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喜怒哀楽(ハートケア飯田のつれづれ日記)
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2008/08/02のBlog
8月です。喜怒哀楽をご愛読下さってる皆皆さま、暑中お見舞い申し上げます!

 でも、さすがに信州は暑い暑いと言ってても朝晩の風にちょっぴり涼しさもあって、ホッとする夕涼みの時間もありますね。7月の猛暑の時より私的には楽に思えるんだけどなぁ。
 今年は10月まで暑いってね。寒いの苦手なんでうれしいには、うれしいけど。

 こんな暑さの中、イライラしたりカッカしたりしてませんか?
一息いれて、夏をたのしんじゃおうよ。
 って思ってたら、朝から私はムカッってきたことがあったんだよ。
朝4時半、某国営放送の朝のニュース番組をみてたらね、夏祭りが放送されてたんだよ。男の人が女装して踊る昔から伝わるお祭りらしい。
 私は祭りの宝庫と呼ばれる(勝手に思ってるだけども)遠山地方、上村の出身で誕生日も代表的な霜月祭りの日だったりする密なお祭り好きな人間なんだけど、だからこそムカッてきたんだけどね。
そのお祭りが流れ若い男性のアナウンサーのコメントがね「はずかしくはないんですかね」だったの。
「この、たわけもんがぁ」っとテレビに向かって怒った。その怒りは止まらなかった「このオオばか野郎、お祭りの持つ意味もしらずに・・」。。。。そしたら3分ほどして「訂正があります」となにやらしおらしく訂正する様子。しめしめ、私とおんなじ事思った人がさっそく抗議の電話をしたに違いない。と思っていたら「さきほどの放送でラミネスの本塁打で巨人が勝利した、と言いましたがラミネスなどの、の誤りでした」だと。
 情けなかったなぁ。でも、電話入れるズクもなかった。「など」なんてどうでもいい。もっと訂正して欲しい言葉じゃない、気持ちがあった。
 情緒ある風景とかって某国営放送ではよくやってるじゃん。情緒あるアナウンサーが読むニュースだって大切なんじゃない。
 まっこんな事で怒ってるのももったいないんで、これはブログのネタにでもしてしまえ!

 某国営放送さんよ、受信料払ってるんだから、朝くらい気持ちよくさせてよ。朝から暗いニュース読む日も多かろうが、せめてお祭りネタくらいはノリていこうよ。ワッショイって。

 あんきもそうだし、どんな施設もそうだけど、年取って自分の意思とは別にこういう集団生活を余儀なくさせられてしまうお年寄りをみてると、気のどくだとも思う。なぜなら私は集団生活絶対できないもん。我慢して、若い職員にため口言われて、呆けてしまわなきゃ辛いことだってある。
 だから心がけたいことがある。それは気持ちよく暮らすこと。なんにもしてあげられないけど、心地いい声がけ、言葉がけをしてあげたい。あたりまえのことだけど・・。
 だからいつも業務は二の次になってしまうけどでも、いいんだ。(誰かがフォローしてくれるし・・ね)
気分よく過ごせれば、やさしくなれる。人にも思いやりがもてる。病気は治せないけど、心いっぱい癒してあげれたらいいなあ。
 さて、今日もこれから暑く、そして月初めなんで事務的な事がてんこ盛りなんでがんばりまーす。
そうそう、本日のお昼は冷やし中華で、皆で作ってまーす。 by クマちゃ
2008/07/28のBlog
フミさん、わいっつぁ、長さんと入院退院のドタバタの中でも、静かにカツトシ父さんの看取りは行われていた。
 どうかこの夏を乗り越えてくれたら、また一年共に暮らせそうな気がしてならなかった。私達の勝手な言い分であり、カツトシとうさんはもう勘弁を・・って思ってるかもしれないのだけど。
 
 だけど、23日早朝、父さんは前さんとゆかりさんに看取られて、大きな息をひとつして逝ってしまった。
5分遅れで間に合わなかったけど、私はなんだか落ち着いていた。「お疲れ様、えらかったね。」
 なんだか気が抜けそうだったけど、これから最後の一仕事が残ってる。気を引き締めて、そして私らしく明るく元気に送るんだと、ずーっと決めてたから。
 ご家族は兵庫、大阪と遠方なため、近くの親戚の方が先に来て下さった。その前に以前からもしもの時にって預かってた大島の着物に着替え、死の直前まで皆でがんばって大好きなお風呂に入ってたんで、痩せてはいるけど死んでる人には見えないくらいピカピカの父さんで、着物が似合いすぎで・・この時だけは涙を隠せなかった。
 この日は娘さん、息子さん、二人のお孫さん計4人でカツトシ父さんを囲んであんきで最後の夜を過ごした。

