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T.JACKが手酌で斬る。
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2008/07/22のBlog
この3連休のうち2日シゴト。土曜日は四国の蔵元の娘夫婦と
呑む。地元のアグリな方々を取材するそうで、アドバイスして
という口実で呑む。サッポロライオンでノド潤した後に庫裏へ。


東北から来たという旅人たちを巻き込み総勢6名。小グラスで
燗酒で、みんなで回し呑み。よう呑んだ。先ずはにごり、これ
があれば必呑の神亀と南部美人を。その個性の違いを堪能する。
その後、こんな感じで。どれも素晴らしい出来映えだが、特に
亀泉の高育63号は出色の出来映え。地元高知という贔屓目の
評価でもあるが皆の意見も同様。久しぶりに土佐酒を満喫した。
これは福岡の黒兜。焼酎に用いる黒麹を使用した、珍しい酒だ。
甘みとコクが絶妙で、のち燗で再注文したほど。燗におすすめ。
少量ずつ呑み比べするのは滅多にしないが、人の評価は面白い。
次は龍の舞。福井だったか、この蔵は昨年で造りを辞めたそう。
その蔵の事情は家族間で色々とあったらしが、次男は吟醸造り
ができる杜氏ですんなり移籍先も決まり、結果オーライだとか。
〆は秋田の春霞、H15BYの古酒。じんわり甘露な旨さがよろし。
そんなことで20種類近くは試飲しただろうか。ゆえ、あれこ
れと記憶が残るわけではなく、亀泉と黒兜だけ印象に残った夜。
2008/07/17のBlog
住所は赤坂だが最寄り駅は六本木。ミッドタウン横の路地裏の
旧いマンションの2階にある酒呑、ささのと読む。日本酒好き
ならば一度は耳にしたことのある店。されど今回が初訪問なり。


場所柄、ギョーカイジンが多いらしく、あちこちの卓で交わさ
れる会話はメディア系かIT関連の話ばかりだ。店内はといえば、
大きな水槽が置かれ活魚が捌かれる。それも結構いいお値段で。

まず一杯は奥播磨の喜八。品書きは無濾過とあったがさに非ず、
これは多摩の小山商店オリジナルらしい。喜八とは小山商店の
店主の名。夏向きの辛口で、昨晩呑んだ熟成酒とは歴然の差也。


アテはもろこしの天ぷら。縦にそぎ切りしサクッと揚げたもの。
塩で食すとさらに甘みが増して旨い。品書きは毎日取り替える
スタイルだが鮮魚以外は準固定メニューか。鮮魚の価格が突出。
葱とん。これは随分と前にdancyuにも紹介されたことがある。
トンカツではなく天ぷら。たっぷりの小葱と大根おろし、ポン
酢でいただく。多くの同業が追随した品だが、至って平凡な味。


自家製ソーセージもいただく。看板料理は揃って千円弱の価格、
利幅が取れるメニュー構成である。この日は小上がりだったが
清酒を呑む客の比率は4割程度。八勺千円超だと仕方ないかも。
おすすめの燗酒を訊く。男性の従業員が、自分がハマっている
酒を勧めたいと凱陣を持ってきた。こいつはナカナカいいヤツ。
無濾過系凱陣とは異なり、やや辛口でキレもあり呑み飽きない。


シメは田酒の特純。ぬる燗の温度は28度だと、わざわざ伝え
に来るほど自信があるらしい。それはそれで旨かった。しかし
酒一杯の価格は昨晩の店の倍以上。自ら志願の再訪はなしか?
2008/07/16のBlog
いまさらではあるが、夏こそぬる燗。その通りと相槌を打って
頂ける方は多いはずなので、敢えて理由は語らず。久しぶりに
逢う後輩を伴い、カウンターで酒を酌み交わし近況報告しあう。


燗酒の前に、夏向きの冷やも外せない。最初からお任せを願い
写真の2つ。のちガスが残る奈良萬を一杯。グラス百十ccで
500円前後、量も価格もバランスよく結構イケるから危ない。
店の名物、鰹の藁炙りは注文が入るたび厨房で炙る。大胆な調
理だが藁独特のスモーキーな香りを纏った鰹は香ばしくて美味。
この辺で燗酒を呑む。奈良萬の熟成、奥播磨十年古酒などなど。


隣に座る一人客の常連に声をかけ、おせっかいにも燗酒の呑み
比べを強要する。お任せで出されるのは上質熟成の燗酒ばかり。
我ながら大した呑みっぷりだった。既に隣客とは友だちとなる。
日本酒がたくさん置いてあっても、決してマニアな店ではない。
酒の銘柄に疎くともお任せで安心。そうすれば初心者は簡単に
今いちばん旨い酒に出合えて学べる。なんと幸せなことだろう。


飲食店は、単に酒を売るだけでなく、酒文化の伝承と食人生の
質的向上も担うナビゲーター。年齢を重ね、よりコアなコトを
求める層に支持される店は、その意志を持つ人の力あればこそ。
2008/07/15のBlog
うどん居酒屋では、呑んだ後のシメにハーフうどんを置く店が
ある。麺の量が半分で五十円とか百円を割り引く。腹の具合で
選べるのは有難いが、客単価を考えればもう少しまけてほしい。


