませんでした。
今はとても軽くなってます。いろいろあるんでしょうが、Doblogスタッフの人たちも大変でしょう。無料ブログとはいえ、苦情も多いんじゃないんでしょうかね。
このごろは、短気な人が増えて、(世の中の動きが速くなっているからでしょうかねえ・・・)、何かと言えばすぐにクレーム、なかなか我慢が出来ない社会になっているような気がします。それに、文句を言う割には、褒めることをしませんしねえ・・・・・。
だから、僕が褒めてあげまっしょい。Doblogのスタッフさん。感謝してまっせ。
タダで、こんなに遊ばせてもろて、有り難いことやと思うとります。
さて、五月の爽やかな空気の中で、今日はシベリウスを聴きました。
シベリウスの交響曲第2番。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1980年11月、ベルリンにて、EMIのデジタル初期の録音。
演奏はよいのだが、音が少し硬い。デジタル初期の、レコード各社の録音スタッフが試行錯誤している時期のものだなぁ・・・・・独特の硬さ、高音のキャンキャンしたところが耳につく感じ。
カラヤンはシベリウスが得意だった。
民族臭さはないのだが、この交響曲が持つ独特のノスタルジックな趣は十分に表出していると思う。
仕上げは一級の高級品。手作りの民芸品ではなく、最新鋭、先端技術での量産される工房作品とでも云うべきか。たいそう巧いし、しかも外観がカッコイイのだ。
第1楽章はスケール大きい名演。
素晴らしいのは第2楽章の情感。ベルリン・フィルの反応が素晴らしく鋭敏で、カラヤンの棒にピタッとついている感じ。いや、それ以上に、カラヤンの棒より先回りして、自主的にどんどん演奏している感もある。緩急や強弱はカラヤンの指示だろうが、それ以上の演奏の大きさを感じさせる。これはベルリン・フィルのアンサンブルの良さと技術を超えた自主性から来るものだろう。
トランペットの美しさが非常に印象的だった。
第3楽章は木管群の懐かしい響きが聴きもの。力強い音で迫ってくる弦楽器群とは対照的で、聴いていて面白い。
フィナーレはカラヤンの大見得。千両役者の自信タップリの、匠気たっぷりの名演。聴いていてお腹一杯になりました。
演奏全体から漂ってくる雰囲気は、北欧人シベリウスっぽくないんですが、こういうゴージャスな、恰幅の良い演奏で聴くのも悪くはないです。
2008/05/14のBlog
[ 05:28 ]
[ 器楽曲 ]
昨日まで、このDoblogは非常に重かったです。
サーバの障害も発生していたようで、閲覧もなかなか出来ませんでした。
コメント欄も非常に重かったようですが、さて、修復されたでしょうか?
今日のディスクは職場の盤鬼友人が薦めてくれたものです。
「オマエ、シフラのショパンを聴いたか?スゴイぞよ・・・・・・」。
そこで取り出したのが・・・・。
ショパンの練習曲集 作品10&25。
ジョルジュ・シフラのピアノ独奏。
1962年の録音。原盤はフィリップス。世界のピアニスト・シリーズの1枚。
うねるようなショパン。
技巧は素晴らしく、特に低音(左手)の動きが大変鮮やか。では、胸のすくような演奏家というと、そうでもなく、聴いているうちに、何か鬱屈したものを感じてしまうのは、シフラの半生を知ったからか。或いは、独特の間合い、ルバートがあるからか。
今まで親しんできたポリーニ盤の、スカッと抜けるような演奏ではなく、アシュケナージの端正で優れた技巧による演奏でもなく、どこか恣意的、しかし聴き始めると部屋のリスニング・ポイントから動けなくなってしまうような強さというか、どす黒い血というか、そんなものを感じる演奏。
「別れの曲」など、その最たるもので、とても重々しく含みの多い演奏になっている。やりたい放題という感じもするのだが、何度も聴いていると、シフラの意志の強さのようなものを感じさせる不思議な演奏。
これは、シフラの故国ハンガリーへの惜別の歌か、ジプシーの挽歌か。
作品10の4も激しい。凄まじい迫力。そして、やはり胸の奥に澱のように溜まる情念。目眩く技巧の中に、何か触れてはいけないようなものが宿っている感じ。
「黒鍵」も迫力十分。激しい強さ。
第7番など、今まで聴いてきた曲とは全く別物に聞こえる。面白い。
「革命」は腹にズシリとこたえる低音がスゴイ。これも力強い演奏だが、1956年のハンガリー動乱の際に、胸までつかりながら必死で川を渡って逃げたシフラの思いが表出されている・・・と書くと、ちと大げさかな。
録音は古いです。もう少しエエ音で聴けたら・・・・と思うのは欲深かな。
演奏はスゴイです。
圧倒されました。
なるほど、名演奏。我が友はエエ奴であります。
サーバの障害も発生していたようで、閲覧もなかなか出来ませんでした。
コメント欄も非常に重かったようですが、さて、修復されたでしょうか?
