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~三線の響きをイギリスより~
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2007/05/09のBlog
[ 06:07 ] [ オモシロ動画・サイト ]
いや~~驚いた。

イギリスのダウニング・ストリート(日本で言う「首相官邸」)がユーチューブでオリジナル動画を配信している。昨日のBBCのニュースで知ったんだけど、フランス大統領選挙でサルコジ氏が次期大統領になったことを受け、トニー・ブレアが英語とフランス語で祝電を出している。

Dowing St
現在のトップ動画は英語での祝電。
オリジナルはこちらから

Tony Blair félicite Nicolas Sarkozy
フランス語の祝電。

驚くべきことはブレアがフレンチで喋っている所ではなく(笑)、ダウニング・ストリートがユーチューブにユーザー登録して、首相の動画を配信していること。ちょうど一週間前から動画をアップしているようで、ブレアの演説以外にも首相官邸でのブレアの働き振りなど、いままではメディアが主体となって伝えてきた情報を政府のトップが新しいメディア・コミュニケーション媒体を使って発信している点。日本の首相官邸ならありえない(笑)。

時代の流れに乗るということはこういうことだと思う。ダウニング・ストリート以外にもBBCは悪質な番組の改編が無い限り、ユーチューブにアップされている番組は削除しない方針を打ち出しているし(参照:過去の記事)、アメリカでは2008年の大統領選挙に向けて全ての候補者はユーザー登録を済ませているし、中には既に動画を配信している人までいる。なぜ、日本でこのような流れが生まれないのか?もちろん、考えられるのは既存の大手メディアがそんな新しいメディアの存在が疎ましく思うし、記者クラブの報道協定を破られないように政治家や官僚に圧力をかけることでしょう。自分たちの既得権益のために。

それでは、また

サンシン
2007/05/07のBlog
MSN毎日インタラクティブの経済ニュース

新車販売:国内で不振 売れなくなったのはなぜ?
 新車が売れない。戦後最長の景気拡大が続いているというのに、国内の新車販売台数は年々減る一方だ。「マイカー」が庶民のあこがれだった高度経済成長期と比べると、車の種類はセダン、ミニバン、SUV(スポーツタイプ多目的車)など豊富になり、ナビゲーション機能も付いて格段と使いやすくなった。なのに、売れなくなったのはなぜ? 自動車各社に妙案はあるのだろうか。【小川直樹】

■29年ぶりの低水準■

 国内の乗用車販売(軽自動車を除く)のピークは、バブル経済末期の90年度で、年間590万台が売れた。88年発売の日産自動車「シーマ」は、高級車ブームに火を付け「シーマ現象」という流行語まで生んだ。以後、減少傾向が続き、06年度は359万台(前年度比8.3%減)に。90年度比4割減で、29年前の水準にまで落ち込んだ。

 06年はトヨタ自動車と日産が、それぞれの主力車であるカローラ、スカイラインを全面改良し、話題性のある新車は多かったが、カンフル剤にはならなかった。維持費が安い軽自動車は06年度、過去最高の203万513台(同4.2%増)を記録したが、その軽にも陰りが出て、4月は16カ月ぶりに前年同月を割り込んだ。

■支出はデジタル家電に■

 業界の危機感の高まりを反映し、日本自動車工業会が初めて「新車が売れない理由」をリポートにまとめた。「乗用車を新車で買って、5年以内に買い替える傾向が減少した」と指摘。保有期間の長期化と、最初から車を持たない非保有者の増加により、新車が売れにくくなったのだという。リポートによると、公共交通網が発達した大都市への人口集中と単身世帯の増加で、車を持つ必要性が低下。さらに年収が300万円未満の貧困層が拡大したことがある。だが何より、若い世代の興味や行動の変化が大きいようだ。

 ここ数年、20~30歳代を中心に、将来の収入や家計負担に対する不安がより高まった。自動車各社が最大のターゲットにしている層だが、子どもの教育投資、住宅ローン、税金、金利、医療費などの負担が重くのしかかり、年金制度への不信も強い。消費は、自動車ほど価格が高くなく維持費もかからないデジタル家電を優先させる傾向が強まっているという。車に魅力を感じず、関心の対象は薄型テレビやデジタルカメラなどの新しい製品に流れているようだ。毎月の出費も、携帯電話やインターネット接続料などがかさみ、車が敬遠される要因になっているという。

