ニックネーム:   パスワード:
| MyDoblogトップ | Doblogポータル | DoblogMusic | Doblogガイド | ユーザ登録 | 使い方 | よくある質問 | ツールバー | サポート |
Japan Law Express
Blog
[ 総Blog数:2577件 ] [ このMyDoblogをブックマークする ] [ RSS0.91   RSS1.0   RSS2.0 ] [ ATOM ]
2008/05/15のBlog
株券電子化に伴う端株対策で新しい手法が明らかになりました。

すでにJR東日本とNTTが株式分割と単元株制度の採用で対処することを明らかにしていますが、新たに、みずほフィナンシャルグループが株式無償割当を用いて実質的に株式を1000分割を行うことで対処することになりました。

1株に対して999株を無償割当するとのことですが、同じ比率で端株にも無償割当を行い、すべての端株を整数株にするとのことです。

同時に投資単位の引下げを行い、個人株主の呼び込みも図るとしています。
1000倍にするので1単元は1000株にするところですが、これを100株として一株あたりの株価を引き下げて購入しやすくするとしています。

ただ、一旦、単元は1000株として、その後100株とする手順になるとしています。

みずほフィナンシャルグループのリリース
2008/05/14のBlog
理由はよく分からないのですが、昨晩はdoblogがやたらと重くて更新できなかったので、遅れて日記を更新します。

昨晩何を書こうとしていたかは忘れてしまったので実質的には別物ですが。

金融取引課税法の草野弁護士が仰っていたのですが、ロースクールの中からも企業家がでてくるだろうとのことです。
法曹になるよりも自分でビジネスをしたいと思う人がでてくるはずだというお話でした。
それはあるでしょうね。

自分にある程度権限があってビジネスをアレンジできて、その成果を実感することができたらこれほどやりがいのあることはありません。
まあ実際には思うようにはなりませんし、中々儲かりません。
日本企業に特徴的ですが、企業人になると給料が働きに比べて安いです。
長く勤めると報われますが、そこまで待てますかね。

日本企業で働くことの長所の一つとして、チームで働くことが指摘されることがありますが、いいチームも世の中にはきっとあると思いますが、私はひとりで働く羽目になることが多かったです。
年齢構成がいびつな会社なので上司は沢山いましたが…。

人を使うということにも楽しい面があるものですが、後輩たちは現場で5年から6年を過ごすためいつになってもやってこないので、いつまでも末席のままでしたな。

ということで、一人でもしっかりやっていける人間になった上で、社会に飛び込むと運も呼び込んでいい仲間といい仕事ができるのではないでしょうか。
スティール・パートナーズ関連の事象はいくつも並行していますが、江崎グリコに関して進展がありました。
スティールが、業績改善および戦略的代替策の検討を要請しまして、内容を見ると経営コンサルティング会社の採用や他社傘下入りを提言しています。

報道では、身売りを求めたとされており、過激な表現が踊っていますが、江崎グリコは業績が低迷しているので、てこ入れに刺激的な提言をしたというところでしょう。

*************************************************************************************************
スティール、江崎グリコに業績改善策、他社への傘下入りなど(日経BPnet2008年5月14日)

米系投資ファンドのスティール・パートナーズは5月13日、投資先の江崎グリコに対し、経営コンサルティング会社の起用や他社への傘下入りを視野に入れた業績改善策を検討するよう要望する書簡を送付した。
(略)
事業計画見直しのため、スティールが過去に行った提言を再検討するよう求めている。具体的には工場数の削減と稼働率の向上、北米市場で「ポッキー」や「プリッツ」といった菓子の拡販に向けた他社との提携、自己株式の取得と消却を提言している。

また、国際的に評価の高いコンサルタント会社を起用し、主力事業に関する評価を受けるよう求めた。これに加え、投資銀行を通じて江崎グリコ自体をより適切に運営できる会社へ売却することも検討するよう要望した。一方、江崎グリコの経営陣が買収を行い、他社と経営統合することは控えるよう求めた。
*************************************************************************************************

