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1セットで帰れぬ...
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2008/10/09のBlog
皆さん、ご心配をかけてすみません。
ちゃんと生きております。
ホント・・・・良かった、入院じゃなくて。

$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$


日曜日、その日は一度も大便は出ず。
因って下血なしと自己判断。
日曜日なので、クリスからの連絡も無し。

月曜日、午後の15時から診察予約があった。
子供は学校に奥方は仕事に行った。
オイラは一人残された。
特に排便をしたいとも思わず、下血の感じもせず。
ただ、少し腰に鈍痛が有った。何か重りを入れている様な。
8時30分ぐらいにクリスからメールが入る。
『ハニコ 電話デキマスカ?』
オイラも声が聞きたかったので電話を掛け直した。
『ハニ オハヨ、病院何時カラ?』という問いに、3時だよ、と答えると
『ジャ オイデ。午前中 逢エルデショ?』とお誘いを受けた。
いいけど、どこ行くの?の質問には『アトデ 考エル スルデイイジャン。』と。
ま、そうだな、とオイラは車を走らせた。

待ち合わせ場所に着くと、アパートまで来て、との要請。
どうも、先週の土曜部の店の仕事が終わり、送迎車でアパートの近くまで
来た時にまた例の男がうろついていたらしい。
ノッポである。
しかも、今度はオイラとクリスの待ち合わせ場所ではなく、彼女のアパート付近の
住宅地まで侵攻して来たとの事。
ただ、少し抜けているのが、いつも同じ帽子と服を着ているので
クリスに瞬時にバレルという点。
『アノ キチガ◎男 居ルトヤダカラ。』と素早くオイラの車に乗り込んだ。

車中でどこに行こう、喫茶店でいいか?と聞くと
『ヤダ!ツマラン。』と口を尖らせて駄々をこねる。
困ったねぇ...と行き先も決まらずに車を走らせていると
いつも使用しているホテルでは無い、新規オープンのホテルの看板を
クリスは目敏く見付けた。
『ハニ!アレ!ホテル 書イテアルジャン!アソコ!イイジャン!』
と、すっかり板に付いた三河弁を駆使しての提案。
ハニコ、アコ ラヴラヴ出来ないよ、激しい駄目だよ、と忠告するが
『アアアア~?イイナノ!イッショ 寝ルスル ダケジャン!』
と咆えた。

それって、普通は男の台詞じゃないか?何もしないからさ、いいじゃんって。

オイラの体調が良くないの知ってるよな...と不安になりながら
純和風の部屋に入る。

部屋に入り、『ハニコ~大丈夫カ~?』と言いながらジーンズを脱ぎ
上着を投げ捨て、ベッドにもぐるクリス。
オイラは再度、ラヴラヴしたくなるような事駄目な、と釘をさしたが
『ハニ~スッゴイ ヒサシブリナ~』と
オイラのジーンズを脱がせ、脚を絡める。
スベスベな彼女の脚の感覚が徐々に血を必要の無い場所に集めつつある。
わぁ~やばいなこれ、このままだとオイラもその気に...
と思ってクリスのキスを受けていると
行き成り腹部に激痛が走った。
オイラはクリスに、ごめん、ハニ ちょっとヤバイ、と告げてトイレに向かう。
クリスは、『ナニ!ドシタノォ!ハニ!ハニ!』とトイテまで着いて来る。
オイラは、一緒駄目だ、ちょっと待て、な、と彼女を静止てトイレに入った。

ブホッ!ビチャビチャ!という音と共に肛門から落ちたのは
黒い便と真っ赤な鮮血だった。

うわ...一番来て欲しく無い場所とタイミングで来た、とオイラは頭を抱えた。
クリスはトイレの外で『ハニ ナニ アッタノ?ブラッド ナノ?』と叫んでいる。
これはクリスに見せちゃあかん、オイラはそう思って排泄物を流した後
便器に飛び散った鮮血を拭き取った。