今日のディスクは職場の盤鬼友人が薦めてくれたものです。
「オマエ、シフラのショパンを聴いたか?スゴイぞよ・・・・・・」。
そこで取り出したのが・・・・。
ショパンの練習曲集 作品10&25。
ジョルジュ・シフラのピアノ独奏。
1962年の録音。原盤はフィリップス。世界のピアニスト・シリーズの1枚。
うねるようなショパン。
技巧は素晴らしく、特に低音(左手)の動きが大変鮮やか。では、胸のすくような演奏家というと、そうでもなく、聴いているうちに、何か鬱屈したものを感じてしまうのは、シフラの半生を知ったからか。或いは、独特の間合い、ルバートがあるからか。
今まで親しんできたポリーニ盤の、スカッと抜けるような演奏ではなく、アシュケナージの端正で優れた技巧による演奏でもなく、どこか恣意的、しかし聴き始めると部屋のリスニング・ポイントから動けなくなってしまうような強さというか、どす黒い血というか、そんなものを感じる演奏。
「別れの曲」など、その最たるもので、とても重々しく含みの多い演奏になっている。やりたい放題という感じもするのだが、何度も聴いていると、シフラの意志の強さのようなものを感じさせる不思議な演奏。
これは、シフラの故国ハンガリーへの惜別の歌か、ジプシーの挽歌か。
作品10の4も激しい。凄まじい迫力。そして、やはり胸の奥に澱のように溜まる情念。目眩く技巧の中に、何か触れてはいけないようなものが宿っている感じ。
「黒鍵」も迫力十分。激しい強さ。
第7番など、今まで聴いてきた曲とは全く別物に聞こえる。面白い。
「革命」は腹にズシリとこたえる低音がスゴイ。これも力強い演奏だが、1956年のハンガリー動乱の際に、胸までつかりながら必死で川を渡って逃げたシフラの思いが表出されている・・・と書くと、ちと大げさかな。
録音は古いです。もう少しエエ音で聴けたら・・・・と思うのは欲深かな。
演奏はスゴイです。
圧倒されました。
なるほど、名演奏。我が友はエエ奴であります。
2008/05/13のBlog
[ 05:08 ]
[ 交響曲 ]
風が吹くと、少し肌寒さを感じるくらい。上着を着ていてちょうど良い季節です。
このくらいの気温が、仕事にもクラシック音楽を聴くのにもエエですね(^.^)。
さて、今日はバーンスタインの(多分)問題作です。
ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調「新世界より」。
レナード・バーンスタイン指揮イスラエル・フィルの演奏。
1986年9月、パリのサル・プレイエルでの録音。DG盤。
遅い。いや、全く遅い「新世界」交響曲。
トータル50分22秒。ふつうの演奏より7分くらい遅いんじゃないか。
その理由は、第2楽章に18分以上かけているから。もの凄く遅いラルゴ。アダージョより遅い感じがする。
実は第1楽章の冒頭からして遅い。ものものしい開始であって、曲想は静かなのだが、情念がこもっているというか、いささかもったいぶった感じというか、非常に大仰な序奏部と思う。
主部に入ってもそうテンポは上がらず、旧録音ニューヨーク・フィル盤(CBS)のダッシュが猛烈だっただけに、随分バーンスタイも変わったもんだなぁと、感慨がこみあげてくる。その分、旋律がタップリと骨太に歌われている楽しみはある。
録音の加減か、全体的に明るい音響で、楽器の溶けあいも良いので、ふっくらとした演奏に聞こえてもくる。
そして問題の第2楽章。
イングリッシュ・ホルンの音色が素晴らしい。ゆったりと美しいメロディを歌い尽くしてゆく。実に情感豊か。その音の美しさに惚れ惚れとしてしまう。もう少し、イングリッシュ・ホルンのソロを聴き続けたいと思わせる。他盤ではなかなか聴けない美と思う。
しかし、その後は、胃がもたれるほどの遅さ。コッテリと脂ののったステーキ。確かに旨いんだろうが、アクが強く、噛むのに疲れる・・・・とでも云おうか。
美しいのは間違いないのだが、ちと遅すぎかな。
第3楽章のスケルツォは、颯爽としたテンポ。本来このテンポがふつうだよなぁ・・・。演奏はクッキリとした感じ、線の太いもので、グイグイとオケを引っ張ってゆくのはさすがにバーンスタイン。
イスラエル・フィルも好演で、木管群など巧いもんだなぁと思う。
弦の美しさは、いつも通り。
