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2007/10/09のBlog
[ 00:42 ]
鏡響子さんが、スイスに行かれたときに、(スイスに)「着陸寸前に私の眼に見えていたのは、小諸の風景であった」と書いておられた。これは、「何でも日本のものに喩えて解釈する癖が抜けない」ことの例として書いておられた。理解するということの本質を、きちんと、しかも面白い喩えで捉えておられると感心した。
外国でなくても、新しく見聞したもの、あるいは見たことのない未知のものを理解するとは、鏡さんの書いておられる通りなのだと思う。「北上川をイギリス海岸と名づけたのは宮沢賢治」とのコメントもいただいた。
ぼくの記憶があいまいだが、宮沢賢治がアンモナイトだったかの化石を見つけて、イギリスの白い岩壁を想像したのではなかったかと思う。白い岩壁とは、石灰岩のことで昔の石灰質のプランクトンが堆積し地上に現れたものである。もともと海の底にあったのであるから、貝などの化石もあると思う。宮沢賢治は地質学の知識を元に、イギリスの海岸を想像したのだと思う。知識を元に、目の前の北上川をイギリス海岸に喩えることができたのだろう。地質学の知識を使い、北上川を手がかりに、未知のイギリス海岸を賢治は理解しようとした。
英仏トンネルが出来る前に、フランスからイギリスに渡る際には船が使われていた。イギリスが見え始めると、イギリスの岩壁が白く見えたという。誰かが、石灰質の岩壁を見て、イギリスの石灰岩に含まれるカルシウム分がイギリス人の穏やかな性格を形作るのであろうと推測していた。熱狂的なフランスと、冷静なるイギリス人を分けるのは、イギリスの石灰岩だという説も面白く思った。海から見えるイギリスの白い岩壁というのも、どういうものなのか、一度見てみたいものだと思っていた。だが、その白い岩壁の白さがどのようなものなのか、一様に白いものなのかはわからなかった。ぼくは、イギリスに行ったことはあるが、飛行機を利用したので依然見てはいない。だが、あるとき、それがどういうものかをきっちりと理解できるようになった。
数年前に、デンマークで白亜の崖を見た。デンマークも昔、海の底にあった。それが隆起してデンマークの大地となった。だからデンマークの崖も白い。これを見たときに、まだ見ぬイギリスの岩壁がより具体的に想像できるようになった。人は自分の知識をもとに、未知のものを想像する。
読んだ話だが、言葉を喋り始めたばかりの子供を動物園に連れていったときに、ゴリラを見て、ゴリラを「おっさん」と言ったという。子供にとって、ゴリラはお父さんではない。毛むくじゃらの「人」を表現するのに、子供は自分のしる概念の中で、ゴリラをおっさんという言葉で分類した。知識が深化するにしたがって、おっさんとゴリラとの微細な区別もついてくる。ぼくたちは、自分の知識を使ってでしか、新しく見たものや、未知のものを理解することしかできないのだと思う。
外国でなくても、新しく見聞したもの、あるいは見たことのない未知のものを理解するとは、鏡さんの書いておられる通りなのだと思う。「北上川をイギリス海岸と名づけたのは宮沢賢治」とのコメントもいただいた。
ぼくの記憶があいまいだが、宮沢賢治がアンモナイトだったかの化石を見つけて、イギリスの白い岩壁を想像したのではなかったかと思う。白い岩壁とは、石灰岩のことで昔の石灰質のプランクトンが堆積し地上に現れたものである。もともと海の底にあったのであるから、貝などの化石もあると思う。宮沢賢治は地質学の知識を元に、イギリスの海岸を想像したのだと思う。知識を元に、目の前の北上川をイギリス海岸に喩えることができたのだろう。地質学の知識を使い、北上川を手がかりに、未知のイギリス海岸を賢治は理解しようとした。
英仏トンネルが出来る前に、フランスからイギリスに渡る際には船が使われていた。イギリスが見え始めると、イギリスの岩壁が白く見えたという。誰かが、石灰質の岩壁を見て、イギリスの石灰岩に含まれるカルシウム分がイギリス人の穏やかな性格を形作るのであろうと推測していた。熱狂的なフランスと、冷静なるイギリス人を分けるのは、イギリスの石灰岩だという説も面白く思った。海から見えるイギリスの白い岩壁というのも、どういうものなのか、一度見てみたいものだと思っていた。だが、その白い岩壁の白さがどのようなものなのか、一様に白いものなのかはわからなかった。ぼくは、イギリスに行ったことはあるが、飛行機を利用したので依然見てはいない。だが、あるとき、それがどういうものかをきっちりと理解できるようになった。
