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EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ
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2008/07/30のBlog
ドル円:108円越え
ユーロドル:1.56ドル割れ
ドルスイス:1.04フラン越え


これらは全て,原油価格の1バレル121.60ドル割れと同じ流れで,ドル高方向に動いています。特に6月5日の原油価格の同レベルのサポートを完全に割ると,このドル高の動きはますます加速します。(図)あと,サイコロジカルには120ドルの大台割れも節目でしょうし,5月2日の111.60ドルあたりからの買い上がりを投げさせれば,110ドルも割るかもしれません。

ドルショートの場合: どこまで踏み上げられたら(ユーロドルの場合は下落させられたら)手仕舞いするか決めておいたほうが良いでしょう。
ドルロングの場合: 現在のポジションを維持してください。ただし,ポジションをさらに増やすほど勢いがあるわけではありませんので,さらに100PIPS以上のドル高になるまで待ちましょう。
2008/07/28のBlog
最近の水野日銀審議委員の弱気ぶりは,一年前の利上げ発言のころとは雲泥の差です。日本経済の景気減速のせいでしょうか。それとも世界的な景気後退の影響でしょうか。それとも… 北島三郎の「与作」の替え歌でそんな水野審議委員を歌います。

(水野)温氏[あつし] v1.0a
先週は,先々週から続いた原油価格の最高値から20ドル以上も続いた下落に加えて,金曜日の米経済指標が思ったより良かったことからドルが強い地合いでした。

ドル円は,108円を突破に行ったのですが3週連続で跳ね返されました。市場の薄さを利用して効果的な防戦売りなどがなされているのだと思います。今の勢いからすると,もちろん経済指標や原油相場にも影響されるものの,6月25日の高値108.41円および6月16日の高値108.57円突破を目指して,今週の上値は109円直下程度とします。一方,下値は106.50円あたりで何らかのサポートが入ると予測します。
ユーロドルは,原油価格の下落と強い相関で下落しましたが,木曜日の安値1.5628ドルが週最安値となりました。こちらも相当な押し目買いにサポートされたのでしょう。ただし,ユーロドルの場合は取引量が多いために明確な防戦買いではなく,自然に出来上がったコンセンサスから来るサポートラインであると考えられます。今週はいったんは1.56ドルの下抜けトライをすると思いますので,今週の下値は1.5500ドル程度と見ます。一方,戻り上値は原油価格の下落が反転しない限り1.5800ドルで止まると予測します。
ドルスイスは,当然ながらユーロドルの下落の逆相関の上昇を見せました。ドル円と同じように1.04フラン近くで防戦売りにあったのですが,いったんは少しだけブレイクしました。先週の上がり具合から見て,6月23日の高値1.0492フランおよび6月16日の高値1.0518フラン突破を目指して,今週の上値は1.0530フラン程度とします。一方,下値は1.0200フランが底堅くて,さらに下がっても1.0150フラン付近でしょう。

引き続き,為替市場の市場の薄さが観測されるでしょう。そういう時期には,防戦売り・防戦買いに相当する機関投資家の手口が有効に働きますが,一方で,サポートラインやレジスタンスラインをブレイクアウトすると,ストップの多さ(夏休みに行くための裁量トレードのストップおよびシステムトレードの機械的な損切り)によってより高いボラティリティが観測されることになります。
2008/07/25のBlog
Orders for Durable Goods in U.S. Unexpectedly Advance (Update1)

6月耐久財受注: 0.1% -> 0.8%(予想:-0.3%)
※輸出が好調なために,予想外の上昇の様子

New-Home Sales in the U.S. Fell 0.6% to 530,000 Pace in June

6月新築住宅販売件数: 533K -> 530K(予想:505K)
※減少したように見えるのは5月分の上方改定値のせい。住宅も安くなって予想外に売れている様子

あっという間に昨日のドル安分は取り返した感じです。ドルスイスの1.0400フランが一寸破れました。ユーロドルがどうなるか見ものです。
2008/07/24のBlog
[ 23:51 ] [ FX(為替)市場 ]
既に2週前の予測で提示しているレジスタンスライン

