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HAKODADI ・・函館の政治と経済
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2008/01/12のBlog
やや旧聞となってしまったが、日経MJ(流通新聞)の正月4日に

港町に活力 新たな船出
日米修好通商条約150年という 2面ぶちぬきの特集記事が載っている。
条約締結が1858年なので今年が150年目にあたる。もっとも記念行事は、実際の開港時期にあわせて、横浜、函館が来年2009年に「開港150周年」の記念事業を準備中。

さて函館市内で流通新聞を購読しているケースは少ない(筆者も、今日図書館でやっとみつけてきた)と思われるので、簡単に紹介すると。

横浜:開港のシンボル波止場復元。
開港当時の波止場、通称「象の鼻」の復元が進んでいるという話題。06年から始まった、港ヨコハマ発祥の地の工事は開港150周年の09年6月完成予定。MM21から山下公園までの回遊ゾーンの要所としてあらたな名所に。
(記事参照
他に、日本最大の貿易港として、巨大コンテナ埠頭建設着工などさらなる港湾整備計画が進んでいる。
開港150周年記念事業公式サイト

神戸:キャンパス続々 大学も振興一役
ポートアイランドに進出した3つの大学の話題。新たな観光拠点にもなっているという。
また、神戸港は大震災の痛手から復興、いまや中古車・建機の一台オークションの中心地になっているという。

新潟:輸出伸び国際色豊かに
新潟港はロシア・中国・韓国・北朝鮮との輸出入拡大が顕著。特にロシア向け中古車輸出の伸びが目立つという、そしてこの拡大の担い手がなんと在留パキスタン人。回教寺院(モスク)の建設計画もあるという

長崎:町歩き・伝統芸能 市民がもてなし
まち歩きイベント「長崎さるく」による観光客へのおもてなし。国際観光船のクルーズ増加(昨年は全国1)、外国人観光客(東南アジア)の増加、そしてユネスコ文化遺産への暫定リスト登録など多彩な話題

函館:ハコモノよりイベント
昨年の市長選で「水族館建設断念」を主張した新市長誕生に触れ、これからは市民参加型・全国発信のできるイベントをを中心にまちの活性化を図る方向に転換。
150周年記念事業への取り組みも昨年11月スタート、150周年のプレイベント開催など、豊富な「遺産」を活用した取り組みが始まっている。

わが函館関連の記事は具体性が不足していて、アピール度はやや物足りないが、これからの努力でキャッチアップしていってほしいもの。
(注:左のロゴは筆者が制作した「私的」なものです。公式ロゴは近日中に公募?)

ちなみに、記事には各港の現況が載っているがこれが意外に興味深かった。(人口のみは筆者が付け加えた)

①開港年 ②入港船舶数 ③外貿コンテナ数(TEU)④クルーズ客船寄航数 ⑤人口

横浜 ①1859 ②43千 ③298万 ④140 ⑤3,630千
神戸 ①1868 ②40千 ③198万 ④93 ⑤1,531千
新潟 ①1868 ②43千 ③16万 ④9 ⑤805千
長崎 ①1859 ②14千 ③0.6万 ④63 ⑤448千
函館 ①1859 ②16千 ③0.2万 ④17 ⑤290千

残念だが、港の実力では函館は5港中総合点で5位に甘んじている。

こういう客観的な数値で実態をきちんとおさえることも必要なことだ。




2008/01/11のBlog
[ 08:22 ] [ 情報・IT・関連ブログ&サイト ]
最近書かれた、函館についての「文章」を紹介します。

最初は、このブログへのコメントで教えていただいた、

●タテ・ヨコ・ナナメの世界と日本
函館見学録」 
 
これを書かれた河東哲夫氏は元外交官で在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン・タジキスタン大使も勤め、いまは東京財団というシンクタンクの研究員。

最近函館のロシア極東国立総合大学に講演で招聘されたとのこと。ご自身の父上が函館で育ったという縁があるものの、どうも函館には初めての来訪であったようだ。ロシア研究家らしく、函館と北方史の話に始まり、北極航路!(温暖化で北極の氷が解けると、北極回りでヨーロッパや米国東海岸への航路が可能になり、そのときは函館が「ハブ」として再登場・・・という豪快な話にも発展。ともあれ一読に値する。

●北杜の窓
以前から、北海道(そして函館)の旅行関連のニュース紹介やコメントを書き続けてきたこのブログ。最近の函館の話題はナッチャンRelaとエアトランセが2大テーマだ。

エアトランセ、ロング遊覧飛行や都市間貸切に活路か

高速バス&「なっちゃんRera」で行く北海道

確かな情報源と冷静な分析で読ませる、数少ない高品質の「旅」ブログ

東北新幹線の新青森延伸:2010年末
北海道新幹線:新函館までの延伸:2015年

今年は178億円の工事費予算がつき、北海道新幹線開業への建設工事も本格化している。さて、最終目標である札幌延伸については、巨額の工事費をどう手当てするのか、財政問題に見通しがたたず、開業時期を巡る関係者の動きが慌しくなっている。