数年前に、デンマークで白亜の崖を見た。デンマークも昔、海の底にあった。それが隆起してデンマークの大地となった。だからデンマークの崖も白い。これを見たときに、まだ見ぬイギリスの岩壁がより具体的に想像できるようになった。人は自分の知識をもとに、未知のものを想像する。
読んだ話だが、言葉を喋り始めたばかりの子供を動物園に連れていったときに、ゴリラを見て、ゴリラを「おっさん」と言ったという。子供にとって、ゴリラはお父さんではない。毛むくじゃらの「人」を表現するのに、子供は自分のしる概念の中で、ゴリラをおっさんという言葉で分類した。知識が深化するにしたがって、おっさんとゴリラとの微細な区別もついてくる。ぼくたちは、自分の知識を使ってでしか、新しく見たものや、未知のものを理解することしかできないのだと思う。
2007/10/08のBlog
[ 01:21 ]
プレゼントというものは、自分の欲しいものを相手に贈るというのが多いと思う。ぼくの場合はいつもそうだ。もうすぐ妹の誕生祝ということで、今日DSライトとソフトを買いに行った。実は、DSライトを昨年買って贈ろうと思ってお店に買いに行ったのだが、本体は売っていなくてケースしか売っていなかった。ネットでは、定価よりも1万円くらい高く売っていたが、バカな話で買う気が失せた。だが、今年のいつごろからか、DSライトの生産体制が整ったらしく、近くの電気屋でも買えるようになっていたので今日買いに行った。
ソフトもいろいろあって見ていて楽しかった。定番として、「脳を鍛える」をひとつ選んだ。テレビのCMで宣伝している、「見る力を実践で鍛えるDS眼力トレーニング」と「フェイスニングで表情豊かに印象アップ大人のDS顔トレーニング」も棚にあった。どちらも、面白そうだったが、眼力トレーニングは、やっていると鍛えるどころか、目が疲れそうな気がして、「表情豊かに」の方を選んだ。選んだ理由にもうひとつあって、このソフトには、フェイスニングスキャンというカメラが付いている。スキャンした映像を加工して遊ぶソフトのようで、面白そうだと思いこちらを選んだ。他に、最近テレビで宣伝している「日本文学」というのを選んだ。このソフトには、日本の代表的な100冊の本が収録されているのだが、30冊おまけで付いているので計130冊もの本を読むことができる。文庫本よりはるかに安い。おまけには絶対的に弱いぼくなので、お買い得だ!とこれも選んだ。
このように、選択の理由からして明らかに自分好みである。プレゼントとはそういうものであると思っているので、それで良いと思う。
ソフトもいろいろあって見ていて楽しかった。定番として、「脳を鍛える」をひとつ選んだ。テレビのCMで宣伝している、「見る力を実践で鍛えるDS眼力トレーニング」と「フェイスニングで表情豊かに印象アップ大人のDS顔トレーニング」も棚にあった。どちらも、面白そうだったが、眼力トレーニングは、やっていると鍛えるどころか、目が疲れそうな気がして、「表情豊かに」の方を選んだ。選んだ理由にもうひとつあって、このソフトには、フェイスニングスキャンというカメラが付いている。スキャンした映像を加工して遊ぶソフトのようで、面白そうだと思いこちらを選んだ。他に、最近テレビで宣伝している「日本文学」というのを選んだ。このソフトには、日本の代表的な100冊の本が収録されているのだが、30冊おまけで付いているので計130冊もの本を読むことができる。文庫本よりはるかに安い。おまけには絶対的に弱いぼくなので、お買い得だ!とこれも選んだ。
このように、選択の理由からして明らかに自分好みである。プレゼントとはそういうものであると思っているので、それで良いと思う。
2007/10/06のBlog
[ 21:27 ]
昨晩は、2年半ぶりに中国から戻ってきた知り合いと久しぶりに会って飲んだ。その女性は、上海の会社を辞めて戻ってきたのだが、その理由が、「皮膚と髪がぼろぼろになった。食品が怖いので日本に戻ることにした」だという。更に、「中国滞在期間だけ日本で過ごした後でないと子供は生めないので、あと2年半は日本で暮らせない」とまで言っていた。本人は、皮膚がぼろぼろになった理由を、中国での食事に原因があると信じているようだったが、実際は、中国の食品の安全性はどうなのだろうか。
