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水路をゆく
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2008/05/23のBlog
(『京浜運河点描』のつづき)
恒例の、フネづくしとまいりましょう。
まずは鶴見川河口近くの、曳船溜りで見かけたフネブネを。

この船を見た時は、こんなにも曳船らしくない(失礼)船体ラインの船がいるのか…と、ちょっと驚いたものです。このへん詳しくないのですが、湾奥でよく見かける、底引き網漁船に近い感じがしました。
その前にもやう、黒い船体のこちらは、ちょっと舷側が高めなものの、典型的な曳船タイプ。

船首材が突き出たスタイルは、やはり引き締まった感じがします。
さらに上流側は、もっとゴツくて、たくましい感じの二隻。マストをたたんでいるのが、河川繋留らしくて、いい感じです。

いちばん奥、グレーの船体の、オイルフェンス展張バージでしょうか、いかにも鈍重そうな、船首まわりの造作に惹かれるものが…。
お次は大黒運河の曳船たちを。

造船所近くで見かけた、メザシにもやう兄弟船。
プッシャーとしての機能も、備えているようです。
こちらは、最初に紹介した曳船よりさらに、らしくなさ度合(?)が上回っています。

甲板上の装備からすると、明らかに曳船なのですが、船体がどうも市販艇くさい…。
タイヤのフェンダーが、妙に少ないのも胡散臭く(笑)、「おまえ、本当に曳船なの?」と、問い詰めたい気持ちすら湧いてくるほどでした。


(20年4月27日撮影)

(『4月27日のフネづくし…2』につづく)

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2008/05/22のBlog
[ 22:08 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『海老取川の工事…2』のつづき)
帰途、京浜運河(東京)で見たものを、いくつか拾ってみました。

大井北埠頭橋の近く、大きな洲のかたわらに、昔からある沈船。前後には、ブイが打ってあるので、満潮時でも位置が確認できます。
危険箇所うんぬんというより、小ぎれいに片付けられた水路が、ほとんどを占めるようになった今となっては、もはや貴重な風景かもしれない…、などと考えてしまいました。
撮影地点のMapion地図
品川埠頭橋を目前にしたあたりで、ポーッと長声の汽笛が聞こえました。
橋を透かして見ると、クリスタルヨットクラブのクルーズ船、レディ・クリスタルが、微速でこちらに接近中。

接岸するのでしょう、ゆっくりと右に舵を切り、流れるようなラインの舷側を、こちらに見せてくれました。
撮影地点のMapion地図
客船としては小型の部類とは言え、狭い運河での取り回しは、さぞ緊張させられることでしょう…と、思っているのは私だけで、プロたる船長さんは、慣れたものかもしれませんが(笑)。

邪魔にならないように、大きく取舵を切りつつ、ポンツンへの達着を見守りました。
運河も終点間近になって、ちょっとショック(と言うほどのことでもないか)なモノを見てしまいました。

お花見は曇り空だったけれど…7」で触れたように、水上警察署が、湾岸署に統合されたため、あの看板ももう見られないだろう…などと、少々寂しい気持ちになっていたら………。
ご覧のとおり、まだ取り替えられていませんでした。しかも、下4文字「上警察署」だけ、ガムテープで覆ってあるという、かなり「?」な状態で…。

ちなみに、Mapion地図では、早くも「湾岸警察署別館」と、書き換えられていました。
撮影地点のMapion地図
京浜運河を出て、レインボーブリッジを望むところまで来ると、ちょうど、伊豆諸島開発の黒潮丸が、出港してゆくシーンに出会えました。

甲板上に、自動車をギッシリ積んで、どちらの島へのお届けものでしょうか。




(20年4月27日撮影)

(『4月27日のフネづくし…1』につづく)

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2008/05/20のBlog
[ 22:14 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『海老取川の工事…1』のつづき)
稲荷橋の橋詰近くだけでなく、穴守橋の向こうにも、現場は続いているようです。

河口近くの、弁天橋の工事が終わったと思ったら、今度は護岸の改造と、のんびりムードだった海老取川も、最近は忙しくなってきました。
撮影地点のMapion地図
写真右側、従来の護岸の前に、鋼矢板が打ち込まれ、新たな岸を構築するようですね。

護岸を前進させて、親水施設や遊歩道を作るのは、ここ十数年盛んに行われてきた手法ですから…。海老取川にもいよいよ、水辺の散策道でも造るのでしょうか。
鋼矢板は、モノレールの整備場駅近くで、ぷつんと途切れていました。

