ニックネーム:   パスワード:
| MyDoblogトップ | Doblogポータル | DoblogMusic | Doblogガイド | ユーザ登録 | 使い方 | よくある質問 | ツールバー | サポート |
EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ
Blog
[ 総Blog数:345件 ] [ このMyDoblogをブックマークする ] [ RSS0.91   RSS1.0   RSS2.0 ] [ ATOM ]
2008/01/28のBlog
先週は,ソジェンショックで欧州株式市場が暴落し,世界中の株式市場が悲鳴をあげる中,FRBが0.75%の緊急利下げを発表しました。その後,Ambacの救済のニュースが流れて懸念していたモノライン金融保証会社のデフォルトの危機は脱したようです。

ドル円は,週足の高値と安値の差は3円程度であまり大きいとはいえませんが,十字線に近い形で,106円台後半で終値を迎えました。2円程度上とは言え,上値は109円台が大変遠く見えます。もちろん,107円台・108円台共に戻り売りの嵐にさらされるでしょう。下値は,104.95円を水曜日に最安値としてつけてから反発していますから,当面はそれが破られない限り105.50円台から108.50円ぐらいのレンジ相場でしょう。
ユーロドルは,安値は1.43ドル台半ばまで落ちた後,上にも下にも行って来い相場となり,1.47ドル台後半を高値として,週足の終値は1.46ドル台後半です。最近はユーロに個人的に注目していることもあって,先週の予測の

1.45ドルを割ったら逆指値で売ります。一方,上値は先週より低く1.48ドル程度と思われます。

は適度に当たっていると思います。逆指値で利益が出た人も1.47ドル台後半で戻り売りをしてプラスになっている人もいることでしょう。今週の上値は,(下落して終わった週足に敬意を表して)1.48ドルからやや下がって1.47ドル台の半ば程度と思います。下値は引き続き1.45ドル割れがキーポイントです。ただし,先週は1.45ドルを割ってから,(急落と買戻しが速すぎて)昨年12月27日に直下でロングポジションを構築した人たちの投げがまだ発生していない模様なので,急激に下げ渋る可能性が高いです。

それでも,可能性は高くありませんが徐々に下落して1.43ドルを割ったら,上記の投げと付近のストップロスを誘発して1.41ドル台が見えてくるでしょう。
ドルスイスは,週足の終値が1.0971フランで,ダブルボトムの右側を何とか形が悪く保っているようにも見えます。大相撲の千秋楽で朝青龍は負けてしまいましたが,為替市場の朝青龍はなかなか粘り腰のようです。

このペアには,先週の指針がそのまま当てはまります。

1.10フラン付近でとどまっているなら売りも買いもできずに様子見です。上値は,1.12フランを明確に越えてくることを確認できるなら1.13フラン越えで打診買いして,次に1.15フラン越えで買い増しというようなシナリオです。(中略)一方,下値は,今のところ1.08フラン台で底堅いと思っていますので,1.08フランを割るまでは売れません。

手抜きではなく,動かない相場に手出しは無用です。
ポンドドルは,日柄的に上昇の限界であったのですが,それなりに長い下ヒゲをつけてダメかと思わせながら,300PIPS近くの大陽線で終わりました。

週足終値が先々週の高値を上回ったこと,先々週のさらに前の1月6日の週の高値付近であることから,さらに続伸が期待されるものの,上値は2.00ドル手前の戻り売りではね返されると思います。下値は,1.96ドルを大きく越えた時点でそこがサポートラインとなっています。

いつものように,週足を211.67円で終えたポンド円は計算により算出します。

ドル円のレンジ:105.50円~108.50円
ポンドドルのレンジ:1.96ドル~2.00ドル

として,最大振幅で掛け合わせると206.78円~217.00円ですが,ドル円が上がるとポンドドルは下がる傾向がありますので,大体211.50円を中心としたプラスマイナス4円程度のレンジと見積もります。何度も言うようですが,ポンド円はそのチャートを見て売買するトレーダーの出来高が非常に少ないですから,ドル円とポンドドルのレートで自動的にレートが決められてしまうと思ってください。
2008/01/27のBlog
[ 19:56 ] [ アノマリー・データ等 ]
2005年5月16日以降の市場の反応です。