終楽章は堂々たる演奏。特に金管の咆吼が凄まじく、ドヴォルザークの郷愁の思いが大音量で吹っ飛んでいきそう。聴いていてとても面白い。
弦楽器群も粘り強い演奏ぶりで、よく聴いているとなんとなくマーラーっぽい感じがしてくるのは、バーンスタインならではのご愛敬か。
録音状態はまずまずです。
パリでの録音のせいか、イスラエル・フィルの響きがいつもより明るく感じます。
土地柄なんでしょうか。面白いもんです。
このくらいの気温が、仕事にもクラシック音楽を聴くのにもエエですね(^.^)。
さて、今日はバーンスタインの(多分)問題作です。
ドヴォルザークの交響曲第9番 ホ短調「新世界より」。
レナード・バーンスタイン指揮イスラエル・フィルの演奏。
1986年9月、パリのサル・プレイエルでの録音。DG盤。
遅い。いや、全く遅い「新世界」交響曲。
トータル50分22秒。ふつうの演奏より7分くらい遅いんじゃないか。
その理由は、第2楽章に18分以上かけているから。もの凄く遅いラルゴ。アダージョより遅い感じがする。
実は第1楽章の冒頭からして遅い。ものものしい開始であって、曲想は静かなのだが、情念がこもっているというか、いささかもったいぶった感じというか、非常に大仰な序奏部と思う。
主部に入ってもそうテンポは上がらず、旧録音ニューヨーク・フィル盤(CBS)のダッシュが猛烈だっただけに、随分バーンスタイも変わったもんだなぁと、感慨がこみあげてくる。その分、旋律がタップリと骨太に歌われている楽しみはある。
録音の加減か、全体的に明るい音響で、楽器の溶けあいも良いので、ふっくらとした演奏に聞こえてもくる。
そして問題の第2楽章。
イングリッシュ・ホルンの音色が素晴らしい。ゆったりと美しいメロディを歌い尽くしてゆく。実に情感豊か。その音の美しさに惚れ惚れとしてしまう。もう少し、イングリッシュ・ホルンのソロを聴き続けたいと思わせる。他盤ではなかなか聴けない美と思う。
しかし、その後は、胃がもたれるほどの遅さ。コッテリと脂ののったステーキ。確かに旨いんだろうが、アクが強く、噛むのに疲れる・・・・とでも云おうか。
美しいのは間違いないのだが、ちと遅すぎかな。
第3楽章のスケルツォは、颯爽としたテンポ。本来このテンポがふつうだよなぁ・・・。演奏はクッキリとした感じ、線の太いもので、グイグイとオケを引っ張ってゆくのはさすがにバーンスタイン。
イスラエル・フィルも好演で、木管群など巧いもんだなぁと思う。
弦の美しさは、いつも通り。
終楽章は堂々たる演奏。特に金管の咆吼が凄まじく、ドヴォルザークの郷愁の思いが大音量で吹っ飛んでいきそう。聴いていてとても面白い。
弦楽器群も粘り強い演奏ぶりで、よく聴いているとなんとなくマーラーっぽい感じがしてくるのは、バーンスタインならではのご愛敬か。
録音状態はまずまずです。
パリでの録音のせいか、イスラエル・フィルの響きがいつもより明るく感じます。
土地柄なんでしょうか。面白いもんです。
2008/05/12のBlog
[ 05:35 ]
[ 交響曲 ]
初夏の休日、畑作業でありました。
今年は何を作ろうかと家人と相談し、茄子、ピーマン、プチトマトにしました。
畝を作り、肥料を入れ、支えもつけて、なんとか午前中で終了。
今日の画像は、その茄子であります。
作物が日に日に育ってゆくのを眺めるのは楽しいもの。さて、どこまで成長してくれるかいなぁ・・・・・・。
と思いつつ、今日はベートーヴェンの交響曲の第1作を聴いたみようと・・・・。
ベートーヴェンの交響曲第1番 ハ長調 作品21。
ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルの演奏。
1960年4月、ウィーンでの録音。ユニヴァーサルの国内盤全集からの1枚。
50年前の録音とは思えない瑞々しさにまずは感動。
エエ音してるなぁ。DECCAの録音技術の素晴らしさが、ここでも発揮されているのだろう。(原盤・録音はDECCAだと思うんですが、これ、フィリップスだったですかね?・・・ユニヴァーサルの全集は2つのレーベルを合わせてしまっているので・・・・)
まさに。DECCAによる1960年代のウィーン・フィルの音。艶やかで輝くような響きが素晴らしい。音楽の運びも実に瑞々しく、新鮮。驚くべきは、モントゥーこのとき85歳!
