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2004/08/16のBlog
[ 16:44 ]
今日は、折り紙教室の第一回目があった。
イランのNGOのハジさんから、ラッキーにも
「子ども達の折り紙教室をしてくれないか?」と依頼があったのだ。
ここには、孤児の子達が通ってくる。
今日は第一回目だったので、
みんなの名前を聞いて、顔を覚えられるように、写真を撮った。
さあ!第一回は「つる」ですよ!!
私が真ん中に立ち、大きな身振り手振りで、ひとつひとつ
ゆっくり折っていく。
みんなは、見よう見真似で、自分のを折りながら、
「これで、いいの?」と、「イエス?イエス?」と私の目の前に
次々と手を掲げる。
すごい!スゴイゾ!ものすごい集中力だ!
一時間の間、誰一人おしゃべりをせず、わき目もふらずに
折り紙に集中している。
それが本当に楽しそうに折っているのだ。
私は子ども達の熱中ぶりに感動しながら、
「負けたーーっっ」と思った。
私は折り紙にここまで熱中できるだろうか???
ここアフガンでは、娯楽が本当にすくない。
テレビもまだ普及しておらず、アイスクリーム屋で
子ども達は集まり、みんなでテレビを見上げている。
娯楽がないということは、想像力を養うのだろう。
折り紙を折ることに、こんなにもわくわくとしている子ども達。
みんなで間違いを直しながら、全員が鶴を完成させた。
イランのNGOのハジさんから、ラッキーにも
「子ども達の折り紙教室をしてくれないか?」と依頼があったのだ。
ここには、孤児の子達が通ってくる。
今日は第一回目だったので、
みんなの名前を聞いて、顔を覚えられるように、写真を撮った。
さあ!第一回は「つる」ですよ!!
私が真ん中に立ち、大きな身振り手振りで、ひとつひとつ
ゆっくり折っていく。
みんなは、見よう見真似で、自分のを折りながら、
「これで、いいの?」と、「イエス?イエス?」と私の目の前に
次々と手を掲げる。
すごい!スゴイゾ!ものすごい集中力だ!
一時間の間、誰一人おしゃべりをせず、わき目もふらずに
折り紙に集中している。
それが本当に楽しそうに折っているのだ。
私は子ども達の熱中ぶりに感動しながら、
「負けたーーっっ」と思った。
私は折り紙にここまで熱中できるだろうか???
ここアフガンでは、娯楽が本当にすくない。
テレビもまだ普及しておらず、アイスクリーム屋で
子ども達は集まり、みんなでテレビを見上げている。
娯楽がないということは、想像力を養うのだろう。
折り紙を折ることに、こんなにもわくわくとしている子ども達。
みんなで間違いを直しながら、全員が鶴を完成させた。
昼は、エンジニア会社、SHAM SHADと、
カルティナウ村で待ち合わせ。
涸れ井戸を見ていただき、見積もりを出してもらう。
何日で、できるのか・・?
きれいな飲料水は、どれくらい掘れば出そうか・・?
また予算は・・・?
明日、答えが出ます。
私の帰国も迫ってきつつある。
カルティナウ村で待ち合わせ。
涸れ井戸を見ていただき、見積もりを出してもらう。
何日で、できるのか・・?
きれいな飲料水は、どれくらい掘れば出そうか・・?
また予算は・・・?
