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FWF -フットボールは未来の兵器である-
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2005/01/16のBlog
「サンタクロースの秘密」レヴィ・ストロース/中沢新一
「新サルトル講義」澤田直
「マルクスだったらこう考える」的場昭弘
「ナチ神話」フィリップ・ラクー・ラバルト ジャン・リュック・ナンシー
「記憶/物語」岡真理
「資本」嶋崎政毅
「完全な遊戯」石原慎太郎

休みになると、かえって電車に乗る時間が少なくなり、しかも酒が入ったりすることが多くなるので読書量が少なくなる。


「サンタクロースの秘密」レヴィ・ストロース/中沢新一 は、「火あぶりにされたサンタクロース」という論文に中沢新一の補筆のようについた小論文がセットにされたもの。

石原慎太郎は、ものすごいゆっくりしたペースで読み続けているんだけど、なんだかなあ~と思いながらそのまま読み続く。



この2ヶ月は実に低調でありました。

2005/01/15のBlog
[ 01:34 ] [ サッカー時評 ]
ワールドカップアジア地区最終予選第一戦。

まるで誰かがネタとして仕込んだのではないかと思えるくらいに絶妙のタイミングで、同じグループとなった日本と北朝鮮。


某浦和サポ氏は、「Pride of Hitomi Soga」のゲーフラもっていくと宣言していたようだが、きっとそんなものでは済まない様々なことが起こると思う。


ややこしいのは、右方面の人たちはかなり大挙して結集するだろうことで、これらの人間は、ひたすら興醒めさせる効果を発揮するばかりで、なんの政治的効果も発揮することもないだろう。
そういうものを無化してずらしていくのがフットボールのトリックだから。

俺たちはどうでもいいものを一生懸命死ぬ気で追っかけているのに、どうでもよくない大事なものをここに持ち込んでもらっても困るのである。
だからどうでもいいことのように、政治と歴史をカリカチュアしてゲーフラやダンマクのネタにするだろうが、だからといって街中に出てタテ看やアジビラ巻いたり、街頭演説して政治や歴史を語ったりするつもりは毛頭ないのである。






例によって、ナイーブな人たちはこのように騒ぎ出すだろう。

ブーイング禁止令布告。


サッカーを知らないものは放っておけばいい。
自分は、去年の国立のU-23の壮行試合で、試合終了後のセレモニーで現れたこの人にメインスタンドからブーイングしつづけたのが本当に正解だったと思う。

政治家はこなくてよろしい。
それは全くをもって興醒めなだけなのである。


北朝鮮に対してブーイングをしよう。
それは俺が鹿島や浦和や磐田に対してブーイングをするのと同じように、彼らの国家斉唱の時、彼らの国旗に対して、彼らのチームと試合に対して、徹底的にしていこう。
そして、それによって「サッカーに対する政治の介入」に抗議しよう。





さて、自分がここで思い出したいのはアジアカップでのあのブーイング騒動である。



もうめんどくさいのでいちいちあげつらったりはしないが、日本チームに対してブーイングしつづけた中国のファンを「洗脳されたナショナリストで無知な人間」と断罪していた人間は、果たして今回の北朝鮮戦をどのように迎えるのであろうか。


「有名選手にブーイングすることはいい感情を持たないが、サッカーの世界では常識。バックパスや攻めてこない相手にブーイングすることは非礼にはならない。やめてほしいという一般の人の意見もあるが、むしろおかしい。今まで以上に相手にブーイングしてほしい」


そして今度はこんなことを手のひらを返したようにいいはじめるのであろうか。




きっと北朝鮮のサポは、ほとんどすべてが在日朝鮮の人たちであろう。
埼玉スタジアムは、その人たちにとって究極のアウェイ。
CSの埼玉スタジアムでは、マリサポには5,000枚のチケットが配分された。ちょうどあれと同じ数量が配分されて、そしてとりまく敵意はそれ以上。