【5/16のN.Y.外為市場概況】
5月のNY連銀景況指数が2003年4月以降で最低となり、また3月の対米証券投資データで買い越し額が事前予想よりも少なかったことで・・・ユーロ・ドルは1.2651まで上昇、1.2640前後で引けた。
【5/17のN.Y.外為市場概況】
4月の米・生産者物価指数が予想以上の上昇を記録、…この日米・財務省が発表した半期毎の為替報告で中国が為替操作国として認定されていない事を理由にドル買いが優勢と
なった。ユーロ・ドルは1.2653まで上昇したが、ドル・円相場の反発をにらんで1.2595まで下げた。
【5/18のN.Y.外為市場概況】
4月の米コアCPI指数が前月比で変わらずとなったことを背景に米国10年債利回りが低下、この動きをにらんで外為市場ではドル売りが先行した。ユーロ・ドルはOECDがユーロ圏の経済成長見通しを下方修正することが材料視され、1.2608まで下落したが、FT紙の報道で一時1.2691まで上昇した。
【5/19のN.Y.外為市場概況】
前週分の失業保険新規申請件数が市場予想以下(321K)となり、モデル系ファンドなどのドル買いでドル・円は107円69銭に上昇した。5月のフィラデルフィア連銀景況指数の低下でドル売りは強まる局面もあったが、ユーロ・円を中心にクロスの円売りのフローが散見され、…ユーロ・ドルは1.2603まで下げたが、マクロ系のファンドがユーロ買いを仕掛けたようで1.2645まで反発した。
【5/20のN.Y.外為市場概況】
グリーンスパンFRB議長が「中国人民元はいずれ切り上げられる」と発言したことが意識されてドル・円は伸び悩みとなり、…ユーロ・ドルは、EU憲法に対するフランスの国民投票に関する世論調査で、反対派が過半数を占めている事を背景にユーロ売りが広がったが、1.25台前半ではロシア中銀とみられるユーロ買いが観測されており、最後は1.2560-65に戻した。
【5/23のN.Y.外為市場概況】
ユーロ・ドルは1.2500付近でロシア中銀がユーロ買いを継続しているとの見方で1.2598まで上昇した。ECB総裁が必要ならば利上げを実施すると発言したことも材料視されたようだ。
ただ、その後はEU憲法批准に関するフランス国民選挙の世論調査で反対派が増加した事やアメリカのアセットマネジャーが欧州株を売却しているとの理由でユーロ・ドルは伸び悩んだ。
【5/24のN.Y.外為市場概況】
4月の米・中古住宅販売件数が過去最高を記録したことを背景にドル・円は107円58銭まで反発した。この日は5月3日開催分のFOMC会合の議事録が公表されたが、インフレ懸念については一部の市場関係者が期待していた見解は示されていなかったようだ。ユーロ・ドルはN.Y.市場で1.2590まで戻したが、1.26台前半にはオファー興味が残されていたようだ。
【5/25のN.Y.外為市場概況】
朝方はモデル系やモメンタム系ファンド筋のドル売りが先行したが、4月の新規住宅販売件数が過去最高水準を記録したことや中国の政府高官が人民元早期切り上げの可能性を否定したことなどを背景にドル買いが広がった。アトランタ連銀総裁のタカ派的なコメントもドル買い材料となった。ユーロ・ドルはロシア中銀のユーロ買いや中期マクロファンド筋のショートカバーで1.2620まで上昇したが、アジア筋のオファーに上値を抑えられた。

※このあたりではまた迷いが生じていますが…

【5/26のN.Y.外為市場概況】
2005年Q1の米GDP改定値が上方修正されたが、市場予想を下回っていたことからドル・円は108円銭前後まで下落した。ユーロ・ドルはフランス国民選挙の世論調査でEU憲法の否決観測が強まり、米投資銀行のユーロ売りで一時1.2494まで下落した。その後もユーロの戻りは鈍く1.2510前後で引けた。

※やっぱり,このEU憲法否決観測がユーロドル下落の決め手だったような気がします。今度はユーロ側の不利なニュースがダメ押しになったのが興味深いです。

【5/27のN.Y.外為市場概況】
この日発表されたコア個人消費支出(PCE)価格指数は予想通りの水準となったが、米系カストディアンのドル買いが優勢となり、ドル・円は108円10銭まで上昇。5月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が市場予想を上回ったことでドル・円は下げ渋った。ユーロ・ドルはEU憲法批准のフランス国民選挙での“否決”を市場は織り込んだとみる投資家の買い戻しで1.2589まで上昇。
【5/30の欧米外為市場概況】
ロンドン市場はバンクホリデー、N.Y.市場はメモリアルデーのため外為市場はクローズ。フランスの国民投票でEU憲法の批准が否決されたため、ユーロ売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.2465まで下落、ユーロ・円は134円55銭まで下落した。

※決して週末や祝日のニュースを侮ってはいけませんよ。

【5/31の欧米外為市場概況】
5月のシカゴPMIが市場予想を下回ったことを理由に,…ユーロ・ドルはシカゴPMIがリリースされた後に1.2369まで反発したが、モデルベースファンドが1.2300のオプショントリガーを狙ったユーロ売りを仕掛けて、ユーロ・ドルは一時1.2296まで下落した。
【6/1の欧米外為市場概況】
5月のISM 製造業指数が予想以下となったことを理由にドル売りが先行したが、オランダ国民投票でもEU憲法批准が否決されたとの報道で(出口調査結果より)ユーロ売り・ドル買いが広がり、…ユーロ・ドルは1.2274まで反発したが、モデルファンドなどのユーロ売りに押されて1.2160まで下落した。

※最後は,経済要因より政治要因が勝ちました。

まとめると,ドルは対ユーロに対して,

1)レンジ相場では,良い指標に堅調に,悪い指標に弱含む普通の反応です。
2)ドルの上昇トレンドが形成し始めると,良い指標に強く反応し,悪い指標は無視し始めます。
3)最後は,上昇トレンドでは対ドル通貨の不利な(しばしば政治的)ニュースによってダメ押しされます。


2)や3)は,下降トレンドでは,悪い指標に強く反応し,良い指標を無視し始めることが起きたり,対ドル通貨の有利なニュースでダメ押しされるのでしょう。また,市場が普段は圧倒的に米経済指標のみを見ていることがわかります。ユーロの経済指標は,日々のボラテリティを形成しているだけですね。