明日、答えが出ます。
私の帰国も迫ってきつつある。
2004/08/13のBlog
[ 07:47 ]
私の姉はマレーシア人と結婚して、イスラム教徒に改宗したので、
(改宗しないと結婚できないので)
ラマダンについては、
「慣れるまでいろいろ大変だったわよー」
という苦労話を前から聞いていた。
なので、生粋(?)のイスラム教徒である、アフガン人のソダッドから、
ラマダンへの想いを聞きたくて、
「ラマダンは何を一番の目的として行われているの?」と尋ねてみた。
すると、彼はとても穏やかな顔で、話し出した。
(改宗しないと結婚できないので)
ラマダンについては、
「慣れるまでいろいろ大変だったわよー」
という苦労話を前から聞いていた。
なので、生粋(?)のイスラム教徒である、アフガン人のソダッドから、
ラマダンへの想いを聞きたくて、
「ラマダンは何を一番の目的として行われているの?」と尋ねてみた。
すると、彼はとても穏やかな顔で、話し出した。
(右の男性がソダッド)
「ラマダンにはね、日が昇ってる間は食べ物も、
水さえも口にしないんだ。」
「えっ、水も!?辛くないの??」と口を挟む私に
彼は優しく諭すように、こう言った。
「慣れると、大丈夫になるものだよ・・
そうやってラマダンを体験してるから、
食べ物への感謝の気持ちや、
道に座っている貧しい人達の気持ちが分かって
施しを与える気持ちが育つんだよ。
貧しい人を助ける事が、生活の中でとても自然な事になるんだよ。。。」
私は黙ってしまった。
「ラマダンにはね、日が昇ってる間は食べ物も、
水さえも口にしないんだ。」
「えっ、水も!?辛くないの??」と口を挟む私に
彼は優しく諭すように、こう言った。
「慣れると、大丈夫になるものだよ・・
そうやってラマダンを体験してるから、
食べ物への感謝の気持ちや、
道に座っている貧しい人達の気持ちが分かって
施しを与える気持ちが育つんだよ。
貧しい人を助ける事が、生活の中でとても自然な事になるんだよ。。。」
私は黙ってしまった。
(写真:道路で物乞いをする未亡人。横で子供が寝ている。)
そう言った、彼の瞳は本当にやすらかな光に満ちていた。
私は、そんな彼を前に、自分を、とても小さな人間のように感じた。
そんな私の変化に気付かず彼は、こう続ける。
「コーランはね、とてもいいよー!
一度は読む事を勧めるよ!
あっバザールに行けば英語版もきっとあるよ!!」
目を輝かす彼に、「今度、読んでみるね。」と笑ってみせ、
私は真剣に悩んでしまった。
最も断食を必要としている人達は
あらゆる物にあふれかえった国の人々、
そう、私達かもしれない、、、と。
彼ソダッドは、毎晩庭を全て見通せる、
玄関前の部屋で、護衛用の大きな銃と共に、
横たわって眠る。
物音が少しでもすると、いつでもさっと起きて庭を巡回している。
その時の彼の目からは、
コーランを語る時の、あの柔らかな暖かい光は消えている・・
複雑や。
世界が、なのか?
それとも歪んでるのは私自身で、
世界が唯一の真実?
そんなとりとめもない思考の世界を堂々巡りして、
いつしか朝焼けがしらむ。
どこからか、早速、一番鶏が鳴き出して、
どうやら今日も又眠れずにいる・・・
そう言った、彼の瞳は本当にやすらかな光に満ちていた。
私は、そんな彼を前に、自分を、とても小さな人間のように感じた。
そんな私の変化に気付かず彼は、こう続ける。
「コーランはね、とてもいいよー!
一度は読む事を勧めるよ!
あっバザールに行けば英語版もきっとあるよ!!」
目を輝かす彼に、「今度、読んでみるね。」と笑ってみせ、
私は真剣に悩んでしまった。
最も断食を必要としている人達は
あらゆる物にあふれかえった国の人々、
そう、私達かもしれない、、、と。
彼ソダッドは、毎晩庭を全て見通せる、
玄関前の部屋で、護衛用の大きな銃と共に、
横たわって眠る。
物音が少しでもすると、いつでもさっと起きて庭を巡回している。
その時の彼の目からは、
コーランを語る時の、あの柔らかな暖かい光は消えている・・
複雑や。
世界が、なのか?
それとも歪んでるのは私自身で、
世界が唯一の真実?
