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水路をゆく
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2008/01/08のBlog
[ 22:29 ] [ 水辺のお散歩・遊覧船 ]
1月3日は、鹿島神宮にお参りしたあと、例によって、水郷周辺の水運・土木スポットをめぐってきました。

初詣は、すでに地元の神社で済ませているので、昨年の香取神宮(『香取神宮』参照)に続き、水郷ゆかりの神様に、ご挨拶と言ったところです。もちろん、何か水運や海事に関連するものはないかしら…と、これも例のごとく、ちょっとよこしまな気持ち(笑)があったことも、否定はしません。
撮影地点のMapion地図
昼なお暗い、と言っても言い過ぎではないような、見事な杜に埋もれて建つ拝殿。参道の正面ではなく、横を向いているところが変わっています。

なにしろ、気の遠くなるような古代から、ここに鎮座しているそうですから、普通の神社とちょっと違うのも、無理からぬところがあるように思えました。(由緒については、鹿島神宮HP参照)
割と早い時間に到着したのですが、さすがに松の内だけあって、境内の賑わいはすでに相当なもの。あと1時間遅かったら、大渋滞で抜けられなくなるところでした。
水路行の安全と、皆さんのご多幸をお祈りしたあとは、神宮の杜らしい、清浄な空気を楽しみながら、境内を散策。ご覧のような鹿園もあって、売店でカゴ入りのニンジンを買い、鹿たちに与えることもできます。

鹿君たち、お腹が空いていたのか、たちまち餌を食べつくし、物足りなそうに柵のフチをモグモグしていました。黒い大きな目が、可愛らしかったです。
鹿園の隅に祀られていた、「さざれ石」です。
国家に詠われている「さざれ石」の実物を見るのは、さすがに初めてです。

このあと、宝物殿も見学したのですが、旧海軍の軍艦「鹿島」の絵葉書が一枚、飾られていたほかは、特に海事・船舶関連の展示や碑文などは、見られませんでした。
この点、旧海軍の「香取」二代、自衛隊の「かとり」と、三代に渡る艦のゆかりの品が寄贈されていた、香取神宮とは対照的ではあります。
参詣者でごった返し始めた鹿島神宮をあとに、向かったのはかつての表参道の入口、北浦畔の大船津。
香取神宮の津宮(『津宮』『水郷案内のパノラマ地図』参照)同様、水辺にゆかりの深い鹿島神宮にも、浜鳥居があるのです。

国道51号線と平行した、緩やかにカーブした旧参道を走ってゆくと、家並みが途切れた向こう、抜けるような青空をバックに、朱塗りの鳥居が屹立しているのが見えてきました。
撮影地点のMapion地図

(20年1月3日撮影)

(『大船津水門めぐり…1』につづく)

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2008/01/07のBlog
[ 22:00 ] [ 水辺の気になるモノ ]
ええと………かようなモノにも、吸い寄せられるたちでして…。
だいぶ前から気になってはいたのですが、がまんし切れずに(笑)ご紹介させていただきます。

初めて見たときの感想は、電磁波よりこの横断幕のほうが怖い、ということでした。
ちなみに、こちら側には大きな道路はありません。運河だけです。
広告効果としては、今ひとつなのではと、愚考いたすのですが…。

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2008/01/06のBlog
[ 19:16 ] [ 航行河川・運河 ]
(『19年度川走り納め…5』のつづき)
朝潮橋は、片方の橋脚を矢板で囲って、なにやら工事中でした。

耐震補強の工事でしょうか。
撮影地点のMapion地図
旧商船大前、春海運河の貯木場跡に戻ってみると、コンクリート柵の上は、すっかり水鳥さんたちの社交場となり、大入り満員の盛況でした。

わが艇の通過に、数百のうろんげな視線が、いっせいにこちらを向き、何だか痛いくらい(笑)。
「またうるさい奴が来たがー」
「早くあっちに行ってほしいぴー」
やっぱり、アフレコしたくなります(笑)。
撮影地点のMapion地図
汐浜運河の工事区間で見た、私的にハートわしづかまれた光景(笑)。
小型曳船の魅力的なスタイルもさることながら、台船の上に、ちょっとした盤木と棒をかったのみで、無造作にドスンと乗っけてあるところが、もう千両!

