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2008/11/28のBlog

さて、信州の北部あたりに位置する池田町。
ここに住む様になって早半年が経過した。

早いものである。 いまだに無職でぶらぶらと引きこもっている毎日だ。

先日の朝方の雪残りは驚いたが、山は綺麗な白粉がかかり、美しさを引き立てている。春からの山の様子と比べると比較に出来ないほど美しいのではないだろうか。

さて、本日読売新聞の地方欄を見ていたら、またまた池田町町長に対する問責決議案なる物を提出するような議員たちの姿勢が載っていた。
町税の滞納問題に対する文書返答を迫ってくるようである。
滞納は問題だが、諸事情もあるだろう。

しかし、前町長と仲の良かった議員たちが、前町長の復権を狙った報復だろうか。とも勝手に憶測してしまうのは、小説の読みすぎだろうか?

完全な保守派的傾向が強いこの地域は、周辺地域との合併論議でも反対を貫いたようである。

両親の話によると、住民も反対意見らしいが、アンケート調査では、微妙な6:4程度の差だったようである。
だが、反対は反対という姿勢は崩さない。
議員たちの既得権益保持が垣間見える。

町長に対する質問状も今回の報復か?
住民に対する遠回しの保守的政策目的ともみえるのは勘ぐりし過ぎか?

こうやって「やっぱり前の町長がよかった」「変革より保持」的な意味合いを徐々に出していくつもりなのだろうか。
高齢者だけで町を建て直すつもりならとりあえず勝手にしてくれって所だが、若者なしの政策を続けるならば、未来がないようにも思う。

実際に町に活気は無い。

町のバロメータはなんだろう?と思うと商店街っていうのは既にナンセンスだ。

商店街はいまはどこも活気が無いからだ。

ガソリン高騰だろうと現状での郊外型志向はそうそう衰退はしないだろう。
実際に一時期のガソリン高騰時には影響のあった郊外型娯楽施設は大打撃を受けたようだが、郊外型だろうと激安スーパーは集客率を上げようと必死の攻防を繰り広げているからだ。

だとしたら、現在池田町の大きな目玉はラベンダーによる観光という目玉くらいしか見当たらない。他にも周辺地域との抱き合わせで美術館巡りなる企画も展開中のようだが、如何せん。。。。疑問は残る。

駅の道として併設したラベンダー関連施設。
この町営の施設。今回の町長は、民営化をマニフェストに掲げていたようにも記憶しているが、定かではない。

ま、いろいろ前町長との違いをこれから出していくのだろうが、幸先の悪いスタートを切ったのは間違いない、勝山町長。
現状の変革を期待したいが、ここの保守的志向はなかなか手強いのでがんばってもらいたい物である。

何事にも永続的な党派の政権保持は問題だ。
一度や二度は、別政権下で政策を運営する物新陳代謝には必要だろう。

ローマ帝国の読者としては、決して一党独裁が嫌いというわけではない。
それは、その人の能力によるのだろうと思えてならないからだ。
誰がなっても同じなら、せめて考えの違う党派で政権運営をしないと比較の仕様が無い。

長野県の知事がいい例かは甚だ疑問だが、田中前知事の方がよかっという人たちも少なくは無いだろう。それほどに、長野県という地域は、閉鎖的なのである。
変化には時間が掛かる。
現状の居心地さも、時には考え物だと知るべきだろう。
2008/11/26のBlog
バチスタ本刊行から2年。

まだそれしか経っていないんだね~。このシリーズ。

その間に、シリーズの本道・外伝など数点執筆した筆者。

現在も現役医師として活躍中らしい。(現役医師と本にあった。)


さて、店頭で発見して驚いて、速攻買いしたこの本。


今回もかなり楽しめた。(*´Д`*)


う~~~ん、今まで一番、内容が理解できた。
シリーズの中でも一番、医療的な内容がなかったせいもあるけど、事件が本ストーリー上、それほど重要ではなかったからかもしれない。

事件はきっかけであり、その関係諸団体の動きが根幹だったように感じた。


よって、だれがどうのこうのという犯人がいるわけではないので、安心して読めたって点も評価できる。

推理など必要ない。

田口センセと白鳥室長のやりとりもおもしろかったが、今回はどう考えても周辺の脇役がメインだったようにも感じた。


いままでになく、Ai(オートプシー・イメージング)という死亡時医学検索に対する提唱が終始述べられている点だ。

ここまでAiを最初から最後まで話の中心を飾ったことも今までのストーリーに無い展開。


本当にAiの必要性を痛感させられたが、今回一番強く感じたのは、医療という行為が以前から感じていたように、善意の職業と思った点だ。

以前から、いくつかの本の中で善意によって支えられている職業があると読み至ったせいもあるだろう。

医療
教育
治安(狭義:警察、広義:軍隊)