そもそも彼らにとっては、もともと住んでいるところそのものがアウェイなのだから。



日本に北朝鮮の国歌が、この政治問題がヒートアップするど真ん中で鳴り響く。
そして断絶しかかる国交状況の中で、日の丸が金日成スタジアムに高らかにあげられる。

これがサッカーだ。



中国人が重慶爆撃や南京大虐殺を持ち出して、政治とサッカーを混同したように、きっと多くの日本人が政治とサッカーを混同していくだろう。それこそ「洗脳されたナショナリストで無知な人間」がほうぼうから湧いて出てくるだろう。

オレらはピッチの選手と、その後ろに控えるゴール裏のサポーターと、さらにその背後に渦巻いている政治や歴史を巻き込みながら戦うのだ。
そして、悪意に発動されかかりそうになったときに、ギリギリの地点で、国家ナショナリズムの装置に背を向けていく。


フットボールはナショナリズムの身振りを再現しながら、そしてそれを全く違うものにしたてあげてしまうものなのである。そうして、あたかも癌のようにナショナリズムそのものを変質させる。
本来どうでもいい遊びであるものに真剣ななにかを持ち込むことが、その真剣であるものを真剣でなくしてしまう。フットボールで決着をつけるのだ。





きっと、2月9日まで、様々なことがおこるだろう。

そして生真面目に何かを語ろうとする、見知らぬ人間がいつの間に隣りにいるようになるだろう。やつらが仮面をかぶっていることによく注意しなければならない。
2005/01/14のBlog
[ 00:57 ] [ サポーターとはなんじゃらほい ]
2005/01/13のBlog
[ 02:38 ] [ サッカー時評 ]
岡田武史という人の海外志向の高さは今に始まったものではない。


そもそもコーチ稼業の出だしからして、当時珍しいドイツへのコーチ留学から始まっている。

・・・といっても、このコーチ留学が実は惨憺たるところから始まったのは、彼の著書蹴球日記に詳しく書かれている。

行ったはいいが、手違いか何か知らないが、ただ単に練習を見学していいぐらいのことしか伝わっておらず、最初の数週間はひたすら練習場の柵の外で選手がトレーニングしているのを見学していただけだった話。
家族をつれていったのに、そのへんの爺さんにまじって、見学だけで非常につらかったとの話は、本を読んでいるこっちまで身につまされてしまう。
そのうち、毎日練習を見に来ている東洋人に興味を抱いたスタッフに声かけられて練習にまじっていったというようなエピソードは、強気でスタイリストなこの人の性格からして少し信じられないものがある。



この当時はコーチ留学で日本人が外に出て行っても、こんな程度だったのだろう。
が、彼はそのままいついて経験を持ち帰った。



リッピとの親しい間柄も、この蹴球日記には書かれている。
そして、今でも、オフシーズンには欧州にいって、様々な人々と交流しているのだろう。

話では、リッピとデルピエロ(?)と共同出資の店を、この監督は日本にもっているとも聞く。このへんの風評にそれなりの信憑性を感じさせるほどに、彼とイタリアとの関係は、ある程度もう出来上がっている。




マリノスが、この人に一億円の年俸オファーを出したとのことだが、今年いっぱいで契約が切れるところであり、その後の展開がどうなるのか、自分は大変注目しているのだ。



彼は、どんな名将であったとしても、3年4年と監督が続けばマンネリになる、とこの著書の中でも述べているばかりか、F.マリノスの監督になってすでにステージ3連覇を成し遂げた後でもことあるごとに、この発言を繰り返している。

また、横浜の中長期ビジョンについて戦略的な計画を進行させていると説明しながらも、それでも


「その計画ができている頃、自分はここには恐らくいない」


と語る。






おそらく、岡田武史という人は、日本人で最初の欧州のクラブチームの監督になろうとしているのではないか、と思う。

いや、様々な発言や行動を総合すると、そのようにしか見えない。
英語、伊語、独語が話せて、海外とのパイプも厚い。
そして何よりも、横浜を抜けた後に日本のクラブチームでもう一度やるとは、この人の絶えず困難に突き当たりながらも耐えしなびながら力強く前進していくような人生のスタイルからは、もはや想像できない。

