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半地下の手記
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2007/12/15のBlog
個展が終わって、のんびりする間もなく、新作の制作に全力投球中。
次の個展までの期間は短いけれど、前回と比べなんら新鮮さがなく…、などとなるつもりはない。何かしらの変化を見せたい。
そんな風に思いながら、描き描きしております。

ただ、新作を描く資金が切実に…(爆)。
欠かせなかった発泡酒を、こんなに長い間買わないなんて、近年稀に見る現象!

しかし、こうしてガーッと集中して描いている時って、どういうわけか、色々美術書を読んで勉強したくなって、タイミングが。
知りたい事や描きたい事で爆発しそう。

でも、かなり今、脳みそシフト中ですね。確実に意識が上がっているという実感がある。
すごく集中できている。
深く深く、真実を語ろうと思います。

2007/12/12のBlog
[ 23:59 ] [ 雑記 ]
来春くらいから始まるかもしれないとある事のため、浦和へ打ち合わせに行く。
浦和駅から歩く道は、祭りの真っ只中だった。

出店が延々と続く。

祭りの通りは匂やかだ。

色取り取り。美味しそうな香り。
明日にはなくなってしまう儚さ。
そんなところが好きだ。
お昼もまだだったし食いまくりたかったけど、極度の金欠につき、唐揚げのみにとどめる…(涙)。
1個オマケをしてもらった♪


銀座へ。
大学時代の助手の個展を見る。


うむむ。お腹が空いた。

2007/12/09のBlog
[ 17:06 ] [ UTの個展など ]
この度、UTさんの個展、
『加藤 雄太 展 -記憶と予感を通して-』
が終了しました。

足を運んで下さった方々、どうもありがとうございました。
行くことは出来ずとも応援して下さっている方々、どうもありがとうございました。

来られなかった方々も多いと思うので、会場の様子を少々。
1ヶ月、こんな長い期間個展をするということが、卒業した年に訪れるとは、流石に思ってもいなかったですが、なんとも幸運です。
終わってみると、どうして短く感じるのだろう。

病院という場所ということもあり、なかなか絵を見にくる人は稀な環境でしたが、それはそれで、非常に考える所もあり、色々と思いを新たにした次第です。

中には、とても気に入ってくれたのか、2度足を運んでいただいたかたもいるようで、もう嬉しいというかありがたいというか、感無量ですね。

来年2月の個展も迫っています。今はもう完全にそこへフォーカスして、素晴らしいものにしようと思っています。

やるしかないんだ。

僕が描く前はこの世に存在すらしなかったものを生み出しているという誇り。
そして生まれたものが間違いなく良いものであるという自信。
それを持って続けていくだけです。

流行にのることも流されることもせず、
気に入ってもらえたからといって、いつまでも壊せずにいることもせず、
淡々と進みますよ。
ええ、変化を恐れないと決めました。

もう不安は引き受けた。
こいつと一生付き合っていきましょう。


今回の個展を観て、このブログに辿り着いた方もいると思います。
近況や予定などもお伝えしていくので、どうぞよろしくお願いします。

2007/12/05のBlog
[ 23:59 ] [ 展覧会/ART ]
アルベール・アンカー(Albert Anker)[1831-1910]は、スイスの画家。秋から春はパリで制作するため滞在し、夏は故郷で過ごした。写実的に叙情的な作品を描いたが、その舞台はことごとく故郷のスイス、インス村である。

と、チラシには説明があり、この時期他に観てない展覧会はないかなぁと思っていたら、この展覧会が目に飛び込んだので、見てみようと思っていた。
スイスでは国民的な人気がある画家らしいが、僕は全く知りませんでした。今回初めて知った画家。

今後、展覧会へ行こうと思っている人のために、展覧会選択の参考になればと、僕はこのブログでは至って正直に書くことにしているので、今回も正直に書きます。


作品はどれもアカデミックに描かれたもので、それは別にいいのだけれど、描かれている人物たちは大変美化されている印象を受け、なんともクサいドラマのワンシーンの様である。
モデルが誰なのかわからないけれど、家族や村が大好きなんだなぁ、ということはたしかに伝わる。が、それ以上のものはない。絵に深みがまるでないのだ。