■魅力アップ■

 だがメーカーが手をこまぬいているわけではない。新たなターゲットとして力を入れているのが、成長の潜在性がある女性。車の電子化を進めて使いやすさを向上させた。バックや縦列駐車でのハンドル操作を自動化したり、レーダーで後続車や前方の歩行者をとらえ、衝突の危険を感知するシステムを、トヨタが主力車で導入した。日産などもITを活用した安全対策を進めている。

 最大の課題は、いかに消費者に「魅力的」と感じてもらえる車を出せるかだ。日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は「当面の対策でなく、中長期に考えないといけない。商品開発でも、顧客全般をターゲットにして作るのでなく、男女、若者、中高年と、より絞って考えることも必要だ」と話す。カローラのような、万民受けする車が人気を集めた時代は終わった今、どこまで大胆な商品企画を打ち出し消費者を引きつけられるかにかかっているようだ。

海外での業績が良いと言われていたはずのトヨタですら地元である日本の市場では新車の売り上げが低迷している。もちろん、トヨタだけではなく他の会社も新車の売り上げは減少傾向にある。もうなぜだが言わなくてもわかるだろう。文中にも指摘していたが、20代~30代の消費の落ち込みが激しい。新車購入に興味が薄れている。もちろん、そういう指摘も出来るかもしれない。携帯電話の出現で、時間も出費もそちらに取られていて新車購入に踏み切れない。だが、本当に原因は収入の減少による消費の低迷だろう。いまや20代の約30%以上が非正規雇用として働いている状況や「ネットカフェ難民」「マック難民」と日雇い労働者の増加、、、この状態で新車を購入しようと思う人はどれくらいいるんだろう。

日本の企業人は自分の会社の利益“しか”考えてはいないだろうか。正規雇用者を制限し、余剰の仕事はアルバイトや契約社員で補う。確かに会社は回るかもしれない。しかし、人間一人が生活できるだけの給料を貰わなければ、消費が陰るのは必然だし、それが周りに周って自分の経営に響くという現実を見ていないのではないか。日本経済を全体で見れば微量ながら成長傾向にある。しかし、それは海外向けの輸出で利益を出しているだけで、他の企業は軒並み収益ダウン。輸出の成長率だけ見ると7~8%のだが、逆に言えば他の部門では7~8%のマイナス成長だという事実。

もしトヨタ以下、日本のクルマ産業がこれからも成長したいのであれば、「自社の魅力をアップさせる」こともさることながら、「消費してくれる人をどれだけ創れるか」という視点を持ったほうがいいだろう。新車を帰るだけの資金力を持たせること、車を使った消費の時間を増やすこと。この二つの条件を持つ購買者を増やすには経済界に圧力をかけて労働者を守ることが必須だろう。アルバイト・契約社員・フリーターが新車を買うことが出来ますか?彼らが車を持ちたいと思いますか?しかしながら、現状ではどんどん彼らのような人たちが増えている。テコ入れをするならそこも大いにして欲しいものだけど。

それでは、また

サンシン
2007/05/06のBlog
[ 20:42 ] [ フットボール・ラグビー ]
ブリストルシティーがついにチャンピオンシップ(国内二部リーグに相当)で闘うことになりました!!

Johnson praise for promoted City

Bristol City 3-1 Rotherham(写真)

Bristol City 3-1 Rotherham

今年のチャンピオンシップはリーズがリーグ1に降格になったりと悲しくなるようなニュースがありましたけど、ブリストル人にとってこれほど喜ばしいニュースもない!今期のシティーはものすごく調子が良かった。それこそリーグ1(国内三部リーグ)に所属していながらホームでプレミアのミドルスブラを2-2のスコアで活躍したのが最たるものでしょう。あれほど「Match of the Day(BBCのフットボール番組。全国区)」でブリストルの名前を聞いたことが無いくらい活躍していました。

そういえば、ブリストルにあるもう一つのチーム、ブリストル・ローバーズも現在リーグ2(国内四部リーグに相当)で二位に位置し、来期のリーグ1に昇格するためのプレーオフに出場することが決まったりとフットボール不毛の地・ブリストルですが、この一年はなにかと話題になりました。

C'mmon, Bris!!!!