巨匠晩年の貫禄の名演と思うが、音楽はちっとも老いてない。若々しさの限り。
シンフォニストたるベートーヴェンが、世に問うた第1作。調性はハ長調のシンプルさ。その作品から香しく漂う初々しさ・清々しさを、モントゥー/VPOは、大らかに、そして鮮やかに奏でてゆく。
ベートーヴェンの闘争心は控えめで、一聴、穏やかな印象。しかし、内実は燃えさかる炎。じっくり聴いていると、ベートーヴェンの思いがジワジワと伝わってくるようだ。
弦楽器が素晴らしいのはウィーン・フィルとしては当たり前なのだろうが、オーボエやトランペット、ホルンなどが独特の音色で聴き手を包み込む。これが快感。とても心地よい。
特にオーボエの、鼻にかかるような音は、何とも云えない軽やかさ・美しさ。
素晴らしい演奏と思う。
モントゥーの交響曲全集は、最近じっくり聴いております。
モントゥー生前の活躍は、本で読むしか知り得ないんですが、ディスクで聴くモントゥーはエエです。フランス系の指揮者なんでしょうが、(ベルリオーズやラヴェル、ドビュッシーは見事だった)、独墺系なども見事なもんです。オールラウンダーだったんでしょうね。
今年は何を作ろうかと家人と相談し、茄子、ピーマン、プチトマトにしました。
畝を作り、肥料を入れ、支えもつけて、なんとか午前中で終了。
今日の画像は、その茄子であります。
作物が日に日に育ってゆくのを眺めるのは楽しいもの。さて、どこまで成長してくれるかいなぁ・・・・・・。
と思いつつ、今日はベートーヴェンの交響曲の第1作を聴いたみようと・・・・。
ベートーヴェンの交響曲第1番 ハ長調 作品21。
ピエール・モントゥー指揮ウィーン・フィルの演奏。
1960年4月、ウィーンでの録音。ユニヴァーサルの国内盤全集からの1枚。
50年前の録音とは思えない瑞々しさにまずは感動。
エエ音してるなぁ。DECCAの録音技術の素晴らしさが、ここでも発揮されているのだろう。(原盤・録音はDECCAだと思うんですが、これ、フィリップスだったですかね?・・・ユニヴァーサルの全集は2つのレーベルを合わせてしまっているので・・・・)
まさに。DECCAによる1960年代のウィーン・フィルの音。艶やかで輝くような響きが素晴らしい。音楽の運びも実に瑞々しく、新鮮。驚くべきは、モントゥーこのとき85歳!
巨匠晩年の貫禄の名演と思うが、音楽はちっとも老いてない。若々しさの限り。
シンフォニストたるベートーヴェンが、世に問うた第1作。調性はハ長調のシンプルさ。その作品から香しく漂う初々しさ・清々しさを、モントゥー/VPOは、大らかに、そして鮮やかに奏でてゆく。
ベートーヴェンの闘争心は控えめで、一聴、穏やかな印象。しかし、内実は燃えさかる炎。じっくり聴いていると、ベートーヴェンの思いがジワジワと伝わってくるようだ。
弦楽器が素晴らしいのはウィーン・フィルとしては当たり前なのだろうが、オーボエやトランペット、ホルンなどが独特の音色で聴き手を包み込む。これが快感。とても心地よい。
特にオーボエの、鼻にかかるような音は、何とも云えない軽やかさ・美しさ。
素晴らしい演奏と思う。
モントゥーの交響曲全集は、最近じっくり聴いております。
モントゥー生前の活躍は、本で読むしか知り得ないんですが、ディスクで聴くモントゥーはエエです。フランス系の指揮者なんでしょうが、(ベルリオーズやラヴェル、ドビュッシーは見事だった)、独墺系なども見事なもんです。オールラウンダーだったんでしょうね。
2008/05/11のBlog
[ 06:28 ]
[ 声楽曲・オペラ ]
久しぶりの終日の雨でした。
雨の中松山へ出張でありました。
その際に購入した中古盤が、今日の1枚であります。
J・S・バッハの結婚カンタータ BWV202「悲しみの影よ、消え去れ」。
ソプラノはエディット・マティス。
ペーター・シュライアー指揮ベルリン室内管弦楽団の演奏。
1981年(?)、東ベルリンのキリスト教会での録音。もともとはエテルナ(ベルリン・クラシックス)の原盤のようだが、今はブリリアントの廉価盤ボックスになっているもの。
松山の中古ショップで見つけたバッハの世俗カンタータ集。
8枚組で値付けが2,000円。「これは安いわい」とレジに持って行ったら、「お会計、3,000円になります」・・・・?