そんな中で飛び出したのが、防衛疑惑ですっかり有名になった額賀財務相(写真)の問題発言。
昨年(12月19日)のことだが、新幹線札幌延伸の陳情に上京した札幌市議会の与党議員に対して、
 「道内全選挙区で勝たせてくれたら- 新幹線札幌延伸は一発で決まる」
といったという。(道新記事 07.12.20)

もともと、道内の選挙区では民主党が強く、自民が圧勝の前回の衆院郵政選挙(05年のときでさえ、12の小選挙区では 民主8 自民4という結果。特に新幹線の沿線の選挙区である1区、4区、8区では民主が全勝している。

それにしても、一議員ならいざしらず、財政運営の枢要な立場にある財務相が「新幹線を通したければ自民党議員を当選させろ」というのは露骨な利益誘導ではなかろうか。
(民主党もさすがに、「政権与党をかさに着た国民無視の横暴極まる発言。閣僚としてあるまじき不適格な態度」と早速批判したと伝えられる。

 もっとも、昨年の統一地方選の際には自民前幹事長の武部勤氏が函館市内の道義選の自民候補者の応援に訪れた際に 定数6に対し自民党が1議席にとどまっている函館市選挙区に言及
 「一議席のままでは『何で函館に新幹線を伸ばすんだ』となる」と語気を強め、党勢拡大を訴えた、という。(道新記事07.3.11)

新幹線建設に絡む政治家の干渉はなにもいまに始まったことではない。古くは岐阜羽島駅のケースなど、政治路線・政治駅は連綿と続いている。それにしても、自民の政治家のセンスはいっこうに近代化されないのはどうしてだろうか。

関連記事
サンケイニュース「2兆円超…整備新幹線への「風圧」、選挙で強まる
前にもこのブログで触れたが、市長の「肉声」が聞こえてこない、という声に応えて、せめて定例記者会見の発表文くらいは全文を市の公式サイトに掲載しては、と書いた。

今日のヨコハマ経済新聞の記事によれば、横浜ではこの1月から市長の記者会見をライブと事後の録画それぞれをインターネット配信している。
(録画の配信はこちらに)


新聞記事は「大事な」点を要約し、場合によってはコメント・解説を付すという、付加価値に意味がある。しかし、自治体の首長の発言がもつ重みを考えれば、どいう表情で、どう語ったか、がリアルに伝わることの意義は大きい。
実況中継は見逃せば終わり。新聞で「なにか重要なことをしゃべったらしい」というアタリを就けてから、オンデマンドでネットで録画された情報を視聴する。こういうスタイルが行政の透明性と住民自治を支える大事な情報インフラになると思う。

最近の映像配信技術の進化で、この程度の配信ならそれほどの費用も手間も、大げさな機材もいらない。

2008/01/08のBlog
[ 23:38 ] [ 産業政策 ]
摩周丸の指定管理者が今年4月、過去3年間指定管理者であった「ワールドクラシックカーミュージアム」から「NPO法人語りつぐ青函連絡船の会」に代わることになった。

3年前の指定管理者の選考ではこの2者が名乗りをあげ、審査の結果前者が選ばれたのだが、その選考をめぐってオンブズマンなどから異議がでたりしたいわくのある案件。

今回、同ミュージアムは応募を辞退し、「語り継ぐ会」の単独応募になったもの。

過去3年間もクラシックカーミュージアムによる「運営の功罪(ほとんど罪ばかりだが)」として函館鉄道写真館のブログに掲載されている。

ミュージアムの本体も営業不振ということらしいのだが、少なくとも「公の資金」を使って運営してきた過去3年間の「摩周丸記念館」の総括くらいはきちんとするべきではないのか。ミュージアム自体にはそういう義務がないとしても、市には「委託」(3年間で焼く3000万円の委託料)した側の責任として市民に対して情報公開をする必要はあるのではなかろうか。
元日の道新に掲載された「100万ドルの夜景」という記事のことがひとしきり話題になった。
筆者は迂闊にもその記事を見逃していたのだが、昨日の「函館ブランド」の話に関連した話題として、知人が教えてくれたもの。

道新記事の要約。(道新サイトの記事全文

函館の夜景をあらわすキャッチとしてしばしば使われる「100万ドルの夜景」の商標権を、市内の外食チェーン・ラッキーピエログループの専務が福島県の業者から譲り受けた。同専務は、愛好会を発足させ、キャッチフレーズの活用法について案を出し合い、夜景サミット開催や商品開発も模索していくという。

面白いと思ったのは、記事の背景にある逸話。この商標権は1997年に福島県の旅館業者が取得したもので、その業者は2000年に函館や長崎にこの「商標権」の買取(もちろん有償で)を打診。両市ともにこれを断ったという経緯があることだ。