である。どっかの受け売りだが、私はこれを否定できない。

善意が前提になければ、対人関係は破綻するだろう。しかし、社会の根幹にそれほど影響は無い。外交面でも必要ないかと思う方もいるかもしれないが、意外に外交は強気に双方が対立する面があるため、とても善意などよりも利益が優先されるだろう。

今回、この「イノセント・ゲリラ」だが、いままで考えた事もなった。
というか考えないだろう。。。って言う内容があったのだ。

労働をしていれば当たり前のように日本では与えられている権利。
※職場によっては、なかなか難しい面もあるだろうが、、、、

ストライキ

である。

よく賃上げや労働環境改善のために組合活動を通じて様々な場面で報道される事は時々ある。交通機関のストは日常当たり前に使っているだけに影響も計り知れない。しかし、一斉に一地域の交通機関が停止する事は、災害でもない限りあり得ない。
大抵は、代わりになる機関が存在するからだ。

このストライキ。

医療の面で、もしも一病院が行ったら、想像以上に深刻な問題があるからだ。
病院の医師がストライキを起こしたら、すべての業務が停止する。
看護師だけ居れば良いというわけではない。
看護師は所詮、医師の代理行為をしてクライアントである患者に対応しているからだ。医師の居ない状態での医療行為は違法なのだ。
このストライキを今回、本のストーリー上にあった点は驚いた。

外来システムは他が受持ってくれるだろうと思うだろうが、一部通常の総合病院で一杯一杯の受診件数を越えると対応する側が麻痺しかねない。都市部ならいざ知らず、地方では距離的な問題も同時に発生する。
コンビニエンスのように一定の範囲に数件あるわけではないからだ。
まだ、医師との信頼関係・治療の経過状況などからそうそう医者をあちこと代える患者はそうそういない。毎日のように風邪を引いているなら別に問題ないだろうがw


そういう点からも善意が前提に無いと維持ができない職業といえるだろうと実感した。


警察官がいなければ、治安の維持も難しい昨今であり。
教師がいなければ、思考の知的水準の維持も難しいだろう。
医師がいなければ、死が蔓延するばかりだ。
生産者がいなければ、毎日の食事もままならない。


筆者の「Ai(エーアイ)」という主軸にはブレが無い中、今回あらゆる点で筆者は死因究明への様々な提言を投げかけている。
解剖率2%(5万件程度)という現実を深刻に捉えなければ、先進医療国としてある日本が、本当は後進医療国としてある事実に気付かない。
「高度医療、高度医療」などと馬鹿のひとつ覚えのようになってしまう。
事実、世間一般で知られている「高血圧」だが、9割が原因不明である。推測の域をでない点など多々あるのだ。

死因の究明ができていないのに、医療の発展などありえない。
それは、原因の究明に寄与していないからだ。
たった2%の解剖率から得られる情報など高々知れている。
それも司法が入る異常死(事件性の有無を必要なため)だけが対象では。
年間100万件以上ある死亡の中で、殆どが原因の究明も無く「死因不明」状態で放置されているのだと、この本を読むと実感できる。

警察に対する医師の善意ある行為(解剖しなくても死亡診断書が提出できる点:心不全など=死因不明なのだ。)を行ってきたのに、医師は司法から攻撃を防ぐ事もできずにやられっぱなしなのである。医師法第二十一条の不備や業務上過失致死に問われる医師たち。

おかしいのだ。
おかしくなっているのだ。
現在の司法が、とある。

読んでみると、確かにおかしいのだ。呆れるくらいに。┐(´ー`)┌


しかし、だれも気付かないだろう。
気付いてもどうすることもできないだろう。
こうやって、日本社会の医療は疲弊し、衰退するのだろう。

どこかの番組では、今の医療水準はどこにあるのかってやっているところもある。
確かに、高度医療、医療の日進月歩はある。
医療は決して壊れない。これからも発展し続ける。
そうやって、国民に人類に還元されてきたのだから。

