Blog
2007/03/06のBlog
[ 07:35 ]
[ 映画 ]
○オススメ
★★☆☆☆
なんだか、無茶苦茶な映画。
岸谷五郎がおもしろかったから、サービスで★2つです。
○基本情報
公開日:2007/3/3
出演:
北村一輝(桐生一馬)
岸谷五朗(真島吾朗)
夏緒(少女・遥)
塩谷瞬(悟)
サエコ (唯)
高岡早紀 (由美)
加藤晴彦(一輝)
哀川翔 (刑事)
監督:三池崇史
上映時間:110分
公式Web:http://www.ryu-movie.com/
○ストーリー
ネオン輝く神室町。ヒートアイランド現象による熱帯夜のある日、かつて「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬(北村一輝)が10年の刑期を終えて戻って来た。
そんな桐生の前に、犬を連れた9歳の少女・遥(夏緒)が現れる。彼女は、消息が途絶えた母親・美月を捜すため、施設を抜け出して、この街にやって来たのだった。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
桐生が、遥の連れている犬のためにドックフードを買いに行った激安店で、ヤクザ達の襲撃を受ける。超人的な強さでヤクザを返り討ちに遭わす桐生。その襲撃に遭遇した、悟(塩谷瞬)と唯(サエコ)のカップルは、巻き添えを食わぬよう、レジの裏にかくれた。その時、唯はレジ内のお金に目がくらんで、思わず、レジから金を盗んでしまう。
「お金って簡単に盗れるんだ」盗みの味をしめた唯は、悟を引っ張って牛丼屋や質屋など小さな強盗を繰り返すようになった。
桐生は母親の情報を求めて、ホストクラブ「スターダスト」にやってきた。オーナーの一輝(加藤晴彦)から、美月の姿を一ヶ月前から見ていないことを聞く。スターダストには、一言も言葉をしゃべらない謎の男がいた。聞けば、桐生が親と慕う風間組組長の風間が、一輝に「何も聞かずにこの男を置いてくれ」と頼んだまま姿を消したこということだった。
遥が持っていた写真に見覚えのある顔が映っていた。桐生の幼馴染み、澤村由美(高岡早紀)だ。聞けば、由美は美月の姉であるという。由美のセンから母親を探そうと由美が働いていた店へ行くと、店内が荒らされており、由美の消息も不明であった。
その頃、街のきらめき銀行では、二人組のマヌケな銀行強盗が、行員達を人質に立てこもっていた。
二人が押し入った銀行には現金がなかった。なぜなら、あちこちの銀行に分けて預金されていた東城会の100億円が何者かによってネット操作で引き出されていたからだ。換金のため、各所の銀行支店から金を集めた結果、二人の銀行強盗が押し入った銀行には現金がまったくない状態だったのだ。
それでも銀行強盗はあきらめず、改造拳銃を振り回して、銀行職員を人質に立てこもっていた。
銀行の向かいの床屋を借りて、刑事(哀川翔)たちが踏み込むタイミングをうかがっていた。
その床屋に、スターダストにいた、謎の男・朴(コン・ユ)がやってきた。床屋の男と朴は、路地裏でハングルの合い言葉を呟き床屋の店内に入った。朴は韓国政府諜報機関のスナイパーで、床屋の店主(田口トモロヲ)は仲間だったのだ。朴の狙いは、「永田町のケダモノ」と呼ばれている神宮という男であった。床屋の店主は、朴にこの街での、武器と情報の入手方法を教えた。
東城会100億の消失事件と桐生出所の噂は、神室町の裏社会にまたたく間に広まった。
真島組組長、真島吾朗(岸谷五朗)はバッティングセンターを根城にするヤクザであり、桐生の兄貴分であった。
彼は、ケンカは強いが、部下や道行くヤクザ達を金属バットでぶちのめすような破天荒な性格だった。
真島は、出所した桐生を探し出し、10年前の決着をつけたいと考えていた。
真島はビームというDVD屋の隠し地下室にある武器屋(荒川良々)を尋ねた。武器屋は情報も売っており、真島はそこで桐生に関する情報と銃をを入手する。
一方、桐生もビームの地下にある武器屋に向かっていた。遥の母親と由美の情報を得るためだ。真島と入れ違いで武器屋にたどり着き、武器屋から得た情報は、由美の店を襲撃したのは錦山組らしいということと、女を捜すなら高級ソープランド「桃源郷」を探してみては?ということだった。
武器屋を出ると、真島がそこに真島がまっていた。
そのまま、真島のバッティングセンターへ移動し、桐生対真島の10年来の因縁の決闘が始まった。
結果は桐生の勝利。真島は救急車で運ばれた。
一方、武器屋には、また別の客が現れていた。スナイパーの朴と悟、唯のカップルだ。
まず、スナイパーの朴は、狙撃銃と標的である神宮の居場所情報を求めた。神宮はミレニアムタワーに来るという情報と銃を引き換えに朴は金を払って去った。一方、唯たちは、小さな強盗で味を占め、もっと大金を得ようとピストルを買いに来たのだった。実は唯には大金が必要な秘密の訳があったのだ。初心者向けの銃を手に入れた二人は、その銃を持って表に出た。武器屋は念のため、ヤクザに銃を持った二人組のことを連絡した。
朴がビルの屋上から試し撃ちをしていると、悟と唯が目に入った。悟と唯の元にヤクザが近づいてきた。武器屋が連絡したヤクザだ。その中に唯が借金しているヤクザがいた。「お前、何してるんだ!」と言われ、逃げようとする唯。悟はわけがわからないまま唯についていく。追ってくるヤクザに向かって、悟が震える手で銃を向けた。ヤクザは怯まない。悟は目をつぶって引き金を引いた。その瞬間、先頭を走っていたヤクザが倒れた。悟の発砲にあわせて、朴が狙撃したのだ。唯と悟は逃げた。しかし、唯が借金している、そのヤクザに追いつかれた。唯はヤクザに借金を返すため、そして、お腹の中にいる子供のために金が必要だったのだ。唯とヤクザは銃を向け合い発砲した。倒れるヤクザ。そして唯もケガを追った。唯を背負って病因に向かう悟。
さて、美月を探して高級ソープランド「桃源郷」へ向かった桐生と遥か。だが、そこに待ち受けていたのは、真島と子分達が構えるショットガンの銃口だった。バッティングセンターでの死闘で意識を失った真島だが、救急車の中で「ふっかーつ!」と驚異的な回復で起き上がり、救急車を乗っ取って街まで戻って来てしまったのだ。
豪雨のような激しい撃ち合いの中、隙をついて子分の銃を奪う桐生。またもや桐生対真島の一騎討ちになる。
真島の打つ野球ボールを体で受けながら前進する桐生。「兄さん、もう終わりにしましょう」という桐生の言葉に、真島は「やじゃ」と答えた。死闘の末、ついに真島のドスが桐生のノドに迫った。危機一髪の時、真島の背後から銃声がした。それは、風間(塩見三省)によるものだった。真島は目を見開いたまま壮絶に果てる。いや、果てたかに見えた・・・。
今まで錦山組に監禁されていたという風間から、桐生はさまざまな情報を得た。
消えた100億に美月がからんでいること、美月と100億ががミレニアムタワーにあること、錦山組の錦山彰(真木蔵人)が東城会のトップを狙って裏切ったこと。
桐生と遥はミレニアムタワーに向かおうと桃源郷を出たところで、桐生は何者かに撃たれ、遥がさらわれた。錦山組の仕業だった。桐生は馴染の闇医者に弾を抜いてもらうと、縫う時間を惜しんでミレニアムタワーへ向かった。
神室町の夜空に、「永田町のケダモノ」と呼ばれる政治家・神宮が乗るヘリの轟音が響く。床屋が、武器屋が、唯とが、銀行強盗犯人、それを張り込む刑事、それぞれの状況のなか空を見上げ、ヘリの轟音を聞いていた。
タワーの隣のビルの屋上には狙撃銃を構える朴の姿があった。狙いはヘリに乗っている神宮だ。
桐生がミレニアムタワーへ行くとそこで二人を待っていたのは、錦山組の錦山だった。さらわれた遥もそこにいた。やはり桐生を撃って遥をさらったのは錦山組の仕業だったのだ。
背中には鯉の刺青のある錦山。そして、龍の刺青のある桐生。二人の対決が始まった。
しかし、銃の傷で立っているのもやっとの桐生に勝ち目はなかった。桐生が倒れ、錦山が背を向けた時、桐生はおもむろに怪しいドリンクを出した。さきほど、銃弾の治療を受けた闇医者に置いてあった栄養ドリンクのような怪しいドリンクだ。それを飲むと、桐生はものすごい元気な状態に復活し、錦山とその子分たちをあっという間に片付けた。
そこへ、由美が現れた。実は、由美と美月は同じ人物だった。由美は神宮を殺したいと考えていることを告げ、「早く逃げなさい」言い残し、爆弾のスイッチをいれた。「お母さんなの?」とすがる遥を無理やりつれて、桐生はその場をできるだけ離れるように走り出した。
ヘリがミレニアムタワーに着陸しようとしたそのとき、朴の銃が火をふいた。弾は神宮に命中した。
と、ほぼ同時にミレニアムタワーの最上階が爆発し、ヘリもろとも、由美も神宮も100億もふっとんだ。
神室町の夜空に万札が散る。
悟の背で、唯は天から降ってくる万札を眺めていた。「きれいだね」とつぶやくと、悟は「俺が全部とってやるよ」と返した。唯は、もう限界に来ていた。「悟の汗、いいにおいだよ」とつぶやき、目を閉じた。手からシャネルの香水のビンが転げ落ちた。
銀行強盗も空から降ってくる一万円札に呆然とした。そこを、張り込んでいた刑事が逮捕した。
一樹は、姿を消した謎の男、朴を探していた。雑踏の中で、朴を見つけ、二人は目を合わせた。朴は少し微笑むと、また人ごみの中に消えていった。
死んだと思っていた真島は、自力で根城のバッティングセンターまで戻ってきていた。
爆破されたビルの瓦礫の中を犬が走ってくる。犬が足を止めた場所に、遥をかばうようにして桐生が倒れていた。瓦礫の下敷きになっていた。桐生と遥は意識を取り戻した。桐生が「母親は死んだが、お前は生きている」と遥に語りかける。遥は桐生に「ついていっていい?」と問う。
○感想
「なんだそりゃ?」って感じでしょうか?