何じゃ?と思ったら、なるほど、確かによく見ればしっかり3,000円とスタンプしてある。
アカンなぁ。この頃老眼が進行して、しかも鳥目の気もあるものだから、こういう間違いがよくあるんですな。いやはや、加齢・老化の進行はつらいもんです。
しかし、演奏は良かった。実にイイ演奏だった。
バッハの声楽曲はあまり知らないのだが、高校生の三男坊が合唱をしているので、その影響からこの頃よく聴くようになった。
で、よく調べてみると、このシュライアー盤は世評も高いようで、なかなかの名演奏という。
何より、歌唱がイイ。ソプラノは名花エディット・マティス。
この人のドイツ・リートは良かった。この演奏でも澄んだ声がとても美しく、特に声の内側に芯が詰まっている感じが良い。軽く透明感があるのに、声が細くならず、力強いのだ。強靱な張りが声にあって、とてもしっかりした歌いぶりがイイ。
ベルリン室内管の演奏は堅実そのもの。演奏全体に格調高い。
指揮のペーター・シュライアーは本職ではないのだろうが、彼の歌唱同様、高貴で上品な感じが伝わってくる。
録音も上々。1980年代のデジタル録音で、教会の残響がとても美しいです。
しっとりとした音で聴ける世俗カンタータ集です。
1枚1枚、じっくり聴いていく楽しみが出来ました。
こうなると、老眼に感謝でしょうかね・・・・?
雨の中松山へ出張でありました。
その際に購入した中古盤が、今日の1枚であります。
J・S・バッハの結婚カンタータ BWV202「悲しみの影よ、消え去れ」。
ソプラノはエディット・マティス。
ペーター・シュライアー指揮ベルリン室内管弦楽団の演奏。
1981年(?)、東ベルリンのキリスト教会での録音。もともとはエテルナ(ベルリン・クラシックス)の原盤のようだが、今はブリリアントの廉価盤ボックスになっているもの。
松山の中古ショップで見つけたバッハの世俗カンタータ集。
8枚組で値付けが2,000円。「これは安いわい」とレジに持って行ったら、「お会計、3,000円になります」・・・・?
何じゃ?と思ったら、なるほど、確かによく見ればしっかり3,000円とスタンプしてある。
アカンなぁ。この頃老眼が進行して、しかも鳥目の気もあるものだから、こういう間違いがよくあるんですな。いやはや、加齢・老化の進行はつらいもんです。
しかし、演奏は良かった。実にイイ演奏だった。
バッハの声楽曲はあまり知らないのだが、高校生の三男坊が合唱をしているので、その影響からこの頃よく聴くようになった。
で、よく調べてみると、このシュライアー盤は世評も高いようで、なかなかの名演奏という。
何より、歌唱がイイ。ソプラノは名花エディット・マティス。
この人のドイツ・リートは良かった。この演奏でも澄んだ声がとても美しく、特に声の内側に芯が詰まっている感じが良い。軽く透明感があるのに、声が細くならず、力強いのだ。強靱な張りが声にあって、とてもしっかりした歌いぶりがイイ。
ベルリン室内管の演奏は堅実そのもの。演奏全体に格調高い。
指揮のペーター・シュライアーは本職ではないのだろうが、彼の歌唱同様、高貴で上品な感じが伝わってくる。
録音も上々。1980年代のデジタル録音で、教会の残響がとても美しいです。
しっとりとした音で聴ける世俗カンタータ集です。
1枚1枚、じっくり聴いていく楽しみが出来ました。
こうなると、老眼に感謝でしょうかね・・・・?
2008/05/10のBlog
[ 05:11 ]
[ 交響曲 ]
今日も昔話のようになってしまいまして・・・・・・・(^^ゞ
ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」。
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルの演奏。
1968年9月の録音。DECCA原盤のLP全集からの1枚。
懐かしい1枚。
僕がクラシック音楽を聴き始めた頃、日本のレコード会社各社は、名曲シリーズを沢山発売していた。レコード店には販促用にそのパンフレットが幾つも置いてあって、僕は次はどれを買おうかなとワクワクしながら読んだものだった。(今も持っていれば、貴重なパンフだったかもなぁ・・・・・)
中でもキング・レコードはDECCAの日本での販売権を持っていて、「ベリー・ベスト・クラシック」というシリーズをやっていて、DECCAの花形演奏家をズラリと並べていたものだった。指揮者にショルティ、メータ、アンセルメにマゼール、ピアノはアシュケナージにグルダ、バックハウス、歌手ではパヴァロッティ・・・・・。
その中で、ベートーヴェンのベートーヴェンの交響曲は、ハンス・シュミット=イッセルシュテットだった。LP1枚2,300円。ビンボー学生には高かったなぁ・・・。
だから、僕は中古盤屋に行った。数寄屋橋のハンター、御茶ノ水のディスクユニオン、銀座のモール名盤堂、高田馬場にはタイム(当時はまだ開店したばかりで、高校・大学と一緒だった友人がアルバイトをしていた)・・・・・等々。大学の生協も2割引で新品が買えたが、中古盤は4割から6割で買えたから、ビンボーな若者には有り難かったなぁ・・・・。
今日はそういう1枚であります。LPです。
古いLPに針を落とせば、ああ、ウィーン・フィルの音!