私は,今の状況はあまりドルの悪材料に反応しない2)に近い感じがしているのですが,皆さんはどう思いますか。
[ 19:24 ] [ アノマリー・データ等 ]
Prodi's Resignation May Herald Berlusconi's Return (Update4)

イタリアのプローディ政権が崩壊し,またまたメディア業界を牛耳っているACミランのオーナーでもあるベルルスコーニが復活かもしれません。イタリア政治のゴタゴタは極東の某国なみです。ひょっとすると,これはユーロ下落に影響を与えるニュースかもしれません。

忘れもしない2005年の春から夏にかけての下落は,4月25日月曜日の週に最後の1.30ドルをつけてから,図のように翌週ダブルトップのネックライン辺りである1.28ドル前半をつけたあたりから加速したと思っています。

その週から6月1日までのファンダメンタルに市場がどう反応したか,過去のFiscoのニュースからログを起こしてみました。(一部情報の無い日があります。また,ユーロドルに関係ない部分は省略していますがご了承ください。)

【4/25のN.Y.外為市場概況】
ユーロ・ドルはユーロ圏の経済見通しの悪化やユーロ憲法を多くが支持していないとの懸念などを背景に弱含み。米大手投資銀行のユーロ売りも観測されており一時1.2954まで下落した。ただ、ロシア勢のユーロ買いやインターバンクのショートカバーでユーロ・ドルが1.3005前後まで反発した。
【4/26のN.Y.外為市場概況】
3月の米・新築住宅販売件数が過去最高を記録したこと(143.1万件)を理由に、朝方はドル買いが優勢となった。ユーロ・ドルはリアルマネー、中東勢、本邦資本筋のユーロ買いが観測されており、1.2980前後まで戻して引けた。
【4/27のN.Y.外為市場概況】
3月の米・耐久財受注の水準が予想を下回ったことを理由にドル売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.2989まで買われたが、ドイツ10年債のイールド低下をにらんで1.2922まで売られる局面があった。
【5/5のN.Y.外為市場概況】
S&P社が米GM、フォードの信用格付けの引き下げを発表した事からドルは弱含みとなった。ユーロ・ドルは通貨オプション絡みのユーロ売りが1.2990近辺に置かれていたもようで、1.2926まで下落したが、ロシア中銀のユーロ買いやGM、フォード社の格下げをきっかけに反発した。
【5/6のN.Y.外為市場概況】
4月の米・雇用統計が予想を大幅に上回る内容であったことからドルが堅調に推移した。ユーロ・ドルは米モデル系ファンド筋やシカゴIMM筋の売りに押されて1.2845-50(200日移動平均水準)を割り込み、1.2810まで下落した。1.2800近辺のバリアー防戦買いや「北朝鮮が核実験準備か?」とのニュースが下値を支え1.2815前後で引けた。

ここまではネックラインを維持しています。強い指標に堅調,弱い指標に弱含みといういたって普通の反応です。この週以降と市場の反応がどう違うかを見てください。

【5/9のN.Y.外為市場概況】
この日発表された3月の米・卸売在庫が予想以上に低い数字であった …ユーロ・ドルは1.2810まで下落したが、1.2800以下ではアジア中銀や東欧中銀のユーロ買いオーダーが控えているとの観測で1.2848まで上昇、結局1.2840前後で引けた。
【5/10のN.Y.外為市場概況】
3月の米・貿易収支の発表を翌日に控えていたことから様子見ムードが広がった。ユーロ・ドルは1.28以下にロシア中銀のユーロ買いが控えているとの噂で1.2890まで上昇、1.2880前後で引けた。
【5/12のN.Y.外為市場概況】
4月の米・小売売上高が予想以上に増えた事からドルが全面高。ユーロ・ドルは1.27近辺でロシア中銀のユーロ買いや通貨オプション絡みのユーロ買いなどが散見され、一時的には下げ渋ったが、N.Y.時間の夕方近くに1.2683まで一段安となり、結局1.2695前後で引けた。
【5/13のN.Y.外為市場概況】
短期筋がドル売りポジションの縮小に動いた影響でドルは全面高の展開となった。5月のミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回る水準となったが、モデル系ファンド筋のドル買いでストップロスが誘発され、…ユーロ・ドルは1.2610まで下落したが、1.2600前後でロシア中銀や通貨オプシヨン絡みのユーロ買い興味が散見されており、結局は下げ渋った。

※このあたりから市場は,ドルにとって有利な経済指標には強く反応し,不利な反応は無視し始めます。

(続く)
2008/01/24のBlog
Banks, New York Regulator Meet on Bond Insurer Rescue (Update4)

こういうニュースが出るようでは更新しないわけにはいきません。AmbacはCDOだけでなく地方債つまり公的セクターの金融保証もしています。ここがつぶれると困る州や自治体が多いはずなのです。

私の企画倒れのページ(為替をやっている人はあまり株には興味が無いのかな…)の私の答えは,

「たぶん,どちらを買っても損はしない。モノラインがつぶれると信用社会のアメリカ経済は完全に打ちのめされてしまうからです。どちらかというと,MBIAのほうが米国外保証が多いのでより安全かもしれない。」