昨晩、左様な店で呑んだ後、冷やしきつねのハーフを、と注文
したら、シメうどんですねと返された。ああ、品書きにはそう
書いているのね。でも普通、そんな返し方せんでもわかるやろ。


で供する時、冷やしきつねのミニサイズです、だって。これに
は笑った。この店員は長く勤務しているが、型通りに行動する
タイプだ。不快感はないのだが、サービス業には全く向かない。


そういや先日スペイン人シェフと打合せした時も。制作会社の
女性がカルドソ(スペインの米料理)の説明を受けた時、それ
ってリゾットですねと。そしたらスペイン人、結構ムッとした。


それはイタリア、スペインはカルドソだ!と。その後もパスタ
だのトリッパだの、その女性から伊仏混合ワードが繰り出され
るたびに一同声をあげ、ここはスペイン料理だっちゅーのッ!


相手の立場で、相手の言葉に合わせて、自の立場を置き換えた
会話をするのはナカナカ難しい。相手にもよるが、私でも時に
笑いをとりつつ、意識の転換に汗しながら集中することもある。


声を出して確認することは大切。だが時には、発した声を受け
止めつつ別の言葉で確認要求するのは、礼を失することもある。
自分に内在する言葉が標準と思っているとヤバイよって事例で。
2008/07/12のBlog
[ 15:48 ] [ 今夜も事務所酒 ]
一般には2月8月が閑と言われるが、年度の変わり目を迎える
2ヶ月くらい前が一番忙しくなる弊社。この夏も例年同様に多
忙、でも毎年異なる仕事が舞い込み飽きないし、むしろ有難い。


今年はウェブサイトのプロデュース。販促としての即効性はな
いが、コツコツ積み上げブランド力の向上を実現し、社員と顧
客のそれぞれにおいて、絆を作ることにも役立つと考えている。


どこで購入しても同じ商品を、その店ならではと感じられる付
加価値を添えて販売する。それは、購入店から発信される情報
や周囲の評判、そして最後に届けるひとの個人力、その全てだ。


私たちの仕事は、どんな企画であれツールであれ、経営者の情
熱とタマシイを引き出し、実務者を巻き込み、前を見ることに
ギアを入れ固定させること。なんて、痛快な仕事は少ないけど。


さて、久しぶりの事務所酒。個性的な酒が多い広島の天寶一を。
千本錦は、父方が山田錦の広島独自の酒造好適米。米の力強さ
と酸味と辛さがバランスよく感じられ、スパッと後味も切れる。


肴は魚久謹製、好物の烏賊の粕漬け、頂きもの。こういうアテ
には東のキレイな造りの酒より、西のしっかり旨口な酒が良い。
夏酒は辛口が幅を利かせるが、二合目以降はやはり濃醇が好み。
2008/07/11のBlog
水曜と木曜は撮影でほぼ缶詰状態。スペイン料理のピンチョス
スタイルを日本で広めた方との仕事だったが、料理の完成度は
非常に高く、過去撮影立ち会いした中では最も美しい出来映え。


そんな2日間を過ごすとモードはヨコメシ。ロケがはねたあと、
軽く打ち上げと向かうはポンデュ。早い時間は席がとれなくて
随分久しぶり。ヱビス、白2杯、赤数杯と、がぶ呑みしまくる。
鴨とリンゴとオレンジを、ナベちゃんがチョイスしたワインで。
盛りつけはそのまんまな感じではあるが、絶妙な取り合わせで
うまい。黒板の品書きからも食べてぇの雰囲気が伝わっていた。


隣にいた常連の一人客、近所の花屋二代目と聞き強引にメシを
シェア。一緒にスタッフにワインをご馳走しようと暴挙に出る。
嗚呼、またやってしまったと、こうして書きながら記憶が蘇る。
話は変わるが、先日キッチン周りが狭い飲食店でオーダー伝票
と管理について相談を受けた。色々と提案したものの、決定打
に欠けていた。そんな折にここで見つけたアイディアがコレ→。


なんてことないけど、悩みが深くなるとこういう目線で物事を
考えることができなくなるもの。それを別の店でウオッチング
するのも仕事の一部。まあ写真に撮ってなきゃ酔って忘れるが。
2008/07/08のBlog
日本のバーテンダーにとって最も権威のある大会が、全国バー
テンダー技能競技大会。5月に行われたこの大会で優勝したの
は静岡県三島市 BAR YUMOTO共同オーナー湯本清美氏、女性。


全国大会での女性バーテンダーの優勝は12年ぶり、3人目だ。
詳細はここ。湯本氏はご主人とバーを経営されているが、その
ご主人が酒仙堂店主の後輩。それを知る常連が、まことに多い。


酒仙堂にて、店主が腕を磨いたバーオーパ大槻氏、スターバー
岸氏、そして先の湯本氏らが指南した、バーオーナーを目指す
人のための、バーテンダー・サービスバイブルという本を知る。


いいなあ。重荷を背負った気苦労の多いオッチャンが心底寛げ
るバーが増えてほしいし、小さな店で身の程なりに遊べる大人
も増えてほしい。シャルトリューズ・モヒートを呑みつつ想ふ。