サンシン
2007/05/05のBlog
warmgunさんが最近、「おたく」に興味を持っているらしい(笑)日本国憲法の「改憲」・「護憲」の話はいったん横においておいて、すこしオタクについて語ってみましょう。ただ、いまは時間が無いのでボクが過去に「オタク」または「社会の中のオタク」などを書いた記事のリンクと参考図書のリストを張っておきます。

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オウムとライブドアの類似性に見る「終わりなき日常を生きる」作法

市民権を獲得した「アキバ系」

宮崎勤という人物とその現象を検証する。(サブカル)

「電車男」の物語を享受する意外な層

サンシンの「セカイ系」講座~前編~

サンシンの「セカイ系」講座~後編~

<追加>
60年代からの少年マンガ誌の軌跡。

参考サイト:
おたく(Wikipedia)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

参考図書:

「動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会」:東浩紀、講談社現代新書、2001

「戦闘美少女の精神分析」:斉藤環、ちくま文庫、2006

「博士の奇妙な思春期」:斉藤環、日本評論社、2003

サンシン
2007/05/04のBlog
ryuukunさん(サンシンの母です)が新潟の田舎に行ったときの写真をアップしてました。これまた、サンシンの趣味の一つでもある「闘牛(角突き)」の様子。

行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)7
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)6
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)5
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)4
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)3
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)2
行って来ました~~牛の角突き(重要無形文化財)

過去記事:カテゴリー「闘牛・角突き

このブログで何回か闘牛を紹介していますが、ここでまた基本情報を。

1)日本の闘牛は「人対牛」ではなく、「牛同士」の闘い
2)現在は新潟県小千谷市・旧山古志村(現:長岡市)、島根県隠岐、愛媛県宇和島市、鹿児島県徳之島(徳之島闘牛その1その2その3)、沖縄県うるま市・八重山諸島(石垣島・宮古島など)で行なっている。不定期ながら神戸でも徳之島出身の方が開催しているそうです。
3)雰囲気はまるで「大相撲」そのもの
4)ただし、越後闘牛(新潟)だけは神事なので勝敗は付けない。
5)スペイン闘牛の体重は500kg、日本の闘牛は1tを軽く超える。
6)歴史は古く、「南総里見八犬伝」にもその記録が残っている。
7)闘牛は遠方・もしくは山奥で行なわれるため、地元の人の娯楽になっている
8)幸か不幸か、越後闘牛は中越地震で有名になった。(村長と共に(笑))
9)角突きの牛、それを取り囲む勢子も迫力満点!!


サンシン
2007/05/03のBlog
warmgunさん:snapshot 2575snapshot 2574

不破利晴さん:【検証】国民投票法に始まる改憲問題 Part5 「改憲必要 20代で78%」

ツナミンさん

田中宇:意味が無くなる日本の対米外交
 日本側では、すでに安保条約の終わりに備えるかのように、今年に入って防衛庁が省に昇格し、チェイニー副大統領の提案で、日本とオーストラリアの軍事協定も結ばれた。安倍政権は、中国との関係を改善している。日本の首相がワシントンに行くと中傷・侮辱されることも経験した。日本と北朝鮮の関係改善も、すでに6カ国協議の共同声明に盛り込まれている。経済、軍事、外交というすべての面で、日本は対米従属を脱せざるを得ない事態になりつつある。問題は、日本人の中に、日本が対米従属のみに頼るのはメリットがなくなっていることに気づかない人、新事態を見たくない人が非常に多いことである。

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正直な話、「日本国憲法」を護持する立場なのか、改変しようとする立場なのかいまいち分からなくなってきた。最終的に「改憲」を望む立場は変わっていないが、「いま」なのか・「後で」なのか・「いつなら」いいのか・「どの条件」なら改憲をしても大丈夫なのかの判断が出来ない。

日本国憲法ならびに、憲法9条はそもそもアメリカの核の傘下で守ってもらうこと、日米の二国間安全保障があったから可能だった方程式だったはず。しかし、その後ろ盾となっていたアメリカは、経済的・軍事的・外交的に衰退の兆候を示し、(田中宇さんの議論の上で考えるならば)アメリカ自身も日本・パージを試み、アジアとの連携を画策している。それに気付かない日本人。防衛庁が省に昇格し、中国との貿易額が増大、6カ国協議への積極的な参加など、国際的に見るなら日本は「舵を切る」時期に入っている。