インス村の中では1番絵がうまい人、ということで残っているのではないだろうか。これが、パリで勝負していたら、消えてしまっている気がする…。
本当にスイスで人気なのか疑問だ。

でも、それでも、数枚は良い作品があった。明らかに他より素晴らしいのが。
やっぱり断然、そういう絵に目がいきますよね。
ただ、展示構成も強引な所があるように思え、あまり褒められる点が見つからない展覧会でした。



と、いうことで、観終わった後は、N先生とカフェで座談会。カフェとは言えど、飲むものはアルコール。
あとで気づいてビックリしたのだが、夕方から9時過ぎまで、延々と話し合っていた。そんなに長時間だったとは!
目標と野望と情熱と、色々と語った気がする。
こんな奇妙奇天烈ですごいことを口にする駆け出し画家と“真剣に向き合って”いただいていることに、いつも本当に感謝です。
1人の人間と、全力で向き合う、ことは難しい。ましてや、その継続は尚更。
それだけに、なんて素敵なのだろうと思います。


N先生とお別れして帰宅する途中、乗り換えの新宿で携帯を見ると、着信履歴がある。
高校の同級生からだ。拓徳くんは、お互いの実家が近い。
電話をしてみると、仕事が終わった後、僕の個展を観るために銀座へ行ったのだけれど(飯田橋なのに/苦笑)、どこかわからないから電話をくれたらしい。結局分からなかったから今は渋谷にいるとのこと。
「なら今から新宿で会おう」と言う。
即来てくれて、共に居酒屋へ消える。
このフットワークの軽さ。
僕はしょっちゅう自分の都合なのだが、柔軟に合わせ飛んで来てくれる。そういう友が数名いる。
うだうだするような間はない。
このリズムの良さがとても心地よい。これまた感謝感謝です。



[メモ]
アンカー展
Bunkamura ザ・ミュージアム (渋谷)
1月20日まで

今日も時間とにらめっこしながらの移動だった。

まずは、飯田橋へ行って自分の個展をチェック。
もう、会期も終盤の終盤。1ヶ月。まだ終わってないけれど、長かったなぁ。残りの数日。作品たちに頑張ってもらいたい。

上野へ。
初めて行く画廊。送られてきたDMや雑誌でちょっと気になったので行ってみた。
京橋へ。
ギャラリー山口の地下1階の展示を観る。
『齊藤瑠里展』
僕より2歳上のまったく知らない画家なのだけれど、ちょいと気になって観に来たのだ。
いつもは大抵、画廊なんてマッハで観終わる。
それがどうだ。立ち止まってしまった。
何だ一体!?誰なんだキミは!?と、いう具合の強さのある作品。無視できない。
茂木氏の言っていた「無関心よりも引っかかるものの方が強い」ということを、改めて体験する。
いやね、素直に言えば良かったのです。不思議な良さ。

銀座へ。
ギャラリーを2カ所見て回る。

その後、渋谷へ。本当は画材屋のセールへまずは行く予定だったが、もう時間がなくなっていた。
というのも、たまたま同じ日に同じ展覧会へ行くことが分かったので、N先生と待ち合わせ。『アンカー展』を観るのである。
Bunkamura前の灰皿で3週間ぶりにお会いして、Bunkamura ザ・ミュージアムへ。
この記事は次に独立させましょう。

2007/12/04のBlog
アルベルト・ジャコメッティ 本質を見つめる芸術家
監督:ハインツ・バトラー
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ジャコメッティのドキュメンタリーDVDが発売された!
監督は、『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』のハインツ・バトラー。
Amazonで26%OFFだったので、即予約して買ってしまった。

以前、展覧会の記事を書いたように、ジャコメッティ・ファンの僕としてはとても嬉しい出来事。

それだけに、内容は少しがっかり、だったかなぁ。
ジャコメッティより、周囲の人々の回想インタビューが多くて。まぁしようがないのだけれど。
でも、それでも、ジャコメッティの深い言葉の数々、そして貴重な制作シーンなども収録されているので、楽しめました。
周囲の人の証言にしても、なかなかぶっ飛んでて興味深いエピソードがあったりして、それもそれでジャコメッティを知れて面白かった。

