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2008/05/21のBlog
【Animal Collective - Strawberry Jam
とても好きなバンド。2007年のアルバム。

Peacebone、この人たちの最近のアルバムの1曲目のチカラの入れ具合はスゴい。このアルバムでもこの曲の複雑な背景とポップな展開の混ざり具合は素晴らしい。やや性急な4分で繰り返されるフロアタムとシンセベースのリズム、シンプルなメジャーコードとメロディー、不思議なSEのサンプリング、ミニマル、フリーフォーク、混沌と恍惚の1曲。Unsolved MysteriesはI⇒II7⇒IVのコード展開が素晴らしい。ダウンストロークのアコースティックギターを録音してそれを細かく分断してコード展開にあわせてペーストする。それだけでこの曲の不確かなミニマル度が深まっていく。#1はアナログシンセサイザーのアルペジオが混沌としている彼らとしては比較的新展開な曲。Winter Wonder Landはコミカルなメジャースケールヴォーカルと細かく刻まれたエレクトロニカ風のトラックの組み合わせが印象的。というかかなり好きかも。Derekはアルバム最後の曲。美しい。素朴なリズムとシンプルなメロディー、しかし慎重にエディットされている。いいアルバム。とても好きだなぁ。。
2008/05/20のBlog
【Wizards from Kansas - Wizards from Kansas
多分、元々はJefferson Airplaneとかそういう雰囲気を持っていたんだろうと想像。それがしだいに浄化されて透明感を伴って淡い光を放つようになった、とか。そういう雰囲気の穏やかなC&W風の曲が何曲か収録されている。それがとてもいい感じ。

High Flying BirdはややGrateful Dead風のギターのオブリが入るけれど、基本的にはクローズドヴォイシングの多重コーラスが穏やかに進行する曲。Hey Misterは、C&W風のピアノ。随所のロールするオブリが素晴らしい。アコースティックギターのストロークと透明感あるヴォーカル。短いトラックだけれどこの乾いた空気と凪の穏やかな雰囲気がとても好き。Misty Mountainsideはシンプルなアコースティックギターに合わせて歌う多重コーラスを軸にしてバンドのアレンジが入れ替わる不思議なストーリー展開を持った曲。アルバムはそういう穏やかさばかりではないけれど、この淡いコーラスにはゆったりしたアレンジがとても似合ってるような気がする。
2008/05/19のBlog
【Rebecca and the Sunnybrook Farmers - Birth
ヴィオラが印象的なバンド。1969年、アシッドフォークロックというような趣き。Jethro TullやAlice Cooperとツアーを回ったりしてたらしいけれど、アルバムはこの1枚。タイトルを意識し過ぎたどことなくコミカルなジャケ。

Two blind sistersは、女性ヴォーカルが3連のバラッドを音律を大事にしながら歌う。力の抜き具合がとても気持ちいい。浮遊感をもたらすコーラス、ヴァイオリン、随所に入るきらびやかなオルガン、慎重で静かな曲。オルガンがコードを牽引するDavid & Sally、Loveを経て彼らにしては精一杯アッパーなEndless trip。誠実な8ビートとアルペジオのエレキギター。純然としたポップスのメジャーコードが気持ちいい。What Do You Think of the War?は、クセのあるシンコペーションとバンド全体で作るリフが独特。シタールが丁寧に織り込まれている。ma-maは3拍子とボッサが入り混じる淡いトラックでテンションコードが気持ちいい。どの曲もとても丁寧に作られている。薄味なところがいいなぁ。
2008/05/16のBlog
【Randy Newman - Randy Newman
穏やかなオーケストレーションが後年の映画音楽作曲家アプローチを予感させる。この人のオンガクはそういう意味では一貫性がある。

Love Storyは大らかにはじまってサビはドリーミィポップ、ブリッジは語るような得意のヴォーカルスタイルと繊細なストリングスアレンジ。短い中で様々に展開する様が見事。とても好き。この人の魅力が凝縮された1曲。Bet No One Ever Hurt This Badはどことなくシャンソンの雰囲気を併せ持つ。それでもこの人のルーツはむしろニューオーリンズで過ごした子供の頃に触れたブルースだと言う。ソフトにアレンジされた穏やかな楽曲と少々気難しそうな歌詞に隠された意外なルーツにあらためてこの人の懐の広さを思う。そしていかにもWarnerなサウンド。幸せに結実した贅沢な1stアルバム。
2008/05/15のBlog
【Yo La Tengo - I Am Not Afraid of You and I Will Beat Your Ass】
いきなりの轟音ギターに驚く。2006年のYo La Tengoがそういうアプローチを取るとは思わなかった。続くBeanbag Chairはポール風のピアノで性急なシャッフルと甘いヴォーカルの優しげなメロディーで、どことなくLow bitな音質がとても好き。この曲は素晴らしい。chill outなI Feel Like Going Homeは、淡さが(自分の中では)Yo La Tengoの浮遊感溢れる雰囲気をとても上手に表現している力作。ホーンセクションが入って、ファンキィなリズムとどことなくTex-Mexな所を持ち合わせた意欲作。この前半4曲だけでも彼らの充実振りが窺い知れる。

The Room Got Heavyは前半の淡々としたサイケデリカ光景から、次第に粗いハモンドのガレージバンド風アプローチに移っていって、後半はテープエコーの偏執的なこだわりが入り混じったインストに変貌する。キャリアの中で培った表現力というか、吸い込まれそうなサイケデリカ。あらゆる手段をカレイドスコープのように見せ付ける余裕でカラフルなアルバム。