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キャメロンの部屋
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2008/01/13のBlog
今日は少し前の映画、「シッコ」を見てきました。期待を裏切らないムーア監督に感激しました。大きな身体で、突撃取材が売りの監督ですが、今回はカナダ・イギリス・フランス・キューバと国際的な大活躍!

冒頭の少しショッキングなシーンにタジタジになった私でしたが、それ以外は目をつむることもなく、現代アメリカの医療制度と現実の悲惨さをこれでもか、と見せつけられて、かなりショック状態のまま、映画はどんどん進んで行きます。

国民皆保険という理想が実現可能とはとても思えない歪んだ国アメリカ、想像以上の厳しさについ、涙がポロリ。自分たちがこんな目に合ったらと思うと何ともやり切れなさに胸がつぶれそうになりました。正義はどこに?と思わざるを得ません。

そして、映画にもありましたが、クリントン大統領時代にヒラリー夫人が保険制度の改革を推進していたのを何かで知り,アメリカの医療制度のおかしさを心配した事があります。その後どうなったのかと思っていたのですが、ある方面(複数)からの圧力が凄まじく、とうとう実現されなかったようです。

今、次期大統領戦の予備選挙の真っ最中ですが、私としては、オバマ氏を応援してい
て、ヒラリー夫人はそれ程好きではなかったのですが、この映画で当時のヒラリー夫人の姿を見て、「この人ならアメリカを変えられるかもしれない」と思いました。

映像では今まで彼女のあんなに勇ましく、美しく、賢そうな姿を見たことがありませんでしたので、いっぺんにヒラリーファンになりました。痛いところを衝かれても余裕でかわすセンスと度胸の良さは他の人には真似できないのでは?笑顔がなんともステキで、こんなに機知に富んだ人が大統領になったら、もう一度医療制度の見直しを推進してくれるのではないかと期待したくなりました。

それにオバマ氏は若いのでまだこれからチャンスはいくらでもあると思うので、ここはやはりヒラリー夫人に勝ってもらいたいですね。

さて、先進国の中で医療費の個人負担が問題になっているのはアメリカだけということです。他の国はどうなっているのかを調べるために、ムーア監督はいくつかの国に取材に行きます。ここからもかなり本気だと言う事が伝わってきます。ここでの映像が全てとは言えないと思いますが、もし本当なら私もそれらの国に移住したい

まるで天国のような話ばかりでしたが、医療費がタダと言う事はどこかにしわ寄せが行っているのは確実ですよね。途中で少し出てきましたが、やはりこれらの国は税金が高いのでは、と思います。

そこで、医療費が高くても個人負担をするのが得か、あるいは税金をたくさん取られても生活の安定(医療費がタダ、もしくは格安)とか大学の授業料もかからない等の福祉制度の充実を選ぶのかという問題に突き当たります。

我が日本でも夢にも思っていなかった社会保険制度のずさんさがこれでもかと次々表てに出てきて、私たち国民はもう安心して暮らせないという不安におののいているのが現状だと思います。はたして今のままでいいのかという問題をこの映画に突きつけらているのかもしれません。

もちろん、日本には他の国にはない優れた制度や風習、助け合いの精神等々他に類をみない美点も数々ありますので、それ程悲観する必要もないとは思いますが、次世代により良いものを残すためにもこの辺りで『本当に日本人で良かったと思えるもの』と『変えて行かなければいけないもの』の分別をする時期が来ているのではないかと痛切に感じます。

取捨択一をないがしろにしたつけを払わされるのは私達の子孫に違いないのです。
もう一度、日本中が一体となって新しい価値観の造り直しに本気で乗り出さないといけないところまで追い詰められているという事実に気づいている日本人はさて、何人いるでしょうか?

いつにも増してマイケル・ムーア監督が頼もしく思えた映画でした
時々、いわゆる美男俳優よりもカッコ良く見えたのは私だけかな?
2008/01/12のBlog
去年の年末に見たこの映画は心が温まる近来にない映画として、印象に残りました。
有名な”サンティアゴ・デ・コンポステーラ”というスペインの聖地への巡礼の物語りなのですばらしい景色が次々と出てきてまるで自分が旅行しているような気持ちになれます。

以前からこの巡礼のことは知っていたので、この映画が公開されたのを知り、楽しみにしていたのです。山あり谷ありで、雄大な自然に呑み込まれそうになりながら、ひたすらゴールである聖地を目指す人たちの姿には心を打たれます。

この映画に出てくるのは何ともいえないメンバーばかり...
仲の悪い3兄弟や女子学生、アラブ系の少年2人、訳ありな女性、そしてガイドの男性。この人達がたどる運命の巡礼はどうなってしまうのでしょうか?

