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近代詩探偵の事件簿
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2008/01/16のBlog
[ 00:08 ] [ 映画・テレビ ]
そんなわけで「華麗なる一族」である。
原稿用紙でたぶん三千枚ぐらいあるこの小説は、漏れなく映像化しようとしたら五十時間ぐらいかかるはず。大河ドラマですね。
でも山本薩夫監督の映画は3時間ほどのあいだに、うまく話をまとめていた。
うまいものである。



テレビドラマ版は見ていなかったので、DVDの第一巻を借りてみた。
二巻以降も借りるかというと、微妙ですねぇ。

たとえば万俵鉄平(木村拓哉)と、その祖父の肖像画がそっくりという設定である。
小説でそう書いてあっても読んでいて違和感を覚えないのですが、それを映像で見ると、なんというか滑稽なのです。

あの肖像画は木村拓哉そっくりに描かれて、なんか安っぽい印象でした。
実は工藤静香が描いたという噂を聞いたことがある。本当だろうか。
2008/01/15のBlog
[ 07:38 ] [ 詩歌・小説 ]
大体、四百字詰め原稿用紙を1枚読むのに、1分かかる。
同様に、四百字詰め100枚くらいの小説を映画化すると、ちょうど100分ぐらいの映画になるんじゃないだろうか。

そんなことを思ったのは、短篇小説「刺青」の映画を見たからなのですが。
実は「刺青」は何度か映画化されている。
ワタシが見たのは、伊藤咲子主演版と若尾文子主演版。
原作は、女が刺青をほどこされた場面で終わるのですが、映画はどちらも後日談が長々と語られる。
原作にない場面が大量につけ加えられないと、映画にならないらしい。



ところで小説「刺青」に、こんな一節がある。主人公が、美しい脚の女を見つける場面。

この足を持つ女こそは、彼が永年たづねあぐんだ、女の中の女であらうと思はれた。
清吉は躍りたつ胸をおさへて、其の人の顔が見たさに駕籠の後を追ひかけたが、二三町行くと、もう其の影は見えなかった。


初めて読んだのは中学生のときだったから気づかなかったけど、映画化がきわめて困難な場面があります。
おわかりでしょうか。

「二三町」は、だいたい200~300メートルなんです。
駕籠は、人間がかついで歩くのだから、そうそう速度は出ない。
けっこう大きなものだから、たった二、三町行くあいだに見失うことはないはずです。自動車じゃあるまいし。
2008/01/14のBlog
[ 16:34 ] [ 映画・テレビ ]
ラピュタ阿佐ヶ谷へ、伊藤咲子主演「刺青」を見にいった。「刺青」と書いて「いれずみ」と読むらしい。

伊藤咲子扮する石原麻美は流行歌手。
そこにホテルの社長令嬢神崎(沢田和美)がやってきた。
さっそく麻美の部屋で情事にふける神崎。彼女は麻美のスポンサーで、その立場をいいことに麻美の部屋をラブホテルがわりに使っているらしい。
沢田和美はグラビアアイドルからロマンポルノ女優になった人。綺麗だしグラマーだけど、ちょっと贅肉が目立つかも。笑

さて、代わりに麻美は、神崎の自動車を借りて外出するのですが、麻美は社長令嬢と間違えられ、監禁され背中に刺青をほどこされてしまう。
刺青をほどこされて以降、麻美は人が変わったようになってしまい・・・というお話なんですが、谷崎潤一郎原作となっているけれど、共通するのは女の子をさらってイレズミをするというところだけ。原作では蜘蛛のイレズミなのに、映画では仏像だし。



昨日まで745の記事です。「映画・テレビ」がちょうど150.「地理・歴史」が107、「読んだ本」と「日本語」がちょうど100.
アクセスは84000hitだから、だいたい1件で110hit強か。
昨日・おとといと、hit数が300前後の日が続いている。「猫と庄造と二人のをんな」や「春琴抄」の記事にみんなが関心あるとも思えないし、カウンターの故障かな?
2008/01/13のBlog
[ 03:45 ] [ 映画・テレビ ]
「春琴抄」の映画は、山口百恵主演のビデオを見たことがある。
盲目だが美貌の琴の師匠春琴と、それに仕える佐吉(三浦友和)が主人公。
ところが春琴は悪漢によって熱湯を浴びせられ、醜いやけどをおってしまう。
傷ついた顔を見られたくないと言う春琴のために、佐吉は自ら目を針で突いて失明する道を選ぶ。

基本的に原作どおりなんですが、失明した直後の佐吉が、目が見えないために右往左往する場面は映像で見ると、滑稽でないこともない。

春琴が風呂から出て、佐吉にからだを拭いてもらう場面がある。
もちろん全身をうつすわけではない。足元がうつるだけですが。
山口百恵って足太いなぁと思いました。
2008/01/12のBlog
[ 06:41 ] [ 映画・テレビ ]
ラピュタ阿佐ヶ谷の特集は「荷風・谷崎」。
もっとも、22本かかるうち、永井荷風原作の映画は5本だけで、17本は谷崎潤一郎原作。
谷崎の小説は、映画向きなのですね。
山口百恵主演の「春琴抄」や、森繁久弥の「猫と庄造と二人のをんな」なんかは、今回上映される17本に含まれていない。
さがせばもっとあるだろう。

画像は「猫と庄造と二人のをんな」。
ワタシ、このビデオ置いているのは新宿のツタヤしか知りません。
清純派の香川京子が、水着で森繁久弥とたわむれたり、山田五十鈴と取っ組み合いしたりして、けっこう驚かされます。