当時の新聞記事によれば、断った理由が面白い

函館:「函館の夜景は“日本一、世界一”とアピールしている。ポスターなどで“100万ドルの夜景”の言葉は使っていない」
(筆者コメント:世界三大夜景のひとつというのが一番使われているように思うのだが)

長崎:「うちは1000万ドルの夜景として売っている」

ちなみにこの旅館経営者は函館や長崎の観光ツアーを紹介する旅行会社の広告で「100万ドルの夜景」の言葉が使われていることについて、「商標権の侵害だ」と主張したそうだ。(実際に提訴したかどうかは不明)

確かに、「100万ドルの夜景」という表現が(函館市が公式に使っているかどうかは別として)ある程度の市民権を得ていることは認めざるを得ないだろう。そういう認識があるからこそ、ラッキーピエロも有償(新聞によれば少額というが)で取得したのだろう。

ちなみに、本当に函館の夜景=100万ドル なのか?
YAHOO(Japan)のブログ検索でみると100万ドルの夜景でヒット数は2593、さらにキーワードを追加すると

100万ドルの夜景+香港: 1139
 同 +函館 552
 同 +神戸 367
 同 +長崎 195

国際的には香港の方が100万ドルと結び付けられやすい(そういえば香港の通貨はかつては香港ドルだったな)ようだ。国内的にはさすがに函館がトップではあるが、ダントツというわけでもない。
なお、そもそも日本の100万ドルの夜景のルーツは「神戸」だという説がある。

神戸の100万ドルの夜景は、1953年(昭和28年)に当時の電力会社の副社長が命名したと言われている。六甲山から見渡す神戸・芦屋・尼崎・大阪の電灯にかかる1ヶ月の電気代が約4億2900万円、当時のレート1ドル360円で換算すると約120万ドルとなり、キリのいいところで100万ドルというわけ

(詳しくはAll About=いまさら他人に訊けない夜景知識

このテーマも結局は先の「函館市場」の場合と同様の結論に落ち着く。

大観光地「函館」はそのブランドを確立していくための戦略が不足していないか?ということである。
商標登録という世界では、熾烈な先陣争いが続いている。いままで「使ってきた」商品やサービスの名称やキャッチが、まったくの第三者に取得されたときには「使えなくなる」というリスクがあるということを、観光の関係者はもっと厳しく自覚したほうがいい。

関連記事
函館のニュースな出来事 「100万ドルの夜景はラッキーピエロのもの?」
神戸の1000万ドルの夜景
長崎の1000万ドルの夜景
[ 07:00 ] [ 産業政策 ]
昨年、大阪に行ったときに見かけた「函館市場」なる回転寿司。

函館=さかな=寿司 という連想はなるほど、わかりやすい。

しかしこの会社、別に北海道に本拠があるわけでもないし(本社は岡山)、寿司ネタが全部「函館直送」というわけでもない。もっとも、それではコストが高くなって「回転寿司」としての採算は難しくなるのだろうが。

 メニューをみると、函館産の表示は寿司ネタに函館のするめいかが入っているのみ 他には 「函館いか飯」くらいか。あとは紋別(ほたて)厚岸(さんま)くらいが産地表示のある食材。それと、なぜか北海道アイスクリームがデザートに。

別に名前にこだわって文句をいいたいわけでもないが、それにしてもなにか錯覚を利用しているようで、ある種のあざとさを感じてしまう。

店舗展開は関西の都市近郊が中心で、最北でも宮城。イメージはファミレスに近い。それにしても店舗数は合計50も。

函館にも回転寿司の大規模チェーンがあるが、本州進出という話はきかない。
最近は「函館」産品のブランド化という話が始まっているが、きがついてみたら「函館●●」はほとんど本州資本に商標登録されていたということにならないだろうか。余計な心配をしてしまう。
2008/01/07のBlog
[ 22:52 ] [ 産業政策 ]

昨年末も押し詰まったころ、たまたま乗ったタクシーで、運転手さんとの会話

筆者が乗ったタクシー(桔梗ハイヤー)が04年から続けている「深夜乗り合いタクシー」に話が及んだ。
深夜にジャンボタクシー(9人乗り)が函館駅など市内繁華街4箇所をまわって、石川・桔梗・七飯までいく。このタクシーが好評で、年末は通常よりも増便し、30分おきに運行するという。ちなみに料金は通常料金の1/4, 七飯まで乗った場合は1,000円という。

やりとりの一部
「4箇所順番に回るとなると、積み残しがでることもあるのでは?」
「そういうときは携帯などで連絡をとって、近くの空きタクシーが駆けつけます」
「お客さん全員を家まで送るとなると、経路が伸びてかなり余計な時間がかからない?」
「そうですね、でも深夜でみなさん酔っているしね、苦情はでないですね」
「七飯よりもっと先へ行く客もあるの」
「森辺りまで行く人は時々ありますね。そういう場合は七飯以遠は普通料金。それでも合計で40%引きくらいになるからね」

