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水路をゆく
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2007/01/04のBlog
[ 20:06 ] [ 航行河川・運河 ]
(『大晦日の東京港』のつづき)
赤い扉体の日の出水門を、くぐりざまアップでカッコよく撮ろう…と思ったのですが、ご覧のとおりの中途半端な結果に(笑)。

前後を橋で扼されているので、水面から、扉体の表面を収めようとしても、難しいようですね。
こちらがホンモノ(笑)の日の出橋。海岸通りを渡しています。頭上を交錯するのは、首都高羽田線と、台場線の分岐点です。

撮影地点のMapion地図
日の出橋の橋詰近くは、通船の船溜り。
きれいに手入れされ、船尾のハンドレールには松飾りもつけてもらって、お正月を迎える準備は、すっかり整っているようですね。
芝浦運河を横切って、新芝運河の入口へ。くつろいでいる水鳥さんの群れを、驚かしてしまいました。ゴメンナサイ!

この日は、どの水路を走っても、たくさんの水鳥たちを見ることができました。冬になると、渡ってくる鳥たちなのでしょうね。
新芝運河に入りました。

両岸に設けられた親水歩道は、本来の河岸を加工したものではなく、かつての水面であったところを埋め立てたり、ピア構造の人工地盤を、河底から立ち上げたりしたものです。(これは新芝運河に限らず、どこの親水歩道も同様です)このため、歩道ができた分、岸が前進し、水路幅が本来より狭くなるのは、止むを得ないところですね。

水路幅はご覧のとおりですから、大型艇の方にはお勧めできませんが、私としては、狭い水路を走るスリルが味わえて、なかなか楽しい場所ではあります。また、親水歩道が前進している分、岸に近づいても浅くないので、ちょっと柵にもやって、一休みすることもできるでしょう。
このあたりは、計画高水位より歩道のレベルを低くしてあり、ところどころに、さらに一段低めた、船着様のものも造られて、他の運河の親水設備とは、また一味違った雰囲気です。
撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

(『芝浦の運河めぐり…2』につづく)
[ 17:35 ] [ その他 ]
(『東雲運河…2』のつづき)
東雲運河を抜けると、おなじみ東京港の水面が広がりました。風は4m/sほど、そう強くはないものの、肌を刺すような冷たさがあり、背の低いさざ波が、運河とは違った硬い衝撃を船体に伝えてきます。

さすがに大晦日のせいか、船の往来も少なく、接岸しているフネブネにも、のんびりとした空気が感じられます。
撮影地点のMapion地図
レインボーブリッジも、冬の穏やかな日差しを浴びて、どことなく休日らしい雰囲気。

右手から、水上バスがやってきました。ビッグサイト通いの便でしょうか。
間近を反航していった船影を見ると、東京都観光汽船のジュビリーと判明。

シックな塗装がなかなか素敵ですが…お客さんは少ないようです(泣)。
(詳細は、東京都観光汽船HP『水上バス ジュビリー』参照)
日の出水門前の左側、BARQUE芝浦横の岸壁には、クレーンを備えた、建材運搬船らしい船がもやっていました。

この後方にも、大型曳船が接岸していたので、あまり余裕のない雰囲気です。この船も、ここで新年を迎えるのでしょうね。
わかりにくいところに橋名の書いてある、新日の出橋(こちらで『日の出橋』としたのは間違いです。申しわけない…)をくぐり、芝浦の運河地帯へ。
新芝運河ほか、まだご紹介していない水路を、ひとめぐりするとしましょう。

何より広い水面は、渡ってくる風も冷たく、ツライものがありますから、早く狭い水路に逃げ込みたい、というのが正直なところですが…(笑)。

撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

【20年1月20日追記】5段目、日の出・芝浦埠頭の間の水路は、芝浦東運河というそうです。

(『芝浦の運河めぐり…1』につづく)
2007/01/03のBlog
[ 23:59 ] [ 航行河川・運河 ]
(『東雲運河…1』のつづき)
おっと、東雲橋を忘れていました。橋桁の下に、東雲水門を股のぞき?したところを、お目にかけます。
なぜアップにしたかと申しますと、橋名のカナ/ローマ字表記を、お見せしたかったからです。
普通なら、「しののめばし」と濁るところを、「しののめはし」と書かれているのがわかります。これを見て、今さらながら、ハッとしたのです。