この種の曳船の、構造の頑丈さがわかるとともに、意外と喫水の深い水線下の形状も見られて、興味深くもありますね。
撮影地点のMapion地図
毎度おなじみ、ほとんど観察対象の新明丸。(『お召し替えですか?』参照)

来年も、元気な姿を見せてください(…って、大晦日に思ったんですよ、念のため)。
撮影地点のMapion地図
あけぼの水門も、左径間に矢板が打ち込まれ、工事中でした。

これから春先にかけて、また水門や橋たちの修繕風景が、あちこちで見られることでしょうね。
撮影地点のMapion地図




(19年12月31日撮影)

12月31日の項の参考文献
江戸の川・東京の川 (鈴木 理生 著)井上書院

(この項おわり)

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2008/01/05のBlog
[ 22:30 ] [ 航行河川・運河 ]
(『19年度川走り納め…4』のつづき)
築地川を出て、浜離宮前泊地(すみません、勝手に名づけました)に戻ってきました。

前から気になっていた、潮入りの池の水門…「樋の口」と呼んだほうがしっくりくるような、古典的な造作の構造物を一枚。
今や、扉体付きの水門は奥にあり、本来の用途には供されていないようですが、「水門趣味」の対象としては、充分な魅力があるように思えます。
撮影地点のMapion地図
暗く写ってしまいましたが…。汐留川水門の横には、3隻の大型水上バスが、メザシ状に並んでもやっていました。

先ほど越中島で見たものと同じく、お休み中は、ここで越年するのでしょうね。
浜離宮を離れて、東京港に出ると、とたんに強風と三角波が襲う、厳しい海況。写真では、そうでもないように見えるかもしれませんが、艇は激しくピッチングし、徐航しても、頭からスプレーをかぶるような、そんな状況です。

行きがけに橋の上から見ていたので、予想はついたものの、内水面慣れした木っ端ブネには、やはりツライものが…。だらしない限りです。
寒中にスプレーのシャワーは、さすがにご免こうむりたいので、ほうほうの体で、朝潮運河に逃げ込みました。(『朝潮運河』『佃水門とあけぼの水門』参照)
いや~、小型艇はやっぱり運河に限るわ、などと、今さらなことを思わず口走ってしまいました(笑)。

この少し後、黎明橋をくぐる直前、折からの引き潮に流されて、海側に長くなびいた釣り糸が数本、なんと橋の真ん中から垂れていたのを、直前で発見! からくもゴースタンで回避しました…ふう。
お休み中とは言え、ここ、曳船も通る運河なんですが…。さすがに、考え込んでしまう出来事でした。
晴月橋近くは、大好きなお仕事ブネの船溜り。やはり、お正月を迎える準備成って、松飾りを一本づつ立ててもらっていました。

私の愛してやまない、超小型曳船…キャブの形から、勝手に「電話ボックス」と名づけた写真の彼、以前ご紹介したとき(『フネづくし』参照)より、錆が方々に浮き、だいぶくたびれて来たようですね。引退する前に、一度でいいですから、勇ましく筏や艀を曳く姿を見てみたいものです。
撮影地点のMapion地図

(19年12月31日撮影)

(『19年度川走り納め…6』につづく)

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2008/01/04のBlog
[ 16:30 ] [ 川っプネのトピックス ]
例によって、今ごろ気づいた、というレベルの話で恐縮ではありますが…。

先日、Google検索でウェブ上を徘徊していたら、「閘門調査にご協力ください!」なるサイトを発見。
そこに書かれた「日本の閘門を記録する会」という名称に、閘門好きとして(笑)色めき立つものがあり、勇んでそのページ上のリンクをクリックするも、ほとんどが「ファイルが見つかりません」の表示が出て、ちょっとがっかり…。
もっとも、最後の項目、「H19年8月時点で所在地が判明している各地の閘門一覧表」のみ、内容を拝見することができて、再び気分が盛り上がりました。