しかし、「いま」・「日本国民が」・「正確に」舵を切れるかどうかは非常に疑わしい。20代の改憲に賛成する人が78%という数字も国際的な情勢を見て判断しているというより、社会的な背景がかなり関係していると思われる。今後、90年代後半から2000年にかけてのなぜ「セカイ系」へ向かったのかというサブカルチャーの流れを紹介しますが、この時期に10代だった若者が抱える「社会的な閉塞感」が色濃く反映されていると思います。若者の「改憲の根っこ(起点)」がアメリカからアジアへの視点にあるのではなく、自分たちの社会的な漠然とした不安から引き起こされているので、「いま」改憲するのは反対。

サブカルの話を簡単にするとマス(大衆)的に流れが変わったのは95年のオウムの一連の事件、95・96年から流行した「エヴァ」ブーム、98年から急激な自殺者の増大、2001年の9・11事件。この3年で社会の閉塞感という感覚が共有された。その少し前からオウム真理教・幸福の科学などの新新宗教ブーム、雑誌「ムー」、ノストラダムスの大予言に関わる終末思想など、下火ですが兆候はありました。

ボクなんか95~97年なんて中学生・10代真っ盛りでしたからねぇ。やっぱりこの頃の社会環境の影響はかなり受けてます。サブカルチャーなんか特に。

それでは、また。

サンシン
2007/05/02のBlog
This is Clock Tower of Cardiff Castle.

It seems this buolding is histrically and culturally important.

Hey!! Look at them!! That's street performer!!

I like them!
Garden to rest.

Nice sunny day.

Goot to lay down and sleep in glass...
Statue of woman with bird.

Cardiff city hall.

Luckly, we've seen wedding there!!

Groom and Bride, nice dressed up family and friends.
This is Cardiff Central Market.

We knew this market is so fantastic place because we've been here with my GF's cousin.

Unfortunately, Bristol has'n got these market like this large size. So We were looking forward to visitting this place to shop!!
Shells!!

One shop in this market was selling fish. Cardiff is port city, you know, so all kind of fish in this shop is so fresh and has got lots of kind of fish.

This is take-away meal of turban fish. It's only 1,00pound!! Nice, isn't it!!
This is Elvis.
Picture from 1st floor.
That's toy shop!!

Let's buy something fun!!
2007/05/01のBlog
Newport St.
Cardiff St!!
Station Squre of Cardiff central St.

You can see Millennium stadium which is one of the biggest stadium in UK. Capacity is about 60,000, and mainly Rugby plays in there.
Wales is Dragon's land.

Welish Believes in Dragon as there God.

And Welish is one language differed from English.

So, every signpost has two names whis is English and Welish.
As I said, Wales has different language and cultures.

But, I think there is no differece as England like street or road.

and, lots of people who are so big...( I mean fat lady and gentleman...)
This is a picture where I and my Girlfriend have taken in Cardiff, last weekend.

These 5 pictures are all from Bristol Temple Meads St.
Nice picture, isn't it??

Especially for train-lovers!!
I actually don't know what this is. Looks like catoons.

But it's an interesting onw I really wanna shoot.

Yeah, This is Bristol.

Train station also has these kinds of paint on the rest room.

I know Bath, Newport, and Cardiff have this.

2007/04/27のBlog
「ALWAYS 三丁目の夕日」(公式サイト
監督・脚本・VFX:山崎貴
原作:西岸良平 脚本:古沢良太
撮影:柴崎幸三 照明:水野研一
美術:上條安里 
VFXディレクター:渋谷紀世子
録音:鶴巻仁 編集:宮島 竜治
音楽:佐藤直紀

概要(from Wikipedia)
昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とし、夕日町三丁目に暮らす人々の暖かな交流を描く感動ドラマに仕上がっている。(東京の愛宕町界隈を想定している。)また技術的な面では、建設中の東京タワーや、東京都電など当時の東京の街並みをミニチュアとCG(いわゆるVFX)で再現した点が特徴的である。

なお、映画に出てくる、三丁目の住宅、商店、街並みは街全体、隅々まで全てセットで再現されており、東宝第2、9ステージ及び、館林市にあるとある所有地のオープンセットで撮影された。今はなきミゼット、家電、お店の商品はほとんどが、日本全国からかき集めた本物である。