私が愛読している、隅田川を中心とした東京の橋の写真集、「隅田川 橋の紳士録」(白井裕、東京堂出版、平成5年発行)のあとがきに、この「はし」問題に関する記事があったのを、思い出したからです。
内容をかいつまむと、水の清からんことを願って、濁音を嫌い、清音の「はし」と読ませる風習が、いつのころからかあったのだとか。隅田川の名橋たちも、事情のある両国橋以外はみな「~はし」で、親柱にも、はっきり書かれているとのこと。

この「しののめはし」も、その伝統に基づいて、清音とされたのかもしれない…と考えると、なんだか楽しい気分になってきました。
水門をくぐった、直後の風景です。

左に見える陸地は、木々が生い茂ってまるで無人島ですが、かつての東京港の外郭線であった、防波堤の現在の姿です。法面がゆるやかなので、ちょっと見には、防波堤だったとは思えませんね。
濃いグリーンの塗色が美しい、木遣り橋。ご存知のように、昨年11月24日に開通したばかりの新しい橋です。以前左側にあった、貯木場にちなんだ名称が、なかなか小粋…。

晴海大橋同様、この上に高速道路を重ねる予定なので、このスマートな姿を見られるのも、そう長くはありません。
撮影地点のMapion地図
陽光を浴びて輝く円筒形の建物は、テプコ豊洲ビル…と書くと、まるでお買い物でもできるようです(笑)が、東京電力の変電所なのですね。

この埠頭に、荷揚げ設備やプラントが建ち並んでいたのは、つい最近のように思えるのですが、それらもすっかり取り払われて、今やこのビルだけが、オブジェのようにぽつんと建っている寂しさです。ここも数年のうちに、賑やかになるのでしょう。
こちらは、木遣り橋より早く、昨年3月25日に開通した、有明北橋。
2層になったのも当橋が一足お先で、もっともこちらは道路ではなく、電車(ゆりかもめ)の高架を渡しています。

しかし、この2つの橋のグリーン塗り、改めて見てみると、水面や空に映えて、なかなかきれいですね。
箱桁という、外観に滑らかな面が多いこと、橋の規模がそんなに大きくない、というのも手伝っているのではないでしょうか。これが大きなトラス橋や、釣り橋だったら、少しくどく感じられるかもしれません。

撮影地点のMapion地図

(18年12月31日撮影)

(『大晦日の東京港』につづく)
2007/01/02のBlog
[ 11:09 ] [ 航行河川・運河 ]
皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

一昨日お知らせしたとおり、大晦日に出港するという、寒がりの自分にとっては暴挙?に等しいことをしてまいりました(笑)。最高気温10度に満たない、真冬に艇に乗るのは、もちろん生まれて初めてで、こんなことができるのも、都内に母港があってこそ。ありがたいことです。

今回の水路行は、東雲運河から始めることにしました。過去にも何度か触れましたが、新しい橋も完成したことですし、あらためてご紹介します。
東雲運河の入口は、豊洲・東雲・辰巳・枝川に囲まれた、五叉路(五叉流?)に面しています。快晴で風も穏やか、静かな水面を艇首で切り裂いていく清々しさは、冬の水路ならでは。

上から下まで防寒着で着ぶくれ状態、肌が露出しているのは、眼の周りしかないという情けない(笑)格好ですが、澄んだ水面の美しさに、本当に来てよかったと思えました。イヤ、オープントップ艇ですから、走るともろに風を受けるので、シャレにならないくらい寒いんですって…。

撮影地点のMapion地図
東雲橋北詰近くにある、UBE(宇部興産)の建材岸壁。複雑なトラス構造が魅力的な、大きなクレーンが目立っています。

接岸しているグリーンの船は、喫水線を高々と上げて、空船状態のようです。ここで年を越すのでしょうね。
東雲橋をくぐり、これも何度かご紹介している、東雲水門へ。複葉ローラーゲート3門、セクターゲート1門という、2種類のゲートを備えた水門です。
(詳細は東京都港湾局HP『高潮から守る施設の紹介』参照)