ああ、こうして、全国の閘門を調査している方々がおられるのだなあ、と、感動しつつ一覧表を拝見してゆくと…。

59番の「平久水門・洲先南水門(閘門機能があるか否か検討要)」という記述を見て、遠方から、各地の閘門を把握してゆく難しさが、実感できるような気がしました。

治水設備というのは、きわめて地域的なものなので、官庁の出先機関や、各自治体の担当部署を、しらみつぶしに聞いて回る以外、あまり方法がないように思えるからです。地道な作業をされていることが想像され、頭が下がる思いでした。
私にとってはおなじみの、平久水門や洲崎南水門も、確認するすべがない以上、こうして保留しつつもリストアップしているあたり、ホンモノの(私のように、ヨタ研究でない、という意味で、ね)研究者らしい、真摯な姿勢がうかがえます。

まあ、ウェブ上で丹念に拾ってゆけば、このリストで保留となっている物件も、簡単に消息を得られるのは、皆さんもすでに、ご存知のとおりではありますが…。
不確かな情報に頼って結論を出すよりも、きちんと確認してから、ということなのでしょう。立派だと思います。

このサイト、URLをたどってゆくと、木曽川文庫の中に設けられている1ページでした。トップに、船頭平閘門の写真が掲げられていたのも、うなずけます。
また、先ほど「ファイルが見つかりません」の表示が出た各ページも、非公開ながら、アップはされており、設立趣旨や活動の経緯などについて、知ることができました。

水門だけでなく、閘門たちにとっても、よい時代になってきたようですね。今後のますますのご発展、ご研究の進展をお祈りしております!

(写真の閘門については、また後日お話します…)

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[ 16:28 ] [ 航行河川・運河 ]
(『19年度川走り納め…3』のつづき)
「ガリバー号」の手前にいたのが、こんなフネ。

スマートな漁船タイプです。
そしてその後ろにもやっていた、木造艇…。

こちら側の艇は、みな比較的手入れが行き届いていました。
さらに奥、干満2段式の固定桟橋があります。

自治体の管轄でしょうか、名称はわかりません。ご存知の方、ご教示いただければ幸いです。
桟橋の入口には、ご覧のようなお知らせが掲げられていました。

よく読んでみると、平成16年度に行われた、浜離宮周囲の水路の、汚泥浚渫に先立つ水域調査のことが書かれていました。
以前、「汐留川閉鎖」で触れた工事と、同じもののようですね。
築地川最奥部、繋留船の間から、南門橋を望んだところ。
ここは、幾多のチャーター船を擁する、築地ボートクラブの船溜りでもあります。
おや、私の大好きなマルコ・ポーロ(『8月5日のフネブネ』『10月9日の川景色』参照)も、いつの間にかこちらに移籍していたのですね。橋の手前にチラリと、マルコ・ポーロの姿が見えます。
もうちょっと、奥まで行きたかったのですが、突風で保針が難しくなってきました。繋留船にぶつけたりしたらことですから、今日はこの辺で引き上げることにしましょう。
撮影地点のMapion地図

(19年12月31日撮影)

(『19年度川走り納め…5』につづく)

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2008/01/02のBlog
[ 15:08 ] [ 航行河川・運河 ]
(『19年度川走り納め…2』のつづき)
築地川を、正面から見たところです。今や、衝立のように立ち並んだ高層ビルに、すっかり背景を奪われてしまった印象がありますが、水面と浜離宮の緑のお陰で、硬い雰囲気がいくぶんか和らいでいるようです。

短い水路ながら、ご覧のとおり、繋留船の多いところでもあります。
左手に見えるのは…。
水上バスの浜離宮船着場。今日はお休みなのでしょうか、人気もなくひっそりしていました。

水上バスは、築地川水門を通って、ここに横付けします。
見通しの悪い水門を、盛んに汽笛を鳴らしつつ、肥えた船型の水上バスが通過する瞬間は、何度見ても緊迫感のあるもの。転回して出る際も、水路幅が狭いので、なかなか難しそうに見えます。