原作はゲームなので、ゲームをやったことある人であれば何か違うものを感じるのかもしれません。
全体のストーリーというよりは、ポイント、ポイントでのコミカルな演出を楽しむのがいいかもしれません。
岸谷演じる真島のキャラがおもしろい、、、というところでしょう。
○心に残ったシーン
特になし
★★☆☆☆
なんだか、無茶苦茶な映画。
岸谷五郎がおもしろかったから、サービスで★2つです。
○基本情報
公開日:2007/3/3
出演:
北村一輝(桐生一馬)
岸谷五朗(真島吾朗)
夏緒(少女・遥)
塩谷瞬(悟)
サエコ (唯)
高岡早紀 (由美)
加藤晴彦(一輝)
哀川翔 (刑事)
監督:三池崇史
上映時間:110分
公式Web:http://www.ryu-movie.com/
○ストーリー
ネオン輝く神室町。ヒートアイランド現象による熱帯夜のある日、かつて「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道・桐生一馬(北村一輝)が10年の刑期を終えて戻って来た。
そんな桐生の前に、犬を連れた9歳の少女・遥(夏緒)が現れる。彼女は、消息が途絶えた母親・美月を捜すため、施設を抜け出して、この街にやって来たのだった。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
桐生が、遥の連れている犬のためにドックフードを買いに行った激安店で、ヤクザ達の襲撃を受ける。超人的な強さでヤクザを返り討ちに遭わす桐生。その襲撃に遭遇した、悟(塩谷瞬)と唯(サエコ)のカップルは、巻き添えを食わぬよう、レジの裏にかくれた。その時、唯はレジ内のお金に目がくらんで、思わず、レジから金を盗んでしまう。
「お金って簡単に盗れるんだ」盗みの味をしめた唯は、悟を引っ張って牛丼屋や質屋など小さな強盗を繰り返すようになった。
桐生は母親の情報を求めて、ホストクラブ「スターダスト」にやってきた。オーナーの一輝(加藤晴彦)から、美月の姿を一ヶ月前から見ていないことを聞く。スターダストには、一言も言葉をしゃべらない謎の男がいた。聞けば、桐生が親と慕う風間組組長の風間が、一輝に「何も聞かずにこの男を置いてくれ」と頼んだまま姿を消したこということだった。
遥が持っていた写真に見覚えのある顔が映っていた。桐生の幼馴染み、澤村由美(高岡早紀)だ。聞けば、由美は美月の姉であるという。由美のセンから母親を探そうと由美が働いていた店へ行くと、店内が荒らされており、由美の消息も不明であった。
その頃、街のきらめき銀行では、二人組のマヌケな銀行強盗が、行員達を人質に立てこもっていた。
二人が押し入った銀行には現金がなかった。なぜなら、あちこちの銀行に分けて預金されていた東城会の100億円が何者かによってネット操作で引き出されていたからだ。換金のため、各所の銀行支店から金を集めた結果、二人の銀行強盗が押し入った銀行には現金がまったくない状態だったのだ。
それでも銀行強盗はあきらめず、改造拳銃を振り回して、銀行職員を人質に立てこもっていた。
銀行の向かいの床屋を借りて、刑事(哀川翔)たちが踏み込むタイミングをうかがっていた。
その床屋に、スターダストにいた、謎の男・朴(コン・ユ)がやってきた。床屋の男と朴は、路地裏でハングルの合い言葉を呟き床屋の店内に入った。朴は韓国政府諜報機関のスナイパーで、床屋の店主(田口トモロヲ)は仲間だったのだ。朴の狙いは、「永田町のケダモノ」と呼ばれている神宮という男であった。床屋の店主は、朴にこの街での、武器と情報の入手方法を教えた。
東城会100億の消失事件と桐生出所の噂は、神室町の裏社会にまたたく間に広まった。
真島組組長、真島吾朗(岸谷五朗)はバッティングセンターを根城にするヤクザであり、桐生の兄貴分であった。
彼は、ケンカは強いが、部下や道行くヤクザ達を金属バットでぶちのめすような破天荒な性格だった。
真島は、出所した桐生を探し出し、10年前の決着をつけたいと考えていた。
真島はビームというDVD屋の隠し地下室にある武器屋(荒川良々)を尋ねた。武器屋は情報も売っており、真島はそこで桐生に関する情報と銃をを入手する。
一方、桐生もビームの地下にある武器屋に向かっていた。遥の母親と由美の情報を得るためだ。真島と入れ違いで武器屋にたどり着き、武器屋から得た情報は、由美の店を襲撃したのは錦山組らしいということと、女を捜すなら高級ソープランド「桃源郷」を探してみては?ということだった。
武器屋を出ると、真島がそこに真島がまっていた。
そのまま、真島のバッティングセンターへ移動し、桐生対真島の10年来の因縁の決闘が始まった。
結果は桐生の勝利。真島は救急車で運ばれた。
一方、武器屋には、また別の客が現れていた。スナイパーの朴と悟、唯のカップルだ。
まず、スナイパーの朴は、狙撃銃と標的である神宮の居場所情報を求めた。神宮はミレニアムタワーに来るという情報と銃を引き換えに朴は金を払って去った。一方、唯たちは、小さな強盗で味を占め、もっと大金を得ようとピストルを買いに来たのだった。実は唯には大金が必要な秘密の訳があったのだ。初心者向けの銃を手に入れた二人は、その銃を持って表に出た。武器屋は念のため、ヤクザに銃を持った二人組のことを連絡した。
朴がビルの屋上から試し撃ちをしていると、悟と唯が目に入った。悟と唯の元にヤクザが近づいてきた。武器屋が連絡したヤクザだ。その中に唯が借金しているヤクザがいた。「お前、何してるんだ!」と言われ、逃げようとする唯。悟はわけがわからないまま唯についていく。追ってくるヤクザに向かって、悟が震える手で銃を向けた。ヤクザは怯まない。悟は目をつぶって引き金を引いた。その瞬間、先頭を走っていたヤクザが倒れた。悟の発砲にあわせて、朴が狙撃したのだ。唯と悟は逃げた。しかし、唯が借金している、そのヤクザに追いつかれた。唯はヤクザに借金を返すため、そして、お腹の中にいる子供のために金が必要だったのだ。唯とヤクザは銃を向け合い発砲した。倒れるヤクザ。そして唯もケガを追った。唯を背負って病因に向かう悟。
さて、美月を探して高級ソープランド「桃源郷」へ向かった桐生と遥か。だが、そこに待ち受けていたのは、真島と子分達が構えるショットガンの銃口だった。バッティングセンターでの死闘で意識を失った真島だが、救急車の中で「ふっかーつ!」と驚異的な回復で起き上がり、救急車を乗っ取って街まで戻って来てしまったのだ。
豪雨のような激しい撃ち合いの中、隙をついて子分の銃を奪う桐生。またもや桐生対真島の一騎討ちになる。
真島の打つ野球ボールを体で受けながら前進する桐生。「兄さん、もう終わりにしましょう」という桐生の言葉に、真島は「やじゃ」と答えた。死闘の末、ついに真島のドスが桐生のノドに迫った。危機一髪の時、真島の背後から銃声がした。それは、風間(塩見三省)によるものだった。真島は目を見開いたまま壮絶に果てる。いや、果てたかに見えた・・・。
今まで錦山組に監禁されていたという風間から、桐生はさまざまな情報を得た。
消えた100億に美月がからんでいること、美月と100億ががミレニアムタワーにあること、錦山組の錦山彰(真木蔵人)が東城会のトップを狙って裏切ったこと。
桐生と遥はミレニアムタワーに向かおうと桃源郷を出たところで、桐生は何者かに撃たれ、遥がさらわれた。錦山組の仕業だった。桐生は馴染の闇医者に弾を抜いてもらうと、縫う時間を惜しんでミレニアムタワーへ向かった。
神室町の夜空に、「永田町のケダモノ」と呼ばれる政治家・神宮が乗るヘリの轟音が響く。床屋が、武器屋が、唯とが、銀行強盗犯人、それを張り込む刑事、それぞれの状況のなか空を見上げ、ヘリの轟音を聞いていた。
タワーの隣のビルの屋上には狙撃銃を構える朴の姿があった。狙いはヘリに乗っている神宮だ。
桐生がミレニアムタワーへ行くとそこで二人を待っていたのは、錦山組の錦山だった。さらわれた遥もそこにいた。やはり桐生を撃って遥をさらったのは錦山組の仕業だったのだ。
背中には鯉の刺青のある錦山。そして、龍の刺青のある桐生。二人の対決が始まった。
しかし、銃の傷で立っているのもやっとの桐生に勝ち目はなかった。桐生が倒れ、錦山が背を向けた時、桐生はおもむろに怪しいドリンクを出した。さきほど、銃弾の治療を受けた闇医者に置いてあった栄養ドリンクのような怪しいドリンクだ。それを飲むと、桐生はものすごい元気な状態に復活し、錦山とその子分たちをあっという間に片付けた。
そこへ、由美が現れた。実は、由美と美月は同じ人物だった。由美は神宮を殺したいと考えていることを告げ、「早く逃げなさい」言い残し、爆弾のスイッチをいれた。「お母さんなの?」とすがる遥を無理やりつれて、桐生はその場をできるだけ離れるように走り出した。
ヘリがミレニアムタワーに着陸しようとしたそのとき、朴の銃が火をふいた。弾は神宮に命中した。
と、ほぼ同時にミレニアムタワーの最上階が爆発し、ヘリもろとも、由美も神宮も100億もふっとんだ。
神室町の夜空に万札が散る。
悟の背で、唯は天から降ってくる万札を眺めていた。「きれいだね」とつぶやくと、悟は「俺が全部とってやるよ」と返した。唯は、もう限界に来ていた。「悟の汗、いいにおいだよ」とつぶやき、目を閉じた。手からシャネルの香水のビンが転げ落ちた。
銀行強盗も空から降ってくる一万円札に呆然とした。そこを、張り込んでいた刑事が逮捕した。
一樹は、姿を消した謎の男、朴を探していた。雑踏の中で、朴を見つけ、二人は目を合わせた。朴は少し微笑むと、また人ごみの中に消えていった。
死んだと思っていた真島は、自力で根城のバッティングセンターまで戻ってきていた。
爆破されたビルの瓦礫の中を犬が走ってくる。犬が足を止めた場所に、遥をかばうようにして桐生が倒れていた。瓦礫の下敷きになっていた。桐生と遥は意識を取り戻した。桐生が「母親は死んだが、お前は生きている」と遥に語りかける。遥は桐生に「ついていっていい?」と問う。
○感想
「なんだそりゃ?」って感じでしょうか?
