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2006/07/03のBlog
[ 12:48 ]
[ INTERVIEW ]
イム・ジェソク "ヒョードルと一緒に復帰する"
ソース:MFIGHT
SPIRIT MCミドル級チャンピオン、イム・ジェソク(27歳、闘魂浄心館)は、最近全く音沙汰がなかった。今年2月にハワイでのトレーニング時に再発した右手の負傷のためか、一事は家から外にも出なかった。20日ソウル恩平区新沙洞に位置した『闘魂浄心館』で会った彼はいつもどおりだった。体重もそのままで、接しやすい印象もそのままだった。時折見せるユーモアセンスも相変らず鋭い。彼は「右手の負傷を通して負傷の扱い方を学んだ。今回は完治してからトレーニングを始める」と語った。それで復帰の時期も余裕をもって10月を念頭に置いていると言う。同じく右手を負傷しているヒョードルと復帰時期が同じであり、ヒョードルにもひけをとらない派手な復帰戦を行いたい、とイム・ジェソクらしい覚悟を見せた。海外の舞台でも通用する国内ファイターの先頭におり、空高く羽ばたくため、しばらく羽を休めている”氷の錐(きり)”イム・ジェソクに会った。
MFIGHT: 本当に久しぶりですね。イム選手がどうしていているか、気になっているファンも多いです。
イム: 続けてずっとトレーニングしています。まだ具体的な試合の日程は決まっていませんが、ペースを崩さないように汗を流していますよ。右手の怪我はまだ完治していなくて、まだちょっと抑え目に打撃のトレーニングをしています。近く先輩がオープンしたボクシングジムでボクシングのトレーニングも始める予定です。
MFIGHT: イム選手は、元国際キックボクシングのミドル級チャンピオンですが、ボクシングの実力はどのぐらいのレベルになりますか?
イム: 大学の時ちょっとボクシングを経験したことがあります。サークル連合トーナメントで優勝したこともありますよ。もちろんアマチュアの試合でしたけど、できない方ではない(笑)。
MFIGHT: このごろワールドカップ中だから街が浮き立っていますね。サッカーを熱心に応援したりしますか?
イム: 正直、サッカーについて大きな関心は持っていないですね。フランス戦も明け方の中継だったので、寝ていて見られなかったし。夜12時に寝て、朝に起きるのが決まった生活パターンだから夜更かしは出来ないですね。2002年にはストリートでの応援にも行きましたけど、今は面倒くさいんで家で見てます(笑)。
MFIGHT: へぇ、意外ですね。ではサッカーは上手ですか?運動神経は格別だと思いますが。軍隊ではストライカーだったんじゃないですか?(※訳者注:韓国の軍隊では、体力トレーニングや気晴らしとして、サッカーをよくするという)
イム: サッカーを含めて球技はあんまり素質がないほうですね。海兵隊二等兵の時、サッカーをしている途中で先輩兵を何度も蹴ってしまいました。それで軍隊では球ら蹴らずに人を蹴る二等兵として顔が知られてから、サッカーの試合には呼ばれなくなりました。おかげで楽に軍生活ができましたよ(笑)。
MFIGHT: ほとんどの格闘家は球技があんまり得意じゃないみたいですね。
イム: 格闘家の共通点かどうかはよく分からないですけど、僕はそうですね。
MFIGHT: 話題を変えましょう。リングから遠ざかってから、結構時間が経っていますね。
イム: 去年11月のSPIRIT MCミドル級GPの決勝戦で優勝してから結構経ちますね。もう8ヶ月目になります。
MFIGHT: 長い間、目標もなくトレーニングしてどこか怪我していないか心配になりますが。
イム: 午前11時から午後3時まで、それから夕方7時から夜10時まで、一日に二度に分けて練習しています。体を壊さないようにトレーニング時間はきっちり守るようにしています。たまに友人と一緒のお酒の場でも、酒は飲まないようにしています。追い込んで練習しているときほどではないですけど、体力的には問題ない状態です。夏だから家で体に良い食べ物をたくさん用意してくれますし。
MFIGHT: では試合がしたくなりませんか?
イム: 日常の繰り返しで退屈に感じる時が、最近ぐっと増えましたね。身がむずむずして来たりして。精神的に疲れているのかな(笑)。
MFIGHT: 『GO! スーパーコリアン』が放送されていた時が懐かしくないですか?
イム: そうでもないです。自分は撮影されたりするには合わない体質みたいですね。放送スケジュールに自分の生活を合わせなきゃいけないのが正直嫌でした。そういう面からすると、今の方がもっと自由かもしれないです。今の問題は精神的なものですね。
MFIGHT: ひょっとしたら、三十代が目前に迫ってきて生まれる無気力症候群かもしれませんね(笑)。
イム: そうかもかもしれません。怪我のせいで自分が何をやっているか分からなくなって来て、不安に思っているのかもしれませんね。
MFIGHT: ではどんな解決策を準備していますか?自分に刺激を与えるきっかけが何か必要だと思いますが。
イム: 実は今日のインタビューの前に夏休みの計画を立てていたんです(笑)。今月の末ぐらいに海に行きたいですね。 一週間ぐらい日常から抜け出して、心を開いてみたら精神的なスランプは抜け出せると思います。精神的なスランプは一時的に陥っているだけで、時間が経てば解決される問題だと思います。
MFIGHT: やはり怪我の再発が問題の原因じゃないかと思うんですが。ハワイでのトレーニングの時、ほとんど治りかけていた右拳がまた折れてしまいました。
イム: 今年の2月にBJペンの道場で4週間のトレーニングを実施したんですが、本当に最後のトレーニング時、それもスパーリング最後のラウンドにちょっとだけ強く拳を使っていた途中、去年折れたところがまた折れてしまいました。運がなかったとしか説明できないですね。5歳の時、右手の親指に怪我をして以来、こんなに大きな怪我は初めてじゃないかと思います。怪我をあまりにも甘く見てましたね。今は怪我の扱い方がしっかり分かるようになりました。 今回得たものはそれかもしれませんね。
MFIGHT: 両手を見ると栄光の傷がたくさんありますねぇ。左手の中指はひどく曲がっていますし、右手の甲には手術の跡が鮮明に残っています。
イム: ファイターですからね。最初に始めたキックボクシングではストライカータイプだったので手に怪我が多いんでしょうね。左手の中指はパンチを打っていて曲がってしまいました。不便ではないです。ただ栄光の印しなだけです(笑)。
MFIGHT: 今もやはりイム・ジェソク選手の夢は海外進出ですか?SPIRIT MCが最近アメリカのケージファイトの大会と多様な提携を結んでいますが、ケージファイトも念頭に置いていたりしますか?
イム: 自分が満足できる水準にまで上がって行きたいという目標に変わりはないです。ケージファイトは経験がないので、もし出るとなったら特別なトレーニングが必要でしょうね。ヨンドゥンポの浄心館にケージがあるんで、そこでトレーニングすれば役に立つでしょう。
MFIGHT: やはりPRIDEの舞台はすべてのファイターの夢ですが、この間は同じ階級のオ・ウォンジン選手が試合に出ましたが。
イム: オ・ウォンジン選手が惜しくも敗れてしまって残念でした。 元々大きな手術をした後にはペースの落ちる場合があります。その影響がとても大きかったみたいですね。僕の闘ったオ・ウォンジン選手は、絶対簡単に体力の落ちる人ではないです。次の試合ではしっかりもっと良い試合ができると信じています。
MFIGHT: 7月1日にPRIDE無差別級GPが開かれます。どう予想しますか?
イム: バンダレイ・シウバ、アントニオ・ホルドリゴ・ノゲイラ、マークハント、吉田秀彦が準決勝に上がると思います。
MFIGHT: 吉田秀彦がミルコ・クロコップに勝つという予想は驚きですね。
イム: 吉田選手の試合を見れば、「やはり普通の人ではない」と感じたりします。テイクダウンした後、トップポジションで最大限、時間を引き伸ばして判定で勝つと思います。でも、これはパッと思いついただけですけどね(笑)。
MFIGHT: 既にイム・ジェソク選手の復帰の時期が関心の対象になっています。いつ頃リングに姿を現わすことができるでしょうか?
イム: 8月末になれば100%拳も完治すると思います。10月ぐらいにリングにまた上がることができるでしょう。多分(復帰戦は)SPIRIT MCのリングになると思います。タイトルマッチが行われるか、相手が誰になるかは具体的に決まっていませんが、出場する時期はそれぐらいになることは確かです。
MFIGHT: 1年ぶりの帰還ですね。
イム: 右手に怪我をして、今年の秋に復帰する日程がエミリャーエンコ・ヒョードルに似ていますね(笑)。ヒョードルがリングに上がる時に合わせて僕もリングに上がります(笑)。
MFIGHT: そういえば右手を負傷をしたヒョードルと色々共通点がありますね。怪我をしたこともそうですが、負傷部位も、復帰時期も同じですね。
イム: ヒョードルに引けをとらない派手な復帰戦を行いたいですね(笑)。
MFIGHT: ヒョードルに匹敵する有名なファイターになるよう期待しています。復帰戦までの計画は?
イム: さっき言った通り、夏に旅行に行きます。インタビューが終わったらまた計画表を作らないと(笑)。(夏は)試合予定のある浄心館所属選手が多いんです。7月にアメリカの大会に出るハンス・オルセン、8月のSPIRIT MCインターリーグの出場を目標にしているキム・チャンヒョンとイ・グァンヒもいるし、僕はしばらくソウルに来てトレーニングして8月のMARS大会の出場を準備している釜山浄心館M.A.Dのペ・ミョンホのトレーニングを助けることになると思います。そして8月から徐々にトレーニングを厳しくして試合の準備をして行きたいですね。
MFIGHT: 『氷の錐』イム・ジェソクの復帰を待っているファンに伝える言葉があるとしたら?
