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水路をゆく
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2007/01/07のBlog
[ 23:31 ] [ 航行河川・運河 ]
(『芝浦の運河めぐり…3』のつづき)
左岸に、はりまんさん(ブログ『さまよえるはりま人』)好みの、レンガの外壁を持つビルがありましたので、一枚スナップ。

築40年くらいでしょうか、全体の造作から見て、そんなに古そうではなく、それでいて、ちょっとバタ臭い魅力があります。
↓場所はこのあたりだったかな…。自信がありませんが。
撮影地点のMapion地図
この手前にも、何枚か貼られていた、徐行をうながす看板。う~ん、そんなに飛ばす人がいるのかしら?

もちろん、私は最初から徐行しています。ハイ…。
JR・東海道貨物線の高架が、頭上にかぶさってくるあたりが、新芝運河の終端部です。

水路はここでほぼ直角、東へ曲がるのですが、この先は、高浜西運河と名前が変わります。
ちょっとブレて写ってしまいました、申しわけありません。新芝運河の終端部の右、西岸には、公園らしいスペースとともに、暗渠の出口が二つ、口を開けているのが見えます。

地図を見てみると、高浜公園とのことでした。ここもかつては、運河だったのでしょうか。
貨物線の高架は、「運河の曲がり角」に、斜めにかぶさっているのですが、このわずかな重複区間に、芝浦運河地帯、唯一の下路式トラス橋、芝浦橋がハマり込んで、窮屈そうにしているのが見えます。

「見えます」と言ったものの、ご覧のように、全貌を拝むことは難しい状態、しかも、頭上の高架線を、支えさせられているように見えるのですが、気のせいでしょうか?

撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

【追記】はりまんさんのブログ「さまよえるはりま人」の「レンガのある風景(303) ~ 塀 (加古川市北東部)」に、トラックバックさせていただきました。

(『芝浦の運河めぐり…5』につづく)
2007/01/06のBlog
[ 21:53 ] [ 航行河川・運河 ]
(『芝浦の運河めぐり…2』のつづき)
新芝橋です。
田町駅東口からの、駅前通りを通しているだけあって、桁橋ながら中央部に展望スペースをしつらえた、ちょっと華やかさのある橋です。

写真左側の歩道には、橋に隣接した船着場も設けられていますね。
撮影地点のMapion地図
ビルの谷間に、暖色系の塗装が映える、藻塩橋。

新芝運河は、この橋をくぐったところで、写真左手に折れ、ほぼ南に向かいます。
藻塩橋の向こうは、新芝南運河との丁字流。淡いピンクの桁橋は、百代橋です。しゃれた親柱と橋灯が目を引きます。
こちらの運河も、のちほどご紹介しましょう。

ここでも、たくさんの水鳥…キンクロハジロ君たちが、なにやら水面を物色中でした。おいしい魚がいるのかな?

撮影地点のMapion地図
百代橋の正面には、護岸に口を開けた暗渠の真上に、暗渠とほぼ同じ幅の家が、はめ込まれたように建っており、眼を奪われます。
ここにお住まいの方には、大変失礼なんですが…直下に暗渠があるお宅を、こうも断面図的な絵ではっきり見せられると、何か、尻がむずかゆくなる(笑)というか、不安な気持ちになってしまいます。
家の直下にある護岸のみ、ちょっと頼りなげなのも、不安に拍車をかけるようです。

え? 街の地下は、下水や地下鉄やらで、穴だらけなのだから、穴の上に家があるのは珍しくない、ですって? そりゃ、そうですがね…。
丁字流を過ぎた地点から、南を見たところです。
新芝運河の橋は、藻塩橋が最終橋で、あとは突き当たりの終端部まで、橋はありません。

このあたりは、企業の大きなビルが多く、岸辺は人影もまばらで、少々寂しいところですが、この寒いのに(笑)ジョギングをしている方がちらほらおり、ちょっと救われた気分になったものです。

(18年12月31日撮影)

(『芝浦の運河めぐり…4』につづく)
[ 21:53 ] [ 航行河川・運河 ]
(『芝浦の運河めぐり…1』のつづき)
新芝運河の第一橋は、旧海岸通りを渡す鋼桁橋、竹芝橋です。