筆者の知人にも愛用者は多い。なにしろ七飯方面のJR普通列車の最終は22:47なのだから、十分に酔いたいご仁には重宝だろう。

ちなみに、タクシー会社の乗り合い業務は通常認められていないが、深夜で路線バスやJRと競合せず、自治体の要望もあって道運輸局が特別に許可する場合に認められるという。
それにしても、道南で初、(他の地域でもほとんど例がない)4年目に入るというのに、他に追随するタクシー会社がいないのはどういうわけだろう。

上磯方面、戸井方面など、需要は結構ありそうだが。
桔梗ハイヤーも営業エリアの関係から、他のルートに進出する計画はないという。

営業車両は増えても需要が伸び悩んでいて料金値上げもままならないタクシー業界だが、こういう需要創造のチャンスを切り開く2番手がでないというところが残念。
2008/01/06のBlog

函館で高校生までを過ごした方なら、ほとんど?がお世話になったと思われる、函館公園内の「旧」函館図書館。2005年11月に五稜郭公園のお堀端に新されたの「函館市中央図書館」にその機能が全面移転して2年経つ。
その函館図書館の前身である「民営」図書館の創設者、伝説的な図書館人、岡田健蔵とこの旧図書館を特集した企画が、雑誌 「ず・ぼん」(2007.11発行)で読める。


旧図書館と新図書館を「図書館人」の目でくまなく収めた写真の数々は貴重な記録。
特に書物がすっかり引越しした後の旧図書館の内部のたたずまいがいい。数十万冊を収めた書庫や開架図書室が「肩の荷を降ろした」すがすがしさの中で、窓から差し込む陽光の中で、まるで建物自体がゆっくりと息をしているかのようだ。

かつて、旧図書館を本州からはるばる訪れた学生が図書館のあまりの古色蒼然に驚いて、おそるそる「ここは「図書館の博物館ですよね」「図書館の本館はどこですか?」と質問して「いいえ、ここが本館です。立派に現役です」との答えにびっくりしたという話が残っている。

なにしろ、旧図書館の本館は昭和3年開業。ほとんど80年という長寿。建築デザイン的にも十分価値があると思う。

あらためて、日本の図書館の歴史にも巨人として輝く岡田健蔵の功績を掘り起こし、この旧館を新しい用途(図書館の博物館でもいい)に再活用する道を探ってみたいものだ。
2008/01/05のBlog
函館の元旦は曇り空とはいえ、全国的な荒天とは縁遠く、まずは穏やかな天気であった。さて函館の初詣というと、横綱級は
函館八幡宮、亀田八幡宮 がいずれも40千人前後
大関・関脇がなくて やっと小結級で 
湯倉神社
そして前頭に
護国神社
ということのようだ

函館八幡宮は函館山の南側のふもと、市電の終点谷地頭にあり、一方の亀田八幡宮は1970年代に合併した旧亀田市域にある。
それぞれの神社の沿革は詳しくはないが、多分社格は前者のほうが上であろう。神社の風格、規模なども明らかな差異があるように思う。筆者は昭和30年代の函館八幡宮の初詣の猛烈な人出をかすかに記憶しているが、昨今はかなり減ったという印象

市域の郊外への拡散、西部地区の居住人口激減で、昨今の初詣客の数は亀田八幡宮が函館との差を詰めてきたということらしい。

参拝も近いほうが何かと「便利」なのだろうか。まあ、初詣も最早、宗教的行事ではなく、単なる習慣というか儀礼というか、そういう世俗的な事情によるものになっているようだから、議論しても仕様がないのだろうが。

今年の初詣客は道新によれば
函館八幡宮 45,000
亀田八幡宮 38,500

と久方ぶりに大差がついたとなっている。もっともこういう場合の数え方というのは相当アバウトになりがちだから、これだけで、函館八幡宮「大勝」と結論付けるわけにもいかないだろう。(もしかしたら神社側の発表数字かも)

なお、過去の記事をみると、2000年以降、両神社の初詣客の数はほぼ40,000-45,000の間で拮抗している。02-04年に函館八幡宮が亀田に41,000,42,000で追いつかれたが、その後は06年以降函館が45,000をキープしているのに対して亀田は40,000-42,500とやや落ち込み、今回はさらに昨年より4,000人減で上記のような大差となった。もっと長いレンジで見れば、亀田が函館に追いついてきたという経緯は間違いないと思うのだが、今年の亀田八幡宮の不振の理由は不明。

道新でDBで試しに過去10年分の両社の参拝客数をトレースしてみる。(暇なときしかこんな芸当はできないが)

年 函館 亀田
08 45,000 38,500
07 45,000 42,500
06 45,000 40,000
05 43,000 40,000
04 42,000 42,000
03 41,000 41,000
02 41,000 41,000
01 42,900 41,900
00 44,000 42,000
99 45,000 41,000