何気ない顔で、ハニ アコ 病院行くよ、血少し出た、と静かに言うと
『ナニ!血 出タノ!早ク ジーンズパンツ 履クシテ!』とクリスは
オイラの手を握り懇願した。
彼女も慌てて服を着出すが、焦っているのかブラを着けずにTシャツを被る。
ハニ、大丈夫だよ、慌てる ないよ、とブラを手渡すと
『ブラ シナイデイイワ!』とバッグにブラをねじ込んだ。

そのまま、車に乗り込み。
何時もより慎重に車を走らせた。
クリスは、隣でオイラの顔を見ながら、沈黙していた。

車を降りる間際にクリスは
『ハニ 絶対 電話チョウダイネ。アコ イツマデモ マッテルヨ。』
と、オイラに抱きついた。
オイラは、笑って、ハイ、と答えた。

病院へ向かう途中で腹部が軋む。
昨年と同じ痛みに思えて、鼓動が激しくなり、汗が出る。
緊急外来に駆け込む前にトイレで血を流してしまおうと
便器に座ると、ガスと共に大量の下血をした。

受け付けに行き、順番を待つ。
直ぐに呼ばれて、係の人と話すと意外な指示を得た。
「普通外来でお願いします。」
オイラは、耳を疑い、下血したんですが...と再度告げるが
答えは同じだった。

渋々普通外来に行き、血液検査をし、そのまま2時間30分待たされる。
その間にくりすからガンガン電話が入り、その度にまだ診てもらってないよ、と答えた。
その回答にオイラ本人よりも、クリスが立腹し、逆にオイラが宥めて落ち着かせる。
そんな事をしていたら、血は止まってしまった。

医者ってのは凄いな、解ってたのか、と変な事で感心してしまった。

結局、診断の順番が来たのは14時20分頃。
血も止まってしまったので、
「明日にでも内視鏡入れましょうか。予約取っておきます。じゃ、今日は
これで良いですよ。」と言われ肩透かしを喰らった感じで帰宅。

午前中の騒ぎは何だったんだ、変な処に血を寄せたのが拙かったのか?
と真剣に間抜けな心配をした。

クリスに、血ないから あしたカメラチェックだって、と電話すると
『マタ アナル 痛イナァ~。』と言った後
『チンチ◎ 大キク シタカラ ブラッド 出タジャナイノ?』と
同じ様な仮説を述べた。

誰が大きくさせた、ちゅーねん...


火曜日の内視鏡検査の結果は、「はっきりしない」という納得していいのか
甚だ疑問の残るものとなった。
肛門から直腸の間に血管が白く擦れた痕が見られるということで、多分そこに
出来物(ポリープ?)が有って、大便がそれを削って出血を起こしたのでは、
という説明だった。
で、仕事とか生活の制限は?という質問には
「煙草と酒は控えめに。」との事。
残念ながら、オイラは両方とも嗜まない。

クリスに説明すると
『痔ジャナイ?アコ ト 一緒ジャン!』と何故か嬉しそうだった。
痔じゃないと思うよ、というオイラの反論に
『ナンデェ?一緒 ガ イイジャン。二人 同ジ デ イイジャン!』
と大きな声を出した。

何でも一緒なら良いのか...

2008/10/06のBlog
金曜日の午前中に下血したのはブログに書いた。
で、その夜本当はクリスと食事の予定だったが、急遽キャンセル。

下血直後の08:40ぐらいにその理由をクリスにメールで伝えると
『ハニ!ハニ!早ク 病院!早ク!』と大慌てで電話が掛かってきた。
オイラとしては、先回の下血より量が圧倒的に少なく、(わ!また下血する。)
という感覚が少なかったので、とりあえず大丈夫だよ、と返事をしておいた。
それでも、突然大量下血が始まらないという保証はどこにも無いので
部長とヨーサク隊長に、帰宅の承認を貰い岐路に着くことに。
先回、自分で運転し病院で意識が飛んだという経緯を知っているので
ヨーサク隊長の車で送ってもらい、オイラの車はバンドーが運転してくれた。
別れ際、オイラが二人に礼を言うと、ヨーサク隊長は
「入院になったら、またクリスを連れて行ってやるから。」と言って去っていった。

