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半地下の手記
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2007/10/10のBlog
先の『ムンク展』が大満足過ぎて、もういいやーって気になったりしたのですが(笑)、せっかく同じ上野だしってことで行ってきました。
しかも初日です。

1876年にできたフィラデルフィア美術館の所蔵作品展です。
正直、「またナンチャラ美術館展なんてやっちゃってー」ぐらいに思っていた節もあるのですが、しかもしつこいようですがムンクで満足しまくり状態だったので、ますます期待してなかったのですが、なかなか良い作品が揃っていて、またまた美味しい思いでした♪

コローやクールベ以降の美術から展示は始まる。印象派にポスト印象派、キュビスムにシュルレアリスムもあったり。最後はオキーフやワイエスなどアメリカ美術。

まず、そうそうたるメンバー。
コローにクールベ、マネ、ドガ、モネ、マティス、売りにしているルノワール……などなど。
全体として、作品もなかなか良くて、充分見応えがあったと思います。

が、やはり僕は、以前から気になってしようがないと言っているセザンヌとゴーギャンに興味が行きました。そこだけは、ずーっと観てました(笑)。
やっぱり好きだなぁ、と。

初日のせいか、都美館にしては(←強調)混んでなかったと思います。それも良い印象に繋がった気が。


美術館の所蔵品の展覧会なので、なかなか こーであーで と詳細なことを書くのが難しく、申し訳ないです。
でも、良質の作品も多くあります。有名な作家の作品を見られる機会なので、混んでてもいい、という方は、行ってみると良いのではないかと思います。



[メモ]
フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術
東京都美術館 (上野)
12月24日まで

[ 16:28 ] [ 展覧会/ART ]
一年以上前から楽しみにしていた展覧会。
ついに…ついに…。

エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)[1863-1944]はノルウェーの画家。
以前の《叫び》の記事からムンクについて引用すると、
軍医の息子として生まれる。
4歳のとき母が死去、姉のソフィエが15歳で死去、弟は30歳で死亡、父はムンクが29歳のときに死亡、妹のラウラは発狂して精神病院に。
唯一健康だったのが、1番下の妹インゲル。このインゲルは、ムンクの絵のモデルとして、良く登場する。
ムンクは、自分についてこう言っている。
「病・狂気・死、それらは私のゆりかごに付き添う天使だった」

ノルウェーは当時、遅れた文化都市だった。
ムンクが故郷で評価されるのは1908年(45歳)の時。いかにノルウェーが遅れていて、ムンクが進んでいたか。
ちなみに、ムンクを1番初めに評価したのは、作家のイプセン
他にもストリンドベリに擁護されたりする。マラルメの火曜会にも出席しました。


今回の展覧会は、作品単体を鑑賞するというよりも、複数の作品の全体を通して、ムンクの「装飾性」を見てみようという企画のようだ。
ムンクには「生命のフリーズ」に代表される、フリーズという作品群がある。
展示では、
第1章は、「生命のフリーズ」。
第2章は、アクセル・ハイベルク邸の装飾。
第3章は、リンデ家の子供部屋用に依頼された「リンデ・フリーズ」。
第4章は、ベルリン小劇場のための「ラインハルト・フリーズ」。
第5章は、オスロ大学講堂の壁画。
第6章は、フレイア・チョコレート工場社員食堂用の「フレイア・フリーズ」。
第7章は、オスロ市庁舎のための壁画「労働者フリーズ」。
をそれぞれ見ていくこととなる。

さて「フリーズ」とは、建築における帯状の装飾の事を指す。
つまり、ムンクは自作を横に帯状にならべて、全体として一つの調和を生むようにしていた。それが上記の作品群だ。
実際、ムンクは自分のアトリエや友人のアトリエに、展示を考えて横にずらっと作品を並べている。その様子の写真も多数展示してあったが、大変興味深かった。

この展覧会の素晴らしい所は、そのムンクのプランを、展示室に再現し作品を陳列しているところである。どの部屋も、横に連なるムンク作品…。


さて、期待に胸を膨らませ、入場したUTさん。

まずは「生命のフリーズ」が並ぶ第1室。

………やられた。

部屋を見渡した瞬間からだった。
あまりの素晴らしさにゾクゾクし、頭がボォーっとしてくるなか、横に連なる作品を見回していた。

気絶しそうだった。
それぐらい、感銘を受けた。

僕の感想や解説など書かなくていいんではないかと思ってしまう。
おススメです。なんて言うよりも、見なきゃ死ねないですよ。と言いたい。

なんなんだろう、あの空間は。
期待が裏切られなくて、本当に良かったと思う。

会期が始まったばかりのせいか、ムンクにしてはとても空いていて、いくらでも鑑賞できる。なんたる贅沢!!

