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2007/12/01のBlog
[ 13:18 ]
[ 長田 弘 ]
記憶は、過去のものでない。
それは、すでに過ぎ去ったもののことでなく
むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。
とどまるのが記憶であり
じぶんのうちに確かにとどまって
じぶんの現在の土壌となってきたものは、記憶だ。
[ 記憶のつくり方 長田 弘 ]
12月になると
面倒くさがりの私でも、さすがに片付けなければならない
という気持ちになってくる
これは、いるもの
これは、いらないもの
そうやって、選別するのが苦手だ
記憶もまた、そういうものだと思っていたが
そうでもないらしい
記憶という土の中に種子を播いて
季節のなかで手をかけてそだてることができなければ
ことばはなかなか実らない。
じぶんの記憶をよく耕すこと。
その記憶の庭にそだってゆくものが
人生とよばれるものなのだと思う。
それは、すでに過ぎ去ったもののことでなく
むしろ過ぎ去らなかったもののことだ。
とどまるのが記憶であり
じぶんのうちに確かにとどまって
じぶんの現在の土壌となってきたものは、記憶だ。
[ 記憶のつくり方 長田 弘 ]
12月になると
面倒くさがりの私でも、さすがに片付けなければならない
という気持ちになってくる
これは、いるもの
これは、いらないもの
そうやって、選別するのが苦手だ
記憶もまた、そういうものだと思っていたが
そうでもないらしい
記憶という土の中に種子を播いて
季節のなかで手をかけてそだてることができなければ
ことばはなかなか実らない。
じぶんの記憶をよく耕すこと。
その記憶の庭にそだってゆくものが
人生とよばれるものなのだと思う。
2007/11/30のBlog
[ 09:20 ]
[ 絵、装画、装幀 ]
彼の描く独特な雰囲気を持つ妖精たちは「ラッカメア・フェアリー」と呼ばれる
「不思議の国のアリス」は、ジョン・テニエルのものが有名だが
ラッカムのアリスも、とても素敵だ
ニーベルンゲンの指輪、ピーターパン、スリーピー・ホロウ
真夏の夜の夢、ポー作品集、マザーグース、グリム童話など
数々の挿画を描いている
■ラッカムの絵を紹介してくださっているサイト
(たくさんの絵をアップしてくださっています。頁を開くと音楽が鳴るのでご注意を)
「不思議の国のアリス」は、ジョン・テニエルのものが有名だが
ラッカムのアリスも、とても素敵だ
ニーベルンゲンの指輪、ピーターパン、スリーピー・ホロウ
真夏の夜の夢、ポー作品集、マザーグース、グリム童話など
数々の挿画を描いている
■ラッカムの絵を紹介してくださっているサイト
(たくさんの絵をアップしてくださっています。頁を開くと音楽が鳴るのでご注意を)
ウンディーネ (Undine)
ラテン語の unda (波)の意味からなる名
四大精霊のうち水を司る精霊 (elementals)
パラケルススによると、ウンディーネには本来魂がないが
人間の男と結婚すると魂を得ることができる
ただし、これには大きな禁忌がある
ラテン語の unda (波)の意味からなる名
四大精霊のうち水を司る精霊 (elementals)
パラケルススによると、ウンディーネには本来魂がないが
人間の男と結婚すると魂を得ることができる
ただし、これには大きな禁忌がある
物語の内容については
「人魚姫」に近いものがある、とだけ記しておく
現在、この本は手に入りにくいと思うので
図書館に行く機会があったら
ラッカムの挿画と岸田理生の翻訳を楽しんでいただきたいと思う
(大型挿絵絵本に分類されるので、児童書の棚に置かれているかもしれない)
「魂」 とは、なんだろう
騎士に愛され、「魂」を得たウンディーネ
「魂」を得たがために、他者を想うこころを知る
愛する歓び、哀しみ、痛みをも知る
魂は、重い荷物
それが近づいてくると私の心は不安でいっぱいになるのです
そうつぶやくウンディーネが、かなしい
■岩波文庫 水妖記 ウンディーネ 柴田 治三郎訳
(格調高い翻訳で、より深い物語になっています)
「人魚姫」に近いものがある、とだけ記しておく
現在、この本は手に入りにくいと思うので
図書館に行く機会があったら
ラッカムの挿画と岸田理生の翻訳を楽しんでいただきたいと思う
(大型挿絵絵本に分類されるので、児童書の棚に置かれているかもしれない)
「魂」 とは、なんだろう
騎士に愛され、「魂」を得たウンディーネ
「魂」を得たがために、他者を想うこころを知る
愛する歓び、哀しみ、痛みをも知る
魂は、重い荷物
それが近づいてくると私の心は不安でいっぱいになるのです
そうつぶやくウンディーネが、かなしい
■岩波文庫 水妖記 ウンディーネ 柴田 治三郎訳
(格調高い翻訳で、より深い物語になっています)
2007/11/28のBlog
[ 12:44 ]
[ 余白から ]
本を読むのが苦しいと感じることがある
それは読後感が悪いとか、そういうものではなく
活字を追うことで目が疲れるとか頭が痛くなるとか、そういうことではなく
読むこと自体が苦しくなる
読まずにはいられないのに
それはなぜなのだろうと思っていた
そして、さっき、わかった
ここで知り合った warmgunさんのBLOG に
その答えがあった
本を読むことは、外へ出ることである。
『氷の海のガレオン』 に、こんな文章がある
あなたの言うその“ともだち”って言葉は
いったいどういう存在を表してるわけ?