そんなとりとめもない思考の世界を堂々巡りして、
いつしか朝焼けがしらむ。
どこからか、早速、一番鶏が鳴き出して、
どうやら今日も又眠れずにいる・・・
2004/08/12のBlog
[ 04:28 ]
今日はカルティナウ村に井戸を掘るにあたり、
村の地域リーダーに相談に行った。
今まで何度もこの村を調査して、住民と話して、
井戸事情を確認し
私の中ではここに井戸を掘る事にほぼ決めていた。
今日リーダーに話し、問題なければ、
お互いの間で決定とさせてもらうつもりでいる。
(写真左:水汲みに並ぶ村の子供達)
村の地域リーダーに相談に行った。
今まで何度もこの村を調査して、住民と話して、
井戸事情を確認し
私の中ではここに井戸を掘る事にほぼ決めていた。
今日リーダーに話し、問題なければ、
お互いの間で決定とさせてもらうつもりでいる。
(写真左:水汲みに並ぶ村の子供達)
通訳のミルワイスと一緒にリーダーの家を訪ねた。
彼は快く家に招き入れてくれた。
今までも、何度か顔を合わせていたリーダーに、
改めて自分のNGOの自己紹介をする。
そして自分の思いを語った。
「911の後の、アメリカからアフガンへの空爆を、
私達は止められませんでした。
日本政府は私達国民の多くの意志と反して、
アメリカを支持してしまった。
自分達の力が足りなくて、
本当に申し訳ないと思っている。
アフガンの為に何かしたい、
そう思っている日本人はたくさんいて、
募金という形でその思いを運んできた事、
こちらの住民が必要としているようなので、
涸れ井戸を再生させてもらおうと考えている事、等々。。
彼は快く家に招き入れてくれた。
今までも、何度か顔を合わせていたリーダーに、
改めて自分のNGOの自己紹介をする。
そして自分の思いを語った。
「911の後の、アメリカからアフガンへの空爆を、
私達は止められませんでした。
日本政府は私達国民の多くの意志と反して、
アメリカを支持してしまった。
自分達の力が足りなくて、
本当に申し訳ないと思っている。
アフガンの為に何かしたい、
そう思っている日本人はたくさんいて、
募金という形でその思いを運んできた事、
こちらの住民が必要としているようなので、
涸れ井戸を再生させてもらおうと考えている事、等々。。
私は彼に思いきって聞いてみた。
「アメリカについて、どう思いますか?」
するとこんな言葉が返ってきた。
「感謝してるよ。」
私は予想外の言葉に驚き、すかさず聞き返した。
「、、、感謝、、デスカ?」
リーダーが語る。
「君はタリバン政権を知ってるかい?彼らはあまりにもひどかった!
特に女性に対して。うちの妻は職を辞めさせられた。
(彼も奥さんも現在は、教師として働いているそうだ)
女性は一人で外に出る事を禁止され、
少しでもルールを破ればムチを打たれたのだ。
そんな体制が崩れたんだ、感謝しているよ。
そう、全くひどい時代だったよ。。。」
「そうだったんですか。。。」
以前私が会った、アメリカ軍の誤爆で家族を亡くした人は
アメリカへの憎しみを露わにした。
戦争という化け物も、個人が直接受けた被害や恩恵によって
価値が変わってくるのだ。。。
自然と、善・悪として戦争を捉えがちだった自分に気付く。
トンデモナイのだ。
そんなに簡単に割り切れない。
それぞれの置かれた立場によって、受けた恩恵によって、
戦争の敵も、味方も、二転三転するのだ。
平和ボケやった自分に改めて気付かされた。
そう感じたのも、今こうしてアフガンまで来たから。
そう思うと胸が震える。
報道は、人との触れ合いを伝えてほしいと思う。ひとつの意見だけでなく。
百人いれば百人の戦争体験があるはず。
そういった生の声を聞きたくて、私はいつも動かずにいられない。
動けば動くほど、自分のちっぽけさに気づかされる。。。
井戸の事について話を進めた。
「井戸についてお聞きします。
住民から、この村は涸れ井戸が多く困っているという声をよく耳にしました。
リーダーとして、どう対処していこうと思っていたか
教えてもらえますか?他の村では何か問題がある時、
村人同志で会議を開き、お金を出し合い解決するところもあるようですが。」
「うん、今建設中のモスクを知ってますね?
モスクがなくて困ってたから、村人みんなでお金を出し合って建てているんだヨ。」
「素晴らしいですね。」
「リーダーの目から見て、今この村は井戸の他にはどんな問題がありますか?」
「そうだね、道路の問題だ。村の道路を整備しないと車が通れない。
後電気の問題。モスクももっと必要という声もある。。。。
でも、私達はお金がない。
一度には無理だ。」
私は更に聞く。
「後、下水道も、何らかの対策が必要。そうですね?」
(リーダー、顔をしかめながら)
「そう。ご存知のとおり。それは、