だが、その還元は、生きている人たちだけで構築されてきたわけじゃない。
死者たちとも一緒に構築してきた事実があるのだ。
ただ死んだのでは報われない。
どうやって亡くなり、どうやって次の犠牲者を救えるのかという思考の繰り返しから医療は発展してきている。これは当然の結果ともいえる。
しかし、この当たり前のサークルでさえ、すでに行き滞っているのだ。

試験管内やマウス実験だけの研究成果では、人は救えない。
死因の究明は確かに重要だと再認識させられた一冊だった。

次回作を期待したい。



そうそう。今回、火喰い鳥こと白鳥室長の部下・姫宮が潜入捜査をするという点が随時あった。これは、もしかして以前の展開から考えると、他社からまた外伝が出版される匂いを感じるのは決して私だけではないと思う。
面白そうなら、そちらも是非とも読破してみたいものである。
2008/11/25のBlog
[ 15:43 ] [ 気分コメント ]
驚くってことの程でもないけど、信州は広い。

ここ最近はずっとこの時期、仕事で大抵は南信地区にいたせいで、かなり雪の時期がずれてきてしまっていたのかもしれない。

たいして降らなかったが、うっすら今朝方雪が残っているのは正直驚いた。

(゜▽゜;)

そっか、こっちはこれくらい寒いんだなぁ~と。

天気予報を観ても北信と南信だと天気のマークも予想も違うしね。


いや~、ホントに驚いた。

まだタイヤ交換してないけど、まだいいよね。。。。^^;

どうなんだろう。。。。(゜▽゜;)
2008/11/16のBlog
カエサル亡き後の帝政時代初期を築き上げた、初代皇帝アウグストゥス(オクタヴィアヌス)の生涯の話し。


カエサルという人物の計画を忠実に、それもゆっくりと元老院や騎士階級・平民たちを欺きながら進めていく手腕は天才的な人物だったと感じました。

18歳にしてカエサルの遺言時の指名を受け、77歳という長期間を上手に生き抜いた人です。


手腕と言ってもかなり内政に関する内容が光っているように感じました。外交が下手であったわけではないと思いますが、いろいろと巧くは運べていません。

まず、当時カエサルによって抜擢された地方の平民出のアグリッパを軍事面での協力者とした事が随分とアウグストゥスを助けていたようです。
オクタヴィアヌスが指揮を取ると負ける戦いも、アグリッパが指揮を取ると勝つという具合です。

実際にカエサルが当時3/15に暗殺されていなければ内紛も起こらず、東方のパルティア遠征に乗り出していたでしょうに。
そのパルティアも当時放置されて14年間も掛けて、内政協力していたアントニウスとの対決。
最終的には勝利を収めますが、随分と時間がかかったものです。
それ程に、この時代両者には抜群の才を持った総司令官が居なかった事をうかがわせます。
内政では随分と元老院よりの政策を打ち出して、あらゆることで賞賛をうけるオクタヴィアヌス。自らの力量とカエサルの神君化をすることで自らも神の子となるように仕組みます。これにより、エジプトは属州ではなく、オクタヴィアヌスの自領となるわけです。とは言え、これはエジプトの文化意識を汲み取った最良の方法であった事は言うまでもありません。他の方法を取ることはハイリスクだからです。


ほかにも様々な甘みを取り除きます。それも会計士のようにw

時間を掛けて、世論を背にして様々な法案を法制化させていったようです。


当時、帝政になっていたことに気が付かれないように身の安全を確保して行っていった手段は感服するしかありません。
少数派では帝政である事は薄々感じ取られていただろうと筆者も述べています。

それこそ、筆者の好きな言葉「人は見える物だけをみて、欲しい物だけを見る」だったかな。。。よく覚えてないけど。
要は、今の時代しか見えていない。先を見通して物を見通せないってことらしいです。


カエサルは先を見て、元老院統治よりも独裁官が現状統治した方が当時のローマにはあっていたと見通していたから行ったに過ぎず、それを共和政の破壊と取り、王政復活と思い込んだ人々によって混乱を帰したわけです。
結果としては、一人の手腕によって巧い具合に帝政が確立されて行きます。
そんなアウグストゥスも政治面での才覚はすばらしいものであったのに、家庭内に関しては随分と血族に執着しすぎて失敗続きだったようです。