 次の日の朝9時に白い布にくるまれて、あんきの住人に見送られて静かに行った。もう二度と戻っては来ないんだ。
 生まれ故郷の信州で小さなお骨になって、お葬式もして26日に帰りたくて帰りたくて仕方のなかった、最愛の奥さんのおられる伊丹に帰った。
 お葬式に参列させていただいた。親戚の中に一緒に混ぜてもらってカツトシ父さんの最後に手を合わせた。
当たり前の事しかしてないのに、娘さんからたくさんの労いのお言葉をいただいて、でも職員にはしっかりとその言葉を伝えてあげたかった。皆最後まで本当にがんばってくれたよね。。点滴を中止してからの努力も大変なものだったよね。そして2年半の間のいろんな出来事もね。薬も拘束も鍵もなにもなしで、皆の体一つでカツトシ父さんに関わっていたものね。ここでは書ききれない事ばかり。最後の三か月はまた濃かったよね。
 カツトシ父さんに送る言葉を探した「カツトシ父さん、お疲れ様でした。2年半、共に暮らし、泣いたり、笑ったり、たくさんの事を教えていただきました。ゆっくりゆっくり休んでください。カツトシ父さんありがとうございました。」

 26日夜8時半、伊丹に着いたと娘さんから電話が入る。「ほんとうに、どうもありがとうございました」と何度も言って下さった。私は娘さんと約束をした。
 「至らなかったこともたくさんあるんですよ。お父さんには教えていただいたことばかりです。これからもカツトシ父さんと思ってお年寄りの方を大事にして仕事していきます。」
 これが私達のやることで、思いです。

 あんきにいつだって居た人が居なくなるのは、本当に淋しい。ご飯を食べてても、夜間の見守りもいつも通りに居てくれないと、本当に淋しい。
 だけど、こんなぽっかり空いた穴もまたすぐに埋まってしまうほど、また次の方がいらっしゃるのです。
淋しさと、新しい出会いと、それになにより何事があってもあんきのばあちゃん達は強くたくましく、自分の事しか考えてなーい。(ワラ)泣き顔してる暇もくれないんだよぅ・・・・。
 久々に雨が降って、今日は息つきましたね。また一歩踏み出しましょう。by クマちゃ
2008/07/27のBlog
[ 00:10 ] [ 日記 ]
フミさんが、全身麻酔で抜歯をする事になり、二泊三日の入院をすることになった。
抜歯といっても、いっぺんに7本も、それも根っこしか残ってないようような部分も多く、想像以上に大変なもの、らしい。

 この思い切った決断はフミさんが自分自身でしたもの。口腔外科で先生にどうしますか?と尋ねられた時「まだ70代だし、痛いとこなくして、おら、長生きがしたい」とはっきりと答えたのだ。

 さていよいよ、入院。翌日の手術の説明を二人で聞く。最後にサインを求められ「ご自分でサインしてみたらどうですか?」と言われ麻痺した右手をチラッとみて動く左手でゆっくり震えながら、名前をサイン。「習字ならもっと上手く書ける」と一言。うん、確かに。月に2回習字の先生に習ってるもんね

 病室に着替えや洗面道具セットし「明日来るからね」とその日は帰る。

 手術当日。9時ちょい前にフミさんの病室に行くと、抗生剤を投与され、少し緊張した面持ちで私を見ると「来てくれたのかぁ」とうれしそう。「あったりまえじゃん!」
「何時に済む?」とフミさん。「9時半麻酔して、10時から11時まで抜いてそれが醒めて12時半には終わるんだって」「ふーん」・・・の後、麻痺した右手をさすって「この手動くようになる?」っとすっごい期待の顔で尋ねるフミさん。
 「今日は痛い歯を抜くんだよ。そして入れ歯を作るんだよ」。そう聞くとフミさん涙ぐんだ。
 そうか、フミさん右手が動くようになりたいんだなあ(当たり前か)
少しガッカリした顔だけど、仕方ない。あきらめろなんて言えないけど、十分に動く左手を握り締め「とりあえず、歯を治そうぜ」っと手術室に向かう準備に入った。

午後2時、そーっとフミさんの部屋を覗く。担当の看護師さんが「なにか言ってくれるんだけど、何言ってるかわからないから聞いてね」って言われたので「フミさん、なあに?」と聞くと「米を洗ったか」
と言う。「えっ、米を?洗ったか?」と聞きなおすと首を縦に振る。「洗ったでな。大丈夫だよ」と言うと安心した顔。なんか麻酔で夢でもみたのでしょう。
 そして翌朝10時には無事退院できたのでした。

 この入院でフミさんを凄く見直したところがいっぱいあった。右手右足が麻痺していて、言葉も聞きづらい車いすのフミさん。フミさんが、だけどふつうのフミさんという人だということを私たちは忘れてはいやしなかっただろうか?どこか、接し方に申し訳なかったと思わずにいられない、そんな場面がいっぱいあるような気がしてならなかった。
 あんきのお父さんだよ。この人は。私はフミさんの事がなんだかもっともっと好きになった。
フミさんが無事抜歯が終わったのと一緒に、わいっつぁ、長さんも退院して来た。
いろいろあるけど、猛暑の夏に負けておれません。by クマちゃ
2008/07/18のBlog
連日の真夏日。。というより猛暑といったほうがピッタシかも。
梅雨明け宣言待たずに、暑中お見舞い申し上げます。ですね。