中国関係の食品に関しては、中国産歯磨き、化学物質入りペットフードなどの衝撃的な報道が多かった。「ダンボール入り肉まん」や「人工卵」は、冗談か本当かわからなかったが、中国製食品は怖いとのイメージを日本人に形成した。
そのため、コンビニエンスストアやスーパーで中国産食品を置かなくなってきている。スーパーに米国産牛肉を置いているところがないように、そのうちに、中国産食品もスーパーから姿を消すのかもしれない。これらは国の規制というより自主規制だ。
中国産食品に対しての規制は、海外の方が強そうである。米国では、米食品医薬品局(FDA)は、マラカイトグリーンなど禁止されている抗菌剤が使われているとして、ウナギなどの輸入規制を発表した。また、ヨーロッパでも、欧州連合(EU)欧州委員会のキプリアヌ委員(保健、消費者保護担当)は中国製品の中でEU基準を満たさない食品が増えていると指摘し、「改善がなければ禁輸もあり得る」と述べていた。このような世界中の動きのために、アジア・太平洋地域で最大の食品会社の一つである中国食品有限公司の6月の中間決算は昨年同期より29%減少していた。
中国の食品輸出は世界中に向けられていると思うが、輸出の第一は、日本である。以下、アメリカ、韓国、香港、ロシア、ドイツ、マレーシア、オランダ、インドネシア、イギリスと続く。禁輸がありうるとしたEUは日本よりも下位にある。日本の態度が、中国食品の輸出へ大きな影響を与えることがわかる。
感覚的に危ないと感じている中国食品であるが、実際の安全性はどうなのだろうか? 北京週報にある中国(中華人民共和国国務院報道弁公室)の発表から一部抜粋すると、
①食品全体の合格率が着実に高まっている。2006年に行われた全国規模の食品抜き取り検査合格率は77.9%だった。2007年の上半期、食品の特定項目に対する抜き取り検査合格率は85.1%に達した。食品品質安全レベルは継続して安定しており、また上昇の趨勢を呈している。
②アメリカに輸出した食品はそれぞれ9万4000回と5万5000回であり、アメリカの検査により不合格食品となったのはそれぞれ752回と477回であり、合格率はそれぞれ99.2%と99.1%であった。欧州連合(EU)に輸出した食品はそれぞれ9万1000回と6万2000回であり、EUの検査のもと不合格となった食品はそれぞれ91回と135回であり、合格率はそれぞれ99.9%と99.8%であった。(http://www.pekinshuho.com/wxzl/txt/2007-09/21/content_77590.htm)
とある。①安全性は高まっているし、②海外での検査でも高い合格率だとの主張だ。中国側の主張だから、信用できないとも考える人もいるかもしれない。では、日本での輸入食品に対する合格率を比較してみると、厚生労働省が公表した2006年輸入食品監視統計報告によれば、抜き取り検査合格率は中国から輸入した食品が最も高く99.42%、次がEU(99.38%)で、3番目はアメリカ(98.69%)であったとのことだ。
つまり、感覚的に怖いとのイメージの中国食品よりも、EUやアメリカ産がこの数字からは怖いということだ。イメージと実態が違うことがわかる。
だが、一度失った信用を取り戻すことは容易ではなかろう。中国は、輸出第一位の日本の信頼を取り戻すべために、残留農薬や、日本や欧米などで禁止されている家畜や養殖魚などに投与する薬品は、中国でも禁止して、逆に中国品だから安全との信頼を取り戻すべきだ。輸出品の安全性を確立することは、中国国内に出回る食品の安全性をも高めるだろうから、中国人にとっても良いことだと思う。
中国関係の食品に関しては、中国産歯磨き、化学物質入りペットフードなどの衝撃的な報道が多かった。「ダンボール入り肉まん」や「人工卵」は、冗談か本当かわからなかったが、中国製食品は怖いとのイメージを日本人に形成した。
そのため、コンビニエンスストアやスーパーで中国産食品を置かなくなってきている。スーパーに米国産牛肉を置いているところがないように、そのうちに、中国産食品もスーパーから姿を消すのかもしれない。これらは国の規制というより自主規制だ。