特典映像で20分くらい、美術評論家ジェイムズ・ロードが語るジャコメッティのバイオグラフィが収録されていて、これはなかなか良かったです。

どうして作品が細長いのか、小さいのか、ジャコメッティ自身が語っていたりして、なかなか貴重な1本。

2007/12/02のBlog
自分の個展、六本木クロッシング、阪本トクロウ、ときて、もう夕方。
慌てて国立新美術館へ。

ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)[1632-1675]は、オランダの画家。17世紀を代表する画家の一人。
現存する作品は30点少々と、極めて少ない。この作品数でこの巨匠っぷりというのは、すごいことだ。《真珠の耳飾りの少女》で有名な、あの画家です。
生涯のほとんどをデルフトで過ごし、《デルフトの眺望》という作品も残している。UTさんが大好きな作品の一つです。
フェルメールは謎が多いがかでもあり、彼のことについては資料によってまちまちである。
生前は無名であり、死後評価された。と記述するものもあれば、生前もそれなりに有名で、死後、美術史から一度消えるが、その後再評価された、とするものもある。
いずれにしても、一度人々の記憶から忘れられてしまったことがあるが、19世紀になって現在の評価が確立したようだ。
その為なのか、作品は世界中に分散し、なかなか一堂に観る機会はない。
信用していいのかよくわからないが、フェルメール自身は画家としてではなく、画商として生計を立てていたらしい。
フェルメールと言えば、以前記事にした「カメラ・オブスクーラ」を制作に用いたことが有名で、ちょっと前に随分話題になった。
また、フェルメールの使う青は、宝石ラピス・ラズリを粉末にしたものである。当時、金よりも高価だったため、この青は非常に貴重なものだった。このことがよく話題にされるが、今UTが使っている岩絵具の「群青」はラピス・ラズリである。別に、際立って特別なことではないと、ここで言っておきたい。天然岩絵具が高い理由が分かっていただけるでしょうか。
話が逸れてしまいましたが、フェルメールは43歳で死去。なんとも惜しいです。


展覧会のことに入りましょう。
まず驚いたのは、会場の空き具合。僕はてっきりモネ展ぐらい混んでいるんだろうなぁ…、と思っていて、それが今まで足を運ばなかった理由なのだけれど、フェルメールにしてはビックリする程の人の少なさ。いやぁ、嬉しい限りです。

フェルメールと同時代のオランダの画家たちの作品が沢山あり、メインのフェルメールは《牛乳を注ぐ女》が1枚。
フェルメール以外はさらっと観た。

フェルメール、素晴らしかった。
あれだけの数の作品が展示されている中で、明らかに際立って異彩を放っている。これは大げさでもなんでもなく事実である。
なぜこれだけ見とれてしまうのか。沢山のなかで、この1枚が立ち上がってくるのか。
他と見比べたりしながら鑑賞していて、…わかった。

当時のオランダ市民たちの様子が描かれた風俗画、という同じカテゴリーの作品ではあるのだけれども、その他の画家たちの絵は「当時の様子を伝える資料的」な印象を持った。つまり、人物などもどこかポーズのようで、舞台のワンシーンというような感じなのだ。
それに対してフェルメールの《牛乳を注ぐ女》は、当時の貧しい市民の一生活が描かれているのではあるが、それ以上にこの女、つまり人間が描かれている。この女性の、まさに365日を感じさせる絵のだ。きっとこの女性は、24時間後も同じことをしているだろう…と。

描かれている女性は驚く程ふくよかで、表情も穏やかである。
が、その牛乳を注ぐ仕草、肩の辺りに疲れというか気怠さが表れているように思う。
慎ましく幸せではあるけれども、生活に対するある種の「諦観」が絵に描かれているのだ。
そして、この暗黙の諦観は、時代を超え現代にも通ずる。
無意識の領域の人間生活の本質がそこには封じ込められているのではないだろうか。

もう1つ明らかな違いを言えば、その他の画家たちの絵が停止・静止しているのに対し、《牛乳を注ぐ女》は、牛乳を注ぎ続けている。何とも言えない微妙な“動”を感じた。

あと、単純に圧倒的に上手いです。

というのが、今回感じたこと。
この1枚を観るためだけにも、足を運ぶ価値はあると思います。
ちなみに、いよいよ閉館が近づいてくると、もう観客はほとんどいなくなって、《牛乳を注ぐ女》を邪魔されず好きなだけ観ることができました!
他の部屋に関しては、貸し切り状態!
ラッキーだったなぁ♪



