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2007/05/02のBlog
[ 23:44 ]
[ 航行河川・運河 ]
(『昭和島をめぐる…1』のつづき)内水面に入って右側には、前面に板張りの防波堤(?)を設けた、船溜りが。この後ろは、旧勝島運河を埋め立てた、浜辺公園の一部「ふるさとの広場」です。
立派な上下架設備は、区の防災施設だそうですが、水面にもやうフネブネは、警戒船、屋形船、遊漁船タイプとさまざま…。
(参考:『大森ふるさとの浜辺の整備』大田区HP)
内川に入ってまもなく、魚探の感が跳ね上がり、たちまち水深は1mを切って、上流に向かい、さらに浅くなっていました。う~ん、正面に見える、内川水門をくぐるのは、ちょっと無理そうです。まあ今日は、潮時が悪いですから、仕方がありません。左端にチラッと見える、スライドゲートの写真も、ちゃんと撮りたかったなあ…。
【撮影地点のMapion地図】
入り口をつついた程度で、内川から引き返し、再び前進。写真左のコンクリート堤防は、浜辺公園の対面に作られた、人工干潟(上陸禁止だそうです)を守る防波堤です。
ところでこの水路、埋め立てによりこま切れになった、勝島運河の一部なのでしょうか。それとも、昭和島の北・西側はすべて、平和島運河なのでしょうか。このあたり、文献やサイトによって記述に違いがあり、はっきりしません。ご存知の方、ご教示ください。
工場らしい建屋が見える、昭和島の岸に沿って、南へ。Wikipediaの「昭和島」によると、昭和42年7月に埋立地として竣工、同年10月に町名を「昭和島」とされた、とのこと。計画は戦前からあったようですから、まさに名前のとおり、昭和時代に生まれた島なのですね。
【撮影地点のMapion地図】
(19年4月29日撮影)
(『昭和島をめぐる…3』につづく)
2007/05/01のBlog
[ 22:27 ]
[ 航行河川・運河 ]
黄金週間初日・4月29日は、羽田近辺の水路のうちの、未紹介区間をうろついてきました。何分大潮にあたり、日中の水位はきわめて低かったので(参照:海上保安庁海洋情報部・芝浦・4月29日の潮汐推算曲線)、ちょっと不安もありましたが、多くの水門の姿や、かつての漁村の面影を残す、味のある水路の雰囲気を堪能することができました。
まずは京浜運河から、首都高湾岸分岐線の橋をくぐり、平和島と昭和島の間めがけて進入開始です。
【撮影地点のMapion地図】
平和島運河の入り口です。向こうに見えるのは、南海橋。基部にゼブラ塗装を施した、モノレールの橋脚が、まるで門柱のようです。橋脚に書かれた文字のうち、「モノレール」だけ、ちゃんとロゴになっているのが、妙におかしく思えました。
南海橋をくぐると、内側はおだやかな水面が広がっています。左手の、ブイで囲まれた、砂浜のある水面は、大森ふるさとの浜辺公園。本年4月に完成したばかりの、人工海浜を中心とした海浜公園で、3.2haの浜辺と、その沖の防波堤に沿った人工干潟などから成ります。(参考:『大森ふるさとの浜辺公園』海苔のふるさと大森)
水路を入ってゆくと視界が開け、陸に囲まれた水面に、美しい砂浜が連なっているさまは清々しく、秘密の別天地のおもむきです。
許されるのなら、アンカーを打って、お弁当でも広げたい気分になりました。
【撮影地点のMapion地図】
(19年4月29日撮影)
【20年4月14日追記】すでに、19年5月26日の記事、「東京の水路探索に絶好の資料が!」で触れましたが、この運河は平和島運河の一部ではなく、「ガスミオ運河」という独立した運河です。
(『昭和島をめぐる…2』につづく)
2007/04/29のBlog
[ 21:50 ]
[ 水辺の気になるモノ ]
(『4月15日のフネブネ…熱狂編!』のつづき)小型船舶の繋留に便利な、ポンツン式の桟橋は、私にとって気になる存在です。
まだ、誰でも気軽に繋留できる桟橋は、多くはないものの、東京の水辺に一つ、また一つと桟橋が増えてゆくのを見るにつけ、木っ端ブネ遊びの環境が、良くなりつつあるのを実感して、なにか嬉しい気持ちになるのです。