スティール・パートナーズのウェブサイト

スティール・パートナーズ・ジャパン、江崎グリコに業績改善および戦略的代替策の検討を要請

確かに上記リンク先の資料によると江崎グリコの営業成績は低迷しているといわざるを得ません。
営業利益率など非常に低いです。
日本企業は概して利益率が低いのですが、それと同じ傾向を示しているのがわかります。
スティールは、MBOなどは否定しており、建て直しを要求しています。
一方で傘下入りも提案しており、明星に対して日清食品が登場したようなことになるかもしれません。
2008/05/13のBlog
[ 23:32 ] [ 日記 ]
今日は非常に寒くて困りました。
なんだか帰宅後も疲れてしまってあんまりがんばれませんでした。

私はいつでも雨具を持ち歩いているので、天気予報はあまり気にしないのですが、仕事で過去の天気に気をつける習慣がつきました。
というのは、天候(というより正確には気温)によって収入がえらく変わるため、注意せざるを得なかったのです。

気温が高いと収入が伸びますが、ある程度以上になると鈍化します。
どこで伸びるかも細かい特徴があります。
それらを分析して、施策にいかす仕事だったのですが、そこまで完璧には行きませんでした。

とにかく天候で売り上げに変化があるのですが、天候デリバティブを買うほどの変化ではないのです。
天災の類でもそのままにして大丈夫なくらいの安定感なのですが、この間会社は天災に関して保険を買ってしまったようで、本当にちゃんと検討したのか疑念が生じています。

大きい会社ってちゃんと考えているように思えるかもしれませんが、私の経験からいうと、あんまり深く物事を考えていないことが結構あります。
あの会社だけの話かもしれませんがね。
西武鉄道が有価証券報告書に虚偽記載をしていたため、上場廃止になりそのために株価が暴落したことがありましたが、これによって損害を被った個人株主が西武鉄道に対して損害賠償請求をした事件で、4月24日、東京地裁で一部の株主の請求が認容されました。

現在も保有している株主と、別事件になりますが信託銀行は請求を棄却されました。

市場と通じて購入した株主に対して賠償責任があると判断するのは極めて珍しい事例で、証取法・金商法の世界における画期的な裁判例であるという指摘があります。

*************************************************************************************************
西武鉄道株虚偽記載、信託4行への賠償棄却・東京地裁(日本経済新聞2008年4月25日)

 西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載発覚による株価下落で損失を被ったとして、信託銀行が同社などに損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(難波孝一裁判長)は24日、請求を棄却した。一方で、個人株主らが起こした訴訟の判決では同日、一部株主への賠償を命じている。市場を通じて購入した株主にも企業側の責任を広く認定したものの「損害」の判断で明暗が分かれた。
(略)
*************************************************************************************************

問題となった虚偽記載は粉飾決算などではなく、実はコクドが支配株主であることを隠していたということなのですが、とにかく虚偽であり当時の証券取引法違反です。

どういった制度設計になっているのか、判断が分かれたのはなぜなのか等については、追記します。
2008/05/12のBlog
荒木教授のロースクールの労働法は受講生が多いので、ロースクールの建物ではなく法学部の中規模教室で行っているのですが、今日はいつもよりは空席が目立ちました。
多分風邪を引いているのだと思います。

今日なんか寒かったですよね。
先週の暑さがうそのようでした。

法学部教室でかなりの人数で行っている労働法ですが、問答形式でちゃんと行われています。

進め方の妙で中々上手くいっている感じがします。某科目では、先生の質問の趣旨がよく分からないことがあった気がしますから、それに比べるととてもすっきりしています。

21番教室で行われているのですが、これよりもさらに大きい31番で問答形式を行った増井教授はもはや伝説です。
株券電子化がされますと、システム上コンマ以下がないので端株は存続できなくなります。
会社法上端株制度はなくなっていますが、それ以前からのものは現在も存続していますので、その処理が現実的な課題となってきています。