[メモ]
フェルメール 「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
国立新美術館 (六本木)
12月17日まで

[ 18:11 ] [ 展覧会/ART ]
六本木に行ったら、見てみようと思っていたのだけれど、気づいていみると最終日でもう夕方!あぁ、搬出始まっているかも、と思いながら到着。大丈夫、観れました。

阪本トクロウ[1975-]は、画家。日本画専攻を出て、現在はアクリル絵具を使い作品を制作。非常に数多く展覧会を行っている。

パッと見るとフラットに塗られた画面で、日常のどこかにある風景を、余計なものを省いて描くという、シンプルな画面の作品。
シンプルつながりで、若干気にしていたのです(笑)。

団地やドア、横断歩道のライン、など人間の存在が前提になっている風景を描いているのだけれど、画面には人の姿は全くない。それと、淡々と描かれている、というような感じの画面もあいまって、無機的な印象を受けるのだけれど、それにも関わらず、何か空気のようなものがある気がした。これが、単なるシンプルさで終わらせない秘密なのだろうか。


さて、会場にはご本人もいた。顔を合わせたことは今までなかったし、初めて本人を見た。
僕はギャラリーへ入っていって芳名帳に記帳をした。そして、作品を鑑賞して、法師君と出ようとした時、「加藤さん、個展されてますよね?」と後ろから声が。声の主は阪本さんである。
ビックリ!なんで知ってるんですか!
もしこれが逆で、僕の芳名帳に阪本さんの名前があったら、僕は気づくし「阪本トクロウ来たー」と思うけど、芳名帳に僕の名前があって「加藤雄太来たー」と思う人はまずいないと思うので、とてもビックリでした。

動くと出会いが落ちている。改めて思う。
必ず拾えるわけではないけれど、ぽつりぽつりと繋がっていく。その連鎖が面白い。
外に出て、動くことで出会うもの。

急いでフェルメールへ移動する予定だったけれど、僕のDMを渡したり、名刺交換したりして、少々歓談。
お知り合いになれて、嬉しく思います。



[メモ]
阪本トクロウ展 -呼吸-
GALLERY MoMo (六本木)
会期終了

[ 17:37 ] [ 雑記 ]
昨夜、帰宅してエントリーを書こうとしたら、Doblogがメンテナンスで書けなかったので今頃…。

午前中。高校3年生の時の担任が個展へ来る、とのことなので、10時ごろギャラリーへ。数年振りにお会いする。
息子さんが多摩美とのこと。旦那様も、元多摩美の先生とのこと。

14時過ぎまでギャラリーにいました。
その後、六本木へ。
東京ミッドタウンで泉田法師君と合流。

森美術館で、『六本木クロッシング2007』展を観て、

Gallery MoMoで、『阪本トクロウ』展を観て、

国立新美術館で、『フェルメール』展を観た。

このへんの展覧会記事は、この後順番に書きますので、お待ち下さい。
が、『六本木クロッシング』に関しては、書くことがないので、省略です(苦笑)。

その後、池袋へ行って、前回叶わなかった「宮城ふるさとプラザ」で牛タン定食を、ついにリベンジ!!
イートイン終了数秒前にギリギリで滑り込み、食せました♪

あとは、いつものようにアルコホリック。


さて、展覧会の書こうかな。

2007/11/30のBlog
ついに来ました11月。
僕UTの個展が開催されます。


DMはこちら→
会場は、飯田橋駅を出てすぐです。
徒歩1分くらい。


今まだ、より良い展示になるようにと、ふがふがしているところですっ。


そしてそして、オープニングパーティーの人入りが、相変わらず心配です(苦笑)。
是非どうぞ♪


加藤 雄太 展 -記憶と予感を通して-
2007年11月12日から12月8日
9:00から19:00(日曜・祝日は休廊 最終日13:00まで)
ギャラリーひろばこころとからだの元氣プラザ内)
オープニング・パーティー 11月12日18:00から19:00


個展に関しては、また近くなったら記事にします。


朝冷え込むようになってきました。夜な夜な制作しているととても感じます。
どうぞお風邪を召さぬよう。
今月もよろしくお願い致します。

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