ドルスイス:1.0400フラン
ドル円:108円


越えが今週実現するならついていかないといけませんよ。完全な上抜けはそれぞれさらに200PIPS上にありますが,これらのライン越えはそれなりのサポートラインとなって短期にはしばらく残りますからね。

追記07/25 3:40:
中古住宅販売数も落ち込んだままでしたね。今週は,上記のライン越えはちょっと無理かもしれません。だとすると,いったんはドルの反落を念頭においておいたほうが良いです。
GSEの政府による救済プランもポールソン財務長官の根回し&精力的な活動のおかげで議会を通りそうです。NY株式市場はそれなりに回復しています。ハリケーン・ドリーも横道にそれたようで,原油もいったんサポートラインを割る程度に反落しています。懸案となっている金融セクターの2Qの決算発表も終わったので大きな変動要因はひとまず終了です…。

市場は薄商いの中で今までの極端さをゆり戻そうとしています。

■ ポジションがない人: ノーポジで夏休み
■ ドルスイス1.00フラン台とかドル円102/103円台でドルを買った人: ポジションそのままで夏休み
■ 先週から今週にかけてドルを売って持ち越した人: 残念ながら市場が薄いときには思わぬドル高になる可能性があります。必ずストップをつけて夏休み

それにしても暑いですね。これでは,各種中銀のワーキングペーパーなど難しい資料を読んでも頭が受け付けません。(ーー;) 相場や投資のことは少し忘れてリフレッシュしたほうが良いようです。
2008/07/23のBlog
Lehman Fault-Finding Points to Last Man Fuld as Shares Languish

創業者の3兄弟の一人であったエマニュエル・リーマンの言葉やリーマン・ブラザーズの経営危機の変遷とともに,投資銀行が商業銀行に比べて

■ 近年,リスク指向でトレーディングを中心に利益を上げてきたこと
■ その一方で,顧客の預金と言う現金の支えがなく金融危機にはめっぽう弱いこと

を記述しています。その長い長い記事の中では,他にもどのように失敗に踏み込んで行ったかや警告を発していた社内の幾人かの声が取り上げられなかったことなども記述しています。もう一度,地に足の着いた経営になるようにリーマンおよび投資銀行業界は猛省を促されることでしょう。現CEOであるリチャード・フルドおよびヘッジャーとして頭角を現してきたCOOハーバート(バート)H. マクデイド3世のリーマン再建への道はこれからも長く続きそうです。

一方で,こういう総括が記事に出る時点である程度パニックは終わったかなとも思わされます。本当のところはどうなんでしょう???
2008/07/21のBlog
[ 20:15 ] [ ヘッジファンド ]
6月までのヘッジファンドの成績の推移を確認する時期になりました。

6月は3月以来のパフォーマンスの悪さでした。まず相場急落の影響をもろに受けてロングオンリー戦略ファンドが最悪でした。以下,悪い順に金融不安再燃のファイナンスセクター,陰りの見えたテクノロジーセクターおよびエマージング市場と続きました。それなりにヘッジをしたロング&ショート戦略ファンドと大きな案件のない企業買収ファンドはイーブンに近いマイナスです。一方,悪いなりにトップを維持したのはエネルギーセクターで,以下僅差でヘルスケアセクター,オプション戦略,モーゲージ組成ファンドまでがプラスです。

1.エネルギーセクターファンド 1.69% (反転の兆しがあるが,以前の貯金でプラス)
2.ヘルスケアセクターファンド 1.27% (手堅いディフェンシブ性を発揮)
3.オプション戦略ファンド 1.26% (リスクを最小限に抑える戦略は今年向き)
4.モーゲージ組成ファンド 1.18% (住宅市場は何とか持ち直すのかどうか)
5.企業買収ファンド -0.93% (案件が少なく儲けにつながらない) 
6.ロング&ショート戦略ファンド -1.90% (ヘッジをしてもプラスに転じず)
7.エマージング市場ファンド -3.01% (息切れどころかインド市場の下落の影響大)
8.テクノロジーセクターファンド -3.66% (期待はずれの決算の傾向が反映)
9.ファイナンスセクターファンド -4.94% (軒並み暴落の影響)
10.ロングオンリー戦略ファンド-7.11% (下落相場に抵抗できず)