桁の凹部に、何か管がはめ込まれているので、橋名のサイズが小さく見づらいのは、致し方ないところです。

撮影地点のMapion地図
竹芝橋をくぐると、右手、北岸には道路が平行して、少し開けた雰囲気になります。前方の橋は、香取橋。古そうなコンクリート桁橋です。

ここで、強い追風が襲来。デッドスローで走っているため、風圧に艇が負けて、艇尾が振られ、斜めになったまま前方に押しやられて、岸にぶつかりはしないかとヒヤリとしました。少し強めにふかして、操舵力を回復、艇を立て直します。
香取橋をくぐったところは、新芝北運河との十字流で、西側のみ橋のない「三つ橋」の景色が楽しめます。
もっとも北側水路は、わずかな水面を残して埋立てられており、写真の鋼ゲルバー橋、鹿島橋の向こうは、ご覧のとおり船溜りとなっています。

地図を見ると、北側に100mほどの緑地があるので、それこそモノレール開通時は、もっと奥行きのある水面だったのでしょう。
撮影地点のMapion地図
上の写真と同一地点から、新芝北運河の南方部分を望んだところ。うーん、逆光で、霞橋が本当にかすんでしまった…。
モノレールの鋼製橋脚が、なかなかそそる造形をしていますね。

このあたり、線路を水面上に架設したせいか、もともと、かなり低いところを通っているモノレールですが、今や周囲に巨大ビルが林立して、さらに低く感じられるようになってしまいました。
かつての「空を征く」爽快さはどこへやら…。線路のある水路が狭いこともあって、建物の間を縫って走るさまは、都電さながらと言っても、大げさではないほどです。
新芝北運河のご紹介はあとにして、さらに新芝運河を進みます。

香取橋の横までは、運河に接していた道路が北にそれ、岸まで建物が迫るので、文字通りビルの谷間となります。高いビルのお陰で、風は防がれているものの、日陰なので寒さもひとしおです…(泣)。

撮影地点のMapion地図




(18年12月31日撮影)

【追記】3,4段目、本文の一部を改めました。

(『芝浦の運河めぐり…3』につづく)
2007/01/04のBlog
[ 20:06 ] [ 航行河川・運河 ]
(『大晦日の東京港』のつづき)
赤い扉体の日の出水門を、くぐりざまアップでカッコよく撮ろう…と思ったのですが、ご覧のとおりの中途半端な結果に(笑)。

前後を橋で扼されているので、水面から、扉体の表面を収めようとしても、難しいようですね。
こちらがホンモノ(笑)の日の出橋。海岸通りを渡しています。頭上を交錯するのは、首都高羽田線と、台場線の分岐点です。

撮影地点のMapion地図
日の出橋の橋詰近くは、通船の船溜り。
きれいに手入れされ、船尾のハンドレールには松飾りもつけてもらって、お正月を迎える準備は、すっかり整っているようですね。
芝浦運河を横切って、新芝運河の入口へ。くつろいでいる水鳥さんの群れを、驚かしてしまいました。ゴメンナサイ!

この日は、どの水路を走っても、たくさんの水鳥たちを見ることができました。冬になると、渡ってくる鳥たちなのでしょうね。
新芝運河に入りました。

両岸に設けられた親水歩道は、本来の河岸を加工したものではなく、かつての水面であったところを埋め立てたり、ピア構造の人工地盤を、河底から立ち上げたりしたものです。(これは新芝運河に限らず、どこの親水歩道も同様です)このため、歩道ができた分、岸が前進し、水路幅が本来より狭くなるのは、止むを得ないところですね。

水路幅はご覧のとおりですから、大型艇の方にはお勧めできませんが、私としては、狭い水路を走るスリルが味わえて、なかなか楽しい場所ではあります。また、親水歩道が前進している分、岸に近づいても浅くないので、ちょっと柵にもやって、一休みすることもできるでしょう。
このあたりは、計画高水位より歩道のレベルを低くしてあり、ところどころに、さらに一段低めた、船着様のものも造られて、他の運河の親水設備とは、また一味違った雰囲気です。
撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

