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2008/09/14のBlog


ジャスのコンサートに出かけるのにアムステルダム中央駅の裏側から出て700mほど川沿い、というか運河沿いにコンサートホールまでまっすぐ歩き始めるのだが、先日は少し時間があったし家で食事をしてこなかったので駅の構内の小さなスーパーでサンドイッチとビールを買って駅前にあるフェリーの渡し場のところで食べながら夕方7時のフェリーを眺めていた。

多分1000mもないほどの川幅なのだろうかフェリーは頻繁に行き来する。それぞれ行き先の違う4隻ほどが並んで5分ほど客を待ってすぐに出発する。 そしてそのなかの対岸に向かうフェリーでは15分か20分も待っていたら先ほど行ったものが戻ってくる。 アムステルダムの街はこの運河の北側にも続いておりそこには車やバスでアクセスするためのトンネルもあるものの多くの人たちはこのフェリーを利用している。 そのうえ交通のかなりの部分を自転車がまかなうこの国では自転車でそのままフェリーに入る人たちも沢山みえる。 

ちょっと距離を置いて眺めているから細かいところは見えないのだがフェリーが着きハッチが開くと自転車、徒歩の客が開いて平らになったハッチの上を乗り越して陸に降りてその後、待っていた人や自転車が入ってくる、という普通の仕組みなのだが乗車券やパスを検査している風はないのだ。 そのあたりに検問もないし何かカードか切符、パスを差し込んでチェックする器具もない。 100人程度がどっと乗船してきて直ぐに陸を離れ5分かそこらで対岸に着き反対側のハッチを開けて上陸、というのだが水の上で誰かがいちいち検札をするというような時間もないだろう。 向こう側にそういう検問所のようなものがあるのだろうか。

多分ないような気がする。 時々は抜き打ち検査をするとして普通はそういうものがないのかもしれない。 それは市電のシステムに似ている。 バスは乗車口は前にあり運転手が車掌の役をしていちいち検札をすることになっているし、この何年かは市電でも前よりも頻繁に検札が行われるようなのだがこのフェリーの仕組みはどうなのだろうか。

サンドイッチもビールも済ませ時計を見ると対岸へ向かうフェリーが出たところで次のに乗って対岸に行き再度ここに戻ってくるまで今からは40分ほどはかかるだろうしコンサートが始まるまでには戻ってこられないだろうから対岸で検札の仕組みがあるのかないのか確かめるのを諦めて陸を水辺に沿って歩き始めた。 自分はこのフェリーに乗ることはあるのかどうか、たぶんないだろうと思う。
2008/09/13のBlog
[ 12:50 ] [ ジャズ ]


Esmee Olthuis の 3夜

Fri. 12 at De Burcht in Leiden, The Netherlands

その1) The Mystery of Guest

Esmee Olthuis (sax) Albert van Veenendaal ; Plus 2

Esmee Olthuis (as, ss)
Albert van Veenendaal (p)
Corrie van Binsbergen (g)
Alan Purves (perc)

1st Set
1)
2) Next Day (CvB)
3) De Heks
4) Dance aan de zee
5) Esmita
6) Evil Rabit

2nd Set
7) Biology of Coffypot
8) Crowd
9) Sample or Simple
10) 34A
11) Mathilda
12)


地元のジャズ同好会が例年オランダで活躍するジャズメンを招待して三日連続でその演奏家の多用な貌をコンサートで紹介する企画であり、今年は41歳になる女性サックス奏者であり様々なプロジェクトを組織し自作他作を精力的に演奏するエスメー・オルトハウス(Esmee Olthuis)が第一夜に、ピアノで同じく作曲家のアルバート・ヴァン フェーネンダールと組んで女性ギタリスト、コリー・ヴァン ビンスベルゲン、パーカッショニストのアラン・プルヴェスを招きカルテットの宵である。

この人たちのことは何一つ知らずに出かける前に主人公のホームページで経歴、アルバムサンプルを聴いてコンサートに臨んだのだったが第一夜が終わっての印象は豊かなものだった。

アムステルダムのコンセルバトワールを卒業後、このジャンルの音楽の創造性、即興性を追及しながら例えば実際に子供達の中でこのような音楽がどのように機能するかを探りながら時にはオペラやミュージカルという形で作曲、演奏を続けている才媛は音楽と社会、教育を関連付けることが必須と言うこともあり3日目の昼には大人、子供たちを含めてワークショップも計画されている。

http://www.esmeeolthuis.nl/

上記サイトのCDアルバムではサンプルを聴くことができる。

万人のためのジャズ、とくに即興性で大人子供を問わず音楽性を追及する。 具体的にはどういう形をとるか。 ジャズやクラシック、現代音楽といったレッテルを外し楽器を有効に鳴らしその可能性を広げる努力を惜しまず、楽器から思わぬ音を引き出す驚きとその音が演奏されるその時々で全体の必然として在るようなものであり即興性もかなりの部分では一定の枠組みの中でそれぞれが行うといった全くのカオスといった形はとられないようである。 リズムやハーモニーの調性といったものは各所に見られそのバランスは見事である。

