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アクセサリーのブログ
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2008/08/09のBlog
今回は、ペアリングのご紹介です。

お気に入りのスタイルのリングを二つ
重ね着けしたいというご依頼で製作しました。

一つは、シルバー中でも人気のある鎚目模様
のリングで、もう一つはエタニティーリングの
雰囲気のバンドリングです。
バンドリングには、トップに天然サファイアを、
両側にアメシストをストーンセットしました。

とても奇麗な照り感のあるサファイアと
色のはっきりしたアメシストの組み合わせです。
このデザインの異なるリングを重ね着けして、
シルバーと18金のコンビネーションと
違う色の石の発色を楽しめるコンビリングに
仕上がりました。
男性用のリングサイズの方が大きいので、
石の入る数も変わってきますが、うまく
バランスをとって、見え方に違いがあまり
出ないようにセットしています。

鎚目のリングと、バンドリングはそれぞれ
若干サイズを変えていますので、重ね着けして
も指に違和感なく着けられると思います。

リングデザインはシンプルでも、2色の石のカラーと
素材の18金イエローゴールドとシルバーの
組み合わせで、お洒落なリングに仕上がりました。


鎚目リング

素材 シルバー950

バンドリング

素材 18金イエローゴールド5:5カラー

今回はベビーリングのデザインペンダント
のご紹介です。

直径8ミリの小さなリング(ベビーリング)
を2連にしたかわいいペンダントトップです。
赤ちゃんがお産まれになった記念に、
誕生石や誕生日石などを入れて、
贈り物に最適なアクセサリーです。


画像は18金製で、2連のリングはそれぞれ
ピンクゴールド、イエローゴールドのコンビです。

紺色の石は天然サファイアです。


合わせたチェーンも18金ピンクゴールドで、
ハーフラウンド(半円状)のデザインです。


その他、シルバー/プラチナ製でもお作りして
います。
代表的な組み合わせのチャームにシルバースプーン
もありますので、二つコンビにするとさらに
かわいらしい雰囲気になります。


また、プラチナやホワイトゴールドに
ダイヤモンドをセットして、ちょっぴり
フォーマルな感じにもなります。
ダイヤモンドは、約0,3ct.までセット出来ます。
今回はチェーンブレスレットのご紹介です。

綺麗な色の水晶、レモンクォーツのチェッカー
カットの石をお持ち込みのお客様からの
リクエストで製作しました。
石枠は、石にたっぷり光が入る爪留めです。
石の大きさが直径15ミリの一粒が
ボリュームストーンなので、それに合わせて
トラディショナルな4本爪のスタイルです。

ただ爪が細くなると、古めかしい感じになって
しまうので、適度にボリュームを持たせています。
ブレスの留め金具は、S字カンの着け易いタイプ
と大きめな引き輪のタイプと2タイプで製作
しています。

以前掲載した同じ石を使った、ボリュームリング
とお揃いでお着け頂いています。
シンプルにチェーンブレスレットのみでも、
おすすめのモデルです。

ボリューム(線径)を変えて、男性用にも
女性用にも製作出来ます。

画像5は、かなりボリュームのある同デザインの
モデルです。今回のブレスはこのモデルの2周り
程ボリュームを落として製作しています。


今回はさらに豪華な石付きブレスレットに仕上がりました。


SILVER 925製
前回からの続き


画像1

グリップ部の成形作業が終って、再度仮組みした状態です。
トリガー(引き金)やトリガーガードも取り付けが終わり、
完成間近といった感じになりました。
画像2

もっとも拳銃らしく見える角度から。





グリップ部の飾り付けは、X状に凹凸ラインを入れるか、
石止めして埋め尽くすか、そのままマットな仕上げに
するか迷うところですが、今回はそのままにして
仕上げた後にいろいろなバリエーションを考えることに。
画像3

ミニチュアガンを題材とした一連のモチーフの
アクセサリーは、すべてペンダントトップとしての製作ですが、
チェーンと組み合わせた際に、どの角度にセットするかも
選択肢が多いので迷います。