こうして見ると寄せ集めのメンバーで構成されたツアーもいいものですね。年代も違い、生きて来た環境も接点がない。それでも仕方なく?付き合っていかなければ最終目的地には着けない。もちろん、勝手な行動は取れないのでストレスも溜まります。

3兄弟の末の弟の自分勝手な行動にはビックリの連続!お酒が好きで、お金がないのに酒場で飲んでしまい、誰かが捜しに来て清算してくれるのを期待するというのはちょっと無責任過ぎるのでは?と苦笑してしまいますが、彼には彼なりの心労みたいなものがあるようで...。

この3兄弟を軸にしてストーリーは進んで行きます。私の心を捉えたのは、少し頼りないアラブ系の少年。彼はメッカに行けると本当に思い込んでいる様子。そんな訳ないのにとハラハラしてしまいましたでも、純粋な彼を見ているとこの子の傷つくところは見たくない、とかばってやりたくなる。今時こんな気持ちのやさしい素直な子がいるのかしら?と胸が痛くなったり。最後はとてもつらかった。でも神様はちゃんとご褒美を用意していてくれたんですね。

また、女の子が岩場の陰でリュックからいろんな物を捨ててしまうシーンが可愛かった。その後、3兄弟の兄がその捨てられた物を見て、自分も荷物を軽くしようと同じようにあわててリュックから必要ではないような物を捨てるのですが、人間臭さが出ていて、楽しい気分を味わいました。

途中で予定していた宿に泊まれず、学校に泊まる羽目になったりするのですが、現実にこんな事が起こったらかなわないなと心配したのですが、どうなんでしょうか?
もし、自分だったらこういう旅は耐えられるかなと思います。できるだけ快適な環境で旅行したいですよね。でも、巡礼の旅なので、観光旅行とは違うから不便も当たり前かもしれません。いつか私もこの道を歩いてみたいと少しだけ思います。

旅が進むにつれて、自然にお互いへの理解と関心も深まったり、思いやりも持つようになって、人と人とのつながりがどんなに大切なものかを学んでいったメンバーがちょっぴりたくましく、あるいはその後の人生に何かをもたらしてくれるような考え方を知らず知らずに身に付けていったようなさわやかな印象の残る映画でした。

メンバーの中で、ガイドの男性の個性的な人柄に惹きつけられました。経験豊かで、いろんな人達を見てきているのでしょうね。忍耐強く、時には厳しく叱り、一人一人を包み込むような大きさを感じました。頼りがいもあり、その一方で自分の問題も抱えていて、人の世話どころではないにもかかわらず、仕事の為に一所懸命に全員のことに気を配る、その姿にジーンときました彼の人間性が出ていて、心に残ります。彼にも幸せになって欲しいと思いました。
2007/12/31のBlog
ついに公開!!
第1作目もおもしろかったけど、今回もハラハラドキドキで、エキサイティング!でした。
メンバーも前作同様おもしろく、また新しいメンバーもいて、楽しい作品になっています。

ニコラス・ケイジも少し歳とっちゃいました...。でも私の好きな俳優です。どこがいいのかと思うこともありますが、何となく善人そうで、安心して見られるんですね。多分、人間的にも心の広い、他の人には真似できない行動を取れる、そんなニコラスが大好き友達にしたい人です。

さて、「リンカーン暗殺者の日記」ですが、ところどころわからない部分もありますが、ストーリーよりも役者で見て楽しめる映画だと思います。

ダイアン・クルーガーはいつ見ても美人で、ため息が出ます。ちょっと硬質な美しさですが、元モデルだけあってセンスも良く、コミカルな演技もそれなりにさまになってきたような。強い個性は感じられない分、どんな役でもこなせるようになって行けると思っています。私としては、ダイアンと言えば、やはりあの「トロイ」のヘレン役が忘れられません。彼女の雰囲気にピッタリの役柄でした。