ローラーゲートの上屋に書かれた、「止めるぞ高潮 守るぞ都民」の標語、いつ見てもいいですねェ…。
右端のセクターゲートを通ってみました。凹部に収まった扉体と、操作室を見たところです。

写真には写っていませんが、「汽船用」の看板があったので、もともとは、ローラーゲートを通れない、高さのある船の通航用に設けられたのでしょう。
通過後、西側から見たところ。

やっぱり水門は、赤い方が、何か頼もしい気がしていいなァ…(笑)。







(18年12月31日撮影)

(『東雲運河…2』につづく)
2006/12/31のBlog
「水路をゆく」に、ようこそいらっしゃいました!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

リンク、ブックマークを歓迎いたします。こちらから新規にリンクさせていただいたサイトは、本欄で、そのつどご紹介させていただきます。リンク集はこちらです。
ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はご遠慮ください。
各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
管理人のメールアドレスは、この「ご案内」のコメント欄、冒頭にあります。

【10月2日更新】タイトルバック画像を更新しました。北海道江別市、篠津運河水門です。9月30日撮影。(29日は間違いでした。お詫びして訂正いたします。)
【10月21日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、仙台堀川の亀久橋です。10月9日撮影。
【10月27日更新】篠津運河水門に追記しました。
【10月28日更新】リンク集をこちらに別途新設しました。
【11月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、大横川の大栄橋です。10月9日撮影。
【11月9日更新】タイトルバック画像を更新しました。中央区、浜離宮恩賜庭園です。10月9日撮影。
【11月18日更新】タイトルバック画像を更新しました。品川区、船の科学館より東京港を望んだところ、船は小笠原海運のおがさわら丸です。11月12日撮影。また、「二匹目のドジョウは…」に追記しました。
【11月22日更新】笛吹川」に追記しました。また、ジャンルに「お散歩」を追加しました。
【11月25日更新】タイトルバック画像を更新しました。港区、日の出埠頭の曳船群です。10月9日撮影。
【12月1日更新】本欄の文面を改めました。
【12月8日更新】タイトルバック画像を更新しました。中央区、晴海埠頭に接岸する、英海軍フリゲート艦・ウエストミンスターと晴豊大橋です。10月9日撮影。
【12月12日更新】タイトルバック画像のキャプション、「晴海大橋」とすべきところ、「晴豊大橋」になっていたことに、今ごろ気づきました(泣)。お詫びして訂正いたします。
【12月15日更新】タイトルバック画像を更新しました。江戸川区、新川東水門です。8月5日撮影。
【12月22日更新】タイトルバック画像を更新しました。横浜港、横浜ベイブリッジと飛鳥Ⅱです。9月18日撮影。なお、今回からタイトルに、川蒸気船のイラストを入れてみることにしました。
【12月28日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、上流側から見た、清洲橋です。5月6日撮影。
申しわけありません。
先日こちらで、「休航宣言」をしておきながら、年の瀬も押し詰まった本日、出港してしまいました…(笑)。

何度も触れたように、私は極端な寒がりなのですが、昨年同様(こちらを参照)「水路分欠乏症」が限界に達したのか、南極越冬隊もかくやと思わせるほど着ぶくれて、悲壮な決意(でもなんでもありませんが)のもと、もやいを解いたのです。

幸い、最高気温9℃とはいえ、穏やかに晴れわたる好天で、寒さで涙目になりつつも、きれいな水と、鏡のような水面を、堪能することができました。
本日うろついた水路のご紹介は、年を越して、次回よりとさせていただきます(さすがに、寒くて消耗したので…)が、とりいそぎ2つの橋をアップしたいと思います。
上は豊島橋【Mapion地図】、下は新神谷橋【Mapion地図】。いずれも隅田川上流部の橋です。