なお、ここに掲げた桟橋はすべて、一般の艇の利用はできませんので、その点ご注意ください。
写真は、東京海洋大学・品川キャンパスのポンドに隣接するマンション、ワールドシティタワーズ前の桟橋。大変立派な構造ですが、それもそのはず、入居者専用の桟橋で、繋留中の艇でチャータークルーズを楽しめるのだとか。ただ、お仕事ブネの輻輳する、京浜運河にあるため、艇も桟橋もガブりっぱなしと来ては、ちょっと気の毒に思えました。
(参考:『不動産トピックス 記者の目 湾岸エリア最大のマンションが完成』)
【撮影地点のMapion地図】
グッと簡素なこちらは、某運河の、倉庫会社の前にあった桟橋。過去に、恐い思いをした経験からか、万が一のことを考えて、安全に上陸できそうな設備のある場所は、反射的にチェックしておく癖が抜けません。
もちろん、人様の桟橋に無断で、用もないのに達着するようなことはしませんし、皆さんも絶対にしないでいただきたいのですが、急病や故障など、万止むを得ない場合の緊急避難場所は、覚えておいて損はないように思います。
クルマと違って、路肩に寄せれば、どこでも乗り降りできる、というようにはいかない乗り物ですので…。
こちらは、芝浦アイランド・大丸ピーコック前に最近完成した、クラブ「ミナモ」の大型桟橋。月刊「ボート倶楽部」本年4月号によると、ボート免許教室を主軸に、レンタルボート、カヌー教室などのほか、お台場との間を結ぶ、定期船の運航も行っており、また有事の際には、防災桟橋としての活用も視野に入れているそうです。
写真にも、並んで船を待つ、お客さんの姿が見えます。
お買い物に便利なところだけに、一般艇の一時繋留も、考えていただけると嬉しいですね。
【撮影地点のMapion地図】
(19年4月15日撮影)
4月15日の項の参考文献運河論(矢野 剛 著) 巖松堂書店
江戸の橋(鈴木理生 著) 三省堂
月刊「世界の艦船」2006年7月号 海人社
月刊「世界の艦船」2007年6月号 海人社
月刊「ボート倶楽部」2007年4月号 舵社
(この項おわり)
2007/04/28のBlog
[ 19:01 ]
[ 船 ]
(『4月15日のフネブネ…2』のつづき)今回出会ったフネブネで、一番嬉しかったのは、なんと言ってもコレです!
砂町運河で、あこがれの曳船型プレジャーボート、GT-TUG20を発見!
先日、「『GT-TUG20』に大興奮!」で、さんざん大騒ぎ(笑)しましたので、詳しくはそちらをお読みいただきたいのですが、まさかこんなに早く、航行する勇姿を目の当たりにできるとは、夢想だにしていませんでしたので、まさに夢のようで、しばし呆然…。
目前をゆっくり航過する、GT-TUG20に見とれながらも、ハッと我に帰り、夢中でカメラをパシャパシャ。後姿もいいなあ…。舵を握るのは、Tadami氏ご本人のようです。
水面に映える赤い船体、タグボートらしい船尾の曲線に陶然。ボートショーで、架台に載せられた姿と違い、水に浮んで、実際に動いているところを見られるなんて、本当に感激です。
感極まって(?)、「タダミさーん、カッコイイぞー!」と声をかけたら、「ありがとう!」と、応えてくれました。
GT-TUG20は、おもむろにスピードを上げると、高らかな爆音とともに、荒川方に去ってゆきました。「カッ飛ぶタグボート」の面目躍如! すっかりシビレてしまい、艇を止めたまま、しばし余韻にひたってしまうほど。そういえば、どんな船名をつけたんでしょうか? せっかくお会いしたのだから、伺っておけばよかったと、今ごろになって後悔の念が…。
(19年4月15日撮影)
(『4月15日の桟橋』につづく)
[ 19:01 ]
[ 船 ]
(『4月15日のフネブネ…1』のつづき)晴海埠頭では、3隻の自衛艦がもやっていました。近づいてみると、練習艦隊のようです。これから幹部候補生を乗せて、遠洋航海に出発するのでしょう。出港前の練習艦隊に出くわすなんて、滅多にないことで、嬉しくなってしまいました。
先頭は旗艦である、練習艦かしま。満載排水量5400t、専門の練習艦としては、海上自衛隊で二隻目です。高い乾舷がいかにも頼もしく、外洋を押し渡る艦にふさわしい雰囲気があります。
