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水路をゆく
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2008/05/14のBlog
[ 20:46 ] [ 航行河川・運河 ]
(『大黒運河…2』のつづき)
新日本石油精製の、油槽群を振り返りざま眺めると…。
う~ん、なかなかカッコイイ…。

少し古風な造作の護岸も、小さめな油槽群によくマッチして、いい感じです。
油槽群の途切れるあたり、突き当りで大黒運河は左に曲がります。

鶴見川にいたころとは、打って変わったように陽射しが強くなり、ちりちりと焼かれるような感じすらします。
突き当たりは、少しはすになっていますが、丁字流でもあります。

右に曲がると、守屋町と生麦の間を分かつ短い水路、入江川第一派川。
今回は失礼して、このまま大黒運河をたどります。
撮影地点のMapion地図
ほぼ南北に伸びる短い区間が、大黒運河の西端部。
海からの風がさっと吹き込み、だいぶ涼しくなりました。

大黒町側には、プレジャーボートの船溜があり、休日とあって、艇のメンテに精を出す姿も見られました。
大黒町と宝町、両埋立地の間に、大きく張り出した橋台地を介して、小さな橋が架かっています。

臨港線の鉄道橋と、神奈川産業道路の寿老橋が渡るこの地点が、大黒運河の終点です。
少し戻って、恵比須運河に入り、さらに西進することにしました。
撮影地点のMapion地図

(20年4月27日撮影)

(『恵比須運河…1』につづく)

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2008/05/11のBlog
[ 14:41 ] [ 航行河川・運河 ]
(『大黒運河…1』のつづき)
マリーナの前を通り、曳船やクレーン船を眺めながら進むと、首都高大黒線・大黒橋のトラスが迫ってきました。

その手前に低く架かる箱桁は、どうやら電路橋のようです。
錆びの目立つフネブネの間に、半ば沈んでいるコレは…何でしょう?

ポンツン式の、足場か何かでしょうか。いずれにせよ、工業地帯の運河らしい、イイ感じになってきました!
ちょっと圧倒されるような眺めだったのが、北岸にあったこの、重機の展示場。

写真右側にあった、事務所棟の看板には、「オークション会場」とありましたから、中古重機のディーラーかもしれません。しかし、最近のこの手のクルマ、塗装がカラフルになりましたね…。
そして、上屋付きの揚搭施設…。

やはり「運河」と名乗るからには、こうでなくてはいけません(?)。
北岸には、短い水路がありました。新日本石油精製の、大きなタンクが立ち並ぶ横を、首都高横羽線のあたりまで入る、長さ100数十mほどの短いものです。

名前はわかりませんでしたが、大正末から昭和初期にかけて、造成された埋立地だけに、何か、いわくがありそうな感じがしますね。
撮影地点のMapion地図

(20年4月27日撮影)

(『大黒運河…3』につづく)

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[ 14:40 ] [ 航行河川・運河 ]
(『鶴見川…12』のつづき)
鶴見川河口まで戻り、先ほど前を通り過ぎた、大黒運河に入ってみることにしました。

大黒運河は、生麦町と大黒町の間を通る、延長1.57kmの運河です。「鶴見区の概要・産業4」(横浜市鶴見区HP)によると、現在の大黒町が昭和元年~3年に造成されたそうですから、運河も同時期の完成と見てよいでしょう。
撮影地点のMapion地図
運河の入口北側には、造船所があり、船台上に上架された本船が、マストの先まですっかり覆われて、塗装作業中でした。

造船所の少なくなった東京では、今や、なかなかお目にかかれない光景です。進水するところ、見てみたいなあ…。
運河に入ると、河口からの海風がうまくさえぎられ、波はなくなったものの、晴れてきたこともあって、暑いくらいになってきました。

入口から100mほどで、第一橋、大黒高架橋をくぐります。
南側の橋詰には…。
KMC横浜マリーナがあります。

倉庫街の中の、こじんまりとしたマリーナですが、造修設備は充実しており、ボートオーナーの皆さんによる活動も盛んです。燃料補給もできるそうですので、運河めぐりの途中にガソリンが残り少なくなっても、安心ですね。
KMCのシンボルでしょうか、櫓の上に、大きなカモメさんが…。
マリーナで、このような立派なシンボルを飾っているところは、珍しいのではないでしょうか。

骨組みだけの翼には、電飾を仕込んであるようです。夜空に羽ばたく姿も、見てみたいものですね。
撮影地点のMapion地図

(20年4月27日撮影)

(『大黒運河…2』につづく)

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[ 02:03 ] [ 水辺の気になるモノ ]
水門写真家の佐藤淳一氏が、ご自身のブログ「Das Otterhaus」で、荒川湾岸橋・京葉線荒川放水路橋梁の造形に、シビレておられたのを拝見。