(『芝浦の運河めぐり…2』につづく)
[ 17:35 ] [ その他 ]
(『東雲運河…2』のつづき)
東雲運河を抜けると、おなじみ東京港の水面が広がりました。風は4m/sほど、そう強くはないものの、肌を刺すような冷たさがあり、背の低いさざ波が、運河とは違った硬い衝撃を船体に伝えてきます。

さすがに大晦日のせいか、船の往来も少なく、接岸しているフネブネにも、のんびりとした空気が感じられます。
撮影地点のMapion地図
レインボーブリッジも、冬の穏やかな日差しを浴びて、どことなく休日らしい雰囲気。

右手から、水上バスがやってきました。ビッグサイト通いの便でしょうか。
間近を反航していった船影を見ると、東京都観光汽船のジュビリーと判明。

シックな塗装がなかなか素敵ですが…お客さんは少ないようです(泣)。
(詳細は、東京都観光汽船HP『水上バス ジュビリー』参照)
日の出水門前の左側、BARQUE芝浦横の岸壁には、クレーンを備えた、建材運搬船らしい船がもやっていました。

この後方にも、大型曳船が接岸していたので、あまり余裕のない雰囲気です。この船も、ここで新年を迎えるのでしょうね。
わかりにくいところに橋名の書いてある、新日の出橋(こちらで『日の出橋』としたのは間違いです。申しわけない…)をくぐり、芝浦の運河地帯へ。
新芝運河ほか、まだご紹介していない水路を、ひとめぐりするとしましょう。

何より広い水面は、渡ってくる風も冷たく、ツライものがありますから、早く狭い水路に逃げ込みたい、というのが正直なところですが…(笑)。

撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

【20年1月20日追記】5段目、日の出・芝浦埠頭の間の水路は、芝浦東運河というそうです。

(『芝浦の運河めぐり…1』につづく)
2007/01/03のBlog
[ 23:59 ] [ 航行河川・運河 ]
(『東雲運河…1』のつづき)
おっと、東雲橋を忘れていました。橋桁の下に、東雲水門を股のぞき?したところを、お目にかけます。
なぜアップにしたかと申しますと、橋名のカナ/ローマ字表記を、お見せしたかったからです。
普通なら、「しののめばし」と濁るところを、「しののめはし」と書かれているのがわかります。これを見て、今さらながら、ハッとしたのです。

私が愛読している、隅田川を中心とした東京の橋の写真集、「隅田川 橋の紳士録」(白井裕、東京堂出版、平成5年発行)のあとがきに、この「はし」問題に関する記事があったのを、思い出したからです。
内容をかいつまむと、水の清からんことを願って、濁音を嫌い、清音の「はし」と読ませる風習が、いつのころからかあったのだとか。隅田川の名橋たちも、事情のある両国橋以外はみな「~はし」で、親柱にも、はっきり書かれているとのこと。

この「しののめはし」も、その伝統に基づいて、清音とされたのかもしれない…と考えると、なんだか楽しい気分になってきました。
水門をくぐった、直後の風景です。

左に見える陸地は、木々が生い茂ってまるで無人島ですが、かつての東京港の外郭線であった、防波堤の現在の姿です。法面がゆるやかなので、ちょっと見には、防波堤だったとは思えませんね。
濃いグリーンの塗色が美しい、木遣り橋。ご存知のように、昨年11月24日に開通したばかりの新しい橋です。以前左側にあった、貯木場にちなんだ名称が、なかなか小粋…。

晴海大橋同様、この上に高速道路を重ねる予定なので、このスマートな姿を見られるのも、そう長くはありません。
撮影地点のMapion地図
陽光を浴びて輝く円筒形の建物は、テプコ豊洲ビル…と書くと、まるでお買い物でもできるようです(笑)が、東京電力の変電所なのですね。

この埠頭に、荷揚げ設備やプラントが建ち並んでいたのは、つい最近のように思えるのですが、それらもすっかり取り払われて、今やこのビルだけが、オブジェのようにぽつんと建っている寂しさです。ここも数年のうちに、賑やかになるのでしょう。
こちらは、木遣り橋より早く、昨年3月25日に開通した、有明北橋。
2層になったのも当橋が一足お先で、もっともこちらは道路ではなく、電車(ゆりかもめ)の高架を渡しています。