【撮影地点のMapion地図】
かしまの奥には、二隻の護衛艦が、接舷してもやっていました。いや、正確に言うと、練習艦と護衛艦が一隻づつ、ですか。手前の「3513」が、練習艦しまゆき。満載排水量4200t。昭和62年に竣工したもと護衛艦で、平成11年より、練習艦に用途変更された艦です。
奥の「157」は、護衛艦さわぎり。満載排水量4950t。遠洋航海に当たって、普段の任務を一時離れ、練習艦隊に加わった艦です。
練習艦隊の遠洋航海は、旧海軍以来の伝統です。「学校で海外旅行に連れていってくれるのか、いいなァ」などと思う方も、おられるかもしれませんが、約半年に及ぶ長い航海の間は、厳しい訓練の連続だそうで…。船乗りとしての勉強を、この航海の間に、みっちり総仕上げさせられるのですから、やはりオフィサーになるのは、並大抵のことではないようです。
遠洋航海には、毎年変わる、さまざまなコースがあるのですが、今年は太平洋一周のようですね。4月20日に晴海を出港、ハワイ・メキシコ・オーストラリアなどを回り、9月21日東京帰港の予定だそうです。
軍艦を見て、引き締まった気持ちになったあとは、静かな船溜りで、イイ感じにくたびれた(笑)曳船たちを眺めて、ちょっとリラックス。京浜運河、港南大橋近くの曳船溜りにて…。けだるくなるような昼下がり、休日とあって、曳船たちも波に揺られながら、昼寝を決め込んでいるのでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(参考:月刊『世界の艦船』2007年6月号)
(19年4月15日撮影)
(『4月15日のフネブネ…熱狂編!』につづく)
[ 19:00 ]
[ 船 ]
(『4月15日の水門』のつづき)例によって、行き帰りの道々には、フネブネの姿を楽しみました。
まずは、13号地埠頭で見かけた船影をご覧に入れましょう。
海上保安庁の航路標識測定船、LL01・つしま。満載排水量2.055t。
電波標識がうまく働いているかどうか確認したり、メンテナンスを行ったりする船ですが、GPSが普及して、オメガなどの電波灯台が廃止された現在は、その長大な航続距離も、もてあまし気味のようですね。
【撮影地点のMapion地図】
HL03・明洋。総トン数621t。これも同じく測量船で、同型船に、沈没した北朝鮮工作船を探し出した、HL05・海洋があります。
以上の3隻がもやう13号地埠頭は、レインボーブリッジの取り付け道路の、すぐ横にあるので、クルマからも保安庁船艇の姿が間近に見えます。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
東京水辺ラインの水上バス、こすもす。水辺ラインの船は、観光汽船に比べて小型で、外観も華やかさはありませんが、落ち着いたスマートなデザインは、いかにも河用客船らしく、好ましく感じられます。
(参考:月刊『世界の艦船』2006年7月号)
【4月30日追記】コメント欄に、はじめさんからご指摘いただいたように、4段目のいりすは、観光汽船でなく、東京シップサービスの所属です。私の早とちりでした。お詫びして訂正するとともに、はじめさんに御礼申し上げます。
(19年4月15日撮影)
(『4月15日のフネブネ…2』につづく)
2007/04/27のBlog
[ 19:35 ]
[ 水門・閘門 ]
(『目黒川の橋づくし…9』のつづき)4月15日に撮影した水門を、こちらにまとめました。
一つをのぞいて、紹介済みのものばかりで、なにか定点観測のようですが、毎回違った表情を見せてくれることもあり、水門好きとしても、やはり撮らずにはおられません(笑)。
東雲水門を通ったら、左径間が工事中でした。3月4日、「春の水門は工事中」のときには、まだ始まっていなかったのですが。
【撮影地点のMapion地図】
天王洲水門。グレーの扉体は、空に溶け込みやすく、今一つ引き立ちませんね。手前に橋が迫っているので、全貌を撮るのは難しいとばかり思い込んでいたら、案外ちゃんとフレームに収まることが判明。
【撮影地点のMapion地図】
