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水路をゆく
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2008/04/17のBlog
また、今ごろようやく気づいた、というお話で、恐縮なのですけれど…。

いつ通っても楽しい、朝潮運河にもやう、大好きな例の曳船たち。
今回、船首をよ~く見てみたら…。
ステム(船首材)の喫水線近くに、ノコギリ状のモノが取り付けてあるのに気づきました。
手前の船は、二列になっています。奥の船も、水に隠れてよく見えませんが、それらしきモノがありそうな雰囲気…。

昔の潜水艦には、湾口などに張られた潜水艦を防ぐ網、「防潜網」に引っかかるのを防ぐため、こういった切断器を船首に設けていたのを、今でも写真で見ることができますが、曳船のこれは、何のために使うのでしょう?
同じ船溜にいる、こちらの曳船はどうでしょうか。
う~ん、やはり、「ノコギリ」が取り付けてありますね。いまさらとは言え、珍しくて、まじまじ見入ってしまいました。

一つ一つ確かめはしませんでしたが、同じ船隊の、近い建造年の船には、みんな取り付けてあるのかしら…。

これから、他の場所にいる曳船も、注意して見ることにしましょう。
何だか、新しい魅力を発見したような、得をした気分になれました。


当たり前ですが、曳船ですから、防潜網を乗り切るために、カッターが付いているわけではありますまい。

曳航作業中に、水面下のアンカーロープやもやいが、スクリューに絡むのを防ぐとか、または、筏の側面や、フェンダーなどを間にはさんで、大型船の船腹を押しているときに、曳船の船首が横滑りしないよう、対象物にがっちり食い込むように作られたとか…。そんなところなのでは、と素人考えしています。

曳船通の皆様、本当のところを、ぜひご教示くださいまし!
おまけとして、月島川にもやう、逞しげな曳船の雄姿を。

この規模になると、私の手前勝手なランクづけでは、もはや小型ではなく、大型の部類に感じられます。
太いハンドレールやパイピングが、ごつい雰囲気を醸していて、実に頼もしい感じ。超小型曳船のような、アンバランスゆえの魅力はありませんが、藍色の船体塗装もよく似合っており、均整の取れたスタイルと言ってよいように思えました。
撮影地点のMapion地図

(20年3月30日撮影)

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2008/04/16のBlog
[ 19:53 ] [ その他 ]
艇から見られた、水辺に憩う鳥さんたちの姿をいくつか。

竪川水門近くの隅田川、首都高7号の橋脚前に設けられた、三角形の防護工の上に休む水鳥たち。ミヤコドリの集団の真ん中に、いかつい顔つきのカモメが一人、王様のような顔をして威張りかえっています。
ミヤコドリは、可愛らしい顔をしていますが、やはり水鳥だけあって性格は獰猛で、不忍池では鴨やハトを追い散らし、餌を独り占めしているのをよく見かけました。
これも隅田川で、バージに満載された、砕石の山の上をよく見ると…。

カモメ(ウミネコ?)が何羽か、山の頂上でたむろしています。
一枚目と同様、顔つきが何だか、偉そうに(笑)ふんぞり返っている風に見えて、まさにお山の大将といった雰囲気…。

山の上は、よほど居心地がいいのでしょうか、うち4羽はぺたりと座り込んで、すっかりくつろいでいるのが、顔に似合わず可愛らしいです。
干潮時、いつもは水面下になっている護岸の法面につかまって、何かをついばんでいる小鳥の姿は、以前からよく見かけたのですが、敏捷な小鳥の姿を撮ることは、なかなできませんでした。

今回ピンボケながら、ようやくスズメの撮影に成功…。目黒川にて。
大横川では、スズメが群れをなして、必死の面持ち(?)で、護岸にしがみついているさまを、見ることができました。体の模様が保護色で、ちょっとわかりづらいので、スズメさんの位置に矢印をつけてみました(笑)。