取れる手法はいくつかありますが、実務的な考慮としてはあまりに思い切った手法をとってしまうと端株株主の権利を露骨に奪ってしまうことにもなりますので、比較的穏当な方法として、株式分割と単元株制度の同時採用で、端株をそのまま整数株にしてしまうという手法をとる例が出ています。

JR東日本とNTTが相次いで1株を100株とする株式分割と100株を1単元とする単元株採用を発表しています。

NTTにいたっては、かつて1株を1.02株とするという株式分割をしたことがあり、こんな比率にしたので当たり前ですが端株株主が沢山います。
株券電子化が迫り現実的な重い課題となっており対処が出始めたということでしょう。
2008/05/11のBlog
[ 23:09 ] [ 日記 ]
休みって時間がたつのが本当にはやいですね。

勉強の合間にエントリーを色々と書こうかと思っていたのですが、できませんでした。
たまってしまったのでちょっとずつ書いていきます。

法律記事だけ載せているブログ人版のミラーサイトの方には、google検索をつけてしました。
過去のエントリーを検索できます。

こちらにも左下に検索機能がついていますが、レスポンスがすごく悪いですよね。
googleのほうはさすがの性能です。
過去エントリーの検索をストレスなく行いたい方はあちらのサイトの方もご利用ください。
本日の日経朝刊に載っていた記事ですが、カルパース、ハーミーズなど機関投資家として有名な年金基金や運用会社が、投資先である日本企業のガバナンスに関して提言をまとめて公表することが報じられました。

買収防衛策に反対
社外取締役最低3人
持ち合い解消を求める

などの提案を公表して、日本企業にガバナンスの改革を求めるとされています。
買収防衛策に反対することから議決権行使に関しても連携するものと思われます。

買収防衛策は導入して一巡した感じがありますので、延長などに反対する場面がでてくるものと思われます。

実際のところどうなのかは別論ですが、日本企業は買収防衛策を相次いで導入したことなどから、投資先としては好ましくないというイメージが世界的に広がりつつあります。
日本国内で閉じて、秩序に安寧できればそれでいいのでしょうが、それは中々難しい昨今です。
こういう動きはいい契機になるでしょうから、今のうちはまだ幸せなのかもしれません。
2008/05/10のBlog
[ 23:59 ] [ 日記 ]
今日は一転して非常に冷え込んでしまいました。

これでまた風邪を引く人がでて学内でゴホゴホやる人が多くなりそうです。


さて、日本では判例ではよほどのことがない限り名前がつくことがありません。
大学湯事件とかが例ですが、一般的に呼称がつくことはないので、日付と民集刑集の登載頁で識別をするしかないのですが、これは親しみにくいのでかなり難しいものがあります。

そこで先生方が色々工夫をされており、労働法、知的財産法、租税法ではニックネームがケースブックにつけられており、それが社会的にも結構通用しています。

知的財産だと著作物・著作権者や発明・発明者の名前を流用すればいいので割と楽につけられますし、労働法と租税法では当事者である企業の名前をつければよいというので命名されています。

一般的な民事事件や刑事事件で当事者名でつけるわけにもいきませんからね。

さて、労働法をやっていると、企業名が毎回目白押しです。
そんな中で出てくるわけです。古巣の企業が。それも結構な頻度で。
兄弟会社や組織形態が変更される前の前身まで含めると大変な件数で、しかも事実認定を見るととんでもないことをしているわけです。

恥ずかしいというか、むしろ胸をはれます。
ある種、極限を知っているのだと。

でも会社の名誉のために言いますと、一部極端な事例を発生させてしまいましたが、日常的な実務は判例等を踏まえて非常に堅実にやっています。
安全なラインよりもさらに一歩手前で線を引いていることもあるくらいです。
この保守的な実務感覚は大事だと思っています。