イム: I'll be back! 長い間待ってくれたファンに感謝いたします。10月にいい試合を必ずお見せ致します。
ちょっとインタビューの内容としてはあまり面白みがないというのが感想だけど、韓国ミドル級最強の男、イム・ジェソクのインタビューということで、それだけで価値はあるといえる。
今、日本のPRIDEに出場している韓国人選手は、ぶっちゃけ諸岡さんルートであって、それはつまりスピリットMC以外の選手ということになる。スピは最近、選手との契約を強化しており、他の団体ともそれで衝突している。協力を呼びかけていたMARSとも裁判沙汰になっているというし、諸岡会長もスピで契約が残っている選手を使う気はない。つまり、韓国で経験を積んだ選手を使うというよりも、いい素材を日本に連れてきてDEEPやリアルリズムなどで経験を積ませて、結果を出せばPRIDEに出すという形をとっている。
一方のスピは、ビジネス展開でPRIDEとの交渉に失敗しており、地元でいくら大会を開催して選手を育てたとしても、なかなかメジャー団体に送り込むことは出来ず、もどかしい思いをしている。PRIDEがダメなら、K-1やHERO’sで良いじゃないかと思うが、それはケーブルテレビとの関係でなかなか難しい。なぜならスピが放送しているテレビ局はK-1/HERO’sは放送しておらず、ライバル団体になってしまうから。PRIDEを放送している以上、PRIDEに選手を派遣して選手の知名度やステータスを上げたいところだが、クリアすべき問題は諸岡会長とのブッキングルートの衝突とか、色々あって難しい。
それで韓国では『たたき上げの実力者』であり、日本でも通用するのではないか、或いは日本で試合する姿をはやく見たいと思われているイム・ジェソクもなかなか日本に進出できないでいる。残念なところである。韓国キックボクシングミドル級の実力と総合的にトレーニングを積んだ総合的にレベルの高いスタイルは、日本で試合をする資格十分である。インタビューを見ると当面日本に出場できそうなので残念だが、韓国内や海外などでもう少し経験を積んでいけば、道は開けてくると信じたい。それまで怪我を治してそれぞれのスキルアップに努めてほしい。
ソース:MFIGHT
SPIRIT MCミドル級チャンピオン、イム・ジェソク(27歳、闘魂浄心館)は、最近全く音沙汰がなかった。今年2月にハワイでのトレーニング時に再発した右手の負傷のためか、一事は家から外にも出なかった。20日ソウル恩平区新沙洞に位置した『闘魂浄心館』で会った彼はいつもどおりだった。体重もそのままで、接しやすい印象もそのままだった。時折見せるユーモアセンスも相変らず鋭い。彼は「右手の負傷を通して負傷の扱い方を学んだ。今回は完治してからトレーニングを始める」と語った。それで復帰の時期も余裕をもって10月を念頭に置いていると言う。同じく右手を負傷しているヒョードルと復帰時期が同じであり、ヒョードルにもひけをとらない派手な復帰戦を行いたい、とイム・ジェソクらしい覚悟を見せた。海外の舞台でも通用する国内ファイターの先頭におり、空高く羽ばたくため、しばらく羽を休めている”氷の錐(きり)”イム・ジェソクに会った。
MFIGHT: 本当に久しぶりですね。イム選手がどうしていているか、気になっているファンも多いです。
イム: 続けてずっとトレーニングしています。まだ具体的な試合の日程は決まっていませんが、ペースを崩さないように汗を流していますよ。右手の怪我はまだ完治していなくて、まだちょっと抑え目に打撃のトレーニングをしています。近く先輩がオープンしたボクシングジムでボクシングのトレーニングも始める予定です。
MFIGHT: イム選手は、元国際キックボクシングのミドル級チャンピオンですが、ボクシングの実力はどのぐらいのレベルになりますか?
イム: 大学の時ちょっとボクシングを経験したことがあります。サークル連合トーナメントで優勝したこともありますよ。もちろんアマチュアの試合でしたけど、できない方ではない(笑)。
MFIGHT: このごろワールドカップ中だから街が浮き立っていますね。サッカーを熱心に応援したりしますか?
イム: 正直、サッカーについて大きな関心は持っていないですね。フランス戦も明け方の中継だったので、寝ていて見られなかったし。夜12時に寝て、朝に起きるのが決まった生活パターンだから夜更かしは出来ないですね。2002年にはストリートでの応援にも行きましたけど、今は面倒くさいんで家で見てます(笑)。
MFIGHT: へぇ、意外ですね。ではサッカーは上手ですか?運動神経は格別だと思いますが。軍隊ではストライカーだったんじゃないですか?(※訳者注:韓国の軍隊では、体力トレーニングや気晴らしとして、サッカーをよくするという)
イム: サッカーを含めて球技はあんまり素質がないほうですね。海兵隊二等兵の時、サッカーをしている途中で先輩兵を何度も蹴ってしまいました。それで軍隊では球ら蹴らずに人を蹴る二等兵として顔が知られてから、サッカーの試合には呼ばれなくなりました。おかげで楽に軍生活ができましたよ(笑)。
MFIGHT: ほとんどの格闘家は球技があんまり得意じゃないみたいですね。
イム: 格闘家の共通点かどうかはよく分からないですけど、僕はそうですね。
MFIGHT: 話題を変えましょう。リングから遠ざかってから、結構時間が経っていますね。
イム: 去年11月のSPIRIT MCミドル級GPの決勝戦で優勝してから結構経ちますね。もう8ヶ月目になります。
MFIGHT: 長い間、目標もなくトレーニングしてどこか怪我していないか心配になりますが。
イム: 午前11時から午後3時まで、それから夕方7時から夜10時まで、一日に二度に分けて練習しています。体を壊さないようにトレーニング時間はきっちり守るようにしています。たまに友人と一緒のお酒の場でも、酒は飲まないようにしています。追い込んで練習しているときほどではないですけど、体力的には問題ない状態です。夏だから家で体に良い食べ物をたくさん用意してくれますし。
MFIGHT: では試合がしたくなりませんか?
イム: 日常の繰り返しで退屈に感じる時が、最近ぐっと増えましたね。身がむずむずして来たりして。精神的に疲れているのかな(笑)。
MFIGHT: 『GO! スーパーコリアン』が放送されていた時が懐かしくないですか?
イム: そうでもないです。自分は撮影されたりするには合わない体質みたいですね。放送スケジュールに自分の生活を合わせなきゃいけないのが正直嫌でした。そういう面からすると、今の方がもっと自由かもしれないです。今の問題は精神的なものですね。
MFIGHT: ひょっとしたら、三十代が目前に迫ってきて生まれる無気力症候群かもしれませんね(笑)。
イム: そうかもかもしれません。怪我のせいで自分が何をやっているか分からなくなって来て、不安に思っているのかもしれませんね。
MFIGHT: ではどんな解決策を準備していますか?自分に刺激を与えるきっかけが何か必要だと思いますが。
イム: 実は今日のインタビューの前に夏休みの計画を立てていたんです(笑)。今月の末ぐらいに海に行きたいですね。 一週間ぐらい日常から抜け出して、心を開いてみたら精神的なスランプは抜け出せると思います。精神的なスランプは一時的に陥っているだけで、時間が経てば解決される問題だと思います。
MFIGHT: やはり怪我の再発が問題の原因じゃないかと思うんですが。ハワイでのトレーニングの時、ほとんど治りかけていた右拳がまた折れてしまいました。
イム: 今年の2月にBJペンの道場で4週間のトレーニングを実施したんですが、本当に最後のトレーニング時、それもスパーリング最後のラウンドにちょっとだけ強く拳を使っていた途中、去年折れたところがまた折れてしまいました。運がなかったとしか説明できないですね。5歳の時、右手の親指に怪我をして以来、こんなに大きな怪我は初めてじゃないかと思います。怪我をあまりにも甘く見てましたね。今は怪我の扱い方がしっかり分かるようになりました。 今回得たものはそれかもしれませんね。
MFIGHT: 両手を見ると栄光の傷がたくさんありますねぇ。左手の中指はひどく曲がっていますし、右手の甲には手術の跡が鮮明に残っています。
イム: ファイターですからね。最初に始めたキックボクシングではストライカータイプだったので手に怪我が多いんでしょうね。左手の中指はパンチを打っていて曲がってしまいました。不便ではないです。ただ栄光の印しなだけです(笑)。
MFIGHT: 今もやはりイム・ジェソク選手の夢は海外進出ですか?SPIRIT MCが最近アメリカのケージファイトの大会と多様な提携を結んでいますが、ケージファイトも念頭に置いていたりしますか?
イム: 自分が満足できる水準にまで上がって行きたいという目標に変わりはないです。ケージファイトは経験がないので、もし出るとなったら特別なトレーニングが必要でしょうね。ヨンドゥンポの浄心館にケージがあるんで、そこでトレーニングすれば役に立つでしょう。
MFIGHT: やはりPRIDEの舞台はすべてのファイターの夢ですが、この間は同じ階級のオ・ウォンジン選手が試合に出ましたが。
イム: オ・ウォンジン選手が惜しくも敗れてしまって残念でした。 元々大きな手術をした後にはペースの落ちる場合があります。その影響がとても大きかったみたいですね。僕の闘ったオ・ウォンジン選手は、絶対簡単に体力の落ちる人ではないです。次の試合ではしっかりもっと良い試合ができると信じています。
MFIGHT: 7月1日にPRIDE無差別級GPが開かれます。どう予想しますか?