僕はウィーン・フィルの音を、グルダの弾くベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集と、このハンス・シュミット=イッセルシュテットの交響曲集で知ったので、今もホンマに懐かしい。
弦楽器は輝かしく、艶があって、響きの余韻が全く美しい。管楽器には、独特の鼻にかかるような、少し澄ましたような音がとても美しく響く。
おそらくこの音は「DECCA録音によるウィーン・フィルの音」なのだろうが、長いこと、この響き、この音に慣れてしまったので、今聴いても、たまらない。
そして見事なアンサンブル。ピタッと合った息づかいまで聞こえてきそう。
イッセルシュテットの指揮は、ごり押しすることなく、アッサリ系なのだが、オーケストラの気質を大切にして、ベートーヴェンの音楽をウィーン・フィルに十分に語らせよう、奏でさせようという感じ。その真摯さが、聴いているとビンビン伝わってきて、最後には、ベートーヴェンの音楽ってエエなぁ、「運命」って元気出るわいなぁ・・・・と僕は思い至る。職人指揮者の達者な技と、伝統あるオケの輝かしい響きとの、これは幸福な融合だろうなぁ。
ハンス・シュミット=イッセルシュテットのベートーヴェン、初めて購入したのがこの「運命」でありました。カップリングはこれも名演の第8番。
結局全曲を聴きたくなって、僕は数寄屋橋ハンターに走ったのです。全集で定価1万円。これは新品としても廉価でありました。僕は中古盤で5,500円くらいで買ってます。
今も大切にしたい名全集と思います。
なお、全集のレビューや録音のことなど、stbhさんの記事がとても詳しいので、ご紹介させていただきます。
こちらをご覧下さい。
ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」。
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィルの演奏。
1968年9月の録音。DECCA原盤のLP全集からの1枚。
懐かしい1枚。
僕がクラシック音楽を聴き始めた頃、日本のレコード会社各社は、名曲シリーズを沢山発売していた。レコード店には販促用にそのパンフレットが幾つも置いてあって、僕は次はどれを買おうかなとワクワクしながら読んだものだった。(今も持っていれば、貴重なパンフだったかもなぁ・・・・・)
中でもキング・レコードはDECCAの日本での販売権を持っていて、「ベリー・ベスト・クラシック」というシリーズをやっていて、DECCAの花形演奏家をズラリと並べていたものだった。指揮者にショルティ、メータ、アンセルメにマゼール、ピアノはアシュケナージにグルダ、バックハウス、歌手ではパヴァロッティ・・・・・。
その中で、ベートーヴェンのベートーヴェンの交響曲は、ハンス・シュミット=イッセルシュテットだった。LP1枚2,300円。ビンボー学生には高かったなぁ・・・。
だから、僕は中古盤屋に行った。数寄屋橋のハンター、御茶ノ水のディスクユニオン、銀座のモール名盤堂、高田馬場にはタイム(当時はまだ開店したばかりで、高校・大学と一緒だった友人がアルバイトをしていた)・・・・・等々。大学の生協も2割引で新品が買えたが、中古盤は4割から6割で買えたから、ビンボーな若者には有り難かったなぁ・・・・。
今日はそういう1枚であります。LPです。
古いLPに針を落とせば、ああ、ウィーン・フィルの音!
