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EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ
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2011/11/11のBlog
【世界でもっとも流動性のある外国為替市場(FOREX MARKET)にようこそ!】

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。

現在は,GBP/USDやGBP/JPYなどのポンド通貨を中心に為替のメカニカルトレードシステムを行っています。といっても裁量トレードも大好きなので,シグナルルールもどちらかというと自分のトレード感覚をそのままルールにしている感じです。そのため大変ヒューリスティックな要素が多いトレードシステムです。

このブログではファンダメンタルを中心に市場雑感や為替動向に関する記録を残しています。できるだけ後に残して意味のあるものにしたいと思いますので,批判や反対コメントも歓迎いたします。どうか,よろしくお願いします。

なお,ご意見・ご感想などのメールでのご連絡はこのフォームからお願いします。

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2008/10/08のBlog
今週の月曜日は急激な円高でクロス円の暴落を経験して,今日はそれのリバウンドが起きています。世界の株式市場はさえないですが,ボラの高い今週は為替的には最高にスリリングな週といえます。

こういう週は,ファンダメンタルに薀蓄を傾けるブログの更新は願い下げにしてトレードに集中したいものです。

というわけで,今週は更新が滞りますのでご了承ください。
2008/10/07のBlog
[ 00:49 ] [ 市場雑感 ]
Yen Unbeatable as Credit Seizure Kills Carry Trades (Update1)

円の上昇割合とユーロ円の下落割合が出ていますのでリンクしておきます。

円は9月で貿易加重平均4.4%の上昇(去年の7月以来の)

円の実効為替レートは4月から9月までで5%上昇(1999年以来ベストパーフォーマンス)

円キャリートレードはこの7年で211%の収益をあげたのですが,今年それを13%減

ユーロ円の下落も1999年以来最高

ポンド円の下落は2001年11月以来最高

当然,シカゴCFTCの円ロングも7月18日以来最高

…などなど記録づくめです。
[ 00:08 ] [ FX(為替)市場 ]
こんな長い下ヒゲとその後のリカバリは珍しいですね。
状況が状況だけに,今晩は100円割れ直前で協調介入したかもしれない…

後出しじゃんけんにならないように今日の日付で記録を残しておきます。
2008/10/06のBlog
ポンドの下落はどこまで続く?のエントリのシナリオ3が現実になりつつあります。

■ シナリオ3:円高基調でポンドドル安も進む場合(新しいシナリオ)
ポンドドル:1.72ドル
ドル円:100円
→ポンド円:172.0円(現在レートよりさらに26円下落)
→2007年7月の高値251.10円からの下落幅:約7900PIPS

ドルスイスが均衡しているのに,ポンド安かつ円高のせいです。
ポンド円のロングは限界を超えて持っていてはいけませんよ。

しかし,今週ショートから参加できたならば本物です。
先週は,ユーロ圏の中堅銀行が次々に国有化されるなど,ユーロに対してアゲンストな状況が続きました。一方,米国の金融安定化法案も週初めに否決されたのち,週末に再審議・可決されたのですが,雇用統計も良くなく米国経済も先行きが不透明であることは言うまでもありません。

ドル円は,高値106.95円および安値103.50円とも29日の法案否決の日に記録しました。その後,内包される形で上下を繰り返したのですが,雇用統計の弱さで金曜日の陽線は短く弱弱しいものでした。先週および9月7日の週の103円半ばの安値は現在守られており,週足の一目均衡の雲も103円直下に向けて分厚いまま下降気味です。米国経済はリセッション向けて進行中なのでドル円の上値は重いですが,ユーロ圏の金融危機が依然としてディスクローズ中ですのでドルの需給逼迫が続いており,この面では超円高にもなりにくい状況です。よって,今週の上値は107.00円程度でリミットが来ると予測し,下値は103.00円程度でサポートされると予測します。
ユーロドルは,1999年にユーロが登場して以来,週終値ベースで最大の下げで約5.7%の下落でした。金曜日には一時1.3702ドルを記録し,13か月ぶりの安値の水準でした。

週末のEU会議の様子もどうやら「米国のせいで俺たちはひどい目にあっている。」「各国で協調していくものの制度上統一のスキーマはなく各国ごとの処理だ。」「まずは,自国で出来ることをする。」という姿勢が目立ちます。また,欧州首脳の中にはいまだに米国経済と欧州経済はデカップリングできると信じている人がいるとは驚きました。

ここへ来て以前から言っていたのですが,ECBの金融政策上の統一と公的資金の投入も含む各国政府の財政政策上の不統一というギクシャクした状況がもろに露呈しています。また今週は,BOEもとうとう利下げするかという観測もあり,ユーロもそれに合わせてつれ安になる可能性を秘めています。上値はサイコロジカルな区切りを元に下値は以前のサポートレベルを考慮して考えたいと思います。よって続落の予測ではありますが,今週の上値は1.3990ドル程度と予測し,下値は1.3450ドル程度と予測します。
ドルスイスは,火曜日に急騰して9月11日の高値1.1416フランをうかがう勢いでしたが,木曜日および金曜日のトライは不調に終わりました。フランももちろん,ユーロ安からのつれ安の影響は受けていますが,UBSなどのスイスの銀行は比較的損失のディスクロージャーが早めであったこともあり,ユーロほど銀行の破綻が続くとも思われていません。また,相場の動きから1.1430フランあたりにノータッチオプションのバリアがあり防戦売りが発生しているのかもしれません。先週の終値が1.12フラン台後半ですので,もう一度ブレイクをトライに行くとは思いますが,案外軽くオプションが割れる程度で上昇は限られると思います。さらに,下値は節目として1.10フラン上には比較的固いサポートラインが存在します。よって,今週の上値は1.1450フラン程度で,下値は1.1010フラン程度と予測します。