でも,上記の理由でAmbacも危なくなったらこういう公的機関が救済するだろうと踏んでいました。ところで,Ambacの格付けを下げたFitch RatingsのHPにはいつも興味深いレポートやニュースが載っていて,特に個別株にも興味がある人は,Corporate FinanceのNewsletterのページの毎週発行のLeveraged Finance Weeklyを見ておいたらいいんじゃないでしょうか。

その他,CDO関連では,

2008 Global Structured Finance Outlook - Economic and Sector-by-Sector Analysis - Amended

Fitch Ratings 1991-2006 U.S. Structured Finance Transition Study

などは全体がわかって良いですね。なお,これらのページはメールアドレスを無料で登録してからログインすると見られます。ダウンロードしてゆっくり読んで見てください。
2008/01/23のBlog
[ 04:26 ] [ ヘッジファンド ]
2007年12月は今から思えば,11月の株安,ドル安の影響から持ち直した(嵐の前の静けさの)月でした。月間で一番成績が良かったのはエネルギーセクターファンドでした。原油が1バレル100ドルを目指していたからです。二番目は下の10種類には示してありませんが,カントリースペシフィックファンドでした。あと,年間を通じてはオプション戦略ファンドが安定していたように思います。

1.モーゲージ組成ファンド 24.05% (最後は利食いしても堂々1位)
2.エマージング市場ファンド 21.85% (BRICSの力で指定席の2位)
3.エネルギーセクターファンド 16.44% (年間を通じて優秀で定位置を確保)
4.オプション戦略ファンド 14.06% (2007年のような年にはリスク限定で着実)
5.テクノロジーセクターファンド 13.51% (11月の影響はまだいえずに5位に)
6.ヘルスケアセクターファンド 11.98% (ディフェンシブ銘柄らしく落ち込まないで6位に)
7.ロング&ショート戦略ファンド 11.38% (時にはショートができて良かったということ)
8.ロングオンリー戦略ファンド 9.68% (安心していられるのも年末まで…)
9.企業買収ファンド 6.44% (買収案件もほぼ終わってイーブン) 
10.ファイナンスセクターファンド -5.83% (結局,浮上できず潜水中)

2007年を象徴するようなモーゲージ証券を売りまくった人たち,BRICSに狙いをつけた人たち,エネルギー関連に投資した人たちがベスト3を占めました。この勢力図が2008年1月から変わってしまうのでしょうか。お楽しみです。

***

さて,私事ですが,週後半から本業の出張であすから本格的な準備に入りますので,木曜日と金曜日は更新ができない予定です。ご了承ください。
[ 01:46 ] [ アノマリー・データ等 ]
22日にFRBが緊急利下げをした関係で,急速に日米金利差が縮まることが予想されますが,この金利差縮小がいっそうの円高を招くのでしょうか。誰もが関心を抱くと思いますので1990年以降の過去のデータを拾いました。(図1)

摘要は以下の通りです。
(米失業率とGDP前期比も入れてあります。)

赤:週足のドル円クローズ
ピンク:FFレート
青:BOJレート
緑:米失業率
茶:米GDP四半期の前期比

ただし,Excelのマクロでネットから自動で拾ってきたので以下の制約があります。
※日本の金利は政策金利ではなくて公定歩合と以前言われていたディスカウントウィンドウレートです。
※同じく簡単に日本の金利を取得できるところが2006年1月以降の更新をやめたのでそれ以降のデータが入力されていません。

これを見ると,アメリカのFFレートが1%だった2003年7月から2004年6月でも(このとき日本はディスカウントで0.1%で政策金利はゼロ),ドル円は120円から104円ぐらいまで変動しています。ドル円が102円を迎えるのは,かえってその後FFレートを2%台まで上げた後です。

なんとなく2001年以降,金利差の遅行指標にドル円レートがなっているようにも思えます(これが俗に言う円キャリートレードに代表される金利相場です)が,2002年も2005年もピークやボトムで1年以上離れてますから,一概にFFレートとドル円レートが短期に連動しているとは断定できないです。それだけ遅れれば世界経済の状況も変わるからです。そして,このたびの2007年では,FFレートの方が先行しているのではなく円高の方が先行しているという逆転現象が起きています。今回は,先に円高が進んでしまった可能性もあるのです。(バーナンキがのろまだったという結論は今のところ下せません。(笑))

また,失業率とFFレートは明らかに逆相関にありますが,FFレートとドル円の関係に相関が無ければ失業率とドル円レートにも相関関係はありません。
2008/01/22のBlog
踏み上げさんが,ここで書いておられることが現実になりました。

http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20080122b.htm

で,0.75%の緊急利下げのリリースが出ています。一時的には株価の上昇に寄与するでしょうが…これで30日にまた0.25%下げると一気に1.00%下げですね。

ところで,さっきからBloombergがつながらないのですが…アクセス殺到ですか?

