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原色大衆音楽図鑑
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2004/02/03のBlog
[ 22:28 ] [ マレーシア ]
マレーシアの歌姫、エイミー・マストゥーラの2002年の最新アルバム。
他のマレーシアの女性歌手がわりと本格派っぽいのに比べ、彼女の音楽はかなりポップ寄りです。
このアルバムはそれでも大人っぽさを感じさせる仕上がりになってますが、根底に流れるポップさは健在。
アレンジとしてはいまどきの洋楽の流行りをきっちり抑えた、Claig Davidぽい2ステップあり、アコースティックに聴こえるけど打ち込みだったり、音処理がかなり巧みに作られてます。
マレーポップスを聴き始めるなら、彼女から始めたらすんなり入れるかもしんない。
ただ、Sheilaやシティちゃんみたいな本物感はないので(個人的にはそういうのも好きですが)「アジアのディーバ!!」みたいな風格はないです。
だがそれがいい!ていうことですな。
いつの間にか彼女のアルバムを5枚も買ってました。
[ 22:08 ] [ その他アジア ]
このところ仕事でフィリピンに行くことが多いんだけど、このところ大流行の6人編成のポップバンド。
「Mr. Suave」という曲がやたらかかっていたのですが、この曲はちょっとコミックソングぽいというか、ム~ディ~なイントロから入ってサビは「ホホホイ、ホホホイ」の大合唱という(言葉の意味はわからんが)すごく人を食った曲です。
しかしアルバムを聴いてみると、けっこう小技の効いたポップロック。XTCというとほめすぎか。
CD屋にはけっこう枚数あったので、中堅~ベテランバンドと思われ。
OPM(Original Philippino Music)というと、セリーヌ・ディオンばりの歌い上げ女性ソロシンガーが多いんだけど、この人たちは一味違うポップセンスをお持ちのようで、他のアルバムも聴いてみたくなりました。
[ 00:16 ] [ その他アジア ]
正確にはアジアじゃないかもしれないけど、インド系イギリス人Sheila Chandraのソロアルバム。
リリース年はわからないけど、CDのクレジットを見ると1990年らしい。
彼女は80年代に「Monsoon」というバンドのヴォーカルとしてデビュー、ビートルズのTomorrow Never Knowsをラーガ・ロック的にカヴァーして、一瞬流行りました。
Monsoonはその後解散、SheilaはSteve Coeというプロデューサーとソロ活動を開始します。
ソロになってからはヴォーカルを軸に置いた実験的な方向に向かいます。
ヴォーカルをパーカッシヴなアプローチで表現したり、まあインド系なんでシタール、イスラミックな音階、瞑想の音楽的でもあったりして、少なくとも「POPS」とは呼べない音かも知れません。
ちょっと前に産経新聞のTVCMで使われた、「カタカタカタ…」というのは彼女の曲です。

おれ的にヘヴィーローテーションにはなりませんが、たまーに引っ張り出して聴いたり、寝る前に聴いて少しでも悟りの境地を覗き見た気持ちになったりはします。
万人にはお勧めしませんが、ブリティッシュロックとアヴァンギャルドの間で、ちょっと(いやかなり)アヴァンギャルド寄りが好きな人にはお勧め。
やっぱちょっと英国の香りはします。
80年代にちょっと流行った、ゴシックぽいというか。
コクトー・ツインズとかあったっしょ。あんな感じも、あると言えばある。
2004/02/02のBlog
[ 23:39 ] [ マレーシア ]
Sheilaの現時点での最高傑作(とおれが思う)アルバム。
1996年リリースなので、もうだいぶ前ですね。Sheilaはこのあと2000年に「Ku Mohon」というアルバムをリリースし、その後は沈黙しています。
が、おそらく今年の前半にはニューアルバムが出るはずです。