それにしても、何をついばんでいるのでしょうか。海藻かな?
スズメは、動物性蛋白質も好むので、もしかしたらフジツボの中身や、小さな甲殻類を食べに来たのかもしれませんね。


(20年3月23・30日撮影)

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2008/04/13のBlog
桜探しの日に見た、曳船たちの表情をいくつかご覧に入れます。

汐浜運河を通ったら、「19年度川走り納め…6」で紹介した、ハートわしづかまれた(笑)平べったい小型曳船君。前回は、台船の上に無造作に置かれていましたが、この日はちゃんと水に浮いていました。
写真ではわかりませんが、ハッチの奥には、小さいながら立派な、木製のラット(舵輪)がのぞいていました。小兵ながら、見えないところにお洒落しているのがわかり、ますます好きになってしまいそう…。
先日は喫水線下が見えたので、大きく感じましたが、こうして水に浮かせてみると、上部構造の簡素さも手伝い、本当に小さく、可愛らしい感じがします。

ちなみに船名は、「第十六富士」と判明。
「第十六富士」と並んで、台船にもやっていた曳船。「第十七富士」とありましたから、兄弟船ですね。

こちらも劣らず簡素な姿ですが、エンジンルームが長いせいか、「第十六富士」のような、ずんぐりむっくりした可愛らしさはありません。
これも汐浜運河の顔なじみ。「お仕事ブネづくし…2」の曳船たちと、同じ船溜にもやう木造曳船です。

ここまでテールヘビーなのは、ちょっとおかしいですね。ビルジ(溜り水)が、排出されていないのでしょうか。
出し入れしにくいところに、わざわざもやってあるところを見ると、もう使われていないのかもしれません。
毎度おなじみのお気に入り、曙北運河の新明丸。(『お召し替えですか?』ほか参照)

本日も異常なし、元気そうで何よりです。




(20年3月23日撮影)

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2008/04/12のBlog
[ 23:48 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『お花見は曇り空だったけれど…15』のつづき)
石島橋をくぐったところで、瀟洒なウッデンボートが、静々と水面を滑るようにして出現。

和船のお客さんも、一斉に目を奪われたご様子…。
優美な曲面を描く、顔の写りそうになるまで磨き込まれたハル、フロントグラスの枠まで、飴色に塗り上げられているあたり、造った人のこだわりがうかがえます。

まさに、オールド・ランナバウトの雰囲気あふれる艇ですね。
外国で造られたものでしょうか。それとも砂町運河の、佐野造船所かな?
さくらまつりの会場となった、石島橋上の賑わいを。
袴に学帽といった、昔の書生さんの扮装をした人が見えます。浪曲師か何かの、芸人さんでしょうか。

橋の下を透かして眺める、フネブネの往来する川面も、いい感じです。一年のうちで、大横川が水路として、最も輝く時期を体験できただけでも、来て良かったと思えたものです。
撮影地点のMapion地図
和船友の会の会員の方々が、笑って声をかけてくれました。お疲れさまです。

この日は、先にも触れたように、かなりハードな運航だったはずですが、さすがベテラン、余裕の笑顔が素敵です。
満開の桜に囲まれて、行き交うフネブネを楽しみつつ、巴橋の見えるところまで櫓走してくると、ポツリと顔に冷たいものが。

午前中いっぱい、何とか持った空も、ここに来て泣き出したようですね。
名残り惜しいですが、ここで櫓を収めて、帰ることにしましょう。
エンジン始動、前進微速!
撮影地点のMapion地図


長年、東京の水路をうろつきながら、寒がりも災いしてか、お花見の季節に、まさに花開く水辺の賑わいの素晴らしさを、恥ずかしながら、今まで知らずに過ごしてきました。

水辺狭しと咲き誇る、圧倒的な物量の桜もさることながら、この貴重な満開の休日を、精一杯楽しもうと繰り出すフネブネの多さ…。いつもの静かな川面とは打って変わった、活気ではちきれんばかりの水路を走るのは、今まで艇を出さなかったのが、口惜しく思えるほどの楽しさでした。