追記1:
おまけにUSのネット証券の接続も相当遅い。ボードを見たら全面赤色でしたが,10分経って少し戻した模様。昨日が休場だったので,みんな今日の寄り付きで売ろうとしていたことがよくわかります。春山さんが今日のブログで書いているように,先週のどこか(遅くとも17日の午前中までに)利下げすべきだったと思います。そうしていれば,少なくとも金曜日と昨日の欧州市場の下落は緩和されたでしょう。

追記2:
私もBVN:NYSEを先週の(あるいは時間外の直前の)クローズまで戻るかどうかで,いったん売るかどうかを判断します。(結局,金曜クローズより上がったので売りません!)
[ 16:16 ] [ 市場雑感 ]
株も為替も長期トレードを目指すなら,もう少しDucking and Diving(消えていなくなって,潜行すること※)をしたほうがいいかなあと思います。まだ株の底も円の高値も来ていないですね。

為替の短期トレードだけは,ドル円ではなく欧州通貨の対ドル売りなら意味があります。ただし,短期ではエグジットタイミングも大切ですよ。

※注:ちなみにDuckingには,「含み損を一時的に耐え,相場のサイクルが自分の売買タイミングとあってくるのを待ってから浮上する」という意味もあるそうです。Duck(あひる)から来た言葉だと思いますが,そう言えば時々水中に首だけ突っ込んでいますね。(笑)
[ 06:38 ] [ 市場雑感 ]
英国の住宅市場は,米国のそれより大きくなく地域も広範囲ではないため,住宅価格は,下がるときは一気に下がる可能性が高く3ヶ月連続下落だ。

U.K. Home Prices Fell for a Third Month in January (Update3)

ドイツのWestLB州立銀行はやはり損失を出しているようだ。米国のメジャーバンクと異なり,収益源が乏しい中小銀行に資金注入してくれるファンドはあるのだろうか。政府が保証でもしない限りやっていけないのではないか。

WestLB to Post EU1 Billion Loss, Will Raise Capital (Update3)

***

ユーロドルは,1.45ドルをしっかり割ってきた。ポンドドルも,1.94ドル台で週足の雲をつきぬけた。欧州通貨のロングポジションは要注意だ。

クロス円を売っても構わないが反応の速さから,この二つの通貨ペアを監視しておく必要がある。もちろん,円高も同時に進んでいるのでクロス円のショートのほうが利幅は大きい。

ユーロセラーの季節が来た。

追記1:
ちなみにシステムがシグナルを出していないのは,NY時間になって急激に下落度が下がってシグナルが消えてしまったからです。

追記2(22日):
今日の夕方になって,今度はポンドドル・ユーロドルとも下ヒゲをつけて戻している。FRBが緊急利下げを0.75%までやったのですね。それでも,欧州通貨が下落するかどうか見ものだ。

追記3(23日):
丸一日経った感想では,大幅利下げしてもポンドもユーロもドルに対して抵抗し切れていません。弱さが輪番制で循環していく感じです。
2008/01/21のBlog
先週は,小売売上高が低水準だったり,フィラデルフィア連銀景況指数が大幅マイナスだったりと,ドルとっては散々な週でした。(動画職人をしていましたので,完全な後付けの情報であります。ハイ)

ドル円は,106円台の前半で終値を迎えて徳俵が吹っ飛んだ日でしたからなおさらです。先回の予測で言うところの107円を死守できませんでした。これは,もう104円や102円をつけてもおかしくないです。今週の下落幅はちょうど2004年10月のそれとほとんど同じです。その時は,その後3ヶ月かけて最安値101.69円程度まで落ちました。これくらいの期間と下落は想定しておきたいものです。また,非常に値動きが荒くなっていますから,逆指値より107円台での戻り売りのほうが不測の反転に対する損切り額が少なくてよいでしょう。
ユーロドルは,円高の陰に隠れてユーロがドルに対して下落している事実を見逃してはなりません。週初めの予測では,

上値は,1.48ドル台半ばから1.49ドルにかけて売り叩かれると予想され,きわめて重いと思われます。下値は,先週と同じ1.46ドル台半ばでの底堅さが予想されます。

でしたが,上値は1.4922ドル,終値が1.4616ドルなのでまずまずの精度でしょう。今週,1.45ドル台に突入してその後半で踏みとどまれないなら,また1.45ドル割れのおそれが出てきます。1.45ドルを割ったら逆指値で売ります。一方,上値は先週より低く1.48ドル程度と思われます。ポンドも含めて欧州通貨の軟調は明らかですから,1.45ドル台で踏みとどまっても今ユーロドルを買う気は起きません。
ドルスイスは,ドル円と違って髪の毛一枚程度の徳俵のわらが残っているでしょうか。フランはユーロよりリスク逃避の観点からしぶといです。まず,1.10フラン付近でとどまっているなら売りも買いもできずに様子見です。上値は,1.12フランを明確に越えてくることを確認できるなら1.13フラン越えで打診買いして,次に1.15フラン越えで買い増しというようなシナリオです。底を拾うコツは,完全な底など拾えませんので,少量買ってから追撃買いを行うしかないのです。一方,下値は,今のところ1.08フラン台で底堅いと思っていますので,1.08フランを割るまでは売れません。
ポンドドルは,本当に微妙なところで,いったん上昇した後に小幅な陰線で週を終えました。ですので,以下の先週の状況がそのまま当てはまります。

下値がどこで止まるかですが,急激に右肩上がりの一目均衡の雲の中に突入していますから,1.95ドル台で反発するのであれば日柄的に今週か来週が限界です。ぐずぐずしていると1.93ドルには行きそうな気がします。