お馴染みの橋ということもあり、応援させていただこうと、写真を物色してみると……う~ん、ロクなものがありませんが…最近撮った中から、お目汚しを2枚。
左の写真は、京葉線橋梁の東半部。とりあえず、トラス部分に吸い寄せられているのはわかりますか…。
こちらは、「橋の裏側」シリーズにでも使えそうな、湾岸線の橋脚部分。くぐるたびに、鉄の洪水に圧倒される思いがします。

つど騒いでいるように、「質量過剰」に惹かれるたちなのですが、こと荒川河口の橋梁群については、なぜか、カメラを向けた回数が乏しいのです。

まあ、あまりにも頻繁にくぐっているので、タコ(笑)ができてしまったのかもしれません。東京では珍しい、巨大ゲルバー橋でもあることだし、反省して、もっと目を向けてみたいと思います。
撮影地点のMapion地図

ひとつ、コアな情報としては…。
写真にも見える、橋脚前後の保護工…、確か中央航路の上流西側のものだったと思いますが、砂町運河に出入する本船でもブチ当たったのか、ずいぶん前から、何やらものすごくひしゃげており、その禍々しさに恐怖しながらも、気になってつい、目線の端で見てしまうのです。

陸上ではおいそれと見られない、モノの破壊されっぷり…。これも水上ならではの「質量過剰趣味」の醍醐味、と言ったら、ちょっと不謹慎でしょうか。


(20年3月2日・4月27日撮影)

【20年5月11日追記】佐藤淳一氏のブログ「Das Otterhaus」の「荒川のゲルバー」に、トラックバックさせていただきました。
【20年7月1日追記】1段目、「湾岸荒川橋」は「荒川湾岸橋」の、「京葉線荒川橋梁」は「荒川放水路橋梁」の、それぞれ誤りです。お詫びして訂正させていただきます。

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2008/05/10のBlog
[ 21:37 ] [ 航行河川・運河 ]
(『鶴見川…11』のつづき)
河道はS字に屈曲し、両岸はだいぶ草深くなってきました。

カーブのやや外側に針路をとって進んでゆくと、今まで浅かった水深は再び深くなり、もうちょっと行けそうかな、という期待が持てました。
北側に、大きな鉄塔の見えるあたりは、水辺に大きな葦原ができていて、今までとだいぶおもむきが異なります。

浅瀬や小さな洲は、いくつかあったものの、通水を阻害するようなものは、低水敷から極力排除している風に見える、実にさっぱり(?)とした河道でしたから、この急な変わりぶりは、いささか気にかかりました。
撮影地点のMapion地図
S字の中央付近には、高圧線が低く垂れ下がり、水鳥たちが、まるで音符のように留まっています。

ここでまた水深が浅くなり、魚探の感は、1mを切り始めました。
澪筋を探すため、浅い角度で河道を横断するように、ジグザグ航法をとって測深しつつ進みましたが、水深は浅くなる一方…。
潮時にもよるのでしょうが、どうやらこのあたりが、可航水域の終点と見て良いようです。
上の写真の位置から少し進んだところ、樽綱橋を茂み越しに望むあたりを、遡航限界点として転進。
およそ10km強の鶴見川の旅を、終えることにしました。

なお、このシリーズの初めでも引用した、「図説 鶴見川」によると、かつての肥料運搬船は、最も上流で小机付近(Mapion地図)まで遡航していたとのことです。


以前、「川走りに役立つウェブサイト」でもご紹介しましたが、Google航空写真で、鶴見川のこの近辺を観察すると、潜水橋の橋脚らしいものが、点々と河道を横断しているのが見えたので、このあたりが遡航限界点かな、という目星はついていました。

今回、実際に訪れてみると、潜水橋の橋脚は跡形もなくなっていたものの、水深が浅くなって折り返した地点が、まさに潜水橋のあったあたり…。
航空写真から消えたのは、潜水橋だけではありません。南岸には、何らかの積み込み施設が2ヶ所あり、その対岸にも、ドルフィンか何かの、繋留設備らしいものが見えます。艇から見たかぎりでは、いずれも確認できず、撤去されたとしか思えませんでした。

以上のことから推測すると、どうやら近年まで、建材輸送か何かのバージが、遡上してきていたのではないでしょうか。
そう考えると、潜水橋のあったこの付近まで、水深が確保されており、ここから上流は、急に洲が多くなるのも、納得がゆきますね。
(参考までに、Google航空写真に印をつけたものを作ってみました。青印が今回の遡航限界点、赤印が積み込み施設の跡、緑印が繋留施設らしいものです。)
青空がのぞき始め、気温も上がってきた明るい川面を下ります。流速が加わり、同じ回転数でも、船足がスルスルと伸びて、なかなか爽快。

初めて訪れた鶴見川でしたが、競技艇の櫂音すら耳にできるような、静かで、しかも広々とした、安心できる可航河川…といった印象を受けました。
可航域の橋は、桁下高も充分あるので、ハードトップ艇での散策にも不安はなさそうです。

(20年4月27日撮影)

(『大黒運河…1』につづく)