中国産食品に対しての規制は、海外の方が強そうである。米国では、米食品医薬品局(FDA)は、マラカイトグリーンなど禁止されている抗菌剤が使われているとして、ウナギなどの輸入規制を発表した。また、ヨーロッパでも、欧州連合(EU)欧州委員会のキプリアヌ委員(保健、消費者保護担当)は中国製品の中でEU基準を満たさない食品が増えていると指摘し、「改善がなければ禁輸もあり得る」と述べていた。このような世界中の動きのために、アジア・太平洋地域で最大の食品会社の一つである中国食品有限公司の6月の中間決算は昨年同期より29%減少していた。
中国の食品輸出は世界中に向けられていると思うが、輸出の第一は、日本である。以下、アメリカ、韓国、香港、ロシア、ドイツ、マレーシア、オランダ、インドネシア、イギリスと続く。禁輸がありうるとしたEUは日本よりも下位にある。日本の態度が、中国食品の輸出へ大きな影響を与えることがわかる。
感覚的に危ないと感じている中国食品であるが、実際の安全性はどうなのだろうか? 北京週報にある中国(中華人民共和国国務院報道弁公室)の発表から一部抜粋すると、
①食品全体の合格率が着実に高まっている。2006年に行われた全国規模の食品抜き取り検査合格率は77.9%だった。2007年の上半期、食品の特定項目に対する抜き取り検査合格率は85.1%に達した。食品品質安全レベルは継続して安定しており、また上昇の趨勢を呈している。
②アメリカに輸出した食品はそれぞれ9万4000回と5万5000回であり、アメリカの検査により不合格食品となったのはそれぞれ752回と477回であり、合格率はそれぞれ99.2%と99.1%であった。欧州連合(EU)に輸出した食品はそれぞれ9万1000回と6万2000回であり、EUの検査のもと不合格となった食品はそれぞれ91回と135回であり、合格率はそれぞれ99.9%と99.8%であった。(http://www.pekinshuho.com/wxzl/txt/2007-09/21/content_77590.htm)
とある。①安全性は高まっているし、②海外での検査でも高い合格率だとの主張だ。中国側の主張だから、信用できないとも考える人もいるかもしれない。では、日本での輸入食品に対する合格率を比較してみると、厚生労働省が公表した2006年輸入食品監視統計報告によれば、抜き取り検査合格率は中国から輸入した食品が最も高く99.42%、次がEU(99.38%)で、3番目はアメリカ(98.69%)であったとのことだ。
つまり、感覚的に怖いとのイメージの中国食品よりも、EUやアメリカ産がこの数字からは怖いということだ。イメージと実態が違うことがわかる。
だが、一度失った信用を取り戻すことは容易ではなかろう。中国は、輸出第一位の日本の信頼を取り戻すべために、残留農薬や、日本や欧米などで禁止されている家畜や養殖魚などに投与する薬品は、中国でも禁止して、逆に中国品だから安全との信頼を取り戻すべきだ。輸出品の安全性を確立することは、中国国内に出回る食品の安全性をも高めるだろうから、中国人にとっても良いことだと思う。
2007/10/05のBlog
[ 00:39 ]
今年の夏の異常な暑さは、ラニーニャだといわれていた。エルニーニョとラニーニャは逆の現象で、エルニーニョはペルー沖の海水温が高いこと、ラニーニャは低いことといわれている。海水温の様子は、気象庁の月平均海面水温平年偏差図というページを見るとよくわかる。
今年の8月の様子を見ると、ペルー沖の海水温が低いことがわかる。日本の周りの海水温はピンク色をしているがこれは平均気温よりも高いことを示している。石垣島周辺の珊瑚の8割以上は白化して死滅しつつあることもこれからわかる。白化現象は、沖縄だけではない。長崎方面での白化現象の報道もあった。イソギンチャクが白化するものであるとは知らなかったが、鹿児島からそのような報道もあった。すべて、このピンク色のせいであることが一目瞭然である。
今年の8月の様子を見ると、ペルー沖の海水温が低いことがわかる。日本の周りの海水温はピンク色をしているがこれは平均気温よりも高いことを示している。石垣島周辺の珊瑚の8割以上は白化して死滅しつつあることもこれからわかる。白化現象は、沖縄だけではない。長崎方面での白化現象の報道もあった。イソギンチャクが白化するものであるとは知らなかったが、鹿児島からそのような報道もあった。すべて、このピンク色のせいであることが一目瞭然である。
2007/10/03のBlog
[ 23:49 ]