僕はウィーン・フィルの音を、グルダの弾くベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集と、このハンス・シュミット=イッセルシュテットの交響曲集で知ったので、今もホンマに懐かしい。
弦楽器は輝かしく、艶があって、響きの余韻が全く美しい。管楽器には、独特の鼻にかかるような、少し澄ましたような音がとても美しく響く。
おそらくこの音は「DECCA録音によるウィーン・フィルの音」なのだろうが、長いこと、この響き、この音に慣れてしまったので、今聴いても、たまらない。
そして見事なアンサンブル。ピタッと合った息づかいまで聞こえてきそう。
イッセルシュテットの指揮は、ごり押しすることなく、アッサリ系なのだが、オーケストラの気質を大切にして、ベートーヴェンの音楽をウィーン・フィルに十分に語らせよう、奏でさせようという感じ。その真摯さが、聴いているとビンビン伝わってきて、最後には、ベートーヴェンの音楽ってエエなぁ、「運命」って元気出るわいなぁ・・・・と僕は思い至る。職人指揮者の達者な技と、伝統あるオケの輝かしい響きとの、これは幸福な融合だろうなぁ。
ハンス・シュミット=イッセルシュテットのベートーヴェン、初めて購入したのがこの「運命」でありました。カップリングはこれも名演の第8番。
結局全曲を聴きたくなって、僕は数寄屋橋ハンターに走ったのです。全集で定価1万円。これは新品としても廉価でありました。僕は中古盤で5,500円くらいで買ってます。
今も大切にしたい名全集と思います。
なお、全集のレビューや録音のことなど、stbhさんの記事がとても詳しいので、ご紹介させていただきます。
こちらをご覧下さい。
2008/05/09のBlog
[ 05:16 ]
[ 管弦楽曲 ]
更新を休んでいる間、コメントするのに、Doblogにログインしないと書けないような設定になっておりました。
ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
天ぬきさん、申し訳ありませんでした。どうぞ、「天ぬき」さんでいらしてください。
コメントの承認制はしばらく続けてみようと思います。まだ、しょーもないコメントがあるようですので、心ある方々にはホンマにご面倒かけますが、お許し下さい。
さて、今日はフランス音楽です。
ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲。
エリアフ・インバル指揮フランス国立管弦楽団の演奏。
1986年の録音。原盤はDENONだが、今はブリリアントの激安4枚組に所収。
この録音当時、インバルは絶好調。
マーラーとブルックナーの全集を手兵フランクフルト放送響と、R・シュトラウスはスイス・ロマンド管と、それぞれ大編成の音楽を精妙に聴かせる術に長けていて、実にスッキリと聴かせてくれたものだった。
このラヴェルの演奏もインバルらしい、精妙でキレの良いもの。オーケストラも上手い。特に木管がエエ音を出している。こういう音を聴くと、ついつい、「やっぱり管はフランスじゃわいのう・・・・」と西条弁で云ってしまいそう(^^ゞ
そして録音がよい。ステージの隅々まで見えるような、繊細な録音。さすがDENON、日本の誇り(と褒めてみようか)。ラヴェルの巧妙なオーケストレーションが眼前に展開する快感は、何物にも代え難い。ヴァイオリン群の音など、とても洗練されていて、デリケートな音を惜しみなく聴かせてくれる。
聴きどころは、やはり夜明けのから朝に至るところかな。美しい響きが天上に昇ってゆくのは、まさに日の出に相応しい感じ。
面白く、また感心したのは第1部。
リズムや音色が刻々と変化して、まったく多彩。ラヴェルって凄いな・・・・ということを堪能できる演奏というべきか。
大音量ではスカッとカッコイイし、弱音の頬を撫でるようなやさしさ、繊細さも素晴らしい。さすがインバル、巧いもんだなぁと思う。
そうそう、このCDは録音レベルがやや抑え気味なので、ふだん聴くボリュームより大きめの方が良いです。
ラヴェルの音楽をスッキリと、そして鮮やかにダイナミックに聴かせてくれます。
エエ音と思いました。
ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。
天ぬきさん、申し訳ありませんでした。どうぞ、「天ぬき」さんでいらしてください。
コメントの承認制はしばらく続けてみようと思います。まだ、しょーもないコメントがあるようですので、心ある方々にはホンマにご面倒かけますが、お許し下さい。
さて、今日はフランス音楽です。
ラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲。
エリアフ・インバル指揮フランス国立管弦楽団の演奏。
1986年の録音。原盤はDENONだが、今はブリリアントの激安4枚組に所収。
この録音当時、インバルは絶好調。
マーラーとブルックナーの全集を手兵フランクフルト放送響と、R・シュトラウスはスイス・ロマンド管と、それぞれ大編成の音楽を精妙に聴かせる術に長けていて、実にスッキリと聴かせてくれたものだった。
このラヴェルの演奏もインバルらしい、精妙でキレの良いもの。オーケストラも上手い。特に木管がエエ音を出している。こういう音を聴くと、ついつい、「やっぱり管はフランスじゃわいのう・・・・」と西条弁で云ってしまいそう(^^ゞ