ちなみに代表監督には、それなりの未練がありそうだが、これまでのような協会のバックアップ体制ではやることはない、とも本人は断言している。
WC98の時に家族を含めて、日本中からのブレッシャーをあびてしまった経験がこの人にはある。

そして、自分も、今更代表監督などなるのは求めてない。
あんなものは、経験を積みつくし、安い給料と引き換えに名誉を得ることを尊ぶような年齢になってやればよい。岡田武史は、まだそこまでに至っていない。



横浜F.マリノスは当然どこまでも、来期以降の契約をオファーするだろう。
が、それよりも苦難に満ちつつ栄光を垣間見るためのビジョンが浮かんでいるのではないかと思う。
オレにとっては、いまだに大馬鹿嘉人



つーか海外行って少し結果だしたくらいで、急に手のひら返したように、しかも男のくせにキャーキャー言い出しているんじゃねえ。



唯一楽しみなのは、ジーコまでもが手のひら返したように次の代表戦あたりからスタメンとかで使い出さないかということだけ。







例の事件のあと、大久保に練習場で寿司を差し入れしようとして、あっさり無視された人のブログ。本人は、握り寿司じゃなかったからもらってくれなかったんだといたく反省してました。
先日、某氏から、よくもまあこんなにマニアックなイベントばかりを!と感嘆されてしまったぐらいに、フットボールラバーズのカルトなイベントラインナップが続いております。


もともと、そんなにキャパが大きい店でもないから、できれば、行く当てもないけど地道に盛り上がっているようなところの勘所をくすぐるようなものをセットしていきたいなあ~と思っていたのですが、ここまではその路線でOKw




年末のサポティスタ最優秀サイト公開選考会から始まり、ひとりフーリガントークショーw、さらには先日のJ's Goalのイベントといい、面白い具合に盛り上がってきていて嬉しいです。
そもそも、蔵書からしてマニアックなところですんで、そういう人に集まってもらいたいと思っていますし、そしてそういう人間の溜まり場みたいになってくれればプロデューサー冥利であります。



本職の仕事が忙しいとはいえ、一応オフシーズンなので、いろいろ企画する余裕もあり、このペースで面白い店にしていきたいと思っています。
なんかこんなのやってほしい!というのあったら教えてください。
もちろん持ち込みの企画も大歓迎!







ところでフットボールラバーズ店長のかわしまくんのブログ
少し増補しました。
*****************************************


そういうわけで、今年もコレに出させて頂きました。

選考内容は、サポティスタに出ると思いますので、そちらをお楽しみに。

Football loversでのイベントでURLとかわからなかった人もいると思うので、一応、自分の選んだものだけここに書いておきます。ご参考まで。


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【Masterlow a.k.a. ますたろうの最優秀サイト2004】

◇stadionwelt
http://www.stadionwelt-fanfotos.de/stadionwelt_fans/fans.html
※世界のゴール裏の画像を集中して取り扱うサイト。
 すんません、よくわかんないんですが、これドイツのドメインですか?教えてえろいひと。
 欧州はともかく南米やアジアのゴール裏画像が多数あり見逃せない。
 もちろん、日本のゴール裏シーンもあり、横浜のパラソルや浦和の人文字もすでにアップされています。
 なにものがこれを運営しているかは不明w


◇[ J's GOAL ]This Week Photo
http://www.jsgoal.jp/photo/
※J's Goalの画像レポのコーナー。
 サポーターに焦点を当てているのが面白い。
 CSの時も、かなーり、オレらに密着取材していました。
 
 つか、そろそろ気づけや、紙媒体!
 サッカーっつーのは、サポがスポーツからエンターテインメントたらしめているカルチャーなんだと。サポは自分の声を聞くために、自分の「カラー」を見せるために集まってるんだと。サポは試合見に来ているのではなく、戦いにきているんだから、それを取り上げれば、みんな買うよ、普通に雑誌を。「自分たちの試合」を見たいから。 聞くところによると、CS前後に一挙に出た浦和特集の雑誌で、かんばしくなかったのはnumberだけだったと。その原因は、サポに焦点を当て切れなかったことかと思われ。