原作はゲームなので、ゲームをやったことある人であれば何か違うものを感じるのかもしれません。
全体のストーリーというよりは、ポイント、ポイントでのコミカルな演出を楽しむのがいいかもしれません。
岸谷演じる真島のキャラがおもしろい、、、というところでしょう。
○心に残ったシーン
特になし
2007/03/04のBlog
[ 18:25 ]
[ 映画 ]
○オススメ
★★★☆☆
ストーリーはおもしろいんだけど、映像がちょっと気持ち悪い・・・。
でもって、ラストがちょっと貧弱な感じがしました。
○基本情報
公開日:2007/3/3
出演:
ベン・ウィショー(ジャン=バティスト・グルヌイユ)
ダスティン・ホフマン(ジュゼッペ・パルディーニ)
アラン・リックマン(リシ)
レイチェル・ハード=ウッド(ローラ)
アンドレス・エレーラ
サイモン・チャンドラー
監督:トム・ティクヴァ
原作:パトリック・ジュースキント
上映時間:147分
公式Web:http://perfume.gyao.jp/
○ストーリー
18世紀、パリは悪臭に満ちていた。中でもセーヌ川沿岸の魚市場の悪臭はひどかった。
魚市場に臨月を迎えた魚屋の女が立っていた。女は突然産気づいて、無造作に捨てられた魚のはらわたの上に赤ん坊を産み落とした。女は何度もこういう体験をしており、いずれも死産だったため、今回も赤ん坊は死んだものと思っていた。しかし、今回の赤ん坊は、生きることを選んだ。魚のはらわたの上で産声をあげたのだ。産声に気づいた周囲の人が騒ぎ始め、女は子殺しで逮捕され、絞首刑に処せられた。
その赤ん坊は、ジャン=バティスト・グルヌイユと名づけられた。
赤ん坊はすぐにマダム・ガイヤールの育児所に引き取られた。ガイヤールにとって、子供たちは飯の種でしかなかった。劣悪な環境で、友達もできずに育ったグルヌイユ。グルユイユに友達ができないのにはわけがあった。何キロも先の匂いを嗅ぎ分けられる超人的な嗅覚を持つ彼を、他の子供たちは敬遠したのだ。
13歳になったグルヌイユは皮なめし職人グリマルに売られた。ガイヤールはグルヌイユを売った金を持って帰るところを暴漢に襲われて死んだ。
過酷な皮なめしの仕事を、ただ黙々と続けるグルヌイユ。数年後、青年になったグルヌイユ(ベン・ウィショー)は、パリの街中へ配達を命じらた。
パリには様々な香りがあふれていた。焼き立てのパン、生牡蠣、ワイン、白粉、口紅、そして香水。グルヌイユには、嫌な香りといい香りの区別がなかった。ただ、貪欲にたくさんの香りを嗅ぎたいと思った。当時パリには10数件の香水屋があったが、ペリシアという香水調合師の「愛と精霊」という香水が人気だった。外から香水店をのぞくと、たくさんの女性たちが香水を選んでいるのが見えた。
配達先で親方が店主と話しこんでいる間、グルヌイユが外で待っていると、とてもよい香りを感じた。夢中でその匂いを追っていくと、その匂いはプラム売りの少女のものだった。夢中で彼女を追いかけて、香りを嗅ぐグルヌイユ。少女はそんなグルヌイユに脅え、悲鳴を発しようとした。グルヌイユはその悲鳴を塞ごうとして、思いがけず窒息死させてしまう。自分の犯した殺人に戸惑いながらも、死んだ少女の香りを嗅ぎ続けるグルヌイユ。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
グルヌイユは少女の香りを嗅いで、「自分が産み落とされたときに生きることを選んだのは香りを創り出す使命のため」なのだと悟った。
ある時、グルヌイユはシャンジュ橋の上にある香水店への配達をする。その店は、今は落ち目の香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)の店だった。
バルディーニは人気の香水「愛と精霊」の成分分析に四苦八苦していた。そこへなめし皮の配達にやってきたグルヌイユが、香水を嗅いだだけで、成分を当てるだけでなく、計量もしないで、同じ香水を作ってしまった。そして、グルヌイユはバルディーニに「弟子にして欲しい」と頼んだ。
バルディーニは、翌日、皮なめし職人グリマルからグルヌイユを買った。グリマルはグルヌイユを売った直後、馬車にはねられて死んだ。
グルヌイユの作り出す香水はすぐに人気が出て、バルディーニの店は大繁盛した。
バルディーニはグルヌイユに調合の基本を教えた。ベースとなる香り(4つ)、メインとなる香り(4つ)、残り香になる香り(4つ)、全部で12のエッセンスにプラス、もう1つのエッセンスを加えると伝説の香水が完成するという。
グルヌイユはバルディーニに「香りを捉える方法」を教えて欲しいと頼んだ。バルディーニはバラなどを煮て香りのエッセンスを抽出する蒸留法を教える。さっそく、グルヌイユは猫を煮て「猫の香り」を抽出しようとした。当然のことながら、香りは抽出できなかった。グルヌイユは、蒸留法では猫や人間の体臭は取り出せないと知り、ショックで倒れた。グルヌイユはプラム売りの少女の香りが忘れられず、あの少女の香りを抽出する方法を知りたかったのだ。
バルディーニは「私はそんな抽出方法は知らないが、グラースという香水職人の街に行けばわかるかもしれない。」とグルヌイユに伝えた。グラースで働くには紹介状が必要だった。バルディーニは、100の香水の調合方法と引き換えに、グルヌイユに紹介状を書いた。
紹介状を持って、グルヌイユはグラースへと旅立つ。グルヌイユが旅立った日の夜、バルディーニの店はシャンジュの橋ごとぐずれて、跡形もなくなった。
グラースに向かう途中、山で野宿したグルヌイユは、無臭の洞窟を見つけた。何にも邪魔されることなく眠りにつき、安らかな時間をすごすが、そこで初めて自分に体臭がないことに気付がついた。自分は誰にも気に留められることがない無の存在なのだと知り、悲くなった。
しかし、一晩でグルヌイユは立ち直った。自分に匂いがなくとも、自分は特別な人間だと世に知らしめようという、新たな目的を持ったのだ。
グラースの手前でグルヌイユはプラム売りの少女の香りに再会した。香りの主は、裕福な商人リシ(アラン・リックマン)の娘、ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)だった。
グルヌイユはグラースの街で働きながら香りの抽出方法を研究していった。花のエッセンスを抽出する装置に、殺した花摘の娘を入れてみたが、やはり娘の香りは抽出できなかった。
次に、脂に香りを移す冷浸法を試すことにした。街で娼婦を買い、娼婦に脂を塗っていった。奇妙な行為に娼婦はおびえ、「金は返すから帰ってくれ」と怒り出した。仕方なくグルヌイユは娼婦を殺した。娼婦の死体に脂を塗り、その脂に娼婦の体臭を移した後、塗った脂をそぎ落とし、脂の染み付いた髪の毛と一緒に持ち帰ると、それを煮詰め、エッセンスを作り出した。そのエッセンスに、娼婦の飼い犬が反応した。ついに、グルヌイユは人の体臭を
保存する術を習得したのだ。
その日からグラースの街は恐怖に包まれた。若く美しい娘が次々と殺されていったのだ。しかも、被害者はすべて髪を刈り落とされ、全裸死体で発見された。犯人はグルヌイユであった。グルヌイユは若くて美しい娘の体臭を集めていたのだ。
暴行を受けた形跡もなく、ただ、全裸で髪を刈られている被害者。警察には犯人の目的がわからなかった。グラースの人々はおびえ、外出禁止令が出された。人々は疑心暗鬼になり、殺伐とした空気が街を支配していた。
12人の被害者が出たところで、犯人が捕まった。グルヌイユではなく、別の人物である。その人物は別の犯罪を犯し、逮捕され拷問を受けて、グラースの娘たちの殺害も自分の犯行だと自白させられたのだった。
グラースの街に笑みが戻ってきた。しかし、リシは安心していなかった。殺された12人の娘よりも美しい我が娘ローラが犯人に狙われないわけがないと思っていた。
グルヌイユは、12のエッセンス収集を完了し、残る1つのエッセンスはローラのものと決めていた。
ローラの屋敷へ忍び込むグルヌイユ。ローラの部屋まで入ったところで、リシがローラの部屋に向かってくる匂いを感じて、窓から逃げた。無事に眠っているローラを見てリシは安心するが、窓が開いていることに気づく。
リシの不安はますます大きくなった。
翌日、リシはローラを守るため、街を出ることにした。馬車と馬で街を出たリシ一行は、馬車をおとりとして北へ走らせ、リシとローラの二人は馬で別の道を選んだ。
朝起きて、ローラの香りが街から消えていることに気づいたグルヌイユは慌てて街をでた。門兵に、リシの馬車がどっちの方向へ行ったかと聞くと、門兵は「北だ」と答えた。
グルヌイユは北に向かいかけるが、彼の嗅覚は、そちらの道ではないと告げていた。グルヌイユは北には向かわなかった。
グルヌイユがリシ親子を追って街を出た後、グルヌイユの仕事場に、娼婦の犬が迷い込んできた。犬は娼婦の香りを求め、地面を掘った。犬が掘った地面から、女性の髪や香りを抽出した脂のシートが出てきた。
従業員がそれを見つけ、通報した。ただちにグルヌイユは指名手配となった。
リシとローラの親子は、海岸まで馬を進めており、その日は岸壁に立つホテルに泊まることにした。リシは、明日、ローラを安全な修道女たちの島に非難させるつもりであった。その夜、リシはローラの部屋に鍵をかけ、自分の枕元に鍵を置いて眠った。
グルヌイユは、その並外れた嗅覚で、ローラが泊まっているホテル、部屋を探し出した。ホテルに忍び込んで、ローラの部屋に向かうグルヌイユ。体臭がないので、番犬もグルヌイユに気づかない。リシの枕元から鍵を盗み出してローラの部屋に入り、ローラをも殺してしまった。
朝起きて、リシは、全裸・丸刈りのローラを見つけ、愕然とした。
グルヌイユはローラの体臭を抽出し、ついに、究極の香水を完成させた。
完成させたところで、グルヌイユはグラースからの追って捕まり、逮捕された。
拷問を受けながら、リシの「なぜローラを殺した?」という問いに「必要だったから」と答えるグルヌイユ。民衆はグルヌイユを罵倒し、一刻も早い死刑執行を望んだ。
死刑の日、グルヌイユの死刑を見届けようと、ものすごい数の民衆が集まった。もちろん、リシもその中にいた。
グルヌイユは死刑台に向かう前に、自分の作った究極の香水を自分につけた。グルヌイユが発する香水の香りは、集まった民衆を狂わせた。香水を嗅いだ人々は、口々に「この男は、無実だ」「この男は天使だ」と騒ぎ始めた。
グルヌイユが香水を含ませたハンカチを民衆に向かって投げると、人々は競って、それを手に取ろうとした。
大勢の人々が、自分の存在を認めていることを認識し、グルヌイユは涙を流した。
そのうち、大勢の民衆たちは、互いに愛し始めた。抱き合う者、キスをする者、そのうち服を脱ぎだして、みんながその場で愛の営みを始めたのだ。民衆はとり憑かれたように服を脱いで愛し合った。そんな人々を掻き分けて、リシがグルヌイユに近づいてきた「俺はだまされないぞ」と息巻いて近寄ってきたリシだったが、グルヌイユの前まで来ると「許してくれ、我が息子よ」とグルヌイユにすがった。
数時間後、愛し合っていた人々は、裸のまま、その場所に倒れていた。一人が気がつき、また一人が気がつく。慌てて服を身にまとい、逃げるように帰っていった。人々は二日酔いのような感覚に襲われており、普通ではない、この出来事を、誰もが「すべてなかったことにしよう」とした。
一方、死刑を免れたグルヌイユは究極の香水を手にパリに向かって歩いていた。
この香水の力を使えばグルヌイユは世界征服さえ夢でなかったであろう。しかし、この香水の力を持ってしても、グルヌイユに愛し合いされる喜びを与えることはできなかった。
グルヌイユは、自分が生まれたパリ、セーヌ川沿岸の魚市場へやってきた。そこには、垢とボロをまとった最下層の人々が群がっていた。その場で、グルヌイユは究極の香水のビンの蓋をあけ、自分の頭から全部をかけた。
魚市場にいた人々は、その香りに気づき、グルヌイユに近づいてきた。何にもの人々が折り重なるようにして、グルヌイユの上に覆いかぶさっていった。やがて、人々は満たされて、一人、また一人と帰って、その場に残されたのは、グルヌイユが身に着けていた服だけだった。グルヌイユはパリの魚市場に消えてしまった。
○感想
長いのに、最後まで楽しめた。ラストが「えっ?どういうこと??」っていう感じだったのが残念。
私の想像力が乏しいせいかもしれないけど・・・。
グルヌイユは、ある意味純粋で、自分の目的のためだったら、善悪の区別がつかないところがある。
それは、子供の頃のグルヌイユに「よい香り」と「嫌な香り」の区別がなかったこととつながるのかな?って思った。悪気はないんだけど、貪欲な探究心の塊のような主人公だった。
○心に残ったシーン
特になし
★★★☆☆
ストーリーはおもしろいんだけど、映像がちょっと気持ち悪い・・・。
でもって、ラストがちょっと貧弱な感じがしました。
○基本情報
公開日:2007/3/3
出演:
ベン・ウィショー(ジャン=バティスト・グルヌイユ)
ダスティン・ホフマン(ジュゼッペ・パルディーニ)
アラン・リックマン(リシ)
レイチェル・ハード=ウッド(ローラ)
アンドレス・エレーラ
サイモン・チャンドラー