この4つの楽器で生彩を放つのはパーカッションである。 ここでの音は単なるドラムスの延長から様々なガジェットを用いウッドウインドの領域まで拡張、侵食している風である。 様々なパイプやラッパの類、ミネラルウオーターのビンやキャップまで使われ観客の中にはその奇妙さにコメディアンの音楽、ギミックを感じてか笑い出すものも出るものの目を閉じて聴くものにはそれは空間とその色彩を豊かにする音の世界であり、笑いが自分の固定概念と眼前の現実のギャップを埋めようとする一つの緊急避難のかたちであるとすると理解できるのだが音を音として曲の中に位地させて聴くとギミックでも何でもない必然として聴くことができるだろう。 そこには音の世界に対して固定概念がまだ形成されていない子供達には高度に組織された即興音楽に対する反応は笑みをもって迎えられるにちがいない。 彼らには新しく、解釈においても可塑的なものであり手垢にまみれたジャズというものはどこにもないだろう。

ギター好きにはこの50歳になる、クラシックギターをユトレヒトのコンセルバトワールで修め、エレキギター、バスギターを活動の本体に据え80年代から使われ、そのころ渡辺香津美がしばしば用いていた楽器と同様のものを86年以来愛器としているこの女性ギタリストの豊かな電気楽器にはその音色を統御するボックスが10個以上足元に置かれていてその操作状態はときにはさながらハモンドオルガンのべダル捌きを見るようでもあるのに気が付くだろう。 彼女の電気ギターで奏でられる音色とイディオムの多様性には1999年にオランダのインプロヴィゼーション奏者に与えられる大賞が贈られている。

http://www.corrievanbinsbergen.com/
[ 00:38 ] [ 喰う ]


木曜日のスーパーでの買い物の後、さて、何か足りないものがあるような気がしていたのだがそろそろ夕食を作リ始めようかと庭の草を眺めていたときにそれが何だったか思い出し、ブラブラと暖かい陽射しの中、近所のミニスーパーまで歩いて買い物に行った。 このミニスーパーは個人商店だけに値段は大手に比べて割高なものの歩いていけることから年寄りなどには重宝している。 年寄りだけでなく私も一年に、、、、一ヶ月に、、、、2ヶ月に一回あるかないかという割合で何かを買いに行くのだが、ここの主人は性格がぶっきらぼうで印象はあまり芳しくない。 その分、高校を出て店を手伝っている息子が優しい。 なんともバランスが取れた親子なのだが今の持ち主の前に同じくここでミニスーパーを開いていた善良な爺さんが寄る年波と大手との競争に耐えられずジリ貧になったことから手放しこの親父、ルネに店を売ったのだが、それがもう10年ほど前だっただろうか。

ええと、羊の肉でハンバーグステーキを焼き、長ネギ、隠元、人参に大蒜の香りをつけてシナッとさせてシェリーを振りかけて蓋をしソテーにしたもの、普通のミックスサラダに、、、面倒だから粉末のジャガイモの粉にブイヨン、ナツメグを溶かした牛乳を加えてマッシュポテトにして充分なゴーダチーズを細かくしたものでコクをつけたマッシュポテトなりポテトピューレーがその夜のメニュー・ターゲットだったのだが、このマッシュポテトもしくはピューレーの素を買うのを忘れていて、その平たい箱を捜すのに小さな店の棚を見ていた。

オランダだけではなく近年は色々なところで漢字を見る。 大抵寿司関係なのだが輸入の乾物のパッケージや中国食料品店にはそういうものが沢山あり普通のオランダ人もそういうところで徐々に馴染むようになったり大手のスーパーにも色々なものが並んでいてエキゾチズムをも掻き立て、無知なものには見知らぬものを敬遠するのと寿司、健康食品ブームから興味をもったものが漢字が書かれたものを見て憧れ、スノッブ気分でその商品に手を伸ばす、と言う風になるようだ。