◇@nifty田中隼磨公式サイトメッセージ
http://sports.nifty.com/hayuma/
※「永遠と(ずっと)」と書いてみたり、「!」の多用、さらにはKID寝取られ離婚などで、そのキャラを図らずも露呈させてしまった隼磨サイト。
けど、こいつは本当にいいヤツだよ。
CS第一戦の中指問題でレッズサポに荒らされたが、それよりも遥かに信憑性が高いCharがブーイングされて中指を立てた件についてはあまり触れられていない。
これで自分はCharのCD買おうと思いましたが、なにか?




◇FLORENT DABADIE BLOG
http://dabadie.cocolog-nifty.com/blog/main.html
※ダバディブログは飛ばしていました。
金持ちのボンボン丸出しなコスモポリタンなクラブ主義とか出しているのが可愛い。
けど、オレはこいつ好きだ。


◇後藤健生の「蹴り捨て御免」
http://wmlproxy.google.com/chtmltrans/g=@26amp@3bsite=search/h=ja/p=i/
q=http://mobile.skyperfectv.co.jp/imode/sport/soccer/column/s=0/u=http@
3A@2F@2Fmobile.skyperfectv.co.jp@2Fimode@2Fsport@2Fsoccer@2Fcolumn@
2Fg@5F20041207.html/c=0
※携帯だからどうせ・・・という気分で書いていただろう連載がこれほどフューチャーされるとは・・・と後藤氏もビクーリしていると思いますが、もう時代はそういうとこまで来ている模様。


◇i浦議
http://www.uragi.com/i/
※ここも携帯サイト。キャリアの公式サイト並みのアクセス数を誇る強力なサイト。
 携帯サイト隆盛のヨカンをひしひしと感じさせます。


◇かなめBlog
http://www.uragi.com/blog/
※その浦議の管理人のブログ。
ウラ議閉鎖ができなかったかわりに、このブログの制作者で当然パスワードも知っていたUGと2人で、かなめ管理人になりきって、しばらくエントリーし続けていました。
UGとますたろうの総力をあげた哀愁に満ちみちたすばらしいカキコミだったのですが、かなめ管理人に発見されてあっさり消されてしまいました。





◇三鷹の中心でULTRAが叫ぶ

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17188
※早稲田のウルトラのサイト。ウルトラカルチャーをひたすら研究&追求中。
 ウルトラというのが、精神でありカルチャーだということを一生懸命語ろうとしているのが面白い。以前このブログで取り上げたことあるけど、おすすめ。


◇true faith

http://www.doblog.com/weblog/myblog/20731
※いつのまにかドブログのアクセスランキングを首位ぶっちぎりに位置するようになった浦和サイト。ものすごい更新量。



◇MDPはみ出し話

http://www.saishin.co.jp/column/seio/353.html
レッズサポだから、この人のことはよく知らない。
けど、あまりにも電波スレスレのサポ魂を発揮して書き続けたので、逆に自分としては好感もちましたw
ちなみに、マリサポの紙吹雪はしょぼかったと書いてありましたが、そんなものは撒いてません。撒いたのは鰯です。



◇ジーコ監督の解任を求める会
http://www.nippondaihyou.com/
※いろいろありましたw
 これの是非の評価はもうちょっと時間かかると思われ。
 まあ、個人的にはものすごく思い出深いです。



◇ドラゴンフットボール
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/9420/
◇Unofficial footballasia
http://afclovers.blogtribe.org/
※ACL出場チーム御用達サイト。
 アジアサッカー情報なら、この2つは抜群。
 ここの必要性と凄さをわかりたかったら、天皇杯かJリーグチャンピオンとってください。


◇太陽工務店 社長の日記
http://www5b.biglobe.ne.jp/~taiyou/
※ゴール裏のバカで熱い文化を愛するすべての人たち必見サイト。
 今年は内容濃くて凄かった。