会場で一度死んで、甦った気がします。
度々言っていることですが、重大なヒントを得た気がするのです。



[メモ]
ムンク展
国立西洋美術館 (上野)
2008年1月6日まで

巡回:
→兵庫県立美術館

2007/10/09のBlog
『MELTING POINT』展を観た後、同会場の上のフロアで行われていた、オペラシティアートギャラリー所蔵品展を観た。
行く前は、MELTING POINTよりもむしろこっちを楽しみにしていたんだけれど(苦笑)、実際は可もなく不可もなく、といったところだった。
若干、展覧会名負けしているというか。

日本画や油画や版画など、上質な作品が並んでいるので、観て損はないと思うし、楽しめると思います。


それはそうと、入場してすぐ、僕の後方から「お客様、チケットをお忘れです」というスタッフの声が聞こえてきた。
振り返ってみると、「ありがとう」と言って受け取っている男性がいた。
よく見ると……それは小山登美夫氏でした!
次の瞬間、彼がどんな風に展示を見るのかが気になり、チャンスとばかりに追跡開始(笑)。
………
速いっ!!あっという間でした。

ということがあったなぁ(回想)。



[メモ]
いのちの宿るところ 東京オペラシティコレクションより
東京オペラシティアートギャラリー ギャラリー3&4 (新宿区)
10月14日まで

[ 17:33 ] [ 展覧会/ART ]
東京オペラシティアートギャラリーにて行われている、現代美術作家3人の展覧会。
出品作家は、
ジム・ランビー(Jim Lambie)
渋谷清道
エルネスト・ネト(Ernesto Neto)

気になっていたのだが、先日ついに足を運んだ。

「Melting point」とは言うまでもなく「融点」を意味する。個体が液体になる温度。

会場は大きく3ゾーンになっており、それぞれ3人の展示スペースとなっていた。

ジム・ランビーは、床一面にストライプのテープが張ってあり、宙に浮いた椅子や巨大な鍵穴のアーチ、壁に貼付けられた絨毯、などが展示してあった。
スケール感の麻痺。
巨大な何も展示されていない白い壁。
アリスの世界を思わせるような不思議な感覚がある。

渋谷清道の作品は、ooparts(オーパーツ)という僕のとても興味あるタイトルだったりするんだけれど、……ピンとこなかったです。
ちなみに、oopartsとは「Out Of Place ARTifactS」の略。「場違いな産物」といった感じで、超常現象やオカルト好きにはたまらないもの(笑)。

エルネスト・ネトは、部屋全体に床から1メートルくらいの高さに1枚の大きなネットが張ってある、という作品。実際に見てみないとなかなか説明しづらいが、ところどころ穴があいていて、鑑賞者はしたからくぐって顔を出す事が出来る。そうすると、ドバッと大地を見ているような光景が広がるわけである。だが、穴はそれぞれ人が1人入るのがやっとなので、同時に同じ穴に2人が入る事は出来ない。これは、僕たちが感じるリアリティはそれぞれのものであり、他人と完全なる共有は出来ない、という限界点を隠喩しているらしい。

さて、特に海外作家2人のものだけれど、今回の展覧会は「場」を強烈に印象づけるものであった。つまり、会場で作品と対峙して、その瞬間に意味が生まれるというか。
スケール感の麻痺や、非日常的空間。この感覚を味わった瞬間、我々はまさに融解しmelting pointに達したわけである。
鑑賞者の数だけ感じ方がある。
作品が持つ揺らぎに、人が触れることによって、作品がある状態へと変化する。
出会いの数だけ作品が生まれる。


すべて巨大なので、すぐに観終わります(笑)。



[メモ]
MELTING POINT
東京オペラシティアートギャラリー (新宿区)
10月14日まで

2007/10/05のBlog
[ 07:03 ] [ 雑記 ]
もうすぐ掲示板作ります。

展覧会も行ったので、エントリー書きます。

少々お待ちを……。

2007/09/30のBlog
虫の声が、秋の到来を予感させます。
蝉の声は少なくなってきました。
蝉に流れる1秒の濃さに思いを馳せ。
季節は巡っているのですね。
寒くて早速長袖来てみたり(笑)。


さて、11月12日から約1ヶ月間、僕の個展が開催されます。
場所は飯田橋です。(参照記事
進化のほどを見せれるように、頑張ろうと思います!
そして、DMですが、ご希望の方はメールを下さい。お送りさせていただきます。来る来ないは別に、とりあえずレッツDM(笑)。
アドレスはメニュー左下のプロフィールに書いてあります。

次回個展を含め、今後の予定は…

●2007年11月12日から12月8日 @こころとからだの元氣プラザ/飯田橋
●2008年2月4日から9日 @ガレリア・グラフィカ bis/銀座
●2008年9月29日から10月4日 @ギャラリー山口(1階)/京橋


どうぞ、よろしくお願い致します。



[画像]
《記憶の予感》(仮)
2007/08/07
岩絵具、板
27.3×41.0cm
《Expectation of Memories》(temporary)
Powdered mineral pigments on wood
※画像の無断転載・転用は禁止です

