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雨があがったら
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2005/04/24のBlog
「二十五歳(にじゅうご)よ」笑顔でジョークのつもりでも『痛い嘘だ』と後輩たちは(深海深香)

無理難題かたをつけたら切り際に「明日(あす)でもよかった」受話器が飛んだ(深海深香)

裏表切り分けてるのが仕事だと そういうのって嘘つきですよね?(深海深香)

悪いけどスーツを脱いだおじさまに興味はないの勘違いでしょ?(深海深香)



職場って結構嘘の巣窟ですよね。
許せない嘘もあれば黙って見過ごせる嘘もあるし、例えば人に怒ってたって自分もあっさり嘘ついてたり。いやらしいけど、そういうのが「駆け引き」なんだそうで。気持ち悪いわね、社会って。
でも、ビジネススマイルを勘違いされてプライベートなお誘いを受けた際に、やんわり断ったらば「女は嘘つきだ」みたいなこと言われるわけですよ。そういう場合は、そりゃお前の「思い込み」だろバーカバーカとか言いたくなりますね。勝手に「嘘」にされちゃう場面は、それはそれで抵抗したくなるんだけど、そこで暴れると今度は大人気ないってこっちにおはちが回ってきちゃう。ああ大人ってめんどくさ。
2005/04/23のBlog
母さんに嘘つき君に会いに行く それでも君は子を連れ行楽 (深海深香)

男は種をばらまく生き物だから、例えば愛していなくても、交わってばらまいて平気な顔してたりする。
あるいは、何人かを同時に愛していたりもする。
一夫多妻はあっても、多夫一妻ってのはあまりないのであって、女は「本命」と「その他大勢」をきっちり分けているもので。

とかさ。男女の温度差を頭で分かっていても、気持ちは絶対理解できるものではないよな。

男ってちょっと女が愛想よかったりすると、「ちょっと俺のこと好きなの?」とか、えらいポジティブな捉え方する生き物なので、嫁に飽きてドキドキしたがってる30代以上のおじさんたちには、多少蹴りを入れながら進んだ方がいい。
うっかり「愛されちゃって」、自分側にも情が芽生えたりしたら、ほんっと、最悪。自分たち以外の人間にまで憎悪が繁殖するからねえ。たとえば、「子」とかにさ。
って、経験した友人が言ってましたとさ(微妙
2005/04/03のBlog
[ 17:32 ] [ おいしいもの ]
二人でいると、結構食べ物の好みが似てくるというのは、よくある話だけれど、そもそも彼と私は、最初から食べ物に関する価値観が似通っていたような気がする。
私が選ぶ食べ物を評して彼は、
「あこが選ぶものは全部おいしい」。
だから、始めていくお店のメニューを見ても、
「あとはあこが好きなのでいいよ」
と、任されてしまうことも多い。単純に自分で選ぶのが面倒なのだろう(笑)。
私にしても、彼が「うまい」というものを、嫌だと思うことはほとんど無い。

さて、そんな彼と相容れないもののひとつに「柚子」がある。柚子風味とか、柚子の皮を載せた、とか、彼はそんなのが大嫌いらしい。
私は別に柚子が大好きってわけじゃないけど、ごく普通に食している。こんなの、嫌だっていう理由が分からない。柚子味噌、なんておいしいと思うのだが、彼は顔をしかめてそっぽを向く。

ところで、最近関東でもよく見かける「柚子胡椒」というものがある。こいつは青唐辛子と柚子の皮をペースト状にして混ぜ合わせ、塩で味をととのえた調味料である(赤唐辛子で作ったものもある)。少量でも強烈な辛味が舌をしびれさせるのだが、柚子の風味がさわやかで、結構くせになる調味料である。
最初、彼は「柚子」ということで、箸をつけなかった。
しかし、豚トロ塩焼きを、柚子胡椒でどうぞ、という料理が出てきたとき、何故か口にしてみる気になったらしい。
柚子胡椒は非常に強烈なので、肉のようにボリュームのあるものに合う。後にステーキにつけて食べてみたが、非常にいけた。
で、肝心の彼のコメント。
「うまい」。
「え?柚子だけど大丈夫なの?」
「うまい」

今や私の家には青い柚子胡椒が、彼の家には赤い柚子胡椒が置かれている。
肉料理のほか、中華スープ類やラーメンのスープに溶かしこむと美味。パスタのアクセントに使うのもいいらしい(まだ試していない)。
使いすぎると舌が麻痺して料理の味が分からなくなる。ちょうど良きところでやめるのが大人。
しかし、人によっちゃ、柚子胡椒を舐めながら日本酒を頂くなんていう、胃に悪くておいしそうなことをやってるようなので……
今夜あたり、やってみよう、かな?

ちなみに彼は「柚子」がいけるようになったわけではないようです。あくまで「柚子胡椒」だけ、らしい。意味が分からない。
2005/04/02のBlog
[ 17:32 ] [ 仕事 ]
非常に余裕の無い日々が続いている。
会社に日付が変わるまで居残るのは、非常にストレスがたまる。

出張先で具合が悪くなり、羽田にたどり着いたはいいが、電車やバスで帰れる状態ではないと、タクシーで帰されたのはつい先日。とんでもない交通費になってしまった。

いろんなことが見えてきた。
そしたら、現状維持が果たして有効かどうか、非常に怪しいと思えてきた。

変えなきゃやっていけない、とも思った。

このステージを抜けたいと思うなら、自分で次のステージを作らなくちゃいけない。そこで力の出し惜しみをするのは、怠慢だとしか言いようが無い。

力が抜けない。
力を抜くって、どうやったらいいんだっけ?
こういうときが一番危ない。
しばらく使わなかった発作の薬をバッグに常備し始める。
2005/03/21のBlog
[ 17:31 ] [ 日常 ]
さて、「震災」その2。続きは以下。

