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鶯のさえずり
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2008/07/01のBlog
「長いつきあい」というにもいろいろあるが、「ちょっと一杯」と暖簾をくぐる店もそうである。江坂にある「ふみⅡ」もそのひとつで、マスターと出会ってから20年以上になる。
昨夜はやはり江坂と「ふみ」に想いを残す二人のクリエーターと痛飲、「モノを創る」話で大いに盛り上がった。家内も交えて4人、これがオトク。「4名以上のお客様に焼酎のボトル1本サービス」という貼り紙が輝きを増すからである。
水茄子、レンコンの串揚げ、帆立のバター焼き、サザエの刺身、うなぎの蒲焼・・・と、手書きの日替わりメニューもうれしく、物価高の折、何より安いのがイイ。

「魚、この値段で採算とれるの?」とおせっかい。
「きついけど今は辛抱。喜んでもらえたらそんでイイ」
マスターはいつもながら仙人のごとくひょうひょうとしている。
柔らかい物腰と屈託ない笑顔を見せられると、酒肴がグッとおいしさを増す。
常連客による親睦ボーリング大会にも何度か参加したが、店に舞い戻っての打ち上げは店外にまで人があふれるほどの大賑わい。気心の知れた同窓会といった雰囲気になる。

「たしかこの辺にあったはずだが・・・」と、来てみたら閉店していたり、代替わりしてまったく別の店になっていたり・・・。同時代を生きている証左として、いつまでも馴染みの暖簾を掲げていてほしいと願う。今年上半期の〆、後半戦に突入するための勢い酒は、親しき暖簾と良き仲間との時を忘れる幸せな集いとなった。
2008/06/29のBlog
じめじめした梅雨の日々、ちょっとした作業でかく汗もどことなくジワーッと滲み出してくるような感じだ。スカッとした汗なら心地よさが伴って快い疲れだが、ジワリとした汗は何ともいえない疲労感と倦怠感を誘い、シャワーを浴びても泥汗が肌について抜けない。

玄関先に所狭しと咲いて、黄色づくしに飾ってくれたたんぽぽも、風に吹かれて残り少なくなった。入れ替わりに長年放置していたアジサイが、ぽつぽつと白い花を披露し始めた。今年は施肥を心がけて来年はもっとたっぷりの顔を見せてもらおう。サツキやツツジも競い合うように初夏を知らせてくれたが、来年の春に備え新たな生育準備にこもるらしい。花を楽しませてくれた感謝のしるしに、たっぷり肥料をあげよう。ツバキやサザンカも群生する害虫から守ってやらねばならない。
梅雨が明ければ、茂りすぎた草木の剪定もある。朝顔やひまわりが出番を待っていることを思うと、じめついてシンドイなどとは言っていられなくなる。

見ればブルーベリーのたわわな実。まだ赤っぽいが、青味を増して黒ずんだら一服の清涼剤になる。
自然のなりわいは、時の流れを黙って、しかし確実に教えてくれる。
身近な草花に触れてみると、季節の移ろいにあまりに無防備だった自分に憤りに近いものを感じてしまう。
降り出した雨の音にリズムを感じる・・・そんな夜があってもいい。
2008/06/27のBlog
久しぶりに「盛り上げ会」の会合があった。正式には「吹田市立博物館を盛り上げる市民の会」という、長ったらしいがわかりやすい名称の任意団体である。今の館長が赴任した4年前にできたのだが、どうも「館長と共に博物館を活性化しようかい」というのが正確な会の目的のようである。小生は、会の発起人でもある女優の誘惑にほだされて参加、3年半になるが、いやはやすごい時間と労力をつぎこむ羽目になった。

それまでの博物館長といえば、いわゆる名誉職で、ほとんど「下の者におまかせ」だったのだが、現館長は自ら幟を立てて走るタイプ。面識を得てほどなくそれがわかり「こりゃぁぜひとも協力せねば」ということになった。