左の写真は元日2時頃の亀田神宮の参拝を待つ人並み。約30分待ちである。推定参拝人数は4万人。(その後新聞報道では38,500人)公共交通機関があまり便がよくないので参拝客はほとんどマイカー。駐車場は当然大混雑で入り口には車が長蛇の列。

ちなみに、亀田八幡宮は、箱館戦争の降伏会見の場所として史家には多少は知られる場所だが、そういう説明は(私が知る限りでは)見当たらない。

関連記事がこちらのブログ「はこだてのいかがうまい理由」に




一方の函館八幡宮。当方が訪れたのは3日の夕方だから当然かもしれないが、かなり閑散としている。長い石段をやや息があがりながら登ると社殿。鳥居も社殿もなかなか堂々の造りである。2日には流鏑馬がこの石段を登ったというが残念ながら情報不足で記事にできなかった。(道新記事
左の写真の看板。この社殿の下にある池に希少種のエゾヒキガエルが集団で生息するという。面白いのが、この近辺の道路標識に「カエル横断注意」の看板を見かけること。それほど多いのか?と訝しくもなるが、踏み潰すと悪臭が車につくので注意という。



2008/01/04のBlog
昨年11月に伊豆を旅行。東伊豆の先端近くである下田から車で約30分。沈降海岸の多い伊豆半島は海岸沿いの道は険しく曲がりくねるところが多い。その結果、新しい道の大半は山の中を突っ切る。それでも松崎に近づくと西の水平線に沈む夕日が美しい。

途中で立ち寄ったのが西伊豆のほとんど先端にある松崎町にある「長八美術館」。
長八というのは鏝絵(こてえ)の世界では第一人者といわれる入江長八(江戸から明治時代にかけて活躍)のこと。この松崎町出身の画家を顕彰するために、町を挙げて美術館の建設に着手したという。鏝絵の美術館はほとんど唯一ということもあり、全国の左官業者が協力したというが、なによりも驚くのはその外観。

人口8000の鄙びた漁師町の真ん中にそびえる宮殿風の建築。事前知識がなければ、パチンコホールかその種のホテルと誤解しそうな一見けばけばしい建物。
建築会の「芥川賞」吉田●●賞を取った、といわれてデザインセンス皆無の筆者はあらためて、感心した次第。とにかく度肝を抜かれることだけは間違いない
鏝絵とな何か、は同美術館のHPに譲ることにする。

とにかく徹頭徹尾、きらびやかな美術館がこの伊豆半島の先端にあるということ、それも国や県が建てたのではなく、町が建てたということに徹頭徹尾驚く。

何度も書くが、決して簡単に訪れることができるような場所ではない。

下田まででも東京からは3時間はかかる。そこから公共交通機関は極端に少ない。
東伊豆に比べて交通の便も悪い、観光名所も少ない。
そこに町費(しつこいようだが)でこれだけの施設を作るという心意気は、銭勘定ではできないだろう。長八を生み、育んだこの町が、ほとんど信仰にも近い熱情でこれを作ったのであろう。
そういう熱情が形になった。そして形になることで、徐々に長八というユニークな画家(というか左官屋)の存在が世間に向けてエネルギーを発し始める。

ここまで来る人は、ゆきずりとか偶然ではないのではないか。ここを尋ねてくる人はなにか確信をもってわざわざやってくるのであろう。

受付にいた女性の一人が、10分くらい付き添ってくれて、鏝絵の初歩的な解説をしてくれる。そういう心遣いが、自然に出てくるところが嬉しい。
閉館間際というのに館内は結構人が居て、どこかの団体(専門家?)が熱心にリーダー格の説明に耳をそばだてている。

函館にも公共の博物館・美術館などの施設は少なくない。その大半は市の外郭団体の運営になるもの。
大半の施設には一度は足を運んだことがあるが、長八美術館のような「驚き」にでくわしたことはない。特別に伝手でも頼まない限り、たとえ10分でも館員が簡単な解説をするという場面にもでくわしたことはない。
なにか尋ねても「解説はそれぞれの展示物ごとにかいてあるでしょう」という感じの反応が大半。もっとも、最初から仏頂面で対応されているから、訊く気にもならないというのがホンネ。

2年ほど前の「包括外部監査」でも、「入館者を増やす工夫が足りない」と指摘されていたが、その後なにか改善されたという話も聞かない。
指定管理者制度の導入という「経費カット」政策がとられる方向にあるのだろうが、それ依然に、松崎町のような事例をもっと勉強してはいかがか
2008/01/01のBlog
貸し込み(上・下) 黒木亮著 角川書店 

「貸し込み」とは聞きなれない用語だが、どうやら 「本来借り入れをする必要のない顧客を騙して借り入れをさせ、貸し手=銀行側の利益を図ること」をいうらしい。

バブルの絶頂期、莫大なマネーが金融機関に滞留し、投融資の相手を求めていた時代、銀行は「相続税対策」、「不動産投資」、「変額保険」など、ありとあらゆる金融商品を開発し、甘言をもって(あるいは詐術をもって)善良な市民の資産を掠め取ったという。