娘、孫と立て続けに島流しをさせ、自身の死後もローマ入りを絶対に許さなかったほどだったそうです。

そして、次帝になるティベリウスですが、こいつに対しても随分と乱暴な家庭内干渉をして、一度は愛想をつかされます。


さらに、カエサルが計画した防衛ラインの修正も行い、実際に失敗に終わりました。

その失敗も挽回できずに死に、二代目皇帝のティベリウスが防衛ラインの拡大を取り止めて、戦線からの撤退を指示して防衛ラインの拡大はされませんでした。
やはり、軍事面での才覚はかなり悪かったようです。


しかし、そんな長期皇帝をして、随分とローマ帝国を確固たる覇権拡大路線から覇権防衛路線への変革を見事に成し遂げたのです。
実際にはすごい人物であった事は間違いないでしょう。
それは、カエサルと比べても仕方なの無い事なのですがね。
2008/11/13のBlog
[ 16:53 ] [ 気分コメント ]
ここの所ずっ~~~とネムい。

眠過ぎる。


いくら無職とは言えここまで眠って良いのかってくらい寝ている。

夜更かしのせいで昼夜逆転傾向なのかな。。。。

やばい。。。っすなぁ。。。。


精神障害への一歩へ踏み込みそう、、、いや、引きこもり傾向の一歩か。。。。


ま、どっちもいい傾向とは思えない。。。。


社会との断絶
対人関係の希薄
緊張感の低下

があるせいかな。。。やっぱりぃ (゜▽゜;)


でもなぁ。
現状の打破する気はまったくない!!

わははははw

Ψ(`∀´)Ψ

ってなわけで、、、まだまだだらけて過ごします。。。


ぐふっふふふふww


早く寝ないとイカンなぁ。。。。(・・;)
2008/10/28のBlog
[ 16:34 ] [ 読書コメント ]
ローマ人の物語に随分影響されて、ガリア戦記を読んでみました。

う~~ん、さっぱりチンプンカンプン。。。。(?_?;


カエサルの書いた物ということですが、たしかに最後に収録されている第8巻とはかなり違って読みやすさはありましたが、如何せん。。。。なんといっても、民族名が多過ぎて、地区名も全然わかりませんでした。

頭が混乱するだけ、ただただ流しで読んだだけでした。

内容的には、とても尊敬に値する本とは思えません。

やっぱり凡人には解りかねる内容ですね。。。。(・・;)


しかし、厚くて困った。やっと読み終えて、続きのローマ人の物語にもどれそうです。

ふぅ~。
要約してある本の方が読み易いと痛感したくらいかなぁ。。。。
2008/10/04のBlog
現在も引き続いてローマ人の物語にはまってます。

今回は、ユリウス・カエサルのルビコン川を越えた以後のお話~死後のローマの帝政時代への確立までの話。


ルビコン川を渡るという法を犯す、ガイウス・ユリウス・カエサル。
しかし、これも元老院の「元老院最終勧告」という強制的な排除方法を使ってきた為にいたしかない行動だった。カエサル自身が法治国家としてあるべきではないと訴え続けていた権利の乱用と非難していたもので国家反逆者と烙印を押された瞬間だった。

この以後、ローマの内乱は、「元老院派」と「反カエサル派」の両派の戦いとなる。ローマ人同士の戦いであった。2年を費やして結果としてカエサルの勝利となるが、最期のポンペイウスは可愛そうであった。
名武将同士の戦いは、こんな結末で終わるのかという幕閉じだった。

そして、有名なクレオパトラがこの時代の人だったとは知らなかった。。。。ヽ(゜ー゜;)ノ

クレオパトラ7世。21歳で絶世の美貌をもってカエサルを虜にした女。とあるようだが、著者曰く、なるべくしてなった政治的結果であり、色香で政治的色を付けたわけではないだろうとあった。その理由も確かに一応納得のいくものだった。そうだろうなぁ~と今までの経過を読んでいると合点がいく。あちこちにいる愛人たちにいい顔をしていたのはお馴染みだが、時と場合を考えて行動発言するカエサルがクレオパトラごときにそそのかされると思えない。内戦後処理もせずに、2ヶ月間クレオパトラの下に居たという点についても説明は一応納得も出来る。無駄にした日々が無いのがすごい人物だ。

