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鶯のさえずり
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2008/04/11のBlog
「ひめか」って何?
来週の金曜日、4月18日から5月11日までの24日間開催される「姫路菓子博」の、キャラクターの呼び名である。下見に行った家内の報告によるとなにやら盛りだくさんな催しが詰まっているようだ。
以前「食博」に関わったことがあるが、「食」にまつわるイベントには人が集まる。ましてお菓子ともなればおばちゃん連をはじめ、女性やこどもたちがこぞって押しかけるにちがいない。24日間で60万人の動員を見込んでいるというが、ゴールデンウィークを控え、世界遺産の姫路城という観光資源とも相まって、おそらく目標は達成するだろう。

あるデータによれば「イベントに対する興味や好奇心が強い」のは女性で、男性を10ポイント上回っている。また「だれかを誘っていく」と言う数字など圧倒的に女性が多い。さらにおもしろいのは、イベントに行くと「財布の紐が緩み」、「なにがしかお土産を買ってしまう」のも女性である。つまり、イベントによる経済効果は女性が押し上げているということになる。
来週から姫路城一帯は、お菓子の甘い香りと女性軍団の熱気でむんむんするだろう。
想像しただけでくらくらしてしまう。

地元産が中心だが、日本全国からも自慢の銘菓が集められ、野点庭園やスイーツカフェで食べられるし、兵庫県内で菓子作りを教える8つの学校が、日替わりで「お菓子の学校」を開設して実演、試食コーナーもできるらしい。
またお菓子の文化や歴史は仮設の「お菓子館」で紹介、本家の県立歴史博物館ではなんとレビュー!「あるパティシェの物語」という歌劇が連日上演されるという。

正式には「第25回全国菓子大博覧会」だが、1911年(明治44年)に東京で開かれた「帝国菓子飴大品評会」が始まりで、数年おきに全国各地で開催されてきた由緒正しき祭典だ。
経済産業省が鳴り物入りで始めた「ジャパンエキスポ」は衰退の道を歩んだが、民間主導でテーマを絞り込んだ博覧会はまだまだ生き延びるにちがいない。
「そば博」など、また実現してほしいものだ。
「菓子」はどうも苦手だが、仕事柄一度はのぞきに行かなければなるまい。
2008/04/09のBlog
道頓堀というより大阪の顔ともいうべき「くいだおれ」が7月で閉店するという。60歳の定年、建物の老朽化や同属経営の限界が理由だと言うがなんとも惜しまれる。大阪といえば道頓堀というほど、観光客も増え続けている最中の撤退。おそらく周辺に増えたお手軽たこ焼き屋に押されたかたちで、客の目減りが進んだからだろう。

店頭に立つ電動ピエロの「くいだおれ太郎」はどうなるんだろう。
かに道楽、づぼらやのフグと並び、「道頓堀ご三家」として親しまれてきた人形である。
晴れ着を着たり、喪服に着替えたり、タイガースのユニフォームを着たり・・・店というより、町のシンボルとして活躍してきた。この際大阪市役所の前に置いたらどうだろう。

こうした人形や銅像は、生かし方次第で町のシンボルとなり、人々のコミュニケーションの推進役として地域活性化につながる重要な素材である。
昨日も触れた「忠犬ハチ公」といえば渋谷、上野公園の西郷隆盛像は戦後のどさくさや集団就職などを見つめたきた古き東京のシンボルといえる。熱海の「お宮と貫一」や、横浜・山下公園の「赤い靴の少女」などは、そこにストーリーがあり、しみじみとさせられるモニュメントである。
東京・西品川の商店街では、雑草にまみれた空き店舗の片隅から小さな少年の像が発見された。それに着目し、洗浄して生き返らせ周辺をきちんと整備して安置した。交通安全週間にはタスキをかけたり、夏祭りには浴衣を着せたり・・・愛称も募集して「みっくん」と命名されたが、今や「みっくんの商店街」として親しまれているほどだ。
ただ置くだけではなく、そこに物語を付けることによって生きたシンボルとなるのだ。
わが「リオちゃん」も放置してはいけない。ストーリーをつけて市民に親しまれ、活性化のために活躍してほしいと願うが、そのためには官・民一体となって知恵を絞る必要があると思う。

「くいだおれ」の会長をしておられる柿木道子さんとは、数年前にお店の8階のお座敷で紹介を受けたが、年賀状と暑中見舞いは必ず一筆添えていただいた。
丁寧で物腰の柔らかな女将だ。ほんとにご苦労様でしたと申し上げたい。
2008/04/08のBlog
今日は潅仏会、お釈迦様の誕生日である。
「天上天下唯我独尊」という言葉は有名だが、この本当の意味はどこにあるのだろう。北京オリンピックの聖火リレーを見る限り、どこかの国は「天下は我ひとりのもの、黙って言うことを聞け」と解釈しているように見える。それも仏教国である。お釈迦さまはこの騒動や「聖なる火」をどうご覧になっているだろう。