今までのモデルが共通して平行した向き(銃身が横向きに
水平になる/銃口が横向き)でのセットだったので、
このモデルは下向きにすることにしました。
画像4

可動部は、これまでのモデルと共通してリボルバーの
回転・中折れ・撃鉄部分が動く仕掛けになっています。


撃鉄の可動は、前回は小さなバネを仕込んで常に先端方向へ
倒れる仕組みにしましたが、組み立てを簡素化するため
このモデルには採用しませんでした。
銃の中心から割れて、リボルバーの弾倉部分が見え、
再び戻す際は撃鉄でロックが出来るようになっています。




画像5

リボルバー(回転式の弾倉)部には飾りの穴が
開いていて、お好みで直径1,5ミリほどの石を
6石セット出来る石座になっています。


この半完成の状態で一度型を取って、複数製作出来る状態に
します。型を作ってから、本仕上げを施し石止めやバチカンリングを
取り付けて、チェーンと合わせて晴れて完成品に仕上がります。


また、完成しましたらご紹介したいと思います。


全長37ミリ
シルバー 950製
ivorytowerオリジナルモデル
[ 00:23 ] [ 製作日記/その他 ]
今日の作業のご紹介は、シルバーケースの
試作品のご紹介です。


直径約45ミリ、深さ12ミリの円形のケースですが、
銀製の薄く延ばした板をカットしたり、溶接しながら
ケース状に組み立てていきます。
重さは約50g
普段ピカピカに光ったシルバー以外、目にすることは
稀だと思いますが、作業の途中はこんな感じです。


溶接は1000℃前後の高温で、ロー材を溶かして
流していくので、銀の表面は白く酸化しています。

これを硫酸で洗浄して、粗いやすりがけから、
細かいやすり、そしてバフがけまで数種類の
磨き行程を経て、銀の美しい輝きに仕上がっていきます。



既製品の多くは金型からプレス作業で、機械で生産する
正確で耐久性のあるケース物がほとんどですが、
昔のように銀製のケース(銀器)は少なくなり、
ステンレス製やアルミ製など加工しやすく、コストがかからない
(安く売れる)ものが大半を占めています。

それとは対照的に、工房では手作りで銀材を使って原型を作り、
そこからシルバー製で少量生産でも、比較的コストが
かからない鋳造(キャスト)製法で、可能な限り薄く軽く
出来るケース物を製作しています。

画像は、はじめの段階の原型を手作りしている過程です。
ここで完成したものをそのまま、シリコンゴムで型を作り、
それに一旦蝋材を流し、原型に忠実な形に変換した蝋型から
鋳造作業を経て、原型に忠実な形の複製が出来上がるという
流れです。

この工程の流れは、銀でもプラチナでも18金でも全く同じですし、
普段ジュエリー屋さんで目にするものも、ほとんどがこの方法で
作られています。



ただ、こうした大きめで薄く平らなケース物を鋳造品で
作るのには、鑞型が取りにくい、平らな面が出しずらい、
素材の持つ本来の硬さが出しずらいなど、やや不向きな点が
ありますが、工夫を重ねて完成品へと仕上げたいと思います。

ちなみに、今回のケースは携帯用の灰皿仕様のケースに
なる予定です。他にもいろいろ小物入れや小銭入れと
いった用途にも使えそうです。

また作業が進んだらご紹介させて頂きます。


前回からの続き


画像1

撃鉄部分を別に作り、それと後ろ側本体を合わせて
調整し、かしめのシャフトを入れて仮組み作業が終わったら
(ここは見せたくない作業なので・・・端折りました。)、
中折れのサブフレームと本体を溶接していきます。
画像2

全体を仮組みした状態です。
もうすでに全体像が見えてきました。

ここからは飾り付けをしていくような作業が中心になります。
画像3

続いて、分解した状態に戻し、グリップ部分を追加していきます。

溶接作業は繰り返し行うので、前に接合した箇所まで
溶かさないように、バーナーの温度調整が難しいです。


特に銀の場合のロー付け作業は、融点温度の違う溶接材を
何種類か使って接合しますが、それぞれの温度設定の差が
近く、また接合する大きさ(体積)により、温度による影響など
まったく関係なく溶け出す場合もあるので、細かいもので数多い
接合の繰り返しは、厳しいものがあります。
画像4

グリップ部分のアールは、メカニカルで直線的な
他の形状と違い、やわらかいラインを持つ部分なので
荒削り後は丸いヤスリを駆使して仕上げていきます。
以前「今日の作業は・・・」で作業の途中だった、
ミニチュアガンのリボルバーモデルでしたが、
通常の製作作業の合間をぬってようやく完成間近まで
製作が進みましたのでご紹介します。