監督:トム・ティクヴァ
原作:パトリック・ジュースキント
上映時間:147分
公式Web:http://perfume.gyao.jp/
○ストーリー
18世紀、パリは悪臭に満ちていた。中でもセーヌ川沿岸の魚市場の悪臭はひどかった。
魚市場に臨月を迎えた魚屋の女が立っていた。女は突然産気づいて、無造作に捨てられた魚のはらわたの上に赤ん坊を産み落とした。女は何度もこういう体験をしており、いずれも死産だったため、今回も赤ん坊は死んだものと思っていた。しかし、今回の赤ん坊は、生きることを選んだ。魚のはらわたの上で産声をあげたのだ。産声に気づいた周囲の人が騒ぎ始め、女は子殺しで逮捕され、絞首刑に処せられた。
その赤ん坊は、ジャン=バティスト・グルヌイユと名づけられた。
赤ん坊はすぐにマダム・ガイヤールの育児所に引き取られた。ガイヤールにとって、子供たちは飯の種でしかなかった。劣悪な環境で、友達もできずに育ったグルヌイユ。グルユイユに友達ができないのにはわけがあった。何キロも先の匂いを嗅ぎ分けられる超人的な嗅覚を持つ彼を、他の子供たちは敬遠したのだ。
13歳になったグルヌイユは皮なめし職人グリマルに売られた。ガイヤールはグルヌイユを売った金を持って帰るところを暴漢に襲われて死んだ。
過酷な皮なめしの仕事を、ただ黙々と続けるグルヌイユ。数年後、青年になったグルヌイユ(ベン・ウィショー)は、パリの街中へ配達を命じらた。
パリには様々な香りがあふれていた。焼き立てのパン、生牡蠣、ワイン、白粉、口紅、そして香水。グルヌイユには、嫌な香りといい香りの区別がなかった。ただ、貪欲にたくさんの香りを嗅ぎたいと思った。当時パリには10数件の香水屋があったが、ペリシアという香水調合師の「愛と精霊」という香水が人気だった。外から香水店をのぞくと、たくさんの女性たちが香水を選んでいるのが見えた。
配達先で親方が店主と話しこんでいる間、グルヌイユが外で待っていると、とてもよい香りを感じた。夢中でその匂いを追っていくと、その匂いはプラム売りの少女のものだった。夢中で彼女を追いかけて、香りを嗅ぐグルヌイユ。少女はそんなグルヌイユに脅え、悲鳴を発しようとした。グルヌイユはその悲鳴を塞ごうとして、思いがけず窒息死させてしまう。自分の犯した殺人に戸惑いながらも、死んだ少女の香りを嗅ぎ続けるグルヌイユ。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
グルヌイユは少女の香りを嗅いで、「自分が産み落とされたときに生きることを選んだのは香りを創り出す使命のため」なのだと悟った。
ある時、グルヌイユはシャンジュ橋の上にある香水店への配達をする。その店は、今は落ち目の香水調合師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)の店だった。
バルディーニは人気の香水「愛と精霊」の成分分析に四苦八苦していた。そこへなめし皮の配達にやってきたグルヌイユが、香水を嗅いだだけで、成分を当てるだけでなく、計量もしないで、同じ香水を作ってしまった。そして、グルヌイユはバルディーニに「弟子にして欲しい」と頼んだ。
バルディーニは、翌日、皮なめし職人グリマルからグルヌイユを買った。グリマルはグルヌイユを売った直後、馬車にはねられて死んだ。
グルヌイユの作り出す香水はすぐに人気が出て、バルディーニの店は大繁盛した。
バルディーニはグルヌイユに調合の基本を教えた。ベースとなる香り(4つ)、メインとなる香り(4つ)、残り香になる香り(4つ)、全部で12のエッセンスにプラス、もう1つのエッセンスを加えると伝説の香水が完成するという。
グルヌイユはバルディーニに「香りを捉える方法」を教えて欲しいと頼んだ。バルディーニはバラなどを煮て香りのエッセンスを抽出する蒸留法を教える。さっそく、グルヌイユは猫を煮て「猫の香り」を抽出しようとした。当然のことながら、香りは抽出できなかった。グルヌイユは、蒸留法では猫や人間の体臭は取り出せないと知り、ショックで倒れた。グルヌイユはプラム売りの少女の香りが忘れられず、あの少女の香りを抽出する方法を知りたかったのだ。
バルディーニは「私はそんな抽出方法は知らないが、グラースという香水職人の街に行けばわかるかもしれない。」とグルヌイユに伝えた。グラースで働くには紹介状が必要だった。バルディーニは、100の香水の調合方法と引き換えに、グルヌイユに紹介状を書いた。
紹介状を持って、グルヌイユはグラースへと旅立つ。グルヌイユが旅立った日の夜、バルディーニの店はシャンジュの橋ごとぐずれて、跡形もなくなった。
グラースに向かう途中、山で野宿したグルヌイユは、無臭の洞窟を見つけた。何にも邪魔されることなく眠りにつき、安らかな時間をすごすが、そこで初めて自分に体臭がないことに気付がついた。自分は誰にも気に留められることがない無の存在なのだと知り、悲くなった。
しかし、一晩でグルヌイユは立ち直った。自分に匂いがなくとも、自分は特別な人間だと世に知らしめようという、新たな目的を持ったのだ。
グラースの手前でグルヌイユはプラム売りの少女の香りに再会した。香りの主は、裕福な商人リシ(アラン・リックマン)の娘、ローラ(レイチェル・ハード=ウッド)だった。
グルヌイユはグラースの街で働きながら香りの抽出方法を研究していった。花のエッセンスを抽出する装置に、殺した花摘の娘を入れてみたが、やはり娘の香りは抽出できなかった。
次に、脂に香りを移す冷浸法を試すことにした。街で娼婦を買い、娼婦に脂を塗っていった。奇妙な行為に娼婦はおびえ、「金は返すから帰ってくれ」と怒り出した。仕方なくグルヌイユは娼婦を殺した。娼婦の死体に脂を塗り、その脂に娼婦の体臭を移した後、塗った脂をそぎ落とし、脂の染み付いた髪の毛と一緒に持ち帰ると、それを煮詰め、エッセンスを作り出した。そのエッセンスに、娼婦の飼い犬が反応した。ついに、グルヌイユは人の体臭を
保存する術を習得したのだ。
その日からグラースの街は恐怖に包まれた。若く美しい娘が次々と殺されていったのだ。しかも、被害者はすべて髪を刈り落とされ、全裸死体で発見された。犯人はグルヌイユであった。グルヌイユは若くて美しい娘の体臭を集めていたのだ。
暴行を受けた形跡もなく、ただ、全裸で髪を刈られている被害者。警察には犯人の目的がわからなかった。グラースの人々はおびえ、外出禁止令が出された。人々は疑心暗鬼になり、殺伐とした空気が街を支配していた。
12人の被害者が出たところで、犯人が捕まった。グルヌイユではなく、別の人物である。その人物は別の犯罪を犯し、逮捕され拷問を受けて、グラースの娘たちの殺害も自分の犯行だと自白させられたのだった。
グラースの街に笑みが戻ってきた。しかし、リシは安心していなかった。殺された12人の娘よりも美しい我が娘ローラが犯人に狙われないわけがないと思っていた。
グルヌイユは、12のエッセンス収集を完了し、残る1つのエッセンスはローラのものと決めていた。
ローラの屋敷へ忍び込むグルヌイユ。ローラの部屋まで入ったところで、リシがローラの部屋に向かってくる匂いを感じて、窓から逃げた。無事に眠っているローラを見てリシは安心するが、窓が開いていることに気づく。
リシの不安はますます大きくなった。
翌日、リシはローラを守るため、街を出ることにした。馬車と馬で街を出たリシ一行は、馬車をおとりとして北へ走らせ、リシとローラの二人は馬で別の道を選んだ。
朝起きて、ローラの香りが街から消えていることに気づいたグルヌイユは慌てて街をでた。門兵に、リシの馬車がどっちの方向へ行ったかと聞くと、門兵は「北だ」と答えた。
グルヌイユは北に向かいかけるが、彼の嗅覚は、そちらの道ではないと告げていた。グルヌイユは北には向かわなかった。
グルヌイユがリシ親子を追って街を出た後、グルヌイユの仕事場に、娼婦の犬が迷い込んできた。犬は娼婦の香りを求め、地面を掘った。犬が掘った地面から、女性の髪や香りを抽出した脂のシートが出てきた。
従業員がそれを見つけ、通報した。ただちにグルヌイユは指名手配となった。
リシとローラの親子は、海岸まで馬を進めており、その日は岸壁に立つホテルに泊まることにした。リシは、明日、ローラを安全な修道女たちの島に非難させるつもりであった。その夜、リシはローラの部屋に鍵をかけ、自分の枕元に鍵を置いて眠った。
グルヌイユは、その並外れた嗅覚で、ローラが泊まっているホテル、部屋を探し出した。ホテルに忍び込んで、ローラの部屋に向かうグルヌイユ。体臭がないので、番犬もグルヌイユに気づかない。リシの枕元から鍵を盗み出してローラの部屋に入り、ローラをも殺してしまった。
朝起きて、リシは、全裸・丸刈りのローラを見つけ、愕然とした。
グルヌイユはローラの体臭を抽出し、ついに、究極の香水を完成させた。
完成させたところで、グルヌイユはグラースからの追って捕まり、逮捕された。
拷問を受けながら、リシの「なぜローラを殺した?」という問いに「必要だったから」と答えるグルヌイユ。民衆はグルヌイユを罵倒し、一刻も早い死刑執行を望んだ。
死刑の日、グルヌイユの死刑を見届けようと、ものすごい数の民衆が集まった。もちろん、リシもその中にいた。
グルヌイユは死刑台に向かう前に、自分の作った究極の香水を自分につけた。グルヌイユが発する香水の香りは、集まった民衆を狂わせた。香水を嗅いだ人々は、口々に「この男は、無実だ」「この男は天使だ」と騒ぎ始めた。
グルヌイユが香水を含ませたハンカチを民衆に向かって投げると、人々は競って、それを手に取ろうとした。
大勢の人々が、自分の存在を認めていることを認識し、グルヌイユは涙を流した。
そのうち、大勢の民衆たちは、互いに愛し始めた。抱き合う者、キスをする者、そのうち服を脱ぎだして、みんながその場で愛の営みを始めたのだ。民衆はとり憑かれたように服を脱いで愛し合った。そんな人々を掻き分けて、リシがグルヌイユに近づいてきた「俺はだまされないぞ」と息巻いて近寄ってきたリシだったが、グルヌイユの前まで来ると「許してくれ、我が息子よ」とグルヌイユにすがった。
数時間後、愛し合っていた人々は、裸のまま、その場所に倒れていた。一人が気がつき、また一人が気がつく。慌てて服を身にまとい、逃げるように帰っていった。人々は二日酔いのような感覚に襲われており、普通ではない、この出来事を、誰もが「すべてなかったことにしよう」とした。
一方、死刑を免れたグルヌイユは究極の香水を手にパリに向かって歩いていた。
この香水の力を使えばグルヌイユは世界征服さえ夢でなかったであろう。しかし、この香水の力を持ってしても、グルヌイユに愛し合いされる喜びを与えることはできなかった。
グルヌイユは、自分が生まれたパリ、セーヌ川沿岸の魚市場へやってきた。そこには、垢とボロをまとった最下層の人々が群がっていた。その場で、グルヌイユは究極の香水のビンの蓋をあけ、自分の頭から全部をかけた。
魚市場にいた人々は、その香りに気づき、グルヌイユに近づいてきた。何にもの人々が折り重なるようにして、グルヌイユの上に覆いかぶさっていった。やがて、人々は満たされて、一人、また一人と帰って、その場に残されたのは、グルヌイユが身に着けていた服だけだった。グルヌイユはパリの魚市場に消えてしまった。
○感想
長いのに、最後まで楽しめた。ラストが「えっ?どういうこと??」っていう感じだったのが残念。
私の想像力が乏しいせいかもしれないけど・・・。
グルヌイユは、ある意味純粋で、自分の目的のためだったら、善悪の区別がつかないところがある。
それは、子供の頃のグルヌイユに「よい香り」と「嫌な香り」の区別がなかったこととつながるのかな?って思った。悪気はないんだけど、貪欲な探究心の塊のような主人公だった。
○心に残ったシーン
特になし
2007/03/02のBlog
[ 03:30 ]
[ 映画 ]
○オススメ
★☆☆☆☆
ホラーとミステリーの中間的な映画。
ホラーが苦手な私は、途中、何度か目をつぶってしまって、ストーリーがわからなかったりして。
ちゃんと見た人、教えてください・・・気になる・・・
○基本情報
公開日:2007/2/24
出演:
役所広司(吉岡登)
小西真奈美(仁村春江)
葉月里緒菜(赤い服の女)
伊原剛志(宮地徹)
オダギリジョー(精神科医・高木)
加瀬亮(作業船の船員)
平山広行(若い刑事・桜井)
奥貫薫(矢部美由紀)
中村育二(佐久間昇一)
野村宏伸(小野田誠二)
監督:黒沢清
上映時間:104分
公式Web:http://sakebi.jp/index.html
○ストーリー
湾岸地帯の埋立地で、赤い服を着た若い女性が殺害される事件が発生。その女性は、埋立地の水溜りに顔を押さえられて溺死していた。埋立地の水溜りは海水だったため、被害者の体内からは大量の海水が出てきた。
刑事である吉岡(役所広司)は、相棒刑事の宮地(伊原剛志)と共に捜査にあたる。現場に見覚えのあるボタンが落ちているのを発見する吉岡。帰ってきて調べると、吉岡の黒いコートのボタンが1つなくなっていた。落ちていたボタンと同じものだった。なぜ自分のコートのボタンが現場に落ちているのか?吉岡は不安を覚える。