家はオイラ一人だった。

する事も無く、日曜日のスプリンターズS(GⅠ)の予想をしているとクリスから電話。
『ハニ~!大丈夫カ~?入院ナノ?アコ ヤダナ~...デモ 病院行キナサイ。』
と、本音が全部詰まった発言。
大丈夫。今 ブラッド無い。もしひどいなったら病院行くから、と告げた。

正午ぐらいに奥方が帰宅。
今日のパートは半日だったらしく、オイラが家に居る事を大層驚く。
下血した、と告げると「お昼ご飯は食べれる?」と何を優先して心配しているのか
掌握しかねる返事。
まずは、容態を心配するもんだがなぁ...

14時ぐらいにクリスから電話。
奥方が居るので外に出て会話。
内容は、入院は寂しいからヤダよ、という様なもの。
10ヶ月前の孤独感がオイラにも甦って会話のトーンが落ちる。

14時20分頃、再び下血。
会社の時より量は多いが、鮮血と便が混じっている。
おかしなもんで、鮮血のみが体内から零れ出る恐怖感を一度経験
しているので、さほど焦りはなかったが、大事になる前にそろそろかな、
という雰囲気を感じて奥方の車で病院へ向かった。

病院で診察を待っている間、腹にガスが溜まる感覚がしてトイレに行くが
放屁のみで便も血も出ない。
止まってしまったのか。

問診と触診の後に腹部のMRIを試みるが、出血の場所が特定出来ない。
やはり、止まってしまったらしい。
そうなると、失った血液成分を点滴で補い、再発防止に整腸剤と止血剤を
服用するしかなくなってしっまた。
医師曰く、
「大腸憩室を持っている人は出血と一生連れ添って歩くしか無いので
普通の生活をして、出血したら病院に来る、の繰り返しですよ。
変な言い方ですが、さほど深刻に成る事は有りません。」
と、慰めているのか、諦めさせているのか解らない言葉をくれた。

週末で控えることは、【①飲酒】と【②喫煙】と【③激しい運動】。
オイラに関係するのは③のみか?
流石にクリスも鬼ではなかろうて...

月曜日に再検診ということで岐路に着いた。

夕刻、蛭子さんを捕まえて、マリーちゃんとメロディと共に居酒屋で
食事をしているクリスから電話が有った。
『ハニ~!ドウダッタ?ブラッド 有ルノ?』と心配そうな声。
今は無いよ、薬もらったから、それより酔っ払いだめよ、わかった?
『ワカッテルヨ~!ゴメンネ マタ 電話スルネ~。』
と電話は切れた。

オイラは久々にお粥が主食の夕飯を食った。
その後、止血剤を飲んだせいか、軽い頭痛がして21時頃には
床に着いてしまった。


夜中の1時51分、オイラの携帯が震えた。
何の事やら解らんぐらいに熟睡していたオイラは暫く携帯を握り締めて
布団の上で呆然としていた。
それから、1分後に復た電話。
クリスからだった。
2回目の着信が余りにも長いので、いつもと違うな、と察知して
オイラは1階の居間に降りて、電話をかけなおした。
2回目のコールでクリスは出た。
妙に大声だった。

『ハニィ~!大丈夫カァ~!』
オッオ、大丈夫。貴女酔っ払いか?
『酔ッテルヨォ~!スッゴイ 呑ンダ!イイジャン!』

呑みすぎるなと言ったオイラのアドバイスは関係無しかい...