まずはじめの画像は、以前ご紹介した時の状態から
中折れ部分まで進んだ画像です。
画像2 銃の先端部分から、リボルバー(回転式弾倉)を
囲んだフレームと、中折れを再現するためのサブフレームの
先端部分まで組み立てが終わった状態です。


今回で5作目(すでに6作目が先に完成/続いて7・8作目まで
ご注文が入った状況です。)となるこのミニチュアガンの
ペンダントチャームですが、今回のモデルは実銃の存在はなく、
勝手気ままな創作モデルとなっています。


また、落としたり、動かし遊び過ぎても壊れにくい構造と、
ボリューム出しをしています。(銀は思ったよりもやわらかい
素材なので・・・)

特にこの中折れ部分のフレームは、銃全体の半分づつを
担う場所なので、強度が高ければ高いほど可動した際の
変形を抑えることができます。

逆に綺麗なラインや実銃に近い縮尺を求めて作ると、
結局は可動よりも固定の方がベターとなってしまいがちです。

画像3 先端部分の組み立てが終わったら、
続いて本体のグリップ部からフレームへと製作していきます。

右側の板は、銀製の板で、これを現物合わせしながらそのまま
マーキングやアウトラインを描いて切り出します。
(製作というよりも工作といった感じですね)

画像4

今回も撃鉄部の動きを再現するため、本体後ろ側部分は
3枚の構造になります。


先程の銀板をアウトラインに沿って同じ形に切り出し、
これを溶接して貼りあわせます。
画像5

全体のバランスはこんな雰囲気でしょうか。
銃身の長さはミディアムサイズといった感じのモデルに
仕上がる予定です。

2008/08/08のBlog
[ 11:52 ] [ 石付きアクセサリー ]
今回は、先日メイキングでご紹介させて頂いた
シルバー製のコンチョが完成したので、
掲載いたします。
PCソフトでデザインしたものを、出力用にデータ変換して
宝飾品用のレーザー彫刻機で銀板にデザイン通りに彫り、
それを元原型として型取り後、鋳造作業を経て複数の銀製品に
仕上がるという流れで製作しています。


デザインに関しては、今回はグラフィックデザイナーさん
からの依頼でしたので、デザイン通りに承りましたが、
一般の方からのイラストや簡単なデッサンイメージ等から
でも、工房の方でデザイン・データの作成を承っています。

詳細は、お気軽にお問い合わせ下さい。

また、今回は100個単位で量産製作する予定なので、
彫りの深さも原型彫りといって、かなり深い彫り作業を
時間をかけて行っていますが、
浅めの彫り(といっても、従来の洋彫り・和彫りの手彫りと
比較すると、かなり深く切削出来ます。透かしも可)で、
平面が2cm角以内のものでしたら、単品製作でも承ります。


レーザー彫刻での原型(一点)製作は、彫刻作業費が若干
高額なため、本来は量産予定の製作向きですが、デザインや
サイズ(彫刻の面積)によっては、単品製作でも比較的
手軽な価格で、オリジナリティーのあるお品物に出来るという
メリットもありますので、アイデアやデザインによっては、
印刷のようにデザインに忠実に、魅力的な表現が可能という
メリットもあります。
仕上がり具合を見たいとのご要望で、最初の製品仕上げは、
革製のお財布用とブレス用のコンチョとして2点試作しました。



センター部には直径4ミリのターコイズ石が
アクセントに付いています。石のセットは接着でも
十分ですが、こだわって石止めを施しています。

溝にいぶしが入ったデザインと、ターコイズのブルーが
シルバー製のコンチョに独特の色どりを添えて
います。革に色合いにもよくマッチしていると思います。
コンチョと革製品への取り付けは、革製品は完成品の
既製品のため、ブレスには真鍮製のスクリューシャフトを
コンチョ側に溶接して、裏側は小さめのコイン型のネジ受け
の金具で留めています。(ブレスの革の取り換え時に
取り外しが容易に出来ます。)

お財布の方は、ブレス同様に完成品で、財布側のコンチョ
金具が付く裏面が札入れ部分になるため、通常のリベット留めや
ネジこみは不向きになるため、コンチョ裏側に銀製の甲丸線を溶接して、
裏側に通して折りたたむように取付けて、お札の出し入れ時に
コンチョの裏側の金具がひっかからない仕様にしました。