[ 22:21 ] [ こんなのも ]
テルミンmini完成!!
組み立ては至って簡単でした。

ジギーくんも、興味津々→

それにしても……ちっちゃっ!!(笑)
でも、充分音出るし、ちゃんと機能します。

さあ、ミニ楽譜を置いて(笑)、レッツプレイ♪
むずー。

いやぁ、難しさを思い出しました。

そもそも、チューニングが難しい。
演奏状況で影響を受ける楽器故、毎回チューニングをするのですが、さっきやっと音域を広くできるようになった♪

左手での、演奏中のボリュームコントロールはできない仕様です。
でも充分面白い。

それにしても、売れているようで。
amazonでも、もう注文待ち状態みたいですね。


公式ホームページでは、現在世界トップのテルミン奏者らしいロシアのリディア・カヴィナの演奏が見れます。しかも、このテルミンminiで演奏している……。すごい…。

おまけ。
クララ・ロックモア(Clara Rockmore)の演奏をYouTubeから。

この二人の演奏、ちょっとでもテルミン触った事があると、如何にすごいかがわかります…。

このテルミンminiは、ちっちゃくてかわいいので、インテリアにもいいな♪うふん。

2007/09/28のBlog
[ 20:22 ] [ こんなのも ]
皆さんは、「テルミン」という楽器をご存知だろうか?
旧ソ連の物理学者で発明家のレフ・テルミン(レオン・テルミン)(Lev Sergeyevich Termen)[1896-1993]こと、テルミン博士により、1919年(今確認するまで20年だと思ってた)に発明された楽器である。
そして、このテルミンこそが、世界初の電子楽器なのだ。
シンセサイザーも、このテルミンの発明があってこそ、のものである。

テルミンは、その演奏法に置いて、極めて特殊な性質を持っている。
楽器には一切触れずに演奏するのである。
テルミンから伸びた2本のアンテナに、手を近づけたり遠ざけたりする事により周波数をコントロールし、摩訶不思議な音色を奏でるのだ。右手で音階、左手で音量をコントロール。

その音から、昔はよくホラー映画や恐怖の場面などの効果音として用いられていた。

さて、テルミン博士はアメリカへ渡っていたのだが、テルミンを発明したことにもよって、1938年にソ連政府のKGBにより拉致され祖国へ連れ戻されていた。それから長い間、不遇の時代を送る。世間には、もう死んだものだと思われていた面もあった。
しかし実は、軍事研究に参加させられていたらしい。


そんな謎のエピソードと魅力を秘めたテルミン。
欲しかったけれど、高くてっ!自作キットでも、やはり高い。

それがですよ、本日発売の「大人の科学」という月刊誌がテルミンなのですが、付録でテルミンがついてくるではないですかっ!!!!!
書店員UTさんは、迷わずお買い上げして帰ってきたのであります!

いやー、まだ未開封で。きっと組み立てるんでしょ?違うのかな?
とにかく、また追って報告致します。


以前、椹木先生の「音楽1(20世紀)」という授業でテルミンについて習った時、先生がテルミン持ってきたんですよ。で、弾いてみたい人、というから勇んで手を挙げ、壇上へ行って、いざ弾いてみると、難しい事この上なしっ!
だったことを思い出す…(笑)。
椹木先生「今のは曲ですか?」
UTくん「いえ、ドレミファソラシドです」
あれは恥ずかしかった。

以前、『澁澤龍彦 幻想美術館』展へ行って、記事にもしました。
今回は、『幻想文学館』と題された展覧会。
場所は……

仙台文学館!!

初めて行きました。
ええ、このために、帰仙したのです。

『幻想美術館』が、絵画や写真などの作品が多数あった美術展的なものだったけれど、今回のは本当にただの資料展といった感じ。

目新しい事とか、美術的な感動、とかそういったものではないが、単純に澁澤龍彦という人間を楽しむ内容、と言えば良いだろうか。
展示空間を歩けば良いのです。

交流のあった著名人などとやり取りしたの手紙。
旅行をするようになってから、旅先でしたためた旅の手帳。
作品の原稿やメモ。

そのようなものに、囲まれた会場をまわっていると、自然と笑みがこぼれてきてしまう。
安心して眺める事が出来る。

何を見たのか、何を思ったのか。
そういう匂いを嗅ぐ事が、とても面白い事だと気づく。


そうったことがお好きな方は、楽しめるでしょう。
驚異的な空き具合です(苦笑)。伊達っ子はふらりとどうぞ。



[メモ]
澁澤龍彦 幻想文学館
仙台文学館 (仙台市)
11月25日まで

[ 19:31 ] [ 雑記 ]
昨日まで、仙台へ戻っていました。
色々反応が遅れてしまって、申し訳ないです。

いやー、涼しかった。

胃カメラしたり、バッティングセンター行ったり、『澁澤龍彦 幻想文学館』展行ったりしてきました。
月は見事に見えた♪

帰ってくると、嬉しい郵便が。ありがとうございますっ♪
そして、今度の個展のDMも届きました。

と、いう事で、どかどかと今からエントリーを書きますぞよ!