都内では数少ない、赤い扉体の水門、目黒川水門。毎回同じことを連呼して恐縮ですが…やっぱり水門は赤い方が、味があってイイなあ…。目標としてもほどよく目立つし、閉鎖されたときの警戒色としても、適しているように思えるのですが。
【撮影地点のMapion地図】
(19年4月15日撮影)
(『4月15日のフネブネ…1』につづく)
2007/04/25のBlog
[ 22:00 ]
[ 航行河川・運河 ]
(『目黒川の橋づくし…8』のつづき)目黒通り・権之助坂の坂下に位置する、目黒新橋。
規模こそ違え、形式や全体の雰囲気が、神田川の聖橋によく似た、重厚なコンクリートアーチ橋。昭和8年に完成、平成8年にリニューアルされたとのこと。(参考『写真紀行 旅おりおり・目黒新橋』)
昔、この橋をよく渡ったこともあって、個人的に「目黒川で最も格好の良い橋」と思い入れており、ぜひ一度、川面から仰いでみたい、と思っていたのです。
【撮影地点のMapion地図】
ところが、この少し前の地点より、水深が浅くなり始めたので、回転数を絞って、「もう少し、もう少し近づいて…」と、カメラを構えつつ前進していたら、ブルブルと軽い振動が…。艇尾を見ると、ペラのあたりの水中に、水流で巻き上げられた黒い泥がもくもくと湧き出しており、魚探の感は、1mを切っていました。ペラが川底の泥に触れたのです。残念ながら、「橋づくし」の遡行もここまで。念のため、エンジンはすこしチルトアップしてあり、回転数もデッドスローまで絞ってあったので、被害はありませんでした。
光線の具合があまり良くなかったので、橋をくぐって、向こう側からも撮ってみたかったのですが、仕方がありません。満潮時まで待ったら、もう少し行けたかもしれませんね。
というわけで、以下は帰路のスナップです。五反田大橋下流にある、小さな排水口。反射でよく写っていないのですが、上の白い看板には、「地下鉄地下水」と書いてあります。橋の真下を通っている、都営浅草線からのものなのでしょう。「目黒川の橋づくし…6 」のコメント欄で、amieさんが触れられているのが、これですね。
往路に見たときは、水が出ていなかったので、おそらく汚水マスに溜まった地下水が、一定量になるとポンプが作動して、排水されるような仕組みになっているものと、思われます。
さきほど、「目黒川の橋づくし…5」で、「どうビックリしたかは、後ほどご覧に入れましょう。」と書いた御成橋の、ビックリの瞬間をご覧に入れましょう。なんと、桁側面に設けられたパイプから、ザーザーと噴水のように水が噴き出しているのです! 以前、佐原で見た水管橋、ジャージャー橋(『佐原と小野川…1』参照)さながらです。
このままでは、ずぶ濡れになることは避けられないか? イヤ、左の岸ぎりぎりに進めば、避けられるかな…。などと考えながら近づいたら、ピタリと放水が中断され、二度ビックリ。たまたま、放水終了時刻に行きあわせたのか、または、監視カメラで見ている人がいて、艇の接近に気づいてくれたのかしら?
目黒川(Wikipedia)によると、「東京都下水道局芝浦水再生センターの下水処理水を8時30分と9時~21時の一時間ごとに散水」とありました。夏などは涼しげで、素敵でしょうね。でも、艇長さんたちはお気をつけて…。
河口まで戻ってきました。以前、運河めぐりのときにご覧に入れた、アイル橋を改めて。第一橋である、東品川橋も撮ったのですが…。家に帰って確認したら、どういうわけかボケボケで、とてもここに掲載できる仕上がりでは、ありませんでした(泣)。痛恨事です! 次の機会に必ず…。
【撮影地点のMapion地図】
東品川橋は撮れていなかったのに、京浜運河の対岸、若潮橋はしっかり写っているのですから、なんだか、力が抜けてしまいます(笑)。運河としての記憶を持つ、街中の可航河川。昭和30年代末には、曳船に引かれる屎尿運搬船として、利根川高瀬舟が、老骨に鞭打って最後の活躍をした、水運とは縁浅からぬ目黒川…。
都心部の川と違って、史料にはいまひとつ乏しい感のある目黒川ですが、訪ねるほどに、また調べるほどに、うまみの出てくる川でもあります。
【撮影地点のMapion地図】
(19年4月15日撮影)
(『4月15日の水門』につづく)