アフガニスタン全体が抱えてる問題だ。」
(アフガンでは各トイレの排泄溝と道の脇の溝が繋がっている。
要は道にそのまま流している)
「是非君達のNGOで助けてもらえないか?」
「なるほど。。。だけどちょっと待って下さい。
私達はここを何度も調査して、住民が水を必要としている事が分かり、
今回井戸を掘らせてもらいたいと思ってます。
困ってるところを最優先に助けたい、そう考える為、調査にも時間をかけます。
そして、予算という制約もあるのです。
次回、アフガンに来た時、私はここに戻ってきたいと思います。
ですが今は何とも約束はできないのです。が、それよりいい方法があります。」
私は提案を持ちかけてみた。
「昔の日本もとても貧しかったのです。
そして豊かになった今、こういった仕事(公共事業)は政府の仕事になってます。」
リーダーは吐き捨てるように言った。
「私達の政府に言っても、何も聞いてくれないんだ!!」
私は頷きながら更に続けた。
「私達(日本)も昔はそうだったのです。
上の人間は貧しい者に耳を傾けなかったのです。
が、私達の先祖はあきらめず、上に働きかけていったのです。
そうして社会が少しづつ変わっていったのです。
大変な(独裁)政治を越えてきたご苦労は相当な事やったと
思います。が、どうか、ゆっくりとでも、上に働きかけていくという事を
あきらめずに意識におき続けて下さい。
民衆が政治を変えていくのです」
こんな事、残酷な事やと、分かっていた。
私は圧政による彼ら民衆の被害の実態も、
受けた心の傷すら想像できないのだから。。。
それなのに、言わずにはいられなかった。。。
辛い政治を味わってきた彼らを救うのは、結局のところ、
彼ら自身が生み出す希望でしかない。
そう思えたからだ、、。
他国の人間の援助をただ待つだけ。
それだけを頼りにするような状態は、長い目で見て、良い状態とはいえないと思う。
例え痛みを伴うとしても、自らの力を取り戻し、
自ら動く事の可能性を、どうぞ心の片隅に置いてほしい。
リーダーは穏やかな表情でこう語りかけてくれた。
「井戸を作ってくれる事、本当にありがとう。
あなたがまた来年戻って来るのを楽しみにしてます。
でも、今のあなたのアドバイスどおり、少しづつでも
上に働きかけていく事を、私達は試みていきます。」
うれしかった。。
例えリーダーが話を合わせてくれただけやったとしても。
今、辛い時代を生きぬいた彼らの強さを想う。
そして、誰かの日常生活を、別の誰かが脅かし続ける、
そんな時間がそんな政治が、世界中から消える事を祈った。
さあ!井戸を掘る事に関しては何の問題もないようや。
リーダーの感謝の気持ちは、村人を代表して、まっすぐ私に伝わってくる。
少し冷めたお茶を飲み干し、リーダーの家を後にした。。。
帰りの車窓から見た夕暮れは、
私とミルワイスの頬をほんのりオレンジ色に、染めた。
「アメリカについて、どう思いますか?」
するとこんな言葉が返ってきた。
「感謝してるよ。」
私は予想外の言葉に驚き、すかさず聞き返した。
「、、、感謝、、デスカ?」
リーダーが語る。
「君はタリバン政権を知ってるかい?彼らはあまりにもひどかった!
特に女性に対して。うちの妻は職を辞めさせられた。
(彼も奥さんも現在は、教師として働いているそうだ)
女性は一人で外に出る事を禁止され、
少しでもルールを破ればムチを打たれたのだ。
そんな体制が崩れたんだ、感謝しているよ。
そう、全くひどい時代だったよ。。。」
「そうだったんですか。。。」
以前私が会った、アメリカ軍の誤爆で家族を亡くした人は
アメリカへの憎しみを露わにした。
戦争という化け物も、個人が直接受けた被害や恩恵によって
価値が変わってくるのだ。。。
自然と、善・悪として戦争を捉えがちだった自分に気付く。
トンデモナイのだ。
そんなに簡単に割り切れない。
それぞれの置かれた立場によって、受けた恩恵によって、
戦争の敵も、味方も、二転三転するのだ。
平和ボケやった自分に改めて気付かされた。
そう感じたのも、今こうしてアフガンまで来たから。
そう思うと胸が震える。
報道は、人との触れ合いを伝えてほしいと思う。ひとつの意見だけでなく。
百人いれば百人の戦争体験があるはず。
そういった生の声を聞きたくて、私はいつも動かずにいられない。
動けば動くほど、自分のちっぽけさに気づかされる。。。
井戸の事について話を進めた。
「井戸についてお聞きします。
住民から、この村は涸れ井戸が多く困っているという声をよく耳にしました。
リーダーとして、どう対処していこうと思っていたか
教えてもらえますか?他の村では何か問題がある時、
村人同志で会議を開き、お金を出し合い解決するところもあるようですが。」
「うん、今建設中のモスクを知ってますね?