ユーロ圏の金融機関の問題のニュースは今週もイベントリスクとして当然見ておかないといけません。まだまだ,逆張りするタイミングではなく順張りで欧州通貨の下落についていく週でしょう。
2008/10/04のBlog
今日みたいな日は経済指標が無視される日です。もっと重要なTARP(金融安定化法案)の下院での投票の結果に注目が集まっているからです。

厳しいことを言うようですが,こういう日に失業率に注目したり,ISMの非製造業景況指数に気を取られるのは基本的なセンスの問題です。無視される指標の場合には,通常であれば指標の値によって動くであろう相場の動きと全く逆方向に動くことさえあります。

Crisis Hits Main Street as Employers Cut More Jobs (Update2)

9月非農業部門雇用者数: -159K (予測:-105K,前月:-73K)
9月失業率: 6.1% (予測:6.1%,前月:6.1%)

U.S. Service Industries Expanded at Slower Pace (Update1)

ISM非製造業景況指数: 52.1 (予測:50.0,前月:51.6)

と記録のために残しますが,多少雇用者数が減ったとしても,ISMの景況指数が改善したとしても長期的な展望は変わりません。

現在の金融危機の総合的な経済への影響を考えると,欧州経済への影響 > 米国経済への影響ですからユーロ売り・ドル買いの流れは変わりません。このような判断は,特に下の3つのタイプのうち,【中長期ファンダメンタル重視売買型】にとってとても大切なことです。あなたは,自分がどのタイプに一番近いか,あるいは向いているか即座に答えられますか。それが自分で分からないようでは,いまだに相場に遊ばれているレベルにいるかもしれませんよ。

【短期テクニカル指標売買型】
過去データを下にチャートでエントリシグナルを検出してエントリします。経済指標はほとんど見ません。各種テクニカル指標を組み合わせてエントリシグナルを導出するので,自分で指標を組み合わせられるプログラミング能力があることが望ましい。EURO SELLERはシステムトレードでこのタイプの売買を行っています。

【短期経済指標リアルタイム売買型】
どの経済指標に注目が集まるかをちゃんと判断できること。一瞬のマウスクリックが勝負であり,ドテン売買も得意でないといけない。EURO SELLERは息が詰まるのでこのような取引はいたしません。

【中長期ファンダメンタル重視売買型】
経済指標・金利動向・マネーフローの総合的な解釈が出来ること。大きな流れについていくので一般に損切り額が大きい。ただし,収益を上げるときは半端ではない。チャートの節目は知っておいたほうが良いが必須ではない。EURO SELLERの裁量取引では,チャート50%+経済指標の蓄積50%で総合的な判断をすることが多いです。

さて余談はさておき,下院の投票の結果を待ちましょう…
2008/10/02のBlog
ECB Keeps Rate at 4.25% Even as Recession Looms (Update1)

ECBは今回も政策金利を4.25%に据え置きました。どんな意図があるのか少し考えてみました。

■ ECBの基本金融政策に従う
原油が下がったものの依然としてインフレ率が高い(9月:3.6%)ため,目標とする2.0%以内達成のために,インフレファイターであることを示す必要があった。
■ 流動性供給と政策金利の分離
インターバンク市場の流動性の枯渇は主として信用不安から来ており,金利を下げるだけでは効果が無いことも次第に明らかになっているために,流動性供給と政策金利の問題を切り離した。
■ ECBと各国政府の役割の分離
欧州金融機関の信用不安の問題は,債券買取などの足元の資金供給はECBの役割で,公的資本注入や国有化などの破綻処理は各国政府ないし各国政府の協調の下に行なうという役割分担が暗黙のうちに出来てきたと思える。
■ 金融政策の一貫性の強調
今回,政策金利を下げると7月に利上げしたことが間違いだったと市場に認識させることになるため,あと3か月程度は現状維持を続けたい意向もあった。
■ ユーロの割高感の是正意図
多少のショックとなる景気後退があっても,高すぎるユーロをドルに対してもっと安く出来れば域外輸出も促進されるので,内需と外需のバランスが取れて将来的には通貨としての安定性が増すと考えているかもしれない。

このうち,どれが一番の理由かは分かりませんが,サルコジ仏大統領との連携等も考慮すると,トリシェ総裁はECB金利の現状維持は「しかたなく」決定したというよりは「確信をこめて」決定したと思います。

前エントリで彼をこき下ろしたのですが,ここまで筋を通すのならそれもありかなという気持ちに変わりました。実はこれは制度上の問題で,トリシェがどうこう出来る話じゃないだけ…

もっと経済危機が明らかになって,もっとユーロドルはもっと下がってもおかしくない!?

追記:政策決定会合会見をリンクしました。
Trichet Says U.S. Must Rescue `Global Finance' (Update2)

露骨な内政干渉ですが何か?せいぜい「金融危機を回避するための米議会関係者のあらゆる努力を歓迎する」が限度と言うものでしょう。

それが,いまや圏内の銀行の処理も各国の政府任せで,米国議会頼みとは他力本願の情けなさにもほどがある。

(せっかく動画も作ってあげたのに)今の姿勢は全く評価できないです。7月の利上げは完全な政策上の失敗だったし…

追記:インタビューをリンクしました。
2008/10/01のBlog
図は某FX取引会社の通貨ペアのリアルタイムレートの一部で,この業者はインターバンク側からの提示をオークション・パススルーで出しているようです。

本来あるべき金利差のある通貨ペアのプラスのロールオーバースワップが軒並みゼロです。これは,本来低金利であるはずの通貨のオーバーナイトの金利まで高くなって,スワップのための金利差を提示できない状況なのでしょうか。

インターバンクの取引が滞ると,我々末端にも影響が出てくるようです。
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