イム: バンダレイ・シウバ、アントニオ・ホルドリゴ・ノゲイラ、マークハント、吉田秀彦が準決勝に上がると思います。
MFIGHT: 吉田秀彦がミルコ・クロコップに勝つという予想は驚きですね。
イム: 吉田選手の試合を見れば、「やはり普通の人ではない」と感じたりします。テイクダウンした後、トップポジションで最大限、時間を引き伸ばして判定で勝つと思います。でも、これはパッと思いついただけですけどね(笑)。
MFIGHT: 既にイム・ジェソク選手の復帰の時期が関心の対象になっています。いつ頃リングに姿を現わすことができるでしょうか?
イム: 8月末になれば100%拳も完治すると思います。10月ぐらいにリングにまた上がることができるでしょう。多分(復帰戦は)SPIRIT MCのリングになると思います。タイトルマッチが行われるか、相手が誰になるかは具体的に決まっていませんが、出場する時期はそれぐらいになることは確かです。
MFIGHT: 1年ぶりの帰還ですね。
イム: 右手に怪我をして、今年の秋に復帰する日程がエミリャーエンコ・ヒョードルに似ていますね(笑)。ヒョードルがリングに上がる時に合わせて僕もリングに上がります(笑)。
MFIGHT: そういえば右手を負傷をしたヒョードルと色々共通点がありますね。怪我をしたこともそうですが、負傷部位も、復帰時期も同じですね。
イム: ヒョードルに引けをとらない派手な復帰戦を行いたいですね(笑)。
MFIGHT: ヒョードルに匹敵する有名なファイターになるよう期待しています。復帰戦までの計画は?
イム: さっき言った通り、夏に旅行に行きます。インタビューが終わったらまた計画表を作らないと(笑)。(夏は)試合予定のある浄心館所属選手が多いんです。7月にアメリカの大会に出るハンス・オルセン、8月のSPIRIT MCインターリーグの出場を目標にしているキム・チャンヒョンとイ・グァンヒもいるし、僕はしばらくソウルに来てトレーニングして8月のMARS大会の出場を準備している釜山浄心館M.A.Dのペ・ミョンホのトレーニングを助けることになると思います。そして8月から徐々にトレーニングを厳しくして試合の準備をして行きたいですね。
MFIGHT: 『氷の錐』イム・ジェソクの復帰を待っているファンに伝える言葉があるとしたら?
イム: I'll be back! 長い間待ってくれたファンに感謝いたします。10月にいい試合を必ずお見せ致します。
ちょっとインタビューの内容としてはあまり面白みがないというのが感想だけど、韓国ミドル級最強の男、イム・ジェソクのインタビューということで、それだけで価値はあるといえる。
今、日本のPRIDEに出場している韓国人選手は、ぶっちゃけ諸岡さんルートであって、それはつまりスピリットMC以外の選手ということになる。スピは最近、選手との契約を強化しており、他の団体ともそれで衝突している。協力を呼びかけていたMARSとも裁判沙汰になっているというし、諸岡会長もスピで契約が残っている選手を使う気はない。つまり、韓国で経験を積んだ選手を使うというよりも、いい素材を日本に連れてきてDEEPやリアルリズムなどで経験を積ませて、結果を出せばPRIDEに出すという形をとっている。
一方のスピは、ビジネス展開でPRIDEとの交渉に失敗しており、地元でいくら大会を開催して選手を育てたとしても、なかなかメジャー団体に送り込むことは出来ず、もどかしい思いをしている。PRIDEがダメなら、K-1やHERO’sで良いじゃないかと思うが、それはケーブルテレビとの関係でなかなか難しい。なぜならスピが放送しているテレビ局はK-1/HERO’sは放送しておらず、ライバル団体になってしまうから。PRIDEを放送している以上、PRIDEに選手を派遣して選手の知名度やステータスを上げたいところだが、クリアすべき問題は諸岡会長とのブッキングルートの衝突とか、色々あって難しい。
それで韓国では『たたき上げの実力者』であり、日本でも通用するのではないか、或いは日本で試合する姿をはやく見たいと思われているイム・ジェソクもなかなか日本に進出できないでいる。残念なところである。韓国キックボクシングミドル級の実力と総合的にトレーニングを積んだ総合的にレベルの高いスタイルは、日本で試合をする資格十分である。インタビューを見ると当面日本に出場できそうなので残念だが、韓国内や海外などでもう少し経験を積んでいけば、道は開けてくると信じたい。それまで怪我を治してそれぞれのスキルアップに努めてほしい。
2006/06/19のBlog
[ 13:36 ]
[ SPIRIT MC ]
『GO!スーパーコリアン』シーズン2情報
ソース:PSYNews
今度はウェルター級(-70kg)のスーパーコリアンを選ぶ番だ。
総合格闘技大会スピリットMCの次期3大会の開催日程が発表された。スピリットMCの主催者であるエントリアンは来る8月19日にスピリットMCインタリーグ4を、9月30日にウェルター級GP開幕戦を、そして11月4日にはウェルター級GP決勝戦を開催することを明らかにした。
エントリアンは、これとあわせて今回の3大会がスピリットMCの共同主催会社であり、また同時にテレビ放映をしているケーブルチャンネル『XTM』のリアリティプログラム『GO! スーパーコリアン』シーズン2とタイアップして進行することを明らかにした。昨年のミドル級GPの場合は、ミドル級GP ベスト4進出者が決まったあとからシーズン1が進められたが、今回は初めから出場選手の募集過程から3大会すべて進行過程がリアリティプログラムに反映される予定だ。
来月の7月1日から参加申し込みを受け、この中から書類審査と基礎体力テストをパスした16人をスピリットMCインタリーグ4に出場させる。この大会で勝利した8人を『GO! スーパーコリアン』シーズン2で行われる生存競争に起用し、この内4人にだけスピリットMC9ウェルター級GP開幕戦への出場権を与える。
したがってスピリットMCインタリーグ4は、ウェルター級の場合、優勝者を決めずにベスト8まで決める。続くGPで勝利した選手にインタリーグ優勝と正規GP王者の資格を同時に与えるという。賞金もインタリーグと正規GPなどの賞金を含め、1000万ウォンが授与される。ただしヘビー級、ミドル級は以前のように大会当日に決勝トーナメントまですべて行い、優勝者を決める方式となっている。
多くの物議をかもしながらも、それなりに成果を収めた『GO! スーパーコリアン』の第二弾が発表された。今度は70kg以下級の番組だということで、ちょっと楽しみ。前回のインタリーグで活躍した、ナム・ウィチョル、チョン・チュンイル、チェ・ヨングァンは出てくるだろうが、メインとなるのは混血児としての話題性などもあって、クァク・サジンがメインになるのでは。その他予想されるメンバーとしては、キム・チャンヒョンあたりか。本当は、器械体操のチョン・ドゥジェが見たかったけど、MARSに行っちゃったしな。悪役としてのアクセントとしてリ・ヨンチョルが入ると番組が面白くなるだろう。個人的にはプサンの鉄人ジムの選手を入れてほしいと思う。そうすれば地域性もあって面白くなるかと。
シーズン1ではみんな仲間になっちゃって面白みが半減したので、今度はちゃんとした競争構造を持った番組にするというので、ちょっと期待してみよう。
ソース:PSYNews
今度はウェルター級(-70kg)のスーパーコリアンを選ぶ番だ。
総合格闘技大会スピリットMCの次期3大会の開催日程が発表された。スピリットMCの主催者であるエントリアンは来る8月19日にスピリットMCインタリーグ4を、9月30日にウェルター級GP開幕戦を、そして11月4日にはウェルター級GP決勝戦を開催することを明らかにした。
エントリアンは、これとあわせて今回の3大会がスピリットMCの共同主催会社であり、また同時にテレビ放映をしているケーブルチャンネル『XTM』のリアリティプログラム『GO! スーパーコリアン』シーズン2とタイアップして進行することを明らかにした。昨年のミドル級GPの場合は、ミドル級GP ベスト4進出者が決まったあとからシーズン1が進められたが、今回は初めから出場選手の募集過程から3大会すべて進行過程がリアリティプログラムに反映される予定だ。
来月の7月1日から参加申し込みを受け、この中から書類審査と基礎体力テストをパスした16人をスピリットMCインタリーグ4に出場させる。この大会で勝利した8人を『GO! スーパーコリアン』シーズン2で行われる生存競争に起用し、この内4人にだけスピリットMC9ウェルター級GP開幕戦への出場権を与える。
したがってスピリットMCインタリーグ4は、ウェルター級の場合、優勝者を決めずにベスト8まで決める。続くGPで勝利した選手にインタリーグ優勝と正規GP王者の資格を同時に与えるという。賞金もインタリーグと正規GPなどの賞金を含め、1000万ウォンが授与される。ただしヘビー級、ミドル級は以前のように大会当日に決勝トーナメントまですべて行い、優勝者を決める方式となっている。
多くの物議をかもしながらも、それなりに成果を収めた『GO! スーパーコリアン』の第二弾が発表された。今度は70kg以下級の番組だということで、ちょっと楽しみ。前回のインタリーグで活躍した、ナム・ウィチョル、チョン・チュンイル、チェ・ヨングァンは出てくるだろうが、メインとなるのは混血児としての話題性などもあって、クァク・サジンがメインになるのでは。その他予想されるメンバーとしては、キム・チャンヒョンあたりか。本当は、器械体操のチョン・ドゥジェが見たかったけど、MARSに行っちゃったしな。悪役としてのアクセントとしてリ・ヨンチョルが入ると番組が面白くなるだろう。個人的にはプサンの鉄人ジムの選手を入れてほしいと思う。そうすれば地域性もあって面白くなるかと。
シーズン1ではみんな仲間になっちゃって面白みが半減したので、今度はちゃんとした競争構造を持った番組にするというので、ちょっと期待してみよう。
2006/06/12のBlog
[ 09:05 ]
[ CMA / DEEP系 ]
Kamiproでの連載(『Inside Korea』)が始まって、こっちの更新が少なくなってしまって、申し訳ない。どうしても面白いネタは雑誌が優先になってしまうもので。それでも雑誌には載らないようなマイナーなネタはこっちであげて行きたいと思う。
『国産ノゲイラ』キム・ドンヒョン日本のDEEPに進出!