ですから,今週の早期反発がポンドの失地回復の鍵です。そうで無ければ,1.93ドルは近いでしょう。

ポンド円も先週と同じ予測で,ドル円が反転するまで売り続けましょう。(今週も,ポンド円の図はなし。手抜きというより,取引の少ないクロス円のポンド円自体のテクニカル分析はあまり意味が無いのです。そんなのを見て売買している人の数はたかがしれています。)
2008/01/20のBlog
[ 21:48 ] [ 株式・債券市場 ]
ここで,究極の選択の問題を出すことにします。

Q:あなたは,モノライン(金融保証会社)のMBIA(MBI:NYSE)かAmbac(ABK:NYSE)のどちらかを手持ち資金で買わねばなりません。どちらもサブプライムローンなどの資産担保証券のデフォルト時の保証をしている会社です。あなたならどちらを買いますか。また,その根拠(ファンダメンタルでもテクニカルでも構いません)を挙げてください。残念ながらどちらも買わないという選択や空売りの選択は無いとします。

MBIAの決算発表が1月31日ですので,できれば今週中にコメントでこのゲームの回答をしてください。究極の選択なのでどれが正しいというものはないと思います。このゲームの趣旨は誰もが自分と異なる投資の視点を見つけて今後の参考にするというものです。新しい視点や人一倍の緻密さなどいろいろな特徴のある異なった回答を希望します。コメントでもメール(回答が長い場合など)でもどちらでも構いません。

参考資料:
モノライン保険業界の概要
http://www.dbj.go.jp/japanese/download/br_report/ny/86.pdf

MBIAストラクチャードファイナンスのページ
http://www.mbia.com/strufin/strufin_overview.html
※および同社のIRのページもご覧ください。

Ambacグローバルストラクチャードファイナンスのページ
http://www.ambac.com/gsf.html
※および同社のIRのページもご覧ください。

金融情報誌バロンズの記事:MBIA: Priced for Catastrophe
http://online.barrons.com/article/SB120071150488302379.html



1/27以降〆切後に追記予定(企画倒れにならなかった場合に限る):
年初からしばらくリスク回避のための円高局面が続き,株式市場もニュースに踊らされて一喜一憂している難しい相場です。今ポジションのある人も無い人も,2008年の取引を成功裏に終わらせるために為替相場に対する長期・短期の姿勢を点検しておきたいと思います。

■長期取引の特徴
長期取引で一度売買したら,そのままにしたいという人は多いかもしれません。一見楽に見えて実は長期取引は難しいです。こういう人は,通貨の大まかな割安・割高の流れをうまく掴むことが大切です。天井で売り,底で買いができなくても大きな流れに乗るためには,現状を追認するような売買の方向ではなく,半年後を想像しなければならず本当は難しいのです。加えてそういう予想は当たらないことが多いので,この種の長期トレンドフォロー戦略では,結構なドローダウン(含み益のマイナス方向への減少)を生み出しますので,相応の含み損を一時的に抱えることも想定内である必要があります。具体的に言うと,この戦略をとる人はドル円で言えば,5円ぐらいアゲンストになっても十分耐える必要がありますし,耐えるからには15円程度の利幅も目指さないといけません。(ただし,マイナススワップになる売買ですと長期にわたってのポジション保持は利益の目減りを生み出すのでこの限りではありません。)すなわち,長期保持はマーケットへの参入時間が長いのですからそれだけリスクが高くなります。ですから長期取引であればあるほどレバレッジは小さく(総資金に対するポジションサイズを限定的に)します。ちまたにあふれるFXブログの中には,長期取引を目指しているのに損切りの機会が多すぎて利益を蝕んでいる例も見受けられます。含み損が耐えられないくらいにポジションサイズを大きくしてはいけません。

■中短期取引の特徴
中短期の取引のくくりで分けたのは,長期取引はあまり売買タイミングを考えることなく,経済のファンダメンタルを考慮した通貨の強さで取引を行うのに対し,中期取引になると将来の利幅が長期取引ほど望めないので,マーケットに参入する時点である程度の利幅を確保するような売買タイミングを必要とするからです。中期から短期になるほどこの売買タイミングの正確さはシビアであり,経済のファンダメンタル分析より為替レートのテクニカル分析の要素が強くなります。また,将来獲得するであろう利幅も狭いので,損切りも相応の小さな範囲で行う必要があります。中期から短期に移行し場合によってはそしてデイトレードまでを行う状況なら,なんらかの売買シグナルかサポート・レジスタンスラインをリアルタイムに表示させる手段を持たないとただのギャンブルであることも申し添えておきます。さらに,超短期取引の例外として,経済指標の発表に連動して一瞬で取引し,手仕舞いも行うという方法もありますが,指標発表時にいつもPCの画面を見ていられる人は限定されていますし,マウスクリックによる条件反射の世界ですので,万人にお勧めの方法ではありません。

私が週足で予測しているのは,どちらかというと中短期のスイングトレードを考えるのに向いていますが,こういう分析をするには,やはり人の受け売りではなくチャートを読める訓練とできれば自分でシグナルを作れるだけのある程度のプログラミングスキルを身につけたほうが自信を持ってマーケットに向かえます。一方,ドル円を3年間買い持ちしたいならそんなチャートは無用ですよね。自分で円高だと思ったらレバレッジを大きくせずに黙って買えばいいわけです。