蛭子さんは?いいの、電話してて?
『モウ帰ッタ!知ラン 蛭子ノ事!聞クナ!モウ オ客イナイ!』
そっか、ハニ 可哀想な、ごめんな、アコ 行けないからな。
『アナタ 要ラン!家族喜ンデルヨ!アナタ 居ルカラ!』

相変わらず酔った時は悪態を着くなぁ、と溜息を吐いていると、突然
『ア、電話変ワル!ホイ!ホイ!』と叫び出す。

電話変わる?誰?と思っていると聞き覚えのある男の声。

「ハルさん、大丈夫なの?体。どうなのよ?」

ジュンだった。オイラが週末居ると思ったら、姿が見えず、
その代わりクリスは深酔いして、ジュンに絡んできたらしい。
その絡み酒の会話でオイラの下血の事を聞いたみたいだ。

「すっごい泣いてた、クリス。心配だ、でも、家族が居るから問題無い、
て言ってると思えば、私は病気のハルの近くに居れない、寂しいって。」
とジュンがオイラに打ち明けた。
受話器の向こうでは、『ジュン オシャベリ ダナ!』と叫ぶクリスの声。
持て余したジュンは「クリスに代わるわ、お大事に。」と言って帰宅した模様。
クリスは電話を代わった。
『ハニコ~...マハルコ~...フゥエ~サビシイ~...元気ナッテ~...』
と、泣き声に成っていた。

ごめんな、心配させて、すぐ良くに成るから、アナタに逢いに行くから、
とオイラが何回も繰り返し告げることで、やっと落ち着いた様だ。

その後、クリスは店内に戻り、『モウスグ閉店ダカラ、掃除スルネ。』
と言って電話を切った。
泣き顔では接客出来ないので、カウンターでグラスでも洗うのだろう。

逢いに行けない体の情けなさ、と酒でしか気持ちを紛らわせないクリスを思うと
今にでも車を飛ばしたかった。




土曜日、オイラの下血は殆ど無かった。
まだ大腸に残った血液が便と一緒に出るくらいで、特に痛みもない。
オイラはボケッと一日を過ごした。

夕刻、出社前のクリスから電話があった。
昨夜の事を詫びる内容の電話だったが、酔って泣けば元気に戻るいつもの
彼女だったのでオイラも安心した。

日付の変わった2時にクリスから電話。

『今カラ帰リマス。ハニ イツマデモ マッテルカラ 心配ナイ。
アナタダケ ダカラナ。ダカラ ユックリナ 元気 ナルシテ オヤスミ。』

ありがとう、直ぐに逢えるから、おやすみ、気をつけて。

オイラは電話を切ってから、お茶を飲みに台所へ向かった。

2008/10/03のBlog
[ 19:19 ] [ クリス ]
午前中に久々の下血を起こして家に居ます。
でも、それが一回のみで終わった為取り合えず自宅療養。
心配無いと思い込んでます。


さて、続きを...


ジュンとの電話を切ってから溜息を吐いていると、マリーちゃんが
「何?ハル君、サッキ 呼ンダデショ?」とオイラの横に来た。
チェックお願いしようと思ったけど、ジュン来るから未だ居るよ、と答えると
【チェック】の声に反応したメロディが「クリス!シ ハル ウィナ!」と叫ぶ。
あ、メロディ違うよ、と言う間も無くクリスが飛んできた。

『ドウシタノォ!ホント 帰ルナノ?ナンデ 愉シクナイノカ?』と
オイラに大声を出す。
隣の浜さんが「優しくないなら、おもろないわな、流石にハルさんでも。」
とクリスを諭すが、クリスはその言葉を全く聞いていない。
帰らないよ、ジュンも来るし、と弁解するが、それに対しても
『ジュン 来タラ アコ 貴方ノ隣 座レナイジャンカ!要ラナイナ!アコ!』
と咆哮すると、他の席に戻っていった。

完全に出来上がっている目付きだわ、ありゃ...