ソース:Yahoo!格闘技
帰って来た『国産ノゲイラ』キム・ドンヒョン(25歳、ソウル浄心館)が海外進出のために本格的に動きを開始した。キム・ドンヒョンは来る8月4日、東京後楽園ホールで開かれる『DEEP 25 インパクト』に出撃する。先月24日『CMAフェスティバル』日本の谷村選手を1ラウンド一本勝ちで2年ぶりに総合格闘技の舞台で、派手に復帰した彼は、今回の大会を通して本格的に海外の舞台で活躍の可能性を探る。
今度大会キム・ドンヒョンの相手はまだ決まっていないが、当初対戦相手に挙げられていたウェルター級王者中尾受太郎が窪田幸生と対戦することになり、キム・ドンヒョンの相手はまだ調整中である。CMAコリアのチョン・チャンウク事務局長は「キム・ドンヒョンが今回の大会で良い試合を見せられれば、オ・ウォンジン、キム・デウォンのようにメジャー舞台への進出が更に近づくだろう」と述べた。キム・ドンヒョンは復帰戦後、現在国内複数の団体からラブコールを受けているという。
『国産ノゲイラ』キム・ドンヒョン日本のDEEPに進出!
ソース:Yahoo!格闘技
帰って来た『国産ノゲイラ』キム・ドンヒョン(25歳、ソウル浄心館)が海外進出のために本格的に動きを開始した。キム・ドンヒョンは来る8月4日、東京後楽園ホールで開かれる『DEEP 25 インパクト』に出撃する。先月24日『CMAフェスティバル』日本の谷村選手を1ラウンド一本勝ちで2年ぶりに総合格闘技の舞台で、派手に復帰した彼は、今回の大会を通して本格的に海外の舞台で活躍の可能性を探る。
今度大会キム・ドンヒョンの相手はまだ決まっていないが、当初対戦相手に挙げられていたウェルター級王者中尾受太郎が窪田幸生と対戦することになり、キム・ドンヒョンの相手はまだ調整中である。CMAコリアのチョン・チャンウク事務局長は「キム・ドンヒョンが今回の大会で良い試合を見せられれば、オ・ウォンジン、キム・デウォンのようにメジャー舞台への進出が更に近づくだろう」と述べた。キム・ドンヒョンは復帰戦後、現在国内複数の団体からラブコールを受けているという。
写真の右がキム・ドンヒョンで、左は前スピリットMCミドル級王者イ・チソン。
そうそう、マイナーなニュースだけど、ちょっと嬉しいニュースがこれ。スピリットMCでも実績を積んで、ミドル級タイトルへのトップコンテンダーとして君臨し、タイトルマッチも秒読みのところまで来ていながら、突然「学業に専念する」として引退宣言をしていたのが、このキム・ドンヒョン。
まぁ、若気の至りというか、彼に引退宣言させてしまうということは、当時の韓国格闘技界にどれほど夢がなかったかとも言えるのだが、色々言う人もいるだろうが、僕は彼の復帰を歓迎したい。「国産ノゲイラ」と言うのは、ちょっと誇張しすぎだけど、柔道をベースにした果実な関節技に秀でた彼は、韓国格闘技界において将来有望な選手だからね。休んでいたブランクは当然あるだろうが、実力的にはスピリットMCの四人組、イム・ジェソク、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イ・ジェソンらと近いものがある。同門のイムが王者であることと、今スピリットと関係が良いとは言えないCMAルートに乗っていることを考えると、MARSあたりが次の彼の国内舞台になる可能性もある(あくまで推測だが)。勿論スピリットMCに復帰しても、かなり面白くなることは間違いない。
日本での活動が中心になるだろうが、実力的に韓国内にも闘ってほしい選手がたくさんいるので、できれば韓国内でも試合をドンドンしてほしいものだが・・・。
そうそう、マイナーなニュースだけど、ちょっと嬉しいニュースがこれ。スピリットMCでも実績を積んで、ミドル級タイトルへのトップコンテンダーとして君臨し、タイトルマッチも秒読みのところまで来ていながら、突然「学業に専念する」として引退宣言をしていたのが、このキム・ドンヒョン。
まぁ、若気の至りというか、彼に引退宣言させてしまうということは、当時の韓国格闘技界にどれほど夢がなかったかとも言えるのだが、色々言う人もいるだろうが、僕は彼の復帰を歓迎したい。「国産ノゲイラ」と言うのは、ちょっと誇張しすぎだけど、柔道をベースにした果実な関節技に秀でた彼は、韓国格闘技界において将来有望な選手だからね。休んでいたブランクは当然あるだろうが、実力的にはスピリットMCの四人組、イム・ジェソク、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イ・ジェソンらと近いものがある。同門のイムが王者であることと、今スピリットと関係が良いとは言えないCMAルートに乗っていることを考えると、MARSあたりが次の彼の国内舞台になる可能性もある(あくまで推測だが)。勿論スピリットMCに復帰しても、かなり面白くなることは間違いない。
日本での活動が中心になるだろうが、実力的に韓国内にも闘ってほしい選手がたくさんいるので、できれば韓国内でも試合をドンドンしてほしいものだが・・・。
2006/04/30のBlog
[ 09:52 ]
[ SPIRIT MC ]
何も書かないのはちょっとあれなので、記録的な意味もあるので、書き残しておく。
スピリットMC 8 『Only One』
8回目を迎えたスピリットMC。国内選手が育ってきて、随分国際的な大会になった。・・・それにしては、レフェリングやマッチメイクで全然進歩していないなど、選手自体が発展しているのに反して、興行自体のプロモート力はそれほど上がっていないのがスピリットの苦しみか。テレビ中継やドキュメント番組など、メディアとのタイアップなどはうまく行きつつあるのだが、それが集客力に繋がっていかない。観客は3000人をちょっと超える程度の入り。テレビなどのメディアで取り上げられているにしては、毎回ほぼ変わらない入り。やはり、国内選手で、スターを作らなければならない点が課題として残った。
以下、各試合のレビュー。
オープニングファイト ヘビー級 チャレンジマッチ
×イ・デファ 対 ウィ・スンベ○
コリアントップチーム(以下KTT)のウィ・スンベがパンチを主体としたシュートボクセの打撃を彷彿とさせるアグレッシヴな攻めでイ・デファを圧倒。プロ初勝利をあげた。
第1試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
×チェ・ヨングァン 対 ナム・ウィチョル○
チェ・ヨングァンはインターリーグトーナメントで、変幻自在なグラウンドワークを披露し、優勝候補に挙げられていた選手だったが、ナム・ウィチョルの怒涛の圧力の前に、ちょっと腰が引けたか。打撃で畳み込まれて秒殺負け。ナム・ウィチョルはKTT所属で、レスリングでかなりの実績があり、新人ながらフィジカル面がかなり完成されている。打撃もしっかりと学んでおり、G&Pをしっかりと実践できるファイター。いち早く決勝にコマを進めた。
第2試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
○チョン・チュンイル 対 稲田豊×
稲田豊は韓国本部ではなく、日本の真武館からの出場。チョン・チュンイルは合気道道場に所属しながらもレスリングで実績のある選手で、KPWの優勝歴がある。稲田は気がはやったか、立ち技では一発を狙った跳び膝などの大技を連発し、その度ごとにグラウンドでは下になってしまう。稲田はガードから足を使って十字などを狙うが、レスリング力で上回るチョン・チュンイルはこれを潰してバックやトップポジションからパウンドを落として行く。体はチョン・チュンイルの方が小さいが体力的には決して劣っておらず、テイクダウン争いで優位に立ったチョン・チュンイルが試合を優位に進め、判定で勝利を収めた。
スピリットMC 8 『Only One』
8回目を迎えたスピリットMC。国内選手が育ってきて、随分国際的な大会になった。・・・それにしては、レフェリングやマッチメイクで全然進歩していないなど、選手自体が発展しているのに反して、興行自体のプロモート力はそれほど上がっていないのがスピリットの苦しみか。テレビ中継やドキュメント番組など、メディアとのタイアップなどはうまく行きつつあるのだが、それが集客力に繋がっていかない。観客は3000人をちょっと超える程度の入り。テレビなどのメディアで取り上げられているにしては、毎回ほぼ変わらない入り。やはり、国内選手で、スターを作らなければならない点が課題として残った。
以下、各試合のレビュー。
オープニングファイト ヘビー級 チャレンジマッチ
×イ・デファ 対 ウィ・スンベ○
コリアントップチーム(以下KTT)のウィ・スンベがパンチを主体としたシュートボクセの打撃を彷彿とさせるアグレッシヴな攻めでイ・デファを圧倒。プロ初勝利をあげた。
第1試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
×チェ・ヨングァン 対 ナム・ウィチョル○
チェ・ヨングァンはインターリーグトーナメントで、変幻自在なグラウンドワークを披露し、優勝候補に挙げられていた選手だったが、ナム・ウィチョルの怒涛の圧力の前に、ちょっと腰が引けたか。打撃で畳み込まれて秒殺負け。ナム・ウィチョルはKTT所属で、レスリングでかなりの実績があり、新人ながらフィジカル面がかなり完成されている。打撃もしっかりと学んでおり、G&Pをしっかりと実践できるファイター。いち早く決勝にコマを進めた。
第2試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
○チョン・チュンイル 対 稲田豊×
稲田豊は韓国本部ではなく、日本の真武館からの出場。チョン・チュンイルは合気道道場に所属しながらもレスリングで実績のある選手で、KPWの優勝歴がある。稲田は気がはやったか、立ち技では一発を狙った跳び膝などの大技を連発し、その度ごとにグラウンドでは下になってしまう。稲田はガードから足を使って十字などを狙うが、レスリング力で上回るチョン・チュンイルはこれを潰してバックやトップポジションからパウンドを落として行く。体はチョン・チュンイルの方が小さいが体力的には決して劣っておらず、テイクダウン争いで優位に立ったチョン・チュンイルが試合を優位に進め、判定で勝利を収めた。