駆け足であちこち回ったものの、今回訪れることができたのは、広大な東京の「水辺の桜」の、ほんの一部に過ぎません。来年、もしまた艇を出すことができたら、荒川や新河岸川などの桜も、ぜひ見てみたいものだと思っています。


(20年3月30日撮影)

(この項おわり)

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2008/04/11のBlog
[ 21:28 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『お花見は曇り空だったけれど…14』のつづき)
護岸沿いを、櫓走で桜を愛でつつ、ゆっくりと。

水面低く、枝を差し伸べる桜越しに望む、黒船橋。…いいですねえ。
時には、目線より低い位置に迫る桜を、ヒョイと身をかわしつつ、艇を歩かせます。

写真の腕が悪いので、この高密度の咲きっぷりを、充分お伝えし切れないのがもどかしいのですが…。
いや~、来てヨカッタです…。
黒船橋をくぐって、さらに櫓走中。橋脚の間を抜けるときは、力の配分に特に気をつけたので、前回のような失敗もなく、護岸沿いに戻ることができました。
しつこくて恐縮ですが、もう何だか嬉しくて(笑)、満開の桜をいま一枚。

石島橋の上には、屋台のテントが張られ、お花見のお客さんで賑わっています。(『桜探しに出かけてみたら…9』で、『屋台で賑わう黒船橋』と書きましたが、石島橋の誤りです。お詫びして訂正いたします。)
桜だけでなく、動く和船が見放題なのも、私としては一大イベント。きれいな花と、魅力的な和船のコラボレート、もう堪えられませんわい…。

しかし、先ほど並んでいたお客さんの数では、息もつかずに往復しなければならないでしょうね。本当にご苦労さまです。
櫓を取る会員の皆さんの表情も、3月23日と雰囲気が違い、ある種緊張感が感じられました。
撮影地点のMapion地図
ここで突然ですが、モーターボートで櫓を漕ぐと、どのくらいの速度が出るのか、というお話を。

写真は、GPS魚探の画面を撮ったものですが、右上に表示されている、青い数字が現在のGPS計測速度で、わかりやすくkm/h表示になっています。
ご覧のとおり、現在の速度は0.9km…ノットに直すと、約0.5kt!
しゃかりきになって漕げば、1kt(1.852km)強くらいは出せますが、連続して漕ぐとなると、このくらいがペース配分としても、ちょうど良いようです。



(20年3月30日撮影)

(『お花見は曇り空だったけれど…16』につづく)

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2008/04/10のBlog
[ 20:42 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『お花見は曇り空だったけれど…13』のつづき)
振り返ると、彼方の大島川水門が、桜の中に埋もれてしまいそうに見えました。

あ、水門と桜といえば、江戸川閘門の閘室両岸の桜、見てみたかったなあ…。来年こそは、ぜひ訪ねてみたいものです。
(『最近の江戸川閘門』参照)
越中島橋のある、屈曲区間の桜。

このカーブの効果でしょう、視界一杯に、桜が広がったように錯覚させられて、実に圧倒的な眺めです。
う~ん、曇りだったのが、本当に惜しいところ。
たゆたう落花も、まだポツリ、ポツリと控えめな感じ。

こちらは目黒川と違って、今がまさに、満開の時期なのでしょうね。
カーブを曲がりきって、越中島橋下をくぐろうとすると、黒船橋船着場に、ちょうど和船友の会の持ち舟が、達着するところでした。

あちらは櫓漕舟、大きく旋回してから桟橋につけるので、控えていたほうがいいかな…、と、エンジンを止めて待っていたら、手振りで「少し下がって」の指示が。
了解、ゴースタン。営業航路の邪魔をしたら、ことです。
前回同様、我が艇も櫓走に入りました。
「営業航路の邪魔をしたら…」などと言っておきながら、こうしてお邪魔するのも心苦しいのですが、引き波を立てず、周りに合わせて(?)櫓でゆっくり進んでいる、ということで、ご勘弁いただきたいと思います…。