またタイミングの悪い事は重なるもので、通常はオープン~ラストの蛭子さんが
24時にて精算を始めた。
どうも、連れ立って来ている友達が他の店に行きたいと言い出し、蛭子さんも
その流れに乗った様だ。
それもクリスの癇に触り、グラスをグイグイ空けている。
もう誰から見ても、酔って騒ぐフィリピン産の野獣である。
オイラはその野獣に首輪を着けて返す役目だ。
損な役回りだこと(涙

蛭子さん退場の後、入れ替わる様にジュンがやって来た。
相変わらず、ホスト系の服装にツンツンの髪。場違いな雰囲気がメロディの
プライドをくすぐる様で、他のババエに見せ付ける様にアマイアマイをしていた。
【見栄えの良い客】、という役回りか。
オイラとえらい違いだわ。
疲労困憊のオイラを見てジュンが「ハルさん、何でそんな疲れてるの?」
と不思議がっているので、直に解る、とだけ告げた。

10分後、クリスが登場。
ジュンに握手をしてオイラの横にドカッと座る。
『ナンデ マダ ツマラナイミタイナ顔ナノ!アコ 来タジャン!サッキ カラ!』
クリスの物凄い大声に、初めてそれを目撃したジュンはフリーズした。
だから、眠たかっただけでしょ?貴女居ない、他のババエ居ない、しょうがない
とオイラが説明するが、
『ダカラァ!アコ 忙シディバ!ダケド 頑張ッテ 貴方ノトコ 来ルシタジャン!』
『ワガママ駄目デショ!ワカッテル、貴方一人ノ事!デモ 仕事ジャン アコ!』
のフレーズを繰り返し、またいつもの『帰レ、貴方要ランワ!』の台詞。
オイラが、本当に帰っていいんだね、と静かに言うと、クリスは
急に、あっという顔をし、ボロボロ泣き出した。
それから、ジュンとオイラに『ゴメンナ アコ 悪イ。アコ ワガママ ダカラ。』
と交互に謝罪をし出す。
ジュンは、「いやいや、クリスは悪くないよ、お酒が悪いよ。」と慰め、
オイラはいつもの様に、ごめんな、アコが眠ったのが悪かったな、と謝る。
それでも、クリスは泣き止まずに
『アコ ガ 悪イナノ~!ハニィ~ 嫌イナッタデショ~。』とオイラの膝に崩れた。

浜さんは、「ああいう涙を見たいねぇ。心が有るから泣けるでしょ?貴女は
全然アコの胸で泣かないねぇ。」とマリーちゃんに問いかけるが
マリーちゃんは、「浜サ~ン アコ オカネ ナ~イ!」と泣き真似で茶化していた。

それから、若干持ち直したクリスは結局オイラの横を離れてイッサ君の席へ。
オイラは、ジュンとメロディがアマイアマイしている横で
サザンオールスターズの『oh クラウディア』を唄っていた。

向こうの席から「クリス~!なんで泣いてるの?」とイッサ君の声が聞こえる。

いっぱい泣いて楽になれるといいな...そう思いながらカラオケを唄った。


深夜2時やっと閉店になった。
オイラは、酔ってボロボロに成る前のクリスの『イッショニ帰ル。』という
言葉を確認したかったが。イッサ君らが最後まで店にいたのでクリスと接触
出来なかった。
仕方が無いので、メロディを送る事になったジュンと駐車場で暫し休憩。
ジュンは「凄いね、クリス。酔うとああなっちゃうんだ。」と未だ慣れずにいた。

下の方から、ドヤドヤと男の声が聞こえて、その方を見るとイッサ君の一団だった。
全員が全員エグザ◎ル系のファッションなので直ぐに解る。
イッサ君は大きな声で携帯で話している。
「おお、◎◎ちゃん!今からそっちの店行くからさ!直ぐ直ぐ!じゃ~ね~!」
と車のタイヤを鳴らしながら去って行った。