シルバー925製
石:ターコイズ(トルコ石)カボション/直径約4ミリ
[ 11:07 ] [ スカルリング製作に関しての告知 ]
工房で製作するスカルリングは、個人的にも魅了
され続けている題材の一つです。

今まで、多くの人達からたくさんの評価(良いも悪いも)を
頂いてきましたが、バージョンを進化させるごとに製作方法が
複雑になり、現状製作数もごく少量のため、広く知って頂いて、
供給を目的とすることを選択するよりも、これからは、ひとつの
個人的な趣味の範囲の習作作品としてじっくり造形を探究しながら、
より美しいものへ完成度を高くしていこうと思います。
今後は、ブログに掲載する他のアクセサリー/
ジュエリーの製作活動とは離れた個人的な製作活動として、
ブログでの掲載を一切中止して、別のSNSを通して製作の
記録を残す意味で製作日記として綴っていこうと思います。

尚、これまで製作してきたスカルリング(ver.1-3)の
製作受注に関してましては、ひじょうに残念ですが、
様々な現状を踏まえて検討した結果、誠に勝手ながら
中止とさせて頂きます。
これまで製作を依頼して頂いた方々や、製作に関しての
ご意見ご協力頂いた方々には大変感謝しています。
また何か御縁がありましたら、宜しくお願いします。





2008/08/07のBlog
今回は、ループリングに夏らしい色合いのアクアマリンを
セットしたシルバーリングのご紹介です。
アクアマリンは、ダイヤカットの照りのある石が
ポピュラーで同様のべリル系の宝石の種類の中では
高額なイメージですが、内包物を気にしなければ、
大振りのカボションのアクアマリンを手軽にシルバーリングに
セットしてカジュアルにも楽しめます。


今回のループリングは、セットする石が大きい
サイズなので、従来のモデルより腕の部分のみやや
ボリュームを持たせたタイプです。
ミルキーカラーのアクアマリンは、10キャラット前後でも
手頃な価格で入手可能で、夏らしい奇麗な色が
楽しめます。
参考価格
シルバーリング 基本製作費
\9000+石枠製作費\6000+材料代(地金+石代)

ルースのお持ち込みも対応可。


納期や価格の詳細は、リンク先の工房サイト
からお気軽にお問い合わせ下さい。
2008/08/06のBlog
[ 23:08 ] [ 石付きアクセサリー ]
今回はシルバー製のコンチョのメイキングの
ご紹介です。


まずはじめの画像は、グラフィックデザイナーさんから
送られてきたPCソフトで製作したデザインです。

今回はこのデザインをベースにして、
シルバー製のコンチョを作っていきます。
画像2

ご要望通りの直径サイズに銀製の圧延板材をカットします。
(厚さは2ミリ)
裏面に工房名とシルバーの刻印を打ちます。



その後、このコイン状の銀板のおもての面に
先ほどのデザインを出力用のデータに変換して、
デザイン通りにレーザー彫刻機械で彫っていきます。
画像3

デザイン通りに、レーザー彫刻機での彫り作業が
終わったら、次はセンター部に石枠を追加していきます。


石枠作りは、銀製の薄い板材をリング状に丸めて溶接し、
さらに本体のセンター部分に追加します。
(原型製作の完了)

次は、これをシリコンで型を取ります。

型を起こしたら、精密蝋型鋳造という作業を経て、
複数製作や素材変更(銀→金/プラチナ/真鍮等)
が可能になります。

今回は、同じものを多数製作したいというご要望もあり、
サンプルとして、原型を含め3点試作していきます。

画像4

原型を元に、銀製で2点鋳造品が完成しました。

ここから、さらにバリを取ったり、表面のざらつきを
取りながら表面を鏡面に磨いていきます。

磨き終わったらいぶし(黒染め)を施して、石枠に
石をセットして一通り完成です。
画像5

左 元原型
中央/右 鋳造品

裏側に付ける金具によって、ウォレットやベルト、革ブレス
など、革製品のアクセントとして付けられますし、
C型金具を付ければボタンとして服飾装飾品にもなります。
また、バチカン金具を付けて革ひもやシルバーチェーンと
合わせればコインペンダントとして、
身に着けて楽しめるアクセサリーに完成します。