モスクがなくて困ってたから、村人みんなでお金を出し合って建てているんだヨ。」
「素晴らしいですね。」
「リーダーの目から見て、今この村は井戸の他にはどんな問題がありますか?」
「そうだね、道路の問題だ。村の道路を整備しないと車が通れない。
後電気の問題。モスクももっと必要という声もある。。。。
でも、私達はお金がない。
一度には無理だ。」
私は更に聞く。
「後、下水道も、何らかの対策が必要。そうですね?」
(リーダー、顔をしかめながら)
「そう。ご存知のとおり。それは、
アフガニスタン全体が抱えてる問題だ。」
(アフガンでは各トイレの排泄溝と道の脇の溝が繋がっている。
要は道にそのまま流している)
「是非君達のNGOで助けてもらえないか?」
「なるほど。。。だけどちょっと待って下さい。
私達はここを何度も調査して、住民が水を必要としている事が分かり、
今回井戸を掘らせてもらいたいと思ってます。
困ってるところを最優先に助けたい、そう考える為、調査にも時間をかけます。
そして、予算という制約もあるのです。
次回、アフガンに来た時、私はここに戻ってきたいと思います。
ですが今は何とも約束はできないのです。が、それよりいい方法があります。」
私は提案を持ちかけてみた。
「昔の日本もとても貧しかったのです。
そして豊かになった今、こういった仕事(公共事業)は政府の仕事になってます。」
リーダーは吐き捨てるように言った。
「私達の政府に言っても、何も聞いてくれないんだ!!」
私は頷きながら更に続けた。
「私達(日本)も昔はそうだったのです。
上の人間は貧しい者に耳を傾けなかったのです。
が、私達の先祖はあきらめず、上に働きかけていったのです。
そうして社会が少しづつ変わっていったのです。
大変な(独裁)政治を越えてきたご苦労は相当な事やったと
思います。が、どうか、ゆっくりとでも、上に働きかけていくという事を
あきらめずに意識におき続けて下さい。
民衆が政治を変えていくのです」
こんな事、残酷な事やと、分かっていた。
私は圧政による彼ら民衆の被害の実態も、
受けた心の傷すら想像できないのだから。。。
それなのに、言わずにはいられなかった。。。
辛い政治を味わってきた彼らを救うのは、結局のところ、
彼ら自身が生み出す希望でしかない。
そう思えたからだ、、。
他国の人間の援助をただ待つだけ。
それだけを頼りにするような状態は、長い目で見て、良い状態とはいえないと思う。
例え痛みを伴うとしても、自らの力を取り戻し、
自ら動く事の可能性を、どうぞ心の片隅に置いてほしい。
リーダーは穏やかな表情でこう語りかけてくれた。
「井戸を作ってくれる事、本当にありがとう。
あなたがまた来年戻って来るのを楽しみにしてます。
でも、今のあなたのアドバイスどおり、少しづつでも
上に働きかけていく事を、私達は試みていきます。」
うれしかった。。
例えリーダーが話を合わせてくれただけやったとしても。
今、辛い時代を生きぬいた彼らの強さを想う。
そして、誰かの日常生活を、別の誰かが脅かし続ける、
そんな時間がそんな政治が、世界中から消える事を祈った。
さあ!井戸を掘る事に関しては何の問題もないようや。
リーダーの感謝の気持ちは、村人を代表して、まっすぐ私に伝わってくる。
少し冷めたお茶を飲み干し、リーダーの家を後にした。。。
帰りの車窓から見た夕暮れは、
私とミルワイスの頬をほんのりオレンジ色に、染めた。
2004/08/07のBlog
[ 04:12 ]
彼は若くして、一家の大黒柱を担っているそうだ。
彼は戦争に巻き込まれ、父親を亡くしている。
そして彼自身は一命をとりとめたが、
脊髄を損傷してしまったそうだ。
以来、車椅子の生活を余儀なくされているという。
できる仕事が限られる為、夏の炎天下に一日中通りに座り、
タバコ売りをしている。
カブールでは、このスタイルのタバコ屋は一般的で、
家計を助ける為、小さな子供がそこかしこでやっている。。
少年のタバコ屋のいつもの定位置から、200mくらいの場所に
また別のタバコ屋があるようなそんな具合だ。
加えて気になるのは、一日の収入だ。
バラ売りもあるくらいの、
タバコ単価の安さを想うと、
どれだけの利益があるものか、、、。
これで一家全員の生活を支えているという。
彼は戦争に巻き込まれ、父親を亡くしている。
そして彼自身は一命をとりとめたが、
脊髄を損傷してしまったそうだ。
以来、車椅子の生活を余儀なくされているという。