第3試合 ウェルター級ワンマッチ
○クァク・サジン 対 キム・チャンヒョン×
この試合は、関係者大注目の試合だったが、その期待にたがわぬ激しい試合となった。クァク・サジンのベースはレスリング。チャンヒョンのベースは柔道だが、両者打撃、メンタル面、ともにレベルの高い選手。試合はリーチで勝る立ち技の打撃で優位に立ちたいチャンヒョンだったが、間合い争いで上手く打撃の攻防を長く続けられず、サジンにテイクダウンを奪われる展開が続く。しかし、チャンヒョンは下になっても、オープンガードでサジンとの間に距離を作って中々思うようにパウンドを打たせない。サジンは時折パウンドも落として行くが、試合展開は相手のポジションを潰してポジショニング重視の戦法に切り替えたサジンが試合のアドバンテージを取って行く。スタンドでもグラウンドでも両者ハードヒットな打撃が入り、サジンもチャンヒョンも目の辺りが腫れ上がる大熱戦。3Rになるとサジン君はスタミナが切れたかバテバテモード。逆にチャンヒョンは生き生きしてきたが、肝心のグラウンドで攻めようとするとバックを取られたり、と重要な場面でサジン君が危機を回避。結局判定でサジンが勝利したが、勝者のコールを受けた時はまるで敗者のよう。伸び盛りのチャンヒョンのことだから、1年後ぐらいに再戦したらもっと両者の実力は更に拮抗したものになっているだろう。
第4試合 ヘビー級ワンマッチ
○ハンス・オルセン 対 キム・ジフン×
巨漢対決のメガトンタイム。両者既に常人の域から抜け出している風貌が目を引く。オルセンはかなり体を絞っていて打撃もかなりうまくなっていた。ローで体が崩れたところにサッカーボールキックでオルセンが圧勝。キャラも立っているし、在韓アメリカ人だし、スピリットMCにとっては今後ドンドン使える外国人として重宝されそうだ。
第5試合 インターリーグ3 ミドル級 決勝
×キム・ユニョン 対 長倉央登(ヒサト)○
190cmあるユニョン。リーチもめちゃくちゃ長い。しかし、打撃ではさほど怖さを感じないのか、長倉はドンドン中に入って行く。長倉は肝っ玉が据わっており、試合のペースを掴むのがうまい。途中二度ほど下からの十字が完璧に極まる。どう見ても腕は逆側に反り返っているのに、まったく痛い顔をしない長倉。あなたは化け物ですか。しかも下から極められているユニョンの顔面を踏みつけ、膝を落とし、蹴りまくる。結局完全なキャッチポイントを三度ほど取られるも、全体の試合をうまくコントロールした長倉が判定で勝利!見事ミドル級の王者に輝いた。ユニョンは、十字に固執し過ぎた所に若さが出た。また1R完全に極まった三角がゴングでふいになったのも痛かった。しかし、これから打撃の技術をつけていけば非常に強くなりそうな選手。今後が楽しみだ。
第6試合 インターリーグ 3 ヘビー級決勝戦
○シン・ドンウ 対 ホ・ミンソク×
試合はグダグダの打撃戦となるが、両者決定力不足。判定でシン・ドンウがヘビー級の王者に。
第7試合 インターリーグ3 ウェルター級 決勝
○ナム・ウィチョル対チョン・チュンイル×
チョン・チュンイルはガッツもあって、グラウンドテクなどに光るものはあるものの、レスリング力とナムに比べると身体能力で少し劣っていたか。打撃の向上も今後の課題だろう。ナムは序盤相手を圧倒していたのに、途中疲れたか、2Rで失速。予想外の延長戦に入ってしまったが、体力を振り絞って相手を押しつぶして判定勝ち。ナムは今後ペース配分を考える必要のないワンマッチでは相当な実力を発揮しそうだ。まずはキム・チャンヒョンあたりとの対戦が見たい。
第8試合 ヘビー級ワンマッチ
×キム・ジェヨン 対 イ・サンス○
日本の士道館の大会でトーナメントの決勝まで進んでいるキム・ジェヨン。極真出身でチームタックルで練習を積んでいた選手でグラバカの山宮に勝利した経験を持っている。対するイ・サンスは昨年のインターリーグの優勝者。こちらは柔道がベースだが、打撃にもうまく対応している選手。試合は、序盤打撃だけでなく、レスリング面での成長を見せるジェヨンがテイクダウンを立て続けに奪うが、それから先は中々うまく行かない。序盤様子を見ていたサンスは消極的な印象だったが、2R以降本領を発揮。柔道の投げでテイクダウンを奪って試合を優位に進める。若干両者積極性に欠けたが、慎重に勝つ試合をしたサンスが判定で勝利を収めた。テレビにレギュラー出演して、一番会場人気があったジェヨンにとっては厳しい結果となった。
○クァク・サジン 対 キム・チャンヒョン×
この試合は、関係者大注目の試合だったが、その期待にたがわぬ激しい試合となった。クァク・サジンのベースはレスリング。チャンヒョンのベースは柔道だが、両者打撃、メンタル面、ともにレベルの高い選手。試合はリーチで勝る立ち技の打撃で優位に立ちたいチャンヒョンだったが、間合い争いで上手く打撃の攻防を長く続けられず、サジンにテイクダウンを奪われる展開が続く。しかし、チャンヒョンは下になっても、オープンガードでサジンとの間に距離を作って中々思うようにパウンドを打たせない。サジンは時折パウンドも落として行くが、試合展開は相手のポジションを潰してポジショニング重視の戦法に切り替えたサジンが試合のアドバンテージを取って行く。スタンドでもグラウンドでも両者ハードヒットな打撃が入り、サジンもチャンヒョンも目の辺りが腫れ上がる大熱戦。3Rになるとサジン君はスタミナが切れたかバテバテモード。逆にチャンヒョンは生き生きしてきたが、肝心のグラウンドで攻めようとするとバックを取られたり、と重要な場面でサジン君が危機を回避。結局判定でサジンが勝利したが、勝者のコールを受けた時はまるで敗者のよう。伸び盛りのチャンヒョンのことだから、1年後ぐらいに再戦したらもっと両者の実力は更に拮抗したものになっているだろう。
第4試合 ヘビー級ワンマッチ
○ハンス・オルセン 対 キム・ジフン×
巨漢対決のメガトンタイム。両者既に常人の域から抜け出している風貌が目を引く。オルセンはかなり体を絞っていて打撃もかなりうまくなっていた。ローで体が崩れたところにサッカーボールキックでオルセンが圧勝。キャラも立っているし、在韓アメリカ人だし、スピリットMCにとっては今後ドンドン使える外国人として重宝されそうだ。
第5試合 インターリーグ3 ミドル級 決勝
×キム・ユニョン 対 長倉央登(ヒサト)○
190cmあるユニョン。リーチもめちゃくちゃ長い。しかし、打撃ではさほど怖さを感じないのか、長倉はドンドン中に入って行く。長倉は肝っ玉が据わっており、試合のペースを掴むのがうまい。途中二度ほど下からの十字が完璧に極まる。どう見ても腕は逆側に反り返っているのに、まったく痛い顔をしない長倉。あなたは化け物ですか。しかも下から極められているユニョンの顔面を踏みつけ、膝を落とし、蹴りまくる。結局完全なキャッチポイントを三度ほど取られるも、全体の試合をうまくコントロールした長倉が判定で勝利!見事ミドル級の王者に輝いた。ユニョンは、十字に固執し過ぎた所に若さが出た。また1R完全に極まった三角がゴングでふいになったのも痛かった。しかし、これから打撃の技術をつけていけば非常に強くなりそうな選手。今後が楽しみだ。
第6試合 インターリーグ 3 ヘビー級決勝戦
○シン・ドンウ 対 ホ・ミンソク×
試合はグダグダの打撃戦となるが、両者決定力不足。判定でシン・ドンウがヘビー級の王者に。
第7試合 インターリーグ3 ウェルター級 決勝
○ナム・ウィチョル対チョン・チュンイル×
チョン・チュンイルはガッツもあって、グラウンドテクなどに光るものはあるものの、レスリング力とナムに比べると身体能力で少し劣っていたか。打撃の向上も今後の課題だろう。ナムは序盤相手を圧倒していたのに、途中疲れたか、2Rで失速。予想外の延長戦に入ってしまったが、体力を振り絞って相手を押しつぶして判定勝ち。ナムは今後ペース配分を考える必要のないワンマッチでは相当な実力を発揮しそうだ。まずはキム・チャンヒョンあたりとの対戦が見たい。
第8試合 ヘビー級ワンマッチ
×キム・ジェヨン 対 イ・サンス○
日本の士道館の大会でトーナメントの決勝まで進んでいるキム・ジェヨン。極真出身でチームタックルで練習を積んでいた選手でグラバカの山宮に勝利した経験を持っている。対するイ・サンスは昨年のインターリーグの優勝者。こちらは柔道がベースだが、打撃にもうまく対応している選手。試合は、序盤打撃だけでなく、レスリング面での成長を見せるジェヨンがテイクダウンを立て続けに奪うが、それから先は中々うまく行かない。序盤様子を見ていたサンスは消極的な印象だったが、2R以降本領を発揮。柔道の投げでテイクダウンを奪って試合を優位に進める。若干両者積極性に欠けたが、慎重に勝つ試合をしたサンスが判定で勝利を収めた。テレビにレギュラー出演して、一番会場人気があったジェヨンにとっては厳しい結果となった。
第9試合 ヘビー級ワンマッチ
△チェ・ジョンギュ 対 ロス・エバネス△
スピリットでは初めてと言える「韓国対世界」の試合。以下三選手は全てBJペンアカデミーの選手。ロス・エバネスは実績のある選手だが、本来は80kg以下で戦う選手。ヘビー級で闘うジョンギュとはクラスが違うが、イ・ジェソンが闘うことになっていたので仕方ないところか。体重差もあってか、両者互角の展開。打撃で優位に進めたいエバネスだがジョンギュに組み付かれて思うようにならず。そうこうしているうちにバッティングでエバネスが出血。結局ストップがかかり、1R途中であったため、ノーコンテスト裁定が下った。しかし、バッティングして相手を出血させておいて大喜びで観客にアピールするジョンギュ、ローブローを主張しているエバネスを無視し、出血するとすぐ試合を止めさせるレフェリー、ホームでの試合とは言え、体重差のある相手に情けない対応だった。
△チェ・ジョンギュ 対 ロス・エバネス△