コンチョ(コンチャ:コイン/貝ガラ/ボタンの意)は、もともと
ベルトや馬具などに用いてその後、銀製の装身具として
発展したもの。


この後、裏面に金具を付けて、革ブレスとお財布に
セットして試作品の作業が完成します。作業がさらに
進んだら掲載したいと思います。


また、個人の方から、印鑑の文字をデザインの一つとして、
ペンダントトップの製作も進めていますので、レーザー彫刻を
使ったアクセサリーの一例として、そちらも完成したら
掲載する予定です。
2008/08/05のBlog
[ 01:24 ] [ 製作日記/その他 ]
前回の続き。


画像1

ケース全体の成形と、蝶番金具、丸カンなどの設置作業が
済んだら、開閉の調整とロック部分のパーツを取り付けて
いきます。

ロックの金具は、大抵は表から見えないように、ケースの
内側に付けますが、今回は緩んでも簡単に直せる
外付け仕様にしました。
カチっと閉まる状態に調整します。




サイズは縦27ミリ ケースの厚さ約6ミリ
画像2


クロス状に石入れした三角バチカンと
クロスボーンを仮付けてみました。
ケースなので、やや厚みが出てしまいますが、
何とか様になりそうです。


こうしたケース・ピルケース・ロケットなどの箱物は、
今までご注文で作ることは多かったのですが、気づいたら
工房のサンプルが全くなかった事もあって、今回試作
となりました。


しかし、Pに似た変な形ですね。
といっても、タイトルを見れば中に何が入るのか
一目瞭然ですが・・・
画像3

以前製作したデリンジャータイプのミニチュアピストルを
収納するケースになります。チェーン付きの状態でも
十分収納出来る仕様です。(ピストルの長さ24ミリ)
画像4

ちょっとしたギミック物ですが、3センチ足らずの大きさの
ケースの中は、さらにピストルのペンダントが!?という
雰囲気です。



作業台の脇にいつも、横たわっていたピストルを見ていて、
いつかケースも作ろうと思ってましたが、少し急いで限られた
時間内でしたが、何とか形に出来ました。


まだ、ケースのおもての面をどうするか、全く決まってませんが、
さらに作業が進んで完成形になりましたら、
ご紹介しようと思います。

SILVER 950製
2008/08/04のBlog
[ 01:20 ] [ 製作日記/その他 ]
暑い日が続きますが、みなさん体調など崩されていませんか?

工房では毎日慌ただしく作業させて頂いてますが、
おかげさまで、快適な環境で涼しく過ごしているので、
快調に様々な作業を進めています。



週明けの今日は、ありがたいことにお客様からの
美味しそうな生ビールの差し入れを頂戴して、おかげ様で
作業終了の夜が楽しみになりました。(京都の地ビールを
ありがとうございました。)

今日はお昼過ぎまで作業をいくつか済ませてから、
加工所の方へ移動するつもりでしたが、予定外に
来客が重なって、結局それぞれの方からリング・ピルケース・
カフスのオーダーを頂きました。

おまけに、エメラルド&プラチナリングの修理依頼まで受けて
しまったので、早速それぞれに必要な材料の手配を
することにして移動は諦めることに。


また、気の知れた原型師達とチームを組んで進めている、
サプライヤーとしての仕事の進行状況など、
連絡を取り合って工房で出来る範囲の仕事
に変更することにしました。



陽が傾いて雷雨になる前に、お客さんを案内がてら、
お隣のミッドタウンで夕過ごしと食事を摂ってから、
明日の作業の準備やメールでのお問い合わせの
お返事を書いて、その後数時間で作業の出来る
シルバー製のケース作りをはじめることにしました。



前置きがすっかり長くなってしまいましたが・・・


画像1 シルバーの圧延材(板)から、イメージする
アウトライン状に切り出していきます。

画像24 表の面と裏になる板をそれぞれ同じ形に
切り出してから、ケース状になるように側面を溶接しながら
追加します。箱状に作ってから蝶番を片側に付けて、もう
一方の片側にはロック出来る金具を設置すれば
ケースが完成します。


実作業の方は結構コツが要りますが、
箱状のケース物で開閉出来るケース作りは数をこなして
きたので、ツボさえ外さなければ失敗は少ないです。
今回は提案商品ということもあって、現物合わせのサクサク
作業で進めてます。
画像45