それ(お金をもらうこと)を仕事と呼ぶとしたら
そういうことになっちゃうかも知んない。
だけど、そういうことではないんだ。
そういうのを、仕事と呼びたくないね。
言葉の意味は深い
本を読むことは、言葉の意味を広げていく行為
『氷の海のガレオン』 の 記事中で、私は書いた
> 同じ日本語を使って会話しているのに
> 言葉が通じていない気がすることがある
それは、たぶん、言葉の共通認識が足りなかったせいなのだと思う
人が使う言葉には、情緒的な意味合いが含まれる
さまざまな本を読み、その言葉を発動するときの広く深い意味を知る
自分の体験だけでは圧倒的に足りないものを
本の登場人物に感情移入することによって追体験する
私ならそうはしない、と、自分と比べながら読んできたものを
価値観の全く異なる登場人物に、無理やり感情移入させることは苦しい行為だ
けれども言葉の共通認識を広げることによって
今まで理解できなかったことが理解できるようになるかもしれない
私には、どうしても理解できなかった人がいる
そして今、どうしても理解したいという想いがある
確認することは もはや永遠に閉ざされてしまったけれど
彼女が遺していった本を読んでいくことで
少しでも彼女の気持ちに近づきたいと思う
それは読後感が悪いとか、そういうものではなく
活字を追うことで目が疲れるとか頭が痛くなるとか、そういうことではなく
読むこと自体が苦しくなる
読まずにはいられないのに
それはなぜなのだろうと思っていた
そして、さっき、わかった
ここで知り合った warmgunさんのBLOG に
その答えがあった
本を読むことは、外へ出ることである。
『氷の海のガレオン』 に、こんな文章がある
あなたの言うその“ともだち”って言葉は
いったいどういう存在を表してるわけ?
それ(お金をもらうこと)を仕事と呼ぶとしたら
そういうことになっちゃうかも知んない。
だけど、そういうことではないんだ。
そういうのを、仕事と呼びたくないね。
言葉の意味は深い
本を読むことは、言葉の意味を広げていく行為
『氷の海のガレオン』 の 記事中で、私は書いた
> 同じ日本語を使って会話しているのに
> 言葉が通じていない気がすることがある
それは、たぶん、言葉の共通認識が足りなかったせいなのだと思う
人が使う言葉には、情緒的な意味合いが含まれる
さまざまな本を読み、その言葉を発動するときの広く深い意味を知る
自分の体験だけでは圧倒的に足りないものを
本の登場人物に感情移入することによって追体験する
私ならそうはしない、と、自分と比べながら読んできたものを
価値観の全く異なる登場人物に、無理やり感情移入させることは苦しい行為だ
けれども言葉の共通認識を広げることによって
今まで理解できなかったことが理解できるようになるかもしれない
私には、どうしても理解できなかった人がいる
そして今、どうしても理解したいという想いがある
確認することは もはや永遠に閉ざされてしまったけれど
彼女が遺していった本を読んでいくことで
少しでも彼女の気持ちに近づきたいと思う