 かつとし父さんはなんとかがんばっています。職員もがんばっています。
21日に娘さんが来られるんで、なんとか会わせたい一心で、いろんな工夫して食べてもらおうってやってます。この気持ちが通じるんでしょうね。

 私は夜勤明けたら、東京に研修に行ってくるんですが、なんか、とってもあんきを離れたくない気持ちでいっぱいです。でも、皆に頼んで日帰りなんで行ってきます。
 とても泊まってなんて来る気になれない。

かつとし父さんのことだけが気がかりなんじゃないんだ。体調崩して入院した長さんが、点滴抜いちゃうって事で縛られて、オムツされて、なんだかおかしなことになっちゃってるんだ。
病院にかけあっても私たちは医師の前でなんと無力なんだろうって自己嫌悪に陥るばかり。医療と介護と認知症とがかけ離れてしまって、長さんが壊れてしまう。病気にだけ目を向けている医師に認知症という病気も重症になってしまう事をどうか理解してほしい。
 明日はどうか長さんの点滴が取れてはやく帰ってこれますように。
縛られて、そして亡くなってしまった、きよさんを思い出す。もうあんな思いは沢山だと思う。

 こう考えると、おちおちボケちゃあおれない!ボケたら、自分の意思とは別に、したくもないオムツさせられて、まともな医療も受けられないどころか、言う事聞かないからって縛られる。おとなしくしてないと、問題老人にさせられる。看護師さんたちに冷たく扱われる。
 ああ、ボケたくないと思う。そうか、ボケてもいいからボケ以外の病気にならなきゃいいんだわ。

 まだこんな事してるんだよ。一生懸命パーソンセンタドケアとかって皆でがんばっていい介護しようとしてるのに、病気になって入院したら、また1からやり直し・・。ねえ、私にこのケアを教えてくれて、またがんばろうって勇気くれた先生方。どうか、お医者さんに教えてあげてください。
 私たち介護がどんなにがんばってもだめなんです。皆で長さん支えなきゃだめなんです。世の中のお医者さんもわかってくれないとだめなんです・・・・。

 そういえば、Mパパとおととい糖尿病外来の受診に行ってきた。先生との受け答えがちょっと外れてしまうMパパ。と、とたんにその先生は「認知症の検査もしておきましょう」と突然長谷川式を始めたのです。「何歳ですか?ここはどこですか?今はいつですか?・・・・・」「えー、14点ですね。こんど超音波の検査のついでに頭のCTもとりましょう」だって。「Mパパはたとえ今がいつか応えられなくても、親しい友人が訪ねてくれば、おあつうございます。ときちんとあいさつもされるし、なんも困っちゃあおりません」といったのですが、聞いておりませんでしたね。

 なんだか、変になっちゃいそうな最近の私。ボケが怖いんじゃない。まわりがこわい。
まだまだ、認知症の理解って世の中じゃあされてないのがホントのところなんでしょうか? 
 里帰り出産で帰省している娘から、「お母さんまた忘れてるでしょう」って怒られてドキッとしている最近のクマちゃ、でした。
2008/07/12のBlog
梅雨明けを思わせる程の濃い日差し。夜風の涼しさがホットするひとときだね。
入院したわいっつぁの((+_+))を見に行って来た。
わいっつぁらしく、文句ばっかいっぱい言ってたんで、なんだか安心しました。
「ここの看護婦は耳が遠いのう。わしが言ってる事が聞こえんそうでさっさと行ってしまうがな」・・・思わず笑ってしまった。隣のベットの付き添いの奥さんが「そんなことないよ」って手を振って私に合図。
 まあ、早く治して帰ってくるってもんだわな。
Mパパも検査のみで無事帰ってきたし、長さんは別の病院だけど、夜間3回点滴抜いてしまうし、抜け出そうとするのでベットの下に降りるとブーブーなる装置を付けられたそうだ。案外早く帰されるかも・・。きっと問題老人扱いなんだろうなぁ。これまた、はやく帰ってこいよー。
 
 とにかく、案外元気で良かった。ホッとしたとこです。

 しかし、あんきでは今カツトシ父さんの最後を静かに迎えようとしています。
2年半、共に過ごした父さんはもう、起きる力もないけれど最後の気力で私たちにいろんな事を教えてくれています。痩せ細った腕はあんきに来られた時の半分になるのかもしれない。鬚をきちんと剃る父さん、ボタンはきちんと全部とめる父さん、一日に何度も人格?が変わる七変化の父さん、そしてなにより曲がったことの許せない父さん。大好きなのに、時には大っきらいにもなりました。認知ゆえの事とわかっているのに、「どうしてわかってくれないの?」なんて、カツトシ父さんの前で何度泣いたか数えきれないね。
 
いつかこんな日がくることはわかっていたけどね。でも、やはりまだ一緒に暮らしたい。それが本音です。
苦しくないですか?今、何して欲しい?なにか言ってほしい?「なにやってんのや」って怒ってほしい。何か口にして、食べてほしい。
 今日はこれから大好きなお風呂に皆で入れちゃいます。ゴシゴシ体洗って鬚剃ったげるね。

 暑い夏が目の前です。ジージー鳴き出した蝉がなんだか悲しいです。by クマちゃ