この先にも、工事区間が延びるのか、それとも、このあたりまでが整備計画の範囲なのか、はてさて…。
その対岸、最近になって設けられた、暫定繋留施設。完成してしばらくは、空きが多かったようですが、徐々に埋まってきたようです。

もともと、近隣の水路に繋留していた小型船舶に、安全な繋船場所を提供するために造られたものですから、住み慣れた岸から、こちらに移動するだけでも、なかなか腰が上らない、という方も、少なくなかったに違いありません。
撮影地点のMapion地図
海老取川を抜けて、海老取運河に入った直後のあたり、浚渫船と、土運の設備をしたバージ、曳船が並んでもやっていました。

これらのフネブネも、護岸工事のために、出動してきたのかもしれません。





(20年4月27日撮影)

(『京浜運河点描』につづく)

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[ 22:13 ] [ 水辺の気になるモノ ]
(『恵比須運河…4』のつづき)
往路とは打って変わって、青天井の下にさざなみを輝かせる京浜運河を東へ。

帰りのコースは、おなじみの内水路ロングランコース…。
京浜運河から塩浜運河に入り、右折して千鳥運河(写真)を抜け、多摩運河を経由して、多摩川へ。

千鳥橋際のタンク、あいかわらず派手で、よく目立ちます。
撮影地点のMapion地図
西日がぎらつく多摩川の澪筋を、デッドスローでゆるゆる進み、これも毎度おなじみ、海老取川澪筋に進入。

あれれ、昔の着陸誘導灯(19年6月20日~24日掲示のタイトル)が、跡形もなく撤去されている…。澪筋進入のよい目標であり、砂州の中にポツンと立つ、その鄙びた雰囲気が大好きだっただけに、とても残念です。
海老取川に入り、船溜の間を、引き波を立てないように、抜き足差し足でかわすと…。

赤い稲荷橋の向こう、警戒船が見えました。工事中でしょうか。
クレーン船が盛んにブームを動かして、護岸工事の最中でした。
先ほど恵比須運河で、クレーン船の活躍する様子を、見てみたいと思ったばかりだったので、これは嬉しい出会いです。

赤い船体の、警戒船で旗を振るおじさんにカメラを向けたところ、ニヤリと笑って「オレを撮るの?」と、はにかんだ仕草を見せつつ、ポーズをとってくれました。
撮影地点のMapion地図

(20年4月27日撮影)

(『海老取川の工事…2』につづく)

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2008/05/18のBlog
[ 18:10 ] [ 航行河川・運河 ]
(『恵比須運河…3』のつづき)
こちらは、立派なブリッジを持つ浚渫船と、ノッポの3層キャブが小粋な曳船。

カラフルな塗装が、鉄錆色の背景の中でひときわ目立ちます。
北岸の水路は、守屋町2丁目と3丁目の間を流れる、入江川の河口。先ほどからたびたび触れた堀割群、「入江川水系」の本流です。

実は、我が艇の進水地が、この奥を東西に走る、入江川第二派川の某所…。私はまだ入ったことがないので、いずれ里帰りを兼ねて、走ってみたいと思っています。
撮影地点のMapion地図
恵比須運河の終点が近づきました。ここを左折して、横浜の内港に出ることとしましょう。

おや、左側の角に並んでいるアレ、何だろう?
目盛りの切ってある、赤錆びた太い鋼管たちが、鋼矢板に沿って、斜めに打ち込まれています。

巨大なパイプオルガンのような眺めに、しばし見入ってしまいましたが…、何でしょう、新しい護岸の基礎を、造っている途中なのでしょうか。
恵比須町と出田町の間を抜けて、帰途につくことにしました。

横浜港北部の水路群、古い時代の埋立地に挟まれているだけあって、独特の魅力がありそうですね。「入江川水系」を含めた小水路たちにも、惹かれるものがあります。
近いうちに、改めて探索してみたいものですね。


(20年4月27日撮影)

(『海老取川の工事…1』につづく)

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2008/05/17のBlog
[ 21:13 ] [ 航行河川・運河 ]
(『恵比須運河…2』のつづき)
恵比須橋をくぐった後、西側から見たところ。