スピリットでは初めてと言える「韓国対世界」の試合。以下三選手は全てBJペンアカデミーの選手。ロス・エバネスは実績のある選手だが、本来は80kg以下で戦う選手。ヘビー級で闘うジョンギュとはクラスが違うが、イ・ジェソンが闘うことになっていたので仕方ないところか。体重差もあってか、両者互角の展開。打撃で優位に進めたいエバネスだがジョンギュに組み付かれて思うようにならず。そうこうしているうちにバッティングでエバネスが出血。結局ストップがかかり、1R途中であったため、ノーコンテスト裁定が下った。しかし、バッティングして相手を出血させておいて大喜びで観客にアピールするジョンギュ、ローブローを主張しているエバネスを無視し、出血するとすぐ試合を止めさせるレフェリー、ホームでの試合とは言え、体重差のある相手に情けない対応だった。
第10試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
○デニス・カン 対 アルバート・ヴァスコンセロス×
ヴァスコンセロスはこの試合がMMAデビュー戦。プライドに参戦中でタイトルも近くなっているデニスに危ない相手をぶつけられるはずもなく、この相手になった模様。実際デニスも試合をしたがっておらず、プライドからも韓国でデニスの試合をさせるのは難色を示されていた。実際プライド側からお目付け役が会場入りしてこの試合を監視していた。試合はそんな心配を払拭するように14秒でデニスの秒殺勝ちだった。ワンパンチできっちりダウンしたヴァスコンセロスはしっかりと自分の役目を果たしたといえるだろう。
○デニス・カン 対 アルバート・ヴァスコンセロス×
ヴァスコンセロスはこの試合がMMAデビュー戦。プライドに参戦中でタイトルも近くなっているデニスに危ない相手をぶつけられるはずもなく、この相手になった模様。実際デニスも試合をしたがっておらず、プライドからも韓国でデニスの試合をさせるのは難色を示されていた。実際プライド側からお目付け役が会場入りしてこの試合を監視していた。試合はそんな心配を払拭するように14秒でデニスの秒殺勝ちだった。ワンパンチできっちりダウンしたヴァスコンセロスはしっかりと自分の役目を果たしたといえるだろう。
第11試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
○チェ・ヨン 対 マイク・アイナ×
打撃を中心に練習してきたというチェ・ヨン。意外なほどに打撃がサマになっていて関係者を驚かせた。アイナは打撃の選手と聞いていたが、さすがにBJペンの道場生。グラウンドワークもしっかりしている。アイナが下になるケースが多かったが、チェはパスできず。スタンド中心の展開になった。チェはカウンターや鋭いローも披露し、ファイターとしての総合性を一段階高めたようだった。しかし、ミドル級四人組の中で一人だけで出場したことやメインのプレッシャーがあったか、試合内容は必ずしもスリリングなものではなかった。チェの良さはグラウンドなどで発揮される思い切りの良さではなかったか。今後打撃のトレーニングを積んで行けば、ファイターとして総合性は上がるが、このままでは平均的で個性のない選手になってしまう恐れがある。大舞台で活躍することを目標にする以上、何か光るところが欲しいところ。精神的に高いところに目標を設定して更に頑張って欲しい。
○チェ・ヨン 対 マイク・アイナ×
打撃を中心に練習してきたというチェ・ヨン。意外なほどに打撃がサマになっていて関係者を驚かせた。アイナは打撃の選手と聞いていたが、さすがにBJペンの道場生。グラウンドワークもしっかりしている。アイナが下になるケースが多かったが、チェはパスできず。スタンド中心の展開になった。チェはカウンターや鋭いローも披露し、ファイターとしての総合性を一段階高めたようだった。しかし、ミドル級四人組の中で一人だけで出場したことやメインのプレッシャーがあったか、試合内容は必ずしもスリリングなものではなかった。チェの良さはグラウンドなどで発揮される思い切りの良さではなかったか。今後打撃のトレーニングを積んで行けば、ファイターとして総合性は上がるが、このままでは平均的で個性のない選手になってしまう恐れがある。大舞台で活躍することを目標にする以上、何か光るところが欲しいところ。精神的に高いところに目標を設定して更に頑張って欲しい。
2006/04/18のBlog
[ 23:49 ]
[ SPIRIT MC ]
■ 欠場が前から分かっていたにもかかわらず、ポスターは『GO! スーパーコリアン』四人組を使い、意図的に観客を欺く意思が見て取れるスピリットMC8。期待してたファンの一人としては、今でも気分は悪いが、けなすだけで済ますには見のがせないカードでもかなりあるので、ここいらで今週末に迫ったスピリットMC8の見所を紹介する。
以下が今回の対戦カード
第11試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
チェ・ヨン 対 マイク・アイナ
第10試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
デニス・カン 対 アルバート・ヴァスコンセロス
第9試合 ヘビー級ワンマッチ
チェ・ジョンギュ 対 ロス・エバネス
第8試合 ヘビー級ワンマッチ
キム・ジェヨン 対 イ・サンス
第7試合 インターリーグ3 ウェルター級 決勝
第1試合と第2試合の勝者
第6試合 インターリーグ 3 ヘビー級決勝戦
シン・ドンウ 対 ホ・ミンソク
第5試合 インターリーグ3 ミドル級 決勝
キム・ユニョン 対 長倉央登(ヒサト)
第4試合 ヘビー級ワンマッチ
ハンス・オルセン 対 キム・ジフン
第3試合 ウェルター級ワンマッチ
クァク・サジン 対 キム・チャンヒョン
第2試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
ジョン・チュンイル 対 稲田豊
第1試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
チェ・ヨングァン 対 ナム・ウィチョル
オープニングファイト ヘビー級 チャレンジマッチ
イ・デファ 対 ウイ・スンベ
■ この中で最も注目すべきは、第三試合に他ならない。クァク・サジン選手はご存知、パンクラスに出場経験のあるレスリング&パウンドを得意とするファイター。これまで自分の階級がなくて仕方なくミドル級(80kg)に出場していたが、この度やっとウェルター(70kg)級が出来て、タイトルに最も近い存在である。対するキム・チャンヒョンはインターリーグでのトーナメントでは金的による反則で失格したものの、実力は一級品。関係者の間では、バカ柔道と呼ばれて親しまれている。柔道をベースとするが、打撃の当て感も中々のもので、バーファイトで積んだ経験、大舞台での度胸と身体能力の高さは関係者なら誰もが知るところ。加えてリング上でのプロとしての色気が半端じゃない。現時点でスピリットMCがウェルター級で組める最高のカードだと言えるだろう。
■ 次に注目すべきは、スピリットMC対BJペン道場の三対三のうちの2カード。チェ・ヨン対マイク・アイナ、チェ・ジョンギュ対ロス・エバネス。アイナとエバネスはBJペンの道場生として古くはスーパーブロウルやROTCで実績を積んできた選手。戦績を見ると、エバネス、アイナともに一線級ではないものの、エバネスはBクラスの中級、アイナはBクラスの下あたりのレベルという感じか。両者ともに試合経験の豊富差が光る。特に、エバネスは最近DEEPに来日経験のあるあのジョー・カマチョと対戦して引き分けているところを見るとある程度の実力があると見ていい。アイナは打撃家で日本でアブダビ予選三位に入賞したことのあるグラップラー、チェ・ヨンといい勝負をするだろう。この二つの試合は、国際試合のレベルとして中々悪くない。今までスピが組んできた試合の中ではかなりマシな部類に入る。
■ 一方の、デニス・カンの相手は一切データはなし。PRIDE武士道での試合を終えたばかりで、今後武士道のタイトル戦線にも絡む可能性のあるデニスに強豪を当てる可能性は少なく、顔見せ的な試合ができる格下の相手と見るべきだろう。むしろ今やデニスに対しては、かなりの実績と実力を持った相手でないと対戦相手として不釣合いになるのは当然だろう。
■ 次に注目すべきは、インターリーグのウェルター級だ。本命チェ・ヨングァン、対抗は真武館の稲田というところだろう。両者とも動きはいいものの、ポジショニングやチャンスで極めるテクニックという点では若干落ちるが、アグレッシヴに戦う選手なので、逆に言えば特にこのウェルター級の試合はかなり動きのあっていい試合になる可能性がある。この階級は、最初からいい試合が期待できる。ミドル級は日韓戦で盛り上がればそれで役目は果たせたようなものだし、ヘビー級の決勝は、コマの少ないヘビー級戦士の新人発掘の場になればそれで満点つけていいだろう。余り多くのことは期待できない。
■ その他のワンマッチで面白そうのは、キム・ジェヨン対イ・サンス、ハンス・オルセン対キム・ジフン。この2カードはどっちが勝つか、勝負論を楽しみに出来るカード。打撃では定評のある極真出身のキム・ジェヨンとかなりしっかりした柔道の技術をもったイ・サンスの試合は結構楽しみ。イ・サンスはキムよりも格下に見られているが、個人的にはキム・ジェヨンよりもイ・サンスの方が総合のセンスは上だと思っている。ハンス・オルセン対キム・ジフンは、パンクラスで言うメガトンタイムですかね。大会にいいアクセントをつけられる試合となるでしょう。若さと勢いでキム・ジフンが押すと見た。長丁場になればスタミナトレーニングを欠かさないKTTのキム・ジフンが有利だしね。
・・・何かこうやって見ると、ミドル級四人組が出なくても、僕は僕で結構楽しみにしてんだな~。まぁ、マニアにだけ受けるような大会であって欲しくないし、もっと一般市民に訴えかける大会になって欲しいからこれからも苦言は呈すけど。とにかくこの大会は、サジン君対バカ柔道ですよ!大注目!