◇不動商店会
http://www.fudou.org/
※おなじみ不動商店会のサイト。いまをもって閉鎖中w


◇一人フーリガン日記
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/list?id=62469
※本人イベント普通に来てましたw
 熱い人間増えると楽しくなるよなあ、サッカーもw





ちなみにイベント自体も面白く盛り上がりました。
やたら濃い参加者に囲まれて幸せでございましたw
2005/01/08のBlog
"Football Lovers"イベントのご案内

J's GOALの「中の人」に聞く
~ JリーグをWEBで10倍楽しむ方法 ~




詳細はココ




10日(祝/月)の17:30~です。
J's Goal側もイベントを取材に来る模様。
よかった見に来てくださいませ。



2005/01/05のBlog
[ 03:07 ] [ サポーターとはなんじゃらほい ]


ロジェ・カイヨワは、人間の「遊び」というものについて、どのような意味を持ち、そしてそれがどのように社会に位置づけられているかを、文化の側面から秩序立てて考えた最初の人だ。


果たして、人間にとって遊びとはなんなのか?

その定義を、彼はまずは次のようにまとめている。

1.自由な活動
2.隔離された活動
3.未確定な活動
4.非生産的な活動
5.規則のある活動
6.虚構の活動


「遊びは贅沢な活動であり、余暇を前提としている。飢えている人は遊びはしない。
 次に、遊びは強制されて行われるものではなく、ただ楽しいから続けられているわけで、したがって、退屈し、飽き、あるいは強制されて行われているものではなく、ただ楽しいからというだけで遊びは左右されてしまう。
 また他方、遊びは建設もしないし生産もしないように定められている。
 その結果をご破算にするのが遊びの本質なのである。」
 (「遊びと人間」 ロジェカイヨワ)


 「人間は遊ぶ存在である」と定義づけたのは、このロジェカイヨワに先行して遊びの作用について語ったヨハンホイジンガであるが、その彼も人間は、むしろ遊びの積極的な価値を語った。遊びが文化に果たしてきた貢献について積極的に評価したのが、ホイジンガである。
 かたや、カイヨワは遊びの無価値さにむしろ注目した。
 無価値であるからこそ、価値がある。
 それが遊びの本質なのだと。


 
 それでは、無価値である遊びに価値を見出すというのはどんなことだろう。

 
 村上春樹には「1973年のピンボール」という初期の作品がある。
 日本に3台しか輸入されなかった幻のピンボールの名機「スペースシップ」を巡る小説だ。
 世界は積極的な意味をもたないなかで、ピンボールとの孤独なる戦いがむしろ意味をもつ。
 この小説の中では、世界の意味は空虚であり、しかし、その空虚であるものに意味を見出していくというアイロニカルな情景が語られ続ける。

(もちろん、この小説では、「スペースシップ」とのゲームは、直子という名前の主人公が永遠の別れとなった女性とだぶらされている筋立てとなっている。村上春樹の基本的な初期の諸作品の基本概念は、意味が見出せない世界の中で、おどけたしぐさで無意味なものを尊重するスノビズムと、それとは全く逆に、しかしその中で意味が生じてしまう、たとえば恋愛であったり人の生命であったりするもの、その決定的な不条理についてである。)
 




 ピンボールは、いうまでもなく初期の一人遊びの機械ゲームである。
 ひとは、ゲームに向かいあい、そしてそこで無意味な戦いを続ける。
 取り付かれたような責任まで感じて、モニターにわれわれはへばりつく。
 いや、モニターだけではない。
 スタジアムに、ゴール裏に、ピッチを囲む円形の劇場にわたしたちは価値を見出す。

 そこには積極的な意味はまるでない。
 
 柄谷行人は、ここに見出す価値、そして転倒した責任感について次のように批判する。


「どうでもいい、『自分の勝手に作り出したもの』に対する「責任」とは「無責任」の別名である。無意味なものへの『責任』を強調することは、責任を無意味化するものことなのだ。こうして、『無責任』が積極的に倫理として語られている。つまり一切が戯れであり、一切が真剣なのである。」(「終焉をめぐって」柄谷行人)