溶接を繰り返して組立てていく作業なので、
画像の原型は、継接ぎの状態です。
シルバーが溶解する温度の手前で白く表面が
酸化しますが、溶接部分は逆に色が濃く見えます。

これが俗に言うロー目というものです。

今回はこの原型から型を取って、さらに鋳造して複製の方が
品物になるので一体成型に仕上がり、ロー目が出た継接ぎ
の状態にはなりません。


蝶番部分のパイプ部分の作りは、原型を銀製の既成の
パイプ材で作ると簡単ですが、鋳造して品物になると、
開閉を繰り返す強度に難点ありの物に仕上がってしまいます。
(既製品の多くの銀ケースは、鋳造品ではなく金型プレス
で作られたものが多く、薄く強度がありますが、工房では
鋳造製法で、薄い板ものの限界に挑戦してます。)

若干太めで無垢の丸線材に穴を貫通させて蝶番の
パイプ材に使います。ピンバイスドリルでまっすぐに
貫通させていきます。


続く
2008/08/03のBlog
今回はドラゴンのチャームのご紹介です。


100個単位でこのチャームをポイントにした
革製のマネークリップを作りたいとのご要望で、
先日ご紹介した革職人のTADYさんとの初コラボ製作
になりました。


まずは、デザイナーさんのイメージのアウトライン
通りに銀板材から切り出し、石をセットする石座を設け、
さらにドラゴンの質感らしさを出すために胴体部分には
タガネで模様を付けていきます。
その後、各部分の成形をして綺麗に磨き上げます。

大きさは縦サイズ18ミリですので、このまま金具を
付けてペンダントトップやチェーンブレスのチャームにも
良さそうです。

ご予算にも関わることですが、既製品のような薄っぺらは
安っぽく仕上がってしまいがちなので、厚さは2ミリに
して、ボリューム感を出しました。


一旦これを原型のサンプリングモデルとして、石合わせや
革の取り付け金具の形状などを検討して、仕様や
取り付け方法が決まったら、ここから型を取って複数
鋳造していきます。

鋳造後は、実際に革への取り付けを施して、
強度と石入れした磨きのかかった状態でスムーズに
作業が出来るかどうかを再検討していきます。


今回は革製のマグネット式のマネークリップに、
このシルバー製のドラゴンチャームがアクセントとして
付くモデルになります。


ゴローズの一番弟子だったというTADYさんの革細工の
製品は、すでに雑誌などにも広く掲載され、その腕も
確かですが、今回の初コラボでどんな風に出来上がるか
今から楽しみです。

また、作業が進んだらご紹介したいと思います。
2008/08/02のBlog
[ 12:10 ] [ 石付きアクセサリー ]
今回は、クロスボーンのスカルペンダントトップに、
ダイヤモンドを追加してセットした
石入れ作業のご紹介です。


縦サイズ約12ミリのスカルチャームの
両目にダイヤモンドをセッティングしていきます。
宝石の王様ダイヤモンドは、高額!なイメージですが、
その価格帯はひじょうに複雑で、一般的な目安としては
単体の石で直径4ミリ以上からが資産としての
価値評価が出てきます。

工房でセッティングするダイヤモンドは、直径3ミリ以下
のメレ石が多く、カジュアルなシルバー製品に合わせても
手軽に楽しめる範囲だと思います。


工房でも、よく石入れしているシグ二ティー社の
スーパーキュービックも、天然ダイヤとそっくりで
綺麗なカットの石ですが、やはり輝きの鋭さは、
天然石には勝てませんね。



はじめは、誕生石としてペリドット(淡いオリーブ色)
の石を両目に入れたいとのご要望だったのですが。

ペリドットは、この石のサイズ(直径2ミリ)だと
色が薄過ぎて、スカルの目の奥にセットすると、
入ってるのか入ってないのか、色も照り感もなく沈んで
しまい、『勿体ないですよー』ということで、どうせなら
ダイヤを入れちゃいましょう!とうことに。

もちろん、ペリドット自体は綺麗な石なので、
適材適所にセットすれば魅力的な宝石です。
別名かんらん石は、実は中にダイヤが眠っている
原石だったりします。

画像2 まず、両目に石をセットする石穴を
開けます。

画像3 ダイヤモンド(今回は直径2ミリのラウンド
カット/約0.014ct.)を石穴に載せて。

画像4 石の周りの銀地金をタガネ(先が尖った工具)で
爪状に彫り起こしながら留めていきます。
『取れませんか?』と聞かれることがありますが、接着と
違って、一度留めると取り外す方がむしろ大変な作業です。
画像5 完成です。