今までK1 MAXを見ていた。佐藤選手の今日の試合は良かった。今までと違って、戦う姿勢を全面に出していた。この姿勢を貫けば、佐藤選手も魔娑斗に負けない人気を持つようになると思う。
魔娑斗選手は、優勝できなかったが、良い試合だった。魔娑斗選手は、ブアカーオに以前コテンパンにやられたことがあった。その試合はK1 MAXの決勝戦だった。その決勝までの試合で魔娑斗選手の身体はボロボロになっていて、戦える状態ではなかった。その身体で、決勝で戦ったので、試合では相手に弄ばれてしまった。
魔娑斗選手は、今回、その復讐を行なった。万全の体調で戦うために、準々決勝で、以前辱めを受けたブアカーオとの対戦を選択した。そして、勝った。だが、代償も大きく、ブアカーオと最初に戦ったために、決勝では、もはや戦える状況ではなかった。これからもわかるように、K1 MAXの勝者は、準々決勝、準決勝で誰と当たったかの要素が大きい。
決勝で、魔娑斗選手はTKO負けになった。原因は、準準決勝で、ブアカーオからもらったローキックだった。ローキックは、太股の内出血を引き起こす。最初の一発は、耐えられる。しかし、同じ箇所を再び蹴られると、こんどは飛び上がるほど痛い。我慢すれば、なんとか耐えられる。だが、時間が経つとそうはいかなくなる。時間とともに、徐々に内出血が広がり、足がパンパンに腫れてくる。そのような状態で、同じ箇所を蹴られると、もはや、意志の力をもってしても立てなくなる。痺れて力が入らなくなる。準々決勝で耐えられた魔娑斗選手の太股は、時間が経過した決勝では腫れてしまっていたはずだ。そのような状態では、ほぼ無傷できたアンディ・サワーに、勝てるはずはなかった。
ずば抜けて強ければ、少々籤運が悪くても勝てるはずだ。だが、競技のレベルが上がってくると、選手間の実力は伯仲する。K1 MAXのレベルも上がってきて、今回も最後に残った8名の実力は伯仲していた。そして、実力が伯仲すればするほど、優勝はクジ運の良いものがなる確率が高い。
純粋に実力で優勝者を決めたいのであれば、ワンデイトーナメントを止めて、決勝戦を別の日に設けるべきであろう。現在の試合方法だと、優勝者は籤運の強いものを選んでいるだけの感じもする。
だが、優勝者が誰かよりも、良い試合かどうかの方が視聴者にとっては重要である。その意味では、現在の方法でも良いのかもしれない。
魔娑斗選手は、優勝できなかったが、良い試合だった。魔娑斗選手は、ブアカーオに以前コテンパンにやられたことがあった。その試合はK1 MAXの決勝戦だった。その決勝までの試合で魔娑斗選手の身体はボロボロになっていて、戦える状態ではなかった。その身体で、決勝で戦ったので、試合では相手に弄ばれてしまった。
魔娑斗選手は、今回、その復讐を行なった。万全の体調で戦うために、準々決勝で、以前辱めを受けたブアカーオとの対戦を選択した。そして、勝った。だが、代償も大きく、ブアカーオと最初に戦ったために、決勝では、もはや戦える状況ではなかった。これからもわかるように、K1 MAXの勝者は、準々決勝、準決勝で誰と当たったかの要素が大きい。
決勝で、魔娑斗選手はTKO負けになった。原因は、準準決勝で、ブアカーオからもらったローキックだった。ローキックは、太股の内出血を引き起こす。最初の一発は、耐えられる。しかし、同じ箇所を再び蹴られると、こんどは飛び上がるほど痛い。我慢すれば、なんとか耐えられる。だが、時間が経つとそうはいかなくなる。時間とともに、徐々に内出血が広がり、足がパンパンに腫れてくる。そのような状態で、同じ箇所を蹴られると、もはや、意志の力をもってしても立てなくなる。痺れて力が入らなくなる。準々決勝で耐えられた魔娑斗選手の太股は、時間が経過した決勝では腫れてしまっていたはずだ。そのような状態では、ほぼ無傷できたアンディ・サワーに、勝てるはずはなかった。
ずば抜けて強ければ、少々籤運が悪くても勝てるはずだ。だが、競技のレベルが上がってくると、選手間の実力は伯仲する。K1 MAXのレベルも上がってきて、今回も最後に残った8名の実力は伯仲していた。そして、実力が伯仲すればするほど、優勝はクジ運の良いものがなる確率が高い。
純粋に実力で優勝者を決めたいのであれば、ワンデイトーナメントを止めて、決勝戦を別の日に設けるべきであろう。現在の試合方法だと、優勝者は籤運の強いものを選んでいるだけの感じもする。
だが、優勝者が誰かよりも、良い試合かどうかの方が視聴者にとっては重要である。その意味では、現在の方法でも良いのかもしれない。