で、このアルバムですが、かなり気合を入れて制作されたと思われます。
ベースに、エリック・クラプトン、フィル・コリンズ、アル・ジャロウ、アニタ・ベーカー、リー・リトナーなどと競演している大物ジャズベーシスト、Nathan Eastが(おそらく)全曲参加。ヴァイオリンには仙波清彦の「HANIWA」、坂田明、サムルノリなどとコラボしている金子飛鳥が参加。ストリングスはThe Australian Concert Corchestraが参加しています。
また、夫でもありここまでのアルバムの多くをプロデュースしてきたMac Chew(彼はSandiiの作品も多く手がけています)という布陣。
そういったバックのすごさもあるのでしょうけど、やはりSheilaのヴォーカルが冴えに冴えている。
おそらく制作チームがSheilaの魅力をいかに最大限に活かせるか、をテーマに作ったのではないかと思わせる音作りになってます。
あまりにも高級すぎて、一聴すると凡庸に聴こえてしまうかも知れません。(おれがそうだった)
しかし聴けば聴くほど名盤。他の誰にも真似できない境地に達していると言えましょう。
この美しさと希望を感じさせる音楽群は、とにかく一度聴いてみてくれとしか言えません。そしてとりあえず10回聴いてみてくれれば、おれが言ってることが理解できると思います。
こんなすごいアルバムを作り上げた人がマレーポップスの女王であったことが、マレーポップスの質の高さを実証していると思います。
あ、「Ratu」ってマレー語で「女王」という意味らしいです。
Sheilaがどんな感じの人かと言うと、こんな感じのたいそう落ち着いたたたずまいの女性です。
2004/02/01のBlog
さっき書いた文章の後半がわかりにくかったかも知れないので補足。
要は、タイポップスを聴いてる人って、それがタイのポップスだというところで満足しちゃってて、音楽そのものの質や意味なんてどうでもいいと思ってるんじゃないか?ということ。
おれはタイポップスって他の国の音楽にはない独特の楽しさや良さがあると思って聴いてるんだけど。
もちろんタイ以外の国についても、それぞれ独自の味があると思ってます。
ただ、やっぱ好みはあるんで、アフリカ音楽とかは聴きこもうとは思わないなあ。
たぶん音楽的にはアフリカや南米のほうが高度だと思う。(何を持って高度というかは難しいけど)
でも、タイポップスのいい加減さや、音楽としての志の低さが逆に気持ちよかったりもするわけです。
やー音楽って不思議だなあ。
[ 20:34 ] [ インドネシア ]
GiGiと書いて「ギギ」と読む、インドネシアの人気バンド、らしいです(2002年)。おれ初めて聴いたんだけど、これはなかなかいい。
けして派手ではなく、と言って退屈なバラードでもなく、雰囲気でいうとREMの地味な曲に近い、不思議な音楽性を持つバンド。
こういう微妙なところを突いてくる音楽って他のアジアにはないかも。タイや中華圏は、かなりマーケティングされてる気がするし、マレーシアの場合は独自の哀愁を含んだコンテンポラリーさを確立してるし、ネシアはいい意味で絶妙な新しさと現地独特のクセみたいなものをうまーくブレンドしてるアーティストが多い。
優秀なプロデューサーが多いんじゃないかな。
最近2ちゃんのタイポップスのスレッドは、通販の話題で盛り上がっている。まあ過去何回もその手の話題は出ているんだけど、いつも不思議なのは、その通販で買っているであろうタイの音楽そのものについての話題が乏しいこと。
2ちゃんに書き込むぐらいだから、タイポップスに対する興味はあるはずなのに、感想や得たもの(というと大げさだけど)に関する意見が少ないというのはどういうことか。
おれが推察するに、あの手のカキコをする人たちは、タイが好きであり、日本にいてもタイに関わっている、という気持ちになるために買っているのではないか、ということ。たぶんタイ料理屋で飯食ったり、タイに関する書物を読んだりもしているのだろう。ただ、料理の味や書物の内容は二の次で、「タイに関係ある”何か”を購入した」ということに満足感を感じているのではないか。と思う。
たとえば下川裕二という人がいて、タイに関する本をたいそう出版しているが、おれはこの人が文筆家として優れているとは全然思わない。あんなのタイにある程度住めば誰でも書けることであり、もし下川氏が文筆家としての才能や意欲があれば、タイ以外の本(それが小説でもエッセイでもかまわないが)を書いてしかるべきだと思うのですよ。
下川氏に限らず、旅行エッセイみたいなもの(特にアジア)を書いている人は死ぬほどいるが、サイバラくらいのものを書く力量を持ってからやってほしいものである。
[ 19:59 ] [ マレーシア ]
今マレーシアで最も人気がある歌手であることは間違いない、シティちゃんの最新ポップアルバム。
E.M.A.Sというのは「Edaran Muzik Aspirasi Semana」の略らしいですが、意味はわかりません。
彼女は96年に17歳でデビュー、現在のような地位を築いたのは97年の「Cindai」あたりからでしょうか。
ポップアルバムとマレー民謡アルバムを交互に出す傾向があり、それがマレーシア(のマレー系の人たち)の老若男女に指示される理由でしょうか。
彼女、まあとにかく歌がうまい。死ぬほどうまい。J-ASEANのステージで生で見ましたが、歌いだした瞬間に場の空気が変わります。ルックスは、日本人の価値観から見ると賛否両論あるかも知れませんが、おれは美人だと思います。マレー人からするとめっちゃかわいいらしい。
Sheilaが陽だとすれば、Sitiはちょっと日本の演歌にも通じる陰な感じがすることもないですが、それも含めてマレー人の心を捉えたと言えましょう。(マレー民謡は少し翳りのあるメロディーが多い)
ハリラヤ(断食明けのお祭り。11月下旬)アルバムを出したばかりですが、マレーシアの歌手にしては珍しいリリースペースが早い人なので、今年の前半にもポップアルバムをリリースしてくれるのではと期待しています。
[ 15:00 ] [ 日記 ]
思うところあってブログの引越しをしました。
RSSで出力できればまるごと持ってこれるんだろうけど、初心者なのでやり方がわかりませんでした。

まあ、今後ともよろしくおねがいします。
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