ダイヤモンドが両目に入って、綺麗に光輝きます。
最初のソリッドな状態の画像と比べると、
石が入ることでラグジュラリーな雰囲気になり、
さらに楽しめるアクセサリーに仕上がったと思います。

今回入れたダイヤモンドは、グレードという点では
やや落ちですが、自身の正直な目で照り感の強い石を
選んでセットしていますので、
『輝き』という点では高級宝飾品に負けず劣らずの
ひじょうに美しい石です。

ダイヤモンドに関しては、他にもいろいろと掲載したい
ことだらけなのですが、
同業者さんにご迷惑になることも多いので、
今回はこれ位に。
2008/08/01のBlog
[ 01:18 ] [ レタード&イニシャルネックレス ]
今回は大変ご好評頂いていますイニシャル
ペンダントのご紹介です。

以前ソリッドのモデルを掲載しましたが、
その後石をセットして完成したモデルです。

イニシャルの大きさは、縦約18ミリ/厚み2ミリ
チェーンはイニシャルトップと同様18金イエロー
ゴールド製でトップにはバチカンを使わず、
シンプルに丸カンでチェーンに繋げています。

*丸カンのみ、K18ピンクゴールド。


セットした石はメレサイズのブラックダイアです。
文字の大きさに合わせて石のサイズを変え、
彫留めで石をセットしました。
ちょっとゴージャスに、ダイヤ&ブラックダイヤを
21石(合計約0,7ct.)セットしたダイス(サイコロ)
チャーム(K18ピンクゴールド製)を合わせました。
詳細は次回、また掲載したいと思います。
2008/07/31のBlog
[ 02:04 ] [ 粒金技法/職人T氏作品 ]
今回は、久しぶりに粒金の細工をふんだんに使って
ジュエリーを製作している個人作家のT氏の作品の
ご紹介です。


■画像1・2 オパールとダイヤのブローチ/プラチナ製


紀元前数世紀頃に、現イタリアのトスカーナ地方で
生まれた装飾技法の一種で、当時は金の極小の丸い粒を
金の器などに溶着させて表現する技法だったようです。

結局この技法は困難極める細工の為、1000年以上も封印
され、その後19世紀にイタリア人のある宝飾作家の手により復活を
遂げますが、近年では再現に困難な細工という理由から、
「幻の技法」としてジュエリーの細工の歴史からは消え去って
しまいました。



氏は、この古代の幻の技法とされる粒金技法の緻密な表現に
魅了され、現在では宝飾品の装飾として最も高度なこの技術を、
金のみならず、プラチナ製においても見事に実現しています。


宝飾品の製作に携わる傍らで、アンティーク高級宝飾品の
修理を手掛け、たまたまこの粒金という技法に出会った
のが、氏が製作をはじめるきっかけとなったそうです。


試しに同じ細工で作ってみたところ、ご自身の技量や
経験による加工の知識にマッチしていたということでしょう。
緻密で繊細で途方もない数の金やプラチナの粒々を
一個一個溶接しながら連続させ、デザインの表現や石の枠を
作っていく作業は、相当な技術と集中力がなければ不可能だと
思います。しかも真似出来ないスピードで・・・

その細工を駆使して出来上がる作品は、
どれにも似ていない素晴らしい逸品に仕上がっていきます。

数百から時には数千の数の、直径僅か0,6mm程度の粒を、
一個づつ溶接し続ける作業ですが、聞いているそばから
「無理!!」と唸ってしまいます。
「ほんの暇つぶしですよ・・・」が口癖な氏ですが、最近も
作品作りは好調なご様子で、一度に5、6点の
作品を並行しながら少しづつ製作を進めているようです。



使われている宝石類も、氏の確かな目で選ばれたもの
ばかりで、美しい石のみしか使われていないので、
完成品を見るたびに、何だかお手本を教わっている
気がします。(目が肥えて困りますが・・・)


■画像3・4 翡翠のバッグ型のペンダント(開閉)
 裏面は手彫りによる装飾/プラチナ製