2時20分頃にクリスからの連絡があった。
店の裏に来て欲しいとの事。オイラはジュンとそこで別れてクリスを迎えに走った。
クリスは意外としっかりした足取りでオイラの車に乗り込んだ。
『ハニ ゴメンネ 今日。モウ 嫌イデショ?モウ 帰ルデショ?』と俯いている。
嫌いならないよ、大丈夫。でも、遅いいから帰るよ、な?と言うとクリスは
『ハイ。』と一言返事をした。

コンビニでミネラルウォターを購入し、それをクリスに渡すと
『ヤッパリ 嫌イナッタカラ 帰リタイデショ?』とまた泣き出した。
違うよ、違うよ、と何度言っても泣き止まないので、
解った帰らないよ、いっしょに居ような、と車をいつもの公園に停めて
クリスを抱きしめた。
クリスは、『ゴメンナサイ。ホント ゴメンナサイ。』と繰り返し泣き止まなかった。

30分程、いっしょにいたら彼女から『ハニ 帰ッテ イイヨ。家族心配スル。』
とオイラから離れた。
オイラが、いいよ、大丈夫、と嘘を付いたが、『帰ルシテ。』とキスをした。

クリスをアパートに届ける車中クリスは無言だった。
アパートの近くで車を降りる時にやっとクリスは
『ハニ 明日 電話スルカラ。オヤスミ。』と一言喋って、手を振った。



その時から、クリスの対応が変わってきたのである。
凄く気を使い、顔を色を見る。
今まで気を使わなさ過ぎと言えなくもないが、調子が崩れるので
普通のクリスで調度いいのだが。

ま、どうせ長くは続かんか...
2008/10/02のBlog
[ 23:01 ] [ クリス ]
今週になってからクリスの電話対応が変わってきた。
先週までは、彼女からワンギリが有ってオイラが直ぐに掛け直せない場合は
『忙シカ...』と諦めていたが、今日までは何度でも繰り返しトライが続く。
なぜか?
それは先週末の店に出撃した際のクリスの態度が原因である。

今更、先週末の話ですみません。

その日、オイラは休出だった。
相変わらずの工場メンテナンスの監督業だったので、体力的な疲労は無かったが
定刻で終了させる様にピリピリして気疲れした。
しっかり予定通りに終わらせてクリスの『居酒屋 イッショォ~!ハニィ~!』
(餌付け)の時間に間に合わせるためだった。

ところが!

きっちり仕事を終わらせて隣町の駐車場に到着すると、クリスから着信。
『ハニ ゴメン!今日 蛭子 居酒屋 待ッテルダッテ!(蛭子の元へ)
行ッテイイデスカ?』と申し訳無さそうな声が聞こえた。
ま、蛭子さんなら安牌だし、多少は悪いと思っているフリも出来ているし、
と判断し、いってらっしゃいと告げた。
何度も何度も謝罪をしながらクリスの電話は切れた。

さて、何をしよう。
開店までにまだ2時間近くあったので、目の前にそびえるパチンコ店に入った。
自分からパチンコ店に入るのは今年初めてか?
ま、暇潰しになれば、と思って打った小林幸子は以外とオイラと遊んでくれた。
¥3,000投資して箱一杯分の出玉と1.5時間の消費が叶った。
オイラの財布は約¥2,000の増資となった。
クリスと居酒屋に行ったら¥5,000を消費したと換算すると、今回はプラス¥7,000か、
とポジティブに判断し自らを納得させて、残り30分は車で仮眠を取った。


暫くして、震える携帯で目が覚めた。
あれ、今何時?と携帯を見るとスナックの開店から既に30分経過。
クリスからの携帯の着信は6件を超えていた。
急いで掛け直すが、電話に出ない。
んんんん、忙しいのか、若しくは、怒っているな...とヒヤヒヤしながら
スナックの扉を開けると、クリスが蛭子さんの隣でデュエットしていた。
オイラがクリスを見ると、凄く心配そうな顔をしている。
オイラが席に着くと、慌ててやってきた。