以下が今回の対戦カード
第11試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
チェ・ヨン 対 マイク・アイナ
第10試合 Spirit MC vs BJ ペン道場
デニス・カン 対 アルバート・ヴァスコンセロス
第9試合 ヘビー級ワンマッチ
チェ・ジョンギュ 対 ロス・エバネス
第8試合 ヘビー級ワンマッチ
キム・ジェヨン 対 イ・サンス
第7試合 インターリーグ3 ウェルター級 決勝
第1試合と第2試合の勝者
第6試合 インターリーグ 3 ヘビー級決勝戦
シン・ドンウ 対 ホ・ミンソク
第5試合 インターリーグ3 ミドル級 決勝
キム・ユニョン 対 長倉央登(ヒサト)
第4試合 ヘビー級ワンマッチ
ハンス・オルセン 対 キム・ジフン
第3試合 ウェルター級ワンマッチ
クァク・サジン 対 キム・チャンヒョン
第2試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
ジョン・チュンイル 対 稲田豊
第1試合 インターリーグ3 ウェルター級 準決勝
チェ・ヨングァン 対 ナム・ウィチョル
オープニングファイト ヘビー級 チャレンジマッチ
イ・デファ 対 ウイ・スンベ
■ この中で最も注目すべきは、第三試合に他ならない。クァク・サジン選手はご存知、パンクラスに出場経験のあるレスリング&パウンドを得意とするファイター。これまで自分の階級がなくて仕方なくミドル級(80kg)に出場していたが、この度やっとウェルター(70kg)級が出来て、タイトルに最も近い存在である。対するキム・チャンヒョンはインターリーグでのトーナメントでは金的による反則で失格したものの、実力は一級品。関係者の間では、バカ柔道と呼ばれて親しまれている。柔道をベースとするが、打撃の当て感も中々のもので、バーファイトで積んだ経験、大舞台での度胸と身体能力の高さは関係者なら誰もが知るところ。加えてリング上でのプロとしての色気が半端じゃない。現時点でスピリットMCがウェルター級で組める最高のカードだと言えるだろう。
■ 次に注目すべきは、スピリットMC対BJペン道場の三対三のうちの2カード。チェ・ヨン対マイク・アイナ、チェ・ジョンギュ対ロス・エバネス。アイナとエバネスはBJペンの道場生として古くはスーパーブロウルやROTCで実績を積んできた選手。戦績を見ると、エバネス、アイナともに一線級ではないものの、エバネスはBクラスの中級、アイナはBクラスの下あたりのレベルという感じか。両者ともに試合経験の豊富差が光る。特に、エバネスは最近DEEPに来日経験のあるあのジョー・カマチョと対戦して引き分けているところを見るとある程度の実力があると見ていい。アイナは打撃家で日本でアブダビ予選三位に入賞したことのあるグラップラー、チェ・ヨンといい勝負をするだろう。この二つの試合は、国際試合のレベルとして中々悪くない。今までスピが組んできた試合の中ではかなりマシな部類に入る。
■ 一方の、デニス・カンの相手は一切データはなし。PRIDE武士道での試合を終えたばかりで、今後武士道のタイトル戦線にも絡む可能性のあるデニスに強豪を当てる可能性は少なく、顔見せ的な試合ができる格下の相手と見るべきだろう。むしろ今やデニスに対しては、かなりの実績と実力を持った相手でないと対戦相手として不釣合いになるのは当然だろう。
■ 次に注目すべきは、インターリーグのウェルター級だ。本命チェ・ヨングァン、対抗は真武館の稲田というところだろう。両者とも動きはいいものの、ポジショニングやチャンスで極めるテクニックという点では若干落ちるが、アグレッシヴに戦う選手なので、逆に言えば特にこのウェルター級の試合はかなり動きのあっていい試合になる可能性がある。この階級は、最初からいい試合が期待できる。ミドル級は日韓戦で盛り上がればそれで役目は果たせたようなものだし、ヘビー級の決勝は、コマの少ないヘビー級戦士の新人発掘の場になればそれで満点つけていいだろう。余り多くのことは期待できない。
■ その他のワンマッチで面白そうのは、キム・ジェヨン対イ・サンス、ハンス・オルセン対キム・ジフン。この2カードはどっちが勝つか、勝負論を楽しみに出来るカード。打撃では定評のある極真出身のキム・ジェヨンとかなりしっかりした柔道の技術をもったイ・サンスの試合は結構楽しみ。イ・サンスはキムよりも格下に見られているが、個人的にはキム・ジェヨンよりもイ・サンスの方が総合のセンスは上だと思っている。ハンス・オルセン対キム・ジフンは、パンクラスで言うメガトンタイムですかね。大会にいいアクセントをつけられる試合となるでしょう。若さと勢いでキム・ジフンが押すと見た。長丁場になればスタミナトレーニングを欠かさないKTTのキム・ジフンが有利だしね。
・・・何かこうやって見ると、ミドル級四人組が出なくても、僕は僕で結構楽しみにしてんだな~。まぁ、マニアにだけ受けるような大会であって欲しくないし、もっと一般市民に訴えかける大会になって欲しいからこれからも苦言は呈すけど。とにかくこの大会は、サジン君対バカ柔道ですよ!大注目!
2006/04/17のBlog
[ 01:14 ]
[ SPIRIT MC ]
エースの欠場を隠せ?
ソース:YAHOO NEWS(PSY NEWS)
スピリットMC8回出場が予定されて来た看板スターであるイ・ジェソン、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イム・ジェソク(以上左側から)。彼らの中からチェ・ヨンたった一人の出場が発表された。
『エースの欠場をファンに知らせるな』
最近このような『行動要綱』が国内外の格闘技大会で愛用されている。大会興行に重要な役割をする選手が負傷に遭い出場が事実上不可能になった時、代案を見つける前まで最大限発表を遅らせながら堪えるのである。プライドでは怪我の治療に専念しているエミリヤーネンコ・ヒョードルを最近まで今年の5月5日の無制限級GP出場予定者のリストに入れていた。しかし今年の1月、慢性的な手の負傷で手術したヒョーョドルは、完治には6ヶ月以上必要だという診断を受けた。彼自ら、早くから国内外のメディアを通じて5月のGPには出場できないという意見を明らかにした。しかしプライド側はこれをあずかり知る所ではなく、ヒョードルを必ずリングにあげるという立場を固持した。そうして大会わずか一ヶ月前の今月2日になってから公式リリースを通じてヒョードルが欠場するとことを明らかにした。しDSEは以後、直ちにミルコ対美濃輪など、充実したカードを発表してヒョードル欠場のマイナスイメージを最小限に食い止めた。
国内大会スピリットMCの最近歩みもこれに似ていた。スピリットMCは、先月13日、SPIRIT MC8大会の開催を発表し、リアルドキュメンタリー『GO! スーパーコリアン』を通して看板スターに成長したミドル級4人組イム・ジェソク、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イ・ジェソンを出場予定選手とした。しかしこの時点でイム・ジェソクとペク・ジョングォンは負傷で手術を受けており回復までに時間を要する状態だった。スピリットMCは以後、何回かの公式報道資料でもずっと彼らを出場予定選手であると強調しながら、主要な広報材料にした。しかし今月14日スーパースター、デニス・カンの出場と対戦相手がいきなり発表され、彼らの欠場は『こっそり』と併せて発表された。
このようにスター級選手の欠場が遅く発表されることは、最後まで彼らが出場する可能性を残しておきたいという団体側の意志が作用したのかも知れない。また敢えてしらけるような話をあらかじめ明かす必要はないため、大きな話題とともに発表してうまく波に乗らなければならないと判断したかも知れない。
しかし大会の入場券の前売りがすでに始まっているにもかかわらず、欠場が有力な選手を出場予定選手からはずさなかったとすれば観衆を『欺く』ことになる可能性が大きい。好きな選手の試合を見るために、チケットを前売りで買ったファンがこのような事情を知ったら、これを早く知らせてくれなかった大会団体を恨めしく思うだろう。
他のニュースメディアが沈黙する中、主催者に対して顔色を覗うことなく問題に触れた良い記事だと思う。チョ・ヨンジク記者good job!!