当時も、大銀行が絡む過剰融資や不正融資などの実態が事件としてときおり表面化することはあったが、どちらかというと銀行自体が騙されて巨額の不良貸付が発覚したという話(長銀が嵌ったイーアイイー事件のような)に目を奪われ、銀行が加害者となったケースで被害者の側が銀行を訴えたという話はあまり聴いた記憶がない。


この「貸し込み」は、大銀行が脳梗塞で判断能力を失った資産家を手玉に取り、巨額の融資と歩積み両建ての預金をさせた(最終的には被害者の債務総額は20億円を超え、複雑な金融取引の途中で銀行の関係者などが巨額の資金を横領、ついには返済不能に陥った被害者に不動産の競売を強要したという事件。

実は、この小説は実在するモデルがあって、旧三和銀行が起こした事件を素材にしたもの。複雑な事件の経過を丹念に追った叙述が可能になったのは、なんと著者自身が元三和の社員で、転職後に、この事件で直接の当事者というヌル衣を着せられそうになったことから、被害者の訴訟に協力し、元の勤務先を告発する側に回ったことが背景にある。さすがに業務に熟達した専門家が解き明かす金融犯罪の手口は、驚きの連続だが、著者の論理的思考能力が特別に優れていなければ、これだけの難しい事件を書いて読者を飽きさせないで済ませることは至難であったろう。

加害者側の銀行の関係者たちの無節操ぶりと、「組織を護る」ためには偽証でもなんでもという態度は、銀行マンへの世間一般の信頼を一気に失わせるだけの迫真力がある。
そして、登場する弁護士たち。これは玉石混交だが、中には素晴らしい能力と意志力の持ち主が登場する。ところが一方の裁判官がまた、とてつもなく不甲斐ないのである。裁判官の質の低下が言われて久しいが、この小説に描かれる裁判官は証人質問中に居眠り、調書はろくに読まず、加害者側の書面を切り貼りしただけで「告訴」の却下をいとも簡単に降している。日本の司法がこうまでおかしいとは、なんとも怖気が襲う。

著者は小説の中で何度も、英米の金融業界では当たり前になっている「証拠開示」(Discovery)という制度に触れているが、これは
訴訟を起こした場合、原告は被告の企業の内部文書に広範に閲覧請求ができるほか、被告側の関係者への質問権も認められているというもの。
日本では、こうした場合、証拠の多くを握る銀行などが、裁判所の「文書提出命令」が出ない限り(そして裁判所はこれをなかなか出さない)自己に不利益な文書は隠し通すのが通例という。こういう事実もあらためて衝撃だ。

ともあれ、金融、司法、そしてマスコミ(ここでは触れなかったが)を覆う腐食の構図をこれだけしっかり描き出した筆力は尋常ではない。
一読を薦めたい。なお、著者は北海道出身の50歳。
2007/12/31のBlog
今年はhakodadiの筆者にとっても激動の年でした。その中で、函館をテーマになんとか書き綴ってきたこのブログですが、年の終わりにあたり、このブログを定期的に?チェックしていただいている(推定500人)皆様、そして的確なコメントや助言・叱責をいただいた皆様にお礼を申し上げます。
新年からどういう形でこういう「発信」をやっていくかを現在、思案中ですが、まずは今年最後のブログでは、年間でコメントの多かった記事をリストアップして、2007年を回顧してみます。なお、開始(2006年12月20日)以来の統計は
アクセス数 127,000
ブログ記事の数 310
コメント対象の記事 181
コメント投稿数 903


なお、この企画はサンケイ・イザのブログでトップクラスの位置にある産経新聞記者阿比留瑠比さんのブログの年末企画の盗用です。


このサイトの趣旨:函館の10年後のために[2007/07/30 01:25]
(コメント104)
長い間このブログのトップにおいていた記事で、個別の記事には関連しないご意見が多数ここに収録されています。大半は市長選における西尾候補への応援・激励でした。ブログでのこうした盛り上がり(地方の政治では珍しい現象では?)が西尾氏の当選にもなにほどか貢献したのでは、とブログの筆者としては手前味噌ながら「誇らしい」ところでもあります。

西尾・前助役に出馬要請へ[2007/02/18 09:33]
(コメント40)
2月中旬の、高校の仲間による支援組織の結成・立候補表明までの1週間は、関連の記事やコメントが本当に数多く寄せられました。市民の皆さんの関心の高さが現れています。 特に市役所関係と思われる方からの投稿には「もう黙っていられない」という気迫が伝わるものが多数。