 さて、遊びが無価値で無意味なものであるがゆえに、人は積極的な価値を見出すとのカイヨワの説に戻ろう。
 
 カイヨワはもちろん、スポーツそのものを「遊び」とみなしている。
 しかし、自分にとって重要なのは、むしろスポーツを観客として見ること、またはその垣根を越えて、プレイヤー以上にそれに参加しようとする一群の考え方である。
 
 (柄谷行人は、引用した書にて、大江健三郎の「万延元年のフットボール」についても語り、スポーツの勝敗が歴史を生み出すのに対して、個人と機械の「競技」であるピンボールはそれを生み出さないと比較するが、その対比とは違う。自分が語ろうとしているのは、競技を見る立場であるもののことであって、それはむしろ歴史を生み出さないピンボールの遊びに似ている。
 また、論旨がずれるので軽く述べるにとどめておくが、ゲームが一度限りのものであるならば、スポーツは歴史を形作るのであろうが、そんな大時代劇な決闘めいたスポーツなど、現代では存在しない、ともつけくわえておく。
 ピンボールと同じく、サッカーは毎試合毎シーズン、ずっと「リセット」されつづけるのだから。)

 
 フットボールの観客は、なにひとつ積極的な意味を見出せない。
 勘違いしてはいけない、勝利に立ち会うことと、自分が勝利することとは全く別の話である。
 しかし、それだからこそ、意味がある。

 球形のボールをめぐる偶然性に左右される遊び、それが球技でありフットボールの本質である。
 中世フィレンチェの貴族であったメディチ家の紋章には、7つの球が描かれている。
 球形は、その不安定性ゆえに人にままならないものであり、そしてそれを自由に扱うものは、すなわち人生のような不確定なものを操ることのできるものであり、地上の支配者なのである。
 
 プレイヤーはまだ幸福である。
 その偶然性を、すくなくとも自分の足や頭で触れることができ、コントロールするためのチャンスを与えられているから。
 観客はそういうわけにはいかない。
 
 しかし、そんなことは誰でも知っている話だ。
 全くままならないものに、積極的に価値を見出す倒錯した論理。
 すべての観客、またサポーターといわれる一群は、そのことに気づいていて、倒錯した身振りを繰り返すことで、「責任」と「無責任」を間を行き来する。



 そうして高らかに宣言する。
 『歴史』などクソくらえ!



「レオパルディ(19世紀のイタリアの詩人)はまさに宗教をもたず、なにも信じていないからこそ、球技の勝利が重要だと考えていることを明らかにする。よくいわれるように、現代スポーツという現象と宗教の衰退のあいだに不安な関係を見ずにいるのは難しい。(中略)
 栄光をもたらした探求、過去の偉大なる幻想-軍事的な武功、芸術的な努力-は実際には過ちだった。なぜならばすべてなんの価値もないからだ。遊戯の試合以上の価値はない。僕らがもっとも賞賛するものは、誤って意味を与えられたものから生まれる。別の言い方をすれば、すべてに意味があるのと同じように、サッカーにだって意味はある。だから、サッカーを支持しよう!ほかにはなにもない。」
(「狂熱のシーズン」ティム・パークス)


そう、サッカー以外に、積極的な価値などどこにあるのか?
2005/01/04のBlog
[ 03:06 ] [ サポーターとはなんじゃらほい ]
そもそもギリシァ悲劇というのは、合唱隊のコーラスから始まったものらしい。

そのうちにそのコーラスを指揮し先導していたものが、いつのまにか合唱隊と掛け合いのやりとりをはじめた。
(なんとなく、自分としては、これはゴスペルのコール&レスポンスを想うのだが、そのコーラス隊そのものが観客から見られる立場であるから、次元は違うはずだ。)