「電車だめだから、このままタクシーで行こう」
と、彼。
「地下鉄のホームにいたらさ、ドンって衝撃が来て、ほんとに足元がぐらっとなった。でも地震とかじゃなくて、また電車が突っ込んだのかなと思ってた。そしたら、アナウンスで地上に出ろって言われてさ。お前は?ちょうど降りた頃だろ?だから心配してたんだよ」
そういわれても、全く気付きませんでしたが(汗
「着陸したあとだよ、地震あったの。わかんなかったの?」
ええ、全く。

時間からすると、着陸して2~3分後に地震があったことになる。飛行機に乗ったまま、滑走路を移動している時間帯だ。
言われてみれば、なんとなく、いつもより振動が大きかったような気もするけれども。
「私が地震連れてきたかな?」
と、つぶやくと、
「そうじゃない?」
と、彼。そして、ようやく、笑顔。

路上には、パソコンを開いて情報収集している人、携帯電話を何度も操作する人、携帯をあきらめて公衆電話に走る人、相変わらずタクシーを探す人。
レンガ作りの古い壁が崩壊しているところもあった。ガラスが割れて落ちているところも。仕事をしていた人たちは、オフィスから出てきて、なすすべも無く立ち尽くしている。
だんだん心配になるのは、彼の部屋。
「大丈夫かな?マンション倒れてない?」
と、聞くと、
「どうだろ?新しいから大丈夫だろ?駄目かな?」
と、おどける彼。
果たしてマンションはしっかり建っていたが、オートロックの自動ドアは全開。いわゆるパニックオープン。部屋へ入ると、正面にある備え付けの電気温水器の入っている部分が、開いている。温水器が振動でずれて前にせり出してきたのだ。側面の扉に引っかかる形で止まっているが、角度が悪ければ倒れたのではないかと思われる。これってこんな簡単に動いていいわけ?
部屋と部屋を仕切る引き戸が中途半端に開いている。机の上のものも多少倒れたりしていた。しかし感心するのは、それ以外特に被害が無かったこと(被害とすら言えない)。テレビも冷蔵庫も冷蔵庫の上の電子レンジも定位置にとどまったまま。シンクの角に不安定に置かれていたコップすら落下していない。後から聞いたところ、食器が落ちて割れたり、部屋に物が散乱したりは、当たり前だったらしい。それを思うと、かなりラッキーなのかも。
ひとまず部屋が無事で、ライフラインも正常であることを確認したが、しかしここから先は、多分何も出来ないことを悟る私たち。お昼ご飯だって食べにいけないし、遊びに行くのは更に無理だろう。何せ中心地はガラスが雨のように降り注いで、大変なことになっているようだし。ガス漏れも多く発生している様子。
とりあえずコンビニへ行くと、異臭。何事かと顔をしかめていたら、
「お酒のビンが割れちゃって」
と、店員さんが話している。揺れで酒瓶が落下してしまったようだ。
店内にはお客さんがひっきりなし。お昼に近かったので、みんな食料や飲料水を求めてきたのだ。飲料水は心配だったのでペットボトルを多めに購入。そしてお弁当も。
「やれやれ」
二人で部屋に落ち着いて、腰を下ろしても、ずるずると足元が揺れる感じがする。気のせいだと思っていたのだが、これが震度1とか2とかの余震であることを、後から知る。ひっきりなしの余震だ。
夕方になって、予定通りにレンタカーを借りに行くことにした。地下鉄が復旧したからだ。無事に車を借りて、夕食は外で食べていこうと、大型スーパーの飲食店街に入る。食事をしている最中にも、お尻がずるずる揺れる感じが何度かあった。そのうち一回はドン、と、はっきり揺れて、皿を下げていたウエイトレスがよろけていた。こちらを振り返った彼女は不安そうな顔で「もうやだぁ」と、半泣き。大きな地震を経験しているから、余計に恐いのだろう。彼女と目が合った彼は
「大丈夫だよ」
と、言ってあげている。アルバイトであろう若い女の子なので、早く帰してあげたらいいのに、と、思う。
今日は酔っ払っちゃ駄目だよ、と、彼に言い聞かせる。大きな余震がきて、起きなかったら置いて逃げるよ、と。
それにしても。
後1本早い飛行機だったら、二人で街中に移動してる最中に揺れにあっただろう。もしかしたらガラスの海に遭遇したかも知れない。
後1本遅い飛行機だったら(つまり予定通りの便だったら)、到着できたかどうか定かではない。安全確認ができるまで、ぐるぐる空を旋回し、混み合った飛行機を1機ずつ着陸させるのに時間がかかって、なかなか地上にたどり着けなかっただろう。
あの時奇跡的に電話が2回も通じたのも不思議。私からかけた電話は全く通じなかったのに。
タクシーを簡単につかまえて、乗車できたものラッキーだった。そうでなければあんなにスムーズに部屋に戻ることは出来なかっただろう。
そしてこの日に会う約束になっていなければ、私はおろおろとつながらない電話を前に、心を波立たせてメールを何通となく打つしかなかっただろう。遠い場所から彼の安否すら分からず泣きそうな気持ちで待っているよりも、一緒に居られるほうがどれだけいいか。たとえ震災の真っ只中だとしても。安否を気遣って送られてくる彼へのメールを見ながら、真っ先に直接無事を確かめられたことの幸せを、小さく噛み締める。