できる仕事が限られる為、夏の炎天下に一日中通りに座り、
タバコ売りをしている。
カブールでは、このスタイルのタバコ屋は一般的で、
家計を助ける為、小さな子供がそこかしこでやっている。。
少年のタバコ屋のいつもの定位置から、200mくらいの場所に
また別のタバコ屋があるようなそんな具合だ。
加えて気になるのは、一日の収入だ。
バラ売りもあるくらいの、
タバコ単価の安さを想うと、
どれだけの利益があるものか、、、。
これで一家全員の生活を支えているという。
(左の写真:少年の全家族)
彼の家を訪ねた。
案内されたアパートのような一室を開けると、
約12畳ぐらいの部屋が一間ある。
なんとこの一間に3家族共同で暮らしているという。
少年の家族だけでも、母親・妹2人・弟2人と
計7人家族だ。
日当たりがあまり良くないのか、
部屋に入ったとたん肌がかゆくなってくる。
んーーー、南京虫、、、、、カナ。
彼の家を訪ねた。
案内されたアパートのような一室を開けると、
約12畳ぐらいの部屋が一間ある。
なんとこの一間に3家族共同で暮らしているという。
少年の家族だけでも、母親・妹2人・弟2人と
計7人家族だ。
日当たりがあまり良くないのか、
部屋に入ったとたん肌がかゆくなってくる。
んーーー、南京虫、、、、、カナ。
(左の写真:お母さん)
アフガンは社会的にまだ女性の仕事が
ほとんど確立されていない。
街の食堂や、女性の洋服屋でさえ、
店員は全員男である。
なので、路上で子供を抱えて物乞いをする
「戦災未亡人」が本当に多い。
ここのお母さんも例に漏れない「戦災未亡人」
であり、職を持っていない。
お母さんが生活の苦しさについて
話してくれた。
彼女は病気で、病院に通っていると言う。
横では小さな子供達が無邪気に笑っている。
私が今宿泊しているAWOA(戦災孤児ストレス・クリニック)
のスタッフのソダッドによると、
この家族は、「気の毒だ」という事で、この地区では有名で、
誰もが知っているという。
地域の住民が彼らの大変な暮らしを
把握している。。。これは、希望のある事なのか?
アフガンは社会的にまだ女性の仕事が
ほとんど確立されていない。
街の食堂や、女性の洋服屋でさえ、
店員は全員男である。
なので、路上で子供を抱えて物乞いをする
「戦災未亡人」が本当に多い。
ここのお母さんも例に漏れない「戦災未亡人」
であり、職を持っていない。
お母さんが生活の苦しさについて
話してくれた。
彼女は病気で、病院に通っていると言う。
横では小さな子供達が無邪気に笑っている。
私が今宿泊しているAWOA(戦災孤児ストレス・クリニック)
のスタッフのソダッドによると、
この家族は、「気の毒だ」という事で、この地区では有名で、
誰もが知っているという。
地域の住民が彼らの大変な暮らしを
把握している。。。これは、希望のある事なのか?
車椅子の少年に代わり、
彼の家まで案内してくれたおじいさんが
彼ら一家の同居人だという事も私にとって、
安心できる事だった。
このおじいさんはいつも笑顔で、
少年のタバコ屋の横で、八百屋の屋台を出している。
(左の写真:八百屋のおじさん)
外国人である私はたいていどこで買い物をしようと、
高い値を言われるのがオチやったけど、
(それでも日本と比べたら、だいぶ安いわけなのだが)
このおじいさんの言う値はいつも激安で、
地元の人と変わらない相場を示していたと思う。
私は安心して買い物ができた。
今日、少年の家を訪れたのには訳があった。
偶然、私と日本からの飛行機が同じで、
一足先に日本に戻られていた若林さんから連絡があり、
「今回初めてアフガンの現状を見て、考えさせられた。
貧しくて困っている家族に、できれば経済援助をしたい。」
という事に。地球村の羽鹿さんが、それに車椅子の少年を選んだ。
車椅子の少年に、それを告げた時に、
彼が見せた、一瞬の目の輝き。それを私は忘れられない。
その瞳はこう語っていたように感じた。
「 神様・・・ 」
アッラーの神に話しかけているような、そんな希望の表情・・・
イスラム圏の国では施しがどこの誰を通じて来ようとも、
全てはアッラーの神の御業、人間は神の遣いに過ぎない、
という考え方が一般的と聞いた。
彼の表情に、私はそんな心のこえを聞いた気がした。
私はその日から彼のタバコ屋に足を運び、
毎日3アフガニーのビスケット(日本円:約7円)1つを買った。