ニコラスの相棒役のジャスティン・バーサが前回より少々逞しくなったような感じがしました今回は数回「正義のヒーロー」のような言動があります。ホントかな?と疑いかけましたが、ちゃんと言った通りに行動するんですね。誉めてあげたい!
彼は、結構ハンサムなんですよ。また続編があるのでしたら、これからもこの映画に出てほしい人です。

もう1人、あのヘレン・ミレンが出ていて、もう釘付けでした。表情が豊かで本当にそこにいるような錯覚をしてしまいます。本当に自然なんですね。やはり演技も上手で味わいがありました。まあ、どうしてもエリザベス女王役が頭に浮かんできますが

ジョン・ボイトは名優と言われるだけあってどんな役でも軽々こなしてしまうし、それ程アクが強くもないし、私の好きなアンジェリーナのお父さんでもあるしで、つい身近に感じてしまいます。これからもいい役をしていってもらいたいものです。

エド・ハリスが出てくると画面が引き締まるのを感じました。何かやってくれそうな不穏な空気が流れます。今回は悪役でしたが、迫力があり、思わず「どうなるのだろう?」とヒヤヒヤしました。ちょっぴり悲哀を感じさせるシーンもあります。前回はショーン・ビーンが悪役だったので、彼に匹敵する俳優をもってこないとまずいわけですね。

最後の方はもう、手に汗握る展開で「みんな、がんばれ!!」と心の中で応援しちゃいました。トレジャーハンターは危険を顧みずにどんどん前へ進んで行かなければならないので、命がいくつあっても足りないだろうなと同情してしまいます。でも、叶うなら私も宝物を追いかけて地の果てまで冒険の旅に出てみたい。
2007/12/22のBlog
アキ・カウリスマキ監督の「街のあかり」が私の映画観を変えました。カウリスマキ監督の事は名前だけ知っていたのですが、作品は見たことがなく、この映画も予告編を見てもそれ程見たいとは思っていませんでしたが、まあ、参考までに...という事で仕事帰りに家の近所のミニシアターに行きました。

『敗者三部作・最終章』ということですが、前二作を見ていないので何とも言えないのですが、ああ、こういう感じなのか、と少しカウリスマキ監督の片鱗を見たような気がしています。

主人公のコイスティネンの何と悲しい、そして不可思議な物語でしょう。夜警員をするまでは、どんな仕事に就いていたのか、天涯孤独らしいが、家族はどうしたのか、学校時代はどうだったのか?等など知りたいことがたくさん出て来ました

そして、どうしてここまで無防備なんだ!と怒りたくなるほど一途に相手を信じてしまう弱さ?と世間知らず...。他の事に関しても計画は一応立てるが隙だらけ。
今までの人生で何を学んで来たのだろう?と見ているこちらが苛立ってしまうほどの情けなさはいったい何?

多分、これが”コイスティネン”なんだな、と苦笑です。だから愛しいのでしょう。思わず手を差し伸べたくなるそんな心もとなさが彼の弱みであり、ある種の人には魅力?を感じさせるのではないでしょうか。もちろんそれは、コイスティネンの生きている現実の世界ではなく、我々映画鑑賞している人に限られるでしょうが

見た後、なぜか心から離れる事がなく、気になっていたので、上映期間が終わりそうな先日もう一度見に行きました。1回目で見逃したシーンがあるかもしれないのと、やはりもう一度”コイスティネン”に会いたいという気持ちがあったのです。

2回目となると少し余裕で見られるので前回見落としたことが少しありました。
いつも静かに見守っていたアイラがコイスティネンが仮に住んでいる宿泊所に訪ねて行くシーンでアイラはいつもはしない化粧をしていました。よく見ないと気づかないような自然さでアップになってわかりました。

彼女が着ている服装にも惹かれました。何気ない感じですが、アイラに良く似合っています。花柄?のワンピースに赤いジャケットを羽織っているのですが、しゃれた感じで真似したいなと思いました。