『ナンダァ!ナンデ 電話無イノォ!居酒屋 ショウガナイジャン!仕事デショ!』
とオイラの頬を抓る。
いや、怒ってないよ、車で眠ってた、と答えると
『ナンダ コノ人...』と呆れ顔になってしまった。

それでも若干心配なのか蛭子さんを放置してクリスはオイラの隣にいた。
『ハニ 居酒屋 チューハイ4杯呑ンダ。蛭子 愉シクナイカラナ!』
やってられねぇから、呑んじまった、ほんで酔ってまったわ!てなもんか。
クリスは確かにホロ酔いだった。
程なくして、クリスの客は連続で来店。
元警察官のタコ坊さん、タレント時代からの客であるスーさん。
駄目押しで、イッサ君とその仲間達も。

これで、オイラのところに今日は居ないわ、そう確信した瞬間睡魔がやってきた。
そのオイラを見て、クリスは他の客への去り際に
『ハニ 今日最後マデナ イッショ 帰ルダカラ!ナ!』と釘を刺した。
何!一緒に帰るだ?後4時間もあるぞ!と言うオイラを置いてクリスは他の客へ。

それから、オイラはほぼ放置プレーだった。

たまにウトウトとすると、アテ・ララやマリーちゃんが『寝ルナ~!』と小突く。
それでも、睡魔には勝てずにウツラウツラしていた。

ウツラウツラを継続させる中、ハッと我に帰ると目の前に怖い顔した
クリスが仁王立ちしている。
『何ツマラナイ顔!ナンデ 眠ルシテルノ!面白クナイノカ?!』
と大声を出す。
酔った時の凶暴モードになっていた。

クリスの酔いの段階として
【はじける】→【怒る】→【泣く】→【吐く】→【眠る】というモードに移行する。
加えてオイラの前だと、これのどこかに【発情する】というリーチ予告が現れる。

隣で見ていたマリーちゃんと知らぬ間に来ていた浜ちゃんが驚いていた。
オイラは、否、眠いだけだよ、と弁解するが、『ツマラン顔ナラ帰レバイイジャン!』
と吐き捨ててイッサ君の元へ戻っていった。

眠いのも我慢しているのに放置されて、その上あの言い草は無いわな
と久々に情けなくなり、今の時間を確認すると後10分で24時になるところだった。
24時で勘定してもらおう、とマリーちゃんを呼んだ時点で
オイラの携帯が鳴った。
誰だよ、と確認すると、それはジュンからだった。
え、何でこいつオイラがここに居るのを知ってんの?と思いながらも電話に出ると
「メロディに呼ばれたんすよ!もうじき着きますんで!」との事。

来んでええって、オイラ帰れんがや...

2008/09/27のBlog
金曜日(昨日)、オイラは午後から有給を取った。
クリスが『ハニ!コノ前 友達 ト温泉 行ッタヨ!ハニ イッショ 行コウ!』
と言い出したからである。
彼女は最近この辺から車で2時間以内ぐらいで行ける公営の温泉施設が
マイブーム(死語)である。
時間が空くと、同居人やレィシーの姉と温泉三昧である。

今日車で向かったのは岐阜県の県境にあるひなびた町営の温泉である。
ま、健康ランドと言った感じか。

行く道中、クリスは大はしゃぎだった。
出発前にコンビニで購入したサンドウィッチをオイラの口に押し込みながら
【如何に温泉が愉しいか】を喋り倒している。
クリスの話し方は日本語も拙いせいもあるが、ほとんどが一人称と二人称で
ストーリーが進む。
『アコ ガ 温泉 入ッテルトサァ オバアチャン 言ウシタヨ。』とか
『子供ガネ オネエチャン 外国ノ人 ナノ 聞クシタカラサァ。』みたいな。
聞く方として誰が何を何処で話したのか混乱するが、聞き直されるのが
嫌な性分なので、話の8割ぐらいを解釈して後は自分で補正している。