しかし、この2つの橋のグリーン塗り、改めて見てみると、水面や空に映えて、なかなかきれいですね。
箱桁という、外観に滑らかな面が多いこと、橋の規模がそんなに大きくない、というのも手伝っているのではないでしょうか。これが大きなトラス橋や、釣り橋だったら、少しくどく感じられるかもしれません。

撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

(『大晦日の東京港』につづく)
2007/01/02のBlog
[ 11:09 ] [ 航行河川・運河 ]
皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

一昨日お知らせしたとおり、大晦日に出港するという、寒がりの自分にとっては暴挙?に等しいことをしてまいりました(笑)。最高気温10度に満たない、真冬に艇に乗るのは、もちろん生まれて初めてで、こんなことができるのも、都内に母港があってこそ。ありがたいことです。

今回の水路行は、東雲運河から始めることにしました。過去にも何度か触れましたが、新しい橋も完成したことですし、あらためてご紹介します。
東雲運河の入口は、豊洲・東雲・辰巳・枝川に囲まれた、五叉路(五叉流?)に面しています。快晴で風も穏やか、静かな水面を艇首で切り裂いていく清々しさは、冬の水路ならでは。

上から下まで防寒着で着ぶくれ状態、肌が露出しているのは、眼の周りしかないという情けない(笑)格好ですが、澄んだ水面の美しさに、本当に来てよかったと思えました。イヤ、オープントップ艇ですから、走るともろに風を受けるので、シャレにならないくらい寒いんですって…。

撮影地点のMapion地図
東雲橋北詰近くにある、UBE(宇部興産)の建材岸壁。複雑なトラス構造が魅力的な、大きなクレーンが目立っています。

接岸しているグリーンの船は、喫水線を高々と上げて、空船状態のようです。ここで年を越すのでしょうね。
東雲橋をくぐり、これも何度かご紹介している、東雲水門へ。複葉ローラーゲート3門、セクターゲート1門という、2種類のゲートを備えた水門です。
(詳細は東京都港湾局HP『高潮から守る施設の紹介』参照)

ローラーゲートの上屋に書かれた、「止めるぞ高潮 守るぞ都民」の標語、いつ見てもいいですねェ…。
右端のセクターゲートを通ってみました。凹部に収まった扉体と、操作室を見たところです。

写真には写っていませんが、「汽船用」の看板があったので、もともとは、ローラーゲートを通れない、高さのある船の通航用に設けられたのでしょう。
通過後、西側から見たところ。

やっぱり水門は、赤い方が、何か頼もしい気がしていいなァ…(笑)。







(18年12月31日撮影)

(『東雲運河…2』につづく)
2006/12/31のBlog
「水路をゆく」に、ようこそいらっしゃいました!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

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ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
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【10月21日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、仙台堀川の亀久橋です。10月9日撮影。
【10月27日更新】篠津運河水門に追記しました。
【10月28日更新】リンク集をこちらに別途新設しました。
【11月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、大横川の大栄橋です。10月9日撮影。
【11月9日更新】タイトルバック画像を更新しました。中央区、浜離宮恩賜庭園です。10月9日撮影。
【11月18日更新】タイトルバック画像を更新しました。品川区、船の科学館より東京港を望んだところ、船は小笠原海運のおがさわら丸です。11月12日撮影。また、「二匹目のドジョウは…」に追記しました。
【11月22日更新】笛吹川」に追記しました。また、ジャンルに「お散歩」を追加しました。
【11月25日更新】タイトルバック画像を更新しました。港区、日の出埠頭の曳船群です。10月9日撮影。
【12月1日更新】本欄の文面を改めました。
【12月8日更新】タイトルバック画像を更新しました。中央区、晴海埠頭に接岸する、英海軍フリゲート艦・ウエストミンスターと晴豊大橋です。10月9日撮影。
【12月12日更新】タイトルバック画像のキャプション、「晴海大橋」とすべきところ、「晴豊大橋」になっていたことに、今ごろ気づきました(泣)。お詫びして訂正いたします。
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【12月28日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、上流側から見た、清洲橋です。5月6日撮影。