被害者の女性から指紋が検出された。署内の指紋データと照合したところ、酷似する指紋が1件検出された。その指紋の持ち主は、吉岡であった。鑑識は「また手袋しないで、被害者に触れたな?」と笑って相手にしなかったが、宮地は疑いの念を持ち始める。そして、吉岡の不安も増していった。
吉岡は被害者の死体を再度改めて確認する。よく見ても、それは、見知らぬ女性であった。
第一の殺人現場に行き、自分がやったのだろうかと彷徨う吉岡の耳に物悲しい女の悲鳴のような叫びが聞こえる。さらに混乱する吉岡。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
吉岡には春江(小西真奈美)という若い恋人がいた。春江は時々吉岡の古いアパートにやってきて同じ時間を過ごし、そして帰っていくような日々だった。自分に対する不安で混乱している吉岡にとって、春江の存在は救いであった。
そんなとき、第二の殺人が行われた。ある病院に勤める医者が、自分の息子を殺したのだ。薬を注射して動きをにぶくし、やはり埋立地の海水に顔をつけるように押さえ込み溺死させたのだった。
加害者を逮捕した吉岡は自ら取調べを行う。息子を殺した医者は「息子は高校に入って、言うことを聞かなくなり、手がつけられなくなった。自分の責任を全部なしにするには、殺すしかなかった。」と自供した。ただ、第一の殺人に関しては否定した。
やはり第一の殺人は吉岡の反抗ではないか?と疑う宮地。宮地はいらだっている吉岡にカウンセリングを勧めるが、吉岡は「必要ない」と断ってしまう。
最近、湾岸地帯には地震が頻発していた。ある日、地震で目が覚めた吉岡は、赤い服の女(葉月里緒菜)が部屋の中に立っているのを見る。その女は自分に恨みを持っているようだったが、吉岡はその女に見覚えがなかった。吉岡は、その赤い服の女が、殺された若い女だと思いこみ、ますます自分が殺したのではないだろうか?という不安に陥る。
そして、宮地の勧めたカウンセリングを受けにいった。精神科医の高木(オダギリジョー)は、幽霊の声と言うのは、実は、自分の中にある真実だと言う。自分の意識の中で、何か不安に思っていること、後悔しているようなことが、具現化されて出てくるのだと言う。しかし、それにしても、吉岡には、思い当たることはなかった。
三度目に、第一の殺人現場に吉岡が行くと、そこに赤い服の女が現れた。「待っていたのに、来なかった。だから私は死んだ。」と主張する女。吉岡の脳裏に浮かぶ、黒い薄汚れた建物。それは、15年前、有明から川崎を結んでいたフェリーに乗っていた時にフェリーから見た建物の記憶であった。
その記憶の建物が何だったかをつきとめようとする吉岡。昔の地図などから、その建物は、療養施設だったことがわかる。戦後まもなく療養施設は閉鎖になったが、閉鎖後も多くの人がそこに住み着いていたという。
地図を管理していた職員がその施設の噂を思い出す。その施設では体罰が行われていて、その体罰とは、水をはった洗面器に溺死するまで顔を押し付けられると言うものであったという。
吉岡が古い建物の調査をしている、ちょうどその頃、第三の殺人が通報されていた。ある会社社長(野村宏伸)が女性事務員(奥貫薫)に殺されたのだ。その社長は奥さんとの離婚を決意し、愛人だったその女性事務員との結婚を考えていた矢先の出来事だった。
被害者の社長は、バスタブにいっぱいの海水に沈められ、溺死していた。事務員は逃走中で、指名手配された。
同時に、第一の殺人の被害者の身元が判明する。吉岡は名前を聞いても、その女のことは思い出せなかった。吉岡と宮地はその女の自宅を訪問した。母親に話を聞いている途中、女の元婚約者という男が訪ねてきた。聞けば、婚約を破談にしたのは女のわがままで、それ以来、時々、その男はお金を用意しろと迫って訪ねてくるということだった。吉岡と宮地が警察だとわかると、その男は逃げ出した。捕まえて問い詰めると、男は、あっさり殺人を認めた。やはり、殺したのは吉岡ではなかったのだ。
ほっとした吉岡が家に帰ると、また、吉岡の部屋に赤い服の女が現れた。やっと、その女が、第一の殺人の被害者ではないことに気づく吉岡。またもや混乱する。やはり、15年前の黒い建物に関連するのだろうか?
程なくして、吉岡は指名手配中の女性事務員を捕まえた。吉岡はその女を署には連行せず、「赤い服の女が現れなかったか?」と問う。女が言うには、「赤い服の女が現れて、私の中に入ってきた」と言う。そして、その後、自分が愛していた社長が、自分との生活を考えていてくれたようでいて、実はそうではなく、己のことしか考えていないような気になって、今までの関係を全部なしにしたいと思い、殺してしまったと自供した。
事務員の言葉を聴きながら、発作的に、彼女の顔を水溜りに押し付けてしまっていた吉岡。
一瞬われに返り、自分の行為が恐ろしくなり、「早く逃げろ」と事務員に向かって叫ぶ。
自分もいつか、身近な人を溺死させてしまうのではないかと考えた吉岡は、春江に電話をし、今すぐに遠くへ行くように命じる。春江を旅行に送り出す吉岡。不安そうに振り返る春江に、「すぐに後から行くから」と告げる。
3つの殺人には何かつながりがあるはず。吉岡がいきついた結論は、3人が全員、15年前、フェリーに乗っていたということだった。吉岡は記憶に残っている黒い建物を訪ねてみることにした。
すでに廃墟となっている建物の扉をあけて入っていく。だんだん記憶がよみがえっていく。15年前、フェリーから、この建物を見たとき、窓からこちらを見て何かを訴えかけていた少女がいた。それが、あの赤い服の女だったのだ。少女がいた窓のところまで行き着くと、赤い服の女が現れた。「やっと来てくれた。あなただけは許してあげる。」と言い残して消えた。女が消えた場所には、白骨が転がっていた。
呆然と部屋に戻ってきた吉岡の目にうつったものは、部屋内にある白骨だった。白骨は春江のワンピースに包まれていた。吉岡は半年前に、すでに春江を洗面器を使って溺死させていたのだ。
それに気づいた瞬間、吉岡の目にいつもの春江が映った。春江の幻影に「俺はお前を殺したんだな」と確認する吉岡。それでも自分にやさしく接してくる春江に対し「うらんでいないのか?」と問う。春江は「登には登の未来があるんだもの。仕方ないことだわ。過去のことは忘れましょう。」と微笑む。
吉岡は自分が春江を殺してしまった事実に耐え切れず、拳銃で自殺を図ろうとする。春江はそれを制止した。吉岡は幻の春江を抱きしめた。「もういくね」という言葉とともに消えてしまう春江。
一人残された吉岡は、春江の骨を拾って、ボストンバックに詰めた。
吉岡が部屋を出るのと入れ違いに、宮地が吉岡を訪ねてきた。誰もいない部屋を、吉岡を探してうろうろする宮地。ふと、不自然に置かれている洗面器に目が留まる。背後に赤い服の女がいることに、宮地は気づかない。
不意に地震が起こる。洗面器の水が揺れる。洗面器に顔を近づける宮地。強くなる地震・・・・(目をつぶっちゃったので何が起こったのかわかりません。誰か教えて・・・笑)宮地は洗面器に吸い込まれるように姿を消した。
その頃、吉岡は再び、黒い建物内にいた。赤い服の女のものと思われる骨を拾ってバックに詰めた。バックを持った吉岡は強い風が吹く町を歩いていく・・・(最後もよく覚えていないのですが、春江が顔をゆがませたイメージシーンで終了だったような・・・)
○感想
ホラーは嫌いなので、映画としての公正な判断ができません。
あー、怖かった・・・って感じです。「叫」っていうタイトルだけに、女性の叫び声が恐ろしいほど怖いし。うるさいし(苦笑)
多分、今後、ホラー映画は見ませんので、このBlogにもホラー映画は登場しませ~ん。
○心に残ったシーン
特になし
★☆☆☆☆
ホラーとミステリーの中間的な映画。
ホラーが苦手な私は、途中、何度か目をつぶってしまって、ストーリーがわからなかったりして。
ちゃんと見た人、教えてください・・・気になる・・・
○基本情報
公開日:2007/2/24
出演:
役所広司(吉岡登)
小西真奈美(仁村春江)
葉月里緒菜(赤い服の女)
伊原剛志(宮地徹)
オダギリジョー(精神科医・高木)
加瀬亮(作業船の船員)
平山広行(若い刑事・桜井)
奥貫薫(矢部美由紀)
中村育二(佐久間昇一)
野村宏伸(小野田誠二)
監督:黒沢清
上映時間:104分
公式Web:http://sakebi.jp/index.html
○ストーリー
湾岸地帯の埋立地で、赤い服を着た若い女性が殺害される事件が発生。その女性は、埋立地の水溜りに顔を押さえられて溺死していた。埋立地の水溜りは海水だったため、被害者の体内からは大量の海水が出てきた。
刑事である吉岡(役所広司)は、相棒刑事の宮地(伊原剛志)と共に捜査にあたる。現場に見覚えのあるボタンが落ちているのを発見する吉岡。帰ってきて調べると、吉岡の黒いコートのボタンが1つなくなっていた。落ちていたボタンと同じものだった。なぜ自分のコートのボタンが現場に落ちているのか?吉岡は不安を覚える。
被害者の女性から指紋が検出された。署内の指紋データと照合したところ、酷似する指紋が1件検出された。その指紋の持ち主は、吉岡であった。鑑識は「また手袋しないで、被害者に触れたな?」と笑って相手にしなかったが、宮地は疑いの念を持ち始める。そして、吉岡の不安も増していった。
吉岡は被害者の死体を再度改めて確認する。よく見ても、それは、見知らぬ女性であった。
第一の殺人現場に行き、自分がやったのだろうかと彷徨う吉岡の耳に物悲しい女の悲鳴のような叫びが聞こえる。さらに混乱する吉岡。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
吉岡には春江(小西真奈美)という若い恋人がいた。春江は時々吉岡の古いアパートにやってきて同じ時間を過ごし、そして帰っていくような日々だった。自分に対する不安で混乱している吉岡にとって、春江の存在は救いであった。
そんなとき、第二の殺人が行われた。ある病院に勤める医者が、自分の息子を殺したのだ。薬を注射して動きをにぶくし、やはり埋立地の海水に顔をつけるように押さえ込み溺死させたのだった。
加害者を逮捕した吉岡は自ら取調べを行う。息子を殺した医者は「息子は高校に入って、言うことを聞かなくなり、手がつけられなくなった。自分の責任を全部なしにするには、殺すしかなかった。」と自供した。ただ、第一の殺人に関しては否定した。
やはり第一の殺人は吉岡の反抗ではないか?と疑う宮地。宮地はいらだっている吉岡にカウンセリングを勧めるが、吉岡は「必要ない」と断ってしまう。
最近、湾岸地帯には地震が頻発していた。ある日、地震で目が覚めた吉岡は、赤い服の女(葉月里緒菜)が部屋の中に立っているのを見る。その女は自分に恨みを持っているようだったが、吉岡はその女に見覚えがなかった。吉岡は、その赤い服の女が、殺された若い女だと思いこみ、ますます自分が殺したのではないだろうか?という不安に陥る。
そして、宮地の勧めたカウンセリングを受けにいった。精神科医の高木(オダギリジョー)は、幽霊の声と言うのは、実は、自分の中にある真実だと言う。自分の意識の中で、何か不安に思っていること、後悔しているようなことが、具現化されて出てくるのだと言う。しかし、それにしても、吉岡には、思い当たることはなかった。
三度目に、第一の殺人現場に吉岡が行くと、そこに赤い服の女が現れた。「待っていたのに、来なかった。だから私は死んだ。」と主張する女。吉岡の脳裏に浮かぶ、黒い薄汚れた建物。それは、15年前、有明から川崎を結んでいたフェリーに乗っていた時にフェリーから見た建物の記憶であった。
その記憶の建物が何だったかをつきとめようとする吉岡。昔の地図などから、その建物は、療養施設だったことがわかる。戦後まもなく療養施設は閉鎖になったが、閉鎖後も多くの人がそこに住み着いていたという。
地図を管理していた職員がその施設の噂を思い出す。その施設では体罰が行われていて、その体罰とは、水をはった洗面器に溺死するまで顔を押し付けられると言うものであったという。
吉岡が古い建物の調査をしている、ちょうどその頃、第三の殺人が通報されていた。ある会社社長(野村宏伸)が女性事務員(奥貫薫)に殺されたのだ。その社長は奥さんとの離婚を決意し、愛人だったその女性事務員との結婚を考えていた矢先の出来事だった。
被害者の社長は、バスタブにいっぱいの海水に沈められ、溺死していた。事務員は逃走中で、指名手配された。
同時に、第一の殺人の被害者の身元が判明する。吉岡は名前を聞いても、その女のことは思い出せなかった。吉岡と宮地はその女の自宅を訪問した。母親に話を聞いている途中、女の元婚約者という男が訪ねてきた。聞けば、婚約を破談にしたのは女のわがままで、それ以来、時々、その男はお金を用意しろと迫って訪ねてくるということだった。吉岡と宮地が警察だとわかると、その男は逃げ出した。捕まえて問い詰めると、男は、あっさり殺人を認めた。やはり、殺したのは吉岡ではなかったのだ。
ほっとした吉岡が家に帰ると、また、吉岡の部屋に赤い服の女が現れた。やっと、その女が、第一の殺人の被害者ではないことに気づく吉岡。またもや混乱する。やはり、15年前の黒い建物に関連するのだろうか?