なお,上の10種類には出てきませんが,

ショートバイアスファンド:7.78%
マーケットタイマーファンド:4.61%
通貨を含む商品先物ファンド:3.26%

がYTDで好調を維持していますので,長期ではなく短期にポジションを持ち,下落にも売りから入っているファンドが成果を上げているようです。毎月,日替わりで相場のクライメイト(天候)が変わっていますから,買いから入る場合はディフェンシブに行くかオプションに逃げるしか当面の解決策はないかもしれません。
2008/07/20のBlog
あすの休みの準備で忙しいので,本日は休日(手抜き)モードです。

先週は,FNM・FRE騒動およびメリルリンチ等の金融セクターの決算で株式市場は大きく下げた週でしたが,為替的には行って来いで元の基準に戻ってしまった週でした。オイルも8月物の期限が来たのでそろそろ売られ始めたというところでしょうか。

ドル円ですが,水曜日に103円の後半まで落ちましたが,その後ゾンビのように復活し,週足終値は106.93円で終了しました。週初めの下値予測105円を割ったときには一瞬どうなるかと思いましたが,1円の台替わりでちゃんとサポートが入っていますから,104円を割ってもあまり心配しませんでした。下ひげが長かったのですが週足が陽線で終わり,次は上を目指すのかもしれませんが,先々週に108円を越えられなかった事実は大きいです。また,メリルとCitiの決算が終わったので,それほど下値の不安もないと思います。よって,今週の下値は105.50円と先週の下値予想より引き上げます。また,先々週の107円台後半からの売り手が強烈なので,上値は108円直下で止まると予測します。(これは先々週の予測と同じです。手抜きかも…)
ユーロドルは,1.60ドルを越えたのですが,その後,原油が反転したことが大きいですね。バーナンキ議長の議会証言で景気減速発言が将来の需要減の思惑を呼び,反落するとは何が幸いするかわかりません。今週,あまり目立って報道されなかったものにMartinsa-Fadesaというスペイン史上最大の不動産開発業者(住宅・ホテル・ショッピングモール・ホテルの帝国)がEUR51億の借金を借り替えられずに潰れてしまったニュースがあります。これは,借金を原資にして不動産バブルの拡大路線を突っ走った企業の結末でした。

スペイン・アイルランド・デンマークは不況の瀬戸際にあります。ECBの現在の姿勢がオーバーキルになる心配に加えて,原油が下がればユーロを押し上げている一方の要素がなくなりますので,思わぬ展開には注意しましょう。ただし,不測の事態がなければ今週の下値は1.56ドル程度で止まると予測します。また,上値は1.60ドルで再び蓋がされ近づくにつれて戻り売りに見舞われるでしょう。
ドルスイスは,再びパリティかという瞬間もありましたが,根気よく3日連続戻して,堂々の1.0220フラン回復です。ドルスイスはユーロドルに連動する部分もありますが,先週初めに書いたように1.01フランや1.02フランの壁は頼りにならないことも分かったでしょう!?今週の下値は1.01フランと予測し,一方,上値は1.04フランを越えられないと予測します。(これは先々週の予測と同じです。だって先週が特別だったのですから。これも手抜きかも…)

今週はもうディーラーたちは夏休みですかね。あまり動かないと見て,逆張りかスキャルピングで細かく取っていくのが良いかもです。上にも下にも一方的にベットできない週でしょう。
2008/07/18のBlog
U.S. Stock-Index Futures Rise After Citigroup Beats Estimates

Citi Posts Smaller-Than-Estimated Loss on Writedown (Update2)

損失予想が36.7億ドルで,実際には25億ドルだったから株価が上がるというのも低位レベルの議論ですが,株や為替は決算発表や経済指標の事前予想との違いで反応し,絶対値に対する反応でないことに注意してください。

JPM,Wells Fargo,Citiと予想より良い決算が続きました。あとは,(日本時間の22時ごろからが見ものですが)原油が4日続落となれば,今週はドルにとって「終わりよければ全てよし」の週であったといえます。

皆さんがドル円の押し目を拾われたのであれば,よほどのことがない限り107円半ばで失速すると思われますので,いったん利益確定して週末のポジションを持たないようにするのもお勧めです。