そんな感じで帝政ローマを構築する為にあちこちへ行き、ローマの内政を一応任せておいた右腕のアントニウスも役に立たず、結局はカエサルが全てを安定へと導く政策を打ち出す。あらゆる人材を区別なく投入し、国家ローマの繁栄を考えて、政治的、個人的、社会的立場を上手に配慮しながらの進行だった。
「王政」を嫌がるローマ社会である。一人のディクタトール(独裁者)への反感は考慮して、常にカエサルは「私は王ではない!カエサルだ!」と言っていたそうだ。
「寛容」クレメンティアという社会精神を持ってローマを繁栄・改革を進めて行きたいと考えたカエサルも、「帝政」=「王政」と考えるものたちに暗殺されてしまう。

読んでいて凄い人物だったと何度も思う。
暗殺をされる半年前に、すぐ死ぬとは思ってはいなかっただろうとあるように現段階(当時)でのカエサルの遺言状があった。
その遺言状も衝撃的だった。その内容はシンプルであらゆる人たちが絶望したようである。絶望と言うのは大袈裟だろうが、カエサルに心酔していた人々は驚いただろう。またカエサルを暗殺した者たちも驚いた。

カエサルは、帝政ローマを確立する上で「寛容」を前面にだして、あらゆる人たちの権利を守った。スッラのように「反逆者名簿」は作らずにポンペイウスに付いた側の人たちにも寛容だった。ローマに戻る事を許し、誰も罰せず、財産も没収しなかった。スッラの全くの逆の方法である。
しかし、その寛容によりカエサルは死んだ。
反カエサル派もいたが、カエサルに心酔していたガリア戦記を共に戦った人たちも組みしていたのだ。
そして、遺言書には、現執行官のアントニウスを跡継ぎとはせずに、当時18歳の遠い血縁者のオクタヴィアヌスという青年を上げていた。誰も知らない人物だった程、無名だった。

※オクタヴィアヌスへの継承を指しているだけで、次点の継承者の名も挙げていた。暗殺組みのデキムス・ブルータスである。当人はかなり驚いたようである。実際にカエサルの身体にナイフを刺した14人の一人だからだ。よって、この遺言での第一継承への指示は、依頼であり強制ではない。その点がまたカエサルの凄い点だ。さらに市民全員へ配金するとまであった。よって財産は全くと言うほど残らない仕組みだったようである。名誉だけを継ぐようにする遺言状だった。

そのほかにも、カエサル派、反カエサル派を区別せずに、属州総督の名前も列挙されていた。これにさらに反カエサル派驚いたようだ。日本で言えば、内閣政治は自公民で成り立つだろうが、これを区別せずあらゆる政党で構成する内閣人事になるわけである。

暗殺後、民衆から感謝されるとおもっいた暗殺者たちは全くの逆の結果をもたらした。感謝どころか怒りを買ったのである。
共和政ローマを守ろうとした暗殺者たちは、時代の先見性が無かった。ローマを愛していたのは愛していた行動だったろうが、民衆には届かなかった。


そこから、今度は内政もぐちゃぐちゃである。
個人間の戦いへと移行する。
カエサルの名を継ぐように遺言された「少年(プエル)」は、自己の意思でカエサルを手に入れる為に行動する。

そして、カエサルに心酔していた兵士たちはその「少年」についていく。

しかし、すぐにそうはならない。
ローマを中心にして、東西の覇権の確立を強固にするため「第二次三頭政治」が今度はこのもの達を中心に公式的に行われた。市民集会を経て(この頃の市民集会は単なる法案通過儀式と化していた)。

東をアントニウスが、西をオクタヴィアヌスが担当となった。

結果として、平定には時間は掛かる。

アントニウスは名将には入らないが、軍団長クラスでは抜群の才能を持つ。戦えば勝った。オクタヴィアヌスは勝てない。生前に付けた幕僚のアグリッパのお陰で勝てていた。しかし、どちらも平凡な物だったので、歴史的に列挙するほどの作戦はないらしい。殆どが物量戦闘だったようである。情けない。

しかし、オクタヴィアヌスは偽善者だったので上手に周囲を利用してのし上っていく。

結果として、14年を掛けて帝政ローマを作り、初代皇帝になる。

筆者が何の為にカエサルが死んだのか、結果として何も変わらず、内乱戦をしたのみ。それも、党派闘争ではなく、個人闘争となる有様。
オクタヴィアヌスは、カエサルではなくやっぱりオクタヴィアヌスであったので、寛容など無く、都合のわるいひと達はすべて殺して平定を手にした。

この後、ローマはどうなるのかまだ気になるところである。まだ紀元前30年。
キリストがそろそろ出てくる時代であるが、帝政ローマはどうなっていくのだろう。
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