そして録音がよい。ステージの隅々まで見えるような、繊細な録音。さすがDENON、日本の誇り(と褒めてみようか)。ラヴェルの巧妙なオーケストレーションが眼前に展開する快感は、何物にも代え難い。ヴァイオリン群の音など、とても洗練されていて、デリケートな音を惜しみなく聴かせてくれる。
聴きどころは、やはり夜明けのから朝に至るところかな。美しい響きが天上に昇ってゆくのは、まさに日の出に相応しい感じ。
面白く、また感心したのは第1部。
リズムや音色が刻々と変化して、まったく多彩。ラヴェルって凄いな・・・・ということを堪能できる演奏というべきか。
大音量ではスカッとカッコイイし、弱音の頬を撫でるようなやさしさ、繊細さも素晴らしい。さすがインバル、巧いもんだなぁと思う。
そうそう、このCDは録音レベルがやや抑え気味なので、ふだん聴くボリュームより大きめの方が良いです。
ラヴェルの音楽をスッキリと、そして鮮やかにダイナミックに聴かせてくれます。
エエ音と思いました。
2008/05/08のBlog
[ 05:28 ]
[ 交響曲 ]
初夏の陽気です。気持ちよい5月、さて仕事の再開であります。
今日はチャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 作品64 。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1975年10月、フィルハーモニーでの録音。DG盤。
国内盤CDが、まだまだ高かった時代のもの。廉価盤でも2,800円もしましたなぁ・・・・。
さて演奏。
録音が上々。とても美しい。
やや平面的でペタッとした感じなのだが、これはこの時期のDGの特徴であって、個々の楽器は美しく録られている。
一聴、カラヤンは巧い。かゆいところに手が届く感じ。サービス満点で、聴き手をウットリさせる。僕はミーハーなので、カラヤンの手管に簡単に引っかかってしまう。
第1楽章の中ほど、旋律を歌わせるところで、グッとテンポを落として情感を盛り上げるところなどその最たるもの。そういうところが随所に出てくる。
そして滑らか。表面がツルッとした感じなのだが(だから、チャイコフスキーのもつ土臭さ、ゴツゴツした強さはない)、それが何とも云えない快感を呼び起こす。官能的な演奏と云うべきかな。ああ、チャイコフスキーはこんなに美しい音楽を書いたのか、と再認識させてくれる名演奏と思う。
尤も、そういうところが、アンチ・カラヤンの人々から、「人工的」と非難されるのだろうが、僕は好きだなぁ。カラヤンらしい、良い演奏と思う。
(ロシア臭さ、本場物のド迫力を聴きたければ、他の演奏があるでしょ。ロジェストヴェンスキーとかフェドセーエフで聴けばよろしい)
第2楽章のホルンがまた素晴らしい。
ためらいがちに、情感豊かに響く素晴らしい音。美しく、切々と歌うホルンに、これまた美しくファゴットがからんでゆく見事さ。そして、そこにみやびなクラリネットが重なって・・・・。いや、もう絶品。ベルリン・フィルの名手たちの、まさに名技。演奏者名は分かりませんが、僕はウットリしたのでした。
そしてウットリしすぎて、居眠りを。
ああ、贅沢な居眠りでありました。
ということで、第3楽章以降は聴いておりません・・・・やれやれ(^^ゞ
でも至福の時間でありました。
今日はチャイコフスキーの交響曲第5番 ホ短調 作品64 。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏。
1975年10月、フィルハーモニーでの録音。DG盤。
国内盤CDが、まだまだ高かった時代のもの。廉価盤でも2,800円もしましたなぁ・・・・。
さて演奏。
録音が上々。とても美しい。
やや平面的でペタッとした感じなのだが、これはこの時期のDGの特徴であって、個々の楽器は美しく録られている。
一聴、カラヤンは巧い。かゆいところに手が届く感じ。サービス満点で、聴き手をウットリさせる。僕はミーハーなので、カラヤンの手管に簡単に引っかかってしまう。
第1楽章の中ほど、旋律を歌わせるところで、グッとテンポを落として情感を盛り上げるところなどその最たるもの。そういうところが随所に出てくる。
そして滑らか。表面がツルッとした感じなのだが(だから、チャイコフスキーのもつ土臭さ、ゴツゴツした強さはない)、それが何とも云えない快感を呼び起こす。官能的な演奏と云うべきかな。ああ、チャイコフスキーはこんなに美しい音楽を書いたのか、と再認識させてくれる名演奏と思う。
尤も、そういうところが、アンチ・カラヤンの人々から、「人工的」と非難されるのだろうが、僕は好きだなぁ。カラヤンらしい、良い演奏と思う。
(ロシア臭さ、本場物のド迫力を聴きたければ、他の演奏があるでしょ。ロジェストヴェンスキーとかフェドセーエフで聴けばよろしい)
第2楽章のホルンがまた素晴らしい。
ためらいがちに、情感豊かに響く素晴らしい音。美しく、切々と歌うホルンに、これまた美しくファゴットがからんでゆく見事さ。そして、そこにみやびなクラリネットが重なって・・・・。いや、もう絶品。ベルリン・フィルの名手たちの、まさに名技。演奏者名は分かりませんが、僕はウットリしたのでした。
そしてウットリしすぎて、居眠りを。
ああ、贅沢な居眠りでありました。
ということで、第3楽章以降は聴いておりません・・・・やれやれ(^^ゞ
でも至福の時間でありました。