程なくして、吉岡は指名手配中の女性事務員を捕まえた。吉岡はその女を署には連行せず、「赤い服の女が現れなかったか?」と問う。女が言うには、「赤い服の女が現れて、私の中に入ってきた」と言う。そして、その後、自分が愛していた社長が、自分との生活を考えていてくれたようでいて、実はそうではなく、己のことしか考えていないような気になって、今までの関係を全部なしにしたいと思い、殺してしまったと自供した。
事務員の言葉を聴きながら、発作的に、彼女の顔を水溜りに押し付けてしまっていた吉岡。
一瞬われに返り、自分の行為が恐ろしくなり、「早く逃げろ」と事務員に向かって叫ぶ。
自分もいつか、身近な人を溺死させてしまうのではないかと考えた吉岡は、春江に電話をし、今すぐに遠くへ行くように命じる。春江を旅行に送り出す吉岡。不安そうに振り返る春江に、「すぐに後から行くから」と告げる。
3つの殺人には何かつながりがあるはず。吉岡がいきついた結論は、3人が全員、15年前、フェリーに乗っていたということだった。吉岡は記憶に残っている黒い建物を訪ねてみることにした。
すでに廃墟となっている建物の扉をあけて入っていく。だんだん記憶がよみがえっていく。15年前、フェリーから、この建物を見たとき、窓からこちらを見て何かを訴えかけていた少女がいた。それが、あの赤い服の女だったのだ。少女がいた窓のところまで行き着くと、赤い服の女が現れた。「やっと来てくれた。あなただけは許してあげる。」と言い残して消えた。女が消えた場所には、白骨が転がっていた。
呆然と部屋に戻ってきた吉岡の目にうつったものは、部屋内にある白骨だった。白骨は春江のワンピースに包まれていた。吉岡は半年前に、すでに春江を洗面器を使って溺死させていたのだ。
それに気づいた瞬間、吉岡の目にいつもの春江が映った。春江の幻影に「俺はお前を殺したんだな」と確認する吉岡。それでも自分にやさしく接してくる春江に対し「うらんでいないのか?」と問う。春江は「登には登の未来があるんだもの。仕方ないことだわ。過去のことは忘れましょう。」と微笑む。
吉岡は自分が春江を殺してしまった事実に耐え切れず、拳銃で自殺を図ろうとする。春江はそれを制止した。吉岡は幻の春江を抱きしめた。「もういくね」という言葉とともに消えてしまう春江。
一人残された吉岡は、春江の骨を拾って、ボストンバックに詰めた。
吉岡が部屋を出るのと入れ違いに、宮地が吉岡を訪ねてきた。誰もいない部屋を、吉岡を探してうろうろする宮地。ふと、不自然に置かれている洗面器に目が留まる。背後に赤い服の女がいることに、宮地は気づかない。
不意に地震が起こる。洗面器の水が揺れる。洗面器に顔を近づける宮地。強くなる地震・・・・(目をつぶっちゃったので何が起こったのかわかりません。誰か教えて・・・笑)宮地は洗面器に吸い込まれるように姿を消した。
その頃、吉岡は再び、黒い建物内にいた。赤い服の女のものと思われる骨を拾ってバックに詰めた。バックを持った吉岡は強い風が吹く町を歩いていく・・・(最後もよく覚えていないのですが、春江が顔をゆがませたイメージシーンで終了だったような・・・)
○感想
ホラーは嫌いなので、映画としての公正な判断ができません。
あー、怖かった・・・って感じです。「叫」っていうタイトルだけに、女性の叫び声が恐ろしいほど怖いし。うるさいし(苦笑)
多分、今後、ホラー映画は見ませんので、このBlogにもホラー映画は登場しませ~ん。
○心に残ったシーン
特になし
2007/02/25のBlog
[ 10:38 ]
[ 映画 ]
○オススメ
★★★★☆
おもしろかった。見終わった後、さわやかな気持ちになった。
吉原舞台の映画は過去にもいろいろあったけど、深刻すぎず、不真面目すぎず、共感できる作品だった。
○基本情報
公開日:2007/2/24
出演:
土屋アンナ(キヨ葉・日暮)
椎名桔平(倉之助)
成宮寛貴(惣次郎)
木村佳乃(高尾)
菅野美穂(粧ひ)
永瀬正敏(光信)
美波(若菊)
石橋蓮司(楼主)
夏木マリ(女将)
市川左團次[4代目](ご隠居)
安藤政信(清次)
監督:蜷川実花
原作:安野モヨコ
上映時間:111分
公式Web:http://www.sakuran-themovie.com/
○ストーリー
8歳で吉原遊郭に売られた少女は、玉菊屋で、きよ葉(土屋アンナ)と名づけられる。
「女郎にはなりたくない」と脱走を図るきよ葉に、「外も同じようなものだ」と諭す清次(安藤政信)。
清次は女郎の子供として生まれ、玉菊屋で働いていた。
清次はきよ葉に「この桜が咲いたら、俺がお前をここから出してやる」と言う。しかし、その桜は吉原唯一の桜であり、咲いたことのない桜の木であった。
脱走は断念したものの、その後も反抗を続けるきよ葉を、玉菊屋の高級花魁・粧ひ(菅野美穂)が教育係として花魁としての行き方を教えた。
美しさと知性を兼ね備えた粧ひは、やがて身請けされ、吉原から出て行った。吉原を出る日、粧ひは皆が見送る中、自分の簪を髪から抜き、一人前になったらつけるようにときよ葉に渡した。そして、「こうやって一人、何かを得ることによって、嫉妬を受ける」と言い残した。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
粧ひが玉菊屋を去った後は、高尾(木村佳乃)が花魁となった。
きよ葉は、高尾のお客であるご隠居(市川左團次)に気に入られ、高尾の最初のお客はこのご隠居となった。
このことから、きよ葉は高尾の嫉妬をかうことになった。
きよ葉の人気はどんどん上がっていった。
高尾には、光信(永瀬正敏)という、店に通ってくれる恋人がいたが、光信がきよ葉を褒めるのを聞いて高尾はさらにきよ葉に嫉妬するようになった。
一方、きよ葉もお客の男を好きになった。男は惣次郎(成宮寛貴)といい、すぐに二人は想いあう仲になった。
きよ葉は惣次郎に対して真剣だった。惣次郎に対して嘘をつきたくない、誠実でいたいと思っていた。
それを知った高尾は、きよ葉の上客が来店している時に惣次郎を店に呼んだ。惣次郎が店に来ていることを知ったきよ葉は、上客をほったらかしにして、惣次郎と床に入った。
そこへ、怒った上客が乱入し、きよ葉を怒鳴りつけ、ひっぱたいた。そんな様子を見た惣次郎は、きよ葉をかばうこともせず、逃げるように店を立ち去った。
惣次郎の冷たい素行にショックを受けたきよ葉。そんなきよ葉をあざ笑う高尾。
きよ葉は高尾に殴りかかった。諸々の騒動を起こしたことで、楼主(石橋蓮司)と女将(夏木マリ)に叱られるきよ葉。部屋で一人涙を流すきよ葉に、清次は「泣いたら負け、惚れたら負け、勝っても負けだ」と諭す。
翌日早朝、きよ葉は男装して吉原を抜け出そうとしていた。清次が気づいて止めるが、きよ葉は「惣次郎の様子を見に行くだけ」と言い残して行ってしまう。
惣次郎の店の前に、ずぶ濡れで立っているきよ葉に気づいた惣次郎は、きよ葉に向かって笑みを見せた。きよ葉は「笑う鬼」とつぶやいて、その場を立ち去った。ひとり泣くきよ葉に、追いかけてきた清次が「無駄な涙を流すな。泣くなら客の前で泣け」と厳しく言うと、きよ葉は「外も内も同じ、それがわかっただけでももうけもん!」と叫ぶ。
一方、店では、高尾と光信が会っていた。思いつめていた高尾は、光信を殺して自分も死のうと、光信に剃刀を向けた。光信が抵抗し、もみ合ううちに、誤って剃刀が高尾の首に。高尾の首から鮮血が飛び散り、高尾は帰らぬ人となった。
玉菊屋の次の花魁はきよ葉になり、名前も日暮と変えた。
日暮の花魁道中を見た倉之助(椎名桔平)は日暮の美しさに惹かれ、玉菊屋に通うようになった。日暮の人気はどんどん高まっていった。
ある日、ご隠居が玉菊屋にやってきた。すっかり一人前になった日暮が「吉原の桜は咲くことを諦めてしまったから、もう咲くことはない」と言うと、ご隠居は「咲かない桜はない」と言った。日暮はまだ何もわかっていない・・・と。日暮の膝枕で、ご隠居は静かに息をひきとった。
ある日、倉之助は日暮に身請け話を持ちかける。日暮は「吉原に桜が咲いたら」とつぶやく。翌春、倉之助は吉原に桜を咲かせ、宴会を開き「日暮を正妻に迎える」と宣言した。
こうして、日暮は倉之助に身請けされることとなった。玉菊屋の皆が日暮を羨望していた。
宴会最中、日暮の具合が悪いのを清次が気づき、別部屋へ連れて行った。日暮は子供を身ごもっていた。
堕胎を勧める清次に、日暮は「誰の子かはわからないけど、私の子に違いない。殺すつもりはない。」と反発する。そして、倉之助にも、自分のお腹には、誰の子かわからない子供がいるため、倉之助の元には嫁げないと明かす。それでも、倉之助はすべて承知で日暮を身請けしたいと言って、日暮を抱きしめた。その時、日暮に腹痛が襲った。そのまま日暮の子供は流れてしまった。
落ち込む日暮に、清次は「産みたいと想ってくれただけでも子供は救われている」と慰める。
そんな清次には、結婚話が来ていた。楼主と女将の勧める女子で、楼主と女将は二人に玉菊屋を継いで欲しいと想っていた。清次は気が進まなかったが、立場上、断ることができないでいた。
日暮の祝言にあわせて、清次たちの祝言も挙げようということになった。