そんなわけで、定期航路の邪魔をしてはいけないと、つい敬遠しがちになってしまうのです。この日のように、水上バスがお休みにでもならないと、とても近づく気にはなれません(気が小さいだけかも…)。
撮影地点のMapion地図
船着場の右手は、水上バスのために水面を確保したのでしょう、しばらく繋留船も見えません。

ここだけこうして切り取ってみると、石垣の上で鬱蒼と茂った木々が、水面上に大きな影を作り、深山幽谷のおもむきすらありますね。
とは言うものの、対岸には、すでにこんな大きな艇が、もやっているわけです。

整備はされているようで、船体はきれいでした。
やはり、一番気になるフネはこれでしょう。
「水中観光船」と、側面に書かれているように、グラスボート…喫水線下に、ガラスでできた部分があり、水中の景色が楽しめるように作られた船です。潜水艇のような格好に造られていますが、潜れるわけではありません。

私は以前、三浦半島の三崎港で、この手の観光船に乗ったことがありますが、この船はどこで活躍していたのかな…と、船名で検索してみたら、ありました。「観音崎 ガリバー号」(日東商船株式会社)。う~ん、営業休止となって、ここで不遇を囲っているのですね。

次の仕事が、早く決まるとよいのですが。水質の改善いちじるしいと言われる、東京港内の水中観光…なんて、いかがでしょうかね。

(19年12月31日撮影)

(『19年度川走り納め…4』につづく)

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2008/01/01のBlog
[ 23:11 ] [ 航行河川・運河 ]
(『19年度川走り納め…1』のつづき)
相生橋を過ぎて、水辺ラインの越中島船着場を見てみると、水上バス「さくら」がもやっていました。

ブラインドを下ろして、船内にも人気はないようでしたので、ここに係船して年を越すのでしょう。このほか、霊巌島にも二隻、係船されていました。年末ならではの光景です。
撮影地点のMapion地図
年末ならではの光景…といえば、フネブネの新年を迎える装いも気になります。

臨港消防署のフラッグシップ、「みやこどり」に近づいてみると、ありました。写真では、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、船首トップに、松飾りが立てられていますね。
大掃除の直後なのでしょうか、船もさっぱりとして、短い休日を楽しんでいるように見えます。
撮影地点のMapion地図
臨港消防署の対岸、都内では数少ないスイングゲートを備える、築地川水門から浜離宮の内水面へ。正面に見える緑色の扉体が、ドアのように回転して、向こう側に閉まる形式の水門です。(『朝潮水門』参照)

南西からの強い風が断続的に襲い、スロットルをしぼると、あっという間に艇が流され、吹き寄せられてしまうので、ちょっと緊張させられます。
撮影地点のMapion地図
浜離宮側から、水門を見たところ。逆光にぎらつく東京港は、三角波が立っていて、木っ端ブネでうろつくには厳しい海況、内水面のありがたさが身に沁みます。

ここに入ってきたのは、浜離宮北東側の短い水路、水門の名前にもなっている、築地川が長らく未紹介だったので、久しぶりに走ってみようと思ったためです。

本来の築地川は、現在、首都高都心環状線の一部となっている、京橋ジャンクション(Mapion地図)から南西に下り、浜離宮の玄関口、南門橋(Mapion地図)脇に出る区間を有する、江戸以来の水路だったのですが、河道は水を抜かれて、ほぼそのまま道路に転用され、昭和40年に竣工しました。
築地川の入口です。防波堤とビルに囲まれているとはいえ、風は断続して通りますから、狭水路を走るには、あまり良い条件ではありません。

浜離宮前の水面というのは、東京の遊びブネにとっては、都心の数少ない泊地―錨を打って、一休みできるところ―であり、私もしょっちゅう訪れているところですので、なぜ今まで紹介しなかったか、と言われれば、返す言葉がないのですが…。まあ、なんとなく敬遠してしまうわけは、次回、おわかりいただけると思います。


(19年12月31日撮影)

(『19年度川走り納め…3』につづく)

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