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鶯のさえずり
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2008/10/14のBlog
篠山の河原町通りは白壁の妻入商家が立ち並び、まるで映画村に来たような錯覚にとらわれる。そば処「花格子」が最大のお目当てだが、この日は並んで待つほどの繁盛ぶり。「すみません。もうひと回りしてきてください」
この界隈はひと回りでもふた回りしても飽きない。時間つぶしにゆっくり見回ることにした。
通りに入ってすぐ、おみやげ処「森本」はついのぞいてしまうのだが、この店の壁面には所狭しと古時計が展示されている。店主の友人コレクターから頼まれて展示しているというのだが、持ち主のHさんは100点以上集めており家からはみだしているらしい。そのHさんとは以前電話で話したことがあるのだが、それぞれに「時」の思い出が詰まった逸品揃い、どこかで開陳したいという。今週東京へ行くので友人のアンティークコレクター・石黒敬章氏と企画展の構想を話し合ってみようと思う。
「森本」で時計の写真を撮らせてもらい、沢庵の古漬けを購入し、ぶらぶら通りを進む。

丹波古陶館、能楽資料館を抜けたあたり、古い民家の前で「篠山の新米・こしひかりはいかがですか」という呼び込み。売っている若い男女はアーティストっぽく、さっそく声をかけたら案の定ミュージシャンとプロのカメラマン兄妹。後ろはおばあちゃんの家なんだそうだ。
「こんど黒豆ライブやるんですよ。よかったらおいでください」
「黒豆ライブ?」
「ジャズです。ボーカルをピアノとバイオリンで・・・」
10月25日(土)午後2時からだという。
「来られるならここに電話してください」と、彼女の携帯電話番号を教えてくれた。
これは行くしかないだろう。会場の「黒豆の館」というのが妙に気になるのだ。
新米1kgパックを購入したことはいうまでもない。
さらに進むと「準備中ですがお入りください」という看板。のぞくと女性2人がなにやらがさごそ作業をしている。聞けばその古民家を「たんばぐみ」というNPOの協力を得てボランティアで再生中だとか。10月下旬にはカフェギャラリーとしてオープンさせるのだという。ここにぴったりの絵本作家がいる、いずれコンタクトしましょうなどと約束してしまった。おみやげにどうぞ、と裏庭で採れた柿をいただいた。

なんだかほっこり。高速を使わなくても家から30分あれば行ける篠山。
ちょこちょこ足を向けることになりそうだ。
2008/10/13のBlog
秋晴れの一日、「陶芸教室へ行きたいので案内してほしい」という電話。聞けば立杭焼の里だという。お安いご用、家から10分もあれば行ける。町内会みたいな場所だ。
教室を開いている窯元まで車で誘導すればいいのだな、とタカをくくっていたのだが、その後篠山へ向かうという。この日曜日、「篠山食まつり」が開かれていて特産の黒豆枝豆をはじめ旬の食材がズラリと店頭に並び、イベントのメニューも豊富で誘惑には抗しがたい。このところ毎年行っているのだ。結局一日おつき合いすることにした。

まずは立杭、雅峰窯での陶芸教室。待つつもりでいたが抗しがたきクリエイティブ魂。一緒にロクロを回すことになった。若き陶芸家の懇切丁寧な指導。小生は考えた末
片口椀を作ることにした。これで酒を注ぐイメージが湧いたのである。
悪戦苦闘、果たしてどんな出来上がりになるのか・・・。

立杭から篠山へ。
お目当ては手打ちそば、丹波そば切りのお店「花格子」。Iさん夫妻がお店が開いてから、篠山へ行ったら必ず立ち寄る店である。店のある河原町通りは篠山では一番!江戸期の城下町風情を今に漂わせている界隈、タイムスリップを体感できるのだ。
注文したのは、そば&うなぎのセイロ蒸し。いつもながら美味い!

12月中旬には立杭で挑戦した片口椀が焼き上がってくる。これに「奥丹波」かなんかを注ぎこんで、つまみは鰻・・・年末&新春・・・愉しむのだ。
食器の手作りにはまりそうな、自分が恐くなった日でもあった。
2008/10/10のBlog
家内が仕事で遅くなり、大阪市内の妹宅に泊まるという。
2日続きのひとり飯はどうも侘しい。
こんなとき実に頼もしいのは隣に大衆食堂があることだ。隣といっても100mほど歩くのだが、「営業中。三田米と手作り味噌の店。いらっしゃいませ」という流れる電飾看板が見えはじめると、賑やかな笑い声が店から聞こえてくる。「またやってるな」
食堂「いなり」の看板娘?ヒデちゃんはとにかく楽しませてくれるのだ。そのおしゃべりのテンポも小気味いいのだが、必ずオチがあって思わず吹き出してしまう。ふらりと入ってきた一元さんもいつのまにか常連風にしてしまう。ヒデちゃんのひきこみ技である。
「吉本に行けばよかったのに」と、みなさん一様に口を揃える。