祝言の朝、日暮が咲かない桜の木を見に行くと、そこには清次が立っていた。二人で、よく見ると、咲かないはずの桜の木に、小さな花が咲いていた。
清次と日暮は二人で吉原を抜け出した。楼主と女将は怒り、倉之助は悲しんだ。
二人は、菜の花畑を走りぬけ、桜並木を歩いていた。満面の笑みをたたえて。
○感想
単純におもしろかった。女性は共感できるシーンがいくつかあるんじゃないかな?って思います。
最後、清次と日暮のラブシーンがないところがよかった。二人の関係が恋なのか、もっと違う何かなのか・・・。
きよ葉の、ハチャメチャだけど憎めない性格、人間らしさに惹かれたのかな?って思います。
○心に残ったシーン
箇所箇所で心に残るセリフあり。
粧ひがきよ葉に言った「何かを得ることによって、嫉妬を受ける」
清次がきよ葉に言った「泣いたら負け、惚れたら負け、勝っても負け」
清次がきよ葉に言った「無駄な涙を流すな」
きよ葉が叫んだ「内も外も同じ。それがわかっただけでももうけもん」
ご隠居がつぶやいた「咲かない桜はない」
★★★★☆
おもしろかった。見終わった後、さわやかな気持ちになった。
吉原舞台の映画は過去にもいろいろあったけど、深刻すぎず、不真面目すぎず、共感できる作品だった。
○基本情報
公開日:2007/2/24
出演:
土屋アンナ(キヨ葉・日暮)
椎名桔平(倉之助)
成宮寛貴(惣次郎)
木村佳乃(高尾)
菅野美穂(粧ひ)
永瀬正敏(光信)
美波(若菊)
石橋蓮司(楼主)
夏木マリ(女将)
市川左團次[4代目](ご隠居)
安藤政信(清次)
監督:蜷川実花
原作:安野モヨコ
上映時間:111分
公式Web:http://www.sakuran-themovie.com/
○ストーリー
8歳で吉原遊郭に売られた少女は、玉菊屋で、きよ葉(土屋アンナ)と名づけられる。
「女郎にはなりたくない」と脱走を図るきよ葉に、「外も同じようなものだ」と諭す清次(安藤政信)。
清次は女郎の子供として生まれ、玉菊屋で働いていた。
清次はきよ葉に「この桜が咲いたら、俺がお前をここから出してやる」と言う。しかし、その桜は吉原唯一の桜であり、咲いたことのない桜の木であった。
脱走は断念したものの、その後も反抗を続けるきよ葉を、玉菊屋の高級花魁・粧ひ(菅野美穂)が教育係として花魁としての行き方を教えた。
美しさと知性を兼ね備えた粧ひは、やがて身請けされ、吉原から出て行った。吉原を出る日、粧ひは皆が見送る中、自分の簪を髪から抜き、一人前になったらつけるようにときよ葉に渡した。そして、「こうやって一人、何かを得ることによって、嫉妬を受ける」と言い残した。
(これから見る予定の人は読んじゃダメ)
粧ひが玉菊屋を去った後は、高尾(木村佳乃)が花魁となった。
きよ葉は、高尾のお客であるご隠居(市川左團次)に気に入られ、高尾の最初のお客はこのご隠居となった。
このことから、きよ葉は高尾の嫉妬をかうことになった。
きよ葉の人気はどんどん上がっていった。
高尾には、光信(永瀬正敏)という、店に通ってくれる恋人がいたが、光信がきよ葉を褒めるのを聞いて高尾はさらにきよ葉に嫉妬するようになった。
一方、きよ葉もお客の男を好きになった。男は惣次郎(成宮寛貴)といい、すぐに二人は想いあう仲になった。
きよ葉は惣次郎に対して真剣だった。惣次郎に対して嘘をつきたくない、誠実でいたいと思っていた。
それを知った高尾は、きよ葉の上客が来店している時に惣次郎を店に呼んだ。惣次郎が店に来ていることを知ったきよ葉は、上客をほったらかしにして、惣次郎と床に入った。
そこへ、怒った上客が乱入し、きよ葉を怒鳴りつけ、ひっぱたいた。そんな様子を見た惣次郎は、きよ葉をかばうこともせず、逃げるように店を立ち去った。
惣次郎の冷たい素行にショックを受けたきよ葉。そんなきよ葉をあざ笑う高尾。
きよ葉は高尾に殴りかかった。諸々の騒動を起こしたことで、楼主(石橋蓮司)と女将(夏木マリ)に叱られるきよ葉。部屋で一人涙を流すきよ葉に、清次は「泣いたら負け、惚れたら負け、勝っても負けだ」と諭す。
翌日早朝、きよ葉は男装して吉原を抜け出そうとしていた。清次が気づいて止めるが、きよ葉は「惣次郎の様子を見に行くだけ」と言い残して行ってしまう。
惣次郎の店の前に、ずぶ濡れで立っているきよ葉に気づいた惣次郎は、きよ葉に向かって笑みを見せた。きよ葉は「笑う鬼」とつぶやいて、その場を立ち去った。ひとり泣くきよ葉に、追いかけてきた清次が「無駄な涙を流すな。泣くなら客の前で泣け」と厳しく言うと、きよ葉は「外も内も同じ、それがわかっただけでももうけもん!」と叫ぶ。
一方、店では、高尾と光信が会っていた。思いつめていた高尾は、光信を殺して自分も死のうと、光信に剃刀を向けた。光信が抵抗し、もみ合ううちに、誤って剃刀が高尾の首に。高尾の首から鮮血が飛び散り、高尾は帰らぬ人となった。
玉菊屋の次の花魁はきよ葉になり、名前も日暮と変えた。
日暮の花魁道中を見た倉之助(椎名桔平)は日暮の美しさに惹かれ、玉菊屋に通うようになった。日暮の人気はどんどん高まっていった。
ある日、ご隠居が玉菊屋にやってきた。すっかり一人前になった日暮が「吉原の桜は咲くことを諦めてしまったから、もう咲くことはない」と言うと、ご隠居は「咲かない桜はない」と言った。日暮はまだ何もわかっていない・・・と。日暮の膝枕で、ご隠居は静かに息をひきとった。
ある日、倉之助は日暮に身請け話を持ちかける。日暮は「吉原に桜が咲いたら」とつぶやく。翌春、倉之助は吉原に桜を咲かせ、宴会を開き「日暮を正妻に迎える」と宣言した。
こうして、日暮は倉之助に身請けされることとなった。玉菊屋の皆が日暮を羨望していた。
宴会最中、日暮の具合が悪いのを清次が気づき、別部屋へ連れて行った。日暮は子供を身ごもっていた。
堕胎を勧める清次に、日暮は「誰の子かはわからないけど、私の子に違いない。殺すつもりはない。」と反発する。そして、倉之助にも、自分のお腹には、誰の子かわからない子供がいるため、倉之助の元には嫁げないと明かす。それでも、倉之助はすべて承知で日暮を身請けしたいと言って、日暮を抱きしめた。その時、日暮に腹痛が襲った。そのまま日暮の子供は流れてしまった。
落ち込む日暮に、清次は「産みたいと想ってくれただけでも子供は救われている」と慰める。
そんな清次には、結婚話が来ていた。楼主と女将の勧める女子で、楼主と女将は二人に玉菊屋を継いで欲しいと想っていた。清次は気が進まなかったが、立場上、断ることができないでいた。
日暮の祝言にあわせて、清次たちの祝言も挙げようということになった。
祝言の朝、日暮が咲かない桜の木を見に行くと、そこには清次が立っていた。二人で、よく見ると、咲かないはずの桜の木に、小さな花が咲いていた。
清次と日暮は二人で吉原を抜け出した。楼主と女将は怒り、倉之助は悲しんだ。
二人は、菜の花畑を走りぬけ、桜並木を歩いていた。満面の笑みをたたえて。
○感想
単純におもしろかった。女性は共感できるシーンがいくつかあるんじゃないかな?って思います。
最後、清次と日暮のラブシーンがないところがよかった。二人の関係が恋なのか、もっと違う何かなのか・・・。
きよ葉の、ハチャメチャだけど憎めない性格、人間らしさに惹かれたのかな?って思います。
○心に残ったシーン
箇所箇所で心に残るセリフあり。
粧ひがきよ葉に言った「何かを得ることによって、嫉妬を受ける」
清次がきよ葉に言った「泣いたら負け、惚れたら負け、勝っても負け」
清次がきよ葉に言った「無駄な涙を流すな」
きよ葉が叫んだ「内も外も同じ。それがわかっただけでももうけもん」
ご隠居がつぶやいた「咲かない桜はない」
2007/02/23のBlog
[ 03:28 ]
[ 映画 ]
○オススメ
★☆☆☆☆
意味がわからない部分が多く、おもしろさが理解できなかった。
場面展開のテンポがバラバラで、引き込まれるようなタイミングがなかった。
○基本情報
公開日:2007/2/3
出演:
玉山鉄二(叶ヒロシ)
西島秀俊(トシオ)
つぐみ(ヒグチ)
三浦誠己(溝口)
柄本佑(山田一郎)
竹原ピストル(シバザキ)
鴻上尚史(隅川栄一)
嶋田久作(岩鶴)
坂井真紀(ナツミ)
大口広司(幽霊)
すまけい(岩崎恒夫)
監督:熊切和嘉
原作:松本次郎
上映時間:103分
公式Web:http://www.freesia-movie.com/
○ストーリー
舞台は近未来の日本。犯罪の被害者が加害者に対して復讐できる法律「敵討ち法」が成立していた。
犯罪被害者は“執行代理人”に処刑を依頼し、加害者は“警護人”を雇うことが許され、両者は同等の武器、銃弾、人数で戦うというルールの元、敵討ちが決行される。
叶ヒロシ(玉山鉄二)は、【カツミ敵討ち執行代理人事務所】のヒグチ(つぐみ)にスカウトされ、敵討ちの執行代理人になった。
溝口(三浦誠己)と山田(柄本佑)と共に初仕事に取り掛かる。標的が加害者であっても人を殺す時はためらいが生まれるものである。しかし、ヒロシは標的の妻(坂井真紀)の頭を躊躇なく打ち抜き、あっさりと任務を遂行した。
(これから見る予定のある人は読んじゃダメ!)