皆さんはどちらの取引が自分に向いているとお考えでしょうか。最初は両方やってみて,自分にあった方法・得意な方法を見つけていけばよいでしょう。でも,いったん長期か中短期か決めたなら,それぞれの戦略に合わない行動は慎まないといけません。例えば,長期取引で耐えられない以上にポジションサイズを大きくするとか,短期取引で売買シグナルを使用しないで勘に頼る(もちろん,その方面の天才がいましてそういう人は例外ですが…),短期取引で含み損を抱えたので損切りせずにそのまま長期取引に移行するなどが上げられます。こういう一貫しない戦略では,トレードの腕は上がりません。

最後に今の相場ではそれぞれの戦略を取る人はどういう対処をするでしょうか。ちょっと想像して見ましょう。

■長期取引:(ドル円を例とすると)もう少し円高が進むかドルが反転するまで様子を見る。今のレートはいかにも中途半端なので休んでいる。通貨の長期的な動向を予測するためには,英語のニュースやブログも含めてあらゆるメディアを利用したいと思っている。
■中期取引:スイングトレーダーにとっては,サポート・レジスタンスラインでの逆張りが利益の源泉なので,相応のチャート分析ツールを使用している。ライン近くで指値を使用することもあるが,ラインをブレイクアウトしたら必ず損切りする。本来なら,ブレイクアウトで逆指値を使いたいが昨今の不安定な相場では騙しにあいやすいので自粛中である。
■短期取引:今の日替わり相場は短期トレードのためにはもっとも都合が良い。サポート・レジスタンスラインより,売買シグナルに基づいた成行エントリが多い。日足以外でのシグナルは寝ている時間帯に出ることもあるので,できればシステムトレードが望ましい。損切り幅はいつも利幅との比で考えるようにしている。超短期の場合はニュースなどには興味が無い人もいて英語はできなくても良い。

自分なりの方法に絶対はないのですが,大体の典型的なスタイルがつかめるのではないかと思います。そして,自分にあったスタイルはどれかわかったなら,必要なスキルもわかりますからその方面の勉強も一生懸命しましょう。最後に物を言うのは自分の確立されたスタイルですから。
2008/01/18のBlog
[ 13:20 ] [ アノマリー・データ等 ]
好きでもなければ毎日経済ニュースを読みたくない,あるいは英語のニュースを毎日読むのは苦痛だという人もいるかもしれません。私もここ2,3日動画職人をやっていましたので,Bloombergを見るのをサボっていました。

こういうときは,リハビリのため通貨市場全体を俯瞰するためには,ドルインデックスを時々参照するのがよいでしょう。また,特定の通貨ペアのみを取引している場合でも,どちらの通貨が安いのかあるいは高いのかを知っておくのに役立ちます。

図1を見てみると,現在のドルの状況は11月のインデックスの最安値74.38から2番底,3番底をつけ,やや回復基調にあることがわかります。これは,ドル円だけで見ると,ずいぶん円高の進んだ1ドル106円-107円台にありますが,ドルは対欧州通貨とくにポンドに対しては,むしろドル高になっているからです。

つまり,今の状況はドル安というよりも円高(ついでフラン高)にあるということです。

金融セクターの4Q決算発表が今週始まりましたが,予想外に損失が拡大したとは言え,そのこと自体が年初からある程度折込済みです。そして,4Q決算発表が最初のところほど,3Qも同様の順番で始まりましたから,発表当時損失を先送りしていた可能性が高いことも了解されています。その後,追随する金融機関は事態の深刻さに気づき,損失先送りの度合いを薄めたからです。バンカメの決算発表などはそういう意味で,今週よりインパクトが少ないでしょう。

円高は全通貨共通に見られる現象ですから,問題は欧州通貨の下落をどう見るかという点につきます。いくつか観察される市況については,

1.米景気の減速感は引き続き経済指標によらねばならない。一方,米当局は景気刺激策および利下げを発表する予定である。
2.4Qの決算発表が進むので,今後はドルの悪材料で出つくし感につながる。
3.英国の住宅プチバブル崩壊のゆくえが不明である。
4.英国および欧州各国の金融機関の4Q決算発表は,2月7日のドイチェ・バンクを筆頭として2月まで待たねばならない。
5.スペインの地価バブル,フランスのユーロ高による輸出不況,イタリアの構造不況などEU各国内に内在する問題が世界中の投資家に対しては表面化していない。

などがあります。こういう市況のセンチメントでは,マーケットはポンドやユーロの下落の口実を探しているといえるでしょう。言い換えればポンドやユーロの買い疲れが生じているのです。機敏なそして賢明なトレーダーはこういう機会にポンドやユーロを売って実際に下落が起きたあとには買い戻すのです。何を言いたいかというと,短期に勝負する人は目先の円高の進行に賭けるでしょうが,中長期トレードを目指す人はおそらくドルと欧州通貨の関係に既に目を向けているということです。

ブームに乗ることは大切ですが,最後に乗る人ははしごを外されます。マーケットの転換点でなるべく早く飛び乗れる人が最後の仕切りも自由度を持ってやれる人です。

「自分がブームの先頭になっている自覚がある時は,自信をもってやりなさい。自分がブームに乗り遅れていると思った時は,休みを決め込むか参加しても早期に撤退しなさい。」私のとある師匠の言葉です。
2008/01/17のBlog
今日は市場ウォッチもせず,Windows Movie Makerをいじって,ちょっとサブプライム問題のパロディ版の動画を作っていました。

