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2005/09/04のBlog
栃木県の山間部に住む友人から、楽しいニュースが届いた。なんでも、ツノの立派なカブトムシが、家の中に飛び込んできたという。
「ほしい?」と聞かれて、「ほしい!」と答えた。
“ムシキング”が大ブレーク中の今年。大都市東京では、カブトムシなんぞなかなか見つけられない。わが家にやってくる、子どもたちに見せたら、絶対におどろくはずだ。ちょっと自慢できるぞと、内心にやにやして、早速宅急便で送ってもらうことにした。
まず、3才の男の子は、かなりよろこんでくれた。これは出だし好調だ。
ところが、4才の女の子は興味なさそうに、カブトムシをのぞきこんで言った。
「あたしのお兄ちゃんは、3匹。お姉ちゃんは、2匹持ってるよ」と、ぎゃくに自慢されてしまった。
ぼくは、ここで気づけばよかったのだが、浅はかだった。
「ほら、すごいだろ。すごいだろ」と、小学生1、2年生たちに見せたときだ。7才の男の子が、自慢気に言った。
「なあんだ1匹か。ぼくなんか4万円買ったよ!」
「...........」
おどろいたのは、こっちのほうだ。
子どもたちのおどろく顔を見たかったのだが、おどろく顔を見せたのは、ぼくのほうだった。いやはや。
2005/07/06のBlog
漫画家、永島慎二さんが、67歳で亡くなったのを知った。
ぼくは青春時代、永島さんの漫画が大好きだった。20歳を越えてから転居を20回ほどしたが、いまでも作品を持っている。『漫画家残酷物語』『サトコは町の子』『風っ子』『少年期たち』などだ。
二年ほど前、ぼくは永島さんと意外なところで、うれしい再会をしたことがある。再会といっても直接会ったわけではない。永島さんは趣味で、将棋の駒を彫っていたのだ。偶然手にした『駒のささやき 将棋駒の魅力とその世界』(駒研出版会)に永島さんが彫った駒や、似顔絵やコメントが載っていた。
すごくうれしかった。将棋大好き人間のぼくと永島さんが繋がっていたなんて、すごくうれしかった。

永島さん。ぼんやりとお酒を飲みながら、将棋の話をしてみたかったな。
さようなら、永島慎二さん。
2005/06/18のBlog
おととい、突然、歯が折れました。
硬いものをかんでいたのなら、納得できますが、そのとき食べていたのは、なんと蕎麦です。蕎麦ごときで、歯が折れるのも驚きでしたが、同時に2本だったから、びっくり仰天。
まあ、15年前に虫歯になって、神経を抜いてあったので、虫歯が進行していても痛くも痒くもなく、折れても「は?」ですみました。

じつは、ぼくの歯医者通い歴は、かなり長いんです。
4、5歳の時、ものすごい痛い思いをした記憶があります。昭和の20年代の歯医者は、いまほど丁寧でなく乱暴だった気がします。「男なんだから泣くな!」って。むちゃくちゃです。
昭和の50年代には、虫歯を我慢していたら、顔の半分が腫れ上がったことがありました。仕方なく歯医者にいったら、いっぺんに5本も歯を抜かれて、貧血で倒れた経験もあるんです。

嗚呼! また歯医者に行かなきゃならないんです。憂鬱です。はぁ。
2005/05/26のBlog
ふらりと気ままに電車に乗ったのなら、どこにいっても楽しい。でも、目的地めざして電車に乗った場合、そうはいかない。
昨日は最悪だった。こんな最悪な気分になったのははじめてだ。

目的地は、埼玉県の大宮駅だった。到着の約束時間は、午後2時30分。
まず、地下鉄大江戸線で光が丘駅から練馬駅へ。そして西武池袋線に乗り換えて練馬駅から池袋駅へ。さらに埼京線に乗り換えて池袋駅から大宮駅へ、と行くはずだった。
ところが、世の中なにが起こるか本当にわからない。順調に池袋駅から大宮駅に向かっていた電車が、突然、途中の戸田駅で動かなくなった。なんでも浦和駅で人身事故だという。
時計は午後1時50分。まだ間に合う。
戸田駅で待たされること10分。ようやく電車が動きだした。ところが、車内アナウンスによると、大宮駅までは行かず、途中の武蔵浦和駅止まりだという。なんということだ!
しかたなく、武蔵浦和駅で下りると、あわてて通路を走り階段を駆け上がる。すでに時計は午後2時20分。
武蔵野線に乗り換えて南浦和駅まで行けば、京浜東北線に乗り換え大宮駅に行ける、別のルートがあるからだ。
ところが、電車はすぐには来ない。1秒が1分にも感じる。ようやくやって来た電車に飛び乗って、隣りの南浦和駅へ。
しかし、すでに時計は2時45分。呆然とした。疲れがどっと来た。これから京浜東北線に乗り換え大宮駅に行ったとしても、3時過ぎになるのは確実だったからだ。
先方に電話をしたのだが、これ以上待てないとのことで、約束はついにパアになった。

人身事故が、どんな事故だったかはわからない。
もし飛び込み自殺だとしたら、ぼくは世界中の人に大声で約束する。「ぼくがもし飛び込み自殺をしたくなったとしても、絶対に電車にはしないぞーっ!!」(←オイ



2005/05/24のBlog
海はいいもんです。
空と太陽の光と潮風と砂浜と波と、波の音と潮の香り。なんの理屈も必要ありません。
海はいいもんです。
仕事の途中にふらりと立ち寄った感じのサラリーマンが、スーツの上着を脱ぎネクタイをゆるめ、砂浜でぼんやりと海を眺めています。
海はいいもんです。

友人の絵本作家KYさんの絵に、これからの成長を予感させるものがありました。力みのないあたたかい世界は、どこか海と繋がっているものがありそうです。

海はいいもんです。

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