ヒロシは、15年前、少年兵だった。
あるとき、上官であるトシオ(西島秀俊)と共に、軍の極秘兵器の実験に参加した。
トシオとヒロシは、30人の孤児を集めて平原に向かった。トシオは孤児たちに、この場所で絵を描くように指示し、ヒロシは孤児一人一人にスケッチブックを手渡した。
子供たちが思い思いの場所で絵を描き始めると、トシオとヒロシは、指示通りその場所を離れた。ヒロシは上官のトシオに向かって「反対です」と抵抗し続けたが、トシオは「命令だ」と言うばかりであった。
トシオが安全区域まで離れると、平原に向かって爆弾が投下され、真っ白い閃光と奇妙な高音が世界を包んだ。
爆弾が投下された場所はたちまち凍りつき、その場にいた孤児たちは凍死した。孤児たちは兵器の実験の犠牲になったのだ。孤児の中で一人だけ、赤いセーターの女の子が助かった。
その子は、絵を描くことを嫌がり、その場から勝手に離れていたため、助かったのだった。女の子は弟のようにかわいがっていた男の子が凍りついて死んでいるのを目の当たりにして、ひどいショックを受けた。自分を見ているヒロシに気づき、ヒロシに向かって「助けて」と手を伸ばす。しかし、ヒロシは女の子の手をとってあげることもできず、ただ、呆然とその場に立ち尽くしていた。
ヒロシはそれ以来、すべての感覚と感情を失ってしまった。
ヒグチはこの兵器の実験の罪を立証しようとして情報を集めていた。この実験の最高責任者だった岩崎恒夫(すまけい)の自宅を訪れたが、本人は車椅子生活で、重い病にかかっており、人と話せる状態ではなかった。そこで、ヒグチは、岩崎の息子であり、孤児を誘導したトシオを加害者として敵討ちの標的にすることを考えた。
しかし、元岩崎の部下であった「幽霊」という優秀な警護人が存在する。トシオ本人も銃の名手な上に幽霊が警護人に付くと、敵討ちの執行が難しくなる。
そこで、ヒグチはトシオを標的にする前に、標的となっていた隅川(鴻上尚史)というヤクザに幽霊を紹介する。隅川の警護人を引き受けた幽霊は、ヒロシに射殺される。しかし、ヒロシも幽霊に深い刺し傷を負わされた。
入院するほどの重症を負わされてもヒロシは痛みを感じることはなかった。
入院中のヒロシを訪ねたヒグチは、次のターゲットがトシオであることを告げる。
トシオは、15年前に軍を逃げ出して姿を消していた。現在は、自動車整備工場で働きながらひっそりと暮らしていた。職場では、皆にいじめられているゼンソク持ちのシバザキ(竹原ピストル)をかばったりする面もあったが、基本的には他人を寄せ付けない生き方をしていた。シバザキが「何かお返しがしたい」と言っても取り合わなかった。ただ、あったこともないメール友達のコトミだけが、トシオの他人との接点だった。
そんな生活をしているトシオに、ヒグチは偽造した敵討ちの執行通達書を渡しに行った。この執行依頼は、15年前の実験で、感覚や感情を失い、今尚、後遺症に苦しんでいる女の子からの依頼と告げる。
トシオは表情を変えず、その通達を受けた。
トシオの敵討ち執行前夜、ヒロシはトシオと再会する。ヒロシは自分が執行代理人であることをヒロシに告げる。
翌日、敵討ちが始まり、ヒロシを含めた3人の執行代理人がトシオを狙った。敵討ちが始まっても平静を崩さなかったトシオだが、シバザキがトシオをかばって撃たれたのを見て、感情をむき出しにして絶叫する。
逃げるトシオ、追うヒロシ。結局、敵討ち時間内にトシオを抹殺することはできなかった。
溝口のあまりの素行の悪さに、味方ながら銃を向けるヒロシ。このあたりから少しずつ、ヒロシの感情が見え始める。
やがて、ヒグチの偽造敵討ちが明らかになり、ヒグチは追われる身になった。ヒグチの抹殺指令が出て、何人もの男がヒグチの命を狙いにきたが、ヒロシはヒグチを守った。
ヒロシはヒグチと北に向かった。ヒグチはトシオの携帯電話の通信記録を入手して、コトミの居場所をつきとめていたのだ。二人は、トシオがコトミのところにくると考え、コトミの居場所に向かっていた。
途中、激しい雨が降るなか、ヒロシとヒグチの二人は向かい合って食事をとった。お互いが、あのときの、少年兵と赤いセーターの女の子であることを悟った。
ヒロシはヒグチを置いて車を出した。ヒロシが一人で行ってしまったことに気づいたヒグチはヒロシの携帯に電話をかける。ヒロシはヒグチに「すべてが終わったら、あの場所へ行こう」と告げる。ヒグチは泣きながら「もういいの」と言うが、ヒロシは電話をきって、コトミの居場所に向かった。
コトミの住むアパートの入り口にトシオは立っていた。コトミの作った雪だるまをながめていた。
そこに、ヒロシがやってきた。トシオは場所を変えて欲しいとヒロシに言い、ヒロシも同意した。
二人で雪の中を歩く。「そろそろ」とトシオが足を止め、銃を取り出した。ヒロシは黙って、トシオに銃弾を渡した。
雪の中の決闘。二人は相撃ちして倒れた。真っ白な雪が赤く染まる。トシオはその場に倒れた。
ヒロシは、自分の首から激しく流れ落ちる血を抑えながら、痛みを感じていた。
ヒロシは雪の中、車を走らせていた。途中、雪の壁に車をこすらせて止まると、そのまま動かなくなった。
ヒグチは一人、爆弾の投下された平原に立っていた。
○感想
よくわからなかったです。敵討ち法のルールとか、予習が必要かも。
シーンが飛んでしまって、「その後どうなったの?」って思う箇所が何箇所もあった。
「なんでそうなるの?」と理解できないシーンも何箇所かあった。
その割には、無言で時間が流れるシーンなど、もどかしいような場面もあって、それぞれに意図があるんだろうけれども、残念ながら、私はあまり楽しめなった。
○心に残ったシーン
特になし
★☆☆☆☆
意味がわからない部分が多く、おもしろさが理解できなかった。
場面展開のテンポがバラバラで、引き込まれるようなタイミングがなかった。
○基本情報
公開日:2007/2/3
出演:
玉山鉄二(叶ヒロシ)
西島秀俊(トシオ)
つぐみ(ヒグチ)
三浦誠己(溝口)
柄本佑(山田一郎)
竹原ピストル(シバザキ)
鴻上尚史(隅川栄一)
嶋田久作(岩鶴)
坂井真紀(ナツミ)
大口広司(幽霊)
すまけい(岩崎恒夫)
監督:熊切和嘉
原作:松本次郎
上映時間:103分
公式Web:http://www.freesia-movie.com/
○ストーリー
舞台は近未来の日本。犯罪の被害者が加害者に対して復讐できる法律「敵討ち法」が成立していた。
犯罪被害者は“執行代理人”に処刑を依頼し、加害者は“警護人”を雇うことが許され、両者は同等の武器、銃弾、人数で戦うというルールの元、敵討ちが決行される。
叶ヒロシ(玉山鉄二)は、【カツミ敵討ち執行代理人事務所】のヒグチ(つぐみ)にスカウトされ、敵討ちの執行代理人になった。
溝口(三浦誠己)と山田(柄本佑)と共に初仕事に取り掛かる。標的が加害者であっても人を殺す時はためらいが生まれるものである。しかし、ヒロシは標的の妻(坂井真紀)の頭を躊躇なく打ち抜き、あっさりと任務を遂行した。
(これから見る予定のある人は読んじゃダメ!)
ヒロシは、15年前、少年兵だった。
あるとき、上官であるトシオ(西島秀俊)と共に、軍の極秘兵器の実験に参加した。
トシオとヒロシは、30人の孤児を集めて平原に向かった。トシオは孤児たちに、この場所で絵を描くように指示し、ヒロシは孤児一人一人にスケッチブックを手渡した。
子供たちが思い思いの場所で絵を描き始めると、トシオとヒロシは、指示通りその場所を離れた。ヒロシは上官のトシオに向かって「反対です」と抵抗し続けたが、トシオは「命令だ」と言うばかりであった。
トシオが安全区域まで離れると、平原に向かって爆弾が投下され、真っ白い閃光と奇妙な高音が世界を包んだ。
爆弾が投下された場所はたちまち凍りつき、その場にいた孤児たちは凍死した。孤児たちは兵器の実験の犠牲になったのだ。孤児の中で一人だけ、赤いセーターの女の子が助かった。
その子は、絵を描くことを嫌がり、その場から勝手に離れていたため、助かったのだった。女の子は弟のようにかわいがっていた男の子が凍りついて死んでいるのを目の当たりにして、ひどいショックを受けた。自分を見ているヒロシに気づき、ヒロシに向かって「助けて」と手を伸ばす。しかし、ヒロシは女の子の手をとってあげることもできず、ただ、呆然とその場に立ち尽くしていた。
ヒロシはそれ以来、すべての感覚と感情を失ってしまった。
ヒグチはこの兵器の実験の罪を立証しようとして情報を集めていた。この実験の最高責任者だった岩崎恒夫(すまけい)の自宅を訪れたが、本人は車椅子生活で、重い病にかかっており、人と話せる状態ではなかった。そこで、ヒグチは、岩崎の息子であり、孤児を誘導したトシオを加害者として敵討ちの標的にすることを考えた。
しかし、元岩崎の部下であった「幽霊」という優秀な警護人が存在する。トシオ本人も銃の名手な上に幽霊が警護人に付くと、敵討ちの執行が難しくなる。
そこで、ヒグチはトシオを標的にする前に、標的となっていた隅川(鴻上尚史)というヤクザに幽霊を紹介する。隅川の警護人を引き受けた幽霊は、ヒロシに射殺される。しかし、ヒロシも幽霊に深い刺し傷を負わされた。
入院するほどの重症を負わされてもヒロシは痛みを感じることはなかった。
入院中のヒロシを訪ねたヒグチは、次のターゲットがトシオであることを告げる。
トシオは、15年前に軍を逃げ出して姿を消していた。現在は、自動車整備工場で働きながらひっそりと暮らしていた。職場では、皆にいじめられているゼンソク持ちのシバザキ(竹原ピストル)をかばったりする面もあったが、基本的には他人を寄せ付けない生き方をしていた。シバザキが「何かお返しがしたい」と言っても取り合わなかった。ただ、あったこともないメール友達のコトミだけが、トシオの他人との接点だった。
そんな生活をしているトシオに、ヒグチは偽造した敵討ちの執行通達書を渡しに行った。この執行依頼は、15年前の実験で、感覚や感情を失い、今尚、後遺症に苦しんでいる女の子からの依頼と告げる。
トシオは表情を変えず、その通達を受けた。
トシオの敵討ち執行前夜、ヒロシはトシオと再会する。ヒロシは自分が執行代理人であることをヒロシに告げる。
翌日、敵討ちが始まり、ヒロシを含めた3人の執行代理人がトシオを狙った。敵討ちが始まっても平静を崩さなかったトシオだが、シバザキがトシオをかばって撃たれたのを見て、感情をむき出しにして絶叫する。
逃げるトシオ、追うヒロシ。結局、敵討ち時間内にトシオを抹殺することはできなかった。
溝口のあまりの素行の悪さに、味方ながら銃を向けるヒロシ。このあたりから少しずつ、ヒロシの感情が見え始める。
やがて、ヒグチの偽造敵討ちが明らかになり、ヒグチは追われる身になった。ヒグチの抹殺指令が出て、何人もの男がヒグチの命を狙いにきたが、ヒロシはヒグチを守った。
ヒロシはヒグチと北に向かった。ヒグチはトシオの携帯電話の通信記録を入手して、コトミの居場所をつきとめていたのだ。二人は、トシオがコトミのところにくると考え、コトミの居場所に向かっていた。
途中、激しい雨が降るなか、ヒロシとヒグチの二人は向かい合って食事をとった。お互いが、あのときの、少年兵と赤いセーターの女の子であることを悟った。
ヒロシはヒグチを置いて車を出した。ヒロシが一人で行ってしまったことに気づいたヒグチはヒロシの携帯に電話をかける。ヒロシはヒグチに「すべてが終わったら、あの場所へ行こう」と告げる。ヒグチは泣きながら「もういいの」と言うが、ヒロシは電話をきって、コトミの居場所に向かった。
コトミの住むアパートの入り口にトシオは立っていた。コトミの作った雪だるまをながめていた。
そこに、ヒロシがやってきた。トシオは場所を変えて欲しいとヒロシに言い、ヒロシも同意した。
二人で雪の中を歩く。「そろそろ」とトシオが足を止め、銃を取り出した。ヒロシは黙って、トシオに銃弾を渡した。
雪の中の決闘。二人は相撃ちして倒れた。真っ白な雪が赤く染まる。トシオはその場に倒れた。
ヒロシは、自分の首から激しく流れ落ちる血を抑えながら、痛みを感じていた。
ヒロシは雪の中、車を走らせていた。途中、雪の壁に車をこすらせて止まると、そのまま動かなくなった。
ヒグチは一人、爆弾の投下された平原に立っていた。
○感想
よくわからなかったです。敵討ち法のルールとか、予習が必要かも。
シーンが飛んでしまって、「その後どうなったの?」って思う箇所が何箇所もあった。
「なんでそうなるの?」と理解できないシーンも何箇所かあった。
その割には、無言で時間が流れるシーンなど、もどかしいような場面もあって、それぞれに意図があるんだろうけれども、残念ながら、私はあまり楽しめなった。
○心に残ったシーン
特になし