今日はまた、東京・渋谷の象徴ともいえる「忠犬ハチ公」の誕生日なんだとか。ハチ公が生まれたのは秋田県の大館。そこにも渋谷と同じ銅像が建てられており、ハチ公の本当の誕生日は3月8日だが、寒いので今日お祝いすることになったんだとか。
飼い主の大学教授を、毎日渋谷駅まで送り迎えしたことで「忠犬ハチ公」と言われるようになったのは誰もが知るところ。小生もその銅像は毎日通学時に目にしたものだが、今やおのぼりさんの待ち合わせ場所としても有名である。

20年前に封切られた映画「ハチ公物語」は記憶に新しい。
その映画で飼い主の教授役だったのは仲代達矢だったが、今年そのリメーク版がハリウッドで製作されるという。しかも主役の教授役はあのリチャード・ギアが演じるんだと!ハチ公の世界デビューである。

先般、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」の永久設置も渋谷に決まり、手を挙げていたわが吹田市は涙をのんだが、どうやら今年は「シブヤ」の年になりそうだ。
そんなことを考えながら歩いたいたら、塀越しに咲き乱れるみごとな紅白の桃の花が目に飛び込んできた。まさしく「花まつり」である。
末広がりの「8」の日。平和であってほしい。
2008/04/06のBlog
毎年千里中央公園で花見会をやっていたが、今年は忙しさにかまけてパスするつもりでいた。
ところが思わぬ形で実現した。それも、若き留学生たちとのバーベキューつきである。
わが家の近くには大阪大学の留学生会館があり、中庭にある5本の桜は毎年美しい花を咲かせるのだが、通常は中に入れない。幸いなことに会館はわが「あんず会」自治会のエリアであり、一会員として春・秋のウェルカムパーティにはお誘いを受け、広々とした中庭で交流の機会を持つことできるのはうれしい。
自治会主催のボウリング大会などにもこぞって参加してくれる。
留学生にとっても、地域の若い家族やこどもたちと交歓できるのはプラスだろう。

中庭の桜は満開、絶好の花見日和となった。
今回は差し入れにジャパン・ヌードル、「どん兵衛」を2ダース抱えて出向いた。
「ぼくはポールです。カナダから来ました」
「ぼくはオランダからです。はじめまして」
ーと、覚えたての日本語を駆使して近寄ってくる。さすがに前向きな学生が多く、みな共通して明るい。地域から参加したこどもたちも「ハロー」「サンキュー」「タッチ」などと輪に入ってはしゃいでいる。

それにしても大阪大学の工学部や医学部への留学生。そう思ってみるとどこか賢そうな雰囲気がある。それに、日本に長期滞在するとなれば実家は?どんな家庭なんだろう。東南アジアのどこの国だったか、国費で留学という学生もいたが、中国やマレーシアなどから来た学生は資産家の息子なんだろうか。あらぬ勘繰りをしてしまう。

桜を愛でながらのバーベキュー。
ごく普通に、日常的な国際交流の場として大いに開いてほしいし、活用できたらと思う。
さてポールくん、どんなメールを寄せてくれるんだろう。
2008/04/04のBlog
「ねぇ、この公園なんていうの?」
「まきまき」「え?」
「まきふん」
「この公園のすべり台、有名になってるの知ってる?」
「うん。キリン!」
ー遊んでる子に声をかけたら一人二人と集まってきた。
「キリンの田村クンの話、知ってる?」
「うん、お父ちゃんから聞いた」
「○○先生も話してくれたやん」

正式には山田西第二公園。わが家からぷらぷら歩いて10分ぐらいのところにある。
漫才コンビ「麒麟」の田村裕が書いてベストセラーになった「ホームレス中学生」の一舞台である。家が差し押さえられ、父親から「家族解散」を宣告されて田村が選んだ公園生活。「家なき子」と化した彼が夜露をしのぎ、ホームレスの第一歩を記したすべり台が目の前にあった。赤貧生活から這い上がっていく数奇な人生は彼の手記に任せるが、たしかに「うんこ」のような形をしたすべり台は「まきふん」と呼ばれるのにふさわしい。

昼下がりの公園には数組のお母さんたちがピクニックシートを敷き、おやつをつまみながら談笑し、「おじいちゃんのヘタくそ!」とサッカーボールを蹴る少年の姿もある。「まきふん」すべり台からはこどもたちの嬌声が響き、何不自由ない春うららの光景である。
わがベンチの周りには、いつのまにか7~8人のこどもたちが集まっている。へんなおっちゃんとの座談会に興味を示したようだ。家のこと学校のこと、話題は尽きない。
屈託のない笑顔に癒された気分で立ち上がり、帰り際「まきふん」をなでたら、氷のように冷たかった。