また、多くの映画賞を受賞し、高い評価を得ている。2005年12月22日、日本アカデミー賞(日本テレビ)において全部門(13部門)で受賞。2006年3月3日、日本アカデミー賞の最優秀賞発表では、この13部門の内12部門で最優秀賞を獲得。大きな話題となった。


「ALWAYS~」を「ベタ」に見るか「ネタ」として見るか
2005年に公開されたこの映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は近年の「昭和ノスタルジー(郷愁)」ブームの頂点だと言えよう。お台場や下北沢に懐かしの商品を扱ったショップは着実に売り上げを伸ばしているし、書店に行けば昭和30年代、40年代の写真集が平積みになって置かれている。ノスタルジーとは郷愁を感じるという意味ではあるけれど大抵の場合、「古き良き時代」などと形容されるように心地よい記憶だけを取り出したり、苦しかった経験でも多少美化している部分もある。50代以上の高度経済成長期を経験した人がこの傾向があるが、意外にも20代やそれ以下の世代の人たちにも魅力に見える部分があるらしい。それは「昔は未来が明るくて、生きている心地がした(ような気がする)」といった感情が襲ってくるという。世代は違うけれど、ある人たちは「自分が過ごした過去」をこの映画に投影し、ある人たちは「今は感じることが出来ない未来への輝きを持っている人々」をこの映画から感じることが出来るかもしれない。

ただ、本音の部分を言わせれ貰えば、「ALWAYS 三丁目の夕日」はこうしたノスタルジーを抱えている人たちへ「ベタ」に感動させようと見えてしょうがない。それは「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を見た人なら分かるかもしれない。「オトナ帝国の逆襲」は「ALWAYS~」のような映画もそうだし、それに群がる人たちを風刺している映画だからであり、「ALWAYS~」がそれこそ出来の悪い予告編だと思うだろう。なぜなら作品中でイエスタデイ・ワンスモアが作り出した「20世紀博」こそ「ALWAYS~」の世界観そのものだし、オトナ達が群がる「20世紀の懐かしい匂い」を復活させようといていた。「オトナ帝国の逆襲」が優れているところ(逆に「ALWAYS~」のダメなところ)は過去の郷愁を現在や未来に持って来ようとするよ「未来を生きる子供たち」の未来が消えてしまう。「そんな未来は嫌だ」としんのすけはオトナ帝国の策略を壊そうとする。このような論理展開を行なうと「オトナ帝国の逆襲」という映画がある限り、いくら昔の雰囲気を再現したり、昔を懐かしむオジサン・オバサンの心を慰撫するような作品が作られても「あまりにもナイーブ過ぎる」という批判に晒されるだろう。「オトナ帝国~」を見ている人にとっては「ネタ」的に昭和30年代の見ることができ、「ALWAYS~」に感動する人たちが「20世紀博」に群がるオトナ達に見えてくるだろう。しかも、感動している彼らは至って普通だし「ベタ」な感情で感動しているだろう。(参考

「オトナ帝国~」の製作が2001年、「ALWAYS~」のそれが2005年。制作年代が逆転していれば、「オトナ帝国~」が単に「ALWAYS~」を批判しているように思えるだろう。しかし、現実には「オトナ帝国~」が先で「ALWAYS~」が後に作られたのならば、どうして「ALWAYS~」の製作サイドはそれこそ「ベタ」にこの作品を作ろうと思ったのだろうか。「オトナ帝国~」が作られてからは「ノスタルジー」をベタに扱った作品は全てその視点から論じられる可能性があるし、「ベタ」で扱っていると批判されるだろう。

(ちなみに「ベタ」とは、誰でもわかりやすい「平べったい笑い」が語源であり、誰もが予想できてしまう展開やオチのことを言う。「ベタなギャグ」、「ベタな展開」などと使う。お約束と呼ばれる事も多い。)

「過去」の舞台装置で行なう「現代」のドラマ
個人的な感想を先に言わせて貰うと、「ALWAYS~」を見ていて全く「昭和30年代の匂い」を感じることが出来なかった。製作側はVFXを使ったり、家電、クルマ、路地の雰囲気の細部にわたって再現を試みたと思える。アドバルーン、「ビルヂング」、東京タワーなど昭和30年代の東京を体感した人なら「そうそうこんな感じ」と思えるような装置がたくさん盛り込まれていた。