この会のメンバーが中心になって取り組んだ企画が「千里ニュータウン展」(2006.4)である。市民が企画から運営まで一切を取り仕切るという、いわゆる全面委託という画期的な形で展開が図られたのだが、同博物館としては空前絶後の成功を収め、「吹田方式」として全国から注目されるというオマケまでついた。年間17000人が最高だった博物館に約40日間で22000人が集まったのだから評価もうなづける。
小生もずるずる引きずりこまれ、本業をさておいてボランティアの末席を汚す羽目に陥った。昨年の第2弾「07EXPO70」も含め、わがイベント人生、空白の3年間となったわけである。

今全国的にミュージアムは青息吐息のところが多い。
そこには様々な問題が潜んでいるが公立には決定的にソフトの感覚が欠如している。黙っても予算がついてくるという感覚が、費用対効果を考える民間の常識外のところにあるからだ。外堀を埋める広報をはじめとした仕掛けに知恵がない。どんなに偉そうなことを言っても、博物館もエンターティンメントあふれる「知的遊園地」なのだ。

これからは地域力や市民力をさらに開拓し、その能力を最大限に生かして活性化していくべきだろう。
市民もただ見ているだけではダメ。
「市民勝手連」に加わって踊らにゃそんそん。
2008/06/26のBlog
フォークシンガーの古川豪さんから七夕コンサートの案内が届いた。
なんと今年で36回目。第1回は1973年、戦火にまみれた南ベトナムの政治犯の釈放と、孤児救援のために始められたコンサートだが、当時は大いに話題になったものだ。豊田勇造、三浦久、中山ラビ、東野ひとし、それに古川豪という面々、顔ぶれは変わっていない。今回東野は欠演らしいが、30年過ぎた今でもあのパワーは衰えを知らず、メッセージが伝わってくるにちがいない。
7月5日、6日、会場は京都・大宮のライブハウス「拾得」で6時半開演。

そのむかし仕事の関係もあって京都に数年間住んだことがあるが、この「拾得」や「磔磔」によく足を運んだものだ。当時はやしきたかじんや憂歌団などもちょくちょく出ていた。
京大西部講堂という、いわば若者の砦が古都で存在感を示し、反戦フォークやエネルギッシュなメッセージソングが巷に流れていた時代。あのパワーは今どこへ行ってしまったのか。平和ボケした若者の言動を目の当たりにするにつけ、当時を懐かしむのはトシのせいか、血のせいか。
京都といえば、今も続く円山公園の宵山も思い出すが、北白川の「もろぐち邸」に通い、諸口あきら兄と飲み交わした夜も懐かしい。若かったなぁ。

東京から京都、大阪・吹田に24年、次は三田でラストステージか。
西へ西へと流転の旅は続くようだ。
ちょいと演歌っぽい〆になってしまった。
2008/06/25のBlog
「学生5~6人に講師2人」などと、昨夜の居酒屋たんぽぽで揶揄され内心ちょっぴり不安だったが杞憂に終わった。学生が続々集まり、見渡せばほぼ満席、予想外のにぎわいに思わず「どうなってるの」と館長と顔を見合わせた。
今日の大阪学院大学の講義は、吹田市立博物館の小山修三館長をゲストに招いての特別トーク。担当のK教授が聴衆を呼び込んでくれたようだ。

「まちづくりとミュージアム」というテーマだったが、館長の凹凸豊かな話は笑いを誘い、楽しい時間となった。日本の博物館の現状と問題点、歴史的背景や今後のあり方、さらに「千里ニュータウン展」に見る市民参加の意義や、7月5日から始まる「千里の竹展」の話まで、カンチョー流のスピーチがあふれておもしろいイベント?になった。

7月27日の吹田まつりをはじめ、フィールドワークとしてイベントの裏方をしてみたい学生を募ったところ、かなりの反応があった。先般京セラドームで行われたロックバンド「L'arc en ciel」のコンサートの裏方を経験したSくんの感想も功を奏したのだろう。こういった体験談や失敗例など具体的な話に学生たちは身を乗り出してくる。当初「のれんに腕押し」「ぬかに釘」のような感じでいまいち摑みきれなかったが、今日のように大勢の若者を相手にすると、個別の反応や何を求めているのかがホノ見えて楽しくなる。

わが講義も7月2日をもって前期が終了する。