目の前にカタカナが現れた。 小瓶に入った何か甘栗のシロップ漬けか左の、同様で少し色のパターンが違ったものはチャツネにも見える。 もちろんオランダ語でラベルの中央ににはGEMBERと書かれているから内容物が生姜だと分るもののその後ろに大きく書かれたカタカナが分らない。 ソニクミチ、と読める。 ソニクミチである。 ????? 思い当たらない。 オランダ語にもそういうものはない。 近いものもない。 ひょっとして生姜をよく使うインドネシア語の何かかと思うが、待てよ、それなら何故カタカナを使うのか。 販売者は日本の物に関連してカタカナを使っているのではないか。 いや、中国でも生姜は必携であるから中国ごのつもりなのか。 それとも、なんでもいい、兎に角購買者の目に触れれば何か分らないけれど東洋の文字だからこれでいい、とでも思ったのだろうか。

漢字ならば好きなように創作も出来るし無茶苦茶なものもあちこちで見る。 上下裏表さかさまなもの、たまには何かの包装紙に書かれたものをTシャツに印刷したものもあるのだから呆れたりするものの、それはそれが読める者がいうことで読めないものには図象のイメージだけで充分なのだろう。

けれどここでは商品は食品、ラベルにかかれたものはそれぞれ意味を持っているはずだ。 ソニクミチ、、、、? このカタカナの上に被さってブランド名がある。 SUMMIT サミット、頂上、峰が集まったところ最高峰でありブランド名としてはありそうだ。 サミット、ソニクミチ、、、。 何か関連がありそうだ。 ソはサ行にあり、MとNを取り違えばミは二で、トはタ行でチもこの行にある。 しかし、どう考えてもクが分らない。

多分、何も分らないものがネットで日本語表記の表か何かを探してきてSUMMITに当てはめようとしたのだろう。 20年程まえにはもしこういう漢字、カタカナ表記を使いたいと思えば日本人か日本語を勉強したことがある非日本人に頼んで筆で書いてもらったものを使うということだったものが、今は簡単にコンピューターでひっぱってきたものをプリントアウトして使えるからこういうことが起こるのだろうと想像する。 ここまでひどいものは今までに見た事がないしこのようにソニクミチの来歴を想像して一人棚の前で笑った。

それにしてもソニクミチの「ク」はどこから来たのだろうか。 知りたいものである。
2008/09/12のBlog



このところ温度が20度にもならない初秋が始まっていたのに何のことかこの2,3日夏が戻ったような陽気になった。 湿度と温度が少し上がったようだ。 ジャケットを羽織っていたのが少々暑いようでカッターシャツだけでいい。 

けれど20度を2,3度上がっただけでそれだけで夏だと感じるのだからこのことでも今年の夏が中途半端に終わったことを示しているのだろう。

それは我々人間だけだけのことだけではなく庭の植物にもそう感じさせるものがあるのかカンパープフリ(蘭名Kamperfoelie、 和名スイカズラ属の一種、ラテン名Lonicera)が咲いた。 この花は普通夏の暑い夕べに芳香を微かに漂わせて我々を和ませてくれるのだがそれには十分な水分が要り、家ではよっぽど屡水をやらねば中途半端に枯れながら咲いてしまい匂いもあまりでないということになっていたのだが今年は夏の暑いはずの時期に一度も庭に水を撒くことの必要のない夏だったからこの貧弱な蔓にもちゃんと葉がついて咲いた。 その時期が今なのだからこの蔓もこの何日かで夏を感じて開花、匂いを振り撒こうということになったのだろう。

和名を見ようとオランダ語のウィキぺディアでKamperfoelie(カンパーフリ)を出し、それを辿って英語に対応させたらHoneysucle(ハニーサックル)と出て、へえ、これが歌に時々歌われるハニーサックルローズかと意外な気がして更に調べてみればそういう植物、花は見当たらない。 歌や映画の引用ばかりでどうもこの花を冠した女性を薔薇に譬えたもののように見える。 もし、薔薇の一種だとしてもグーグルの英語、米語のサイトに植物関係で引っかかるはずなのだがないところを見ると多分そういうことなのだろう。

今までカンパーフリとして見ていたものが、スイカズラだとかハニーサックルだとか名前だけは聞いていたものと同一植物だったとは意外なことだ。



ウィキぺディア; スイカズラ属、の項
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9%E5%B1%9E
2008/09/10のBlog


昨夜、子供達が帰ってくるはずが二人とも夕食には戻らず結局夫婦二人だけで夕食にしたので白米が余り、それを今夜インドネシアの焼き飯、ナシゴーレンにしてそれにタレに浸しておいた鶏肉をフライパンで焼いて食卓に登らせた。

添え物はインドネシアの甘酢の漬物、アジャーと普通のサラダ、インドネシアの唐辛子のペースト、サンバルは欠かせない。 冷えたビールが夏の最後の夕を思わせる湿度と温度にはちょうどいいようだ。