掛け合いのやりとりは、次第に指揮者を舞台にあげ、そしてそれが「俳優」となった。





さて、ニーチェは、このギリシア悲劇における合唱隊を、独自の考え方で評価している。
(「悲劇の誕生」)

合唱隊は観客と舞台上の俳優を媒介するもので、「最良の観客」でありつつ、しかし観客のように、舞台上で行われるものが「演じられたもの」として客観視するわけではない。

合唱隊は、舞台で行われるものすべてを現実のものとして受け取る。
舞台上の出来事に一喜一憂し、それを増幅して観客に伝える。
合唱隊にとって、舞台の出来事は美的な鑑賞対象ではなく、目の前に突きつけられた現実であり、時として舞台上の出来事に巻き込まれながら、それを歌う。

だからギリシア悲劇の構造は、舞台の演者がまずア・プリオリに存在して、そして観客に供されるというものではない。
悲劇は合唱隊の詠歌とともに、立ち上るように姿を現すのだ。
観客は、悲劇の記号が並べられるのを見る。しかし、それをエクリチュールたらしめているのは、合唱隊なのだ。



・・・・と途中から、自分の能書きも入れつつ語ったのは、サポーターのことを語ろうと思っているからなのだが。



サッカーが単なるスポーツではなく、いろいろなものをしょいこんだエンターテインメントであるというのは、ずっと自分の持論で、スタジアムにいる限り、サッカーの試合は音楽劇なのである。


舞台上では不可逆的な運命に翻弄される人たちが苦しみもがく。
そしてその結末は、いつも新しい謎を提示するだけなのだ。
そして、それを身もだえするような苦悩として観客に伝えるのは、コロスという名の合唱隊である。




舞台を観るものでありながら、舞台の一部であるもの。



以上、なんとなくメモがわり。
[ 02:48 ] [ マスターのつぶやき ]
2004/12/28のBlog
◆サポティスタLIVE!
「サポティスタ年間最優秀サイト公開選考会」

2004.12.29(水)19:00-


 サッカー瞬刊誌「サポティスタ」の毎年恒例の年間最優秀サイトを公開選考!
 ジーコ解任騒動から始まり、F.マリノスJリーグチャンピオンそして天皇杯ザスパ敗退に終わった今年も激動の2004年サッカーシーン。そのサッカーをさまざまな角度から取り扱ってきたwebサイトから、サポティスタ独自の視点で最優秀サイトをピックアップ。ゲストは当日のお楽しみ!

 【19:00-21:00 \2,000 with 2drink】

*************************************

過去の最優秀サイトはこちら。
今回はせっかくだから、みんなの前でみんなの話聞きながら選考しちゃおうといことで、
ゲストを迎えながらやることにしました。


よかったら来てくださいませ。

フットボールラバーズはこちら


年明け10日はJ’s Goalのイベントも開催予定。
こちらよかったらどうぞ!
2004/12/24のBlog
[ 00:15 ] [ アジアチャンピオンズリーグ ]
昨年はA3で中国上海に行った。

で、今年のA3が韓国は済州島で開催されるわけで、日程も発表されたようです。


 2月13日 A3開幕戦(済州島)
 2月16日 A3第2戦 (済州島)
 2月20日 A3最終戦(済州島)


※ソースよくわかんね(横浜門旗より転載)



つか、去年は、このA3の間にACLのグループリーグの試合の日程が組まれていたりしたのだが、さすがに今年は、ずらしてある。

A3上海の一週間に、突然三ツ沢でのヴェトナム戦とか入っていたんですよ。
そんなのありか~!という日程で、直前まで、A3辞退するうんぬんの話があったのも記憶に新しい。
結局、出ることになり、三ツ沢での試合は、サテライト以下のメンバー(高校生とかバンバンはいっていた)でやることになった。
だから試合になっても、普通にみんなメンバーわからないし、背番号と選手名一致させるのなんて至難の技。監督だけは、上海から帰ってきていた。