僕もスピリットMC8については僕も相当期待していた。それはやはり『GO! スーパーコリアン』で取り上げられてきた四人が揃い踏みするからであり、さらにデニス・カンも出場すると聞いていた。これはスピリットMCにしてはかなり気合の入った大会だな、と思っていた。しかし、反面、本当に彼ら四人が揃って出るのかな?という心配はあった。心配というか、疑いというか。番組を見ていても、イ・ジェソンとペク・ジョングォンはそれぞれ膝と足の靭帯を損傷していたし、イム・ジェソクは番組ではひた隠しに隠されていたが、骨折していた拳をまた骨折したと聞いていた。
それでも、『GO! スーパーコリアン』シーズン1の最後の舞台が今回の4月22日の大会をクライマックスにするという話しを聞いていたので、強行出場させるのかなという予想もあった。結果は、選手生命を考えると欠場して当然だったと思うが、問題は、この記事でも指摘されているように、その欠場を知らせるまでの主催者の誠実さである。何もスピリットMCがこういう手法を使ったのは初めてではない。これまでも「誰々が出る」と言いつつ、結局最終的なメンツはしょぼく、ファンを失望させて来た。パッと思い浮かぶものだけでも無差別級グランプリや、ミドル級トーナメントのメンバーがそうだが、これらはまだ交渉ごとがうまく行かなかった結果と言い訳は出来るが、今回はちょっと問題の質が違うような気がする。
すでに、ペクとイムの状態は出れる状態ではなかったことがかなり前から明らかにされていたわけだし、イ・ジェソンに至っては『GO! ~』の番組収録時から相当深い傷を負っていたのだから。PRIDEが一ヶ月前にヒョードルの欠場を発表するのと、大会の主役である四人のうち三人が欠場することを、わずか一週間前に発表するのとでは誠実さの面で比較にならない。四人のうち三人は、回復の可能性がほとんどなく、欠場はほぼ決まっていたことを考えると、主催者のやり方は『あくどい』と批判されても仕方ないと思う。
それから、あえて言うならば、怪我を誘発させたのは『GO! スーパーコリアン』のせいであるという批判も免れない。ペクは前回の大会後に手術を行ったが、その後もリハビリ期間であるにもかかわらず、健常なチェ・ヨンらと同様のメニューについて行くという展開が続いていた。イ・ジェソンとイム・ジェソクに至っては、この番組の収録中に大きな怪我を負った。もちろん、彼らの場合は番組の収録以外の練習でも怪我する可能性はいくらでもあった。しかし、イム・ジェソクの場合は、癖になりやすい拳の骨折を抱えていたにもかかわらず、番組の方針でBJペンのジムでガチスパーリングをして、再度骨折したことを忘れてはならない。視聴率を意識した番組の進行がなければ、こうした事態は避けられたかもしれないという疑問は消えないのだ。
チャンスがあれば怪我があっても生かしたいと思うのは、ファイターの当然の意思である。メディアに出続けられれば、それはファイターとしての商品価値も上がるのだから。それに目の前で自分のライバルがスペシャルなトレーニングを受けている状況を見れば、たとえ体を休ませる時期であっても、じっとしていられなくなるのはある意味当然かもしれない。だからこそ製作者であれ、ジムの関係者であれ、「本人が望んでいるから」とは言えストップをかける役が必要ではなかったか。リアリティ番組と大会のタイアップの問題はこれからも続く問題であり、主催者は選手が怪我をした場合、直接被害を受ける立場なので、今後きちんとした対策が要求されると思う。
ともかく、結果としてファンの期待を踏みにじるようなスピリットMCの対応については、今後改善を願いたいものだ。
ソース:YAHOO NEWS(PSY NEWS)
スピリットMC8回出場が予定されて来た看板スターであるイ・ジェソン、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イム・ジェソク(以上左側から)。彼らの中からチェ・ヨンたった一人の出場が発表された。
『エースの欠場をファンに知らせるな』
最近このような『行動要綱』が国内外の格闘技大会で愛用されている。大会興行に重要な役割をする選手が負傷に遭い出場が事実上不可能になった時、代案を見つける前まで最大限発表を遅らせながら堪えるのである。プライドでは怪我の治療に専念しているエミリヤーネンコ・ヒョードルを最近まで今年の5月5日の無制限級GP出場予定者のリストに入れていた。しかし今年の1月、慢性的な手の負傷で手術したヒョーョドルは、完治には6ヶ月以上必要だという診断を受けた。彼自ら、早くから国内外のメディアを通じて5月のGPには出場できないという意見を明らかにした。しかしプライド側はこれをあずかり知る所ではなく、ヒョードルを必ずリングにあげるという立場を固持した。そうして大会わずか一ヶ月前の今月2日になってから公式リリースを通じてヒョードルが欠場するとことを明らかにした。しDSEは以後、直ちにミルコ対美濃輪など、充実したカードを発表してヒョードル欠場のマイナスイメージを最小限に食い止めた。
国内大会スピリットMCの最近歩みもこれに似ていた。スピリットMCは、先月13日、SPIRIT MC8大会の開催を発表し、リアルドキュメンタリー『GO! スーパーコリアン』を通して看板スターに成長したミドル級4人組イム・ジェソク、チェ・ヨン、ペク・ジョングォン、イ・ジェソンを出場予定選手とした。しかしこの時点でイム・ジェソクとペク・ジョングォンは負傷で手術を受けており回復までに時間を要する状態だった。スピリットMCは以後、何回かの公式報道資料でもずっと彼らを出場予定選手であると強調しながら、主要な広報材料にした。しかし今月14日スーパースター、デニス・カンの出場と対戦相手がいきなり発表され、彼らの欠場は『こっそり』と併せて発表された。
このようにスター級選手の欠場が遅く発表されることは、最後まで彼らが出場する可能性を残しておきたいという団体側の意志が作用したのかも知れない。また敢えてしらけるような話をあらかじめ明かす必要はないため、大きな話題とともに発表してうまく波に乗らなければならないと判断したかも知れない。
しかし大会の入場券の前売りがすでに始まっているにもかかわらず、欠場が有力な選手を出場予定選手からはずさなかったとすれば観衆を『欺く』ことになる可能性が大きい。好きな選手の試合を見るために、チケットを前売りで買ったファンがこのような事情を知ったら、これを早く知らせてくれなかった大会団体を恨めしく思うだろう。
他のニュースメディアが沈黙する中、主催者に対して顔色を覗うことなく問題に触れた良い記事だと思う。チョ・ヨンジク記者good job!!
僕もスピリットMC8については僕も相当期待していた。それはやはり『GO! スーパーコリアン』で取り上げられてきた四人が揃い踏みするからであり、さらにデニス・カンも出場すると聞いていた。これはスピリットMCにしてはかなり気合の入った大会だな、と思っていた。しかし、反面、本当に彼ら四人が揃って出るのかな?という心配はあった。心配というか、疑いというか。番組を見ていても、イ・ジェソンとペク・ジョングォンはそれぞれ膝と足の靭帯を損傷していたし、イム・ジェソクは番組ではひた隠しに隠されていたが、骨折していた拳をまた骨折したと聞いていた。
それでも、『GO! スーパーコリアン』シーズン1の最後の舞台が今回の4月22日の大会をクライマックスにするという話しを聞いていたので、強行出場させるのかなという予想もあった。結果は、選手生命を考えると欠場して当然だったと思うが、問題は、この記事でも指摘されているように、その欠場を知らせるまでの主催者の誠実さである。何もスピリットMCがこういう手法を使ったのは初めてではない。これまでも「誰々が出る」と言いつつ、結局最終的なメンツはしょぼく、ファンを失望させて来た。パッと思い浮かぶものだけでも無差別級グランプリや、ミドル級トーナメントのメンバーがそうだが、これらはまだ交渉ごとがうまく行かなかった結果と言い訳は出来るが、今回はちょっと問題の質が違うような気がする。
すでに、ペクとイムの状態は出れる状態ではなかったことがかなり前から明らかにされていたわけだし、イ・ジェソンに至っては『GO! ~』の番組収録時から相当深い傷を負っていたのだから。PRIDEが一ヶ月前にヒョードルの欠場を発表するのと、大会の主役である四人のうち三人が欠場することを、わずか一週間前に発表するのとでは誠実さの面で比較にならない。四人のうち三人は、回復の可能性がほとんどなく、欠場はほぼ決まっていたことを考えると、主催者のやり方は『あくどい』と批判されても仕方ないと思う。
それから、あえて言うならば、怪我を誘発させたのは『GO! スーパーコリアン』のせいであるという批判も免れない。ペクは前回の大会後に手術を行ったが、その後もリハビリ期間であるにもかかわらず、健常なチェ・ヨンらと同様のメニューについて行くという展開が続いていた。イ・ジェソンとイム・ジェソクに至っては、この番組の収録中に大きな怪我を負った。もちろん、彼らの場合は番組の収録以外の練習でも怪我する可能性はいくらでもあった。しかし、イム・ジェソクの場合は、癖になりやすい拳の骨折を抱えていたにもかかわらず、番組の方針でBJペンのジムでガチスパーリングをして、再度骨折したことを忘れてはならない。視聴率を意識した番組の進行がなければ、こうした事態は避けられたかもしれないという疑問は消えないのだ。
チャンスがあれば怪我があっても生かしたいと思うのは、ファイターの当然の意思である。メディアに出続けられれば、それはファイターとしての商品価値も上がるのだから。それに目の前で自分のライバルがスペシャルなトレーニングを受けている状況を見れば、たとえ体を休ませる時期であっても、じっとしていられなくなるのはある意味当然かもしれない。だからこそ製作者であれ、ジムの関係者であれ、「本人が望んでいるから」とは言えストップをかける役が必要ではなかったか。リアリティ番組と大会のタイアップの問題はこれからも続く問題であり、主催者は選手が怪我をした場合、直接被害を受ける立場なので、今後きちんとした対策が要求されると思う。
ともかく、結果としてファンの期待を踏みにじるようなスピリットMCの対応については、今後改善を願いたいものだ。