原曲となる「砂に消えた涙」(1965年発表)は,初音ミクsingsさんのところで始めて聴いたのですが,日本でも相当な数の歌手がカバーしている名曲なんですね。何度聴いても頭に残ります。

一応パロディ版なのでオリジナルな著作権が発生すると思いますが,関係方面から苦情が出たら即刻削除しますのでお早めにお聴きください。また,巡回ロボットで引っ掛けられても困るので,パスワード付きでここ最新版v1.1を置いてあります。(アカウントはeuroseller,パスワードは小文字のpassです。)

元の歌詞が失恋の歌のようなのでぴったりハマってしまうのですが,サブプライム問題を茶化すことではなくしっかりと直視して,2008年のためにそれを生かしていこうという気持ちで作りました。感想・改善点などをお待ちしています。

01/17追記1:
以下の改善をした旧版v1.0aこちらです。
1.活舌の悪いところの歌詞を一部手直し
2.下落は赤色だと言う指摘で歌詞を変更
3.画像をきれいなものに少し入れ替え
4.間奏部分にコメントを追加

01/17追記2:
v1.0aでは最後まで暗くてスカッとしなかったので,v1.1では間奏後のエンディングを将来に希望を持たせるように変更しました。

01/18追記:
EURO SELLERの動画職人のページに公開ファイルのリストを掲載しました。
2008/01/16のBlog
今はドル円が106円台まで突入したようですが,月足で見ると2004年から2005年にかけて101円後半ぐらいになっています。その前は,1998年から1999年の今年と似ている円高の流れの戻しが反動して訪れたちょうど約11ヵ月後の1999年から2000年にかけての101円前半になっています。

こうしてみると,1ドル110円以下の円高の周期はだいたい3年ないし4年で訪れています。

また,110円以下の期間を調べてみると,

【1999年-2000年】
1999年9月から2000年11月までのおおむね15ヶ月

【2003年-2005年】
(途中の115円を越えなかった戻しを含んで)
2003年10月から2005年5月までのおおむね20ヶ月
2005年6月にはユーロ憲法の否決があり,米ISM景気指数が完全に回復基調を示したときでよーく覚えてます。

【2008年】
「今月は始まったばかりで,2009年春(15ヶ月経過後)までは戻しはあっても115円は越えられない。」と,あてずっぽうで予想すると,2008年の日経平均にはまったく期待できないですね。円高になるということは外国人投資家にとって日経平均の下落を相殺するドル建てでの割高感を感じさせるからです。

この円高継続の流れを早期に断ち切るものがあるとすると,それは他通貨の下落というイベント,具体的にはユーロ憲法の否決のような決定的なカタリストが必要です。

ドル円の長期ロングを狙っている人はベストの買いタイミングを探すために,既に保有している人は手仕舞いできるタイミングを探すために,ある程度長いスパンで考えてください。『それでも人生は続く(※1)』のです。

※1:これは,イビチャ・オシムやトレゼゲ("La vita continua")などが困難(敗戦やPK失敗)に直面したときに使っていた言葉です。特にサッカー関係者に多い言葉かな。ちなみにオシムは,『リスクを負わなければ何も得られない』とも言っています。まるで,トレーダーのようですね。
U.S. Economy: Retail Sales Drop as Expansion Falters (Update2)

シティの損失計上についてはある程度折込済みだったと思いますが,こちらは想定外の低下です。足をかけた徳俵が浮いてはがれてしまいましたか。(笑)

米12月小売売上高(前月比): -0.4% [予測値+0.0%,前月+1.0%]
米12月小売売上高(前月比/除自動車): -0.4% [予測値-0.1%,前月+1.7%]


まあ,2007年一年間では4.2%プラスなので,直ちに停滞ではないですが,2006年には5.9%プラスの売り上げでしたから大きな減少傾向です。

ドルスイスはまだ踏ん張っていますが,ドル円はとうとう106円台をつけました。米国市場・日本市場ともこの円高で下落は継続するでしょう。

Everyone Loves Yen in Subprime World of Slowing U.S. (Update4)
この二番目の記事でも1999年以来の下落だと書いていますが,そういえば,そういう話を私も昨年書いていました。

【定点観測】1998年vs2007年金融経済月報

うすうす感じていたことが現実になったということです。某HPで,「円はラスト・リゾートだよ」と同時期に書き込んだことがあるのですが,どの国もサブプライム損失のおそれがあり,みんなが円を好んでいるという構図です。今回初めて,みずほコーポレート銀行がメリルへの出資を引き受けるというニュースがありましたが,円が救済される側ではなく救済する側の通貨と言うことも象徴的なことだと思います。
投資家のリスク回避傾向は株式の選別でも明らかです。ダウが200ポイント以上下げている中で,フレディマック(FRE:NYSE)の下落は図のように微々たるものです。

円が好まれると,輸入物価が安くなれば良いのですが輸出企業にとってはマイナスであり,対外投資意欲の面では現金を抱え込もうという投資家の傾向が顕著になりますね。我々は超円高でまたキャリー取引が再開できるときをじっくり待つか,この円高についていくかの選択を迫られます。