クリスはどうも、地元の人との触れ合いが愉しいみたいだ。
こんな話をした、こんな事を聞かれた。
異国の地で老若男女に囲まれて暮らしていた故郷の雰囲気を感じたいのかな
と思いながら、オイラはクリスの話しを聞いていた。

温泉につくと、やはりそこは地元のロロとロラの憩いの場所であった。
42歳のオイラが浮いてしまう年齢層の高さ。
それに加えて外国人を連れている。
もう違和感の塊である。
そんな事に臆する事無くクリスは『ハニ ト 温泉カ~!ウレシ~!』と
階段をドカドカ駆け上がっている。
そのまま温泉に入ると思いきや、いきなりレストランへ向かうクリス。
さっき、サンドイッチ食べたじゃん!とオイラが呆れると
『イイナノ~!ハニ イッショ ニ カツカレー 食ベルゥ~!』と
地団駄を踏む。

床が抜けるから止めなさい...

結局、カツカレーとラーメンを注文。
その食堂でもロロとロラの集団にオイラ達は注目されていたが
クリスはお構いなしでカツカレーを完食。
オイラがラーメンとカレーのお盆をクリスの前に並べて、小さな取り皿だけ自分の
前に置いて、こうすると、ハニ全部食べたみたいだ、と言ってからかうと
『ヤメナサイ!ホント ミタイ ダカラ!』と言ってギャハハハ!と大笑い。
オイラが、ホントみたい言うな、と突っ込むと
『アラ!バレタ!(解った、と言う意味か?)』と再び大笑いをした。

満たされたお腹を摩りながら、クリスは『ジャ マタ 後デネ。』と
女湯に向かった。
勿論だが、オイラは男湯へ。
脱衣所に入ると、オイラを含めて客は5人。
勿論全員ロロ。
ま、のんびり温泉に浸かろう、と服を脱ぎ始めると携帯の着信が有った。
クリスだった。
どうしたのよ、と電話に出ると、『ハニ今ドコ?』と焦った声。
オイラが、噴出しながら、男のお風呂だよ、と答えると
『チョット 外 来テ。早クネ。』と電話は切れた。

なんだよ、一体、と服を着なおしてクリスの元に急ぐと
クリスが売店の前で立っている。
何?問題あるの?と尋ねると
『ハニ アノネ 前ハ アッチ 女ノ オ風呂 ダッタケド ナンデ?今 違ウナノ?』
とオイラが出てきた男湯を指す。
オイラが、笑いながら、大丈夫だよ1ウィーク 1ウィークでチェンジするだけ、
と教えると、『ナンダ ソウナノカ!ヨカッタ!アコ 男ノ オ風呂 入ル ダッタヨ!』
と安堵の表情を浮かべる。
オイラが、ロロのキン◎マ 見れたチャンスだったじゃん、とからかうと
『オシカッタナ!』と、喰い付いてきた。

温泉は、いや、温泉というか銭湯だな、と若干期待外れだったが、
露天風呂が有ったからいいか、と自分を納得させ1時間ぐらい堪能。
テラスで汗を抑えた後、ロビーに戻るが、クリスは未だ入浴中だった。
オイラは、100円を投じてマッサージ機に座ってクリスを待った。
数分後に出てきたクリスも、『アコ モ マッサージ!』とオイラの横で座る。
初めてマッサージ機を体験したらしく『オオオッ!アイ!アアアアア~!』
と声を上げるクリスを地元のロロ連は笑っていた。

その中の一人のおばさんがオイラに
「奥さん、若いね、外人さん?」と尋ねた。
オイラが、はい、フィリピンの生まれなんです、だから温泉が嬉しいみたいで、
と返事をすると、おばさんは「そうなの、いいねぇ、仲がいいから。」と頷いていた。

クリスは『奥サンナノ?イイナァ~、初メテ 奥サン 呼バレタ!』と
喜んだ後、再び『アウチ!オオオオオ!凄イゾ コノ マシーン!』
と唸り声を上げていた。
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