橋上には植え込みの緑も見えるなど、ハードな周囲の雰囲気とはだいぶ違った、さわやか系(?)の橋ですね。
逆光をついて、高島貨物線の鉄道橋に接近。

ご覧のとおり、中央径間のみガーダーが下路式で、桁下高を取ってあるのが、いかにも艀船運河の橋らしく、瀬取りの盛んだった時代をしのばせますね。
逆光で、写りがうまくありませんから、反対側からご覧に入れましょう。
ガーダーの表面は色褪せて錆が浮き、橋脚の表面は荒れて、長い間手入れがなされていない様子です。

おそらく、もう長い間列車が通わない、廃線に近い状態なのでしょうね。
撮影地点のMapion地図
鉄橋の西側は、クレーン船の船溜! 
道々の船影は、あとでまとめてご覧に入れるつもりでしたが、あまり見られない景色ということもあり、ここだけは辛抱たまりません。

まるで、キリンの群れに迷い込んだような、トラスの林…。
アップで切り取ってみても、青空にそそり立つブームが、またイイ感じ。

彼らがその長い首をもたげて、全開で仕事をしているさまも、見てみたいものです。







(20年4月27日撮影)

(『恵比須運河…4』につづく)

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2008/05/16のBlog
[ 22:39 ] [ 航行河川・運河 ]
(『恵比須運河…1』のつづき)
「鉄錆色水域」を抜けると、左手には日産自動車の、長大な工場建屋が姿を現わしました。プレス加工でもしているのでしょうか、中からは盛んに機械の音がして、盛業中であることをうかがわせます。

この工場の前も、魅力的なフネブネが集う船溜なのですが、ここはぐっとこらえて、後ほどまとめてご紹介します。
北側にふたたび出現した小水路は、入江川第一小派川なる、いかめしい名前がついています。

この入江川水系(?)は、江東区の水路群と同じく、人工の掘割ながら、河川として管理している都合上、ひとつひとつに背番号めいた名前を、付けざるを得ないのでしょう。
撮影地点のMapion地図
入江川第一小派川の、ほぼ向かいにあるのが、宝町と恵比須町の間を通る、その名も宝運河。
恵比須に宝…、縁起の良いネーミングに、埋立地や運河に寄せた、人々の期待がうかがえるようです。

ちなみに恵比須運河、「恵比寿運河」と表記された記事もあって、どちらが正解なのか、最初は首をかしげたのですが、地名と、次に出てくる橋が「恵比須」となっていたことから、「恵比寿」は誤植だと判断しました。
新子安駅前から伸びる通りを渡す、恵比須橋の下から西側をのぞくと…。

おお、今度は台船やクレーン船の船溜が!
恵比須橋をくぐった直後、南岸にはこんなプラントも。

年季の入ったくたびれ具合がまたよろしく、艀のもやう、古い運河の水辺によく似合います。
撮影地点のMapion地図



(20年4月27日撮影)

(『恵比須運河…3』につづく)

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2008/05/15のBlog
[ 22:25 ] [ 航行河川・運河 ]
(『大黒運河…3』のつづき)
恵比須運河に入りました。延長は大黒運河より少し短く、1.37kmです。

入ったとたん、何やらものすごいパイプの列が、運河上空を横断しているという、その筋の方には、たまらなそうな空気が濃厚(笑)。
撮影地点のMapion地図
運河入口の北岸に立つ、この給水塔(?)にも惹かれるものが。

以前は、ビルの屋上などにも、アングルで組んだ櫓の上に乗った、金属製の給水塔を見かけたものですが、FRP製のものが普及してからは、とんとお目にかかれなくなってしまいました。
いやもう…、鉄錆色のパイピングが縦横に走り、金属の存在感を、これでもかとばかりにたたみかけてきます。

ちなみにこの橋、管だけを渡しているように見えますが、地図にはちゃんと「小倉橋」という名前が記載されており、中央は通路になっているようです。
せっかくですので、さらに追い討ちを。もうパイプの洪水。

石油精製施設に挟まれた運河ですから、進入禁止区域に入ったような、ちょっとした後ろめたさもあったのですが、航行禁止の看板は特に見られなかったので、叱られる心配はなさそうです。
こちらのタンクは、またずいぶん錆びていますね…。

護岸の様子から見ても、かなり古い設備のようですから、もう稼働していない区画も、中にはあるのかもしれません。




(20年4月27日撮影)

(『恵比須運河…2』につづく)

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