かっぷくのいい旦那も板場に入ったり接客につとめたり。だいぶ慣れたようだ。
定年後ヒデちゃんと二人三脚、堂々たる店主という風貌をしているが、それもそのはず、兵庫県警でバリバリ働いてきた御仁なのだ。
「お久しぶりです。といっても時々見かけますよ」
そりゃそうだ。歩いて駅へ向かうにはこの店の前を通らざるを得ない。
ビールを抱えてわが前にどっしり。
おでんをつつきながら、あれこれよもやま話の3時間。
「なにかあったらいつでも言ってくださいよ」
ふむふむ元警察官とは心強い味方。暗い夜道も心配ないのだ。

ちなみにヒデちゃんは家内の遠い親戚筋にあたる。
また笑いを食べに行こう。
2008/10/09のBlog
「あの人にはオーラがある」とか無いとかいう。「オーラ」って何?
また一方で「カリスマ性」というのもあるが、なんとなく似ているようで違うような気もする。使い分けるとなると難しい。
「オーラ」はその人が醸し出す独特の雰囲気、他人にないプラスαの輝きみたいなもので、「カリスマ性」は教祖的能力、つまり何かに秀でていてオーラを発していると考えればいいか。いやはやこんな考察は疲れる。

人によってとらえ方は異なるだろうが、亡くなった緒方拳や長嶋茂雄にはオーラが、王貞治や星野仙一にはカリスマ性を感じる。
わが国のリーダーには両方感じないし、今政界にカリスマ性やオーラを発している人物は見当たらない。財界はよくわからないが、企業のトップにはおそらくたくさんいるに違いない。露出度の高いスポーツ界はわかりやすい。野球ではイチロー、サッカーなら中田英寿、どこかに似たものを感じる。野茂や清原もそれに近い。
阪神タイガースがついに2位に転落した。
岡田彰布はマージャンも強く策士で勝負師らしいが、オーラもカリスマ性も感じられない。藤山寛美に似た風貌のせいかもしれない。もう一人の岡田、オカちゃんことサッカーの岡田武史も市役所の総務課一係長といった感じでまったくインパクトがない。

阪神がリーグ優勝したら少し考えてあげる。
オカちゃん、今夜のキリンチャレンジカップ、UAE戦で勝ったら少し見直してあげる。
「うーむ、いまに見とら~」


2008/10/08のBlog
55歳になった彼によもや再婚はないと決め込んでいたが、異国の地で異人さんを娶ったという知らせが入った。「うっそ~、だまされてんじゃないの」という声もあったが、とにかくめでたいことである。さっそくお祝いしようと食事会をすることにした。
ところが「異人嫁がぐずついているので行けなくなった」と、肝心の主賓からキャンセルの電話。「どうするどうする」と一瞬ぐらついたが、とにかく集まって飲もうということになった。
飲むとなると理由づけはいくらでもできる。
「隣の家にあかちゃんが生まれた」「気になっていたトゲが抜けた」でもイイのである。
しかし参加してきた妻の妹の誕生日なのに気がつき、れっきとした理由づけができた。
「さぁて楽しもう」と繰り出した先は梅田。東急インの裏、阪急東通りだ。
この界隈の夜はすさまじい。目はくらくらし、耳はキンキン、口は思わず開いてしまう。

「本日飲み放題、食べ放題3000円ぽっきり!ただし入店して2時間」
我らにとってまことにうれしい店、このあたりにぴったりのキラキラ輝く「アジアジア」というアジアンテイストのお店だ。
カリカリ餃子、えびチリ、唐揚げ、麻婆豆腐、チンジャオロース、塩ねぎラーメンにタイ風焼飯、ザーサイ&キムチ。もっと注文したような気がするが、最後のデザートはマンゴープリンで〆た。90分でオーダーストップという時間制限がもたらしたのか、いやはや大量に詰め込んだものだ。全体に味は合格点、特にカリカリ餃子と塩ねぎラーメンはうまかった。もちろんデザートはバツグンの味。

理由はなんでもいい。新規の店に飛び込んでたらふく飲み食いするのもおもしろい。
スリルを味わえるからだ。