意見募集「函館市長選に望む」[2007/02/08 13:57]
(コメント33)
「老人ホーム問題の議会での追及も不十分に終わり、世の中が選挙モードに入っていく中で、市長候補者として誰を推したいか、市長の公約として何を期待するか、市長選の動向をどうみるか。。。など市長選に関するコメントを募集したところ、たくさんの建設的な意見・アイデアが寄せられました。経済低迷・閉塞状況にある函館をなんとか活力のある町に変えていきたいという皆さんの熱い思いが伝わってきました。


移動市長室での発言 (追記あり)[2007/09/03 11:30]
(コメント21)
西尾市長が椴法華で実施された「移動市長室」で「市民と市役所を近い関係にしたい。町会にも入っていない市職員がいるが、そういう職員は昇格させない」と述べたと新聞に報道されたもの。市職員の立場から厳しい批判が相次いだ。たしかに行政の長としての発言にしては「言葉足らず」は否めないだろう。もっとも、市役所の職員に公僕としての自覚をあらためて「強く」促すという、市長の思いはそれとして受け止められているもと信じたいが・・・

再検討」問題は闇の中へ[2007/02/28 07:42]
(コメント17)
2月の議会では議員からの厳しい追及に対して、市長の発言は曖昧なまま平行線。特別委員会の設置も見送りとなり、西尾・前助役が自らの職を辞して批判した「ブラックジャーナリズムと市政の癒着」という問題の追求は、市議会での議論に関する限り収束に向かったかに見えた。寄せられたコメントには「市役所と議会が一緒になれば、何でも隠すことができるんですね。」という痛烈なものも。


老人ホーム<再検討>問題、市議会で再度[2007/03/08 23:35]
(コメント15)
2月議会の高橋氏(共産)の鋭い質問で、市長や市の理事者側が窮地に立ったことを伝えたブログ。各紙を読み比べる少しづつ真実がみえてきます。たとえば毎日は
市長が①7/20の打ち合わせに議長が同席したことは不適切であった。②この問題の処理如何では「情報誌に書かれる」ことを懸念した。
と,初めて認めたと伝えているが、これなどは問題の本質に迫る重要記事。
コメントでも多くの方が「関連情報提供」していただき大変参考になりました。

コンベンションホールを巡る議論[2007/03/17 05:54]
(コメント14)
選挙戦を通じての争点のひとつとなった、コンベンションホール。前市長が「市民会館の立替で1000=2000人収容の規模を」とブチ上げ、西尾候補は「市民会館はまだまだ保守しながら使える施設、建て替えるよりも、500人規模の(需要の多いレベルの合わせた、身の丈にあった)施設の建設のほうが経済的にも効果の面でも優位」と反論したもの。


函館国際観光コンベンション協会総会[2007/06/05 22:26]
(コメント14)
函館の観光のプロモーションの実働組織である協会の運営が硬直化しているという批判の記事だったが、これに関連して、市職員の勤務実態などへの批判などに議論が発展。市や外郭団体の職員に対する市民の関心の高さが垣間見えた。


議会運営委員会の質問状[2007/03/22 06:21]
(コメント13)
問題となった「7月の市長室での会議メモ」について、そのメモの信憑性や、メモ=公文書か否かという議論が、いつのまにか「メモが公文書とすれば前助役がそれを持ち出し、マスコミなどに流したのは公務員の倫理違反」という議論にすり替わっていたという驚愕の事実に関する記事。議会のチェック機能に対する失望が広がるきっかけとなった事件です。

函館には人力車より貸し自転車が似合うのでは[2007/08/29 00:41]
(コメント13)
函館西部地区に出現した「人力車」による観光案内サービス。軽い気持ちで「皮肉っぽい」記事を書いた途端、歴史認識から、「自転車なんかダメ」というきついお言葉まで、予想外にたくさんのコメントをいただきました。勉強になりました。

は3件が同数(コメント12)で並びました。
福島議員、再度の問題発言[2007/09/20 00:47]
4町村合併とは何だったのか?[2007/03/04 00:52]
函館商工会議所、高野現会頭の続投[2007/08/29 11:23]

番外:行財政改革担当理事設置の件
これは関連のブログが3件あったためコメントが割れましたが合計するとコメント数が23になりました。西尾市政に対する市民の「監視」の目もまた厳しいということが実証されたということのようです。
特別職の設置:議会で承認の方向だが[2007/12/15 07:28](9)
市の特別職新設問題 ブログへのコメントなどから(追加あり)[2007/12/18 11:27](7)
ほか2件

[ 04:07 ] [ ブラックジャーナリズム ]
朝日新聞の12月30日の社会面に

情報紙の不当購読要求
自治体、広がる一斉拒否

という記事(全文)が掲載された。

「自治体職員らがトラブルを恐れてやむなく購読している情報紙の発行元に対し、弁護士と連携して自治体側が購読拒否を突きつける動きが広がっている」というもので、

発行者が役所に来てしつこく購読を求めたり、一方的に送りつけて料金を請求したりするケースが後を絶たず、ある市が幹部職員にアンケートを実施したところ、1/4が不必要な情報紙などに年2千~1万円のポケットマネーを払っていた。購入していたのは地元政界の情報や役所の話題を載せた定期発行の情報紙など。
購読の理由は「トラブルが心配だから」「前任者からの引き継ぎで」などとされ、購読をやめようとした際に「脅迫じみた言葉をかけられた」「机をけられた」などの体験もあった、という。