最後の方のシーンでコイスティネンが自分が勤めているレストランに客として来ている、彼を陥れたマフィアのボスとミルヤと顔を合わせるのですが、このボスはこれでもかというようにレストランの支配人に、コイスティネンが”窃盗”の前科があることを知らせるのです。自分が罠にはめた相手にこれはないでしょう?という苛立ちと疑問が湧きあがるのですが、その理由がわかったような気がします。

イヤイヤながら、コイスティネンを騙す役割をさせられたミルヤが心からコイスティネンを気遣っているのをこのボスは感づいていて、多分コイスティネンに必要以上の感情(ヤキモチ?)を感じているのではないかということです。

このボスの非情極まる冷酷さには背筋が凍りつく恐怖を感じました。こんな人とは出会いたくないですよね。でもフィンランドの俳優さんは演技がうまいなと感じたのは新鮮な感動でした。フィンランド映画というのは、見たことがなかったので見て良かった。

自分を騙し、とんでもない不幸に突き落としたミルヤをどうしてコイスティネンはかばうのか、どうしてもわかりません。いくら好きになったからといって、これまで何とか築いてきた人生を壊されてもなお警察に通報するのでもなく、黙って何も無かったようにミルヤを許すのか...。

まあ、でもコイスティネンは夜警服が良く似合いますね
全編で頼りなさ全開の彼がカッコ良く見えるのは制服を着て見回りしているシーンだけでしたが。

チラッと出てくる黄色いポストが可愛くて新鮮でした。日本にもこんなポストがあったら、手紙を出すのが楽しくなるでしょうね。また、コイスティネンとミルヤの初デートで行く、ディスコで演奏していたギタリストが魅力的。カウリスマキ監督映画の常連の”メルローズ”というバンドだそうです。このギタリストのギターに差し込まれているタバコが落ちやしないかと1人でハラハラしていました

なんとも不思議な余韻の残る映画でしたが、フランス映画やイギリス映画、ドイツ映画とも少し違う映画がある楽しさを私に教えてくれた”コイスティネン”でした

最後にもうひとつ。犬が出てきますが、パユという名で役者犬ファミリー出身で名犬とのこと。パユの表情もこの映画に趣を与えていました。そして、パユと一緒にいる少年も。

2007/12/18のBlog
「幸せのちから」もステキでしたが、この映画もウィルのまた違った面を見せてくれています。どんどん追い詰められて、もはや極限状態!のオンパレード。しかも、いきなり大きな音がして、心臓がビックリ!!の場面が何箇所かありました。

途中で少し眠くなって、まずいと思いながらうつら、うつらしていたら『バン!』という大音量で起こされてすっかり目がさめて助かりました

この映画で一番印象的だったのは、相棒役の犬の”サム”です。何ともいえない表情がかわいい。こんな犬が欲しいな、と主人公がうらやましくなりました。まるで話し言葉がわかるかのように反応するんですよ。名演技と言えるんでしょうね。

お話は実際映画を見ていてもあまりわからないのです。何か強力なウイルスが人類を滅亡に導いてしまった...ということらしいのですが、どんなウイルスなのか、他の人はどこに行ってしまったのか、どうして人間の生活の残骸さえ見当たらないのか?

無機質なニューヨークの町が不気味でした。人がかつて存在していた痕跡は、建物とおびただしい数の車ぐらいでしょうか。

人類が滅亡して3年と言う設定のようですが、1人きりでどうやって今まで食べ物を調達できたのか?お店から盗って来たのか、畑を耕して食物を確保しているのかなどなど、私としては切羽詰った心配ばかり浮かぶのでした。

ウィル・スミスと言えばだいたいノー天気な雰囲気の印象があり、真実味が感じられない、と不満も少々ありましたが、今回は冷や汗かいたり、おびえたりという恐怖の顔をたっぷり見られます。少しかっこ悪いシーンもあったりしますが

しかし、もしかしたら、こんな光景もそんなに荒唐無稽ではないのかもしれませんね。いつの日にか人類滅亡...の日は遠からず、やって来るような気がします。いつまでも今のままで地球がいられる訳はないでしょうから。そうなったら人類が地球に抹殺されるか、地球そのものが消滅するかどちらかだと思います。

この美しい自然がもしなくなってしまったらどんなに悲しいでしょう。花も木も山も川も海ももう見られないとしたら?でも、それよりも私たち人類が先に滅びるのかもしれません。