だから、知っている。どんなに暑く照りつける日も、
終始一日お客さんを待ちながら、
じっと路上に座る彼の姿が、どこか従順な、
神に仕える人のそれのような印象を放っていた事を。
今、私が願っている事は、寒くなったであろうカブールで、
今日も座ってるであろう彼に
暖かなセーターがどこからか、届く事。そして彼が笑う。
もし、アッラーの神が望むなら。
叶うはず。そう、きっと。
彼の家まで案内してくれたおじいさんが
彼ら一家の同居人だという事も私にとって、
安心できる事だった。
このおじいさんはいつも笑顔で、
少年のタバコ屋の横で、八百屋の屋台を出している。
(左の写真:八百屋のおじさん)
外国人である私はたいていどこで買い物をしようと、
高い値を言われるのがオチやったけど、
(それでも日本と比べたら、だいぶ安いわけなのだが)
このおじいさんの言う値はいつも激安で、
地元の人と変わらない相場を示していたと思う。
私は安心して買い物ができた。
今日、少年の家を訪れたのには訳があった。
偶然、私と日本からの飛行機が同じで、
一足先に日本に戻られていた若林さんから連絡があり、
「今回初めてアフガンの現状を見て、考えさせられた。
貧しくて困っている家族に、できれば経済援助をしたい。」
という事に。地球村の羽鹿さんが、それに車椅子の少年を選んだ。
車椅子の少年に、それを告げた時に、
彼が見せた、一瞬の目の輝き。それを私は忘れられない。
その瞳はこう語っていたように感じた。
「 神様・・・ 」
アッラーの神に話しかけているような、そんな希望の表情・・・
イスラム圏の国では施しがどこの誰を通じて来ようとも、
全てはアッラーの神の御業、人間は神の遣いに過ぎない、
という考え方が一般的と聞いた。
彼の表情に、私はそんな心のこえを聞いた気がした。
私はその日から彼のタバコ屋に足を運び、
毎日3アフガニーのビスケット(日本円:約7円)1つを買った。
だから、知っている。どんなに暑く照りつける日も、
終始一日お客さんを待ちながら、
じっと路上に座る彼の姿が、どこか従順な、
神に仕える人のそれのような印象を放っていた事を。
今、私が願っている事は、寒くなったであろうカブールで、
今日も座ってるであろう彼に
暖かなセーターがどこからか、届く事。そして彼が笑う。
もし、アッラーの神が望むなら。
叶うはず。そう、きっと。
2004/08/03のBlog
[ 16:17 ]
今日は、勝負の日。
とうとう、井戸掘りのエンジニアとの契約の日。
朝の日課のインターネット・カフェを済ませ、
ダリー語の店に向かう。
契約書をダリー語に翻訳してもらったものを
受け取り、そのアシで、カーン・エンジニアの事務所に向かった。
わーお、緊張する!
薄暗い階段を昇り、扉を開けると、
いつもの営業スマイルのカーンさんが
待っていた。横には、いつもの従業員2人が
暇そうな面持ちで(失礼!)座っている。
契約書を差し出す。
カーンさんはゆっくりとそれに目を通す。
そこにはしっかりと、カーンさんが昨日約束した
「早く掘り終わるように努力する」
を、しっかりと文章にしている。
彼らは彼らの契約書を作って待っていた。
あ~ん。ダリ語は読めないのダ~。 ^-^;;
コーディネーターのミルワイスに
訳してもらい、慎重に聞く。
彼らの問題点は、私が今まで見積もってもらった、
他のエンジニアに比べ、多少値が張る事だ。
しかし、今や時間を考えると、彼らに頼むのがベストに思えた。
私はできうる限り、
「私は急いでいる。
一日も早く掘ってくれる事を祈る。」と隙を見つけては、言い続けた。
(今回、アフガンで、自分はほんましつこい性格やなあ、と改めて
思わされた。)
お互いの契約書に、エンジニアと私と、それぞれサインし、契約終了。
とりあえずホッとしたら、全身の力が抜けた。
さて、急いでランチを食べ、午後はもうひとつ、契約が待っていた。
もう一つの村である、カルティナウ村の
井戸を掘るエンジニアだ。
この村は、小さな機械でも掘れる土地なので、
比較的良心的な値段で掘ってくれる
エンジニアに声をかけていた。
なぜか偶然2つの契約が同じ日とは。
私のアタマがめずらしくフル回転させられ、びっくりしている。
ああ、もう全神経が逆立つ思い。^-^;
ここのオフィスは、狭いのに、めっちゃ従業員がいる。
おお?5人の従業員(全員エンジニアだろう)が全員
私の顔をじーーっと微動だにせず、見つめ続ける。
そんなに外国人が珍しいの?