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2008/05/09のBlog
[ 21:17 ] [ 航行河川・運河 ]
(『鶴見川…10』のつづき)
堤防道や護岸の水際は、川景色を愛でながら、親子で散歩をする人、仲間と釣糸をたれる人と、遡上してきた区間のほとんどに渡り、なかなかの賑わいです。

皆さんそれぞれに、川を楽しんでおられる感じがして、のびやかな雰囲気だったのが印象的でした。
鷹野大橋をくぐりましょう。
橋の下流北詰にも、写真のような、木を生やした洲があります。

このすぐ上流には、合流する支川がありますから、洲ができやすいのは、そのせいかもしれません。
鷹野大橋をくぐった直後、矢上川合流点の風景です。

合流点や分流点には、川景色の中でも、独特のムードをかもし出しているところが、少なくありません。東京で言えば、荒川の岩淵が代表的ですが、何とも言えない、魅力のある場所が多いのです。
ここ矢上川も、ハートをわしづかまれる雰囲気の良さがあり、お腹も空いていたこともあって、迷わず投錨。合流点の景色を楽しみながら、お弁当を開きました。
折り良く陽も差してきて、ヒバリのさえずる声も聞こえ、実にのどかなランチタイム…。上流側には、綱島東と駒岡を結ぶ橋、鷹野橋人道橋が見えます。

ちなみに、先ほどまで見かけた競技艇も、鷹野大橋を折り返し地点としているようで、こちらまで遡ってくる艇は、ほとんどいませんでした。
小休止を終えて抜錨、再び微速前進。写真は、鷹野橋人道橋上流から、下流側を見たところです。

このあたりの水深は、1m台と少し浅いようですが、どこまで行けるでしょうか。デッドスローで、測深しつつ進みます。
撮影地点のMapion地図



(20年4月27日撮影)

(『鶴見川…12』につづく)

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2008/05/08のBlog
[ 22:34 ] [ 航行河川・運河 ]
(『鶴見川…9』のつづき)
末吉橋南詰の下流には、ご覧のような中洲―と呼ぶには、岸に寄り過ぎているかな?―が。

周囲は増水時に削られたのでしょう、垂直に切り立っていますが、木も何本か生えて、小さいながら、島のおもむきがあります。
対岸には、黄色い量水標が立っていました。

河道改修されながらも、結構な屈曲部を残した鶴見川は、ご他聞に漏れず、幾度もの大洪水の原因となった記憶を持つ、暴れ川でもあります。
堅固に施されたコンクリート護岸と、このような観測施設が、流域の安全を守っているのですね。
末吉橋をくぐったところで、シングルスカル(一人漕ぎ艇)に追いつかれました。こちらはよそ者ということもあり、航路を譲って、どしどし追い越していただきます。

今さらながら、この種の艇の、ミズスマシのような軽快ぶりには、まったく惚れ惚れするほど。流れに逆らってなお、数ktは出しているでしょう、水面を切り裂くように走ります。
末吉橋上流は、南岸沿いに、浅瀬が長く伸びています。

Googleの航空写真でも確認できますが、写真のように、何本か竿も立っていますから、注意していれば、充分避けることができるでしょう。
河口よりおよそ9kmの地点、鷹野大橋が見えてきました。桁下端にゆるい湾曲を持つ、コンクリート橋です。

河口からの所要時間は、1時間20分ほどでした。河道はここから、再び南に大きく曲がります。
撮影地点のMapion地図


(20年4月27日撮影)

(『鶴見川…11』につづく)

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2008/05/07のBlog
[ 19:27 ] [ 航行河川・運河 ]
(『鶴見川…8』のつづき)
新鶴見橋を過ぎると、橋の姿が急に乏しくなります。次の末吉橋まで、1.5kmの間、道路橋はありません。

前方に、ちょっと古そうな水管橋が見えてきました。
あれ? 鉄管の上は、管理用通路とばかり思っていたのですが、人が渡っていますね。
どうやら、地元の人のための、人道橋として解放されているようです。

徒歩の人ばかりでなく、自転車に乗った人も、通路両端にある扉を開けて行き来しています。あまりこういう例は見なかったので、珍しく思いました。
撮影地点のMapion地図
バックに立派な階段を備えた、2径間の樋門があったので、つい吸い寄せられて一枚。銘板には、江ヶ崎ポンプ場樋管とありました。

左側の、自転車に乗った家族連れが、立ち止まってじっとこちらを眺めており、子供たちが、ニコニコと元気よく手を振ってくれました。こちらも笑顔で応えます。
河道はゆるやかに蛇行しつつ、ほぼ北西を向いています。

快速で遡上する、練習中の競技艇に追い越されつつ、末吉橋が見えるところまで来ました。
撮影地点のMapion地図
堤防は、コンクリートの法面から、緑の土手に変わり、鳥のさえずりも多くなって、だいぶのどかな雰囲気になってきました。

今のところ浅瀬もなく、きわめて快調ですが、さて、この上流はどうでしょうか。




(20年4月27日撮影)

(『鶴見川…10』につづく)

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