以前より、何度かトラックバックさせていただいた、千秋さん(ブログ『 ◆筆の向くまま 気の向くまま 勝手気ままに 徒然雑記◆』)の企画記事「隅田川に架かる橋」で、まだ未収録だったのが、この2つの橋だからです。だいぶ前からお約束していて、お待たせしてしまいました。さっそく、トラックバックさせていただきます。

ううう、体が冷えたので少し休みます…。
では今度こそ、皆さん、良いお年をお迎えください。

(18年12月31日撮影)

【追記】1段目、リンクを追加。2段目、誤字を訂正しました。
2006/12/30のBlog
お陰さまで、先ほどアクセス数40,000件を数えました。まずは、ご来訪くださった皆さんに、御礼申し上げます。

去る11月3日に、30,000件を達成させていただいてから、2ヶ月たたないうちに、これだけの方々にご覧いただいていることを思うと、間違ったことでも書いたら大変と、身の引き締まる思いがします。

今年も押し詰まってまいりました。皆さんも、お忙しい日々をお過ごしのことと思いますが、どうかお体にはお気をつけて。良い新年を迎えられるよう、お祈りしております。

アクセス数といえば、驚いたのは、12月22日のアクセス数。

なんと506件、言うまでもなくこの数字は、弊ブログ開闢以来(笑)のご来訪者数です!「何かまずいことを書いたかしら?」と、うろたえて、あれこれ考えてしまいましたが…。


あとで、他の方のブログ(Doblog内の)をのぞいてみると、この日のアクセス数は、不自然に多かったと、書かれている方がちらほら…。う~む、得してうれしいような、虚しいような、複雑な気分。サーバーの異常か何かでしょうか?
まあ、506件様(笑)のお陰で、ポータルサイトの「人気ブログランキング」にも、たった1日のみではありますが、ランクインされるというオマケもつき、少々ブキミながら、楽しい思いをさせていただきました。

ともあれ、ご来訪くださった皆さんのお陰です。ありがとうございました。


私にとってのこの一年は、水路での事故もなく、比較的天候にも恵まれて、良い一年だったと思います。
来年は、東京だけでなく、千葉や神奈川の可航水路も、ドシドシご紹介できたらいいなあ、などと考えております。

(写真は神田川、18年9月2日撮影)
2006/12/28のBlog
[ 17:08 ] [ その他 ]
前回、川蒸気を描いてから、お絵描きにハマってしまい、皆様の失笑もかえりみずに、第2作をものしてみました。
東京近辺の方にはおなじみ、現代の河川交通の主役でもある、曳船と艀(はしけ)です。タグボートとダルマ船、と呼んだほうが、通りがいいかもしれませんね。小さな曳船が、大きな艀を力強く引っ張っていくさまは、腹に響くようなエンジンの音とともに、血が湧き立つような魅力があります。
子供のころは(お恥ずかしいことに、今もそうですが)、ゴロロロロ…というエンジンの音が聞こえると、橋の欄干から身を乗り出して、曳船の排気の匂いや、盛大な曳き波で騒ぐ水面に酔いしれたものでした。

曳船から伸びる曳索(ロープ)は、本来ならもっと長いのでしょうが、絵的に見て間が抜けそうなので、ぐっと短くしてみました。
もっともそれ以前に、この絵をタイトル写真にはめ込もうとすると、えらく小さくなってしまい、何が描かれているのか、さっぱりわからないというていたらく…(泣)。
う~ん、艀付きでは左右幅が大きすぎたようです。埋もれさせるのも忍びなく、せめて、こうしてご覧いただこうという次第…。
というわけで、ちょっと寂しいのですが、タイトルに使えるのは、曳船のみとなりました。

絵を描くのはともかく、そのあとの加工のしかたが、最初はどうにもやり方がわからず苦労しましたが、一人でゴチャゴチャといじり回していたところ、なんとかキレイに切り抜き、貼り付ける方法を発見、快哉を叫んだものです(素直に入門書でも買いに行けば良いのでしょうが、何かイコジになっていた気が)。

次は高瀬舟を描きたいなあ…。