しかしその中に「昭和30年代の匂い」は無い。なぜか?それは「過去の舞台装置の中で現代のドラマ」を行なっているから。現代のドラマを現代のコミュニケーションで劇を演じると言い換えても良い。同じような批判は宮崎あおい主演の映画「初恋」にも当てはまる。この映画でも昭和43年に発生した「3億円強盗事件」をテーマに当時の高校生や大学生の生活が描かれている。新宿のジャズバー、安保闘争に明け暮れる学生など、当時を再現する舞台装置は揃っていた(過去の記事)。しかし、映画は失敗。その理由も「過去の舞台装置を使って現代の役者が現代のドラマをしていた」から。過去の舞台装置の中に現代のコミュニケーションを使用しているし、なにより役者に現代性が付きまとってしまい、自分は昭和40年代の映画を見ているのか現代の劇を見ているのかが分からなくなる。同じように「ALWAYS~」も過去の舞台装置を使って現代のコミュニケーションでドラマが作られ、現代の役者が劇をしていれば、「現代のドラマに過去のギミックが仕掛けられた映画」にしかならず、映画自体に昭和30年代の匂いを感じることは無い。現在では全国にTSUTAYAのようなレンタルビデオ・ショップが作られ、今までに増して過去のアーカイブスを見る機会が増えている。もちろん、昭和30年代・40年代のドラマや特撮の洗礼を受けてきた人にとって見れば、「ALWAYS~」がいかに過去の表層をなぞっているだけの映画かが分かるし、どれだけ奇麗事しか並んでいないかがバレてしまう。

「ノスタルジー」は永遠の輝き
「ALWAYS 三丁目の夕日」は軒並み好評で、観客動員も興業的にも成功を収めた。もう既に「ALWAYS~」の次回作の製作も決まったみたいだ。それ以外にも漫画・アニメ・ドラマ・映画はまだまだ「ノスタルジー」ブームが続いている。ビートタケシ原作の「菊次郎とさき」のドラマ、島田洋七原作の「佐賀のがばいばあちゃん」、未だに根強い「サザエさん」人気を見ても「ノスタルジー」がいかに人を惹きつけるかがわかる。人間の性(さが)として過去を美化してしまうところはあるし、様々なの中でも良い記憶しか思い出そうとしない。それはとても居心地のいいものだし、出来ることならその中で一生暮らしたいと思うかもしれない。しかし、それを「ベタ」に考えてもらっては困る。自分たちは現在を生きている存在だし、未来を見据えて生活しなければならない。それは「オトナ帝国の逆襲」でしんのすけが訴えていた部分であり、オトナがすぐに忘れそうになること。だからこそ、自分は「ノスタルジー・ブーム」が「ネタ」であってもらいたいと願う。

「ALWAYS 三丁目の夕日」は、星二つ:★★☆☆☆/★★★★★:そこそこ

星一つ:★☆☆☆☆/★★★★★:もう見ません
星二つ:★★☆☆☆/★★★★★:そこそこ
星三つ:★★★☆☆/★★★★★:面白い
星四つ:★★★★☆/★★★★★:オススメ
星五つ:★★★★★/★★★★★:最高!あの世に持ってく!

自分が評価する点はVFXで細部まで再現された30年代の雰囲気と「オトナ帝国の逆襲」の予告編として見ることができる点。なので星は二つ。

それでは、また

サンシン
2007/04/22のBlog
(写真はイギリスの桜。白の八重桜)

前回、バージニア工科大学の銃乱射事件の韓国の反応で「アメリカに住んでいる韓国人はもちろんのこと、日本人にも被害が及ぶかもしれない」といった記事を書いた。場合によっては韓国人に似ている日本人も何かしらの暴力を受けるかもしれないと。

そうしたらこのようなコメントをいただいた。

[ じゅんじ ] [2007/04/21 22:03]
欧米の人にしてみたら日本人も韓国人も中国人も区別が付かない。って決め付けはよくないよ。たんに君が普段、韓国人や中国人と間違われるだけじゃないのか?
私ははアメリカ、カナダ、オーストラリアとヨーロッパ4ヵ国行ったことあるけど、韓国人や中国人に間違われた事ないぞ。こっちから日本人!と言わなくても、向こうから日本人!とか日本人か?と言ってくるし。
全員が全員、区別つかないわけじゃないですよ。区別つく欧米人だって多くいますよ。

このコメントをみてボクは不愉快な気持ちになりましたよ。ただ、あなたにはこの気