そういえば、函館でもかつて、市役所の人事予想を詳しく載せたり、特定の人物を口汚く罵ったりすることで恐れられていた「情報誌」があった。(「あった」というか、まだ臆面もなく発行は続けているようだ。)庁内で職員が売りさばくことも「あった」とは、前市長もしぶしぶながら認め、「不適切であった」と反省の弁も。
最近は、新市長が「ブラックジャーナリズムとは絶縁する」と宣言したこともあり、さすがに庁内で堂々と購読されるようなことはなくなったようだし、庁内人事の「予想記事」もかつてのような迫力はない。
おおきな購読者層を失った筈の「情報誌」だが、内容は相変わらずの「暴露」「中傷」中心で、最近は、一周年記念というわけでもないのだろうが、あらためて市長批判のトーンも上がっている。
「言論の自由」を騙って、「書くぞ」という脅迫的発言で特定の経済的利害を誘導するような「ブラックジャーナリズム」との訣別は市民レベルでもっと徹底すべきだ。

2007/12/29のBlog
27日、西尾市長は年末恒例の記者会見に臨んだ。4月の選挙での劇的な当選から8か月。マニフェストで訴えた改革の道のりはまだまだ前途遼遠だが、いくつかの新規政策がすでに実行に移され、また行政の透明性も増すなど、目に見える効果もでてきている。

道新・函新が報じた内容からピックアップした。
(函館新聞の記事はサイトでも閲覧可能。ちなみに道新はあいかわらずサイトへの掲載比率が少ない。道南関連の地域ニュースはなんと毎日2本!しかない)

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①市長は27日の記者会見で、行財政改革担当の特別職の理事新設に関連し
「3月人事が決まれば、管理職と特別職のトータルコストで減るという形を見せたい。市民が理解できる結果を出したい」と述べ、次回の人事で理事設置による人件費増を上回るコスト削減を進める方針を示した。一例として管理職の兼任などで人件費を浮かせる考えを示した。
②また「理事は総務部に権限と責任を持たせる目的だが、最終的な責任は当然私が負う」とも。

③さらに、水道・交通・病院の3企業局の再編は「来年度の検討課題」として、取り組む考えを示した。

④現体制(市長+2副市長・3企業局長)で行革を進められないのかとの指摘に対しては
「できないことはないが、内部的改革を日常的に任せる権限を持たせる人間を置いた方がよりスムーズにいく」「機構改革を含め、論理を組み立てて職員を納得させ、役所内のことが分かり、改革の意欲の強い人材でなければならない」
と述べ、内部から登用する考えを示したという。

⑤「屋上屋(屋上に屋根をかけること=無駄なことの例え)にはしない」と明言。

⑥なお、理事設置の議会での提案の進め方について
「手続き、手順を含めて唐突だと受け止められてしまって、手法が稚拙だった」
「議会で十分な説明ができず、残念に思っている」
と述べた。
 
⑦今後の市政運営では「子育て教育、人づくり、殖産興業を四年間通したい」
「小さな建設事業は地元業者にも発注できる。そういう単独事業もできるだけ努力したい」と述べた。
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理事の選任について議会の内外から相当強い批判にさらされたことを反映してか、今回の説明はかなり丁寧かつ具体的なものになった。
しかし、関心を持つ市民の側からすると、スペースの制約のある新聞報道では、要点しか知りえないというハンディがある。実際に上記に要約した2紙でも、記者の観測・判断によっては微妙に異なるニュアンスになる場合がある。

たとえば
④理事は「内部登用の考え」とはっきり書いたのは函館新聞
③3企業局の再編も 道新は「来年度から検討」と肯定的、一方の函新は「来年度に実施とはならない」と消極的ともとれる記述
②また、「理事は総務部に権限と責任を持たせる目的」という表現も函新だけが触れた。
⑦「今後の市政運営」の基本方針については道新だけが触れ、今回の記者会見が「行財政改革担当理事」問題一色であったわけではなく、市政全般の総括と次年度への抱負も述べられたことが(年末なのだから当然だろうが)うかがえるのだが、函新ではその部分は落ちている。

そもそも、こうした重要な会見のやりとりの全体が公開されないというのが不思議だ。
多くの自治体では、市長の公式の記者会見での発表文書(さらには質疑の内容)を公式サイトなどで広報している。
今回の理事問題の一連の経緯でも、市長自身が「議会で十分な説明ができず、残念に思っている」と述べているが、議会のみならず、市民にも「直接」訴える効果的な方法を市役所全体の「情報公開」「広報・公聴」の抜本改革として取り組む時期に来ている。