その時、迷いに迷ったマリサポは、上海と三ツ沢の二手にわかれていたわけだけど、それでも両方の試合、つまり一週間に上海と三ツ沢の4試合を東シナ海をまたにかけてオーウェンしに行ったキチガイもいたりした。

ちなみに、そのときに、同じA3とACLに出ていた上海申花は、一日で二試合、昼間にACL、夜にA3というダブルヘッダーをやっていたらしいw





で、自分も、三ツ沢とA3両方とも行っていたクチなのだが、帰国後、そのダブルヘッダーの話を教えてもらった上海申花のサポ(上海在住)とメッセで話して得た結論は、


A3はどう考えてもいらない。


ということ。


とりあえず時期は悪すぎる。
ただでさえ、ACL出場チームは大変な日程になってしまうところへ、さらに海外でのカップ戦がドーンと控える。


ほとんど罰ゲーム。



つーか、A3はA3でいいんだけど、あるならせめて、リーグチャンピオンは外してほしいと思う。
いいじゃん、リーグカップ(日本ならナビスコ)の優勝者で。

A3とACLと平行してやるのは、チームにとっても大変だし、サポの財布も大変なんですよ。



ナビスコでもダメなら、千葉銀カップでもなんでもいいよ。
とりあえず、ACL出場チームはかんべんしてほしいです。

今年はしかも韓国の熱海みたいなとこでやることになっているし、なんだかなあ。
忙しくて更新できてません。
こんなヘタレブログを楽しみにしている人がいるかはわかりませんが、
とりあえず申し訳ありません。



さて、ここで書いた浦議とのサイト対決ですが、なぜ今になっても浦議は閉鎖されないのか、この日のイベントですべて暴露しますので、よろしくお願いします。



2004/12/17のBlog
[ 02:08 ] [ マスターのつぶやき ]
サプリメントマニアなのである。


そもそも自分は、そういうタイプの人間ではない。
どっちかというと、酒は飲みまくるは、タバコはこのご時世になっても一日2箱のヘビースモーカーである。

ところが、どういうわけか、サプリメントに凝りだした。

前に一緒に住んでいた女(シェアメイト)が、香酢やら輸入で仕入れたサプリメントを飲んでおり、この人の影響を受け、いつの間にか自分もサプリメントマニアになっていたというところだ。

今では逆に人に勧める側になってしまっているのが面白い。


サプリメントは過剰摂取するとまずい水溶性でないものがあるので、ちゃんとエクセルで成分量の表をつくって自分で量を増減してみたり、ちょっとずつメーカーや商品換えたりして、最適の組み合わせを模索したり、自分でいうのもなんなのだが、これはやはりマニアといっても過言ではないのではないか。


で、効き目はどうなのか?といわれると、うーん・・・よくわかりません。


ただ、一部には、明らかに体調の良化に影響あったものもあるのは事実だったりする。
数年服用して、はじめて差が感じられるようなものだと思うので、今は地道に毎日摂取の日々。
しかし、これ、月にどれくらいのカネつかっているんだろう?


【一日の摂取しているサプリ一覧】
ビタミンC 3錠
ビタミンB群 1錠
マルチビタミン 1錠
カルシウムマグ 6錠
亜鉛トースト 4錠
DHA 6錠
秋ウコン 10錠
やずやの香酢 2錠
野菜満点 5錠
海草満点 5錠
記憶サポート 2錠
コラーゲン 4錠












・・・・なーんてことをミクシィに書いたら、これはいいぞ!というような情報をいくつかもらった。

特に、亜鉛のところで同世代と思しき諸氏からいくつもの食いつきがあり、エビオス錠がけっこうすごいだの、コエンザイムはやはり無視できない・・・というようなご指摘をいくつか頂いた。


コエンザイムの具体的な効果としては、試合の次の日のヒザのだるさなどがなくなるとのこと。

そもそもサプリを飲みだしたきっかけは、90分間跳ねつづける体力を養うためであったのだが、それならばコエンザイムも試してみるか!という気にもなる。






心ならずもシーズンオフになって、次の試合まで2ヶ月間。
また体力増強に努めるバモ・・・。