ああ、つっこみたくなる。
しかし、ポーカーフェイスなのだ。
私の作った契約書を読み、
「問題ない」とリーダー?らしき人がサインをした。
あ~、ホッとした。
頼みますよ!
しっかりとした、いい水を出してちょうだいませョ~~
とうとう、井戸掘りのエンジニアとの契約の日。
朝の日課のインターネット・カフェを済ませ、
ダリー語の店に向かう。
契約書をダリー語に翻訳してもらったものを
受け取り、そのアシで、カーン・エンジニアの事務所に向かった。
わーお、緊張する!
薄暗い階段を昇り、扉を開けると、
いつもの営業スマイルのカーンさんが
待っていた。横には、いつもの従業員2人が
暇そうな面持ちで(失礼!)座っている。
契約書を差し出す。
カーンさんはゆっくりとそれに目を通す。
そこにはしっかりと、カーンさんが昨日約束した
「早く掘り終わるように努力する」
を、しっかりと文章にしている。
彼らは彼らの契約書を作って待っていた。
あ~ん。ダリ語は読めないのダ~。 ^-^;;
コーディネーターのミルワイスに
訳してもらい、慎重に聞く。
彼らの問題点は、私が今まで見積もってもらった、
他のエンジニアに比べ、多少値が張る事だ。
しかし、今や時間を考えると、彼らに頼むのがベストに思えた。
私はできうる限り、
「私は急いでいる。
一日も早く掘ってくれる事を祈る。」と隙を見つけては、言い続けた。
(今回、アフガンで、自分はほんましつこい性格やなあ、と改めて
思わされた。)
お互いの契約書に、エンジニアと私と、それぞれサインし、契約終了。
とりあえずホッとしたら、全身の力が抜けた。
さて、急いでランチを食べ、午後はもうひとつ、契約が待っていた。
もう一つの村である、カルティナウ村の
井戸を掘るエンジニアだ。
この村は、小さな機械でも掘れる土地なので、
比較的良心的な値段で掘ってくれる
エンジニアに声をかけていた。
なぜか偶然2つの契約が同じ日とは。
私のアタマがめずらしくフル回転させられ、びっくりしている。
ああ、もう全神経が逆立つ思い。^-^;
ここのオフィスは、狭いのに、めっちゃ従業員がいる。
おお?5人の従業員(全員エンジニアだろう)が全員
私の顔をじーーっと微動だにせず、見つめ続ける。
そんなに外国人が珍しいの?
ああ、つっこみたくなる。
しかし、ポーカーフェイスなのだ。
私の作った契約書を読み、
「問題ない」とリーダー?らしき人がサインをした。
あ~、ホッとした。
頼みますよ!
しっかりとした、いい水を出してちょうだいませョ~~
カルティナウ村は、よそのNGOが水を配給している。
配給日にこの村に行くと、子供たち・女の人がズラ~ッと
ポリ容器を持ち、座って待っている。
(写真は、水をもらう順番取りのため、置かれた水タンク)
しかし、待っていても配給が来ない時も、ある。
その配給もほんまなら、約束の期間は終わっていて、
住民が「まだ配給してほしい」と言って
延ばしてもらってると聞いた。
「この配給ももうすぐ終わると思う」と村人は言った。
この待ち人たちと涸れた井戸を見て、ここに掘りたい、と思ったのだ。
さて、ここは明日から掘り始めてくれるという。
うれしいな。
日も暮れて、こんなに神経を使ったのは何年ぶりやろ!
という一日が終わろうとしている。
ああ、今日の星空もゴージャスに光っている。
一晩休んで、また朝日と共に気合いを入れるんや。
まだまだこれからなんだから。
配給日にこの村に行くと、子供たち・女の人がズラ~ッと
ポリ容器を持ち、座って待っている。
(写真は、水をもらう順番取りのため、置かれた水タンク)
しかし、待っていても配給が来ない時も、ある。
その配給もほんまなら、約束の期間は終わっていて、
住民が「まだ配給してほしい」と言って
延ばしてもらってると聞いた。
「この配給ももうすぐ終わると思う」と村人は言った。
この待ち人たちと涸れた井戸を見て、ここに掘りたい、と思ったのだ。
さて、ここは明日から掘り始めてくれるという。
うれしいな。
日も暮れて、こんなに神経を使ったのは何年ぶりやろ!
という一日が終わろうとしている。
ああ、今日の星空もゴージャスに光っている。
一晩休んで、また朝日と共に気合いを入れるんや。
まだまだこれからなんだから。