黒船橋船着場は、和船に乗る順番を待つ人たちで、もう長蛇の列。(写真には写っていませんが、桟橋入口から岸に沿って、大変な人数でした)会員の皆さんも、お客さばきに大忙しのご様子です。
撮影地点のMapion地図


(20年3月30日撮影)

(『お花見は曇り空だったけれど…15』につづく)

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2008/04/09のBlog
[ 21:27 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『お花見は曇り空だったけれど…12』のつづき)
永代橋と中央大橋の間、中央区新川の大川畔も、なかなかの咲きっぷりですね。

でも、やはり本命は大横川…。艇を寄せたりはせず、大島川水門に向けて、取舵を切りました。
撮影地点のMapion地図
水門と練兵橋をくぐり、大横川(旧大島川)に入ると…。

おおお!
遠目には、モコモコとしたピンク色の綿の固まりに見えるほど、密度の濃いのにまず感動。川幅のほどよい狭さとあいまって、桜に挟まれたように感じられ、何とも優雅な気分になってきました。
いや~、これは、期待以上の素晴らしさですわ…。
3月23日の「桜探しに出かけてみたら…7」の写真と、比べてみてください。
嬉しいのは、桜並木が岸近くにあること。
護岸もそれほど高くないこともあり、たわわに花をつけた枝が、そこここで水面上に手を差し伸べており、文字通り、目と鼻の先で、艇上からお花見を堪能することができるのです。

水面下に、基礎護岸の張り出しもありませんから、ギリギリまで岸に寄せて、思う存分楽しめます。
桜を眺めながら、ゆっくり走っていたら、向こうから先週も出会った、お花見遊覧のポンツン艇が。

桜探しに出かけてみたら…9」でコメントをいただいた、ZENさん操縦の艇ですね。お客さん満載で、この日はきっと、お忙しかったことでしょう。
撮影地点のMapion地図
曇り空がバックでも、ちょっとばかり肌寒くても、やはり満開の桜を目の前にすると、春めいた気分になるのですから、不思議なものです。

何分、花のたぐいとは縁遠い暮らしをしてきた、無粋な男でありますから、お花見そのものが新鮮で、より楽しく思えたことも、あるかもしれません。





(20年3月30日撮影)

(『お花見は曇り空だったけれど…14』につづく)

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2008/04/08のBlog
[ 20:20 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『お花見は曇り空だったけれど…11』のつづき)
おなじみ聖橋から、下流側を見たところ。

青空をバックに見上げると、まろやかな曲線美が映えて、優しげに見える聖橋も、この日は曇り空のせいか、灰色の表面が重々しく、巨大な質量がのしかかってくるような感じで、いつもと違った表情に見えました。
撮影地点のMapion地図
駿河台の深い堀割から仰いでも、外堀通りの桜ははるかに遠く、あきらめて転進、引き返すことに。

ふたたび和泉橋を、恐縮しながら通過。お世話になりました…。
前方を見ると、またもPWC船団が、大挙してこちらに遡上してくるのに出会いました。

この先の橋の下で、潜水作業をしている旨、声をかけつつ進むと、皆さん丁寧に応えてくれ、単縦陣でゆっくりと通過してゆきました。
撮影地点のMapion地図
波荒い隅田川にしぶしぶ戻り、ガブりながら南下。

ふと看板の温度表示を見ると、12℃!
どうりで…寒いはずです。花冷えというやつでしょうか。
暗雲厚く、今にも降り出しそうだというのに、遡上する艇の数は、まだまだ増える一方です。

イヤ、すごい波…。しっかりつかまっていないと、振り落とされそうです。
先週同様、目指すは桜の楽園、大横川。この調子なら、今日はきっと、素晴らしい咲きっぷりが見られることでしょう。



(20年3月30日撮影)

(『お花見は曇り空だったけれど…13』につづく)

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